JP2006208622A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部の付加部品を用いることなくイナーシャ変化に対して安定したロータリー駆動を実現することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 トナー残量検出部104は、現像装置に収納されたトナーの残量を検出し、重量換算部105は、トナー残量検出部104によって検出されたトナーの残量を重量に換算し、イナーシャ予測部108は、重量換算部105によって換算された重量に基づいてロータリーラック4のイナーシャを予測し、モータ制御値設定部109は、イナーシャ予測部108によって予測されたイナーシャに基づいてステッピングモータ300を制御する制御値を設定する。
【選択図】 図2
【解決手段】 トナー残量検出部104は、現像装置に収納されたトナーの残量を検出し、重量換算部105は、トナー残量検出部104によって検出されたトナーの残量を重量に換算し、イナーシャ予測部108は、重量換算部105によって換算された重量に基づいてロータリーラック4のイナーシャを予測し、モータ制御値設定部109は、イナーシャ予測部108によって予測されたイナーシャに基づいてステッピングモータ300を制御する制御値を設定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、複数の現像器が収納された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動装置とを備える画像形成装置に関するものである。
従来、複数の現像器が収納されたロータリーラックと、このロータリーラックを回転駆動するステッピングモータとを備える画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、イメージ間のわずかな時間内に確実に現在の現像位置から次の現像位置へ切り替える必要がある。
ところが、ロータリーラック内の複数の現像器において、各ユニット内のトナー量によりロータリーラックのイナーシャが変化する。このため、ロータリーラックは、経時的に変化するイナーシャに対応することができず、ロータリーラックの回転動作において所定の位置に停止できなかったり、脱調してしまったりすることがあった。
そこで、下記の特許文献1では、トルク変化に対応するため、モータの位置検出にエンコーダなどの位置検出装置を用い、エンコーダの検出値からモータの脱調を検出してモータプロファイル及び電流値にフィードバックしている。
特開平7−64365号公報
しかしながら、上記の特許文献1の画像形成装置では、エンコーダ等のロータリーラックの位置を検出するための位置検出装置が必要であり、部品点数の増加及び部品に要するコストアップが問題となる。
また、ステッピングモータの論理的位置とエンコーダの検出位置との補正を行うために、検知用回転動作が別途必要となる。この場合、刻一刻と変化するトナー残量に対するイナーシャ変化にリアルタイムに追従することは困難である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、外部の付加部品を用いることなくイナーシャ変化に対して安定したロータリー駆動を実現することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る画像形成装置は、複数の現像器が収納された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動装置とを備える画像形成装置であって、各現像器に収納されたトナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、前記トナー残量検出手段によって検出されたトナーの残量をトナーの重量に換算する重量換算手段と、前記換算手段によって換算された重量に基づいて前記回転体のイナーシャを予測するイナーシャ予測手段と、前記イナーシャ予測手段によって予測されたイナーシャに基づいて前記駆動装置を制御する駆動制御手段とを備える。
この構成によれば、トナー残量検出手段によって、各現像器に収納されたトナーの残量が検出され、重量換算手段によって、トナー残量検出手段により検出されたトナーの残量がトナーの重量に換算される。そして、イナーシャ予測手段によって、換算手段により換算された重量に基づいて回転体のイナーシャが予測され、駆動制御手段によって、イナーシャ予測手段により予測されたイナーシャに基づいて駆動装置が制御される。
したがって、回転体の脱調を検出するエンコーダなどの外部の付加部品を用いることなく、トナーが減少することによるイナーシャ変化に対して安定したロータリー駆動を実現することができる。
また、上記の画像形成装置において、前記重量と前記イナーシャとを対応付けるテーブルデータを予め記憶する記憶手段をさらに備え、前記イナーシャ予測手段は、前記記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照し、前記換算手段によって換算された重量に対応するイナーシャを決定することが好ましい。
