JP2009262283A - ホッチキスにおけるステープル送り機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易でかつ安価なホッチキスにおけるステープル送り機構を、提供する。
【解決手段】ステープル送り機構は、一対のガイド部およびスプリング受け75乃至77を一体成形するマガジン40と、兼用部品となる駆動軸13と、マガジン40に移動可能に配置されるステープル送り部材70(送り爪71及びスプリング74を含む)のみの部品で構成される。ホーム位置での送り部材70は、その送り爪71が駆動軸13などによって下げられカートリッジ80から退避するので、カートリッジ80の着脱は支障無く行える。即ち、部品点数が必要最低限のステープル送り機構であるので、構成は簡易となり、ホッチキスを安価に提供し得る。特に、マガジン40を往復動させるのに必要な駆動軸13を、支点部材として兼用し新たな部品を不要としたので、部品点数がさらに少なくなり、且つ省スペース化にも寄与する。
【選択図】図10

Description

本発明は、ステープルカートリッジ内のステープルを打出通路へ送るホッチキスにおけるステープル送り機構に関する。
従来からローラまたは送り爪等でステープルを送り方向へ送る送り機構が、種々開発されている。例えば、特許文献1などでは、マガジンの往復移動を利用してスライドするプレートにより、ステープルを送り出す機構が開示されている。
実開平6−63343公報
ところで、ホッチキス本体(以下、単に「本体」ともいう)に対し往復移動するマガジンを備え、このマガジンに装着されるステープルカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」ともいう)を着脱可能に配置するタイプに、上記送り爪を本体側に配置させる方式を採用する場合、カートリッジをマガジンから取外す際(即ち、カートリッジが所謂ホーム位置に位置する際)に送り爪をカートリッジから強制的に退避させる必要性が想定される。即ち、ホーム位置での送り爪をマガジンの往復移動に連動して退避動作させるための部品(例えば、退避用のバネまたはカム機構の部品など)が必要となるので、部品点数が増加し高価となることが想定される。
そこで、本発明は、簡易でかつ安価なホッチキスにおけるステープル送り機構を、提供することを目的とする。
本発明に係るホッチキスにおけるステープル送り機構は、棒状の成形前ステープルが複数収納されるステープルカートリッジを、ホッチキス本体に着脱可能に配置するホッチキスにおけるステープル送り機構であって、上記成形前ステープルに成形手段で一対の脚部を成形し、一対の脚部が成形されたステープルをドライバで打ち出すドライバユニットまたは上記ドライバに対向し上記脚部成形後のステープルの脚部を折り曲げて被綴り用紙を綴るクリンチャを備えるクリンチャユニットのうち少なくとも一方を、綴り作動前のホーム位置から上記脚部成形後のステープルの脚部を上記クリンチャでクリンチするクリンチ完了位置を経て上記ホーム位置へと一往復させる駆動手段と、上記ホッチキス本体に対し移動する上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方に配置され、上記ステープルを上記ステープルカートリッジの打出通路側へ送る送り片を有するステープル送り部材と、上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方に配置され、上記ステープル送り部材の送りをガイドするガイド部材と、上記ホッチキス本体に位置決めされた状態で配置され、上記ドライバユニットまたはクリンチャユニットの移動に伴い上記ステープル送り部材を相対的な位置関係で送り動作させる支点部材と、を有し、上記ホーム位置では上記送り片を上記支点部材および上記ガイド部材により上記ステープルカートリッジから退避させると共に、上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方が上記脚部成形後のステープルを上記ドライバで打出す前に上記ステープル送り部材は上記ステープルの送りを完了させることを特徴とする。
