JP2005186943A - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】底板1cの裏面に底部嵌合部1dが形成されている底部1と、該底部を囲むように配設された側壁2、3とを有し、前記側壁を、前記底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記底部嵌合部の周辺枠1d3と前記底板とにより形成される隅部に、適当数の載置リブ5、6を形成するとともに、前記底部嵌合部の裏面と前記載置リブの下端とを面一に形成したものである。
【効果】折り畳みコンテナーの底部の土手部や箱型に組み立てられた状態の側壁に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している載置リブが負荷を負担することができ、従って、底部が下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことができる折り畳みコンテナーに関するものである。
折り畳みコンテナーの底部には、組み立てられた折り畳みコンテナー同士を、積み重ねた際に、下に位置する折り畳みコンテナーの開口部に嵌合する底部嵌合部が形成されており、上に位置する折り畳みコンテナーの底部に形成されている底部嵌合部を、下に位置する折り畳みコンテナーの開口部に嵌合することにより、下に位置する折り畳みコンテナーに対して、上に位置する折り畳みコンテナーが水平方向に移動しないように構成されている。
上述したように、折り畳みコンテナーの底部には、底部嵌合部が形成されているために、折り畳みコンテナーを、床面や地面等に載置した際には、底部嵌合部のみが床面や地面等に接触し、底部嵌合部が形成されていない底部は、床面や地面等に接触しないことになる。従って、例えば、折り畳みコンテナーの角部に、上方から負荷がかかった場合に、床面や地面等に接触していない底部の角部が、下方に屈曲し、座屈を起すという問題があった。
上述したような床面や地面等に接触していない底部の角部が、下方に屈曲し、座屈を起こさないように,底部嵌合部から底部の角部方向に延在する角部リブや角部張出部を形成した折り畳みコンテナーが,特許文献1に記載されている。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、適当数、パレットに載置し、パレットに載置された箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに、更に、パレットを載置することが行われているが、パレットが、特許文献2に開示されているような脚部を有するような場合には、脚部が、下に位置する箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの側壁に載置されることになる。
特開2001−130550号公報 特開平11−236040号公報
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては,折り畳みコンテナーの角部に,上方から負荷がかかった場合には,底部の角部が、下方に屈曲したり座屈するようなことを防止することがきるが,角部以外の側壁に,上方から負荷がかかった場合には,底部や側壁が,変形したり座屈を起こすという問題があった。
また、上述したように、パレットの脚部が、下に位置する箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの側壁に載置された場合には、底部や側壁が,変形したり座屈を起こすという問題があった。
本発明の目的は,上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
底板の裏面に底部嵌合部が形成されている底部と、該底部を囲むように配設された側壁とを有し、前記側壁を、前記底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記底部嵌合部の周辺枠と前記底板とにより形成される隅部に、適当数の載置リブを形成するとともに、前記底部嵌合部の裏面と前記載置リブの下端とを面一に形成したものであり、第2には、前記載置リブの先端と前記底部に形成された土手部の外壁部との間に所定の間隙が形成されているとともに、前記側壁の上部内側角部に、前記側壁の上端フランジの上面に所定の幅の残余部が形成されるように、載置リブ用嵌合凹部を形成したものであり、第3には、前記載置リブを、前記底部に形成された土手部の内部空間を区画する区画壁と一体に形成したものであり、第4には、前記底部嵌合部の角部領域に、角部張出部を形成したものである。
底部嵌合部の周辺枠と底板とにより形成される隅部に、適当数の載置リブを形成するとともに、底部嵌合部の裏面と載置リブの下端とを面一に形成したので、折り畳みコンテナーの底部の土手部や箱型に組み立てられた状態の側壁に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している載置リブが負荷を負担することができ、従って、底部が下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
