JP2005213309A - 食用油の再生方法と再生装置 - Google Patents

食用油の再生方法と再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005213309A
JP2005213309A JP2004019304A JP2004019304A JP2005213309A JP 2005213309 A JP2005213309 A JP 2005213309A JP 2004019304 A JP2004019304 A JP 2004019304A JP 2004019304 A JP2004019304 A JP 2004019304A JP 2005213309 A JP2005213309 A JP 2005213309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edible oil
oil
group
adsorbent
regeneration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004019304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5146864B2 (ja
Inventor
Seiichi Manabe
征一 真鍋
Yasutake Nakagawa
保武 中川
Kenji Sasaki
健児 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2004019304A priority Critical patent/JP5146864B2/ja
Publication of JP2005213309A publication Critical patent/JP2005213309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5146864B2 publication Critical patent/JP5146864B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/74Recovery of fats, fatty oils, fatty acids or other fatty substances, e.g. lanolin or waxes

Landscapes

  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

【課題】
使用後の食用油を再生し、食用油の使用期間を延長し、廃棄油の排出をおさえる。再生処理を食用油の使用現場で、簡単、安全に処理するための装置を与える。
【解決手段】
使用後の食用油にA,B,C群の吸着剤より少なくとも1種選定された合計3種以上の吸着剤を混入し分散下で吸着処理する。処理後濾過により吸着剤を除去する。この吸着処理部と濾過部とを着脱可能なカートリッチ化することにより装置を食用油使用現場に設定可能になる。
A群;セピオライト,酸化カルシウム,珪酸カルシウム,水酸化カルシウム,キチン,キトサン,ジエチルアミノエチルセルロース,水酸化アルミニウム,
B群;活性白土,活性アルミナ,珪藻土,シリカゲル,ゼオライト,アルギン酸,酸化セルロース,カルボキシメチルセルロース,シリカアルミナゲル,
C群;活性炭,活性炭素繊維,セルロース微粉末,ナイロン極細繊維,オリエステル極細繊維,グルコマンナン微粉末
【選択図】図1

Description

本発明は天ぷら等の揚げ物用に使用された食用油を再び同一目的用の食用油に再生する方法および該方法を適用したカートリッチ型の再生装置に関する。
家庭用あるいは業務用で天ぷら等の揚げ物用に利用される食用油は年間国内で250〜300万トンである。その内50〜100万トンが廃食用油として排出される。一部の廃食用油に対して軽油、石鹸、堆肥、飼料等のカスケード型のリサイクルが試みられている。しかし大部分は一般廃棄物として焼却処分されている。ただし、カスケード型のリサイクル品は価格と機能との両者で同種の新品に対して劣るためこれらが市場に流通する状況にはない。このような廃食用油の廃棄量をへらすことは環境対策・資源対策としての社会的寄与が大きい。それのみでなく、新油の使用量の減少により営業的にも寄与する。そのため従来より廃食用油を再び食用油に再生する多くの方法が提案された。なお再生処理は直接的には再生油の作製よりは食用油の使用可能期間の延長手段としての面で実用的には利用される。
濾過装置によって揚げかすや約0.1mm以上の微粒子を除去して油の透明度を上げることにより、食用油の使用期間を延長している。揚げかすを除去することはその後の油の変性を抑える効果はあるが、変性後の油を再生することにはならない。
