JP2005212100A - ステープル脚ガイド機構 - Google Patents

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    • B27F7/19Stapling machines with provision for bending the ends of the staples on to the work
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Abstract

【課題】打出通路12から打ち出されるステープル脚を有効にガイドすることができて、ステープルのジャム等を防止する。
【解決手段】成形されたステープル2を打出通路12内へ押圧するプッシャ16にステープル2の両脚2bの間に進入するガイド片19を一体に形成し、ガイド片19にステープル2と係合してプッシャを後退作動させる傾斜面20をステープル脚2b先端が綴じ用紙を貫通するまでステープル2と係合しない位置に形成し、更に、打ち出されるステープル脚2bが綴じ用紙を貫通した後で、フォーミングプレート6による未成形ステープル2aの成形が開始されるようにドライバプレート7とフォーミングプレート6の作動位相をずらして設定した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジに装填された直線状の未成形ステープルを打出部へ順次供給してコ字形に成形するとともに、コ字形に成形されたステープルを打出通路内に供給し、打出通路内に供給されたステープルを打出通路内で摺動するドライバプレートにより綴じ用紙に向けて打ち出し、綴じ用紙を貫通したステープル脚をクリンチャ機構により綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げることによって綴じ用紙を綴るようにしたステープル脚ガイド機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
直線状の多数の未成形ステープルを収容したカートリッジを電動ステープラーのマガジン部に装着して、カートリッジ内の未成形ステープルを順次カートリッジの先端部に形成された打出部へ向けて供給し、この未成形ステープルを打出部の直前でフォーミングプレートによってコ字形に成形するとともにこの成形されたステープルをドライバプレートが摺動する打出通路内へ供給し、ドライバプレートによって成形されたステープルを打出通路から打ち出して、ステープル脚をカートリッジの下面に配置された綴じ用紙を開通させることによってステープル綴じを行うようにしたカートリッジタイプのステープラーが知られている。
【0003】
多数のステープルを収容しているカートリッジの先端部には、先頭のステープルの一本を被綴じ用紙に向けて打ち出すための打出通路が形成されており、該打出通路はカートリッジの前端面とカートリッジの前端部に取り付けられたフェースプレートとの間に形成されている。電動ステープラーの本体側に設けられたモータによって往復駆動されるドライバプレートはこのカートリッジの前端部に形成されている打出通路内に進入して該打出通路内に配置されたステープルを打ち出し、カートリッジの下面側に配置された綴じ用紙を貫通したステープル脚先端をクリンチャ機構によって折り曲げるようにされている。
【0004】
従来の電動ステープラーでは、打出通路の直前に未成形ステープルの下面に配置されているアンビルが形成されており、このアンビルとフォーミングプレートによって未成形ステープルがコ字形に成形され、コ字形に成形されたステープルは前記アンビルの下方に配置されているプッシャによって前記打出通路内へ供給される。プッシャは未成形ステープルがフォーミングプレートによってコ字形に成形される際に後退されて、コ字形に成形されたステープルの後面側に係合してバネ付勢力によって成形されたステープルを前方へ押圧して打出通路を形成しているフェースプレートの溝内へ供給させる。そして、このプッシャは打出通路内のステープルがドライバプレートによって打ち出される際にステープル脚部を後面側から押圧して打ち出されるステープル脚部のガイドが行われるようにしている。
【0005】
