JP2006313199A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナーの残量が減少してもトナーの残量を正確に検出可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置1のプリント機構制御回路31は、フォトインタラプタ131の受光素子REが出力する信号に基づいて、現像器13の内部のトナー収容空間132に収容されているトナーの残量を検出する。フォトインタラプタ131の発光素子EEは、トナー収容空間132を光路に含む光を発光し、受光素子REは、トナー収容空間132を通過して発光素子EEから到達した光を受光すし、受光光量に応じた信号を出力する。画像形成装置1では、プリント機構制御回路31により検出されたトナーの残量が所定量以下となった場合、発光素子EEの発光光量を低下させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置において、収容しているトナーの残量の検出が行われている。
例えば、特許文献1には、回転する攪拌棒の通過場所を挟んで対向するように発光素子及び受光素子を設け、受光素子が出力する信号の波形に基づいてトナーの残量を検出する画像形成装置が開示されている。当該画像形成装置は、攪拌棒が通過した後に発生するトナーの空隙が再びトナーによって埋められるまでの時間がトナーの残量によって変化するために、受光素子が出力する信号の波形もトナーの残量によって変化することを利用して、トナーの残量を検出している。
特開平7−219331号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置では、トナーの残量が所定量以下となると、攪拌棒が通過した後に発生するトナーの空隙が完全に埋まらないため、受光素子が出力する信号の変化が小さくなる。このため、当該画像形成装置では、トナーの残量が所定量以下となると、トナーの残量を正確に検出できなくなるという問題が発生する。
本発明は、この問題を解決するためになされてもので、トナーの残量が減少してもトナーの残量を正確に検出可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置であって、内部の収容空間にトナーを収容するトナー収容部と、前記収容空間を光路に含む光を発光する発光素子と、前記収容空間を通過して前記発光素子から到達した光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する受光素子と、前記信号に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を検出する検出手段とを備え、前記検出手段により検出されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記発光素子の発光光量を低下させる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記検出手段により決定されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記信号に対する信号処理のダイナミックレンジを縮小する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、前記発光素子においては、供給される電流に応じて前記発光光量が変化するとともに、前記電流を減少させることにより、前記発光光量を低下させる。
請求項4の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記検出手段は、アナログ/デジタル変換器によりアナログ信号からデジタル信号に変換された前記信号に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を決定するとともに、前記アナログ/デジタル変換器における前記アナログ信号のダイナミックレンジを縮小することにより、前記信号に対する信号処理のダイナミックレンジを縮小する。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記検出手段により決定されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記アナログ/デジタル変換器のオフセットを変更する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記検出手段は、トナーの攪拌に起因する前記信号の時間変化状況を反映した特徴量に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を検出する。
請求項1ないし請求項6の発明によれば、トナーの残量が所定量以下となると、発光素子の発光光量が低下して、受光素子の受光光量の過大な増加を抑制するので、トナーの残量が低下してもトナーの残量を正確に検出可能である。
請求項2の発明によれば、信号のダイナミックレンジの縮小により受光光量の変化を詳細に検出可能となるので、トナーの残量をより正確に検出可能である。
請求項5の発明によれば、ダイナミックレンジの範囲内に信号を確実に収めることができるので、受光光量の詳細な変化をより確実に検出可能となり、トナーの残量の正確な検出をより確実に行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、スキャン機能、プリント機能、ファクシミリ機能及びコピー機能を有する複合機である。当該画像形成装置は、記録シート上にトナー画像を形成する電子写真方式のプリント機構を備え、当該プリント機構に含まれる現像器の内部のトナーの残量を検出可能に構成される。