ここで、ホッチキス本体に位置決めされた状態で配置される支点部材は、例えばホッチキス本体に配置されるフレームやこのフレームに配置される別部品または駆動ギヤを固定する駆動軸などである。また、支点部材がホッチキス本体に位置決めされた状態は、ホッチキス本体に対して配置されている位置が決められているとの意味で、支点部材が位置決めされていれば上述した駆動軸のように支点部品自体が回転する等どのような動きをしていても良い。即ち、支点部材は、ドライバユニットまたはクリンチャユニットの移動に伴い、ステープル送り部材を相対的な位置関係で送り動作させることができれば、どうような部品であっても良い。
本発明に係るホッチキスにおけるステープル送り機構おいては、ステープル送り部材の駆動源を、ドライバユニットまたはクリンチャユニットのいずれか一方に配置されるステープル送り部材とホッチキス本体に位置決めされる支点部材との相対的な位置関係としているので、ステープル送り部材を駆動させるためのカム機構またはリンク機構などを不要にできる。
また、本発明に係るホッチキスにおけるステープル送り機構おいては、ホーム位置では送り片が支点部材およびガイド部材によりステープルカートリッジから退避すると共に、ドライバユニットまたはクリンチャユニットのいずれか一方が脚部成形後のステープルをドライバで打出す前にステープル送り部材はステープルの送りを完了させているので、ドライバの打込み時には確実にステープルが打込通路に位置し、そしてホーム位置でのステープルカートリッジを着脱し得る。
そして、本発明に係るホッチキスにおけるステープル送り機構によれば、ドライバユニットまたはクリンチャユニットのいずれか一方に配置するガイド部材とステープル送り部材と支点部材のみでステープルを送り方向へ送れるので、ステープル送り機構の構成が簡易でかつ安価になる。即ち、本発明に係るホッチキスにおけるステープル送り機構によれば、必要であると想定される送り爪を退避させる部品などが不要となり且つ部品点数が必要最低限のステープル送り機構であるので、構成は簡易となり、ホッチキスを安価に提供し得る。
なお、ドライバユニットまたはクリンチャユニットを往復動させるのに必要な駆動軸を、支点部材として兼用する場合は、新たな部品が不要となるので、部品点数がさらに少なくなり、且つ省スペース化にも寄与する。同様に、ガイド部材を、ドライバユニットまたはクリンチャユニットのいずれか一方に一体成形させれば、ステープル送り部材をガイドするのに必要な新たな部材は不要となる。
以下、図1乃至図8に基づいて、本発明の一実施形態であるホッチキスにおけるステープル送り機構について説明する。本実施形態では、ホッチキスを電動タイプとし、ロール状に巻いたステープルをステープルカートリッジに収納するタイプの例として説明する。また、この電動ホッチキス(以下、単に「ホッチキス」ともいう)は、例えばコピー装置またはファックス装置などの装置に内蔵し、コピーまたはファックス受信する所定枚数の用紙を自動的に綴じ合わせるものである。
さらに、ホッチキスは、ステープルカートリッジを着脱可能に構成したものである。なお、図1は本実施形態におけるホッチキスの全体斜視図、図2は図1に示すホッチキスの側面図、図3は図1に示すホッチキス本体からステープルカートリッジを取外した状態の斜視図、図4は図3に示すステープルカートリッジの全体斜視図、図5は図4に示すステープルカートリッジの要部を拡大した断面図、図6は図1に示すマガジン駆動機構の概略図、図7は図6に示すステープル送り機構の概略図、図8は図7に示すステープル送り機構を異なる角度で見た概略図である。
(電動ホッチキスの概略構成)
図1乃至図3に示すように、ホッチキス10は、フレームなどを構成するホッチキス本体11を備える。また、ホッチキス10は、可逆電動モータ(以下、単に「モータ」という)12と、ドライバリンク(「ドライバユニット」と同義)20と、図2の2点鎖線に示すドライバ21及びフォーミングプレート22と、テーブル30と、マガジン40を備える。
マガジン40は、ステープルカートリッジ80を装着するもので、図示しないバネを介してドライバリンク20と所定距離をもって保持されている。マガジン40およびドライバリンク20は、駆動源であるモータ12によって上下方向へ一往復動する(図2の2点鎖線参照)。なお、モータ12は、ベースフレーム等で構成されるホッチキス本体11に固定されている。
