JP2005181444A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録剤容器内の記録剤残量を検知することによって、記録剤の状態(残量、補給の要否、固化、劣化等)を判定できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録剤は記録剤容器60の中で第1室601から第2室602を経由して第3室603へ移動する。CPUは記録剤センサ81,82が検出した室601,602内夫々の透過光量に基づいて室601,602の記録剤の有無又は残量を検知し、例えば第1室601に記録剤があり第2室602に記録剤がない場合、記録剤は第1室601で固化していると判定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録剤容器から供給された記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、トナーのような記録剤を収容するための記録剤容器と、記録剤容器から供給された記録剤を用いて記録用紙のような記録材に画像を形成する画像形成手段とを備える(特許文献1,2参照)。記録剤容器が複数の室に区切られている場合、画像形成装置は、従来、記録剤容器内部の記録剤の有無又は残量を検知する検知手段を、一の室にのみ備えていた。
特開2001−100504号公報 特開平10−301386号公報
記録剤容器内部で記録剤の固化(ブリッジ)が生じた場合、記録剤が記録剤容器から画像形成手段へ移動しなくなることがある。しかしながら、固化した記録剤の存在を検知手段が検知するため、画像形成装置は、記録剤容器に記録剤があると判定する。この結果、記録剤容器内部に記録剤があるにもかかわらず画像形成手段へ記録剤が供給されないことがあるという問題があった。
以上のようなことから、記録剤容器内部の記録剤の有無又は残量のみならず、記録剤の固化も検知可能な画像形成装置が望まれている。しかしながら、記録剤の固化を検知する手段を別途追加する場合、画像形成装置の構成が複雑になるという問題があった。
本発明は斯かる問題を解決するためになされたものであり、複数の室に区切られた記録剤容器に、記録剤の残量を検知する検知手段を複数備えることにより、記録剤の有無、記録剤残量の多寡、記録剤が固化しているか否か等の記録剤の状態を判定できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、一の検知手段の第1残量検知手段の検知結果と、他の検知手段の第2残量検知手段の検知結果とに基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定することにより、記録剤の状態を簡易な構成で判定できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、一の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させ、他の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させないことにより、記録剤の状態を更に簡易な構成で判定できる画像形成装置を提供することにある。
第1発明に係る画像形成装置は、複数の室に区切られた記録剤容器を備え、該記録剤容器から供給された記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、前記記録剤容器の少なくとも2個の室に夫々設けてあり、該室の記録剤残量を検知する検知手段と、各検知手段が検知した記録剤残量に基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、記録剤容器が複数の室に区切られている場合、一の室内の記録剤が他の室へ移動し、他の室内の記録剤が記録剤容器外部へ供給され、供給された記録剤を用いて画像が形成される。検知手段は、例えば記録剤の有無又は残量を検知するための一般的なセンサ(磁気センサ、光電センサ等)を用いて構成され、この検知手段が設けられている室の記録剤残量を検知する。判定手段は、例えば一般的な演算子を用いて構成され、検知手段が検知した記録剤残量に基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態(記録剤の有無、残量の多寡、及び/又は記録剤が固化しているかいなか等)を判定する。この場合、一の室に記録剤が残っているにもかかわらず、他の室の記録剤がないと検知されたとき、判定手段は、一の室にて記録剤が固化していると判定する。
記録剤が固化しているか否かは、各室の記録剤の有無に基づいて判定可能である。しかしながら、記録剤の有無を判定するだけでは、画像形成装置は、記録剤がなくなるまで記録剤の補給のタイミングをユーザに報知することができず、記録剤が無くなる前に新たな記録剤を準備するようユーザに促してユーザの利便性を向上することができない。このため、少なくとも1個の検知手段が記録剤残量を精密に検知するよう構成されている必要がある。
第2発明に係る画像形成装置は、各検知手段は、該検知手段に対応する室の記録剤の残量を検知する第1残量検知手段と、前記室に所定量以上の記録剤が残っているか否かを検知する第2残量検知手段とを備え、前記判定手段は、一の検知手段の第1残量検知手段の検知結果と、他の検知手段の第2残量検知手段の検知結果とに基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定するようなしてあることを特徴とする。