<1 構成>
<1.1 画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置1に内蔵されるプリント機構10は、感光ドラムであるOPC(有機光導電体)ドラム11の円周面に形成された静電潜像を現像して得られるトナー画像を記録シートに転写することにより、当該記録シートの上にトナー画像を形成する。なお、当該記録シート上に形成されたトナー画像は、図示しない定着器により、記録シート上に定着させられる。
プリント機構10は、OPCドラム11の他に、LEDプリントヘッド12及び現像器13を備える。LEDプリントヘッド12は、プリント用画像処理回路23の制御にしたがってOPCドラム11の円周面に光を照射することにより、OPCドラム11の円周面に静電潜像を形成する。現像器13は、OPCドラム11の円周面の帯電部分にトナーを選択的に吸着させることにより、静電潜像の現像を行う。現像器13には、トナーの残量の検出に用いられるフォトインタラプタ131が設けられる。プリント機構10では、記録シートとして、記録紙の他、OHPフィルム等の各種シートを使用可能である。
画像形成装置1のプリント用CODEC21、ページメモリ22及びプリント用画像処理回路23は、画像データに基づく画像をプリント機構10に形成させるために設けられる。プリント用CODEC21は、プリント機構10に形成させる画像の基礎となる画像データを復号する。プリント用CODEC21により復号された画像データは、ページメモリ22に展開される。プリント用画像処理回路23は、復号された画像データに解像度変換やスムージング等の画像処理を施し、当該画像データに基づいてLEDプリントヘッド12を制御する。
画像形成装置1のプリント機構制御回路31は、フォトインタラプタ131の受光素子RE(図4参照)が出力する信号(以下では、「出力信号」とも称する)に基づいて、現像器13の内部のトナーの残量を検出する。プリント機構制御回路31により検出されたトナーの残量は、トナー残量不足の警告等に用いられる。
プリント機構制御回路31は、アナログ/デジタル変換器(以下では、「A/D変換器」とも称する)32によってアナログ信号から8ビットのデジタル信号(0〜255)に変換された出力信号を取りこむとともに、A/D変換器32のサンプリングタイミング、ダイナミックレンジ及びオフセットを制御している。より具体的には、プリント機構制御回路31は、A/D変換器32にサンプリングクロック(Sampling Clk)を与えることにより、A/D変換器32のサンプリングタイミングを制御している。また、プリント機構制御回路31は、A/D変換器32のダイナミックレンジ及びオフセットの設定データをレジスタ33に与えることにより、A/D変換器32のダイナミックレンジ及びオフセットを制御している。レジスタ33に与えられた設定データは、デジタル/アナログ変換器34によって、ダイナミックレンジを規定する基準電圧Vref及びオフセットを規定するオフセット電圧Voに変換されて、A/D変換器32に与えられる。なお、以下では、アナログ信号のレベル(A/D変換器32の入力レベル)とデジタル信号のレベル(A/D変換器32の出力レベル)との関係を表した図2に示すように、A/D変換器32におけるアナログ信号のダイナミックレンジ(アナログ信号のレベルの上昇につれてデジタル信号のレベルが上昇する範囲)を「DR1」及び「DR2」(DR1>DR2)のいずれかに設定可能であるとともに、アナログ信号のレベルのゼロ点とデジタル信号のレベルのゼロ点とをずらすオフセット(オフセット量OF)を「あり」及び「なし」のいずれかに設定可能であるとする。
加えて、プリント機構制御回路31は、フォトインタラプタ131の発光素子EE(図4参照)の発光光量を制御している。より具体的には、プリント機構制御回路31は、発光素子EEと直列に接続される抵抗をスイッチSWを用いて切り替えることにより電源から発光素子EEへ供給される電流を変化させ、発光素子EEの発光光量を変化させている。スイッチSWとしては、例えば、メカニカルリレーやスイッチングトランジスタ等を用いることができる。なお、以下では、発光素子EEと直列に接続される抵抗が抵抗R1と抵抗R2との間で切り替え可能であるとともに、抵抗R1よりも抵抗R2の抵抗値が高く、スイッチSWを抵抗R1側から抵抗R2側に切り替えることにより、発光素子EEに供給される電流を減少させ、発光素子EEの発光光量を低下させることが可能であるとする。
さらに、画像形成装置1は、NCU41(網制御装置;Network Control Unit)、MODEM42(モデム;MOdulator DEModulator)、スキャナ43及び通信/読取用CODEC44を備える。NCU41は、一般公衆電話網(PSTN;Public Switched Telephone Networks)への接続を制御する。NCU41は、通信先の電話番号(FAX番号を含む)に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出する機能を備える。MODEM42は、ITU(国際電気通信連合)−T勧告T.30にしたがったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等にしたがった送信データの変調及び受信データの復調を行う。又は、MODEM42は、これらに加えて、V.34にしたがった送信データの変調及び受信データの復調を行う。MODEM42によって変調された送信データは、NCU41を経由してPSTNへ送出される。また、MODEM42が復調を行う受信データは、NCU41を経由してPSTNから与えられる。スキャナ43は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等により原稿画像を読み取り、当該原稿画像に係る画像データを生成する。通信/読取用CODEC44は、画像データをMH,MR及びMMR方式等により符号化(エンコード)するとともに、MODEM42によって復調された受信データを復号(デコード)する。
