JP3710280B2 - 複合機能を有する画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能を複合して有する画像形成装置に関し、特にコピー及び回線から受信したデータを印刷する複合機能を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真複写機(以下、複写機という)では、現像装置のトナーが不足すると何等かの手段によりそれを検知し、トナーエンプティの表示等でオペレターに知らせトナーの補給を促せていた。しかし、このトナーエンプティの表示は実際のコピー画像に影響が出るかなり前に点灯するため、トナーエンプティの表示を無視してコピーを行うことが多く、コピー画像に影響が出てあわててトナー補給を行ったりしていた。そのため、トナーが本当に不足してコピー画像に影響が出たものに対しては、トナーを補給した後に再度原稿読み取りから行って正常なコピー画像を得るようにしていた。
また、トナーエンプティの表示からコピー画像に影響が出るまでに使用出来るコピー枚数は、転写紙のサイズや原稿画像の白黒の状態等によって大きく変わるので予測し難い問題があった。そのため、特開昭60−11863号公報ではトナーエンプティの場合に転写紙のサイズ、複写濃度及び原稿画像の白黒比に応じて複写が可能な枚数を変更するようにして、効率良く読み取りが行われるようにした複写機が提案されている。
しかしながら、近年、複写機で代表される画像形成装置において、原稿のコピーを得る本来の複写機としての機能の他にホストコンピュータと接続されて印刷機能を行うプリンタ端末装置として、あるいは通信回線に接続されたFAX装置としての機能を果たす複合機能を有する画像形成装置が普及してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、上述したような複合機能を有する画像形成装置では、回線に接続しない複写機やプリンタの機能として使用する場合にはトナーエンプティの検出を無視して印刷を行って、トナー不足のため転写紙の印刷かすれが生じても、オペレターが近くにいるため直ぐやり直しが出来るが、夜間において無人で受信することが生じるファクシミリの場合は、トナー不足のため転写紙の印刷かすれが生じても直ぐ対応する手段がなく、判読出来ない画像を出力してしまう不具合が発生していた。
そこで、本発明は、回線から受信したデータを印刷する場合において、トナー不足のため転写紙の印刷かすれが起こらないように、トナー残量が一定値以下になると画像の形成を中止させて、画像データをメモリに記憶させることを図った複合機能を有する画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為、第1の請求項の複合機能を有する画像形成装置は、コピー及び回線から受信したデータを印刷する複合機能を有する画像形成装置において、静電潜像を形成する感光体と、前記感光体上に形成された静電潜像にトナーを付着させるトナー付着手段と、前記トナー付着手段で用いるトナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、前記トナー貯蔵手段のトナーが一定残量になったことを検知する一定残量検知手段と、を備え、前記一定残量検知手段の判定基準を前記コピーデータとして画像出力する場合と、前記回線データとして画像出力する場合とで異なるように設定し、前記回線データとして画像出力する場合は、前記コピーデータとして画像出力する場合よりも多いトナー残量によりトナーエンドと判断して当該回線データの画像形成を停止することを特徴とする複合機能を有する画像形成装置としたこと。
請求項2の発明は、請求項1記載の複合機能を有する画像形成装置において、前記回線データを記憶する画像記憶手段を更に備え、前記回線データとして画像出力する際、前記一定残量検知手段がトナーエンドと判定した場合、当該回線データの画像形成を停止すると共に、前記画像記憶手段に当該回線データを記憶することを特徴とする複合機能を有する画像形成装置としたこと。
請求項3の発明は、請求項2記載の複合機能を有する画像形成装置において、画像記憶手段に記憶された画像データの中から1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させる初画像形成手段を備えた複合機能を有する画像形成装置としたこと。