第2発明にあっては、第1残量検知手段が室内の記録剤残量を精密に検知し、第2残量検知手段が室内の記録剤残量を大まかに(例えば記録剤の有無のみを)検知する。また、一の検知手段の第1残量検知手段の検知結果と、他の検知手段の第2残量検知手段の検知結果とに基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定する。複数の精密な検知結果に基づいた状態判定は煩雑であるが、精密な検知結果と大まかな検知結果とに基づいた状態判定は簡易であるため、検知手段全体の処理が、一の検知手段及び他の検知手段の全てが記録剤残量を精密に検知して、複数の精密な検知結果に基づいた判定を行なうよう構成されている場合の検知手段全体の処理に比べて簡易になる。
また、一の検知手段が第1残量検知手段のみを備え、他の検知手段が第2残量検知手段のみを備える場合、記録剤容器に補給される記録剤の量が変化したとき(例えば、記録剤容器が3個の室に区切られており、工場出荷時は2個の室が、その後は3個の室が、夫々満杯になるよう記録剤を補給されるようなとき)、記録剤の状態を正確に判定できないことがある。このため、各検知手段は第1残量検知手段及び第2残量検知手段の両方を備える。
第3発明に係る画像形成装置は、一の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させ、他の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させない手段を備えることを特徴とする。
第3発明にあっては、一の第1残量検知手段及び他の第1残量検知手段の一方のみが記録剤残量を精密に検知する。記録剤残量の精密な検知は煩雑であるが、記録剤残量の大まかな検知は簡易であるため、検知手段全体の処理が、一の第1残量検知手段及び他の第1残量検知手段の全てが記録剤残量を精密に検知するよう構成されている場合の検知手段全体の処理に比べて簡易になる。
第1発明の画像形成装置によれば、記録剤容器の少なくとも2個の室に夫々設けられ、記録剤残量を検知する複数の検知手段と、記録剤の固化を含む記録剤の状態を判定する判定手段とを備えるため、記録剤の固化を検知するための手段を別途設けることなく、記録剤の有無及び/又は残量の多寡のみならず、記録剤が固化しているか否かも判定することができる。
また、判定手段の判定結果に応じて、ユーザに対し、記録剤の状態を報知し、更に、適切な指示を与えるよう構成することもできる。この場合、例えば、「記録剤が残り少なくなりました。補給用の記録剤を準備してください」、「記録剤が完全になくなりました。
記録剤を補給してください」、「記録剤が内部で固化しています。記録剤容器を交換してください」等の文章を、画像形成装置が備える表示手段に表示することができる。この場合、ユーザの利便性を向上することができる。
また、第2発明の画像形成装置によれば、検知手段全体の処理を簡易にすることができるため、例えば検知手段の一部と判定手段とを画像形成装置のCPUで兼用することができる。この結果、簡易な装置構成で記録剤の状態を判定することができる。
また、各検知手段は第1残量検知手段及び第2残量検知手段の両方を備えるため、記録剤容器への記録剤補給量の変化にも適宜対応することができる。
また、第3発明の画像形成装置によれば、検知手段全体の処理を更に簡易にすることができる。更に、一の第1残量検知手段と他の第1残量検知手段とを切り替えて用いることによって、複数の第1残量検知手段が、夫々の一部を兼用するよう構成できるため、更に簡易な装置構成で記録剤の状態を判定することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。本実施の形態においては、本発明の画像形成装置として電子写真方式の画像形成装置である複合機を例示するが、これに限るものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置である複合機1の構成を示すブロック図である。本実施の形態の複合機1は、制御中枢としてのプロセッサであるCPU10がROM21に格納されているコンピュータプログラムに従って、原稿画像の読み取り、読み取った画像のコピー出力(プリントアウト)及びファクシミリ通信による送信、ファクシミリ通信により受信したデータのプリントアウト等の機能を実現する。また、複合機1は、CPU10が直接接続するシステムバス20及びパネルバス30と、CPU10が直接には接続していないローカルバス40とを有する。CPU10は、ROM21、及び各種情報保持メモリとして使用されるRAM22に、システムバス20を介して接続され、更に、記録剤の状態(記録剤の有無、残量、固化、及び劣化)を検知するための状態検知部8に接続されている。
ROM21は、コンピュータプログラムのみならず、例えば後述する図5に示すテーブルのような各種のデータを記憶している。なお、ROM21の代わりにフラッシュメモリを用い、記憶してあるコンピュータプログラム及び/又は各種のデータを書き換え可能に構成しても良い。
