JP4263983B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底部と、底部にヒンジ連結された側壁とから構成された折り畳み可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、底部の一方の相対する辺部に形成された土手部に、適当なヒンジ部材を介して、一方の相対する側壁をヒンジ連結するとともに、底部のもう一方の相対する辺部に形成された土手部に、同じく、適当なヒンジ部材を介して、もう一方の相対する側壁をヒンジ連結して構成された折り畳みコンテナーが、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2002−120831号公報
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、底部と側壁とのヒンジ連結部付近の強度や剛性が十分でないために、底部の土手部が変形したり、箱型に組み立てられた状態の側壁に、内側から外側に向かって外力が作用した際に、側壁が外側に変形する等の問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部の一方の相対する辺部に形成された土手部に、一方の相対する側壁がヒンジ連結されているとともに、底部のもう一方の相対する辺部に形成された土手部に、もう一方の相対する側壁がヒンジ連結されて構成された折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記土手部の内壁部に形成された切欠き凹部を囲むように、前記土手部の内壁部には、略逆U字状の内壁側補強部材が形成されており、前記内壁側補強部材は、前記底部の土手部の内壁部に突設されたフックの庇部から、前記切欠き凹部の相対する垂直縁に沿って延在する垂直リブと、該垂直リブの下端を連結するとともに、前記切欠き凹部の水平縁に沿って延在する水平リブとから構成されており、前記フックの庇部の下に入り込んでいる、側壁に形成されたヒンジブロックが、前記土手部の内壁部を押圧し、該土手部の内壁部を変形させようとした際には、前記内壁側補強部材により、前記底部の土手部の内壁部の湾曲変形が防止されるように構成したものであり、第2には、前記土手部に配設された縦孔内に位置する外壁部の内面に、該外壁部を肉厚とすることにより、外壁側補強部材を形成したものであり、第3には、前記側壁の下部フランジと下部帯状枠とにより形成される外側隅部に、略角柱状の側壁側補強部材を形成したものである。
本発明は、上述した構成を有するので、以下に記載する効果を奏することができるものである。
底部の土手部に配設された雌ヒンジ部材の切欠き凹部を囲むように、前記土手部の内壁部に、内壁側補強部材を形成したので、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた側壁の変形を防止することができる。
底部の土手部に配設された雌ヒンジ部材の縦孔付近に位置する土手部の外壁部に、外壁側補強部材を形成したので、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた側壁の変形を防止することができる。
底部の土手部に配設された雌ヒンジ部材の切欠き凹部を囲むように、前記土手部の内壁部に、内壁側補強部材を形成するとともに、雄ヒンジ部材付近に位置する、側壁の下部フランジと下部帯状枠とにより形成される外側隅部に、側壁側補強部材を形成したので、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた側壁の変形を防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1〜図3を用いて、本発明の折り畳みコンテナーの全体構成について説明する。
1は、平面形状が略長方形の底部で有り、底部1は、相対する長辺側に形成された土手部(以下、長辺側土手部という。)1aと、相対する短辺側に形成された土手部(以下、短辺側土手部という。)1bとを有しており、本実施例においては、長辺側土手部1aの高さは、短辺側土手部1bの高さより、高く形成されている。また、長辺側土手部1a及び短辺側土手部1bには、後述する雌ヒンジ部材H1が、所定の間隔で適当数、配設されている。
2は、長側壁であり、長側壁2の下部フランジ2aの裏面には、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されている。3は、短側壁であり、短側壁3の下部フランジ3aの裏面にも、底部1の短側壁土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されている。
長側壁2の下部フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2と底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1とを連結することにより、長側壁2が、底部1にヒンジ連結され、また、短側壁3の下部フランジ3aに配設された雄ヒンジ部材H2と底部1の短辺側土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1とを連結することにより、短側壁3が、底部1にヒンジ連結されて、折り畳みコンテナーが構成されることになる。