載置リブの先端と底部に形成された土手部の外壁部との間に所定の間隙が形成されているとともに、側壁の上部内側角部に、側壁の上端フランジの上面に所定の幅の残余部が形成されるように、載置リブ用嵌合凹部を形成することにより、箱型に組み立てられた状態における側壁の上面に、実質的に連続した額縁状平坦部を形成したので、下に位置する箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした場合や、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーにパレットを載置した場合に、下に位置する箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの側壁の額縁状平坦部により、負荷が、満遍なく負担されるので、側壁が屈曲し、座屈を起こすようなことを防止することができる。
載置リブを、底部に形成された土手部の内部空間を区画する区画壁と一体に形成したので、載置リブの強度や剛性を高めることができる。
底部嵌合部の角部領域に、角部張出部を形成したので、折り畳みコンテナーの角部に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している角部張出部が負荷を負担し、従って、底部の角部が下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。また、角部張出部の裏面が、所定の面積を有する面状に形成されているので、細長い底部角部リブとして形成されたものに比べ、折り畳みコンテナーが安定した状態で、床等に載置されるとともに、強度的に弱い底部角部リブが損傷するというようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
1は、平面形状が長方形状の底部であり、底部1の相対する長辺側土手部1aには、適当なヒンジ部材を介して長側壁2がヒンジ連結されており、また、底部1の相対する短辺側土手部1bには、同じくヒンジ部材を介して短側壁3がヒンジ連結されている。本実施例においては、長辺側土手部1aが、短辺側土手部1bより高く構成されており、底部1と長側壁2とのヒンジ連結部は、底部1と短側壁3とのヒンジ連結部より高い位置にある。
図1に示されているように、箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初に、短側壁3を折り畳みコンテナーの内側に倒して、図2に示されているように、底部1の上に重ねる。次いで、同じく、長側壁2を折り畳みコンテナーの内側に倒して、図3に示されているように、底部1及び短側壁3の上に重ねる。逆に、図3に示されている折り畳まれた状態から、図1に示されているように組み立てるには、底部1及び短側壁3の上に重ねられた状態の長側壁2を略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てて、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる。
次に、図5及び図6を用いて、底部1について説明する。
底部1の長辺側土手部1a及び短辺側土手部1bは、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状に形成されており、長辺側土手部1aの内部空間A1には,内部空間A1を区画する区画壁1a1が、長辺側土手部1aの長さ方向に対して略垂直に、適当数、形成されている。同様に,短辺側土手部1bの内部空間A2内にも,内部空間A2を区画する区画壁1b1が、短辺側土手部1bの長さ方向に対して略垂直に、適当数、形成されている。
底板1cの裏面には、長辺側土手部1aに略平行な複数のリブ1d1及び短辺側土手部1bに略平行で、上記リブ1d1と交差する複数のリブ1d2が垂下されているとともに、上記リブ1d1、1d2周囲を周辺枠1d3で囲むことにより、底部嵌合部1dが形成されている。
底部嵌合部1dの4つの角部領域、換言すれば、底部1の4つの角部1e付近の角部領域には、底部1の角部1e方向に延在する角部張出部1fが形成されており、底部嵌合部1dの裏面と角部張出部1fの裏面とは、面一に形成されている。
角部張出部1fは、長辺側土手部1aに平行な長辺側壁部1f1と短辺側土手部1bに平行な短辺側壁部1f2とを有しており、また、長辺側壁部1f1は、底部嵌合部1dを形成する周辺枠1d3方向に延在する傾斜部1f3を介して、長辺側土手部1a側に位置する周辺枠1d3に連結されており、同様に、短辺側壁部1f2は、底部嵌合部1dを形成する周辺枠1d3方向に延在する傾斜部1f4を介して、短辺側土手部1b側に位置する周辺枠1d3に連結されている。なお、長辺側壁部1f1、短辺側壁部1f2及び傾斜部1f3、1f4により囲まれた空間にも、上述したリブ1d1、リブ1d2が形成されている。
底部1の長辺側土手部1aの両端部には、平面形状が略L状の角部ブロック1gが形成されており、角部ブロック1gには、内側段部1g1が形成されている。折り畳まれた状態の折り畳みコンテナー同士を段積みした際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部嵌合部1dの角部張出部1fが、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された角部ブロック1gの内側段部1g1に嵌合されるように構成されている。