システムバス20には、CPU10、ROM21及びRAM22の他、USBI/F23、画像メモリ24、NCU25及びモデム26が接続され、パネルバス30には操作パネル31が接続されている。また、ローカルバス40には、入力された画像データを記憶するイメージメモリ41が接続されている。更に、システムバス20とローカルバス40との両方に、画像処理回路50、第1CODEC(符号化・復号器)51、第2CODEC52、及びプリンタI/F53が接続されている。更にまた、CCD71、アナログフロントエンド(AFE)72、及びA/D変換器(A/D)73がこの順に接続され、更にA/D変換器73が画像処理回路50に接続されている。また、プリンタI/F53はプリンタ6に接続され、NCU25及びモデム26は相互に接続されている。
モデム26はファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムで構成されている。NCU25は公衆電話交換網(PSTN)とのアナログ回線の閉結及び開放の動作を行なうハードウェアであり、必要に応じてモデム26を公衆電話交換網に接続し、他のファクシミリ装置との間のファクシミリ通信を制御する。
USBI/F23は複合機1(複合機1が備えるシステムバス20)と外部の装置(例えば画像処理ソフトがインストールされているパーソナルコンピュータ)とのインタフェースである。
画像メモリ24は、入力された画像データ又はファクシミリ画像データを記憶する。画像メモリ24が記憶する画像データは、USBI/F23を介して外部から受信した画像データ又は外部へ送信すべき画像データであり、画像メモリ24が記憶するファクシミリ画像データは、NCU25経由でモデム26が受信したファクシミリ画像データ、又はモデム26、NCU25経由で外部へ送信すべきファクシミリ画像データである。なお、USBI/F23を介して外部から受信した画像データは、例えばシステムバス20、第2CODEC52、及びローカルバス40を経由してイメージメモリ41に入力される構成でも良い。
操作パネル31は、複合機1を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種のファンクションキー、LCDを利用した表示装置等を備えている。
CCD71、アナログフロントエンド72、及びA/D変換器73は、図示しない読取部(スキャナ)に備えられている。CCD71が原稿を読み取った信号は、アナログフロントエンド72にてアナログ/デジタル変換の前処理を施され、A/D変換器73にてアナログ/デジタル変換されてから画像処理回路50で処理されて、例えば白黒2値の画像データに変換される。変換後の画像データは画像処理回路50からイメージメモリ41へ出力される。
第1CODEC51は、イメージメモリ41に記憶された画像データ(例えばスキャナで原稿を読み取ってなる画像データ)をコーディング(符号化)してファクシミリ画像データとなし、その後に画像メモリ24へ出力する。第2CODEC52は、画像メモリ24に記憶されたファクシミリ画像データ(例えばNCU25及びモデム26を介して外部から受信したファクシミリ画像データ)をデコーディング(復号)して、復号された画像データをイメージメモリ41へ出力する。
プリンタI/F53はシステムバス20及びローカルバス40とプリンタ6とのインタフェースであり、画像メモリ24又はイメージメモリ41に記憶された画像データはプリンタI/F53を介してプリンタ6へ出力される。プリンタ6は、記録剤を用いて画像を形成する(プリントアウトする)画像形成手段であり、画像形成の際に、各種制御信号をCPU10との間でプリンタI/F53を介して入出力する。
図2は、複合機1が備える記録剤容器60の内部構成を示す模式図である。記録剤容器60はプリンタ6に備えられ、プリンタ6は、記録剤容器60の他、供給ローラ63及び感光体ドラム64を備える。プリンタ6は、記録剤容器60に収容してある記録剤を供給ローラ63で感光体ドラム64へ供給し、感光体ドラム64上に形成された静電潜像に記録剤を選択的に吸着させて現像し、それを記録材である記録用紙上に転写した後に加熱・加圧して記録用紙上に定着させる。即ち、記録剤容器60は感光体ドラム64への記録剤の吸着を行なうための現像器を構成している。
記録剤容器60は3個の室601,602,603に区切られており、第1室601には記録剤容器60内へ記録剤を補給するための図示しない補給口が形成してあり、第3室603は、供給ローラ63に対向配置されて供給ローラ63に記録剤容器60内の記録剤を密着させるための対向ローラ62を備え、第2室602は第1室601及び第3室603の間に設けられている。記録剤容器60はプリンタ6に対して着脱可能なユニットであり、記録剤容器60内の記録剤残量が“0”になった場合、ユーザは記録剤容器60を取り外して第1室601の補給口から記録剤を補給し、補給後に記録剤容器60をプリンタ6に取り付けるか、又は、空の記録剤容器60を新しい記録剤容器60と交換する。このとき、記録剤容器60は対向ローラ62の周面が供給ローラ63の周面に密着して、各ローラの回転軸が略平行になるように取り付けられる。
室601,602,603は、夫々所定量の記録剤が収容可能である。以下では、一の室に収容してある記録剤の残量がこの室の所定量に等しい場合、一の室の記録剤残量が100%であるといい、一の室に収容してある記録剤の残量が“0”である場合、一の室の記録剤残量が0%であるという。
室601,602,603内には、パドル状のアジテータ611,612,613が備えられている。第1アジテータ611は矢符a方向に回転して第1室601に収容されている記録剤を撹袢し、撹袢された記録剤は白抜矢符b方向に移動して第2室602に収容される。同様に、第2アジテータ612は第2室602内の記録剤を撹袢し、撹袢された記録剤は白抜矢符c方向に移動して第3室603に収容され、更に、第3アジテータ613は第3室603内の記録剤を撹袢し、撹袢された記録剤は白抜矢符d方向に移動し、対向ローラ62及び供給ローラ63を経由して感光体ドラム64へ供給される。プリンタ6はアジテータ611,612,613を回転させる図示しないモータを備え、CPU10はプリンタI/F53を介してモータへ所定の制御信号を送信することによってアジテータ611,612,613の回転/停止を制御する。