画像形成装置1には、ユーザインターフェースとして、操作パネル51が設けられる。操作パネル51は、メカニカルスイッチやタッチパネル等の操作者の操作を検出可能な部材と、液晶ディスプレイ等の表示用の部材とを含んで構成される。
図1に示すように、画像形成装置1は、MPU61(マイクロプロセッサ;MicroProcessor Unit)、ROM62及びRAM63を備える。MPU61、ROM62及びRAM63によって実現されるコンピュータは、ROM62に格納されたプログラムを実行することにより、画像形成装置1の各構成を統括制御し、画像形成装置1の各種機能を実現している。また、画像形成装置1は、画像データの記憶に用いられる画像メモリ71を備えている。
<1.2 現像器の構成>
以下では、現像器13のより詳細な構成について、図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、現像器13の構成を示す断面図であり、図4は、フォトインタラプタ131及びその周辺部の構成を示す破断図である。
図3に示すように、現像器13の内部には、トナーを収容する空間(以下では、「トナー収容空間」とも称する)132が形成される。 現像器13は、回転軸を中心として回転可能な攪拌棒134を備え、攪拌棒134を回転させることより、トナー収容空間132に収容されたトナーを攪拌可能である。現像器13では、トナー収容空間132に収容されているトナーは、搬送ローラ135によってOPCドラム11の円周面まで搬送されてトナー画像の形成に供せられるので、記録シート上へのトナー画像の形成によってその残量は減少する。
図4に示すように、トナー収容空間132を形成する容器133の底部に固設されたフォトインタラプタ131は、発光部131aと受光部131bとを離間して同一方向へ突出させることにより、発光部131aと受光部131bとの間に間隙136を形成した外形形状を有する。発光部131aには、発光素子EEとして、発光ダイオード(LED)が設けられ、受光部131bには、受光素子REとして、外付け部品を適宜接続することにより受光光量に応じた信号を出力可能なフォトトランジスタが設けられる。もちろん、発光ダイオード以外の発光素子を用いることや、フォトトランジスタ以外の受光素子を用いることも妨げられない。また、発光素子と受光素子とが一体化されたフォトインタラプタ131に代えて、個別部品の発光素子及び受光素子を用いてもよい。
フォトインタラプタ131では、発光素子EEから受光素子REへ到達する光の光量に応じた出力信号を出力可能である。フォトインタラプタ131では、間隙136に光の遮蔽物が存在すると、発光素子EEから受光素子REへ到達する光の光量が減少して、出力信号のレベルが低下する。
フォトインタラプタ131の発光部131a及び受光部131bは、容器133の底部において、容器133の内部に向かって離間して突出させられた突出部137及び突出部138に挿入される。突出部137及び突出部138の間隙139を挟む対向部分は、発光素子EEが発光する光を透過可能な材質で形成されており、発光素子EEは、トナー収容空間132を光路に含む光を発光し、受光素子REは、トナー収容空間132を通過して発光素子EEから到達した光を受光することになる。したがって、受光素子REは、光の遮蔽物となるトナーが間隙139に存在するか否かに応じた出力信号を出力することになる。より具体的には、受光素子REは、間隙139のトナーが増加すると、出力信号のレベルが低下し、間隙139のトナーが減少すると、出力信号のレベルが上昇する。
さらに、図4に示すように、突出部137及び突出部138の間の間隙139は、攪拌棒134の通過場所となっており、攪拌棒134が回転して間隙139を通過すると、トナーの空隙が間隙139に一時的に発生し、しかる後に当該空隙は再びトナーによって埋められる。したがって、攪拌棒134が間隙139を通過すると、受光素子REの出力信号のレベルは、一時的に上昇した後に減少に転じるが、攪拌棒134が通過した後に発生するトナーの空隙が再びトナーによって埋められるまでの時間はトナーの残量によって変化するため、図5に示すように、攪拌棒134の通過によるトナーの攪拌に起因する出力信号のレベルの時間変化(出力信号の波形)もトナーの残量によって変化する。なお、図5は、時間を横軸、出力信号のレベルを縦軸として出力信号の波形を示しており、図5(1)はトナーの残量が多い場合の例、図5(2)はトナーの残量が少ない場合の例となっている。
<2 動作>
図6は、プリント機構制御回路31による、A/D変換器32のダイナミックレンジ並びにオフセット及び発光素子EEの発光光量の制御に関する動作を示すフローチャートである。
図6を参照して、ステップS101〜S105は、トナーの残量を反映する指標値Accumを算出するステップ群である。
