JP4156989B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結された長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短側壁を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を倒すことにより、折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの上に、同じく箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを積み重ねる際に、上に位置する折り畳みコンテナーの底部の相対する短辺部のうちの一方の短辺部付近を、下に位置する折り畳みコンテナーの相対する長側壁の一方の端部付近に載置し、その後、上に位置する折り畳みコンテナーを、下に位置する折り畳みコンテナーの相対する長側壁の上面をスライドさせながら移動させることにより、上に位置する折り畳みコンテナーを、下に位置する折り畳みコンテナーに積み重ねるという、所謂、スライドスタッキングが行われている。
【0003】
上述したようなスライドスタッキングを行うために、長側壁の上面に、レール突部を突設するとともに、底部の裏面には、底部の長辺部に沿って、レール突部が嵌め込まれるレール溝を形成した折り畳みコンテナーが、特許文献1に開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−335029号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、スライドスタッキングを行う際に、下に位置する折り畳みコンテナーの相対する長側壁の上面に突設されたレール突部を、上に位置する折り畳みコンテナーの底部の裏面に形成されたレール溝に嵌め込まなければならないが、レール溝は、底部の裏面に形成されているので、レール突部のレール溝への嵌め込み作業の作業性が悪く、従って、スライドスタッキング作業の作業性が悪いという問題があった。
【0006】
また、長側壁の上面に、レール突部が突設されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに物品を収容する際に、或いは、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーから物品を取り出す際等に、物品が、レール突部に当接し、レール突部が損傷するという問題があった。
【0007】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、底部にヒンジ連結された相対する長側壁と、同じく底部にヒンジ連結された相対する短側壁とを有するとともに、長側壁及び短側壁を、底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、長側壁には、水平面と該水平面の外側縁から下方に延在する傾斜面とを有する上部フランジ部が形成されており、また、底部には、その外面が、長辺側土手部の外面と略面一なスカート部が形成されているとともに、スカート部の両端には、底部の嵌合ブロック部の周囲に形成された額縁状領域に向かって、上方に傾斜した傾斜部が形成されており、且つ、傾斜部の下端には、規制突部が形成されており、スライドスタッキングの際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部に形成されたスカート部の傾斜部の下端に突設された規制突部が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁の上部フランジ部を構成する傾斜面に接近して位置するように配置され、上に位置する折り畳みコンテナーの額縁状領域が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁の上部フランジ部の水平面の上面に接触しながらスライド移動するように構成したものである。
【0009】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
【0010】
本発明の折り畳みコンテナーは、底部1と、底部1の長辺側土手部1aにヒンジ連結された相対する長側壁2と、長辺側土手部1aより高さの低い短辺側土手部1bにヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されており、図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているように、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図3に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。また、図3に示されている状態から、長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
【0011】
次に、主として、図4及び図5を用いて、底部1について説明する。
【0012】