使用後の油を再生する方法として従来提案された方法は吸着剤の利用である。吸着剤として、シリカ・マグネシウム系ゲル、珪藻土、セピオライト、活性炭、クリストバライト、活性白土、キトサンゲル等である。これらの吸着剤を単独または複数組み合わせて油の脱色と酸価値の低下で、吸着処理効果を確認している。単独の吸着剤では脱色効果と酸価値の低下とを同時に満足するのは困難である。そのため複数の吸着剤の組合せが必要である。しかし組合せの種類も多く、その処理効果についても系統的な傾向は明らかでない。複数の吸着剤の組合せの根拠も不明で、当然、吸着剤の組合せとその効果についても系統的な傾向は明らかでなく試行錯誤の状況にある。現在までに提案された吸着剤の組合せ数は2種類の吸着剤の組合せが大部分である。得られた効果として脱色効果が中心である場合と酸価値低下効果が中心である場合とのいずれかである。同時に両効果を実現する組合せは明らかにされていない。脱色効果のみを目的とした処理方法として光触媒炭を固定した濾過材が知られているが、この場合、酸価値の低下は期待できない。
食用油の使用時に特定のセラミックを投入したり、紫外線を照射したり、あるいは高電圧を負荷して食用油の劣化を防止する方法も提案されている。これらの方法は酸化・還元反応による脱色効果を期待した処理といえる。上記のいずれの処理方法でも再生油の粘度に注目したものはなかった。
特開2003-041288「食用廃油の再生処理剤および再生処理方法」アルカリキトサンゲルビーズと活性炭とを吸着剤として食用油に分散処理後、吸着剤を除去することにより遊離脂肪酸を除去することによる再生方法。 特開2001-335793「食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法」活性白土のほか種々の金属酸化物、金属水酸化物を脱酸剤として分散処理後、脱酸剤を除去することにより酸価を3以内に再生する方法。 特開2002-194382「食用油の劣化防止、再生剤及び揚げ物食品調理方法」食用油に特定のセラミックスを投入し、調理することにより利用温度を低下させることが出来る。これを利用して劣化を防止することを特徴とする処理方法。 特開2002-159809「食用油の再生用フィルター」濾過基材に固定した光触媒炭の作用によって油を脱色させる再生フィルター。 野田哲著「食用油脂―その利用と油脂食品―」幸書房2000年
本発明では天ぷら等で一度使用された油を再び天ぷら等の食用油として再生する方法および再生装置を提供することを目的とする。この目的を達成するには食用油の劣化で生じる現象を明らかにし、その結果として生じた劣化物質を使用後の油中より取り除き油を再生する方法及びその再生処理を油の使用現場で実施できる装置を提供する。
食用油を用いて天ぷら等を行った際の油の劣化機構をガスクロマトグラフィ,赤外吸収スペクトル,紫外可視分光スペクトル,粘度測定,中和滴定法で検討し、さらに一般評価項目(過酸化物価,酸価,ヨウ素価,カーボニル価)を測定した。その結果劣化は3種に分類される現象が独立に進行しているとして整理される。すなわち(1)着色度の進行(2)粘度の増加(3)酸価値の増加である。これらの3種は劣化の進行と共に常にすすむ。高温長時間の加熱は(2)の増加が確実に進むのに対し(1)、(3)の進行には加熱とどのような種類の天ぷらをつくるのかにも強く依存する。
従来の吸着処理による天ぷら油の再生評価は上記の(1)と(3)の効果に対してなされていた。そのため(2)の進行を止めさらに粘度をさげる吸着剤での処理がなされていない。このことがおそらく原因して再生効率が良くない。逆に着色度を低下させる処理により粘度が上昇することもある。食用油の再生度を定量的に表現するには温度履歴を反映する粘度が最も適する。粘度は濾過工程での濾過性を支配する因子で再生処理工程では重要な物性値でもある。
本発明では再生効果を表現するのに粘度を中心として(1)式にしたがって再生効果を定量化した。
粘度換算再生率(%)=(使用後の油の粘度−再生後の油の粘度)/(使用後の油の粘度−新油の粘度)×100(1)
粘度換算再生率、着色度および酸価値の3種の特性値より再生処理効果を定量化した。なお紫外吸収スペクトルで270nmおよび231nmの吸収の大きさも劣化の進行を示す全体的指標として利用した。
上記の指標により再生度を評価した結果(1)濾過を強化するとろ液の透明度は増加する。しかし平均孔径15〜75nmの膜でのろ液では着色度と酸価値の平均孔径依存性が認められず着色原因物質および酸価値を高める成分は油中に分子状に分散しそれらが会合体をつくり微粒子化する傾向はない。ただし粘度を上昇される成分の一部は平均孔径35nm以下の膜で除去できる。