このような3個の室601,602,603に区切られた記録剤容器60を用いる場合、複合機1の工場出荷時にプリンタ6に備えられている記録剤容器60には、室602,603夫々の記録剤残量が100%になるだけの量の記録剤(以下、出荷時記録剤という)が収容されている。また、工場出荷後に記録剤容器60へ補給するための詰め替え用記録剤又は取り替え用の記録剤容器60に収容されている記録剤は、室601,602,603夫々の記録剤残量が100%になるだけの量の記録剤(以下、補給用記録剤という)である。
出荷時記録剤を用いる場合、工場出荷時に第1室601に記録剤が収容されていたとしても、アジテータ611,612,613の回転によって、略全部の記録剤が室602,603へ移動する。このため、第1アジテータ611が回転を続けていくと、第1室601の記録剤残量は略0%となり、第1室601に記録剤が残っているときは、残っている記録剤は固化した記録剤であることがわかる。
また、画像の形成に従って記録剤が消費され、第2室602の記録剤残量が略0%となったときは、第3室603に残っている記録剤だけでは記録剤の量が不十分であるため、記録剤容器60に記録剤の補給が必要であることがわかる。
補給用記録剤を用いる場合、記録剤補給直後には室601,602,603の記録剤残量は夫々略100%であるが、画像の形成に従って記録剤が消費され、通常は第1室601、第2室602の順に記録剤残量が略0%になる。このため、室601,602の記録剤残量が略0%であるとき、第3室603に残っている記録剤だけでは記録剤の量が不十分であるため、記録剤容器60に記録剤の補給が必要であることがわかる。また、第1室601に記録剤が残っており第2室602の記録剤残量が略0%のときは、第1室601に残っている記録剤は固化した記録剤であることがわかる。
更に、第2室602に記録剤が残っており第1室601の記録剤残量が略0%のときは、室602,603に残っている記録剤は経時変化により劣化していることがある。このような記録剤は、例えばキャリアとトナーとの混合物を記録剤として用いている場合はトナーとキャリアとの混合比におけるキャリアの割合が過大であり、このような記録剤を用いることによって、形成される画像の画質が劣化する。このため、本実施の形態における複合機1は、第2室602に記録剤が残っており第1室601の記録剤残量が略0%のときは、ユーザに対して記録剤の劣化を報知する。
記録剤容器60内の記録剤残量を検知するために、室601,602の底部には、記録剤センサ81,82が設けられている。記録剤センサ81,82の夫々は光電センサとしてのフォトインタラプタで構成してあり、アナログの電圧信号である検出信号を出力する。
第1記録剤センサ81及び第1室601の構成と、第2記録剤センサ82及び第2室602の構成とは略同様であるため、以下では第1記録剤センサ81及び第1室601の構成について説明する。図3は、記録剤容器60の第1室601及び第1記録剤センサ81の構成を示す模式図であり、第1記録剤センサ81及びこれが装着される部位近辺の第1室601を破断して示してある。
第1記録剤センサ81には二つの凸部811,812が形成されており、一方の凸部811にはフォトインタラプタの発光部811aが、他方の凸部812にはフォトインタラプタの受光部812aが夫々内蔵されている。このような第1記録剤センサ81は、常時その発光部811aを発光させている。一方、第1室601の底部には、第1記録剤センサ81の二つの凸部811,812が第1室601の外側から丁度収まるような内側への2ヶ所の凹部601a,601bが近接して形成されており、凹部601a,601bは少なくとも両者の対向部分が透明部材で形成されている。また、両凹部601a,601b間の空隙601cを、回転する第1アジテータ611が通過するようになっている。
従って、第1アジテータ611の回転に伴って、空隙601cに存在していた記録剤が空隙601cから掻き出されることになる。しかし、記録剤が少なくとも両凹部601a,601bの第1室601内部への頂部以上に堆積している場合には、両凹部601a,601b間の空隙601cは直ちに記録剤により埋められることになり、その間に要する時間は第1室601内部の記録剤残量に影響される。
一方、フォトインタラプタの発光部811aから発せられた光は透明部材で形成されている両凹部601a,601b間の空隙601cを介してフォトインタラプタの受光部812aに受光されるが、その際の空隙601cにおける記録剤の存否を検出することになる。この受光部812aの受光量(第1室601を透過した透過光量)に比例した電圧の信号が第1記録剤センサ81の検出信号である。なお、発光部811aが常時発光している構成に限らず、記録剤の状態を判定する場合に発光する構成であっても良い。
ところで、電子写真方式の画像形成装置にて用いられる記録剤には磁性記録剤と非磁性記録剤とがあり、磁性記録剤を用いる場合には磁気検出により、非磁性記録剤を対象とする場合には光電センサで記録剤容器60内部の透過光量を検出することにより記録剤残量の検知が可能である(特許文献2参照)。本実施の形態においては、磁性記録剤でも非磁性記録剤でも検出可能な光電センサを記録剤センサとして用いている。なお、光電センサの代わりに圧力センサを用いても良い。