図2に示すドライバリンク20には、ドライバ21及びフォーミングプレート22が固定されている。成形手段であるフォーミングプレート22は、成形前の棒状のステープルS(図5参照)をコ字状に成形(即ち、ステープルSの脚部S1を成形)するためのプレートである。ドライバ21は、最前端(「打出通路」と同義)に位置するステープルSAを打出し被綴り用紙(図示省略)に打込むためのプレートである。
テーブル30は、図示しないバネを介して常にマガジン40側へ付勢されている。テーブル30には、図2の2点鎖線に示すように、クリンチャ31(図8参照)がドライバ21と対向して配置されている。クリンチャ31は、ドライバ21によって打出されるステープルSの脚部S1(図5参照)を折り曲げる受台である。なお、テーブル21は、所謂クリンチャユニットを構成するものである。
(ステープルカートリッジに関する構成)
図4に示すように、ステープルカートリッジ80は、合成樹脂製のカートリッジ本体81と、図5に示す金属製のフェースプレート90及びステープルガイド92並びにプッシャ94を備える。カートリッジ本体81は、収納部82と、導出部84と、カバー86と、ノブ88を備える。ノブ88は、カートリッジ本体81の最後端に配置されており、マガジン40に対する着脱時に把持できるよう平面形状が略コ字状に形成されている。なお、図4は、図3の反対側の面から見た状態の斜視図である。
収納部82は、ノブ88の前側で略円筒状に形成されており、ロール状に巻かれたステープルSの帯が収納される。導出部84は、収納部82の略中心から連続するように、断面略コ字状に形成されている。そして、収納部82に収納されるステープルSは、後述するステープル送り部材70(図7及び図8参照)の送り爪(「送り片」と同義)71により、導出部84を経て、図5に示す打出通路まで順次送られる。
カバー86は、導出部84を覆うようなプレート形状となっており、その略中央に押え片87が一体成形されている。この押え片87は、図5に示すように、順次送られてくるステープルSを導出部84の送り面側へ押し付け位置決めすると共に、導出部84内でのステープルSの逆行を防止する。また、カバー86の送り方向側(前端側と同義)には、略長方形状の開口86Aが形成されており、この開口86Aに上述した金属製の送り爪71が挿通されステープルSを最先端へ送る。
なお、フェースプレート90は、図5に示すように、カートリッジ本体81の最前端を蔽いステープルSAの打出通路を形成する。また、カートリッジ本体81には、図4に示すように、一対の係止片89がノブ88側に一体形成されている。係止片89はマガジン40に形成されるストッパ41(図3参照)に係止され、ステープルカートリッジ80はマガジン40に装着される。更に、本実施形態のステープルSは、コ字状に成形される前の棒形状となっており、図示しないテープなどで複数のステープルSが連続している(図5参照)。
ステープルガイド92は、略平板状に形成されており、図5に示す棒状の成形前ステープルSをフォーミングプレート22でコ字状に折曲げて脚部S1を成形する際の受け台となる。プッシャ94には一対のバネ片96がステープルSAの脚部S1に対応するように一体形成されており、バネ片96はステープルSAの脚部S1をドライバ21と同一線上(垂直と同義)になるようにフェースプレート90側に付勢する。
(マガジン駆動機構の概略構成)
図6に基づき、マガジン40の駆動機構について概説する。ドライバリンク20には、一対のラック20Aが昇降方向に沿ってそれぞれ形成されている。一方、ホッチキス本体11には、支点部材である駆動軸13が回転可能に軸支されている。略円柱状の駆動軸13には、駆動ギヤ(ピニオンと同義)14が、ラック20Aに対応するようにそれぞれ配置されている。なお、駆動ギヤ14には、図1に示すモータ12からの回転力が回転伝達機構(図示省略)を介して伝達される。
そして、ドライバリンク20(マガジン40およびステープルカートリッジ80を含む)は、ホッチキス本体11に対し図6に示すホーム位置からクリンチ完了位置(即ち、図2の2点鎖線の位置よりも若干上昇した位置)を経てホーム位置へと一往復動する。即ち、ファックス装置などから紙綴り信号がホッチキス10の制御部(図示省略)へ入力されると、制御部はドライバリンク20を昇降させ、図示しない被綴り用紙を綴る紙綴り動作を行う。