前記プッシャはフォーミングプレートによる未成形ステープルの成形が開始され、成形途中のステープル脚がプッシャに当接することによって後退され、コ字形に成形されたステープルの後面側と係合することによってステープルを打出通路方向へ押圧させるようにしている。プッシャが後退してしまうと打出通路内に配置されたステープルを後方側から押圧する支持力が喪失してしまいガイドが充分に行われない場合が発生する。コ字形に成形されたステープル脚の長さが長い場合には、ドライバプレートによってクラウン部が押圧されて打ち出されるステープル脚先端が綴じ用紙の表面に着地した後ステープル脚の先端が綴じ用紙を貫通するまでの間に大きな貫通抵抗が発生し、ドライバプレートとステープル脚先端間の距離が大きいことから上記のように後方側からの支持力が無くなるとステープル脚のジャムが発生し易くなる。特に成形されたステープル脚先端と綴じ用紙との間の寸法が大きく設定されているステープラーにおいてはこの傾向が大きい。
【0006】
上記のように、成形されたステープル脚先端と綴じ用紙との間の寸法が大きく設定されているステープラーにおいて打ち出されるステープル脚のガイドを行わせる技術として、打出通路を形成しているフェースプレートに成形ステープルの前後面と左右両側面を案内する案内溝を一体に形成し、フォーミングプレートによって成形されたステープルをドライバプレートによって案内溝内に送り込み、更にドライバプレートによって案内溝から綴じ用紙に向けて打ち出すようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
実用新案登録第2501487号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電動ステープラーでは、フェースプレートを上下方向に可動に支持させるとともにこのフェースプレートを上方へ向けて付勢するためのバネや、フェースプレートに形成された案内溝内のステープルが落下してしまうのを防止するためのサポータ等の機構が必要となり、機構を複雑化するとともに電動ステープラーのコストアップの要因となっていた。また、従来の機構ではドライバプレートによる成形ステープルの打出とフォーミングプレートによる未成形ステープルのコ字形の成形が殆ど同時に行われるように設定されており、打ち出されるステープルによる綴じ用紙の貫通が完了する前にフォーミングプレートによるフォーミングが開始されてプッシャが後退させられるので、打ち出されるステープルの後面の支えが無くなり不安定な打ち込み状態となり、ジャム等の打ち込み不良が発生する原因となる。
【0009】
本発明は、コ字形に成形されたステープルがドライバプレートによって打出通路から打ち出される際に、ステープル脚を有効にガイドすることができて、ステープルのジャム等を発生することのない電動ステープラーの針脚ガイド機構を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のステープル脚ガイド機構は、ステープル供給通路の前端面と該ステープル供給通路の前方に配置されたフェースプレートの裏面との間に形成された打出通路内へ供給されたコ字形に成形されたステープルをドライバプレートによって打出通路から綴じ用紙に向けて打ち出すようにしたステープル脚のガイド機構において、コ字形に成形されたステープルを打出通路内へ押圧する押圧部を備えたプッシャを前記ステープル供給通路の前端面側に設け、該プッシャの押圧部に傾斜面を介してステープル打ち出し方向に連続したガイド片を打出通路内のステープルの両脚間に進入するように前記フェースプレート側に突出形成するとともに、前記傾斜面をドライバプレートにて打ち出されるステープル脚の先端が綴じ用紙に着地した時にステープルと係合する位置に形成することによりステープル脚を前記ガイド片によってガイドさせるようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、多数の未成形ステープルが収容されるとともにステープラー本体に着脱可能に装着可能なカートリッジであって、該カートリッジに未成形ステープルを案内するステープル供給通路とこのステープル供給通路の前端面にコ字形に成形されたステープルを打ち出す打出通路が形成され、前記ステープル脚ガイド機構が前記カートリッジのステープル供給通路の前端面に形成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、前記ドライバプレートにより打ち出されるステープル脚が綴じ用紙を貫通した後で、フォーミングプレートによる未成形ステープルの成形が開始されるようにドライバプレートとフォーミングプレートの作動位相をずらして