(2)吸着剤の効果の傾向は以下の3群に分類される。すなわちA群;セピオライト,酸化カルシウム,珪酸カルシウム,水酸化カルシウム,キチン,キトサン,ジエチルアミノエチルセルロース,水酸化アルミニウム,B群;活性白土,活性アルミナ,珪藻土,シリカゲル,ゼオライト,アルギン酸,酸化セルロース,C群;活性炭,活性炭素繊維,セルロース微粉末,ナイロン極細繊維,グルコマンナン微粉末
天ぷらにする材料によって使用後の油の着色度、粘度、酸価値は変動する。吸着処理伴う効果は吸着剤の特性によって異なる。すなわち天ぷら材料と吸着剤との最適な組み合わせが存在すると考えられる。(A),(B),(C)群のそれぞれに属する吸着剤の3種を組み合わせた吸着剤の3種を組み合わせた吸着剤による吸着処理では天ぷらの材料に依存せずにほぼ万能的に効果があることを発見して本発明に至った。
使用後の天ぷら油に対して前記吸着剤のうち(A),(B),(C)群のそのものに属する吸着剤を一種以上(合計3種以上)を用いて処理し、処理後濾過により該吸着剤を除去することによって粘度換算再生率を10%以上達成することを特徴とする再生処理方法とその処理装置を本発明では与える。吸着処理の際、吸着剤は天ぷら油中に分散している。分散させることにより吸着効果は高まるが、吸着剤は除去するのに使用する濾過材に特別な工夫が必要である。
A群からはセピオライト,キチン,キトサンをB群からは活性白土,活性アルミナ,シリカゲル,C群として活性炭,活性炭素繊維,ポリエステ極細繊維から装置し、かつ微粒子状の吸着剤の場合には粒子径が10ミクロンメートル以上で作製された吸着剤が特に脱色、粘度減少効果が著しい。シリカゲル内部の孔の平均径としては10nm以上の場合脱色効果の点で好ましい。これらの吸着剤の総量は処理対象の油の重量の1〜20wt%使用すべきである。吸着剤が多い程再生処理の効果は大きいが再生後の油量の減少および次の工程での濾過への負荷が大きくなりすぎる。また吸着剤が少なすぎると油の再生が不十分である。さらに好ましい吸着剤の使用量は2〜5重量%である。
吸着剤の処理温度はその効果と処理対象の点から80℃〜140℃が好ましく濾過材としては再生セルロースの不織布で目付けが50g/平方メートル〜200g/平方メートルが除去性能と濾過速度の観点から望ましい。不織布を重ねる枚数は吸着剤の形態で決定されるが3枚以上必要である。粘度換算再生率をさらに高めるにはハイドロサルファイトナトリウムを30ppm以下の濃度で添加すると良い。ハイドロサルファイト自体は油にほとんど溶解しない。
また本発明では上記の吸着処理後に吸着剤を除去する濾過部をもうけ、共に同時または別々に着脱可能なカートリッチ型の処理装置を与える。吸着処理部の体積は処理対象油の体積の1/10〜1/100である。この範囲により大きすぎるとカートリッチの取替え時の油の損失が大きくなり、小さすぎると再生効果は低下する。カートリッチ部は吸着処理部と濾過部とは分離して着脱可能にすることにより濾過部と吸着部との取替え頻度を独立に設計できる。再生度をモニターするためにカートリッチ型の処理装置の回路の一部にサンプリング回路をつくりこの回路の内部にガラス球を挿入することにより簡易の落球粘度計を装着することができる。
濾過の際の膜間差圧は負圧とすることにより食用油がカートリッチ外部への噴出を防止できる。この圧力に耐えるためにカートリッチ部の基本構造は円筒状のモジュールとしこれが複数本組み合わせた形が好ましい。使用後の再生前の油を本装置へ流入させるための動力として送液用ポンプあるいは水柱ヘッド差がある。後者の場合濾過が正圧下で行われるので油もれ等の安全対策が必要となりこの場合でも膜間差圧は1気圧以下である。本装置への流入前に金属メッシュあるいは不織布等よって大粒子(直径1mm以上)成分をあらかじめ除去されていることが必要である。
吸着剤として活性炭を利用する場合、食用油中での分散状態での処理では活性炭は微粒子化することが多い。この場合には不織布を利用した濾過では吸着剤の一部がろ液中にろ出して、再生油が黒ずむことがある。これを防止するには活性炭をあらかじめアルギン酸等の多糖類によって活性炭表面を薄くコーティングして粒子が微粒子化するのを防止することができる。また3種以上の吸着剤を同時にするのではなく最初に活性炭で処理し、その後、A群またはB群の吸着剤で処理し、この処理によって微粒子状の活性炭を除去することもできる。
使用後の食用油の本発明方法の処理を行うと着色度の減少、酸価値の減少と粘度の低下がおこり、すべてが新油の値に近づく。紫外線スペクトルの結果においても270nmおよび231nmの吸収強度が新油に近づき、食用油の劣化状態が新油へと再生する。そのため再生油を天ぷら油として再使用可能となる。業務用天ぷら油では新油をつぎ足しながら10日程度連続使用している。この場合新油のつぎたし量が天ぷら油の4割だとすると粘度換算再生率が40%以上の場合は再生油と新油との組み合わせで連続使用が可能な天ぷら油の再生システムが理論上可能である。