この構成によれば、トナーの重量とイナーシャとを対応付けるテーブルデータが予め記憶されており、イナーシャ予測手段によって、テーブルデータが参照され、換算手段により換算されたトナー重量に対応するイナーシャが決定される。したがって、予めトナー重量とイナーシャとが対応付けられているので、イナーシャを計算する処理に要する時間を短縮することができる。
また、上記の画像形成装置において、前記複数の現像器は、トナーの色毎に設けられており、印刷された画素をトナーの色毎にカウントする画素カウント手段をさらに備え、前記トナー残量検出手段は、光学的な手法を用いてトナー残量基準値を検出し、検出したトナー残量基準値と画素カウント手段によってカウントされた画素数とに基づいてトナー残量を検出することが好ましい。
この構成によれば、画素カウント手段によって、印刷された画素がトナーの色毎にカウントされる。そして、トナー残量検出手段によって、光学的な手法を用いてトナー残量基準値が検出され、検出されたトナー残量基準値と画素カウント手段によりカウントされた画素数とに基づいてトナー残量が検出される。したがって、画素カウント手段によってカウントされた画素数に応じて消費したトナー分だけ、トナー残量基準値から減算されることで、印刷動作中のトナー残量の変化に対しても即座に対応することができる。
また、上記の画像形成装置において、前記現像器は、2成分方式のトナーを用いて現像し、前記トナー残量検出手段は、各トナーの透磁率を測定し、測定した透磁率に基づいてトナー残量を検出することが好ましい。
この構成によれば、トナー残量検出手段によって、各トナーの透磁率が測定され、測定された透磁率に基づいてトナー残量が検出されるので、トナー残量をより正確に測定することができる。
本発明によれば、回転体の脱調を検出するエンコーダなどの外部の付加部品を用いることなく、トナーが減少することによるイナーシャ変化に対して安定したロータリー駆動を実現することができる。
以下、本発明による画像形成装置の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態による画像形成装置の内部構成を示す図である。本画像形成装置は、給紙カセット1、記録紙搬送部2、露光部3、ロータリーラック4、感光部5、中間転写部6、及びトナーセンサ7を備えている。給紙カセット1は、画像形成装置の本体に対して引き出し可能に取り付けられ、記録紙束を収納する。
記録紙搬送部2は、ピックアップローラ21、転写ローラ22、搬送ローラ23,24等を備え、記録紙を記録紙搬送路に沿って搬送し、記録紙排出口25から排出させる。ピックアップローラ21は、給紙カセットに収納された記録紙束から1枚の記録紙をピックアップし、転写ローラ22に搬送する。転写ローラ22は、中間転写ベルト61に形成されたカラーのトナー像を記録紙に転写させる。搬送ローラ23,24は、ピックアップローラ21によりピックアップされた記録紙を用紙搬送経路に沿って搬送させる。
露光部3は、図略のスキャナによって読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム51に各色別の静電潜像を形成する。
感光部5は、感光体ドラム51、感光体ドラム51の周囲に配設された帯電部52、クリーニングブレード53、及びファーブラシ54を備えている。帯電部52は、矢印方向に回転する感光体ドラム51の表面を一様に帯電させる。クリーニングブレード53は、感光体ドラム51の表面に所定の接触圧で当接してドラム表面上の残留トナーを掻き取る。ファーブラシ54は感光体ドラム51の表面を清掃する。
ロータリーラック4は、ステッピングモータ300(図2参照)からの駆動力を受けて矢印A方向に回転可能に装着された円筒状の装置であり、内部に、イエローのトナー像を形成する現像装置4Y、シアンのトナー像を形成する現像装置4C、マゼンタのトナー像を形成する現像装置4M、及びブラックのトナー像を形成する現像装置4Kを備えている。
現像装置4Y〜4Kは同一構成であるため、現像装置4Yのみ説明する。現像装置4Yは、トナータンク41、トナー供給ローラ42、現像ローラ43、及び現像ブレード44を備えている。トナータンク41は、イエローのトナーを収容する。トナー供給ローラ42は、矢印方向に回転してトナータンク41に収容されたトナーを現像ローラ43に供給する。現像ブレード44は、現像ローラ43の表面にトナーの薄膜を形成する。現像ローラ43は、矢印方向に回転して表面に形成された薄膜のトナーを感光体ドラム51に供給する。
ロータリーラック4は、イエローのトナー像を形成する際は、現像装置4Yの現像ローラ43が感光体ドラム51と対向するように位置決めされる。また、シアンのトナー像を感光体ドラム51に形成する際は、現像装置4Cの現像ローラ43が感光体ドラム51と対向するように位置決めされる。また、マゼンタのトナー像を感光体ドラム51に形成する際は、現像装置4Mの現像ローラ43が感光体ドラム51に対向するように位置決めされる。また、ブラックのトナー像を感光体ドラム51に形成する際は、現像装置4Kの現像ローラ43が感光体ドラム51と対向するように位置決めされる。