設定したことを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、前記プッシャに形成されたガイド片を打出通路側へ押圧する押圧部材をガイド片の後方側に設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明の電動ステープラーの概要を示すもので、この実施例の電動ステープラーは、例えばコピー機、印刷機又はファックス機等の装置内に組み込まれて、コピー、印刷又はファックス受信した所定枚数の用紙を自動的に綴じ合わせるようにした機器内蔵型の電動ステープラーであり、カートリッジ内に収容されている直状のステープル素材を打ち出しの直前にコ字形に成形しその後コ字形に成形されたステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すようにしたものである。
【0015】
電動ステープラーは、多数の直状の未成形ステープル2を収容するとともに打出部3が先端部に形成されたカートリッジ1、前記カートリッジ1が装着されるとともにカートリッジ1内の未成形ステープル2aを打出部3へ供給する供給機構5、打出部3へ供給された未成形ステープル2aをコ字形に成型するフォーミングプレート6及びコ字形に成型されたステープル2を打出部3から打ち出すドライバプレート7を備えている打出ユニット4と、この打出ユニット4の下方に配置されるとともに前記ドライバプレート7によって打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープル脚2bを綴じ用紙の下面に沿って折り曲げるクリンチャ機構9を収容しているクリンチャユニット8により構成されている。
【0016】
図2及び図3に示すようにカートリッジ1には、直状の未成形ステープル2aを多数並べて接着して平面状に形成されたシートステープルSを収容する収容部10と、該収容部10に収容された最下層のシートステープルSをカートリッジ1の前端部に形成されている打出部3へ誘導案内するステープル供給通路11、及び前記ステープル供給通路11の前端部で打出部3を形成しているステープルの打出通路12により構成されている。カートリッジ1に収容されたシートステープルSは収容部の下面に形成された開口を介してカートリッジ1の下方に配置されている供給機構5と当接されて、該供給機構5によって最下層のシートステープルSが収容部10の下端壁に形成されている開口13を経由して収容部10から送り出されて順次打出部3へ供給される。
【0017】
前記ステープル供給通路11の前端面と間隔を隔ててフェースプレート14が配置され、ステープル供給通路11の前端面とフェースプレート14との間に前記打出通路12が形成されている。前記ステープル供給通路11の前端部には前記フォーミングフレート6と協働して直状の未成形ステープル2aをコ字状に成形するためのアンビル15が形成されており、アンビル15上に配置された直状の未成形ステープル2aがフォーミングプレート6の作動によってコ字形のステープル2に成形される。
【0018】
前記ステープル供給通路11の前端面とフェースプレート14の裏面との間に形成されている打出通路12に面している前記ステープル供給通路11の前端にプッシャ16が配置されており、該プッシャ16は前記成形ステープル2の供給方向に沿って摺動可能に配置されるとともに打出通路12へ向かう方向にバネ付勢されている。プッシャ16の前面には成形されたステープル脚2bの後方面に係合してステープル2を前方に押圧する押圧面17が形成されており、該押圧面17がフォーミングプレート6によってコ字形に成形されたステープル脚2bの後方側面と係合して、プッシャ16の後方の両側に配置されている2本のバネ18(図5参照)によりステープル2を前方へ押圧してフェースプレート14に形成された打出通路12内へ供給するように作動する。前記プッシャ16の押圧面17の外側上端縁にはフォーミングプレート6により成形途中のステープル脚2bと係合してプッシャ16を成形されているステープル2の後方へ移動させるための傾斜面17aが形成されている。
【0019】
図4に示すように、前記プッシャ16には前記押圧面17より更に前方へ突出されて成形されたステープル2の両脚2bの間に進入できるガイド片19が一体に形成されており、このガイド片19の上部には傾斜面20が形成されている。前記ガイド片19は打出通路12の下端まで形成されておりこのガイド片19の側面がドライバプレート7によって打ち出されるステープル2の両脚2bの内側面に進入することによって打出通路12からドライバプレート7によって打ち出されるステープル脚2bを内側面から案内する。