本発明方法を具体的に適用するのに吸着部と濾過部とで構成された着脱可能なカートリッチ化することにより、天ぷらを揚げている現場で簡単に安全に再生処理が可能となる。また通常濾過部の目詰まりが進む場合が多いが、この場合には濾過部を取り換えるのみで再生処理を続けることが可能となる。再生率が低下すると吸着部を手軽にかつ安全に交換することが可能になり現場での作業時間を短くすることができる。
図1に本発明の実施形態の具体的な例を示す。1日での天ぷらが終了し、天ぷら油の温度が120℃になってから送液ポンプのスイッチが入る。使用後の油中に浮遊する食材残をプレフィルターで除去後、本発明カートリッチに入る。本発明カートリッチは吸着部、濾過部と粘度測定部で構成される。吸着部には活性炭,活性白土,セピオライトの順に設置されている。吸着剤の総量は食用油の3重量%である。それぞれの吸着剤は処理すべき油中に分散している。濾過部は目付100グラム/平方メートルの再生セルロースを5機重ねて袋状にして袋の内部から外部へ濾過される。濾過後の再生油は粘度測定部でその粘度を測定し、あらかじめ設定した値以下であることを確認してフライヤーにもどされる。
図1のフライヤーに白鮫油30リットルをいれ、温度を180℃に加熱する。180℃で5時間一定温度に保つ。その間トンカツ、ごぼう天、ハンバーグ、チキンナゲット、白身フライ、コロッケ、エビフライ、キス天、野菜(ピーマン、ナスビ、タマネギ、ニンジン、シイタケ、カボチャ、かき揚)をつくる。5時間後フライヤーを消火し、120℃になって図1の送液ポンプを運転した。本発明ではカートリッチ部には活性炭200g、活性白土400g、セピオライト300gを封入し、それぞれの吸着剤は目付100g/平方メートルの再生セルロース不織布の袋内に充填した状態にある。吸着剤はあらかじめ180℃で1時間空気中で熱処理を受けている。濾過部は目付100g/平方メートルの再生セルロース不織布を5枚重ねてプレス加工して点状の圧着をした布状物を袋状に仕上げ、吸着処理後の油を袋の内部より外部に向けて濾過した。濾過速度は250ml/分であった。粘度換算再生率は45%であった。
吸着処理の直列で油中にハイドロサルファイトナトリウムを0.5g混入しさらにろ過部の不織布内に50gキトサンを封入させて実施例1と同様に再生処理した際の粘度換算再生率は50%であった。
現在、業務用の食用油では新油をつぎ足すなどして繰り返し使用されており使用期間は10日間に及ぶ成分もある。また最終的には油を炒め物にしたりする。本発明の再生方法を採用すれば食用油の長期の使用が可能になる。業務用として使用する場合、再生率を40%以上にすれば廃油が事実上なくなり、見掛上連続使用の状態になる。また廃食用油の発生が極小化し、食用油の使用現場での作業が簡素化される。本方法は家庭用としても適用できる。
食用油の再生装置の構造図である。A図はシステム全体の食用油の流れ図を示す。B図は本発明カートリッチの模式図である。
符号の説明
1;フライヤー,2;食用油,3;油中の浮遊物を除去するプレヒルター(金鋼など),4;本発明カートリッチ,5;送液ポンプ,6;フライヤーからのドレイン回路,7;処理後の再生油のリターン回路,8;吸着部,9;濾過部,10;粘度測定部,11;三方コック,12;二方コック,13;ドレイン回路,14;粘度測定部からのドレイン回路

Claims (4)

  1. 天ぷら油として使用後の食用油に下記A群、B群、C群のそれぞれから少なくとも1種選定された合計3種以上の吸着剤を分散させ吸着処理後、濾過により該吸着剤を除去することを特徴とする食用油の再生方法と該再生方法を取り入れた食用油の吸着処理部と濾過部とで構成された着脱可能なカートリッチ型の再生装置。
    A群:セピオライト、酸化カルシウム、珪酸カルシウム、水酸化カルシウム、キチン、キトサン、ジエチルアミノエチルセルロース、水酸化アルミニウム。
    B群:活性白土、活性アルミナ、珪藻土、シリカゲル、ゼオライト、アルギン酸、酸化セルロース、カルボキシメチルセルロース、シリカアルミナゲル。
    C群:活性炭、活性炭素繊維、セルロース微粉末、ナイロン極細繊維、オリエステル極細繊維、グルコマンナン微粉末。
  2. 請求項1の吸着剤においてA群としてセピオライト、キチンおよびキトサンを、B群として活性白土、活性アルミナおよびシリカゲルを、C群として活性炭を選定し、吸着剤のそれぞれの粒子径は10ミクロンメートル以上であり、吸着剤の使用量は該食用油の重量の20%以下1%以上であり、濾過材は再生セルロースで構成されていることを特徴とする食用油の再生方法とこの再生方法を採用しかつ粘度測定部を装備したカートリッチ型の再生装置。
  3. 請求項1および2の吸着剤は処理油の重量の2〜5%であり、処理温度が80℃〜140℃であり、かつフィルターとして、目付け50g/平方メートル〜200g/平方メートルの再生セルロース不織布を3枚以上重ね合わせた袋状物を用いたことを特徴とする食用油の再生方法とこの再生方法を採用して吸着部と濾過部とを分離させた円筒状のカートリッチ型の再生装置。
