JP2005142437A - 固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサデバイス - Google Patents

固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】 同一面側から陽極及び陰極との電気的な接続を図れ、且つ製造が容易な固体電解コンデンサ、及びその固体電解コンデンサを備える固体電解コンデンサデバイスを提供する。
【解決手段】 固体電解コンデンサ1は、弁金属基体10、誘電体層22、固体高分子電解質層24、及び絶縁層16を備えている。弁金属基体10には、陽極端子形成領域の周囲をこの周囲の一部を残して囲むように開口12が形成されている。弁金属基体10の表面に、陽極端子形成領域の一部が露出するように誘電体層22が形成されている。誘電体層22の上には、固体高分子電解質層24が形成されている。また、固体電解コンデンサ1には、弁金属基体10における陽極端子形成領域と固体高分子電解質層24とを電気的に絶縁する絶縁層16が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサデバイスに関する。
従来の固体電解コンデンサとしては、図12に示すものがある。この固体電解コンデンサにおいては、陽極となるアルミニウム箔101の一面に、誘電体皮膜102及び陰極となる固体電解質層103が積層されている。アルミニウム箔101の他面には、接続端子111が接続されている。また、アルミニウム箔101及び誘電体皮膜102にはスルーホール112が形成されており、このスルーホール112に充填されたスルーホール電極113が固体電解質層103に接続されている。スルーホール112の内壁には、アルミニウム箔101とスルーホール電極113とを電気的に絶縁するための絶縁膜114が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−31438号公報
図12の固体電解コンデンサによれば、接続端子111及びスルーホール電極113を介して、固体電解コンデンサの同一面側からアルミニウム箔101及び固体電解質層103と電気的な接続を図ることができる。このように、固体電解コンデンサにおいて同一面側から陽極及び陰極との電気的な接続を図れれば、固体電解コンデンサを回路基板等に実装したときに配線長を短くすることができ、それゆえ等価直列抵抗(ESR)及び等価直列インダクタンス(ESL)を低くすることが可能となる。
しかしながら、図12の固体電解コンデンサを製造するためには、アルミニウム箔に誘電体皮膜102及び固体電解質層103を形成する工程の他に、スルーホール112を形成する工程、スルーホール112の内壁に絶縁膜114を形成する工程、及びスルーホール112にスルーホール電極113を充填する工程の3工程が少なくとも必要である。よって、図12の固体電解コンデンサには、製造が複雑になるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、同一面側から陽極及び陰極との電気的な接続を図れ、且つ製造が容易な固体電解コンデンサ、及びその固体電解コンデンサを備える固体電解コンデンサデバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による固体電解コンデンサは、所定領域の周囲を該周囲の一部を残して囲むように開口が形成された弁金属基体と、弁金属基体の表面に、所定領域の一部が露出するように形成された誘電体層と、誘電体層の上に形成された固体電解質層と、弁金属基体における所定領域と、固体電解質層とを電気的に絶縁する絶縁層と、を備えることを特徴とする。
この固体電解コンデンサにおいては、弁金属基体における所定領域の一部が陽極として機能すべく露出している。また、この所定領域は、開口及び絶縁層によって固体電解質層と電気的に絶縁されている。さらに、所定領域以外の弁金属基体の誘電体層上に固体電解質層が形成されている。これにより、固体電解コンデンサの同一面側から陽極(弁金属基体における所定領域の一部)及び陰極(固体電解質層)と電気的な接続を図ることができる。このため、ESR及びESLが共に低い固体電解コンデンサが実現される。