短側壁3の外壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、外側に位置する面)3aの上部角部領域には、縦方向に延在する係合凹部3bが形成されており、係合凹部3bには、複数個の嵌合突起3b1が形成されている。また、短側壁3の内壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、内側に位置する面)3cの上部角部領域には、横長の端部嵌合凹部3dが形成されており、端部嵌合凹部3dは、底面3d1と、短側壁3の中央部側に形成された傾斜面3d2と、奥壁3d3とにより形成されている。端部嵌合凹部3dは、上部と、内側と、傾斜面3d2と反対側の端部が開放されている。
長側壁2の垂直端の上部からは、短側壁3方向に延在する係合枠2aが形成されており、係合枠2aには、上述した短側壁3の係合凹部3bに突設された嵌合突起3b1が嵌合可能な透孔2a1が穿設されている。また、長側壁2の垂直端の上部に形成された係合枠2aは、折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、短側壁3の上部角部領域に形成された係合凹部3bに入り込むとともに、短側壁3の係合凹部3bに突設された嵌合突起3b1が、長側壁2の係合枠2aに穿設された透孔2a1に嵌入し、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、後から略垂直に立てられた短側壁3が、簡単には、底部1方向に倒れないように構成されている。
また、長側壁2の係合枠2a側の内壁面(折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際に、内側に位置する面)2bの上部角部領域には、横長の端部嵌合凹部2cが形成されており、端部嵌合凹部2cは、底面2c1と、長側壁2の中央部側に形成された傾斜面2c2と、奥壁2c3と、係合枠2aの内壁面2a2とにより形成されており、上部と内側が開放されている。
折り畳みコンテナーを箱型に組みたてた際には、短側壁3の内壁面3cの上部角部領域に形成された横長の端部嵌合凹部3dと、長側壁2の係合枠2a側の内壁面2bの上部角部領域に形成された横長の端部嵌合凹部2cとにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内部隅部には、平面形状が、略L字状の角部張出部用嵌合凹部4が形成されている。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、上下方向に段積みした際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の底部嵌合部1dの角部張出部1fが、下に位置する折り畳みコンテナーの短側壁3の内壁面3cの上部角部領域に形成された横長の端部嵌合凹部3dと長側壁2の係合枠2a側の内壁面2bの上部角部領域に形成された横長の端部嵌合凹部2cとにより形成された角部張出部用嵌合凹部4に嵌合されるとともに、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の長辺側土手部1a側に位置する周辺枠1d3の直線部分1d4が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2の内壁面2bに接近して対向し、同様に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の短辺側土手部1b側に位置する周辺枠1d3の直線部分1d5が、下に位置する折り畳みコンテナーの短側壁3の内壁面3cに接近して対向し、更に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部嵌合部1dの周囲に位置する底部1の底板1cの裏面が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2の上端フランジ2dの上面及び短側壁3の上端フランジ3eの上面に載置されるように構成されている。従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、安定した状態で段積みすることができる。
また、折り畳みコンテナーを、床面や地面に載置した際には、底部1に形成された底部嵌合部1d及び該底部嵌合部1dの4つの角部領域に形成された角部張出部1fが、床面や地面に当接するように構成されているので、折り畳みコンテナーの角部に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している角部張出部1fが負荷を負担し、従って、底部1の角部が下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。また、角部張出部1fの裏面が、上述した特開2001−130550号公報に開示されている細長い底部角部リブと異なり、所定の面積を有する面状に形成されているので、細長い底部角部リブとして形成されたものに比べ、折り畳みコンテナーが安定した状態で、床等に載置されるとともに、強度的に弱い底部角部リブが損傷するというようなことが、確実に防止できる。