【0020】
前記ガイド片19の上部に形成された傾斜面20はドライバプレート7によって打ち出されるステープル2のクラウン部2cと係合することによって打ち出されるステープルのクラウン部2cを下面側から支持して貫通抵抗によってクラウン部2cがジャムしてしまうのを防止する。更に前記傾斜面20がドライバプレート7によって打ち出されるステープル2のクラウン部2cと係合することによってプッシャ16を後方へ退避動させるように作用する。
【0021】
前記傾斜面20は打出通路12から打ち出されるステープル脚2bの先端が打出通路12の下面側に配置された綴じ用紙に接触した位置でドライバプレート7によって打ち出されるステープル2のクラウン部2cと係合する位置に形成されており、ステープル脚2bの先端が綴じ用紙を貫通するまでの間ステープル2の脚2aが打出通路12によって前面と両外側がガイドされ、また傾斜面20によってステープル2のクラウン部2cの下面側がガイドされ、更に両脚2bの内側面が前記ガイド片19によってガイドされるので安定した打ち込みが行われる。プッシャ16の後面側の中央下部に配置されている押圧部材21(図5参照)がプッシャ16のガイド片19の部分を打出通路12の方向へ押圧してガイド片19が後方側へ後退してガイドが不安定になるのを防いでいる。
【0022】
図4に示すように、ドライバプレート7とフォーミングプレート6の上部に形成されたフランジ22、23を貫通して駆動軸24が設けられており、ドライバプレート7とフォーミングプレート6は該駆動軸24を介して上下方向に作動させられるようにされている。ドライバプレート7は駆動軸24と一体に作動され、フォーミングプレート6は駆動軸24を遊嵌している長孔25によってドライバプレート7とタイミングがずれて作動されるようにされている。即ち、駆動軸24の作動にともなってドライバプレート7が作動して打出通路12内に配置されている成形されたステープル2を打出通路12から打ち出し、ステープル2の先端が綴じ用紙を貫通した時点でフォーミングプレート6による未成形ステープル2aの成形が開始されるように設定されている。
【0023】
ステープル2の打ち込みが完了してドライバプレート7とフォーミングプレート6が復帰する際にも、駆動軸24の復帰方向への作動に伴ってドライバプレート7が最初に復帰作動して、ドライバプレート7が打出通路12から退避した後にフォーミングプレート6が成形されたステープル2から離反するようにドライバプレート7とフォーミングプレート6が位相差をもって作動する。このようにドライバプレート7とフォーミングプレート6の復帰時のタイミングを設定しているので、フォーミングプレート6によって成形されたステープル脚2bが開いてしまうことが無くプッシャ16の押圧作用によって打出通路12を形成しているフェースプレート14の溝内へ確実に供給される。
【0024】
以下図6乃至図9に基づいて上記実施例による作動を説明する。図6(a)及び図6(b)に示すようにステープルの打ち込みが開始される前には、ドライバプレート7とフォーミングプレート6はともに上方の初期位置に待機されており、フェースプレート6に形成された打出通路12内には既に成形された先頭のステープル2が配置されている。先頭のステープル2に続いた2番目のステープル2も前回のステープル綴じ作動時に成形されて打出通路12を形成している溝内に供給されている。プッシャ16は2番目のステープル脚2bの後方側面と係合してバネ18の押圧作用によって2番目のステープル2を介して先頭のステープル2を打出通路12内へ押圧している。プッシャ16のガイド片19が先頭のステープル脚2bの間に進入しておりステープル脚2bを内側面からガイドしている。
【0025】
駆動軸24が作動すると図7(a)及び図7(b)に示すように、ドライバプレート7が駆動軸24によって作動され打出通路12内に進入して先頭のステープル2と係合して先頭のステープル2を2番目のステープル2から連結状態を解離させるとともに打出通路12内を綴じ用紙に向けて打ち出す。この間プッシャ16の押圧面17がバネ18によって2番目のステープル脚2bを前方に押圧しており、先頭のステープル脚2bは2番目のステープル脚2bによって前方に押圧されて打ち出されるステープル脚2bの後面をガイドしている。更にプッシャ16に形成されているガイド片19が打ち出されるステープル2の両脚2bの間に進入してステープル脚2bを内側からガイドする。従ってステープル脚2bはフェースプレート14とガイド片19及び2番目のステープル脚2bによりガイドされて打ち込まれる。