長側壁2の横長の略長方形状の板状部2bの両端部には、板状部2bに対して略直角方向に延在する縦長の係合枠4が形成されており、係合枠4には、適当数の透孔4aが穿設されている。また、係合枠4付近に位置する板状部2bに、コの字状のスリット5を形成することにより、係合枠4側が自由端に形成された弾性舌片6が形成されている。弾性舌片6の先端部には、係合枠4と対向するように、係止凸部6aが形成されている。
短側壁3の横長の略長方形状の板状部3bの両端部には、板状部3bを延長することにより、縦長の係合枠7が形成されており、係合枠7には、長側壁2の係合枠4に穿設されている透孔4aに嵌合する嵌合突起7aが形成されている。
図3に示されているように、折り畳まれた状態から、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を、略垂直に立てられた長側壁2方向に回動させると、短側壁3の係合枠7に形成された嵌合突起7aの長側壁2の係合枠4に穿設された透孔4aへの嵌合に前後して、短側壁3の係合枠7が、長側壁2に形成された弾性舌片6の係止凸部6aに当接し、弾性舌片6を外側に変形させる。そして、短側壁3の係合枠7が、長側壁2に形成された弾性舌片6の係止凸部6aを通過した時点で、短側壁3の係合枠7により外側に押された弾性舌片6が、その復元力により戻り、弾性舌片6の係止凸部6aが、略垂直に立てられた短側壁3の係合枠7に当接して、短側壁3の底部1方向への回動を阻止するように構成されている。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳むには、先ず最初に、長側壁2の弾性舌片6を、その係止凸部6aが、短側壁3の係合枠7から外れるように、外側に押し、その後、短側壁3を底部1方向に回動させることにより、短側壁3の係合枠7に形成された嵌合突起7aを、長側壁2の係合枠4に穿設された透孔4aから排出させて、短側壁3を底部1の上に倒す。その後、略垂直な長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。
次に、図4〜図7を用いて、底部1の長辺側土手部1aに配設されている雌ヒンジ部材H1を例に、雌ヒンジ部材H1について説明するとともに、長側壁2の下部フランジ2aに配設されている雄ヒンジ部材H2を例に、雄ヒンジ部材H2について説明する。
底部1の長辺側土手部1aは、底部1の底板1cの縁部から上方に略垂直に延在する内壁部1a1と、内壁部1a1の上端から外側に略水平に延在する水平部1a2と、水平部1a2の縁部から下方に底板1c付近まで延在する外壁部1a3とから構成されており、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状に形成されている。
長辺側土手部1aには、平面形状が長方形の縦孔h1が形成されており、また、長辺側土手部1aの内壁部1a1には、上方が開放されているとともに、底板1c方向に延在する方形状の切欠き凹部h2が形成されている。切欠き凹部h2の横幅(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)W1は、縦孔h1の長辺長さ(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)W2より短く、且つ、切欠き凹部h2は、縦孔h1の長辺の略中央部に位置している。また、切欠き凹部h2の両側に位置する内壁部1a1の内面(外壁部1a3側に位置する面)の上端部には、フックh3が突設されている。上記の長辺側土手部1aに形成された縦孔h1、切欠き凹部h2及びフックh3とにより、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
一方、長側壁2の板状部2bに垂直な下部フランジ2aの裏面には、所定の間隔をおいて、且つ、下部フランジ2aの長手方向に対して垂直に、一対の板状の支持片h10が垂設されており、また、一対の支持片h10は、連結片h11により連結されている。一対の支持片h10の外側面(一対の支持片h10の相対する面とは反対側の面)間の幅W3は、切欠き凹部h2の横幅W1より、若干、狭く形成されており、一対の支持片h10が、切欠き凹部h2に挿入可能なように構成されている。そして、ヒンジブロックh12の下部フランジ2aとの対向面(以下、上面という。)h12aは、下部フランジ2aと略平行な平坦面として形成されており、また、上記の上面h12aの板状部2b側に位置する端部には、略直方体状の当接ブロック部h12bが突設されており、更に、上面h12aと相対する面(長側壁2を垂直に立てた際の底面)h12cは、支持片h10の略円弧状先端面に沿って、略円弧状に形成されている。
ヒンジブロックh12の下部フランジ2aに対して垂直方向の幅(ヒンジブロックh12の底面h12cから当接ブロック部h12bの上面までの高さ)W4は、底部1の長辺側土手部1aの外壁部1a3と内壁部1a1の内面に突設されたフックh3の先端との間の間隙W5より、若干、広く形成されている。上記の一対の支持片h10、連結片h11及び当接ブロック部h12bを有するヒンジブロックh12とにより、雄ヒンジ部材H2が構成されている。