更に、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナー同士を段積みした際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部嵌合部1dの角部張出部1fが、下に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された角部ブロック1gの内側段部1g1に嵌合されるように構成されているので、従って、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの水平方向の移動も制限され、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、安定した状態で段積みすることができる。
長辺側土手部1a側に位置する周辺枠1d3の直線部分1d4と底板1cとにより形成される隅部には、周辺枠1d3の直線部分1d4に対して略垂直な長辺側載置リブ5が、所定の間隔で形成されており、長辺側載置リブ5は、長辺側土手部1a方向に延在しているが、長辺側載置リブ5の先端5aは、長辺側土手部1aの外壁部1a2まで達しておらず、長辺側載置リブ5の先端5aと長辺側土手部1aの外壁部1a2との間には、所定に間隙が形成されている。また、長辺側載置リブ5の下端5bは、底部嵌合部1dの裏面と、面一に形成されている。更に、長辺側載置リブ5は、長辺側土手部1aの内部空間A1を区画する区画壁1a1と一体に形成されることが好ましい。このように、長辺側載置リブ5と区画壁1a1とを一体に形成することにより、長辺側載置リブ5の強度や剛性を高めることができる。なお、長側壁2の外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)に垂直リブが形成されている場合には、該垂直リブを、長辺側載置リブ5や区画壁1a1と一体的に、換言すれば、垂直リブと長辺側載置リブ5と区画壁1a1とが、上下方向に一致するように配置することが好ましい。
同様に、短辺側土手部1b側に位置する周辺枠1d3の直線部分1d5と底板1cとにより形成される隅部には、周辺枠1d3の直線部分1d5に対して略垂直な短辺側載置リブ6が、所定の間隔で形成されており、短辺側載置リブ6は、短辺側土手部1b方向に延在しているが、短辺側載置リブ6の先端6aは、短辺側土手部1bの外壁部1b2まで達しておらず、短辺側載置リブ6の先端6aと短辺側土手部1bの外壁部1b2との間には、所定に間隙が形成されている。また、短辺側載置リブ6の下端6bは、底部嵌合部1dの裏面と、面一に形成されている。更に、短辺側載置リブ6は、短辺側土手部1bの内部空間A2を区画する区画壁1b1と一体に形成されることが好ましい。このように、短辺側載置リブ6と区画壁1b1とを一体に形成することにより、短辺側載置リブ6の強度や剛性を高めることができる。なお、短側壁3の外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)に垂直リブが形成されている場合には、該垂直リブを、短辺側載置リブ6や区画壁1b1と一体的に、換言すれば、垂直リブと短辺側載置リブ6と区画壁1b1とが、上下方向に一致するように配置することが好ましい。
上述したように、底部1の長辺側土手部1aに沿って長辺側載置リブ5を形成したので、折り畳みコンテナーを、床面や地面に載置した際には、底部1に形成された底部嵌合部1d及び長辺側載置リブ5が、床面や地面に当接するように構成されているので、折り畳みコンテナーの長辺側土手部1aや箱型に組み立てられた状態の長側壁2に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している長辺側載置リブ5が負荷を負担し、従って、長辺側土手部1aが下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
同様に、底部1の短辺側土手部1bに沿って短辺側載置リブ6を形成したので、折り畳みコンテナーを、床面や地面に載置した際には、底部1に形成された底部嵌合部1d及び短辺側載置リブ6が、床面や地面に当接するように構成されているので、折り畳みコンテナーの短辺側土手部1bや箱型に組み立てられた状態の短側壁3に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している短辺側載置リブ6が負荷を負担し、従って、短辺側土手部1bが下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
次に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした際に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された長辺側載置リブ5及び短辺側載置リブ6が挿入される構成について説明する。