  4. 請求項1,2および3において、ハイドロサルファイトナトリウムを30ppm以下の濃度で添加することにより還元反応をさせることを特徴とする再生方法と再生装置。
JP2004019304A 2004-01-28 2004-01-28 食用油の再生方法と再生装置 Expired - Fee Related JP5146864B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019304A JP5146864B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 食用油の再生方法と再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019304A JP5146864B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 食用油の再生方法と再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005213309A true JP2005213309A (ja) 2005-08-11
JP5146864B2 JP5146864B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=34903555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004019304A Expired - Fee Related JP5146864B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 食用油の再生方法と再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5146864B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143525A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Tomita Pharmaceutical Co Ltd 劣化食用油用再生剤および劣化食用油の再生方法
WO2008054228A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-08 Due Miljø As Method of oil purification, and uses thereof for food and feed
US20110183053A1 (en) * 2008-10-03 2011-07-28 Dag Arntsen Process for removal of contaminations from organic oils
JP2012050563A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Duskin Co Ltd フライヤ用油浄化装置及びそれを用いたフライヤ
KR101123150B1 (ko) 2009-07-09 2012-03-20 이용식 식용유 정제장치 및 방법
WO2013025838A1 (en) * 2011-08-15 2013-02-21 Porous Media Corporation Process and apparatus to remove oxidation products from used oil
CN103506076A (zh) * 2013-09-18 2014-01-15 昆山威胜干燥剂研发中心有限公司 一种新型导电性矿物二氧化硅片状干燥剂及其制备方法
CN104014315A (zh) * 2014-06-06 2014-09-03 黄淮学院 一种巯基苯氨基硫脲壳聚糖改性沸石及其制备与应用
CN104673492A (zh) * 2015-02-06 2015-06-03 中国农业科学院油料作物研究所 一种物理吸附制取植物油的方法
JP2015120782A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 田中 英明 食用油再生用濾過装置及びそれを用いた劣化食用油の再生方法
JP5804458B2 (ja) * 2009-11-16 2015-11-04 富田製薬株式会社 劣化食用油用再生剤
CN105177321A (zh) * 2015-08-19 2015-12-23 中南大学 一种镓锗吸附剂、其制备方法和应用以及从湿法炼锌浸出液中富集镓锗的方法
CN106582556A (zh) * 2016-12-14 2017-04-26 钦州学院 一种海水石油污染吸附剂的制作方法