底部1と長側壁2とをヒンジ連結するには、図5に示されているように、長側壁2を、底部1と略平行になるように、略水平状態に配置し、その後、その状態を維持したまま、長側壁2を、底部1に向かって下降させ、長側壁2に形成されたヒンジブロックh12が突設されている支持片h10を、長辺側土手部1aに形成された切欠き凹部h2に挿入するとともに、ヒンジブロックh12を、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1に挿入すると、ヒンジブロックh12の下部フランジ2aに対して垂直方向の幅W4は、底部1の長辺側土手部1aの外壁部1a3と内壁部1a1の内面に突設されたフックh3の先端との間の間隙W5より、若干、広く形成されているので、ヒンジブロックh12は、図5に示されているように、底部1の長辺側土手部1aの内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2の両側に位置する内壁部1a1の内面に突設されたフックh3の上部傾斜面h3aに載置されることになる。その後、長側壁2と底部1とが略水平状態を維持したまま、長側壁2を、更に、底部1に向かって、強制的に下降させると、ヒンジブロックh12は、長辺側土手部1aの内壁部1a1或いは/及び外壁部1a3を湾曲変形させて、底部1に形成された長辺側土手部1aの外壁部1a3と内壁部1a1の内面に突設されたフックh3との間の間隙W5を拡げることにより、長辺側土手部1aの外壁部1a3と内壁部1a1の内面に突設されたフックh3との間を通過し、図6に示されているように、底部1に形成された長辺側土手部1aの外壁部1a3と内壁部1a1との間に配置されることになる。このようにして、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とがヒンジ連結されることになる。
折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態から、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立てると、図7に示されているように、ヒンジブロックh12の当接ブロック部h12bが、底部1に形成された長辺側土手部1aの内壁部1a1に突設されたフックh3の庇部h3bの下に入り込むとともに、長側壁2の下部フランジ2aが、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a2に載置されることになる。そして、フックh3の庇部h3bの下に入り込んだヒンジブロックh12の当接ブロック部h12bは、フックh3の庇部h3bと当接するように、或いは、庇部h3bに接近した位置をとるように構成されており、従って、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、長側壁2が、上下方向にがたつくようなことがない。
長辺側土手部1aの内壁部1a1の内面(外壁部1a3側に位置する面)には、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように、補強部材(以下、内壁側補強部材と称する。)E1が形成されている。内壁側補強部材E1は、切欠き凹部h2を構成する相対する垂直縁h2a付近において、垂直縁h2aに沿って、フックh3の庇部h3bから下方に延在する垂直リブe1と、切欠き凹部h2を構成する水平縁h2b付近において、水平縁h2bに沿って延在するとともに、垂直リブe1の下端を連結する水平リブe2とから構成されており、長辺側土手部1aに対向するように、内壁側補強部材E1を見た場合に、略U字状に形成されている。
箱型に組み立てられた長側壁2に、図7の矢印A1に示されているように、内側から負荷が加わった際には、長側壁2は、下部フランジ2aの外側端部と長辺側土手部1aを構成する外壁部1a3の上端部との接点を支点F1として、図7において.反時計方向に回動しようとするので、フックh3の庇部h3bの下に入り込んでいるヒンジブロックh12が、内壁部1a1を押圧し、切欠き凹部h2付近の内壁部1a1を変形させようとするが、切欠き凹部h2付近に位置する内壁部1a1の内面には、凹部h2を囲むように、略U字状の内壁側補強部材E1が形成されているので、切欠き凹部h2付近の内壁部1a1が湾曲変形するようなことがなく、従って、長側壁2が外側に膨らむようなことを防止することができるとともに、切欠き凹部h2付近の内壁部1a1の損傷を防止することができる。
上述したように、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面に、切欠き凹部h2を囲むように、内壁側補強部材E1を形成したので、雌ヒンジ部材H1を構成する切欠き凹部h2付近に位置する内壁部1a1の強度や剛性が増加し、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の長側壁2の外側への変形を防止することができる。なお、上述した実施例には、内壁側補強部材E1が、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面(外壁部1a3側に位置する面)に形成されている例が示されているが、内壁側補強部材E1を、外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、折り畳みコンテナー内に位置する面)に配設することもできる。この場合には、内壁側補強部材E1を構成する垂直リブe1を、長辺側土手部1aの水平部1a2付近まで延在することができる。
次に、図8及び図9を用いて、本発明の別の実施例について説明する。