長側壁2の上部内側角部の適当な個所には、載置リブ用嵌合凹部7が形成されており、載置リブ用嵌合凹部7は、底面7aと、相対する側面7bと、奥壁7cとにより形成されており、上部と内側が開放されている。載置リブ用嵌合凹部7の深さ(長側壁2の上端フランジ2dの上面から載置リブ用嵌合凹部7の底面7a迄の距離)は、長辺側載置リブ5の高さ(長辺側載置リブ5の下端5bから底板1cの裏面までの距離)と同じか、或いは、長辺側載置リブ5の高さより、若干、浅く又は深く形成されている。そして、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした際に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された長辺側載置リブ5が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2に形成された載置リブ用嵌合凹部7に挿入されるように構成されている。なお、本実施例においては、3つの載置リブ用嵌合凹部7が形成されており、各載置リブ用嵌合凹部7には、それぞれ、2つの長辺側載置リブ5が挿入されるように構成されているが、載置リブ用嵌合凹部7の個数や、載置リブ用嵌合凹部7に挿入される長辺側載置リブ5の個数は、本実施例に限定されるものではない。
同様に、短側壁3の上部内側角部の適当な個所には、載置リブ用嵌合凹部8が形成されており、載置リブ用嵌合凹部8は、底面8aと、相対する側面8bと、奥壁8cとにより形成されており、上部と内側が開放されている。載置リブ用嵌合凹部8の深さ(短側壁3の上端フランジ3eの上面から載置リブ用嵌合凹部8の底面8a迄の距離)は、載置リブ用嵌合凹部8の高さ(短辺側載置リブ6の下端6bから底板1cの裏面までの距離)と同じか、或いは、短辺側載置リブ6の高さより、若干、浅く又は深く形成されている。そして、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした際に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1に形成された短辺側載置リブ6が、下に位置する折り畳みコンテナーの短側壁3に形成された載置リブ用嵌合凹部8に挿入されるように構成されている。なお、本実施例においては、1つの載置リブ用嵌合凹部8が形成されており、該載置リブ用嵌合凹部8には、2つの短辺側載置リブ6が挿入されるように構成されているが、載置リブ用嵌合凹部8の個数や、載置リブ用嵌合凹部8に挿入される短辺側載置リブ6の個数は、本実施例に限定されるものではない。
上述したように、長辺側載置リブ5の先端5aは、長辺側土手部1aの外壁部1a2まで達しておらず、長辺側載置リブ5の先端5aと長辺側土手部1aの外壁部1a2との間には、所定に間隙が形成されているので、長側壁2の上部内側角部に形成されている載置リブ用嵌合凹部7は、長側壁2の上端フランジ2dの上面の幅(長側壁2の厚さ方向)W1の全幅に亘たって形成されておらず、従って、載置リブ用嵌合凹部7が形成されている長側壁2の上端フランジ2dの上面には、所定の幅の残余部2d1が形成されている。
同様に、短辺側載置リブ6の先端6aは、短辺側土手部1bの外壁部1b2まで達しておらず、短辺側載置リブ6の先端6aと短辺側土手部1bの外壁部1b2との間には、所定に間隙が形成されているので、短側壁3の上部内側角部に形成されている載置リブ用嵌合凹部8は、短側壁3の上端フランジ3eの上面の幅(短側壁3の厚さ方向)W2の全幅に亘たって形成されておらず、従って、載置リブ用嵌合凹部8が形成されている短側壁3の上端フランジ3eの上面には、所定の幅の残余部3e1が形成されている。
上述したように、載置リブ用嵌合凹部7が形成されている長側壁2の上端フランジ2dの上面には、所定の幅の残余部2d1が形成されているとともに、載置リブ用嵌合凹部8が形成されている短側壁3の上端フランジ3eの上面にも、所定の幅の残余部3e1が形成されているので、従って、箱型に組み立てられた状態において、長側壁2の上端フランジ2dの上面には、幅W1の全幅に亘たって延在する凹溝や切欠きが存在せず、同様に、短側壁3の上端フランジ3eの上面にも、幅W2の全幅に亘たって延在する凹溝や切欠きが存在しないので、箱型に組み立てられた状態において、側壁2、3の上端フランジ2d、3eの上面には、長側壁2の残余部2d1を有する上端フランジ2dの上面と短側壁3の残余部3e1を有する上端フランジ3eの上面とからなる、実質的に連続した額縁状平坦部Pが形成されることになる。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを段積みした場合には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部嵌合部1dの周囲に位置する底部1の底板1cの裏面が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2の残余部2d1を有する上端フランジ2dの上面と短側壁3の残余部3e1を有する上端フランジ3eの上面とからなる、実質的に連続した額縁状平坦部Pに載置されることになり、従って、上に位置する折り畳みコンテナーの負荷が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2の残余部2d1を有する上端フランジ2dの上面と短側壁3の残余部3e1を有する上端フランジ3eの上面とからなる額縁状平坦部Pにより、満遍なく負担されるので、長側壁2や短側壁3が屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