しかも、この固体電解コンデンサにおいては、同一面側から陽極及び陰極と電気的な接続を図るためにスルーホール電極を必要としない。それゆえ、この固体電解コンデンサの製造工程において、スルーホールを形成する工程、スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程、及びスルーホールにスルーホール電極を充填する工程の何れをも省くことができる。よって、本発明による固体電解コンデンサは、製造が容易である。
固体電解質層は、弁金属基体の両面側に形成されていることが好適である。この場合、弁金属基体の両面が、共に蓄電に寄与することとなる。これにより、固体電解コンデンサにおいては、固体電解質層が弁金属基体の片面にのみ形成されている場合に比して略2倍の静電容量が得られる。したがって、特に静電容量が大きい固体電解コンデンサが実現される。
弁金属基体を複数備え、当該複数の弁金属基体は、各々の所定領域が位置合わせされた状態で積層されていることが好適である。この場合、積層される弁金属基体の数に応じて固体電解コンデンサ全体の静電容量を大きくすることができる。
弁金属基体における所定領域が、折り曲げられて形成されていることが好適である。この場合、弁金属基体における所定領域を位置合わせの目印とすることにより、固体電解コンデンサと回路基板等との位置合わせが容易になる。また、弁金属基体を複数積層する場合においても、弁金属基体どうしの位置合わせが容易になる。例えば、このような所定領域は、弁金属基体におけるその他の残余領域の表面から突出するように折り曲げられて形成される。
本発明による固体電解コンデンサデバイスは、所定領域の周囲を該周囲の一部を残して囲むように開口が形成された弁金属基体、弁金属基体の表面に、所定領域の一部が露出するように形成された誘電体層、誘電体層の上に形成された固体電解質層、及び弁金属基体における所定領域と固体電解質層とを電気的に絶縁する絶縁層を有する固体電解コンデンサと、弁金属基体における所定領域に電気的に接続される陽極部、及び固体電解質層に電気的に接続される陰極部を有する基板と、を備えることを特徴とする。
この固体電解コンデンサデバイスにおいては、弁金属基体における所定領域の一部が陽極として機能すべく露出している。また、この所定領域は、開口及び絶縁層によって固体電解質層と電気的に絶縁されている。さらに、所定領域以外の弁金属基体の誘電体層上に固体電解質層が形成されている。これにより、固体電解コンデンサの同一面側から陽極及び陰極と電気的な接続を図ることができる。したがって、固体電解コンデンサの所定領域と基板の陽極部との接続、及び固体電解コンデンサの固体電解質層と基板の陰極部との接続の何れをも短い配線長で行うことができる。このため、ESR及びESLが共に低い固体電解コンデンサデバイスが実現される。
しかも、固体電解コンデンサにおいて、同一面側から陽極及び陰極と電気的な接続を図るためにスルーホール電極を形成する必要がないので、スルーホールを形成する工程、スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程、及びスルーホールにスルーホール電極を充填する工程の何れをも省くことができる。このため、この固体電解コンデンサは製造が容易となり、ひいては固体電解コンデンサデバイスの製造も容易となる。
陽極部及び陰極部は、基板を貫通して設けられていることが好適である。この場合、外部から固体電解コンデンサへの電荷の供給、及び固体電解コンデンサから外部への電荷の取出しの際に、電流経路を短縮することができる。これにより、固体電解コンデンサデバイスのESR及びESLが一層低減される。
弁金属基体において、所定領域は複数設けられており、基板には、弁金属基体における所定領域のそれぞれに対応して陽極部が複数設けられ、陰極部は、複数の陽極部のうち互いに近接する複数の陽極部の間に設けられていることが好適である。この場合、陽極部を流れる電流と陽極部間に設けられた陰極部を流れる電流とが互いに逆向きであるため、陽極部及び陰極部の一方を流れる電流により生じる磁界が他方を流れる電流により生じる磁界を打ち消すこととなる。これにより、固体電解コンデンサデバイスのESLが一層低減される。
本発明によれば、同一面側から陽極及び陰極との電気的な接続を図れ、且つ製造が容易な固体電解コンデンサ、及びその固体電解コンデンサを備える固体電解コンデンサデバイスが実現される。