図4は、状態検知部8の構成を示すブロック図である。状態検知部8は、図2及び図3に示す室601,602夫々に設けられた記録剤センサ81,82を備える他、アナログスイッチで構成された切替部83、出力ポート84、A/D入力ポート85、及びリードポート86,87を備える。出力ポート84、A/D入力ポート85、及びリードポート86,87夫々はCPU10に接続されており、これらの夫々とCPU10との間でデジタル信号の入出力が行なわれる。リードポート86,87には記録剤センサ81,82が一対一対応で接続されている。
切替部83は2個の入力端子83a,83bと1個の出力端子83cとを備え、第1入力端子83a又は第2入力端子83bから入力されたアナログ信号が出力端子83cから出力されるように構成されている。入力端子83a,83bには記録剤センサ81,82が一対一対応で接続され、出力端子83cにはA/D入力ポート85が接続されている。
また、切替部83は出力ポート84に接続されており、第1入力端子83aと第2入力端子83bとの切り替えは、CPU10が切替用の制御信号を切替部83へ出力ポート84を介して出力することによって行なわれる。即ち、切替部83の切り替えはCPU10が制御する。CPU10は、工場出荷直後(出荷時記録剤の場合)は第2入力端子83b側に切り替えておき、一度でも補給が行なわれた後(補給用記録剤の場合)は第1入力端子83a側に切り替えておく。なお、ユーザが出荷時記録剤を用いるか補給用記録剤を用いるかを操作パネル31に入力し、このときの入力内容に応じてCPU10が切り替える構成でも良い。
CPU10は、出荷時記録剤に関する記録剤の状態判定を行なう。この場合、CPU10に制御されて切替部83が第2入力端子83b側(第2室602側)に切り替えられ、このとき、第2記録剤センサ82の検出信号が出力端子83cからA/D入力ポート85へ出力される。また、CPU10は、補給用記録剤に関する記録剤の状態判定を行なう。
この場合、CPU10に制御されて切替部83が第1入力端子83a側(第1室601側)に切り替えられ、このとき、第1記録剤センサ81の検出信号が出力端子83cからA/D入力ポート85へ出力される。
第1室601に設けられている第1記録剤センサ81、切替部83、A/D入力ポート85、第1リードポート86、及びCPU10の構成と、第2室602に設けられている第2記録剤センサ82、切替部83、A/D入力ポート85、第2リードポート87及びCPU10の構成は類似しているため、以下では、主に第1記録剤センサ81に関する構成について説明する。
第1記録剤センサ81は、第1室601内(具体的には空隙601c)を透過した透過光量に比例したアナログの検出信号を出力する。出力された検出信号は切替部83の第1入力端子83a及び第1リードポート86へ出力される。更に、切替部83が第1入力端子83a側に切り替えられている場合、検出信号は出力端子83cを経由してA/D入力ポート85へ出力される。
A/D入力ポート85はA/D変換器で構成されており、入力されたアナログの検出信号を、“0”以上“1”以下の値を有するデジタルの検出信号に変換してCPU10へ出力する。第1記録剤センサ81は連続的に検出信号を出力しているため、CPU10は連続的に検出信号を入力される。
第1室601内で第1アジテータ611が回転することによって第1室601内の記録剤が撹袢され、このため空隙601cに存在する記録剤の量が変化し、空隙601cに存在する記録剤の量の変化に応じて、第1記録剤センサ81が出力する検出信号の値も変化する。CPU10は、自身に入力される検出信号の値の時間変化を求め、求めた検出信号の時間変化に基づいて、第1室601内の記録剤残量を算出する。この場合、CPU10は、自身に入力されるクロック信号の個数、又は図示しないタイマが計時する時間に基づいて、検出信号の値の時間変化を求める。
以下では、第1記録剤センサ81の受光部812aは、透過光量が多い場合に低い電圧を、透過光量が少ない場合に高い電圧を出力するように、例えば透過光量に反比例した電圧の信号を出力するように構成されているとするものとする。また、第1記録剤センサ81の二つの凸部811,812間に何も存在しない場合(例えば記録剤容器60が取り外されている場合)、透過光量は100%、デジタルの検出信号の値は“0”であるとし、凸部811,812間が遮蔽されている場合(例えば空隙601cを第1アジテータ611が通過している場合)、透過光量は0%、デジタルの検出信号の値は“1”であるとする。
第1記録剤センサ81が検出する透過光量は、第1アジテータ611が両凹部601a,601b間の空隙601cを通過する間は略0%にまで減少するが、それ以外においては記録剤残量に左右される。この記録剤残量による透過光量の多寡及び変化は、切替部83が第1入力端子83a側に切り替えられている場合、以下のような幾つかの状態に分類できる。
第1室601の記録剤残量が略100%である状態では、第1アジテータ611による記録剤の撹拌によっても透過光量はほとんど変化せず、透過光量は常時略0%に維持される。このため、A/D入力ポート85からCPU10へ出力される検出信号の値は常時略“1”である。つまり、“1”の値を有する検出信号の入力が常に継続されている場合、CPU10は、第1室601の記録剤残量が略100%であると検知する。