請求項4の発明は、請求項3記載の複合機能を有する画像形成装置において、初画像形成手段により1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させても画像記憶手段に記憶された1頁目の画像データを削除せず、トナー貯蔵手段に一定残量以上のトナーが供給された後に前記画像記憶手段に記憶された画像データを再び1頁目に当たる画像から形成させる複合機能を有する画像形成装置としたこと。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4記載の複合機能を有する画像形成装置において、初画像形成手段により1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させても、画像記憶手段に記憶された1頁目の画像データを削除せず、継続して画像の形成の要求があったときに初めて1頁目の画像データを削除し、次頁からの画像を形成させる複合機能を有する画像形成装置としたこと。
【0005】
【作用】
請求項1の発明は、一定残量変化手段により、一定残量検知手段の検知するトナーの一定残量を回線から受信したデータを印刷する場合の方がコピーの場合よりも大きくさせているので、無人処理の場合と有人処理の場合とでそれぞれ適したトナーエンド処理を取らせることが出来る。
請求項2の発明は、請求項1のように構成された複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、一定残量検知手段が回線から受信したデータを印刷する機能に合わせたトナーの一定残量を検出すると、記憶制御手段によって転写紙への画像の形成を中止させ、回線から受信した画像データを画像記憶手段に記憶させるようにさせているので、トナーが不足して判読出来ない画像を転写紙に出力して受信した画像データを欠落させてしまう不具合を防止出来る。
請求項3の発明は、請求項2のように構成された複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、初画像形成手段によって画像記憶手段に記憶された画像データの1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させることが出来るので、トナー補給を行わない状態での画像品質を容易に確認することが出来る。
請求項4の発明は、請求項3のように構成された複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、初画像形成手段により1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させた結果トナー補給を行わない状態での画像品質に問題が生じて、トナー貯蔵手段に一定残量以上のトナーを供給した後に1頁目の画像から形成させるようになっているので、回線から受信した画像データは欠落しない。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4のように構成された複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、トナー補給を行わない状態での画像品質に問題がなく、1頁目以降継続して画像の形成が可能であると判断すれば、同じ頁を重複することなく次頁からの画像を形成させるようになっているので、画像の形成が効率良く行える。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、コピー及び回線から受信したデータを印刷する複合機能を有する画像形成装置の代表例であるFAX付電子写真複写機(以下、FAX付複写機10と呼ぶ)の主要部を示す側面図である。FAX付複写機10の機能や動作等は広く公知であるのでここでは本発明に関する動作を中心に概要だけを述べる。図1において、自動原稿給紙装置31の原稿給紙台32上に積層された原稿用紙Pは、各原稿給紙ローラ33とそれに連動する原稿給紙ベルト34の駆動により、一枚ずつ読み取り用の原稿台35上に搬送され、読み取り装置36により原稿の画像が読み取られる。