底部1の裏面形状は、略長方形に形成されており、底部1の裏面には、底部1の裏面の長辺1c及び短辺1dから、所定の幅を有する額縁状領域1eを残して、裏面形状が長方形状の嵌合ブロック部4が垂設されている。嵌合ブロック部4は、底部1の裏面に垂直な周壁4aを有しており、周壁4aの内側には、長辺1cに平行な長辺側リブ4bと短辺1dに平行な短辺側リブ4cとが垂設されており、長辺側リブ4bと短辺側リブ4cとは交差するように形成されている。本実施例のように、嵌合ブロック部4を、周壁4aと、周壁4a内に交差するように垂設された長辺側リブ4bと短辺側リブ4cとで構成することもできるが、周壁4aの周辺部に沿って、所定の幅に亘たって、長辺側リブ4bと短辺側リブ4cとを形成し、それ以外の中央部領域は、底部1を下方に膨出させることにより、板状に形成することもできるし、更に、中央部領域の所定の領域に、長辺側リブ4bと短辺側リブ4cとを形成することもできる。いずれにせよ、周壁4aの内側周辺部には、少なくとも、周壁4aに沿って、所定の幅に亘たって、長辺側リブ4bと短辺側リブ4cとが形成されている。
【0013】
本実施例においては、図4及び図6に示されているように、底部1の長辺1cの両端部付近に位置する嵌合ブロック部4の周壁4aを、全部或いは所定の高さに亘たって削除するとともに、削除された周壁4aには、額縁状領域1e方向に傾斜した傾斜面4aを形成するとともに、削除された周壁4aに連接されていた短辺側リブ4cの両端部にも、額縁状領域1e方向に傾斜した傾斜面4c1を形成する。このように、底部1の長辺1cの両端部付近に位置する嵌合ブロック部4には、削除された周壁4aに形成された傾斜面4a1と短辺側リブ4cの両端部に形成された傾斜面4c1とからなる傾斜切り欠き部Dが形成されている。また、底部1の短辺1d側に位置する周壁4aと該周壁4aに隣に位置する短辺側リブ4cの先端部を、連結リブ4dにより連結することにより、短辺1d側に位置する周壁4aを補強するように構成することが好ましい。なお、本実施例には、4本の短辺側リブ4cの両端部に、傾斜面4c1が形成されている例が示されている。このような嵌合ブロック部4に形成された傾斜切り欠き部Dを形成しないように構成することもできる。
【0014】
また、底部1の長辺1cには、底部1の裏面に対して垂直で、且つ、略横長の帯状の板材として形成されたスカート部5が垂設されている。スカート部5は、長辺1cの両端部以外の、長辺1cの略全長に亘たって形成されているとともに、スカート部5の外面は、長辺側土手部1aの外面と略面一となるように構成されている。更に、スカート部5の下端は、嵌合ブロック部4を越えて下方に延在することがないように形成されており、且つ、スカート部5の両端には、額縁状領域1eに向かって、上方に傾斜した傾斜部5aが形成されている。更にまた、スカート部5の傾斜部5a以外の部分と嵌合ブロック部4の周壁4aとは、スカート部5の強度や剛性を高めるために、所定の間隔で配設された連結リブ6により連結されている。
【0015】
上述したスカート部5の傾斜部5aの下端には、スカート部5を下方に延長することにより、規制突部7が形成されており、規制突部7の下端は、嵌合ブロック部4を越えて下方に延在することがないように形成されている。
【0016】
次に、図1及び図2を用いて、長側壁2及び短側壁3について説明する。
【0017】
長側壁2は、横長の略長方形状の板状部2aを有しており、長側壁2の両垂直端には、板状部2aに略垂直で、且つ、長側壁2の内壁面方向に延在する、縦長の係合枠2bが形成されており、係合枠2bには、上下方向に所定の間隔を置いて、板状部2aに略平行な嵌合孔2b1が、適当数、形成されている(本実施例においては、2個の嵌合孔2b1が形成されている。)。
【0018】
長側壁2の板状部2aの上部両端角部付近には、それぞれ、略コの字状のスリット2cが形成されており、略コの字状のスリット2cを形成することにより、スリット2cで囲まれた部分が、水平方向に延在する片持ち状の係止弾性片2dが形成されている。係止弾性片2dの内面側の先端には、係止突部2d1が突設されており、係止突部2d1の係合枠2b側は、係合枠2bの内面側の面と略平行な垂直面に形成されている。
【0019】
長側壁2の板状部2aの上端には、板状部2aに対して略垂直な水平面2e1と、水平面2e1の外側縁から、下方に傾斜するように延在する傾斜面2e2とを有する上部フランジ部2eが形成されている。また、長側壁2の板状部2aの下端には、板状部2aに対して略垂直な下端水平リブ2fが形成されているとともに、板状部2aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)には、必要に応じて適宜、適当数の垂直リブ2gや水平リブ2hが形成されている。
【0020】
長側壁2の上部フランジ部2eの長手方向の両端部には、上部フランジ部2eを越えて上方に位置する長側壁側嵌合土手部8が突設されており、長側壁側嵌合土手部8は、水平な上面8aと、上部フランジ部2eの水平面2e1に向かって下方に傾斜した傾斜側面8bとを有している。なお、本実施例においては、上述した係合枠2bの上部は、長側壁側嵌合土手部8に連接されている。
【0021】