CN106824134A (zh) * 2017-03-18 2017-06-13 吴肖颜 一种高效复合吸附剂
CN109463609A (zh) * 2018-09-06 2019-03-15 南充好土优土农业开发有限公司 一种巨菌草有机汁液及其规模化制备方法
CN110201649A (zh) * 2019-06-09 2019-09-06 桂林理工大学 一种硅藻土表面As(Ⅲ)离子印迹吸附材料的制备方法
CN110201648A (zh) * 2019-06-09 2019-09-06 桂林理工大学 一种硅藻土表面As(Ⅴ)离子印迹吸附材料的制备方法
CN110327891A (zh) * 2019-07-16 2019-10-15 国网湖北省电力有限公司孝感供电公司 一种壳聚糖活性白土复合材料及其制备方法和脱色应用
CN113083220A (zh) * 2021-04-15 2021-07-09 吉林大学 一种改性活性白土的制备方法及月见草油除塑化剂的方法
CN113908652A (zh) * 2021-09-09 2022-01-11 济南市平阴县玛钢厂 一种铸造厂冲天炉降低烟尘排放的工艺

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56166820A (en) * 1980-05-23 1981-12-22 Kureha Chemical Ind Co Ltd Cup for regenerating edible oil
JPS59129297A (ja) * 1983-01-14 1984-07-25 松下電器産業株式会社 油の再生袋
JPS62167524A (ja) * 1986-12-26 1987-07-23 松下電工株式会社 浄油器
JPH0377615A (ja) * 1989-08-18 1991-04-03 Filtercorp Inc 食用油フィルタ
JPH0586394A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Snow Brand Milk Prod Co Ltd キトサンによる食用油の脱臭方法及びそれに用いるキトサン部材
JPH10114897A (ja) * 1996-10-11 1998-05-06 Sangi Co Ltd 粉末香料、その製造方法及びその応用
JPH1135970A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Nittetsu Mining Co Ltd 業務用食用油濾過装置
JPH11279587A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Suruga Co Ltd 使用済み食用油処理剤
JP2001000810A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Fumakilla Ltd 油こし用濾過器
JP2001149720A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Chisso Corp フィルター
JP2001300225A (ja) * 2000-04-21 2001-10-30 Daifuku Paper Mfg Co Ltd フィルター材及びその製造方法
JP2001335793A (ja) * 2000-07-31 2001-12-04 Hidetaka Sudo 食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法
JP2001336050A (ja) * 2000-05-24 2001-12-07 Toyobo Co Ltd ポリアリ−レンスルヒド不織布及びオイルフィルタ−及びバグフィルター用不織布

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56166820A (en) * 1980-05-23 1981-12-22 Kureha Chemical Ind Co Ltd Cup for regenerating edible oil
JPS59129297A (ja) * 1983-01-14 1984-07-25 松下電器産業株式会社 油の再生袋
JPS62167524A (ja) * 1986-12-26 1987-07-23 松下電工株式会社 浄油器
JPH0377615A (ja) * 1989-08-18 1991-04-03 Filtercorp Inc 食用油フィルタ
JPH0586394A (ja) * 1991-09-27 1993-04-06 Snow Brand Milk Prod Co Ltd キトサンによる食用油の脱臭方法及びそれに用いるキトサン部材
