JP2005186359A - 顔料インク用インクジェット記録媒体 - Google Patents

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陽徳 山本
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Abstract

【課題】 一般印刷用塗工紙と同等の表面光沢と風合いを有し、インク吸収性が高い顔料インク用インクジェット記録媒体を提供する。
【解決手段】 支持体表面に、無機顔料と内部空隙を有する有機顔料と接着剤とを含有する記録層を設け、無機顔料は硫酸カルシウムを50質量%以上含有し、有機顔料は無機顔料100質量部当り3質量部以上含有されている顔料インク用インクジェット記録媒体である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、顔料インクを用いたインクジェット記録方式に好適なインクジェット記録媒体に関する。
近年、インクジェット記録技術の進歩は目覚ましく、プリンター技術、インク技術、記録媒体技術の総合的な進展に伴い、「写真画質」と称される品質が得られている。このように画質が向上すると、インクジェット記録画像の保存性が従来の銀塩写真と比べて悪い点が問題視されるようになってきている。そして、染料インクを用いた場合、記録媒体上での色剤の移動に起因する画像の耐水性、耐にじみ性の低下、及び色剤の化学反応に起因する耐光性や耐酸化性ガス性の低下が指摘されている。
そこで、上記欠点を改良するため、染料インクに代え、着色成分である有色顔料を分散したインク(以下、「顔料インク」と称する)を用いる試みがなされており、顔料インクに適したインクジェット記録シートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、画像の劣化が生じ難いことから、顔料インクを用いたインクジェット記録を商業印刷分野(ポスターや出版物等)へ適用することが行なわれつつある。特に、パーソナルコンピュータや高性能プリンタの普及に伴い、従来のオフセット印刷に代え、インクジェット記録方式で商業印刷をすることが検討されている。これら商業用途においては、一般のコート紙の風合いに近い高光沢のものが求められている。そして、これに対応する技術として、記録層の顔料にコロイダルシリカを用いて光沢を付与した技術が開示されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2001−96907号公報 特開2001−150800号公報 特開2000−190626号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術の場合、インク吸収性を向上するため、顔料に合成非晶質シリカを用いるので、従来のオフセット印刷用の塗工紙と比べて光沢度が低く、風合いが異なる問題がある。また、特許文献2、3記載の技術の場合、光沢は高いものの、顔料に用いるコロイダルシリカが高価なため、商業用途に適さない。一方、従来から、カレンダー処理により表面光沢を高める方法が知られているが、過度のカレンダー処理により記録層の空隙を潰してしまい、インク吸収性が低下する問題がある。
従って、本発明は、オフセット印刷等の一般印刷用塗工紙と同等の表面光沢と風合いを有し、インク吸収性が高く、しかも安価な顔料インク用インクジェット記録媒体を提供することを目的とする。
本発明者等は上記課題について鋭意検討した結果、記録層の顔料として硫酸カルシウム、及び内部空隙を有する有機顔料を用いることで、前記課題を解決できることを見出し本発明に至った。すなわち、本発明の顔料インク用インクジェット記録媒体は、支持体表面に、無機顔料と内部空隙を有する有機顔料と接着剤とを含有する記録層を設けたインクジェット記録媒体であって、前記無機顔料は硫酸カルシウムを50質量%以上含有し、前記有機顔料は前記無機顔料100質量部当り3質量部以上含有されていることを特徴とする。
前記記録層側の75度鏡面光沢度が60%以上であることが好ましい。
本発明によれば、オフセット印刷等の一般印刷用塗工紙と同等の表面光沢と風合いを有し、インク吸収性が高く、しかも安価な顔料インク用インクジェット記録媒体を得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の顔料インク用インクジェット記録媒体は、支持体の少なくとも一方の面に、以下の記録層を設けたものである。
(支持体)