読み取り装置36は、光源及びミラーからなる光学系前段部36aと、光を集光させる光学レンズ部36bと、光学レンズ部36bからの光を受けて電気信号に変換するCCD等の光電変換部36c等から構成されている。また、光電変換部36cからの電気信号は後述するコントロール部11に入力されてA/D変換器によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。一方、書き込み装置37は、画像に対応した電気信号を受けて発光する発光部37a、発光部37aからの光を書き込みタイミングを合わせて偏向させるポリゴンミラー37b、集光させるレンズ群37c、及び光を所定の方向に反射させる書込ミラー37d等から構成されている。書込ミラー37dで反射された光は、前以て一様に帯電されている感光体1上に露光し、画像情報に応じた静電潜像を形成する。次いで感光体1上に形成された静電潜像は、トナー貯蔵手段であるトナー貯蔵部3から供給されたトナーによりトナー付着手段であるトナー付着部2において可視像化される。
【0007】
一方、転写紙を収納する給紙トレイ41から供給された図示しない転写紙が、給紙ローラ42、給紙搬送ローラ43等の助けでタイミングローラ44の方向に運ばれ、タイミングローラ44によってタイミングを合わされて、転写紙に感光体1上のトナー像が転写される。さらに、転写紙上に転写されたトナー像は定着部45により熱定着され、予め決められた収納トレイ46の一つに収納される。また、図の複写機は両面コピーの機能が可能であり、その為に転写紙を反転出来るように中間トレイ47を備えている。
また、原稿に合わせて種々なサイズの用紙でコピーが出来るように、サイズの異なる転写紙を格納する複数種の給紙トレイを格納する場所を備えており(図示省略)、このように種々の給紙トレイを用意することにより給紙トレイの入替えなしにサイズの異なった用紙を供給出来る。しかし、装置の小型化と云う点を考慮し、一般に余り使用されないサイズの少量コピーや、不定形サイズの用紙の格納は、専用の給紙トレイを用意せず、手差しトレイ48から行うのが一般的である。
【0008】
トナー貯蔵部3のトナー残量を計るために一定残量検知手段である一定残量検知部4が設置されている。一定残量検知部4はトナー貯蔵部3のトナー量を検知するトナー量検知素子4aと、検知したトナー量が一定残量になったかを判定する一定残量判定部4bから構成されている。さらに、一定残量判定部4bの信号の一端はFAX付複写機10のコントローラ11に接続されていて、一定残量判定部4bにて判定した結果をコントローラ11に伝えたり、また、コントローラ11に設けられた一定残量変化手段である一定残量変化部5から判定すべき一定残量値を受け取ったりしている。従って、この一定残量判定部4bと一定残量変化部5の信号の受け渡しにより、コピーとして印刷する場合と回線から受信したデータを印刷する場合とでトナーの残量検知のための設定値を異なるように設定することが出来る。
コントローラ11内には通信回線を介して画像データを受け渡し出来るように通信制御I/F(インターフェース)9を備え、この通信制御I/F9の一端は図示してないが外部の通信回線に接続されていて、別のFAX又はホストコンピュータ等からの画像データを受信出来るようになっている。さらに、コントローラ11内には読み取り部36によって読み取った画像データや回線を介して受信した画像データを記憶出来る画像記憶手段である画像記憶部6がある。
また、回線から受信したデータを印刷する場合、トナー貯蔵部3内の残存トナーが一定残量になったことを一定残量検知部4によって検知されると、コントローラ11内に設けられた記憶制御手段である記憶制御部7によって転写紙への画像の形成を中止させ、回線を介して受信した画像データを画像記憶部6に記憶させる。さらに、コントローラ11内に設けられた初画像形成手段である初画像形成部8は、画像記憶部6に記憶された最初の頁に当たる画像データを取り出して、書き込み装置37によって感光体1上に該画像データに応じた静電潜像を形成させ、上述した現像、転写及び定着を施して転写紙に画像を形成させる。また、FAX付複写機10の上部にはパネル装置12が設置されていて、各種設定の入力のときに用いられるキースイッチや、各種の設定状態を表示する表示ランプや表示パネルを付属している。
【0009】