中間転写部6は、中間転写ベルト61、5個のローラ62、及びクリーナ63を備えている。中間転写ベルト61は、無端ベルトであり、内周に配設されたローラ62からの駆動力を受けて、矢印方向に回転される。そして、感光体ドラム51で形成された各色別のトナー像が順次転写され、ベルト表面にカラーのトナー像を形成する。中間転写ベルト61の周囲には、クリーナ63が配設されている。クリーナ63は中間転写ベルト61表面を清掃する。
ロータリーラック4の外周付近には、トナーセンサ7が配設されている。トナーセンサ7は、各色のトナータンク41に収容されているトナーの残量を検出する。トナーセンサ7は、発光素子及び受光素子を備えて構成され、発光素子によって発光された光がトナーによって反射された光を受光素子によって検出することによって、トナー残量を検出する。なお、トナーセンサ7は、複数の現像装置のうちの1の現像装置が感光体ドラム51と対向する位置に位置決めされた場合に、他の現像装置のうちの1の現像装置のトナータンクに対向する位置に配置される。例えば、図1に示すように、現像装置4Mが感光体ドラム51に対向する位置に位置決めされている場合、トナーセンサ7は、現像装置4Cのトナータンク41に対向する位置に配置され、シアンのトナーが収納されたトナータンク41のトナー残量が検出される。
なお、本実施形態で用いられるトナーは、1成分方式のトナーである。1成分方式とは、最終的な現像像として紙などに付着するトナー(着色粒子)のみを現像剤とする方式である。
図2は、図1に示す画像形成装置の機能を概略的に示すブロック図である。本画像形成装置は、制御部100、トナーセンサ7、ロータリーラック4、モータドライバ200及びステッピングモータ300を備えて構成される。なお、図2において、図1に示す画像形成装置の構成と同一のものは、同一符号を付して説明を省略する。
トナーセンサ7は、反射光方式により、各色の現像装置4Y,4M,4C,4Kのトナータンク41内のトナー残量を検出するものであり、発光部71と受光部72とを備えて構成される。発光部71は、トナータンク41内のトナーに向けて光を照射する。受光部72は、トナーによって反射された反射光を受光し、受光した反射光を光強度に応じた電気信号に変換して出力する。このように、受光部72によって出力される検知信号のレベルは、トナーの残量に応じて変化し、この検知信号のレベルに基づいてトナー残量を検出することが可能である。
制御部100は、センサ制御部101、ドットカウント部102、ドット数記憶部103、トナー残量検出部104、重量換算部105、トナー重量記憶部106、イナーシャデータ記憶部107、イナーシャ予測部108及びモータ制御値設定部109として機能する。
センサ制御部101は、トナーセンサ7の動作を制御する。すなわち、センサ制御部101は、発光制御信号をトナーセンサ7の発光部71へ出力し、発光部71は、発光制御信号に基づいて光をトナーに照射する。また、センサ制御部101には、トナーセンサ7の受光部72によって出力された検知信号が入力される。センサ制御部101は、入力された検知信号のレベルに応じたトナー残量を求め、求めたトナー残量をトナー残量検出部104へ出力する。
ドットカウント部102は、画像データに含まれるトナーの各色のドット数をカウントしカウント値TK、TY、TM、TCを求めると共に、各色(ここでは、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン(C)の4色)のカウント値TK、TY、TM、TCを、それぞれ、ドット数記憶部103に格納するものである。具体的には、ドットカウント部102は、露光部3によってレーザ光がONされる(照射される)ドット数を、それぞれ、カウントするものである。
ドット数記憶部103は、ドットカウント部102から出力される各色のドットカウント値TK、TY、TM、TCを積算して記憶する。
トナー残量検出部104は、ドット数記憶部103に記憶されている各色のドットカウント値の中から所定の色のドットカウント値を読み出し、読み出したドットカウント値と、センサ制御部101から出力されるトナー残量とに基づいてトナー残量を検出する。
本実施形態におけるトナーセンサ7は、反射光方式のセンサであるため、トナーの残量を10%刻みで検出する分解能しか有していない。そこで、トナーセンサ7によりトナー残量を測定した検出値を基準値とし、この基準値からドット数記憶部103に記憶されているカウント値(積算値)に応じたトナー量を減算することによって正確なトナー残量を推測する。なお、基準値が設定されると、ドット数記憶部103に記憶されているカウント値がリセットされる。