短側壁3は、横長の略長方形状の板状部3aを有しており、板状部3aの上下端には、板状部3aに略垂直で、且つ、外側に延在する上端水平リブ3b及び下端水平リブ3cが、それぞれ形成されており、また、板状部3aの左右端には、板状部3aに略垂直で、且つ、外側に延在する端部垂直リブ3dが、それぞれ形成されている。端部垂直リブ3dの外側には、縦長の延長枠3eが形成されており、延長枠3eには、端部垂直リブ3dに沿って適当数の嵌合突部3e1が形成されている(本実施例においては、上述した係合枠2bに形成された2個の嵌合孔2b1に対応して、2個の嵌合突部3e1が形成されている。)。嵌合突部3e1は、上述した長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入できるように構成されている。更に、板状部3aの外面(折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、外側に位置する面)3a1には、必要に応じて適宜、適当数の垂直リブ3fや水平リブ3gが形成されている。
【0022】
短側壁3の上端水平リブ3bの長手方向の両端部には、上端水平リブ3bを越えて上方に位置する短側壁側嵌合土手部9が突設されており、短側壁側嵌合土手部9は、水平な上面9aと、上端水平リブ3bに向かって下方に傾斜した傾斜側面9bとを有している。短側壁側嵌合土手部9と上述した長側壁側嵌合土手部8とは同じ高さに形成されている。
【0023】
なお、上述した底部1の裏面に垂設された嵌合ブロック部4の高さ(底部1の裏面から嵌合ブロック部4の裏面までに距離)は、長側壁側嵌合土手部8及び短側壁側嵌合土手部9の高さと略同じ高さに形成されている。
【0024】
上述した構成を有する折り畳みコンテナーが、図6に示されているように、箱型に組み立てられた状態で積み重ねられた際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の嵌合ブロック部4の周囲に形成された額縁状領域1eのうち、額縁状領域1eの角部分1e1が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2に形成された長側壁側嵌合土手部8の上面8a及び短側壁3に形成された短側壁側嵌合土手部9の上面9aに載置されるとともに、上に位置する折り畳みコンテナーの底部1の嵌合ブロック部4を構成する周壁4aの角部付近が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2に形成された長側壁側嵌合土手部8の内壁及び短側壁3に形成された短側壁側嵌合土手部9の内壁に、接近して位置するように構成されているので、上に位置する折り畳みコンテナーが、水平方向に移動しようとしても、上に位置する折り畳みコンテナーの嵌合ブロック部4の周壁4aが、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁2に形成された長側壁側嵌合土手部8の内壁及び短側壁3に形成された短側壁側嵌合土手部9の内壁に当接するので、上に位置する折り畳みコンテナーが、下に位置する折り畳みコンテナーに対して大きく移動するようなことがなく、従って、安定した状態で、下に位置する折り畳みコンテナーに対して、上に位置する折り畳みコンテナーを積み重ねることができる。
【0025】
次に、主として、図8及び図9を用いて、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナー同士のスライドスタッキングについて説明する。
【0026】
上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の一方の短辺1d側に位置する嵌合ブロック部4を、下に位置する折り畳みコンテナーCbの一方の短側壁3に形成された短側壁側嵌合土手部9の上面9aに載置するとともに、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の額縁状領域1eの角部分1e1を、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eの水平面2e1に載置することにより、図9に示されているように、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の長辺1cに沿って垂下されたスカート部5の傾斜部5aの下端に突設された規制突部7が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eを構成する傾斜面2e2に接近して位置するように配置する。その後、上に位置する折り畳みコンテナーCaの額縁状領域1eが、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eの水平面2e1の上面8aに接触するとともにスライド移動するように、上に位置する折り畳みコンテナーCaを、下に位置する折り畳みコンテナーCbに対してスライド移動させる。
【0027】