(ステープル送り機構に関する構成)
ステープル送り機構は、図10に示すように、上述した駆動軸13と、ステープル送り部材70と、スプリング74と、一対のガイド部75および76と、スプリング受け77を備える。図7及び図8に示すステープル送り部材70は、ホッチキス本体11に対し昇降するマガジン40(図10参照)に移動可能に配置されている。図8に示すように、ステープル送り部材70の先端には、プレート状の送り爪71が配置されている。
また、ステープル送り部材70には、その先端に一対のピン72が突設されていると共に、後端にも一対のピン73がそれぞれ突設されている。さらに、図9に示すように、ステープル送り部材70の中央には、軸受70Aが弧状に切欠形成されていると共に、軸受70Aに連続して斜状の斜面70Bが形成されている。そして、軸受70Aに駆動軸13が嵌り込み、ホッチキス本体11に位置決めされた駆動軸13と、昇降するマガジン40に配置されたステープル送り部材70との相対的な位置関係でステープル送り部材70が送り動作する(図9乃至図14参照)。
図10に示すように、ステープル送り部材70の後端にはスプリング74(図7参照)が巻装されており、このスプリング74に対応するようにスプリング受け77がマガジン40に一体成形されている。そして、図10に示すように、スプリング74は、ステープル送り部材70を常に送り方向へ付勢している。
ガイド部75は、ステープル送り部材70のピン72に対応するようマガジン40に一体成形されている。ガイド部75には上方向へ向かう斜状のガイド溝75Aが形成されていると共に、ガイド溝75Aに連続する水平状の水平面75Bが形成されている。これらのガイド溝75Aおよび水平面75Bに沿ってピン72がガイドされることにより、ステープル送り部材70は上述した送り動作を行う。
ガイド部76は、ステープル送り部材70のピン73に対応するようマガジン40に一体成形されている。ガイド部76には水平状のガイド溝76Aが形成されている。このガイド溝76Aに沿ってピン73が水平方向へガイドされることにより、ステープル送り部材70は送り動作を行う。なお、ガイド溝76Aは、ピン73を所定位置で停止させるストッパの機能を有する。
ここで、ガイド溝75Aが斜状となっているのは、ホーム位置でのマガジン40(ステープル送り部材70を含む)において、ステープル送り部材70の送り爪71がステープルカートリッジ80から退避できるようにしたものである。また、ガイド溝75Aおよび75Bに沿って、ステープル送り部材70がガイドされるに連れ、送り爪71を上昇させその後水平方向へとスライドさせる。
なお、上述したステープル送り部材70の斜面70Bは、ガイド溝75Aと略同じ傾斜角となっている。そして、ステープル送り部材70のピン72及び駆動軸13が、ガイド部75のガイド溝75A及びステープル送り部材70の斜面70Bにガイドされることにより、送り爪71に送り動作させる。ここで、ガイド部75および76並びにスプリング受け77を、ドライバリンク20と共に昇降するマガジン40に一体成形するので、ステープル送り部材70をガイドするのに必要な新たな部材は不要となる。
(本実施形態の作用)
ホッチキス10における紙綴り処理は、上述した紙綴り信号が図示しない制御部に入力すると、モータ12が正転駆動し、図6に示す駆動軸13等の回転運動を直線運動に変換してドライバリンク20(マガジン40およびステープルカートリッジ80を含む)を上昇させる。
ここで、図9乃至図14に基づき、ステープル送り機構の送り動作について説明する。なお、この送り動作は、ドライバリンク20(マガジン40及びステープル送り部材70を含む)のホーム位置(即ち、図6及び図10に示す待機位置)から被綴り用紙(図示省略)がクランプされるクランプ完了前の位置(即ち、図2の2点鎖線の位置よりも若干下方の位置)へと上昇する際に行われる。また、図9乃至図14に示す図は、図2に示すホッチキス10の側面図とは反対側の側面図となっている。なお、図10に示す位置が、ステープル送り部材70の初期位置である。
(ステープル送り機構の送り動作)