また、第1室601の記録剤残量が略0%である状態では、透過光量は第1アジテータ611が空隙601cを通過した場合に略0%にまで減少するが、それ以外においては略100%になる。このため、A/D入力ポート85からCPU10へ出力される検出信号の値は、第1アジテータ611の空隙601c通過時のみ略“1”であり、それ以外は略“0”である。つまり、第1アジテータ611の空隙601c通過後から空隙601c進入までの時間より適宜短い時間を所定時間とし、“0”の値を有する検出信号のCPU10への入力が所定時間以上継続される場合、CPU10は、第1室601の記録剤残量が略0%であると検知する。
更に、記録剤残量が0%と100%との中間量である場合は、第1アジテータ611による記録剤の撹拌に伴って、第1アジテータ611が両凹部601a,601b間の空隙601cを通過して記録剤が掻き出された直後には第1室601の空隙601c間に記録剤が存在しない時間が生じる。この時間は第1室601内の記録剤残量に略対応するため、この時間を計時することにより、CPU10は、第1室601内の記録剤残量を検知する。
以上のような場合、例えば、検出信号の時間変化のパターンと第1室601の記録剤残量との関係をテーブルとしてROM21に予め記憶させておく必要がある。このとき、CPU10は、入力される検出信号の時間変化を求め、求めた時間変化のパターンとROM21に記憶されたパターンとを比較し、最も類似したパターンに対応する記録剤残量を第1室601の記録剤残量とする。なお、類似のパターンを複数選択し、選択したパターン夫々に対応する記録剤残量の平均値を第1室601の記録剤残量としても良い。
又は、所定の値を有する検出信号の継続時間と第1室601の記録剤残量との関係を関数としてROM21に予め記憶させておく必要がある。このとき、CPU10は、入力される検出信号の継続時間を計時し、計時した継続時間をROM21に記憶された関数に代入して、第1室601の記録剤残量を算出する。
なお、第1室601の記録剤残量は、特許文献2に開示されている画像形成装置と同様の構成及び方法を用いて求めても良い。
切替部83にて第1記録剤センサ81の検出信号の出力と第2記録剤センサ82の検出信号の出力とを切り替えているため、CPU10は、第1室601の記録剤残量及び第2室602の記録剤残量の内の一方のみを求める。また、ROM21には、所定の第1残量及び第2残量が予め記憶してある。この第1残量(第2残量)は、第1室601(第2室602)に関する略0%の記録剤残量である。なお、第1残量及び第2残量は同一の値でも異なる値でも良い。
第1室601の記録剤残量を求めた場合、CPU10は求めた記録剤残量が第1残量以上であるか否かを判定し、第1残量以上である場合は、第1室601に記録剤が残っていると判定し、第1残量未満である場合は、第1室601の記録剤残量が略0%であると判定する。同様に、第2室602の記録剤残量を求めた場合、CPU10は求めた記録剤残量が第2残量以上であるか否かを判定する。
第1リードポート86は、入力されたアナログの検出信号(即ち電圧信号)を、所定電圧を示す電圧信号(以下、所定電圧信号という)と比較する。この所定電圧信号は予め第1リードポート86に設定され、第1室601の記録剤残量が第3残量(例えば略0%)であって第1アジテータ611が空隙601cを通過していない場合に第1記録剤センサ81が出力する検出信号に略等しい。第1リードポート86は、検出信号と所定電圧信号との比較結果に基づいて第1室601の記録剤残量が第3残量以上であるか否かを検知し、第3残量以上であることを検知した場合に、デジタル信号である警告信号をCPU10へ出力する。
このような第1リードポート86は、例えば基準電圧発生器と比較器とタイマとを備える。基準電圧発生器は所定電圧信号を発生し、第1リードポート86に入力された電圧信号と基準電圧発生器が発生させた所定電圧信号とが比較器へ出力される。
比較器は、入力された電圧信号が所定電圧信号以上である場合、ハイレベルの信号をタイマへ出力する。タイマには予め所定時間が設定されており、タイマはハイレベルの信号が入力された場合に計時を開始し、入力されたハイレベルの信号の持続時間を計時して、計時結果が所定時間以上に達した場合に、CPU10へ警告信号を出力する。また、比較器は、入力された電圧信号が所定電圧信号未満である場合、ローレベルの信号をタイマへ出力する。タイマはローレベルの信号が入力された場合は計時を終了して計時結果を“0”に戻す。
第1室601の記録剤残量が減少するに伴って、所定電圧信号未満の電圧信号が継続的に比較器へ入力されるようになり、このため、比較器からタイマに入力されるハイレベルの信号の持続時間が減少する。第1室601の記録剤残量が第3残量である場合にタイマに入力されるハイレベルの信号の持続時間を予めタイマに設定しておくことによって、第1リードポート86は、第1室601の記録剤残量が第3残量以上である(この場合、略0%より多い、即ち第1室601に記録剤が残っている)ことを検知した場合にCPU10へ警告信号を出力する。このようにして、第1記録剤センサ81及び第1リードポート86は、第1室601に第3残量以上の記録剤が残っているか否か、即ち、第1室601内の記録剤の有無を検知する。