本発明に使用される支持体は、特に限定されることはなく、例えば、セロハン、ポリエチレン、ポリプロピレン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、ポリエステル等のプラスチックフィルム類、合成紙、含浸紙、酸性又は中性の上質紙、中質紙、再生紙等を、適宜、用途に応じて使用できる。又、支持体は透明であっても半透明や不透明であってもよい。
特に、紙等のインク吸収性を有する支持体を使用することが好ましい。紙を支持体とする場合、基紙に用いられるパルプとしては特に限定されないが、例えば、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)、LBSP(広葉樹晒亜硫酸パルプ)、NBSP(針葉樹晒亜硫酸パルプ)等の化学パルプ、あるいはGP(グランドパルプ)、TMP(サーモメカニカルパルプ)等の機械パルプ、故紙パルプ等を単独あるいは混合して使用することができる。
基紙に使用できる填料としては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、チョーク等の炭酸カルシウムや、カオリン、焼成クレー、無定型シリケート、パイオロフィライト、セリサイト、タルク等のケイ酸類や、二酸化チタン等の無機填料を単独あるいは混合したものが挙げられる。
基紙に使用できる内添サイズ剤としては、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤などのサイズ剤が挙げられる。また、硫酸バンド、カチオン化デンプン等の適当なサイズ剤と、繊維の定着剤とを組合せて使用することもできる。さらに、紙力増強剤、染料、pH制御剤、消泡剤、ピッチコントロール剤等の抄紙用内添助剤を目的に応じて適宜添加することも可能である。また、抄紙方法についても特に限定されるものではなく、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機を用いることができ、また、酸性抄紙、中性抄紙等の各種抄紙方式を用いてよい。また、抄紙時のサイズプレス工程で、紙の表面にデンプン、ポリビニルアルコール等の表面サイズ剤、導電剤を塗布してもよい。
次に、記録層について説明する。この記録層は、無機顔料と内部空隙を有する有機顔料と接着剤とを含有し、無機顔料は硫酸カルシウムを所定量以上含有する。そして、硫酸カルシウムを用いることにより、インク吸収性や印字品質が向上し、オフセット印刷等の一般印刷用塗工紙と同等の風合いを得られ、さらに、従来のコロイダルシリカを用いて光沢付与する場合に比べ、コストを低減できる。又、内部空隙を有する有機顔料を用いることにより、カレンダー処理を行なう際に、比較的低い線圧(800〜1500N/cm程度)でも高光沢な面を得ることができる。これに対し、上記有機顔料を用いない場合、上記の比較的低い線圧でのカレンダー処理時に光沢度が向上しない場合がある。そして、これらの成分の相乗効果により、インク吸収性と光沢性という相反する目的を達成できる。
硫酸カルシウムを用いた場合に、印字品質とインク吸収性がともに高くなる理由は定かではないが、以下のように考えられる。すなわち、インクジェット記録媒体の顔料として一般的に使用される合成非晶質シリカやアルミナは、吸油量が大き過ぎるため、インク吸収性は高いものの、顔料インクが記録層表面に留まらずに内部に浸透し、発色性を低下させる。また、印刷用コート紙に一般に使用される顔料である炭酸カルシウムやカオリンの場合、記録層が緻密になり過ぎ、内部空隙が少ないためインク吸収性に劣る。
一方、硫酸カルシウムの粒径や吸油量は、炭酸カルシウムやカオリンに比べてやや大きいが、シリカやアルミナに比べてともに小さい。また、硫酸カルシウムはある程度の厚みがある平板状粒子であるため、記録層形成時に炭酸カルシウムやカオリンに比べてバルキーな(空隙のある)層が形成されやすく、これらの点で顔料インク吸収性が向上すると考えられる。
ここで、硫酸カルシウムは、天然石膏と化学石膏に大別されるが、天然石膏は不純物により着色していることがあるため、本発明では化学石膏を用いることが好ましい。化学石膏としては、例えばリン鉱石に硫酸を反応させてリン酸を製造する過程で副生成物として得られるものが挙げられる(村上恵一監修、「新しい資源・セッコウとその利用」、株式会社ソフトサイエンス社、昭和51年、及び、「13398の化学商品」、化学工業日報社、1998年)。
また、硫酸カルシウムを水和物の点から見ると、2水和物(CaSO4・2H2O)、1/2水和物(CaSO4・1/2H2O)、無水物(CaSO4)に分類されるが、本発明では2水和物を用いることが好ましい。硫酸カルシウム2水和物は針状及び平板状の結晶を形成するが、結晶の成長過程で過飽和度を小さくすることで、平板状結晶が得られることが知られている(上記「新しい資源・セッコウとその利用」の164頁、及び上記「13398の化学商品」の79頁参照。なお、針状及び平板状結晶の写真は上記「新しい資源・セッコウとその利用」の236頁に掲載。)
本発明では、上記天然石膏又は化学石膏を湿式粉砕し、平均粒径0.1〜10μm程度、より好ましくは0.1〜5μmの平板状の硫酸カルシウム粒子の分散液としたものが好適に用いられる。
本発明においては、上記硫酸カルシウムの粒度分布が2つのピーク(山)を有すること(それぞれのピークの分離が明瞭でなく、ショルダー(肩部)を持つ場合も含む)が好ましい。特に、体積基準の粒度分布において、粒径1μm未満と1μm以上の領域にそれぞれ一つずつピークが存在することが好ましく、特に粒径0.1〜1μm未満、1μm以上〜10μm未満の領域にそれぞれ一つずつピークが存在することがより好ましい。
また、硫酸カルシウムの吸油量が、JIS K5101に定められた値で50ml/100g以上であると、インク吸収性が向上するので好ましい。吸油量が50ml/100g未満ではインク吸収性が充分でない。吸油量の上限は特にないが、100ml/100gを超えると、インク吸収性が過度になり、顔料インクが記録層内部に入り込んで印字濃度が低下する場合がある。
硫酸カルシウムの含有量は、無機顔料中に50質量%以上、好ましくは70質量%以上とするが、無機顔料全部が硫酸カルシウムであってもよい。無機顔料中の硫酸カルシウムの含有量が50質量%未満であると、インク吸収性が低下し、又、通常印刷用のコート紙と風合いが異なるので好ましくない。
無機顔料のうち、硫酸カルシウム以外の成分としては、例えば、シリカ、カオリン、クレー、デラミネーテッドクレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、ケイ酸、ケイ酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイト等の無機顔料を使用することができ、これらを単独あるいは2種以上使用することができる。特に、炭酸カルシウム、カオリン、シリカのうち1種又は2種以上を使用することが好ましい。
無機顔料として、例えば合成非晶質シリカのように吸油量が大きいものを用いる場合、硫酸カルシウムの含有割合が少ないと、インクジェット記録媒体の光沢度が低下し、通常印刷用紙に匹敵する風合いを得にくい傾向にある。また、炭酸カルシウムやカオリンのように比較的吸油量が小さいものを用いる場合、硫酸カルシウムの含有割合が少ないと、インク吸収性が低下する傾向にある。従って、これらの場合は硫酸カルシウムの含有割合を上記範囲内で高く設定するとよい。
なお、インクジェット記録媒体の白色度や光沢を向上させる目的から、硫酸カルシウム以外の成分としては炭酸カルシウムが特に好ましい。
次に、内部空隙を有する有機顔料について説明する。本発明においては、記録層にカレンダー処理、特にスーパーカレンダー処理を行うことにより、インクジェット記録媒体に高い光沢を付与することが好ましく、これにより一般印刷用紙(コート紙)のような風合いを付与することができる。しかし、(スーパー)カレンダー処理では、カレンダーロールにより高い線圧を加え記録層表面を平滑化するため、記録層が押し潰される。そのため、(スーパー)カレンダー処理を過度に行なうと、記録層内部の空隙が減少してインク吸収性が低下する。そこで、記録層内部の空隙を減少させない程度の低い線圧(例えば、800〜1500N/cm程度)でカレンダー処理することが好ましいが、このような場合に、高い表面光沢を発現させるためには、内部空隙を有する有機顔料を配合することが有効である。
ここで、内部空隙を有する有機顔料は、顔料粒子内部に1または複数の空隙を有したり、中空部を有する粒子であり、記録層の断面を顕微鏡等で観察した場合に、これらの空隙や中空部を確認することが可能である。又、上記有機顔料として、特開平10−218950号公報、特開2000−52645号公報に記載されたもの(お椀型)も含まれる。
上記有機顔料の組成は特に限定されないが、インクの吸収性を阻害させず、インクの滲みを小さくするためには、外殻(上記公報には、「空隙(中空)部を取り囲む密実な壁部」と規定)が熱可塑性樹脂からなるものが好ましい。
熱可塑性樹脂を殻とする中空粒子としては、ポリスチレン、ポリ‐β‐メチルスチレン等のスチレン樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸イソプロピル、ポリメタクリル酸イソブチル、ポリアクリロニトリル、ポリメタクロニトリル等のアクリル系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニルアルコール、ポリ‐o‐ビニルベンジルアルコール、ポリ‐m‐ビニルベンジルアルコール、ポリ‐p‐ビニルベンジルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール、ポリビニルプロピオナ‐ル、ポリビニルブチラール、ポリビニルイソブチラール、ポリビニルターシャリーブチルエーテル、ポリビニルピロリドンポリビニルカルバゾール、酢酸セルロース、三酢酸セルロース、ポリカーボネート等の各種のものを例示することができる。また、上記各重合体に使用する単量体を様々に組み合わせて得られる共重合体等を殻とするものを使用することができる。
また、上記有機顔料は、これらの樹脂が多層構造を形成している中空粒子であってもよい。これらの熱可塑性樹脂を殻とする中空粒子は、その製造方法により限定されない。
これらの有機顔料の中でも、ポリスチレン系重合体粒子/ポリ(メタ)アクリル酸エステル系重合体が多層構造を形成している中空重合体粒子を用いると、高い空隙率が得られるので好ましい。また、有機顔料の粒子径は限定するものではないが、0.6〜1.5μmの範囲のものが好ましい。
上記有機顔料は、無機顔料100質量部当り3質量部以上、好ましくは5質量部以上含有する。有機顔料の含有量が3質量部未満であると、記録層の空隙が充分でなく、インク吸収性が低下する。有機顔料の含有量の上限は特に制限されないが、50質量部以下とするのがよい。
上記記録層には、上記内部空隙を有する有機顔料とは別に、空隙を内部に有しない有機顔料(例えば、プラスチックピグメント等)を配合することもできる。
記録層に用いる接着剤としては、従来から用いられている、スチレン・ブタジエン系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系等の各種共重合体およびポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系接着剤が挙げられる。又、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白の蛋白質類、酸化デンプン、陽性デンプン、尿素燐酸エステル化デンプン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプンなどのエーテル化デンプン、デキストリンなどのデンプン類、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。そして、これらから1種類以上を適宜選択して使用される。
接着剤は、上記無機顔料及び内部空隙を有する有機顔料の合計量100質量部当り、5〜50質量部、より好ましくは5〜35質量部の範囲で配合できる。
上記記録層には、必要に応じて、インク定着剤、サイズ剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、界面活性剤等を発明の効果を損なわない範囲で適宜添加することができる。
記録層は、支持体の片面あるいは両面に、単層あるいは2層以上設けることも可能である。記録層は塗工によって通常形成されるが、インク吸収性、風合いを満足させる点から、塗工量は片面あたり10〜60g/m2であることが好ましく、より好ましくは20〜50g/m2とする。又、同一塗工液を2回塗り等してもよい。
記録層を設ける方法としては、2ロールサイズプレスコーターやゲートロールコーターおよびブレードメタリングサイズプレスコーター、およびロッドメタリングサイズプレスコーター、シムサイザー等のフィルム転写型ロールコーターや、フラデットニップ/ブレードコーター、ジェットファウンテン/ブレードコーター、ショートドウェルタイムアプルケート式コーターの他、ブレードの替わりにグルーブドロッド、プレーンロッド等を用いたロッドメタリングコーターや、カーテンコーター、ダイコーター等の公知のコーターにより塗工することができる。
塗工後の記録層は、例えば、加熱熱風エアドライヤ、加熱シリンダ、ガスヒータードライヤ、電気ヒータードライヤ、赤外線ヒータードライヤ等の各種方式のドライヤを単独あるいは組合わせて乾燥させる。乾燥状態が記録媒体のカールに影響を及ぼすため、塗工後に表裏の乾燥バランスをコントロールできる装置を用いるのが好ましい。
このようにして得られた記録媒体は、カレンダー処理を行って光沢度、平滑度を高めることが好ましい。カレンダー処理としては、通常コート紙の平滑化処理に使用されるスーパーカレンダー、グロスカレンダー、ソフトカレンダー等でよく、これらを併用してもよい。カレンダー処理時の線圧は、例えば800〜1600N/cm程度とするのがよい。又、金属ロールと弾性ロール(コットンロール等)を対向させたスーパーカレンダー装置を用いてカレンダー処理を行うと光沢が発現しやすく好ましい。
次に、本発明のインクジェット記録媒体に好適に用いられる顔料インクについて説明する。この顔料インクとしては、水系インク組成物、油系インク組成物、固体(相変化)インク組成物等を用いることができるが、水系インク組成物(例えば、インク総質量あたり10質量%以上の水を含有する水系インクジェット記録液等)を用いると特に好ましい。顔料インクの粘度は、40mPa・s以下が好ましく、30mPa・s以下であるとより好ましい。
本発明のインクジェット記録媒体は、ゼータ電位が−60〜−30mV、インク粒径が70〜150nm、表面張力が20mN/m以上、好ましくは25〜35mN/mである顔料インクを用いた場合に、発色性、インク吸収性が特に優れた画像を得られる。
顔料インクに用いる顔料としては、不溶性顔料、レーキ顔料等の有機顔料、およびカーボンブラック等を好ましく用いることができる。不溶性顔料としては、特に限定するものではないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソインドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニン、ジケトピロロピロール等が好ましく用いられる。
不溶性顔料として具体的には、以下が挙げられる。マゼンタまたはレッド用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、例えば、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
これらの顔料には、必要に応じて顔料分散剤を配合してもよく、配合できる顔料分散剤としては、例えば、高級脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、あるいはスチレン、スチレン誘導体、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マレイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた2種以上の単量体からなるブロック共重合体、ランダム共重合体、およびこれらの塩を挙げることができる。
顔料の分散方法としては、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等の各種分散機を用いることができる。また、顔料分散体の粗粒分を除去する目的で、遠心分離装置を使用したり、フィルターを使用することも好ましい。
顔料インクとして水系インク組成物を用いる場合、水溶性有機溶媒を併用することが好ましい。水溶性有機溶媒としては、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられる。好ましい水溶性有機溶媒としては、多価アルコール類が挙げられる。さらに、多価アルコールと多価アルコールエーテルを併用すると特に好ましい。
水溶性有機溶媒は、単独で使用してもよく複数種を併用してもよい。顔料インク中における水溶性有機溶媒の配合量は、好ましくは総量で5〜60質量%、より好ましくは総量で10〜35質量%とする。
顔料インクには、インク吐出安定性、プリントヘッドやインクカートリッジ適合性、保存安定性、画像保存性、その他の諸性能向上の目的に応じて、公知の各種添加剤を添加できる。添加剤としては、例えば、粘度調整剤、表面張力調整剤、比抵抗調整剤、皮膜形成剤、分散剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、退色防止剤、防ばい剤、防錆剤等を適宜選択して使用できる。また、着色剤として、水溶性染料を併用することもできる。つまり、本発明に用いる顔料インクは、着色剤の少なくとも一部が顔料であればよく、着色剤に顔料でない染料等を含んでいてもよい。
添加剤として具体的には、例えば、ポリスチレン、ポリアクリル酸エステル類、ポリメタクリル酸エステル類、ポリアクリルアミド類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、又はこれらの共重合体、尿素樹脂又はメラミン樹脂等の有機ラテックス微粒子、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等の油滴微粒子、カチオン性又はノニオン性各種界面活性剤、特開昭57−74193号公報、特開昭57−87988号公報及び特開昭62−261476号公報に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号公報、特開昭57−87989号公報、特開昭60−72785号公報、特開昭61−146591号公報、特開平1−95091号公報及び特開平3−13376号公報等に記載の退色防止剤、特開昭59−42993号公報、特開昭59−52689号公報、特開昭62−280069号公報、特開昭61−242871号公報および特開平4−219266号公報等に記載されている蛍光増白剤、硫酸、リン酸、クエン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等のpH調整剤等を挙げることができる。
以下に、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、「部」及び「%」は、特に明示しない限り、それぞれ「質量部」及び「質量%」を表す。
(支持体の作製)
広葉樹クラフトパルプ(LBKP)100部、填料としてタルク17部、サイズ剤0.3部、及びカチオン化澱粉0.4部を配合した紙料を硫酸バンドでpH=4.5に調整し、長網抄紙機を用いて抄造し、坪量105g/mの基紙を得た。この基紙に対し、両面の塗工量が4.8g/mとなるよう、サイズプレスで澱粉5%液を塗工して支持体を得た。
(記録層の塗工)
平均粒子径2.3μm、体積基準の粒度分布で0.4μmと3μmの領域にそれぞれ一つピークを有し、吸油量62ml/100gの硫酸カルシウム(顔料)100部、内部空隙を有する有機顔料3部(商品名:Nipol MH5055、日本ゼオン社製の変性スチレン・アクリル)、酸化澱粉(商品名:MS−3600、日本食品加工社製)3部、ラテックス(商品名:PA−0226、日本A&L社製)5部を配合し、固形分55%の塗工液を調製した。
この塗工液を、片面塗工量が30g/mとなるよう、ブレードコーターで支持体片面に塗工し、乾燥して記録層を形成させた。
次に、スーパーカレンダー装置により、記録層表面にスーパーカレンダー処理(線圧980.7N/cm、金属ロール温度65℃、ニップ数10、処理速度20m/分)を行い、インクジェット記録媒体を得た。
なお、顔料の平均粒子径、体積基準の粒度分布は、MALVERN社製 MastersizerSによって測定した。
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
有機顔料の配合量を15部としたこと以外は、実施例1とまったく同様にして固形分55%の塗工液を調製し、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
有機顔料の配合量を30部としたこと以外は、実施例1とまったく同様にして固形分55%の塗工液を調製し、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
顔料として、実施例1で用いた硫酸カルシウム50部、重質炭酸カルシウム(商品名:FMT−90、ファイマテック社製 平均粒径0.76μm)50部、実施例1で用いた有機顔料15部、実施例1で用いた酸化澱粉3部、実施例1で用いたラテックス5部を配合し、固形分55%の塗工液を調製した。この塗工液を用い、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
顔料として、実施例1で用いた硫酸カルシウム50部、カオリン(商品名:アマゾンプラス、CADAM社製 平均粒径0.44μm)50部、実施例1で用いた有機顔料15部、実施例1で用いた酸化澱粉3部、実施例1で用いたラテックス5部を配合し、固形分55%の塗工液を調製した。この塗工液を用い、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
<比較例1>
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
有機顔料を配合しなかったこと以外は、実施例1とまったく同様にして固形分55%の塗工液を調製し、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
<比較例2>
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
有機顔料を配合しなかったこと以外は、実施例1とまったく同様にして固形分55%の塗工液を調製した。この塗工液を用い、スーパーカレンダー処理時の線圧を1471.1N/cmとしたこと以外は、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
<比較例3>
(支持体の作製)
実施例1とまったく同様にして支持体を得た。
(記録層の塗工)
実施例4で用いた重質炭酸カルシウム50部、実施例5で用いたカオリン50部、実施例1で用いた酸化澱粉3部、実施例1で用いたラテックス5部を配合し、固形分55%の塗工液を調製した。この塗工液を用い、スーパーカレンダー処理時の線圧を980.7N/cmとしたこと以外は、実施例1とまったく同様にして塗工、乾燥、及びスーパーカレンダー処理を行い、インクジェット記録媒体を得た。
各実施例及び比較例の顔料インク用インクジェット記録媒体を、以下の項目により評価した。
(1)ISO白色度の測定
測定機(CMS−35SPX、村上色彩技術研究所製)を使用し、JIS P8148(ISO 2470)に準じて記録層表面のISO白色度を測定した。
(2)75°鏡面光沢度の測定
測定機(GM−26PRO、村上色彩技術研究所製)を使用し、JIS Z8741に準じて記録層表面の75°鏡面光沢度を測定した。
(3)印字濃度
インクジェットプリンター(PM−4000PX、セイコーエプソン社製)を用い、同プリンター用純正顔料インク(ICBK23:フォトブラック、ICGY23:グレー、ICC:シアン、ICM23:マゼンタ、ICY23:イエロー、ICLC23:ライトシアン、ICLM23:ライトマゼンタ)を使用し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのベタ画像を、「MC光沢紙/きれい」(詳細設定;色補正なし)モードで印字し、印字部をグレタグマクベス反射濃度計RD−19Iにより計測した。
(4)インク吸収性
上記プリンターを用い、上記と同一条件にて黒ベタ中に10ポイントの白抜き文字を印字し、その明瞭さを以下の基準で目視評価した。
○:白抜け文字ははっきり判読できる
△:白抜け文字はやや潰れているが判読できる
×:白抜けが潰れて判読できない
××:白抜け文字の潰れ度合いが大きく、全く判読できない
(5)風合い
各実施例のインクジェット記録媒体の風合いを、一般印刷用塗工紙(オーロラコート、日本製紙株式会社製、157g/m、75度鏡面光沢度が75%)と比較し、以下の基準で目視評価した。
○:見た目の光沢感が一般印刷用塗工紙に似ている
×:光沢が一般印刷用塗工紙より高過ぎるか低過ぎ、一般印刷用塗工紙との違いが明らかである
得られた結果を表1に示す。なお、表中の評価記号が○、△であれば実用上問題なく使用可能であるが、×、××は実用上問題がある。
Figure 2005186359
表1から明らかなように、各実施例の場合、一般印刷用塗工紙(コート紙)と同等の表面光沢と風合いを有し、かつインク吸収性も良好であった。
なお、無機顔料として、硫酸カルシウムの含有割合を減らし、他の無機顔料を含有した実施例4,5の場合、実施例1〜3に比べてインク吸収性が若干低くなったが、実用上問題はなかった。
一方、内部空隙を有する有機顔料を配合しなかった比較例1の場合、風合い、75°鏡面光沢度がともに劣化した。又、上記有機顔料を配合せず、カレンダー処理の線圧を高くした比較例2の場合、比較例1に比べて光沢度は向上したものの、インク吸収性が劣化した。硫酸カルシウム、上記有機顔料をいずれも配合しなかった比較例3の場合は、高光沢を得られたものの、インク吸収性が非常に劣化した。

Claims (2)

  1. 支持体表面に、無機顔料と内部空隙を有する有機顔料と接着剤とを含有する記録層を設けたインクジェット記録媒体であって、前記無機顔料は硫酸カルシウムを50質量%以上含有し、前記有機顔料は前記無機顔料100質量部当り3質量部以上含有されていることを特徴とする顔料インク用インクジェット記録媒体。
  2. 前記記録層側の75度鏡面光沢度が60%以上であることを特徴とする請求項1記載の顔料インク用インクジェット記録媒体。
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