当該ステップ群について実行順序に沿って説明すると、まず、指標値Accum及びサンプリング回数Nが「0」に初期化される(ステップS101)。
続いて、プリント機構制御回路31からA/D変換器32へサンプリングクロックが与えられ、受光素子REの出力信号がデジタル信号に変換され、サンプリング値Sとしてプリント機構制御回路31に取りこまれる(ステップS102)。さらに、プリント機構制御回路31では、ステップS102で取りこまれたサンプリング値Sが、指標値Accumに加算される(ステップS103)。しかる後に、サンプリング回数Nが所定の回数Nrotに達しているか否かが判定され(ステップS104)、達していない場合、サンプリング回数Nがインクリメントされた後に(ステップS105)、ステップS102への移行が行われ、達している場合、ステップS106への移行が行われる。このようにして算出された指標値Accumは、攪拌棒134が間隙を通過した後の所定時間の間、サンプリング値Sを積算(積分)することにより得られた指標値であり、受光素子REの出力波形に依存する指標値となっている。
なお、先述したように、出力波形は、トナーの残量によって変化するので、指標値Accumもトナーの残量を反映する指標値となりうる。より具体的には、トナーの残量が少なくなると、攪拌棒134が間隙139を通過した後に発生するトナーの空隙が再びトナーによって埋められるまでの時間が長くなる(あるいは、間隙139を再びトナーで埋めることができなくなる)ので、指標値Accumは上昇する。つまり、プリント機構制御回路31は、トナーの攪拌に起因する出力信号のレベルの時間変化状況を反映した特徴量(より具体的には、出力信号の時間的変化の回復時間を反映した特徴量)に基づいて、トナーの残量を検出していることになる。
ステップS106〜S108は、指標値Accumと所定の閾値Thとの大小関係に基づいて、すなわち、トナーの残量に基づいて、A/D変換器32のダイナミックレンジ並びにオフセット及び発光素子EEの発光光量を設定するステップ群である。
すなわち、指標値Accumが所定の閾値Th以上であり、トナーの残量が所定量以上であると判定される場合(ステップS106で「はい」)、スイッチSWがR2側、ダイナミックレンジがDR2、オフセットが「あり」に設定される(ステップS107)。一方、指標値Accumが所定の閾値Thより小さく、トナーの残量が所定量より少ないと判定される場合(ステップS106で「いいえ」)、スイッチSWがR1側、ダイナミックレンジがDR1、オフセットが「なし」に設定される(ステップS108)。これにより、プリント機構制御回路31は、指標値Accumにより検出したトナーの残量が所定量以下になると、発光素子EEの発光光量を低下させ、A/D変換器32のダイナミックレンジを縮小し、A/D変換器32のオフセットを変更することになる。
ステップS107又はS108の終了後、A/D変換器32のダイナミックレンジ並びにオフセット及び発光素子EEの発光光量の制御に関する動作は終了する。
<3 トナーの残量の検出精度>
以下では、A/D変換器32のダイナミックレンジ並びにオフセット及び発光素子EEの発光光量の変化によるトナーの残量の検出精度の変化について、図7を参照しながら説明する。図7(1)のグラフは、アナログ信号のレベル(A/D変換器32の入力のレベル)を横軸、デジタル信号のレベル(A/D変換器32の出力のレベル)を縦軸としたグラフであり、ダイナミックレンジが「DR1」でオフセットが「なし」の場合の関係RL11と、ダイナミックレンジが「DR2」でオフセットが「なし」の場合の関係RL12と、ダイナミックレンジが「DR2」でオフセットが「あり」場合の関係RL13とを示している。一方、図7(2)のグラフは、アナログ信号のレベル(受光素子REの出力信号のレベル=A/D変換器32の入力のレベル)を横軸、間隙139における光の透過率(発光素子EEから受光素子REへの光の到達率)を縦軸としたグラフであり、スイッチSWをR1側にしたときの関係RL21と、スイッチSWをR2側にしたときの関係RL22とを示している。なお、図7(1)及び図7(2)のグラフの横軸は、同一スケールとなっている。
図7(2)に示すように、発光素子EEの発光光量が一定の場合(関係RL21又は関係RL22のいずれかに着目した場合)、透過率が増加すると受光素子REの受光光量が増加するので、受光素子REの出力信号のレベルも透過率の増加につれて上昇する。しかし、受光光量の一定の増加量に対する受光素子REの出力信号のレベルの上昇量は、受光光量が増加するにつれて小さくなるので、換言すれば、受光素子REの出力信号のレベルは、受光光量が増加すると飽和する傾向にあるので、透過率の一定の変化量に対する受光素子REの出力信号のレベルの変化量は、透過率が大きくなるにつれて小さくなる。したがって、トナーの残量が低下して光の透過率が大きくなると、図5にも示したように、トナーの攪拌に起因する出力信号のレベルの変化が小さくなり、トナーの残量を正確に検出することが難しくなる。
そこで、トナーの残量が低下して光の透過率が大きくなった場合、スイッチSWをR1側からR2側に切り替えて発光素子EEの発光光量を低下させれば、受光素子REの受光光量が飽和領域まで過大に増加することを防止可能であるので、図7(2)に示すように、透過率の変化ΔTに対する受光素子REの出力信号のレベルの変化をΔA1からΔA2へ増加させることができ、A/D変換器32のダイナミックレンジやオフセットが一定であっても、透過率の変化ΔTに対するデジタル信号のレベルの変化をΔD1からΔD2へ増加させることができる。これにより、トナーの残量が低下してもトナーの残量を正確に検出可能になる。