なお、第1リードポート86は、例えば比較器と基準電圧発生器とを備え、所定電圧信号以上の検出信号が入力された場合に、検出信号の持続時間を計時することなく、警告信号をCPU10へ出力しても良い。この場合、CPU10は、警告信号が入力されたタイミングと第1アジテータ611の回転のタイミングとに基づいて、第1アジテータ611が空隙60cを通過してから所定の時間が経過した後に入力された警告信号を受理し、それ以外に入力された警告信号を無視するよう構成しても良い。この場合、第1アジテータ611の影響、又は第1アジテータ611(第2アジテータ612)が空隙60cを通過して撹袢された記録剤が一時的に空隙60cから掻き出されたことによる影響が排除される。
ここで、第2リードポート87について説明する。第2リードポート87は、検出信号と所定電圧信号との比較結果に基づいて第2室602の記録剤残量が第4残量(例えば略0%)以下であるか否かを検知し、第4残量以下であることを検知した場合に、デジタル信号である警告信号をCPU10へ出力する。このような第2リードポート87は、例えば第1リードポート86と同様の構成であるが、この場合、比較器は、入力された電圧信号が所定電圧信号以下であるとき、ハイレベルの信号をタイマへ出力し、入力された電圧信号が所定電圧信号超過であるとき、ローレベルの信号をタイマへ出力する。
CPU10は、第1リードポート86及び第2リードポート87の両方から警告信号を入力されるが、出荷時記録剤の場合は第2リードポート87からの警告信号を無視し、補給用記録剤の場合は第1リードポートからの警告信号を無視する。
以上のように、第1記録剤センサ81、A/D入力ポート85、第1リードポート86、及びCPU10は一の検知手段として機能する。この内、第1記録剤センサ81、A/D入力ポート85、及びCPU10は、第1室601の記録剤の残量を検知するために一の検知手段が備える第1残量検知手段として機能し、第1記録剤センサ81及び第1リードポート86は、第1室601に所定量以上の記録剤が残っているか否か(この場合、記録剤の有無)を検知するための第2残量検知手段として機能する。同様に、第2記録剤センサ82、A/D入力ポート85、及びCPU10は、他の検知手段が備える第1残量検知手段として機能し、第2記録剤センサ82及び第2リードポート87は他の検知手段が備える第2残量検知手段として機能する。
切替部83は、一の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させ、他の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させない手段として機能し、このため、一の検知手段と他の検知手段との間でA/D入力ポート85が共有されている。
また、CPU10は、判定手段としても機能する。図5は、ROM21に記憶してあるデータの一例を示す模式図である。図中211,212は、出荷時記録剤,補給用記録剤に関する状態判定を行なう場合にCPU10が参照するデータテーブルを示しており、データテーブル211,212は、予めROM21に記憶してある。
出荷時記録剤に関する状態判定を行なう場合、CPU10はデータテーブル211を参照する。第1室601の記録剤の有無を検知する第1リードポート86からCPU10に警告信号が入力されたとき(図中「警告信号有」)、CPU10は、第1室601で記録剤が固化していると判定する(図中「記録剤固化」)。このとき、第2室602の記録剤残量は考慮する必要がない。また、CPU10に警告信号が入力されておらず(図中「警告信号無」)、しかもCPU10が第2室602の記録剤残量が第2残量未満であると判定したとき(図中「第2残量未満」)、CPU10は、記録剤容器60に収容されている記録剤残量が不十分であり、記録剤の補給が必要であると判定する(図中「補給必要」)。
以上のような場合、CPU10は、操作パネル31に所定のメッセージ(「記録剤が固化しています」、「記録剤を補給してください」等)を表示させる。このとき、複合機1は、CPU10の制御によって、記録剤容器60に記録剤が補給されるまで、新たな画像形成を禁止される。このため、ユーザは記録剤容器60に記録剤を補給するか、記録剤容器60を新たな記録剤容器60に取り替える。
更にまた、CPU10に警告信号が入力されておらず(「警告信号無」)、しかもCPU10が第2室602の記録剤残量が第2残量以上であると判定したとき(図中「第2残量以上」)、CPU10は、記録剤容器60に、検知した記録剤残量(十分な量、又は十分ではないが即刻補給する必要はない量)の記録剤が残っていると判定する(図中「十分量〜僅少」)。なお、記録剤が僅少である場合、CPU10は操作パネル31に所定のメッセージ(例えば「記録剤が残り少なくなりました」)を表示させる。このとき、ユーザは記録剤容器60に補給すべき記録剤又は新たな記録剤容器60を準備する。
補給用記録剤に関する状態判定を行なう場合、CPU10はデータテーブル212を参照する。第2室602の記録剤の有無を検知する第2リードポート87からCPU10に警告信号が入力され(図中「警告信号有」)、CPU10が第1室601の記録剤残量が第1残量以上であると判定したとき(図中「第1残量以上」)、CPU10は、第1室601で記録剤が固化していると判定する(図中「記録剤固化」)。また、CPU10に警告信号が入力され(「警告信号有」)、しかもCPU10が第1室601の記録剤残量が第1残量未満であると判定したとき(図中「第1残量未満」)、CPU10は、記録剤容器60に収容されている記録剤残量が不十分であり、記録剤の補給が必要であると判定する(図中「補給必要」)。
以上のような場合、CPU10は、操作パネル31に所定のメッセージ(「記録剤が固化しています」、「記録剤を補給してください」等)を表示させる。このとき、複合機1は、記録剤容器60に記録剤が補給されるまで、新たな画像形成を行なわない。このため、ユーザは記録剤容器60に記録剤を補給するか、記録剤容器60を新たな記録剤容器60に取り替える。