この実施例は、長辺側土手部1aに形成された平面形状が長方形の縦孔h1内に位置する外壁部1a3の内面(内壁部1a1側に位置する面)に、肉厚部(以下、外壁側補強部材と称する。)E2を形成したものである。外壁側補強部材E2の横幅(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)は、少なくとも、縦孔h1の長辺長さ(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)W2と同じになるように構成されている。
上述した実施例と同様に、箱型に組み立てられた長側壁2に、矢印A1に示されているように、内側から負荷が加わった際には、長側壁2は、下部フランジ2aの外側端部と長辺側土手部1aを構成する外壁部1a3の上端部との接点を支点F1として、図9において.反時計方向に回動しようとするが、この支点F1にも、負荷が加わることになる。本実施例においては、少なくとも、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3の内面には、肉厚部として構成された外壁側補強部材E2が形成されているので、縦孔h1付近に位置する外壁部1a3の強度や剛性を増加することができ、従って、外壁部1a3の変形を防止することができる。よって、長側壁2が外側に膨らむようなことを防止することができるとともに、縦孔h1付近に位置する外壁部1a3の損傷を防止することができる。
なお、外壁側補強部材E2を、長辺側土手部1aの外壁部1a3を肉厚にすることにより形成する代わりに、長辺側土手部1aの外壁部1a3の内面に、長辺側土手部1aの長手方向に沿った、1本以上のリブを形成することもできる。この場合にも、リブは、少なくとも、縦孔h1の長辺長さW2と同じになるように形成される。
また、上述した実施例には、外壁側補強部材E2が、底部1の長辺側土手部1aを構成する外壁部1a3の内面(内壁部1a1側に位置する面)に形成されている例が示されているが、外壁部1a3の外面に形成することもできる。
図8及び図9に示されている実施例には、上述した長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3を、肉厚とすることにより構成された外壁側補強部材E2が形成されているとともに、長辺側土手部1aの内壁部1a1の内面に、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように、内壁側補強部材E1が形成されている例が示されているが、内壁側補強部材E1或いは外壁側補強部材E2の何方か一方の補強部材を形成することも、また、図8及び図9に示されているように、内壁側補強部材E1と外壁側補強部材E2の両方を形成することもできる。
次に、図10及び図11を用いて、本発明の更に別の実施例について説明する。
本実施例においては、長側壁2には、板状部2bを、下部フランジ2aを越えて、所定長さ下方に延長することにより、下部フランジ2aの真下には、横長の下部帯状枠2cが形成されており、下部フランジ2aと下部帯状枠2cとにより、外側隅部2dが形成されている。そして、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する一対の支持片h10の外側面(一対の支持片h10の相対する面とは反対側の面)付近に位置する外側隅部2dには、略角柱状の側壁側補強部材E3が配設されている。
底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1と水平部1a2とにより形成される角部には、長側壁2が、略垂直に立てられた際に、上述した略角柱状の側壁側補強部材E3が嵌合される切欠き凹部1a4が形成されている。
また、本実施例においても、図4〜図7を用いて説明した上述した実施例における略U字状の内壁側補強部材E1が、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面に、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように形成されている。
上述したように、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する一対の支持片h10の外側面付近に位置する外側隅部2dに、略角柱状の側壁側強部材E3が形成されているとともに、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面には、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように内壁側補強部材E1が形成されており、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、長側壁2が略垂直に立てられた状態においては、長辺側土手部1aの内壁部1a1のフックh3と反対側の上端面には、側壁側補強部材E3が当接或いは接近して位置するとともに、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面に形成された内壁側補強部材E1には、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2のヒンジブロックh12が当接或いは接近して位置し、側壁側補強部材E3と内壁側補強部材E1とにより、長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1を挟持するように構成されているので、雌ヒンジ部材H1を構成する切欠き凹部h2付近に位置する内壁部1a1の変形を防止することができ、よって、長側壁2に負荷が加わっても、長側壁2が倒れたり、変形するようなことを防止することができる。