図2はFAX付複写機10の主要部を示すブロック図である。外部のファクシミリからの画像データは、コントローラ11内にある通信制御I/F9によって通信回線を介して取り込まれる。FAX付複写機10を大きく分けるとコントローラ11、パネル装置12、ディスク装置13、プリンターエンジン14および読み取り装置36等から構成されている。プリンターエンジン14の中には、図1の書き込み装置37も含まれているが詳細な説明は省略する。ディスク装置13は外字コード等を含んだフォントデータ、プログラム、および印字データ等の一部を記憶させる装置で、一般にはフロッピー装置やハードディスク装置等で構成されている。パネル装置12はFAX付複写機10のモード条件を設定したり、エラー状態を表示したり、あるいはエラー状態を解除したりする。プリンターエンジン14はコントローラ11から送られてきたデータに基づいて実際に印刷処理する部分である。
また、コントローラ11上に備えているインターフエースは、通信制御I/F9、ディスクI/F15、パネルI/F16、エンジンI/F17、スキャナI/F18およびセンサI/F19等である。通信制御I/F9は上記で述べたように通信回線を介して外部のホストコンピュータやファクシミリ等とデータ通信を行わせ、通常は主にセントロI/FやRS232CI/F等が用いられる。ディスクI/F15はディスク装置13とコントローラ11との間でデータの通信を行わせ、パネルI/F16はパネル装置12とコントローラ11との間でデータの通信を行わせ、スキャナI/F18は読み取り装置36とコントローラ11との間でデータの通信を行わせるためのものである。エンジンI/F17はプリンターエンジン14とコントローラ11の間で印刷に関するデータの通信を行わせる。
【0010】
さらに、CPU25はマイクロCPUを保持していて、プログラムROM22からのプログラム、パネル装置12からのモード指示、および通信制御I/F9からの画像データ等を取り込んでコントローラ11全体を制御している。フォントROM21は、第一水準及び第二水準漢字等の通常使用される基本漢字の文字パターン等を格納し、必要に応じて引出されて用いられる。NVRAM23はパネル装置12から入力されたモード指示等の内容を電源の入断に拘わらず記憶しておく不揮発性記憶素子である。RAM20はCPU25のワークメモリーや入力された画像データのバッファ、およびプリンターエンジン14に出力する印字情報の一時的なメモリー等に使用される。また、コントローラ11を構成する各部は、CPU25とバスラインで接続されている。また、ICカード24は外字コード等のフォントデータやプログラム等を外部から供給するためのものである。
センサI/F19は各種のセンサー出力を取り込んでバスラインにデータを乗せるためのものであり、図にはセンサー出力の一つであるトナー量検知素子4aが示されている。図1では、一定残量検知部4はトナー量検知素子4aと一定残量判定部4bから構成されていることを述べたが、実際に図2のようなマイクロCPUからなる構成では、一定残量検知部4はCPU25、RAM20、プログラムROM22、センサI/F19及びトナー量検知素子4a等から構成されている。
【0011】
また、図3はトナー付着部2とトナー貯蔵部3の構成例を示す図であり、トナー貯蔵部3内にあるトナーTは装置の駆動によって回転するアジテータ3a及びそれに付随するアジテータフイルム3bにより運ばれ、トナー供給口3cからトナー付着部2に供給される。さらに、トナー付着部2に供給されたトナーは補給ローラ2a、中間ローラ2bを経て現像ローラ2cに供給される。また、トナー貯蔵部3のトナー量を検知するトナー量検知素子4aは、磁気センサが用いられており、トナー貯蔵部3との接触部での透磁率の変化に基づいてトナー貯蔵部3内のトナー量を検知して、アナログの電圧値で検出結果を出力する。
【0012】
図4はトナー貯蔵部3内のトナー残量とトナー量検知素子4aの出力電圧の例を示す図である。X軸方向にはトナー残量を、Y軸方向にはトナー量検知素子4aの出力電圧値を示しているが、トナーの充満時及び空時付近においてはトナーの変化量に対してその出力電圧の変化幅が平坦な出力となっている。X軸方向の左から右側に向かってトナー残量の充満(フル)状態から空(エンプティ)状態になり、Y軸方向の下から上側に向かってトナー量検知素子4aの出力電圧値が小さい値から大きい値になっている。また、図中の点線で現した出力電圧値V1は、回線から受信したデータを印刷する機能に合わせたトナーの一定残量を一定残量検知部4により検出した時の値であり、その際のトナー残量がT1として示されている。また、コピーの機能に合わせたトナーの一定残量の検出値はV2であり、そのときのトナー残量値はT2である。さらに、図にはトナーが不足して判読出来ない画像を転写紙に出力する可能性のあるトナー残量値をT3で示す。