更にまた、CPU10に警告信号が入力されておらず(図中「警告信号無」)、しかもCPU10が第1室601の記録剤残量が第1残量以上であると判定したとき(図中「第1残量以上」)、CPU10は、記録剤容器60に、検知した記録剤残量(十分な量、又は十分ではないが即刻補給する必要はない量)の記録剤が残っていると判定する(図中「十分量〜僅少」)。なお、記録剤が僅少である場合、CPU10は操作パネル31に所定のメッセージ(例えば「記録剤が残り少なくなりました」)を表示させる。このとき、ユーザは記録剤容器60に補給すべき記録剤又は新たな記録剤容器60を準備する。
更にまた、CPU10に警告信号が入力されておらず(「警告信号無」)、しかもCPU10が第1室601の記録剤残量が第1残量未満であると判定したとき(図中「第1残量未満」)、CPU10は、第2室602に記録剤が残っているが、残っている記録剤は劣化している可能性があると判定する(図中「記録剤劣化」)。この場合、CPU10は、操作パネル31に所定のメッセージ(例えば「記録剤が劣化しています」)を表示させる。このとき、ユーザは画質の劣化を承知の上で画像形成を行なうか、劣化した記録剤を廃棄して記録剤容器60に記録剤を補給するか、記録剤容器60を新たな記録剤容器60に取り替える。
以上のような複合機1は、簡易な構成であり、記録剤の状態(有無、残量、固化、及び劣化)を判定して、ユーザに対し、記録剤の状態を報知する。また、出荷時記録剤と補給用記録剤とは異なるが、切替部83の切り替え、及び記録剤の状態判定時に参照するデータテーブル211,212の変更によって、CPU10が、記録剤の状態を正確に判定する。
また、複合機1は2個の記録剤センサ81,82を備えているが、A/D入力ポートは1個であるため複合機1のコスト上昇が抑制される。
なお、本実施の形態においては出荷時記録剤と補給用記録剤とが異なる場合を例示したが、夫々が同じ量でも良い。例えば、補給用記録剤に関する記録剤の状態判定のみを行なう状態検知部8は、切替部83、出力ポート84、及び第1リードポート86を備える必要がなく、第1記録剤センサ81と、これに接続されているA/D入力ポート85とCPU10とで一の検知手段を構成し、第2記録剤センサ82と第2リードポート87とで他の検知手段を構成する。即ち、第1室601内の記録剤残量を精密に検知し、第2室602内の記録剤残量を大まかに検知して、2個の検知手段の検知結果に基づき、CPU10がテーブル212を参照して記録剤の状態を判定する。
また、第3室603にも記録剤センサを設けて第2室602内の記録剤の固化を検知するよう構成しても良い。更に、記録剤センサ81,82は、透過光量が多い場合に高い電圧を、透過光量が少ない場合に低い電圧を出力するように構成されていても良い。
本発明に係る画像形成装置である複合機の構成を示すブロック図である。 本発明に係る複合機が備える記録剤容器の内部構成を示す模式図である。 本発明に係る複合機が備える記録剤容器及び記録剤センサの構成を示す模式図である。 本発明に係る複合機が備える状態検知部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る複合機が備えるROMに記憶してあるデータの一例を示す模式図である。
符号の説明
10 CPU(判定手段,第1残量検知手段)
60 記録剤容器
601 第1室
602 第2室
603 第3室
81 第1記録剤センサ(第1残量検知手段,第2残量検知手段)
82 第2記録剤センサ(第1残量検知手段,第2残量検知手段)
83 切替部
85 A/D入力ポート(第1残量検知手段)
86 第1リードポート(第2残量検知手段)
87 第2リードポート(第2残量検知手段)

Claims (3)

  1. 複数の室に区切られた記録剤容器を備え、該記録剤容器から供給された記録剤を用いて画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録剤容器の少なくとも2個の室に夫々設けてあり、該室の記録剤残量を検知する検知手段と、
    各検知手段が検知した記録剤残量に基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定する判定手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 各検知手段は、
    該検知手段に対応する室の記録剤の残量を検知する第1残量検知手段と、
    前記室に所定量以上の記録剤が残っているか否かを検知する第2残量検知手段と
    を備え、
    前記判定手段は、
    一の検知手段の第1残量検知手段の検知結果と、他の検知手段の第2残量検知手段の検知結果とに基づいて、記録剤容器内の記録剤の状態を判定するようなしてあることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 一の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させ、他の検知手段の第1残量検知手段に記録剤の残量を検知させない手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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