以下、図面とともに本発明による固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサデバイスの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明による固体電解コンデンサの一実施形態を示す斜視図である。また、図2は、図1の固体電解コンデンサ1を示すII−II線に沿った端面図である。固体電解コンデンサ1は、弁金属基体10、誘電体層22、固体高分子電解質層24、及び絶縁層16を備えている。弁金属基体10は、絶縁性酸化皮膜形成能力を有する金属(弁金属)からなり、平板状をしている。かかる弁金属としては、例えば、アルミニウム、チタン、及びタンタル等が挙げられる。この弁金属基体10は、固体電解コンデンサ1における陽極として機能する。
また、弁金属基体10には、開口12が複数形成されている。これらの開口12は、弁金属基体10上において斜格子状に等間隔で配列されている。開口12は、弁金属基体10上に設けられた四角形状の陽極端子形成領域の周囲に沿って形成されており、陽極端子形成領域の周囲を、この周囲の一部を残して囲んでいる。具体的には、開口12は、陽極端子形成領域の周囲のうち3辺を囲んでいる。陽極端子形成領域の周囲のうち残りの1辺は、開口12に囲まれておらず、陽極端子形成領域とその残余領域との境界をなしている。ここで、残余領域とは、弁金属基体10のうち陽極端子形成領域を除いた部分を指す。
弁金属基体10における陽極端子形成領域は、開口12に囲まれることにより、突片部14となっており、この突片部14は、開口12に張り出すように弁金属基体10に形成されて設けられている。突片部14の基端部、すなわち突片部14の周囲のうち開口12により囲まれていない部分に隣接する端部が、弁金属基体10における残余領域と連設されている。この突片部14上には、上述の固体高分子電解質層24が形成されていない。
また、突片部14の基端部には、絶縁層16が形成されている。この絶縁層16は、突片部14を構成する弁金属基体10と固体高分子電解質層とを電気的に絶縁している。一方、突片部14の先端部には、絶縁層16が形成されておらず、それゆえ弁金属基体10が露出している。この突片部14のうち弁金属基体10が露出している部分が陽極端子部14aである。陽極端子部14aは、周囲を開口12及び絶縁層16によって完全に包囲されており、これらの開口12及び絶縁層16によって固体高分子電解質層24と電気的に絶縁されている。なお、陽極端子部14aの表面については、上述した粗面化がなされていもよいし、なされていなくともよい。何れの場合であっても、固体電解コンデンサ1の機能には影響しない。
弁金属基体10の表面は粗面化(拡面化)されており、この粗面化された表面に誘電体層22(絶縁性酸化皮膜)が陽極酸化により形成されている(図2参照)。さらに、誘電体層22上には、固体高分子電解質層24が形成されている。この固体高分子電解質層24は、固体電解コンデンサ1における陰極として機能するものである。また、固体高分子電解質層24上には、例えばカーボンペースト又は銀ペーストからなる導電層26が形成されている。固体高分子電解質層24との電気的接続は導電層26を介して行われる。
これらの誘電体層22、固体高分子電解質層24、及び導電層26は、弁金属基体10の一面だけでなく両面上に、さらには開口12の内壁12a上にも形成されている。ただし、突片部14の表面には、固体高分子電解質層24及び導電層26の何れも形成されていない。特に、陽極端子部14aの表面については、誘電体層22、固体高分子電解質層24及び導電層26の何れも形成されていない。
固体電解コンデンサ1の効果を説明する。固体電解コンデンサ1においては、突片部14の先端部に弁金属基体10が露出している。また、露出している弁金属基体10は、開口12及び絶縁層16によって固体高分子電解質層24と電気的に絶縁されている。これにより、固体電解コンデンサ1における固体高分子電解質層24が形成されている側の面から、突片部14の先端部に露出する弁金属基体10と電気的な接続を図ることができる。つまり、固体電解コンデンサ1の同一面側から陽極(弁金属基体10の露出部分)及び陰極(固体高分子電解質層24)と電気的な接続を図ることができる。このため、ESR及びESLが共に低い固体電解コンデンサ1が実現されている。また、陽極と陰極とを隣接させ、且つ交互に配置させることができるので、さらなる低ESR化及び低ESL化が実現されている。
しかも、固体電解コンデンサ1においては、同一面側から陽極及び陰極と電気的な接続を図るためにスルーホール電極を形成する必要がないので、スルーホールを形成する工程、スルーホールの内壁に絶縁膜を形成する工程、及びスルーホールにスルーホール電極を充填する工程の何れをも省くことができる。よって、固体電解コンデンサ1は、製造が容易である。