【0026】
図8(a)及び図8(b)に示すようにドライバプレート7によって打ち出されたステープル脚2b先端が綴じ用紙Pの表面に着地した時点から脚2b先端が綴じ用紙Pを貫通するのでの間、ステープル2のクラウン部2cがガイド片19の上部に形成されている傾斜面20と係合してクラウン部2cを下面側から支持し、プッシャ16のガイド片19が打ち込まれているステープル2の両脚2bの内側面に位置して両脚2bの内側面からガイドして、ステープル脚2bが綴じ用紙を貫通する際の貫通抵抗によりジャムが発生することを防止している。打ち込まれているステープル2のクラウン部2cが傾斜面20より下方まで打ち込まれと、プッシャ16が後退されてガイド片19が打ち込まれているステープル脚2bの間から抜け出てしまい、ステープル脚2bの内側面のガイドが無くなるが、この時点ではステープル脚2bの先端が綴じ用紙Pを貫通しているので大きな貫通抵抗は発生しないので座屈等が発生することがない。この時点からフォーミングプレート6が未成形ステープル2aと係合してこの未成形ステープル2aをコ字形に成形する。
【0027】
図9(a)及び図9(b)に示すように、ドライバプレート7が下死点まで作動するとステープル2のクラウン部2cが綴じ用紙Pの表面に密着してステープル脚2bは綴じ用紙Pを貫通してこの後クリンチャ機構9によって綴じ用紙Pの裏面に沿って折り曲げられて綴じ用紙が綴じられる。ステープル綴じが終了した後に駆動軸24は上方の初期位置に復帰するが、駆動軸24の復帰作動と一体にドライバプレート7が上昇復帰し、ドライバプレート7が打出通路12から抜け出した後にフォーミングプレート6が上昇復帰作動を開始する。このようにドライバプレート7とフォーミングプレート6の戻りタイミングがずれて作動することにより、ドライバプレート7が打出通路12から抜け出したときにフォーミングプレート6によってコ字形に成形されたステープル2がフォーミングプレート6によって成形形状が維持された状態のままプッシャ16によって打出通路12方向に押圧され打出通路12の溝内へ供給される。
【0028】
【発明の効果】
上記の通り本発明のステープル脚ガイド機構によれば、コ字形に成形されたステープルを打出通路内へ押圧する押圧面を備えたプッシャの押圧面に傾斜面を介してガイド片を突出形成し、該ガイド片を打出通路内のステープルの両脚間に進入させるとともに、ドライバプレートにて打ち出されるステープル脚の先端が綴じ用紙に着地した時に傾斜面がステープルのクラウン部と係合する位置に前記傾斜面を形成しているので、打出通路に配置されたステープルがドライバプレートによって打ち出されて脚の先端が綴じ用紙を貫通するまで、打ち出されるステープルのクラウン部と脚が確実にガイドされて打ち出されるのでジャム等が発生することが防止できる。
【0029】
また、請求項2の発明によれば、ステープラー本体に着脱可能に装着可能な未成形ステープルを収容したカートリッジに、未成形ステープルを案内するステープル供給通路とこのステープル供給通路の前端面にコ字形に成形されたステープルを打ち出す打出通路を形成し、ステープル脚ガイド機構をカートリッジのスステープル供給通路の前端面に形成しているので、仮に、ステープル脚のジャム等が発生した場合であっても、カートリッジをステープラーから取り外すことで簡単にジャムしたステープルを除去することができる。また、ステープル脚の長いステープルでは、綴じ用紙貫通時に従来のように後面側から次位の成形ステープルによる支持に加え、傾斜面によりクラウン部を下面側から支持することから安定した垂直方向のガイドが行われる。
【0030】
また、請求項3の発明によれば、ドライバプレートにより打ち出されるステープルのステープル脚が綴じ用紙を貫通した後で、フォーミングプレートによる未成形ステープルの成形が開始されるようにドライバプレートとフォーミングプレートの作動位相をずらして設定しているので、ドライバプレートによって打ち出されているステープル脚の先端が綴じ用紙に着地する以前にフォーミングプレートによって成形されるステープルによってプッシャを後退させてしまうことがなく打ち出されるステープルの安定したガイドが行われる。また復帰時には、ドライバプレートが打出通路から退避するまでフォーミングプレートが成形したステープルを保持しており、ドライバプレートが打出通路から退避することによりプッシャによって打出通路内へ確実に供給させることができ、成形されたステープルのステープル脚が開いてしまって打出通路内へ供給できなくなることが防止できる。