図9に示すように、ホーム位置でのステープル送り部材70は、その送り爪71が駆動軸13などによって下げられ、ステープルカートリッジ80から退避している(図5参照)。即ち、図10に示すように、ステープル送り部材70は、その軸受70Aが駆動軸13に嵌り込み、且つピン72がガイド溝75Aの基端で停止している。
具体的には、スプリング74の付勢力を受けるステープル送り部材70において、駆動軸13を支点としてピン72及びピン72に対応するガイド部75には下方斜め前方に向くベクトルが働くので、送り爪71はステープルカートリッジ80から退避した状態で保持される。なお、図10に示すように、ピン72及び73同士の中心は同一の水平線上に位置し、ステープル送り部材70はいわゆる前傾姿勢の状態で保持される。
ドライバリンク20がクリンチャ完了位置へ上昇すると、図11に示すように、ステープル送り部材70はマガジン40と駆動軸13との相対的な位置関係により駆動軸13を支点として回転する。即ち、マガジン40が上昇して駆動軸13から離れると、図12に示すように、軸受70Aが駆動軸13から抜出るステープル送り部材70は、その斜面70Bが駆動軸13に当接しながら上昇する。
そして、ステープル送り部材70は、スプリング74の付勢力により、ガイド溝75Aに沿って起き上がりながら送り方向へ移動する。即ち、図12に示すように、ピン72の中心とピン73の中心は水平線上においてピン略一個分の差が生じるので、ステープル送り部材70は起き上がった状態となる。
引続き、ドライバリンク20がさらに上昇すると、図13に示すように、ステープル送り部材70の送り爪71は図5に示すステープルSに当接し(図5の2点鎖線参照)、所定距離に亘り送り方向へスライドする。このスライドにより、図5に示す送り爪71がステープルS同士の隙間に入り込み、ステープルSを打出通路へと前進させる。
即ち、マガジン40が上昇して駆動軸13から離れると、図14に示すように、ステープル送り部材70はスプリング74の付勢力により、水平面75Bに沿って送り方向へスライドする。なお、ステープル送り部材70は、そのピン73がガイド溝76Aの端縁に当接することにより、スライドが停止する。本実施形態においては、脚部成形後のステープルSをドライバ21(図2参照)で打出す前にステープル送り部材70は図5に示す帯体のステープルS送りを完了させているので、ドライバ21の打込み時には確実にステープルSAがフェースプレート90側に当てつけられて打込通路に位置する。
なお、マガジン40が図2の想像線の位置まで上昇して被綴り用紙(図示省略)をクランプした後、図5に示すドライバ21で打出通路に位置する脚部成形後のステープルSAを上記被綴り用紙に向けて打ち出す。そして、マガジン40をさらにクリンチ完了位置まで上昇させると、上記被綴り用紙を貫通するステープルSAの脚部S1がドライバ21に対向して配置されるクリンチャ31(図2および図8参照)によって折り曲げられ、クリンチは完了する。
クリンチ完了後は、モータ12は逆転駆動され、ドライバリンク20を図6及び図10に示すホーム位置へと復帰させる。そして、ドライバリンク20が下降する際に、ステープル送り部材70も、上述した送り動作の逆動作によって初期位置に戻る。即ち、本実施形態においては、ステープル送り部材70の駆動源を、昇降するマガジン40に配置されるステープル送り部材70とドライバリンク20を駆動する駆動軸13との相対的な位置関係としているので、ステープル送り部材70を駆動させるためのカム機構またはリンク機構などは不要となる。
また、本実施形態においては、ホーム位置におけるステープル送り部材70の送り爪71が、ステープルカートリッジ80から退避する状態となっているので、ステープルカートリッジ80の着脱は支障無く行うことができる。
本実施形態によれば、一対のガイド部およびスプリング受け75乃至77を一体成形するマガジン40と、兼用部品となる駆動軸13と、ステープル送り部材70(送り爪71及びスプリング74を含む)のみの部品でステープルSを送り方向へ送れるので、ステープル送り機構の構成が簡易でかつ安価になる。即ち、本実施形態によれば、必要であると想定される送り爪を退避させる部品などが不要となり且つ部品点数が必要最低限のステープル送り機構であるので、構成は簡易となり、ホッチキスを安価に提供し得る。