図12及び図13に示されている実施例には、上述した長辺側土手部1aの内壁部1a1の内面に、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように形成された内壁側補強部材E1、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3の内面に形成された外壁側補強部材E2及び長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する一対の支持片h10の外側面付近に位置する外側隅部2dに形成された側壁側補強部材E3の全ての補強部材E1〜E3が形成されている例が示されている。
上述したように、内壁側補強部材E1を、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1の切欠き凹部h2を囲むように形成したので、雌ヒンジ部材H1の切欠き凹部h2付近に位置する内壁部1a1の強度や剛性を増加することができ、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた長側壁2の変形を防止することができる。
また、上述したように、外壁側補強部材E2を、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3に形成したので、雌ヒンジ部材H1の縦孔h1付近に位置する外壁部1a3の強度や剛性を増加することができ、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた長側壁2の変形を防止することができる。
更に、上述したように、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1の切欠き凹部h2を囲むように、内壁側補強部材E1を形成するとともに、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3に、外壁側補強部材E2を形成することにより、雌ヒンジ部材H1付近に位置する長辺側土手部1aの内壁部1a1及び外壁部1a3の強度や剛性を増加することができ、従って、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際の略垂直に立てられた長側壁2の変形を更に効果的に防止することができる。
更にまた、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する一対の支持片h10の外側面付近に位置する外側隅部2dに、側壁側補強部材E3を形成するとともに、底部1の長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1の内面に、内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2を囲むように内壁側補強部材E1を形成することにより、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられ、長側壁2が略垂直に立てられた状態において、長辺側土手部1aを構成する内壁部1a1を、側壁側補強部材E3と内壁側補強部材E1とにより挟持するように構成したので、雌ヒンジ部材H1を構成する切欠き凹部h2付近に位置する内壁部1a1の変形を防止することができ、従って、長側壁2に負荷が加わっても、長側壁2が倒れたり、変形するようなことを防止することができる。
なお更に、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1の切欠き凹部h2を囲むように、内壁側補強部材E1を形成するとともに、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1内に位置する外壁部1a3に、外壁側補強部材E2を形成し、更に、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する一対の支持片h10の外側面付近に位置する外側隅部2dに、側壁側補強部材E3を形成するように構成することにより、長側壁2の変形を、より確実に防止することができる。
なお、上述した実施例には、底部1の長辺側土手部1aに、内壁側補強部材E1や外壁側補強部材E2を形成し、また、長側壁2に、側壁側補強部材E3を形成した例が示されているが、上述した長辺側土手部1aと同様の構造を有する底部1の短辺側土手部1bに、内壁側補強部材E1や外壁側補強部材E2を形成し、また、短側壁3に、側壁側補強部材E3を形成することもできる。
長側壁2は、短側壁3に比べ、横幅が広く、従って、長手方向に変形し易いので、少なくとも、底部1の長辺側土手部1aには、内壁側補強部材E1や外壁側補強部材E2を形成することが好ましく、また、少なくとも、長側壁2に、側壁側補強部材E3を形成することが好ましい。