【0031】
更に、請求項4の発明によれば、プッシャに形成されたガイド片を打出通路側へ押圧する押圧部材をガイド片の後方側に設けているので、ガイド片が打ち出されるステープルの両脚の間に確実に進入されて確実にステープル脚のガイドが行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジが装着された電動ステープラーの概要を示す側面図
【図2】図1の電動ステープラーに装着されているカートリッジの一部縦断側面図
【図3】図2と同じカートリッジの一部を示す平面図
【図4】図2のカートリッジに形成されているプッシャとドライバプレート及びフォーミングプレートの配置を示す斜視図
【図5】図4と同じプッシャの背面側からの斜視図
【図6】ステープル綴じ作動が開始される前の状態の(a)正面図と、(b)拡大した縦断側面図
【図7】ドライバプレートによってステープルが打ち込み開始された状態の図6と同じ(a)正面図と、(b)拡大した縦断側面図
【図8】ステープル脚先端が綴じ用紙を貫通するまで打ち込まれた状態の図6と同じ(a)正面図と、(b)拡大した縦断側面図
【図9】ステープルが完全に打ち込まれた状態の図6と同じ(a)正面図と、(b)拡大した縦断側面図
【符号の説明】
1 カートリッジ
2 ステープル
2a 未成形ステープル
2b 脚
2c クラウン部
3 打出部
6 フォーミングプレート
7 ドライバプレート
11 ステープル供給通路
12 打出通路
14 フェースプレート
16 プッシャ
17 押圧面
17a 傾斜面
18 バネ
19 ガイド片
20 傾斜面
21 押圧部材
24 駆動軸
25 長孔

Claims (4)

  1. ステープル供給通路の前端面と該ステープル供給通路の前方に配置されたフェースプレートの裏面との間に形成された打出通路内へ供給されたコ字形に成形されたステープルをドライバプレートによって打出通路から綴じ用紙に向けて打ち出すようにしたステープル脚のガイド機構において、コ字形に成形されたステープルを打出通路内へ押圧する押圧部を備えたプッシャを前記ステープル供給通路の前端面側に設け、該プッシャの押圧部に傾斜面を介してステープル打ち出し方向に連続したガイド片を打出通路内のステープルの両脚間に進入するように前記フェースプレート側に突出形成するとともに、前記傾斜面をドライバプレートにて打ち出されるステープル脚の先端が綴じ用紙に着地した時にステープルと係合する位置に形成することによりステープル脚を前記ガイド片によってガイドさせるようにしたことを特徴とするステープル脚ガイド機構。
  2. 多数の未成形ステープルが収容されるとともにステープラー本体に着脱可能に装着可能なカートリッジであって、該カートリッジに未成形ステープルを案内するステープル供給通路とこのステープル供給通路の前端面にコ字形に成形されたステープルを打ち出す打出通路が形成され、前記ステープル脚ガイド機構が前記カートリッジのステープル供給通路の前端面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステープル脚ガイド機構。
  3. 前記ドライバプレートにより打ち出されるステープル脚が綴じ用紙を貫通した後で、フォーミングプレートによる未成形ステープルの成形が開始されるようにドライバプレートとフォーミングプレートの作動位相をずらして設定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のステープル脚ガイド機構。
  4. 前記プッシャに形成されたガイド片を打出通路側へ押圧する押圧部材をガイド片の後方側に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のステープル脚ガイド機構。
JP2002343021A 2002-11-26 2002-11-26 ステープル脚ガイド機構 Expired - Lifetime JP4300397B2 (ja)

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