【0013】
図5〜図7は、本発明のFAX付複写機10の主要動作を示したフロー図である。先ず、トナー貯蔵部3のトナー量を検知するためにトナー量検知素子4aの出力を読み込み、検知出力(値)レベルPを知る(S1)。次に、FAX付複写機10の使用動作が、受信したデータを印刷する場合に該当するFAX機能として使用するか否かを調べる(S2)。もし、FAX機能として使用していれば(S2、Yes)、一定残量判定部4bのリファレンス電圧を図4の出力レベルV1に設定し(S3)、検知出力レベルPと比較する(S4)。比較の結果、検知出力(値)レベルPが出力レベルV1より小さければ(S4、Yes)、転写紙へ画像の形成を中止させる(S5)。また、ステップS4に戻って検知出力レベルPが出力レベルV1より大きいならば(S4、No)、本ルーチンを抜け、通常のFAX機能としての印刷を行う。
また、ステップS2においてFAX機能として使用していなければ(S2、No)、コピー機能として使用しているとして、一定残量判定部4bのリファレンス電圧をコピー用のトナー残留レベルT2に該当する出力レベルV2に設定し(S6)、検知出力レベルPと比較する(S7)。比較の結果、検知出力レベルPが出力レベルV2より小さければ(S7、Yes)、トナーエンドを表示させて終わる(S8)。また、検知出力レベルPが出力レベルV2より大きいならば(S7No)、本ルーチンを抜け、コピー機能としての印刷を行う。
【0014】
図6は本発明の他の実施の形態例を説明するためのフローチャートであり、請求項2の主要動作を示す図である。まず、トナー量検知素子4aの出力を読み込み、検知出力レベルPを知る(S10)。次に、FAX付複写機10の使用動作が、回線から受信したデータを印刷する場合に該当するFAX機能として使用するか否かを調べる(S11)。もし、FAX機能として使用していれば(S11、Yes)、一定残量判定部4bのリファレンス電圧を出力レベルV1に設定し(S12)、検知出力レベルPと比較する(S13)。比較の結果、検知出力レベルPが出力レベルV1より小さければ(S13、Yes)、トナー貯蔵部3のトナー残量がFAX機能として使用するには少なくて不適合であることの表示警告を行い(S14)、転写紙へ画像の形成を中止し(S15)、受信する画像データを画像記憶部6に記憶させて(S16)、本ルーチンを抜ける。
また、ステップS13に戻って検知出力レベルPが出力レベルV1より大きいならば(S13、No)、FAX機能として使用可能なトナーが存在するため、そのまま本ルーチンを抜け、通常のFAX機能としての印刷を行う。
また、ステップS11においてFAX機能として使用しないならば(S11、No)、コピー機能として使用するものとして、一定残量判定部4bのリファレンス電圧をトナー残留レベルT2に該当する出力レベルV2に設定し(S17)、検知出力レベルPと比較する(S18)。比較の結果、検知出力レベルPが出力レベルV2より小さければ(S18、Yes)、トナーエンドを表示させて(S19)、本ルーチンを抜ける。また、ステップS18において検知出力レベルPが出力レベルV2より大きいならば(S18、No)、コピー機能として使用可能なトナーが存在するため、そのまま本ルーチンを抜け、通常のコピー機能としての印刷を行う。
【0015】
図7(A)は本発明の他の実施の形態例を説明するためのフローチャートであり、FAX付複写機10の請求項3の主要動作を示した図である。先ず、FAX機能時にトナー貯蔵部3の残存トナー量が一定レベルV1以下になり、トナー残量が不適合であることの表示警告を行い、転写紙へ画像の形成を中止し、画像データを画像記憶部6に記憶する一連の処理(図6におけるステップS14乃至16の処理(レベルV1処理))を行う(S20)。その後、パネル装置12の表示パネルにテスト印刷の操作を促すことを指示する(S21)。テスト印刷の解除キーが設定されていない(S22、No)ことを確認して、テスト印刷を行うテストキーが押されたか否かを確認する(S23)。