また、図7に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーCを、適当数、パレットTに載置し、パレットTに載置された箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーCに、更に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーCが載置されているパレットTを段積みすることが行われているが、パレットTが載置される、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーCは、上述したように、長側壁2の残余部2d1を有する上端フランジ2dの上面と短側壁3の残余部3e1を有する上端フランジ3eの上面とからなる額縁状平坦部Pにより、その負荷が、満遍なく負担されるので、パレットTが載置される、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーCの長側壁2や短側壁3が屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。
なお、上述した実施例には、底部1に、角部張出部1fと長辺側載置リブ5と短辺側載置リブ6とを形成した例が示されているが、図8に示されているように、角部張出部1fを省略することもできる。この場合には、幾つかの長辺側載置リブ5や短辺側載置リブ6を、裏面形状が方形状の底部嵌合部1dの4つの角部に接近して形成することにより、折り畳みコンテナーを、床面や地面に載置した際には、角部付近に形成された長辺側載置リブ5及び短辺側載置リブ6が、床面や地面に当接するので、折り畳みコンテナーの角部に、上方から負荷がかかっても、床面や地面に当接している長辺側載置リブ5及び短辺側載置リブ6により、負荷を負担し、底部1の角部が下方に屈曲し、座屈を起すようなことを防止することができる。図8には、短辺側土手部1bの両端部付近に、短辺側載置リブ6を増設した例が示されており、このような短辺側載置リブ6の増設に対応して、図9に示されているように、短側壁3の上部内側角部には、載置リブ用嵌合凹部8が増設されている。
また、長辺側載置リブ5及び短辺側載置リブ6を、板状のリブとして形成することも、また、横幅の広いブロック状のリブとして形成することもできる。
図1は、箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図2は、図1に示されている折り畳みコンテナーの組み立て途中或いは折り畳み途中の斜視図である。 図3は、図1に示されている折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、図1に示されている箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーの平面図である。 図5は、図1に示されている折り畳みコンテナーの底部の裏面斜視図である。 図6は、図1に示されている折り畳みコンテナーの底部の部分拡大裏面斜視図である。 図7は、図1に示されている箱型に組み立てられた状態の折り畳みコンテナーが載置されたパレットが段積みされた状態の正面図である。 図8は、本発明の他の実施例の折り畳みコンテナーの底部の裏面斜視図である。 図9は、図8に示されている底部を有する折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ状態の斜視図である。
符号の説明
A1、A2・・・・・・・内部空間
P・・・・・・・・・・・額縁状平坦部
1・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・長辺側土手部
1b・・・・・・・・・・短辺側土手部
1f・・・・・・・・・・角部張出部
2・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・短側壁
4・・・・・・・・・・・角部張出部用嵌合凹部
5・・・・・・・・・・・長辺側載置リブ
6・・・・・・・・・・・短辺側載置リブ 7、8・・・・・・・・・載置リブ用嵌合凹部

Claims (4)

  1. 底板の裏面に底部嵌合部が形成されている底部と、該底部を囲むように配設された側壁とを有し、前記側壁を、前記底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、前記底部嵌合部の周辺枠と前記底板とにより形成される隅部に、適当数の載置リブを形成するとともに、前記底部嵌合部の裏面と前記載置リブの下端とを面一に形成したことを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 上記載置リブの先端と上記底部に形成された土手部の外壁部との間に所定の間隙が形成されているとともに、上記側壁の上部内側角部に、前記側壁の上端フランジの上面に所定の幅の残余部が形成されるように、載置リブ用嵌合凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 上記載置リブを、上記底部に形成された土手部の内部空間を区画する区画壁と一体に形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
  4. 上記底部嵌合部の角部領域に、角部張出部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の折り畳みコンテナー。
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