重量換算部105は、トナー残量検出部104によって検出されたトナー残量を重量に換算する。具体的に、重量換算部105は、トナー残量とトナー重量とを対応付けるテーブルデータを予め記憶しておき、トナー残量検出部104によって検出されたトナー残量に対応付けられているトナー重量をテーブルデータから読み出すことによって、トナー残量を重量に換算する。そして、重量換算部105は、換算したトナー重量をトナー重量記憶部106に記憶する。トナー重量記憶部106は、各色のトナー重量を記憶する。
イナーシャデータ記憶部107は、各色のトナーの重量と、イナーシャ情報とを対応付けるテーブルデータを予め記憶する。なお、トナーの重量とイナーシャとを対応付けるテーブルデータは、各色のトナーの重量と、各色のトナーの配置位置とに基づいて予め算出されたイナーシャと、各色のトナー重量とを対応付けることにより作成される。また、配置位置は、各色のトナー毎に或る一点を予め定め、各点に重量が集中しているとして、イナーシャを算出する。例えば、円筒状のロータリーラック4の断面(円)を四等分する線と、ロータリーラック4の外周が交わる各点を各トナーの配置位置とする。また、複数の現像器に応じて円を扇形状に等分し、それぞれの扇形の重心がトナーの配置位置となるようにしてもよい。なお、イナーシャの算出方法については、公知であるので説明を省略する。
イナーシャ予測部108は、トナー重量記憶部106に記憶されている各色のトナーの重量を読み出し、読み出した各色のトナー重量に基づいてイナーシャデータ記憶部107に記憶されているテーブルデータを参照し、各色のトナーの重量に対応するイナーシャを特定することにより、イナーシャを予測する。
モータ制御値設定部109は、イナーシャ予測部108によって予測されたイナーシャに応じたステッピングモータの起動パルス、スローアップ及びスローダウン等のプロファイル及び駆動電流値を決定し、決定したプロファイル及び駆動電流値をモータドライバ200へ出力する。
モータドライバ200は、モータ制御値設定部109によって出力されるプロファイル及び駆動電流値に基づいてステッピングモータ300を駆動する。ステッピングモータ300は、ロータリーラック4を回転駆動し、複数の現像装置を切り替える。
次に、図2に示す画像形成装置の動作について説明する。図3は、図2に示す画像形成装置の動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、トナーセンサ7はトナー残量を測定する。具体的に、センサ制御部101は、ロータリーラック4が停止したとき、光をトナーに向けて照射する発光制御信号を発光部71に出力する。発光部71は、センサ制御部101から出力される発光制御信号に基づいて光を照射する。受光部72は、トナーによって反射された反射光を受光し、受光した反射光の光強度に応じた検出信号をセンサ制御部101へ出力する。センサ制御部101は、受光部72から出力された検出信号のレベルに応じたトナー残量を測定する。
次に、ステップS2において、トナー残量検出部104は、ドット数記憶部103からドットカウント値を取得する。このとき、トナー残量検出部104は、ロータリーラック4の停止位置により、トナーセンサ7により測定されたトナーが何色であるかわかっているので、トナーセンサ7によって測定されたトナーの色と同じ色のドットカウント値をドット数記憶部103から取得する。
次に、ステップS3において、トナー残量検出部104は、トナーセンサ7によって測定された検出値を基準レベルとして、当該基準レベルからドットカウント部102によってカウントされたドット数に対応するトナー量を減算して、より正確なトナー残量を検出する。
次に、ステップS4において、重量換算部105は、トナー残量検出部104によって検出されたトナー残量を重量に換算し、換算したトナー重量をトナー重量記憶部106に記憶する。このとき、重量換算部105は、予め記憶されているテーブルデータを参照し、トナー残量検出部104によって検出されたトナー残量に対応付けられているトナー重量を読み出すことによって、トナー残量をトナー重量に換算する。
次に、ステップS5において、イナーシャ予測部108は、重量換算部105によって換算された重量に基づくイナーシャを予測する。具体的に、イナーシャ予測部108は、イナーシャデータ記憶部107に記憶されているテーブルデータを参照し、トナー重量記憶部106に記憶されているトナー重量に対応するイナーシャを特定する。
次に、ステップS6において、モータ制御値設定部109は、イナーシャ予測部108によって予測されたイナーシャに応じたステッピングモータ300のプロファイル及び駆動電流値を決定し、決定したプロファイル及び駆動電流値を制御信号としてモータドライバ200へ出力する。モータドライバ200は、モータ制御値設定部109によって出力されたプロファイル及び駆動電流値に基づいてステッピングモータ300を駆動する。なお、トルクが低くなった場合、駆動電流設定値も小さくすることでステッピングモータ300の温度上昇を抑えることができるとともに、消費電力を低減することができる。
このように、各現像装置4Y,4M,4C,4Kに収納されたトナーの残量が検出され、検出されたトナーの残量が重量に換算される。そして、換算されたトナー重量に基づいてロータリーラック4のイナーシャが予測され、予測されたイナーシャに基づいてステッピングモータ300を制御する制御値が設定される。