特に、本実施形態によれば、ドライバリンク20を往復動させるのに必要な駆動軸13を、支点部材として兼用し新たな部品を不要としたので、部品点数がさらに少なくなり、且つ省スペース化にも寄与する。
なお、本実施形態では支点部材を駆動軸13とした例であるが、本発明に係る支点部材は例えばホッチキス本体11に配置されるフレームやこのフレームに固定される別部品などとしても良い。また、本実施形態ではドライバリンク(ドライバユニットと同義)のみを一往復させる機構となっているが、本発明はクリンチャユニット(クリンチャのみを駆動させる場合も含む)または両者のユニットを駆動させるようにしても良い。さらに、本実施形態ではロール状に巻いたステープルを収納するステープルカートリッジの例であるが、本発明は複数枚のシートステープルを積層するタイプのステープルカートリッジとしても適用できる。
本発明に係る一実施形態のホッチキスの全体斜視図である。 図1に示すホッチキスの側面図である。 図1に示すホッチキス本体からステープルカートリッジを取外した状態の斜視図である。 図3に示すステープルカートリッジの全体斜視図である。 図4に示すステープルカートリッジの要部を拡大した断面図である。 図1に示すマガジン駆動機構の概略図である。 図6に示すステープル送り機構の概略図である。 図7に示すステープル送り機構を異なる角度で見た概略図である。 図8に示すホーム位置でのステープル送り機構の概略図である。 図9に示すステープル送り機構の要部を示す概略図である。 図9に示すステープル送り機構の送り動作が開始した状態の概略図である。 図11に示すステープル送り機構の要部を示す概略図である。 図11に示すステープル送り機構の送り動作が完了した状態の概略図である。 図13に示すステープル送り機構の要部を示す概略図である。
符号の説明
10 電動ホッチキス
11 ホッチキス本体
12 モータ(駆動手段)
13 駆動軸(支点部材)
20 ドライバリンク(ドライバユニット)
21 ドライバ
22 フォーミングプレート(成形手段)
30 テーブル(クリンチャユニット)
31 クリンチャ
40 マガジン
70 ステープル送り部材
71 送り爪(送り片)
75 ガイド部材
80 ステープルカートリッジ
S ステープル
SA 打出通路に位置する脚部成形後のステープル

Claims (1)

  1. 棒状の成形前ステープルが複数収納されるステープルカートリッジを、ホッチキス本体に着脱可能に配置するホッチキスにおけるステープル送り機構であって、
    上記成形前ステープルに成形手段で一対の脚部を成形し、一対の脚部が成形されたステープルをドライバで打ち出すドライバユニットまたは上記ドライバに対向し上記脚部成形後のステープルの脚部を折り曲げて被綴り用紙を綴るクリンチャを備えるクリンチャユニットのうち少なくとも一方を、綴り作動前のホーム位置から上記脚部成形後のステープルの脚部を上記クリンチャでクリンチするクリンチ完了位置を経て上記ホーム位置へと一往復させる駆動手段と、
    上記ホッチキス本体に対し移動する上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方に配置され、上記ステープルを上記ステープルカートリッジの打出通路側へ送る送り片を有するステープル送り部材と、
    上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方に配置され、上記ステープル送り部材の送りをガイドするガイド部材と、
    上記ホッチキス本体に位置決めされた状態で配置され、上記ドライバユニットまたはクリンチャユニットの移動に伴い上記ステープル送り部材を相対的な位置関係で送り動作させる支点部材と、を有し、
    上記ホーム位置では上記送り片を上記支点部材および上記ガイド部材により上記ステープルカートリッジから退避させると共に、上記ドライバユニットまたは上記クリンチャユニットのいずれか一方が上記脚部成形後のステープルを上記ドライバで打出す前に上記ステープル送り部材は上記ステープルの送りを完了させることを特徴とするホッチキスにおけるステープル送り機構。
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