まだ、テストキーが押されていなければ(S23、No)、ステップS22に戻ってテスト印刷の解除キーが押されていないかを確認する(S22)。テスト印刷の解除キーが押されていれば(S22、Yes)、本ルーチンを終了する。また、解除キーが押されていず、テストキーが押されたならば(S23、Yes)、画像記憶部6に記憶した画像データの最初の頁に当たる画像データを読み出し(S24)、感光体1上に1頁目の画像データに応じた静電潜像を形成させ、上述した現像、転写及び定着を施して転写紙に画像を形成させる印刷処理を行い(S25)、本ルーチンを終了する。
【0016】
図7(B)は本発明の他の実施の形態例を説明するためのフローチャートであり、FAX付複写機10の請求項5の主要動作を示した図である。先ず、図7(A)のS24及びS25の動作、即ち、テストキーが押された後、画像記憶部6に記憶した画像データの最初の頁に当たる画像データを読み出し、1頁目の画像データに応じた画像を転写紙に形成させるテスト印刷処理を行う(S30)。次に、残りの印刷処理を継続して行うかが問われ(S31)、テスト印刷から印刷濃度を確認した結果、印刷にかすれ等が生じいてトナー残量が続きの印刷を行うに足りないと判断すれば、印刷処理の継続を中止させて(S3、1No)、本ルーチンを終了する。
また、ステップS31において、トナー残量が続きの印刷を行うに足りると判断すれば(S31、Yes)、1頁目の画像は既に印刷済みであるので、画像記憶部6の1頁目の画像データを破棄する(S32)。さらに。次頁の画像データを画像記憶部6から読み出し(S33)、上述した印刷処理を行わせる(S34)。次いで、残りの印刷が終了したか否かが問われ(S35)、残りの印刷が終了していなければ(S35、No)、ステップS33に戻って次頁の画像データを画像記憶部6から読み出し、印刷処理を繰り返す。また、残りの印刷が終了していれば(S35、Yes)、本ルーチンを終了する。
【0017】
また、本発明の請求項4記載の発明は、フローチャートを特に示していないが、例えば図7(B)のS30及びS31の動作において、テストキーが押された後、画像記憶部6に記憶した画像データの最初の頁に当たる画像データを読み出し、1頁目の画像データに応じた画像を転写紙に形成させるテスト印刷処理を行ない、その結果、印刷にかすれ等が生じいてトナー残量が続きの印刷を行うに足りないと判断し、印刷処理の継続を中止した場合、その後、トナーをトナー貯蔵部3に供給すると、トナー量検知素子4aの出力は図4に示されたようにトナー量に応じて上昇しFAX機能時のトナーの一定残量値に相当する出力レベルV1以上に達するので、トナーエンドの状態が解除され、図示しない印刷スタートキーを押すことにより、受信した画像データの1頁目に戻って1頁目から転写紙に画像の形成を行うものである。
【0018】
【発明の効果】
以上のように請求項1の発明によれば、回線から受信したデータを印刷する場合には、転写紙への印刷かすれが確実に起きないようにさせデータの欠落を防げる複合機能を有する画像形成装置を提供出来るようになった。
請求項2の発明によれば、請求項1の複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、回線から受信したデータを印刷する場合にトナーの一定残量が検出されると、転写紙への画像の形成を中止させ、受信した画像データを画像記憶手段に記憶させるようにしたので、転写紙への印刷かすれでデータを欠落させることを防止した複合機能を有する画像形成装置を提供出来るようになった。
請求項3の発明によれば、請求項2の複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、初画像形成手段によって記憶した画像データの1頁目の画像を転写紙へ形成させ、トナー補給を行わない状態での画像品質を容易に確認出来るようになったので、直ぐにトナー補給を必要とするか又はトナー補給なしに残りの画像を転写紙へ形成させられるかが判断出来て、処理効率を向上させた複合機能を有する画像形成装置を提供出来るようになった。
請求項4の発明によれば、請求項3の複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、トナー補給を行わない状態での画像品質に問題が生じて、トナー貯蔵手段に一定残量以上のトナーを供給した後に1頁目の画像から形成させるようになっているので、受信した画像データを欠落することなしに印刷出来る複合機能を有する画像形成装置を提供出来るようになった。