したがって、ロータリーラック4の脱調を検出するエンコーダなどの外部の付加部品を用いることなく、トナーが減少することによるイナーシャ変化に対して安定したロータリー駆動を実現することができる。
また、トナーの重量とイナーシャとを対応付けるテーブルデータが予め記憶されており、イナーシャ予測部108によって、テーブルデータが参照され、重量換算部105により換算されたトナー重量に対応するイナーシャが決定される。したがって、予めトナー重量とイナーシャとが対応付けられているので、イナーシャを計算する処理に要する時間を短縮することができる。
さらに、ドットカウント部102によって、印刷された画素がトナーの色毎にカウントされる。そして、トナーセンサ7によって、光学的な手法を用いてトナー残量基準値が検出され、検出されたトナー残量基準値とドットカウント部102によりカウントされた画素数とに基づいてトナー残量が検出される。したがって、ドットカウント部102によってカウントされた画素数に応じて消費したトナー分だけ、トナー残量基準値から減算されることで、印刷動作中のトナー残量の変化に対しても即座に対応することができる。なお、光学的な手法には、本実施形態のような反射光方式の他に、光をトナーに照射し、トナーを透過した透過光を受光することでトナー残量を検出する透過光方式が含まれる。
なお、本実施形態において用いられるトナーは、1成分方式のトナーであるが、本発明は特にこれに限定されず、2成分方式のトナーを用いてもよい。2成分方式とは、トナーとキャリア(磁性粒子)とを混合した現像材を使用する方式である。この場合、トナーセンサ7としては、上述の反射型のセンサではなく、透磁率を測定する透磁率センサを用いてもよい。なお、透磁率センサは、トナーに接触させる必要がある。そのため、透磁率センサは、ロータリーラック4に設けられた各現像装置4Y,4M,4C,4Kのトナータンク41に配置される。また、透磁率センサは、出力値がアナログ値であるので、反射型のセンサに比して測定精度が高い。したがって、トナーセンサ7が透磁率センサである場合、上記の画像形成装置は、ドットカウント部102とドット数記憶部103とを備えない態様であってもよい。
4 ロータリーラック
4Y,4M,4C,4K 現像装置
7 トナーセンサ
71 発光部
72 受光部
100 制御部
101 センサ制御部
102 ドットカウント部
103 ドット数記憶部
104 トナー残量検出部
105 重量換算部
106 トナー重量記憶部
107 イナーシャデータ記憶部
108 イナーシャ予測部
109 モータ制御値設定部
200 モータドライバ
300 ステッピングモータ
4Y,4M,4C,4K 現像装置
7 トナーセンサ
71 発光部
72 受光部
100 制御部
101 センサ制御部
102 ドットカウント部
103 ドット数記憶部
104 トナー残量検出部
105 重量換算部
106 トナー重量記憶部
107 イナーシャデータ記憶部
108 イナーシャ予測部
109 モータ制御値設定部
200 モータドライバ
300 ステッピングモータ
Claims (4)
- 複数の現像器が収納された回転体と、前記回転体を回転駆動する駆動装置とを備える画像形成装置であって、
各現像器に収納されたトナーの残量を検出するトナー残量検出手段と、
前記トナー残量検出手段によって検出されたトナーの残量をトナーの重量に換算する重量換算手段と、
前記換算手段によって換算された重量に基づいて前記回転体のイナーシャを予測するイナーシャ予測手段と、
前記イナーシャ予測手段によって予測されたイナーシャに基づいて前記駆動装置を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記重量と前記イナーシャとを対応付けるテーブルデータを予め記憶する記憶手段をさらに備え、
前記イナーシャ予測手段は、前記記憶手段に記憶されているテーブルデータを参照し、前記換算手段によって換算された重量に対応するイナーシャを決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像器は、トナーの色毎に設けられており、
印刷された画素数をトナーの色毎にカウントする画素カウント手段をさらに備え、
前記トナー残量検出手段は、光学的な手法を用いてトナー残量基準値を検出し、検出したトナー残量基準値と画素カウント手段によってカウントされた画素数とに基づいてトナー残量を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 前記現像器は、2成分方式のトナーを用いて現像し、
前記トナー残量検出手段は、各トナーの透磁率を測定し、測定した透磁率に基づいてトナー残量を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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