上述したスライドスタッキング作業中に、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2が、上に位置する折り畳みコンテナーCaの重量により、外側に湾曲しようとした際には、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eを構成する傾斜面2e2が、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の長辺1cに沿って垂下されたスカート部5の傾斜部5aの下端に突設された規制突部7に当接するように構成されているので、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の外側への湾曲変形が阻止されることになる。従って、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の額縁状領域1eの角部分1e1が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eから外れて、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1のスライド方向前方部分が、下に位置する折り畳みコンテナーCb内に落ち込むようなことを防止することができる。よって、スライドスタッキング作業中に、上に位置する折り畳みコンテナーCaが、下に位置する折り畳みコンテナーCb内に落ち込み、スライドスタッキングが不可能になるようなことを、確実に、防止することができる。
【0028】
スライドスタッキングの最終段階においては、上に位置する折り畳みコンテナーCaのスライド方向前方の短側壁3の両端部に位置する底部1の角部分1e1が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2に形成された長側壁側嵌合土手部8の傾斜側面8bを経て、スライド方向前方に位置する長側壁側嵌合土手部8の水平な上面8a及び短側壁側嵌合土手部9の水平な上面9aに載置されるとともに、スライド方向後方の短側壁3の両端部に位置する角部分1e1も、スライド方向後方に位置する長側壁側嵌合土手部8の水平な上面8a及び短側壁側嵌合土手部9の水平な上面9aに載置されて、スライドスタッキング作業が終了することになる。
【0029】
上述したように、スライドスタッキングの際に、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の長辺1cに沿って垂下されたスカート部5の傾斜部5aの下端に突設された規制突部7が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eを構成する傾斜面2e2に接近して位置するように構成されているので、作業者は、目視で、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1に形成された規制突部7が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eの傾斜面2e2側に位置しているかどうかを確認することができるので、スライドスタッキングが失敗するようなことを、確実に防止することできる。
【0030】
また、長側壁2の上部フランジ部2eには、従来の折り畳みコンテナーのように、レール突部等の突起部が形成されていないので、スライドスタッキングにとって必須であるレール突部が損傷するようなことがないし、且つ、長側壁2の上部フランジ部2eが、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーへの物品の出し入れの邪魔になるようなことがない。
【0031】
更に、底部1には、従来の折り畳みコンテナーのように、長側壁2の上面に突設されたレール突部が嵌め込まれるレール溝が形成されていないので、このようなレール溝にゴミ等が溜まり、レール溝へのレール突部の嵌め込みが阻害されるようなこともなく、また、折り畳みコンテナーの洗浄性も向上する。
【0032】
更にまた、上述したように、底部1の長辺1cの両端部付近に位置する嵌合ブロック部4に、傾斜切り欠き部Dを形成したことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーのスライドスタッキング作業に先立って、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の一方の短辺1d側に位置する嵌合ブロック部4を、下に位置する折り畳みコンテナーCbの一方の短側壁3に形成された短側壁側嵌合土手部9の上面9aに載置するとともに、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の額縁状領域1eを、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eの水平面2e1に載置することにより、上に位置する折り畳みコンテナーCaの底部1の長辺1cに沿って垂下されたスカート部5の傾斜部5aの下端に突設された規制突部7が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eを構成する傾斜面2e2に接近して位置するように配置する際に、上に位置する折り畳みコンテナーCaの嵌合ブロック部4の底部1の長辺1cの両端部付近に位置する部分が、下に位置する折り畳みコンテナーCbの長側壁2の上部フランジ部2eに当接するようなことを防止することができ、従って、スライドスタッキング作業の作業性が向上する。
【0033】
上述した長側壁2の上部フランジ部2eに形成された傾斜面2e2には、折り畳みコンテナーに収容されている物品名や搬送先等の種々の情報が印刷されたラベル等を貼付したり、刻印や彫刻を施すこともできる。傾斜面2e2を、表示部として利用することにより、作業者が、表示部に表示されている内容を、折り畳みコンテナーの上方から確認することができ、わざわざ、長側壁2の側面に回り込む必要がなく、従って、表示部の確認作業等の作業性が向上する。