さらに、プリント機構制御回路31は、望ましい実施態様として、発光素子EEの発光光量を低下させるのに同期して、A/D変換器32のダイナミックレンジを縮小しているので、アナログ信号のレベルの一定の変化量に対するデジタル信号のレベルの変化量を大きくすることができる。これにより、アナログ信号のレベルの変化ΔA2に対する、デジタル信号のレベルの変化をΔD2からΔD3へ増加させることができ、トナーの残量が低下した場合にトナーの残量をより正確に検出可能になる。
なお、図7(1)に示すように、A/D変換器32のダイナミックレンジを縮小したときに、アナログ信号のレベルがダイナミックレンジの上限付近又は下限付近となる場合もあるが(関係RL12参照)、A/D変換器32にオフセットを与えて、アナログ信号のレベルがダイナミックレンジの中心付近に来るようにすれば(関係RL13参照)、アナログ信号のレベルをダイナミックレンジの範囲内により確実に収めることができるので、受光光量の詳細な変化をより確実に検出可能となり、トナーの正確な残量の決定をより確実に行うことができる。
このように、透過率の一定の変化量に対するデジタル信号のレベルの変化量を大きくすることは、逆の言い方をすれば、デジタル信号の分解能を高くすることに相当している。
本発明の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示すブロック図である。 アナログ信号のレベル(A/D変換器32の入力レベル)とデジタル信号のレベル(A/D変換器32の出力レベル)との関係を表した図である。 現像器13の構成を示す断面図である。 フォトインタラプタ131及びその周辺部の構成を示す破断図である。 出力信号の波形を示す図である。 プリント機構制御回路31による、A/D変換器32のダイナミックレンジ並びにオフセット及び発光素子EEの発光光量の制御に関する動作を示すフローチャートである。 トナーの残量の検出精度について説明する図である。
符号の説明
1 画像形成装置
10 プリント機構
11 OPCドラム
12 LEDプリントヘッド
13 現像器
131 フォトインタラプタ
132 トナー収容空間
133 容器
134 攪拌棒
131a 発光部
131b 受光部
31 プリント機構制御回路
32 A/D変換器
33 レジスタ
34 D/A変換器
EE 発光素子
RE 受光素子

Claims (6)

  1. 記録シート上にトナー画像を形成する画像形成装置であって、
    内部の収容空間にトナーを収容するトナー収容部と、
    前記収容空間を光路に含む光を発光する発光素子と、
    前記収容空間を通過して前記発光素子から到達した光を受光し、受光光量に応じた信号を出力する受光素子と、
    前記信号に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記検出手段により検出されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記発光素子の発光光量を低下させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段により決定されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記信号に対する信号処理のダイナミックレンジを縮小することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記発光素子においては、供給される電流に応じて前記発光光量が変化するとともに、
    前記電流を減少させることにより、前記発光光量を低下させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段は、アナログ/デジタル変換器によりアナログ信号からデジタル信号に変換された前記信号に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を決定するとともに、
    前記アナログ/デジタル変換器における前記アナログ信号のダイナミックレンジを縮小することにより、前記信号に対する信号処理のダイナミックレンジを縮小することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記検出手段により決定されたトナーの残量が所定量以下となった場合、前記アナログ/デジタル変換器のオフセットを変更することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、
    前記検出手段は、トナーの攪拌に起因する前記信号の時間変化状況を反映した特徴量に基づいて、前記収容空間に収容されているトナーの残量を検出することを特徴とする画像形成装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012128362A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2013083967A (ja) * 2011-09-30 2013-05-09 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012128362A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Canon Inc 画像形成装置
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