JPH10114897A (ja) * 1996-10-11 1998-05-06 Sangi Co Ltd 粉末香料、その製造方法及びその応用
JPH1135970A (ja) * 1997-07-15 1999-02-09 Nittetsu Mining Co Ltd 業務用食用油濾過装置
JPH11279587A (ja) * 1998-03-27 1999-10-12 Suruga Co Ltd 使用済み食用油処理剤
JP2001000810A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Fumakilla Ltd 油こし用濾過器
JP2001149720A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Chisso Corp フィルター
JP2001300225A (ja) * 2000-04-21 2001-10-30 Daifuku Paper Mfg Co Ltd フィルター材及びその製造方法
JP2001336050A (ja) * 2000-05-24 2001-12-07 Toyobo Co Ltd ポリアリ−レンスルヒド不織布及びオイルフィルタ−及びバグフィルター用不織布
JP2001335793A (ja) * 2000-07-31 2001-12-04 Hidetaka Sudo 食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143525A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Tomita Pharmaceutical Co Ltd 劣化食用油用再生剤および劣化食用油の再生方法
WO2008054228A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-08 Due Miljø As Method of oil purification, and uses thereof for food and feed
JP2010508388A (ja) * 2006-10-31 2010-03-18 デュー ミルヨー エイエス 油精製の方法、並びに食品及び飼料のためのその使用
EP2344614A4 (en) * 2008-10-03 2012-03-28 Dag Arntsen PROCESS FOR REMOVING POLLUTANTS FROM ORGANIC OILS
US20110183053A1 (en) * 2008-10-03 2011-07-28 Dag Arntsen Process for removal of contaminations from organic oils
KR101123150B1 (ko) 2009-07-09 2012-03-20 이용식 식용유 정제장치 및 방법
JP5804458B2 (ja) * 2009-11-16 2015-11-04 富田製薬株式会社 劣化食用油用再生剤
JP2012050563A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Duskin Co Ltd フライヤ用油浄化装置及びそれを用いたフライヤ
WO2013025838A1 (en) * 2011-08-15 2013-02-21 Porous Media Corporation Process and apparatus to remove oxidation products from used oil
CN103987824A (zh) * 2011-08-15 2014-08-13 多孔介质公司 用于从用过的油中除去氧化产物的方法和装置
JP2014531298A (ja) * 2011-08-15 2014-11-27 ポーラス・メディア・コーポレイションPorous Media Corporation 使用済み油から酸化生成物を除去する方法及び装置
CN103506076A (zh) * 2013-09-18 2014-01-15 昆山威胜干燥剂研发中心有限公司 一种新型导电性矿物二氧化硅片状干燥剂及其制备方法
JP2015120782A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 田中 英明 食用油再生用濾過装置及びそれを用いた劣化食用油の再生方法
CN104014315A (zh) * 2014-06-06 2014-09-03 黄淮学院 一种巯基苯氨基硫脲壳聚糖改性沸石及其制备与应用
CN104673492A (zh) * 2015-02-06 2015-06-03 中国农业科学院油料作物研究所 一种物理吸附制取植物油的方法