請求項5の発明によれば、請求項3又は請求項4の複合機能を有する画像形成装置の発明に加えて、1頁目以降継続して画像の形成が可能であると判断すれば、同じ頁を重複することなく次頁からの画像を形成させるようになったので、画像の形成を効率良く行える複合機能を有する画像形成装置を提供することが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部の側面図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す画像形成装置の主要部を示すブロック図。
【図3】画像形成装置のトナー付着部とトナー貯蔵部の主要部を説明する説明図。
【図4】トナー貯蔵部内のトナー残量とトナー量検知素子の出力との関係を示す曲線図。
【図5】本発明の画像形成装置の請求項1の主要動作を示したフロー図。
【図6】本発明の画像形成装置の請求項2の主要動作を示したフロー図。
【図7】(A)は本発明の画像形成装置の請求項3の主要動作を示したフロー図、(B)は本発明の画像形成装置の請求項5の主要動作を示したフロー図。
【符号の説明】
1 感光体、2 トナー付着手段、又はトナー付着部、3 トナー貯蔵手段、又はトナー貯蔵部、4 一定残量検知手段、又は一定残量検知部、4a トナー量検知素子、4b 一定残量判定部、5 一定残量変化手段、又は一定残量変化部、6 画像記憶手段、又は画像記憶部、7 記憶制御手段、又は記憶制御部、8初画像形成手段、又は初画像形成部、9 通信制御I/F、10 FAX付複写機、11 コントローラ、12 パネル装置、13 ディスク装置、14 プリンターエンジン、15 ディスクI/F、16 パネルI/F、17 エンジンI/F、18 スキャナI/F、19 センサI/F、20 RAM、22プログラムROM、25 CPU、36 読み取り装置、37 書き込み装置

Claims (5)

  1. コピー及び回線から受信したデータを印刷する複合機能を有する画像形成装置において、静電潜像を形成する感光体と、前記感光体上に形成された静電潜像にトナーを付着させるトナー付着手段と、前記トナー付着手段で用いるトナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、前記トナー貯蔵手段のトナーが一定残量になったことを検知する一定残量検知手段と、を備え、
    前記一定残量検知手段の判定基準を前記コピーデータとして画像出力する場合と、前記回線データとして画像出力する場合とで異なるように設定し、前記回線データとして画像出力する場合は、前記コピーデータとして画像出力する場合よりも多いトナー残量によりトナーエンドと判断して当該回線データの画像形成を停止することを特徴とする複合機能を有する画像形成装置。
  2. 請求項1記載の複合機能を有する画像形成装置において、前記回線データを記憶する画像記憶手段を更に備え、前記回線データとして画像出力する際、前記一定残量検知手段がトナーエンドと判定した場合、当該回線データの画像形成を停止すると共に、前記画像記憶手段に当該回線データを記憶することを特徴とする複合機能を有する画像形成装置。
  3. 請求項2記載の複合機能を有する画像形成装置において、画像記憶手段に記憶された画像データの中から1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させる初画像形成手段を備えたことを特徴とする複合機能を有する画像形成装置。
  4. 請求項3記載の複合機能を有する画像形成装置において、初画像形成手段により1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させても画像記憶手段に記憶された1頁目の画像データを削除せず、トナー貯蔵手段に一定残量以上のトナーが供給された後に前記画像記憶手段に記憶された画像データを再び1頁目に当たる画像から形成させることを特徴とする複合機能を有する画像形成装置。
  5. 請求項3又は請求項4記載の複合機能を有する画像形成装置において、初画像形成手段により1頁目に当たる画像を転写紙へ形成させても、画像記憶手段に記憶された1頁目の画像データを削除せず、継続して画像の形成の要求があったときに初めて1頁目の画像データを削除し、次頁からの画像を形成させることを特徴とする複合機能を有する画像形成装置。
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