なお、図14及び図15に示されているように、長側壁2の下部フランジ2aと板状部2bとにより形成される隅部2eのうち、雄ヒンジ部材H2付近に位置する隅部2eに、三角形状のコーナーリブ2fを、適当数、形成することにより、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1とヒンジ連結された際に、大きな負荷がかかる雄ヒンジ部材H2が配設された下部フランジ2aの強度や剛性を高めることができ、従って、下部フランジ2aの変形や損傷を防止することができる。
また、図1等に示されているように、長側壁2の下部フランジ2aと板状部2bの外面(折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、外側に位置する面)2b1の適当な個所には、所定数の垂直リブ2gが形成されているが、このような垂直リブ2gを、長側壁2の下部フランジ2aの裏面に配設された雄ヒンジ部材H2付近に形成することにより、下部フランジ2aの強度や剛性を高めるように構成することもできる。なお、このような、三角形状のコーナーリブ2fや垂直リブ2gを、必要に応じて、短側壁3に形成することもできる。
図1は、箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図2は、組み立て途中或いは折り畳み途中の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図3は、折り畳まれた状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するための部分分解斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図6は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図7は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図8は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するための部分分解斜視図である。 図9は、本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図10は、本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するための部分分解斜視図である。 図11は、本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図12は、本発明のなお更に別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するための部分分解斜視図である。 図13は、本発明のなお更に別の実施例の折り畳みコンテナーの長側壁と底部とのヒンジ連結を説明するためのヒンジ連結部分の垂直断面図である。 図14は、別の実施例の長側壁を有する本発明の折り畳みコンテナーの図4と同様の部分分解斜視図である。 図15は、別の実施例の長側壁を有する本発明の折り畳みコンテナーの図7と同様の垂直断面図である。
符号の説明
E1・・・・・・・・・・・内壁側補強部材
E2・・・・・・・・・・・外壁側補強部材
E3・・・・・・・・・・・側壁側補強部材
H1・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
h3・・・・・・・・・・・フック
h10・・・・・・・・・・支持片
h12・・・・・・・・・・ヒンジブロック
1・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・長辺側土手部
1b・・・・・・・・・・・短辺側土手部
2・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・短側壁

Claims (3)

  1. 底部の一方の相対する辺部に形成された土手部に、一方の相対する側壁がヒンジ連結されているとともに、底部のもう一方の相対する辺部に形成された土手部に、もう一方の相対する側壁がヒンジ連結されて構成された折り畳みコンテナーにおいて、前記土手部の内壁部に形成された切欠き凹部を囲むように、前記土手部の内壁部には、略逆U字状の内壁側補強部材が形成されており、前記内壁側補強部材は、前記底部の土手部の内壁部に突設されたフックの庇部から、前記切欠き凹部の相対する垂直縁に沿って延在する垂直リブと、該垂直リブの下端を連結するとともに、前記切欠き凹部の水平縁に沿って延在する水平リブとから構成されており、前記フックの庇部の下に入り込んでいる、側壁に形成されたヒンジブロックが、前記土手部の内壁部を押圧し、該土手部の内壁部を変形させようとした際には、前記内壁側補強部材により、前記底部の土手部の内壁部の湾曲変形が防止されるように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 前記土手部に配設された縦孔内に位置する外壁部の内面に、該外壁部を肉厚とすることにより、外壁側補強部材が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 前記側壁の下部フランジと下部帯状枠とにより形成される外側隅部に、略角柱状の側壁側補強部材が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
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