【0034】
なお、上述した実施例には、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの折り畳みの際には、短側壁3を先に倒し、その後、長側壁2を倒し、また、組立の際には、先に長側壁2を立て、その後、短側壁3を立てるように構成されているが、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの折り畳みの際には、長側壁2を先に倒し、その後、短側壁3を倒し、また、組立の際には、先に短側壁3を立て、その後、長側壁2を立てるように構成することもできる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0036】
作業者は、目視で、上に位置する折り畳みコンテナーの底部に形成された規制突部が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁の上部フランジ部の傾斜面側に位置しているかどうかを確認することができるので、スライドスタッキングが失敗するようなことを、確実に防止することできる。
【0037】
また、長側壁の上部フランジ部には、従来の折り畳みコンテナーのように、レール突部等の突起部が形成されていないので、スライドスタッキングにとって必須であるレール突部が損傷するようなことがないし、且つ、長側壁の上部フランジ部が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーへの物品の出し入れの邪魔になるようなことがない。
【0038】
更に、底部には、従来の折り畳みコンテナーのように、長側壁の上面に突設されたレール突部が嵌め込まれるレール溝が形成されていないので、従来の折り畳みコンテナーのように、このようなレール溝にゴミ等が溜まり、レール溝へのレール突部の嵌め込みが阻害されるようなこともなく、また、折り畳みコンテナーの洗浄性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は、本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中或いは折り畳み途中の斜視図である。
【図3】図3は、本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は、折り畳まれた状態の本発明の折り畳みコンテナーの裏面斜視図である。
【図5】図5は、本発明の折り畳みコンテナーの底部の部分拡大正面図である。
【図6】図6は、本発明の折り畳みコンテナーの底部の部分拡大裏面図である。
【図7】図7は、本発明の箱型に組み立てられた一対の折り畳みコンテナーが積み重ねられた状態の斜視図である。
【図8】図8は、本発明の箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーのスライドスタッキングを説明するための斜視図である。
【図9】図9は、図8の短側壁に沿った部分垂直断面図である。
【符号の説明】
Ca、Cb・・・・・・・・・・・折り畳みコンテナー
D・・・・・・・・・・・・・・・挿入ロッド部傾斜切り欠き部
1・・・・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・・・・長辺側土手部
1b・・・・・・・・・・・・・・短辺側土手部
1e・・・・・・・・・・・・・・額縁状領域
2・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
3・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
4・・・・・・・・・・・・・・・嵌合ブロック部
5・・・・・・・・・・・・・・・スカート部
7・・・・・・・・・・・・・・・規制突部7
Claims (1)
- 底部と、底部にヒンジ連結された相対する長側壁と、同じく底部にヒンジ連結された相対する短側壁とを有するとともに、長側壁及び短側壁を、底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、長側壁には、水平面と該水平面の外側縁から下方に延在する傾斜面とを有する上部フランジ部が形成されており、また、底部には、その外面が、長辺側土手部の外面と略面一なスカート部が形成されているとともに、スカート部の両端には、底部の嵌合ブロック部の周囲に形成された額縁状領域に向かって、上方に傾斜した傾斜部が形成されており、且つ、傾斜部の下端には、規制突部が形成されており、スライドスタッキングの際には、上に位置する折り畳みコンテナーの底部に形成されたスカート部の傾斜部の下端に突設された規制突部が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁の上部フランジ部を構成する傾斜面に接近して位置するように配置され、上に位置する折り畳みコンテナーの額縁状領域が、下に位置する折り畳みコンテナーの長側壁の上部フランジ部の水平面の上面に接触しながらスライド移動するように構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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