また、図12に示す固体電解コンデンサのようにスルーホール電極が必要な構成では、製造工程において複雑なレジスト処理を要することとなる。この場合、レジストが弁金属基体表面の微細な粗面化構造内に残留することに起因して、固体電解コンデンサの容量出現率が不安定になるという問題がある。一方で、この問題を回避しようとすると入念な洗浄工程が必要となり、固体電解コンデンサの製造工程が複雑になってしまう。これに対して、固体電解コンデンサ1においては、スルーホール電極を形成する必要がないため、レジスト処理も簡略化される。したがって、固体電解コンデンサ1の製造においては、入念な洗浄工程が不要であるにも関わらず、容量出現率が不安定になるという問題を回避することができる。
また、弁金属基体10の両面側に固体高分子電解質層24が形成されているため、弁金属基体10の両面が蓄電に寄与することとなる。これにより、固体電解コンデンサ1においては、固体高分子電解質層24が弁金属基体10の片面にのみ形成されている場合に比して略2倍の静電容量が得られる。したがって、特に静電容量が大きい固体電解コンデンサ1が実現されている。
また、開口12が形成されていることにより、陰極上の電流経路を短縮することができる。これにより、弁金属基体10の両面側に形成されている固体高分子電解質層24に対して、弁金属基体10の片面側から電気的な接続を図ることができる。さらに、弁金属基体10に開口12が形成されていないとすれば、弁金属基体10の端部を通るような電流経路となるため、電流経路が長くなり、それゆえESR及びESLの増大につながってしまう。これに対して、固体電解コンデンサ1においては、電子が開口12を介して弁金属基体10の両面間を移動することができるため、電流経路を短くすることができ、それゆえESR及びESLを共に低くすることができる。
図3は、本発明による固体電解コンデンサデバイスの一実施形態を示す側面図である。固体電解コンデンサデバイス3は、固体電解コンデンサ1、基板30、及び樹脂モールド36を備えている。基板30は、陽極部32、及び陰極部34を有しており、固体電解コンデンサ1を実装している。陽極部32は、固体電解コンデンサ1における陽極端子部14aと電気的に接続されている。一方、陰極部34は、固体電解コンデンサ1における固体高分子電解質層24と導電層26を介して電気的に接続されている。これらの陽極部32及び陰極部34は、基板30を貫通しており、一端がそれぞれ陽極端子部14a及び固体高分子電解質層24と電気的に接続され、他端が基板30における固体電解コンデンサ1と反対側の面に露出している。
固体電解コンデンサ1が実装された基板30上には、樹脂モールド36が形成されている。この樹脂モールド36は、固体電解コンデンサ1の全体を覆っており、固体電解コンデンサ1を保護するとともに、固体電解コンデンサデバイス3全体の機械的強度を向上させている。
図4(a)及び図4(b)を用いて基板30の構成をより詳細に説明する。図4(a)及び図4(b)は、それぞれ基板30の表面30a及び裏面30bを示す平面図である。ここで、表面30aは固体電解コンデンサ1を実装する面であり、裏面30bは基板30がプリント基板等に実装される面である。図4(a)に示すように、表面30a上において、その縁部を除く領域は銅箔42に覆われている。この銅箔42が形成された領域には、陽極部32の一部をなす陽極ランド電極32aと陰極部34の一部をなす陰極ランド電極34aとが形成されている。上記領域内において陽極ランド電極32aは、斜格子状に配列されており、この配列パターン及び配列ピッチは、固体電解コンデンサ1における陽極端子部14aに対応している。また、陽極ランド電極32aの周囲に隣接する円環状の領域43は、銅箔不形成領域となっている。すなわち、この領域43には、銅箔42が形成されておらず、そのため、陽極ランド電極32aと陰極ランド電極34aとが銅箔42を介して導通するのが防止されている。陰極ランド電極34aは、互いに近接する2つの陽極ランド電極32aの間に設けられている。本実施形態においては、特に、陰極ランド電極34aが互いに近接する2つの陽極ランド電極34a同士を結ぶ線分の中点にあたる位置に設けられている。他方、図4(b)に示すように、裏面30b上にも、表面30a上の陽極ランド電極32a及び陰極ランド電極34aそれぞれに対応する位置に、陽極ランド電極32b及び陰極ランド電極34bが形成されている。図4(b)においては、両電極32b、34bを区別するために、陽極ランド電極32bを模式的に塗り潰して示している。なお、基板30の寸法の一例を挙げると、基板30(表面30a又は裏面30b)の全体が20mm×20mm、銅箔42が形成された領域が15mm×15mm、陽極ランド電極32a及び陰極ランド電極34aの直径が0.5mm、領域43の直径が1.0mmである。