CN105177321A (zh) * 2015-08-19 2015-12-23 中南大学 一种镓锗吸附剂、其制备方法和应用以及从湿法炼锌浸出液中富集镓锗的方法
CN106582556A (zh) * 2016-12-14 2017-04-26 钦州学院 一种海水石油污染吸附剂的制作方法
CN106824134A (zh) * 2017-03-18 2017-06-13 吴肖颜 一种高效复合吸附剂
CN109463609A (zh) * 2018-09-06 2019-03-15 南充好土优土农业开发有限公司 一种巨菌草有机汁液及其规模化制备方法
CN110201649A (zh) * 2019-06-09 2019-09-06 桂林理工大学 一种硅藻土表面As(Ⅲ)离子印迹吸附材料的制备方法
CN110201648A (zh) * 2019-06-09 2019-09-06 桂林理工大学 一种硅藻土表面As(Ⅴ)离子印迹吸附材料的制备方法
CN110327891A (zh) * 2019-07-16 2019-10-15 国网湖北省电力有限公司孝感供电公司 一种壳聚糖活性白土复合材料及其制备方法和脱色应用
CN113083220A (zh) * 2021-04-15 2021-07-09 吉林大学 一种改性活性白土的制备方法及月见草油除塑化剂的方法
CN113908652A (zh) * 2021-09-09 2022-01-11 济南市平阴县玛钢厂 一种铸造厂冲天炉降低烟尘排放的工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP5146864B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5146864B2 (ja) 食用油の再生方法と再生装置
JP4615377B2 (ja) 使用済食用油脂の再生処理フィルタ及びそれを用いた再生処理装置
US4112129A (en) Cooking oil treating system and composition therefor
Bhattacharya et al. Regeneration of thermally polymerized frying oils with adsorbents
Azmi et al. Fe-modified local clay as effective and reusable heterogeneous photo-Fenton catalyst for the decolorization of Acid Green 25
EA012492B1 (ru) Фильтрующий материал и способ его получения, фильтр и способ фильтрования
JP2006241245A (ja) 使用済食用油脂の再生処理方法及びその処理剤
KR20150028305A (ko) 귀금속 흡착용 활성탄 그리고 귀금속 흡착 필터 및 귀금속 회수 방법
JP5314722B2 (ja) 食用油の清浄剤
Miyagi et al. Regeneration of used frying oils using adsorption processing
JP2001335793A (ja) 食用油の脱酸剤およびそれを用いた食用油の再生方法
CN112337443B (zh) 一种劣化变压器绝缘油用混合吸附剂及其使用方法和装置
JPS6116487B2 (ja)
CA2517770C (en) Industrial silicon carbide filtration method
JP3786576B2 (ja) 食用油の再生用フィルター
Popat et al. Enriched adsorption of methyl orange by zinc doped lithium manganese oxides nanosorbent
DE3626378C2 (ja)
US2202806A (en) Filtering
JP3733450B2 (ja) フィルター用シート素材、およびそれを使った巻取状フィルター
JP2010065077A (ja) 食用油の濾過材およびこれを用いた濾過方法
JP2019118873A (ja) コロイド溶液の浄化方法とその装置。
JP3519850B2 (ja) ドライクリーニング用溶剤精製用活性炭
JP3117979B2 (ja) 糖液の精製方法
US2205331A (en) Filtering
JP3459502B2 (ja) ポリフェノール吸着剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5146864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees