JP2007062303A - インクジェット記録用キャストコート紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】 銀塩写真並みの光沢を有し、顔料インク使用時のインク吸収性や印字適性に優れ、手触り感のよいインクジェット記録用キャストコート紙を提供する。
【解決手段】 透気性を有する支持体の表面に、顔料及び結着剤を含有するキャスト層がキャストコート法で設けられ、前記キャスト層の顔料は硫酸カルシウムと合成非晶質シリカとを含み、かつ質量比で、(前記硫酸カルシウム/前記合成非晶質シリカ)=25/75〜75/25の関係にあり、前記結着剤は水に不溶な樹脂とポリビニルアルコールとを含有する。
【選択図】 なし

Description

本発明はインクジェット記録用キャストコート紙に関し、特に顔料インクでの印字に適したインクジェット記録用キャストコート紙に関する。
一般にインクジェット記録方式は、種々の機構により吐出したインクの小滴を記録用紙上に付着させることにより、ドットを形成し記録を行うものである。インクジェット記録方式は、ドットインパクトタイプの記録方式に比べて騒音がなく、またフルカラー化が容易であるのに加え、高速印字が可能であるなどの利点がある。
インクジェット記録に使用されるインクとしては、水系インク組成物、油系インク組成物、固体(相変化)インク組成物等がある。又、これらのインク組成物に含有される着色剤としては、水溶性の染料(例えば、酸性染料、直接染料、反応性染料、分散染料)、及び顔料等があり、画像保存性が求められる場合は主に顔料インクが使用される。
一方、近年、高解像度のデジタルビデオ、デジタルカメラ、スキャナー、及びパーソナルコンピューターの普及により高精細の画像を取り扱う機会が多くなり、これらのハードコピーをインクジェットプリンターで出力する事が多くなっている。これに伴い、記録媒体に対する要求特性が多様化し、特に、銀塩写真並の光沢感を有する記録媒体への要望が高くなってきている。
インクジェット記録用紙に光沢を付与する方法としては、インク受容層表面を平滑化して光沢を付与するスーパーカレンダー法、湿潤状態にあるか又は可塑性を有しているインク受容層を加熱された鏡面状のドラム(キャストドラム)面に圧着し、乾燥と同時に鏡面をインク受容層表面に写し取るキャストコート法がある。
キャストコート法を用いて銀塩写真並みの光沢感を得る技術として、シリカ、アルミノシリケート、並びにα、θ、δ及びγ−アルミナから選ばれ平均粒子径が1μm以下の微粒子を顔料としてインク受容層中に含有させる方法(例えば、特許文献1参照)、アルミナと平均粒子径が100〜500nmのシリカ微粒子を顔料として用い、ポリビニルアルコールを含有する記録層を凝固法キャストコート方式によって設ける方法(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
一方、スーパーカレンダー法を用いた技術としては、硫酸カルシウムをインク受容層の顔料に用い、光沢感及び顔料インク印字時のインク吸収性を向上させる方法(例えば、特許文献3参照)が開示されている。
特開2001−277712号公報 特開2003−260863号公報 特開2005−35028号公報
しかしながら、上記した特許文献1、2記載の技術の場合、染料インクの印字には適するものの、顔料インクを用いた場合に発色性が低下し、画像品質が劣るという問題があった。又、特許文献3記載の技術は、スーパーカレンダーにより記録層に光沢を付与するものであるが、銀塩写真のような高い光沢感(写像性)を得ることが困難である。さらに、この技術の場合、塗工層がポリビニルアルコールを含まないため、キャストコート法に適さないという問題がある。つまり、通常、キャストコート法は塗工層中の結着剤(ポリビニルアルコール)を凝固処理してから鏡面ドラムに塗工層を圧接するが、塗工層がポリビニルアルコールを含まない場合は塗工層を凝固させることができず、圧接時に塗料が押出されるため、良好なキャスト面を得ることが困難である。
又、インク受容層(記録層)に高光沢を付与すると、インク受容層に手で触れた際に指紋が付いたり、べた付くという問題があるが、この問題を解決する技術は報告されていない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、銀塩写真並みの光沢を有し、顔料インク使用時のインク吸収性や印字適性に優れ、べた付きが少なく手触り感のよいインクジェット記録用キャストコート紙の提供を目的とする。
本発明者らは種々検討した結果、キャスト層の顔料として硫酸カルシウムと合成非晶質シリカとを所定の割合で用い、かつ結着剤として水に不溶な樹脂とポリビニルアルコールとを用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記の目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用キャストコート紙は、透気性を有する支持体の表面に、顔料及び結着剤を含有するキャスト層がキャストコート法で設けられ、前記キャスト層の顔料は硫酸カルシウムと合成非晶質シリカとを含み、かつ質量比で、(前記硫酸カルシウム/前記合成非晶質シリカ)=25/75〜75/25の関係を有し、前記結着剤は水に不溶な樹脂とポリビニルアルコールとを含有することを特徴とする。
前記水に不溶な樹脂及び前記ポリビニルアルコールは、質量比で、(前記水に不溶な樹脂/前記ポリビニルアルコール)=1/1〜3/1の関係を有することが好ましい。
本発明によれば、銀塩写真並みの光沢を有し、顔料インク使用時のインク吸収性や印字適性に優れ、べた付きが少なく手触り感のよいインクジェット記録用キャストコート紙が得られる。
以下、本発明の実施形態に係るインクジェット記録用キャストコート紙について説明する。本発明の実施形態に係るインクジェット記録用キャストコート紙は、支持体の表面に、以下のキャスト層を設けたものである。
<支持体>
支持体としては、透気性を有するものであれば、いずれのものであっても使用することができるが、好ましくは紙(塗工紙、未塗工紙等)を用いる。前記紙の原料パルプとして、化学パルプ(針葉樹の晒または未晒クラフトパルプ、広葉樹の晒または未晒クラフトパルプ等)、機械パルプ(グランドパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等)、脱墨パルプ等を単独で又は任意の割合で混合して使用することが可能である。また、 前記紙のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでも良い。また、紙中に填料を含有させると、紙の不透明度が向上する傾向があるため、填料を含有させることが好ましい。填料としては、水和珪酸、ホワイトカーボン、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、合成樹脂填料等の公知の填料を使用することができる。
支持体として紙を用いた場合、紙中に配合できる内添サイズ剤としては、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤などのサイズ剤が挙げられる。また、硫酸バンド、カチオン化デンプン等、適当なサイズ剤と繊維への定着剤を組合せて使用することもでき、又、紙力増強剤、染料、pH制御剤、消泡剤、ピッチコントロール剤等の抄紙用内添助剤を目的に応じて適宜添加することも可能である。
抄紙方法は特に限定されるものではなく、例えば長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機を用いることができ、酸性抄紙、中性抄紙のいずれであってもよい。また、抄紙の際、サイズプレス工程で紙の表面にデンプン、ポリビニルアルコール等の表面サイズ剤や、導電剤を塗布してもよい。
<キャスト層>
キャスト層は、以下の顔料と結着剤を含み、後述するキャストコート法によって形成される。
1.顔料
キャスト層の顔料は硫酸カルシウムと合成非晶質シリカとを含み、かつ質量比で、(前記硫酸カルシウム/前記合成非晶質シリカ)=25/75〜75/25の関係を有することを必要とする。
顔料として合成非晶質シリカを用いる理由は以下の通りである。つまり、銀塩写真並みのインクジェット記録画像を得るためには、記録層に高いインク吸収性が求められ、インク吸収性の高い顔料として合成非晶質シリカが有効であるからである。
インク吸収性を確保するため、合成非晶質シリカの吸油量は150〜350ml/100gであることが好ましく、平均粒子径は1〜5μmであることが好ましい。平均粒子径が大きくなると、キャスト層のインク吸収性が向上するが発色性が低下する傾向にある。一方、平均粒子径が小さくなると、キャスト層のインク吸収性は低下するが発色性は向上する傾向にある。従って、必要とされるインク吸収性と発色性に応じて、合成非晶質シリカの平均粒子径を上記範囲内で調整することが好ましい。
また合成非晶質シリカは、炭酸カルシウム等の他の顔料と比較して、透明性が高い。従って、合成非晶質シリカを顔料に用いると、インクがキャスト層に浸透した際に、インクの色が層中の顔料に隠蔽されることが少ないため、印字濃度(発色性)が高くなる。
一般的に炭酸カルシウムは吸油量や粒径が合成非晶質シリカに比べて小さく、インク吸収性に劣る。例えば、一般的な炭酸カルシウムの吸油量は50ml/100g程度、比表面積は10m2/g程度、平均粒子径は1μm程度である。
但し、顔料中の合成非晶質シリカの割合が多すぎると、顔料の吸油量が大きくなり過ぎ、インクがキャスト層表面に留まらずに層内部に浸透し、発色性に劣る傾向にある。特に、顔料インクを用いる場合に発色性の低下が顕著である。そこで、合成非晶質シリカに比べて粒径、吸油量がともに小さい硫酸カルシウムを併用することによって、顔料全体の吸油量を調整し、発色性の低下を防止できるものと考えられる。
又、硫酸カルシウムは、以下に述べるように、ある程度厚みのある平板状の粒子であるため、塗工層形成時に通常の顔料(炭酸カルシウムやカオリン)に比べてバルキーな層が形成されやすいと考えられ、顔料インクでの印字適性を向上させると考えられる。さらに、硫酸カルシウムは平板状の粒子であるため、キャストドラムに圧着した後のキャスト層表面が一層平滑になり、光沢が向上すると考えられる。
また、硫酸カルシウムを配合すると、蛍光増白剤を添加しなくとも高い白色度を得ることができる。
(硫酸カルシウム)
硫酸カルシウムは石こうとも呼ばれ、天然石こうと化学石こうに大別されるが、天然石こうは不純物により着色していることがあるため、化学石こうを用いることが好ましい。化学石こうは、例えばリン鉱石に硫酸を反応させてリン酸を製造する過程で副生成物として得られる。化学石こうの製造については、参考文献1(村上恵一監修、「新しい資源・セッコウとその利用」、株式会社ソフトサイエンス社、昭和51年)、及び参考文献2(「13398の化学商品」、化学工業日報社、1998年)に記載されている。
また、硫酸カルシウムは水和物によって、2水和物(CaSO4・2H2O)、1/2水和物(CaSO4・1/2H2O)、無水物(CaSO4)に分類されるが、2水和物を用いることが好ましい。硫酸カルシウム2水和物は針状または平板状の結晶を形成するが、結晶の成長過程での過飽和度を小さくすることで平板状結晶が得られることが知られている(参考文献1のp.164、p.236、参考文献2のp.79)。本発明においては、上記天然石こう又は化学石こうを湿式粉砕し、粒径0.1〜10μm程度の平板状の硫酸カルシウム粒子を製造し、この粒子を分散液としたものが好適に用いられる。
(合成非晶質シリカ)
合成非晶質シリカは、電弧法、乾式法、湿式法(沈殿法、ゲル法)などいずれの方法を用いても製造することができるが、上記湿式法を用いると製造が簡便であるので好ましい。合成非晶質シリカの吸油量は150ml/100g以上であることが好ましく、特に200ml/100g以上であることが好ましい。吸油量が150ml/100g未満であると、インク吸収量が小さくなり、インク吸収性が低下する傾向にある。
(硫酸カルシウムと合成非晶質シリカの配合割合)
顔料中の硫酸カルシウムと合成非晶質シリカは、質量比で(硫酸カルシウム/合成非晶質シリカ)=25/75〜75/25の関係を有することが必要である。
上記比が25/75未満である場合、合成非晶質シリカの割合が多くなってインク吸収性が過剰となり、顔料インク印字の際、キャスト層中にインクが浸透しすぎて画像部の鮮やかさが低下する。また、上記比が25/75未満であると、硫酸カルシウムの割合が少なくなって白紙部の光沢が低下する。
一方、上記比が75/25を超えると、硫酸カルシウムの割合が多くなり過ぎてインク吸収性に劣る。
(その他の顔料)
本発明の効果を損なわない範囲で、上記硫酸カルシウムと合成非晶質シリカ以外の顔料をキャスト層中に適宜添加する事ができる。このような顔料としては、たとえばクレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイト等の無機顔料、プラスチックピグメント等の有機顔料が挙げられ、これらを単独あるいは2種以上併用して使用することができる。
但し、上記した硫酸カルシウムと合成非晶質シリカによる効果を発揮させるため、キャスト層の顔料全体に対し、硫酸カルシウムと合成非晶質シリカの合計量が80質量%以上となることが好ましい。
2.結着剤
結着剤は、水に不溶な樹脂とポリビニルアルコール(以下、「PVA」と略記する)とを含有する。
PVAはインク吸収性を向上させるが、結着剤中のPVAの割合が多過ぎると、光沢感を低下させると共に、キャスト層の光沢面に手で触れると、べたつきが生じたり、光沢面に指紋が付く場合がある。これは、汗等の水分によってPVAが溶解するためと考えられる。
そこで、水に不溶な樹脂を併用することにより、光沢面のべたつきや指紋の付着を防止することができる。但し、結着剤中に、水に不溶な樹脂の割合が多くなり過ぎると、インク吸収性が低下する場合があるため、PVAと水に不溶な樹脂の配合割合を以下の範囲とすることが好ましい。
(PVA)
PVAとしては、通常のPVA、シラノール変性PVA、及びこれらの誘導体を用いることができる。
(水に不溶な樹脂)
水に不溶な樹脂が結着剤中に存在すると、汗等の水分によってキャスト層の結着剤が溶解し難くなり、光沢面のべたつきや指紋の付着を防止することができる。水に不溶な樹脂は、例えばラテックス(水系エマルジョン)として水系媒体に分散させたものをキャスト層用塗工液に配合し、乾燥することでキャスト層中に含ませることができる。
上記ラテックス(水系エマルジョン)としては、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸及びメタクリル酸の重合体または共重合体などのアクリル系重合体エマルジョン;エチレン酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体エマルジョン;あるいはこれらの各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体エマルジョン;を用いることができる。特にスチレン系重合体ラテックス、スチレン・ブタジエン系共重合体ラテックス、スチレン・アクリル系共重合体ラテックスが好ましい。
(PVAと水に不溶な樹脂の配合割合)
結着剤中のPVAと水に不溶な樹脂は、質量比で、(前記水に不溶な樹脂/前記ポリビニルアルコール)=1/1〜3/1の関係にあることが好ましい。ここで、PVAと水に不溶な樹脂の質量は、それぞれ乾燥質量である。
上記比が1/1未満である場合、水に不溶な樹脂の割合が少なくなるため、光沢面のべたつきや指紋の付着が生じ易くなる傾向にある。又、PVAの割合が増えるので、光沢感が低下する傾向にある。
一方、上記比が3/1を超えると、水に不溶な樹脂の割合が多くなるため、インク吸収性が低下することがある。なお、上記比が3/1を超えるとPVAの割合が減るため、通常は光沢感が向上するが、以下に述べる凝固キャストコート法を用いる場合は、PVAの凝固によって光沢を付与するため、PVAの割合が少なくなると凝固が不十分となり、光沢が得にくくなる傾向になる。
(その他の結着剤)
本発明の効果を損なわない範囲で、上記PVAと水に不溶な樹脂以外の結着剤をキャスト層中に適宜添加する事ができる。このような結着剤として、例えば、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白の蛋白質類;酸化デンプン、陽性デンプン、尿素燐酸エステル化デンプン、ヒドロキシエチルエーテル化デンプンなどのエーテル化デンプン、デキストリンなどのデンプン類;カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体;などを適宜選択して使用することもでき、これらの結着剤を用いるとキャスト層に保水性を付与することができる。
但し、上記したPVAと水に不溶な樹脂による効果を発揮させるため、キャスト層の結着剤全体に対し、PVAと水に不溶な樹脂の合計量が70質量%以上となることが好ましい。ここで、キャスト層の結着剤全体の質量、並びにPVA及び水に不溶な樹脂の質量は、それぞれ乾燥質量である。
キャスト層中の顔料と結着剤の配合割合は、インク吸収性などの要求品質を損なわない範囲で、それらの性状、処方及び支持体等に応じて適宜変更することができる。
<キャスト層の形成>
キャスト層は以下のキャストコート法により設けられ、これにより高い光沢を有するインクジェット記録用キャストコート紙を得ることができる。
キャストコート法は、まず、顔料と結着剤とを主成分とする塗工液を支持体上に塗工してキャスト層となる塗工層を設け、湿潤し可塑状態の塗工層をキャストドラム(鏡面仕上げの面)に押し当て、光沢仕上げしてキャスト層を形成する。キャストコート法としては、(1)塗工層が湿潤状態にある間に鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着して乾燥するウェットキャスト法(直接法)、(2)湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥した後に再湿潤液により膨潤可塑化させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するリウェットキャスト法(再湿潤法)、(3)湿潤状態の塗工層を凝固処理によりゲル状態にして、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するゲル化キャスト法(凝固法)、の3種類に分けることができる。
本発明においては、上記直接法、凝固法、再湿潤法のうちいずれを用いてもよいが、高い光沢を得られるという点から凝固法が好ましい。
なお、記録層表面に光沢を付与する方法としてカレンダー法があるが、カレンダー法の場合、塗工紙の表面をロールで擦って光沢を出すため、均一な光沢が得られにくい。これに対し、上記したようにキャスト法は、鏡面ドラムに塗工層を圧接して鏡面を写し取ることによって光沢を得るため、より均一な面感を有し、カレンダー法に比べて写像性が高くなる。
(凝固法)
凝固法を用いる場合、キャスト層用塗工液を支持体上に塗工し、その塗工層が湿潤状態にある間に結着剤を凝固(あるいは架橋)する作用を持つ処理液を塗布し、その後加熱した鏡面に塗工層を圧着し、光沢を付与する。本発明の場合、結着剤にPVAが含まれているので、PVAを凝固させる作用を持つ化合物を含有する水溶液であればいずれのものも処理液に使用することができる。上記処理液(凝固液)として、例えば蟻酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、塩酸、硫酸、炭酸等の酸と、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、バリウム、鉛、カドミウム、アンモニウム等との塩;ホウ砂;各種ホウ酸塩等が挙げられる。本発明においては、これらの中から選択された少なくとも1種を用いることができる。
特に、ホウ酸とホウ酸塩とを含有する処理液が好ましい。ホウ酸とホウ酸塩とを混合して用いることにより、適度な固さの凝固を得ることが容易となり、良好な光沢感を有するキャストコート紙を得ることができる。
(剥離剤)
キャスト層用塗工液及び/又は凝固液には、必要に応じて剥離剤を添加することができる。剥離剤の融点は90〜150℃であることが好ましく、特に95〜120℃であることが好ましい。上記の範囲においては、剥離剤の融点がキャストコート用の鏡面仕上げ面の金属表面温度とほぼ同等であるため、剥離剤としての能力が最大限に発揮される。剥離剤は上記特性を有していれば特に限定されるものではない。
特に好ましい剥離剤としてはポリエチレン系のワックスエマルジョンがあげられる。
<キャスト層の塗工>
キャスト層用塗工液を塗布する方法としては、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、ブラッシュコーター、キスコーター、スクイズコーター、カーテンコーター、ダイコーター、バーコーター、グラビアコーター等の公知の塗工機を用いる方法の中から適宜選択して使用することができる。処理液を塗布する方法としてはロール、スプレー、カーテン方式等があげられるが、特に限定されない。
(キャスト層の塗工量)
キャスト層の塗工量は、十分なインク吸収性が得られる範囲で任意に調整することができるが、記録濃度及びインク吸収性を両立させる観点から、片面当たり、固形分換算で10〜40g/m2であることが好ましい。さらに好ましい塗工量範囲は20〜30g/m2である。塗工量が40g/m2を超えると、キャストコート処理時の塗工層の乾燥負荷が大きく非効率的であり、また、乾燥不足になりやすく、鏡面ドラムからの剥離性が低下し塗工層が鏡面ドラムに付着するなどの問題を生じる傾向にある。
(その他の成分)
キャスト層用塗工液、及び/又は、凝固キャストコート法で用いる処理液に対し、必要に応じ、顔料分散剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、可塑剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、剥離剤、pH調整剤、及びカチオン性高分子電解質等の公知の助剤を添加することができる。
<その他の層>
アンダー層:インク吸収性の改善や、支持体表面の影響を小さくする等の目的のためにキャスト層の塗工量を多く必要とする場合には、支持体とキャスト層の間にアンダー層を設けてもよい。アンダー層に用いる顔料及び結着剤としては、従来公知のものを用いることができる。
バック層:筆記性を付与する等の目的で、キャスト層が設けられた側と反対側の支持体表面にバック層を設けることもできる。
<顔料インク適性>
本発明のキャストコート紙は、顔料インクを用いた場合においても高い発色性を得ることができる。顔料インクとは、着色剤が顔料であるインクであり、顔料としては、不溶性顔料、レーキ顔料等の有機顔料、及びカーボンブラック等を好ましく用いることができる。
(顔料)
不溶性顔料としては、特に限定されないが、例えば、アゾ、アゾメチン、メチン、ジフェニルメタン、トリフェニルメタン、キナクリドン、アントラキノン、ペリレン、インジゴ、キノフタロン、イソインドリノン、イソインドリン、アジン、オキサジン、チアジン、ジオキサジン、チアゾール、フタロシアニン、ジケトピロロピロール等が好ましい。
(インク)
インクとしては、通常、水系インク組成物、油系インク組成物、固体(相変化)インク組成物等を用いることができるが、水系インク組成物(例えば、インク総質量あたり10質量%以上の水を含有する水系インクジェット記録液等)を、特に好ましく用いることができる。
(溶媒)
顔料インクの溶媒としては、水溶性有機溶媒を水とを併用することが好ましい。水溶性有機溶媒としては、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル等)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン等)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(例えば、スルホラン等)、尿素、アセトニトリル、アセトン等が挙げられる。水溶性有機溶媒は、単独で使用してもよく、又は複数種を併用してもよい。
<実施例>
以下に本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。又、実施例において示す「部」及び「%」は特に明示しない限り、質量部及び質量%を示す。
<支持体の抄造>
叩解度285mlの広葉樹晒クラフトパルプ(L−BKP)100部からなるパルプスラリ−に対し、タルク10質量部、硫酸アルミニウム1.0質量部、合成サイズ剤0.1質量部、及び歩留向上剤0.02質量部を添加して支持体を抄紙機で抄紙した。この紙の両面に、デンプンを片面当り固形分で2.5g/mとなるように塗布して、坪量170g/mの支持体を得た。
<アンダー層の形成>
上記支持体の片面に、ブレードコーターで以下のアンダー層用塗工液Aを乾燥塗工量8g/mで塗工し、140℃で送風乾燥しあてアンダー層を形成した。
塗工液A:顔料として合成非晶質シリカ(ファインシールX−37:株式会社トクヤマ社製)100部、結着剤としてスチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルション(LX438C:住友化学工業株式会社製の商品名)5部及びポリビニルアルコール(PVA117:株式会社クラレ社製の商品名)5部、並びにサイズ剤(ポリマロン360:荒川化学工業株式会社製の商品名)5部を配合して濃度20%の水性塗工液を調製した。
<キャスト層の形成>
上記アンダー層の上に、ロールコーターで以下のキャスト層用塗工液Bを乾燥塗工量29g/mで塗工し、塗工層が湿潤状態にある間に以下の凝固液Cを用いて塗工層を凝固させ、次いでプレスロールを介して加熱された鏡面仕上げ面に塗工層を圧着して鏡面を写し取り、203g/mのインクジェット記録用キャストコート紙を得た。
塗工液B:顔料として、硫酸カルシウム(平均粒子径2.3μm、吸油量62ml/100g)25部及び合成非晶質シリカ(ファインシールX−37(:株式会社トクヤマ社製の商品名、吸油量250ml/100g、平均粒子径2.6μm)75部;結着剤として、酸化澱粉(MS−3600、日本食品加工社製の商品名)3部、スチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルション(PA−0226、日本A&L社製の商品名)10部、及びPVA(PVA117、株式会社クラレ社製の商品名)5部;を配合し固形分52%の塗料を調製した。
凝固液C:ホウ砂/ホウ酸の配合比が1で、これらのNa及びHBOに換算した時の濃度を4%とし、さらに離型剤(FL−48C:東邦化学工業社製)0.2%を配合して凝固液を調整した。
塗工液Bにおいて、上記硫酸カルシウムの配合量を50部に変更し、上記合成非晶質シリカの配合量を50部に変更したこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
塗工液Bにおいて、上記硫酸カルシウムの配合量を75部に変更し、上記合成非晶質シリカの配合量を25部に変更したこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
塗工液Bにおいて、上記スチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルションの配合量を7.5部に変更し、上記PVAの配合量を7.5部に変更したこと以外は、実施例3とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
塗工液Bにおいて、上記スチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルションの配合量を11.2部に変更し、上記PVAの配合量を3.8部に変更したこと以外は、実施例3とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
塗工液Bにおいて、上記スチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルションを6.7部、上記PVAの配合量を8.3部に変更したこと以外は、実施例3とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
[比較例1]
塗工液Bにおいて、上記硫酸カルシウムの配合量を100部に変更し、上記合成非晶質シリカを配合しなかったこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
[比較例2]
塗工液Bにおいて、上記硫酸カルシウムの配合量を15部に変更し、上記合成非晶質シリカの配合量を85部に変更したこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
[比較例3]
塗工液Bにおいて、上記硫酸カルシウムの配合量を85部に変更し、上記合成非晶質シリカの配合量を15部に変更したこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
[比較例4]
塗工液Bにおいて、上記スチレン・ブタジエン系共重合体水系エマルションの配合量は変えず、上記PVAを配合しなかったこと以外は、実施例1とまったく同様にして、インクジェット記録用キャストコート紙を得た。
<評価>
各実施例、比較例のインクジェット記録用キャストコート紙の評価を以下の方法で行った。
(1)75°および20°鏡面光沢度の測定
測定機GM−26PRO(村上色彩技術研究所製)を使用し、JIS Z8741に準じて、各実施例、及び比較例のインクジェット記録用キャストコート紙のキャスト層表面の75°鏡面光沢度を測定した。
(2)写像性
各実施例、及び比較例のインクジェット記録用キャストコート紙のキャスト層表面の写像性を、写像性測定器(型番:ICM−1DP、スガ試験機株式会社製)を用い、JIS K7105に準じて測定した。測定角度を60度、くし幅2mmの条件で、紙のMD方向を測定した。
(3)発色性(印字濃度)
各実施例、及び比較例のインクジェット記録用キャストコート紙に対し、インクジェットプリンター(セイコーエプソン社製 PX−V600)を用い、純正顔料インク(ICBK31:ブラック、IC31:シアン、マゼンタ、イエロー)を使用し、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのベタ画像を印字し(MC光沢紙/きれい(詳細設定;色補正有り)モード)、印字部の印字濃度をマクベス反射濃度計RD−19I(グレタグマクベス社製)により測定した。
(4)インク吸収性
各実施例、及び比較例のインクジェット記録用キャストコート紙に対し、上記インクジェットプリンターを用い、純正顔料インク(ICBK31:ブラック)により黒ベタ画像中に10ポイントの白抜き文字を印字した(MC光沢紙/きれい(詳細設定;色補正有り)モード)。文字の明瞭さを以下の評価基準で目視評価した。
○:白抜けがはっきりしている
×:白抜けが潰れて判読できない
(5)手触り感
各実施例、及び比較例のインクジェット記録用キャストコート紙のキャスト層表面を手で触った時のべたつき感を、以下の基準で判断した。
○:光沢面を手で触った時にべたつき感が全くないもの
△:光沢面を手で触った時に、用紙の一部が手に着くもの
×:光沢面を手で触った時に、用紙が大部分が手に着き、光沢面に指紋が残る
得られた結果を表1に示す。なお、表のEVA,PVAはそれぞれエチレン酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコールを示す。
Figure 2007062303
表1から明らかなように、各実施例の場合、光沢度、顔料インク使用時のインク吸収性及び発色性、写像性、手触り感の全てにおいて優れていた。
一方、キャスト層の顔料に合成非晶質シリカを含まない比較例1の場合、インク吸収性に劣った。
又、キャスト層の顔料において、(硫酸カルシウム/合成非晶質シリカ)で表される比が75/25を超えた比較例2の場合も、同様にインク吸収性に劣った。
キャスト層の顔料において、(硫酸カルシウム/合成非晶質シリカ)で表される比が25/75未満である比較例3の場合、発色性に劣った。
キャスト層の結着剤にPVAを含まない比較例4の場合、塗工層が凝固しないため、キャストコートの際に塗工層がプレスロール部で押し出された。その結果、キャスト層の塗工量が極端に少なくなったため、光沢感が著しく劣り、インク吸収性、発色性も著しく劣った。

Claims (2)

  1. 透気性を有する支持体の表面に、顔料及び結着剤を含有するキャスト層がキャストコート法で設けられているインクジェット記録用キャストコート紙であって、前記キャスト層の顔料は硫酸カルシウムと合成非晶質シリカとを含み、かつ質量比で、(前記硫酸カルシウム/前記合成非晶質シリカ)=25/75〜75/25の関係を有し、前記結着剤は水に不溶な樹脂とポリビニルアルコールとを含有することを特徴とするインクジェット記録用キャストコート紙。
  2. 前記水に不溶な樹脂及び前記ポリビニルアルコールは、質量比で、(前記水に不溶な樹脂/前記ポリビニルアルコール)=1/1〜3/1の関係を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用キャストコート紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012526678A (ja) * 2009-05-11 2012-11-01 ケミラ ユルキネン オサケイティエ インクジェット印刷特性を改良するための組成物の使用及びインクジェット記録紙

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