固体電解コンデンサデバイス3の効果を説明する。固体電解コンデンサデバイス3は、同一面側から陽極及び陰極と電気的な接続を図ることができる固体電解コンデンサ1を備えている。これにより、固体電解コンデンサ1と基板30との接続を短い配線長で行うことができる。このため、ESR及びESLが共に低い固体電解コンデンサデバイス3が実現されている。しかも、固体電解コンデンサ1はスルーホール電極を必要としないため製造が容易であり、それゆえ固体電解コンデンサデバイス3も製造が容易である。
また、陽極部32及び陰極部34は基板30を貫通している。これにより、外部から固体電解コンデンサ1への電荷の供給、及び固体電解コンデンサ1から外部への電荷の取出しの際に、電流経路を短縮することができる。これにより、固体電解コンデンサデバイス3のESR及びESLが一層低減されている。
また、複数の陽極端子部14aにそれぞれ陽極部32が接続され、陰極部34は、複数の陽極部32のうち互いに近接する2つの陽極部32の間に設けられている。この場合、陽極部32を流れる電流と陽極部32間に設けられた陰極部34を流れる電流とが互いに逆向きであるため、陽極部32及び陰極部34の一方を流れる電流により生じる磁界が他方を流れる電流により生じる磁界を打ち消すこととなる。これにより、固体電解コンデンサデバイス3のESLが一層低減される。
図5〜図7を用いて、図1の固体電解コンデンサ及び図3の固体電解コンデンサデバイス3を製造する方法の一例を説明する。まず、弁金属基体10としてアルミニウム箔を準備する。ここで、アルミニウム箔の表面は、粗面化されているともに、陽極酸化されることによりAlからなる誘電体層22が形成されている(図5(a))。次に、この弁金属基体10の所定位置に開口12を形成する。これにより、突片部14が形成される。また、弁金属基体10を陽極酸化することにより、開口12の内壁にも誘電体層22を形成する(図5(b))。
次に、突片部14における陽極端子部14aの表面の粗面化構造を圧縮等により破壊する。また、突片部14の基端部に、例えば樹脂からなる絶縁層16を形成する。さらに、弁金属基体10の残余領域上に、固体高分子電解質層24及び導電層26(ともに図示せず)を順に積層する。このとき、突片部14上に固体高分子電解質層24及び導電層26が形成されるのを防ぐため、突片部14にレジストを成膜した状態で行う。固体高分子電解質層24及び導電層26を形成した後、レジスト層のみを剥離して、これにより、固体電解コンデンサ1を得る(図6(a))。そして、別に準備した基板30の表面30aに、固体電解コンデンサ1を実装する。このとき、陽極端子部14aと陽極ランド電極32aとが接触するように、固体電解コンデンサ1と基板30とを位置合わせする。陽極端子部14aと陽極ランド電極32aとの接続は、例えば溶接固定により行われる。また、導電層26と陰極ランド電極34aとの接続は、例えば導電性接着剤を介して行われる(図6(b))。
最後に、固体電解コンデンサ1が実装された基板30上に、樹脂モールド36を形成する。このとき、固体電解コンデンサ1の全体が樹脂モールド36で覆われるようにする。これにより、固体電解コンデンサデバイス3を得る(図7)。
図8は、図1の固体電解コンデンサ1の一変形例を説明するための図である。この図は、変形例に係る固体電解コンデンサにおける図2と同様の端面を示している。なお、この図においては、弁金属基体10のみを図示し、その他の要素の図示を省略している。この図に示すように、この変形例においては、突片部14が弁金属基体10における残余領域の表面S1から突出するように弁金属基体10が折り曲げられて形成されている。この変形例によれば、突片部14を位置合わせの目印とすることにより、固体電解コンデンサと回路基板等との位置合わせを容易にすることができる。また、陽極端子部14aと基板30との陽極部32(図8では図示せず)とを確実且つ容易に接触させることができる。
図9は、図1の固体電解コンデンサ1の他の変形例を説明するための図である。この図も、変形例に係る固体電解コンデンサの図2と同様の端面を示しており、弁金属基体以外の図示を省略している。この図に示すように、この変形例に係る固体電解コンデンサは、複数の弁金属基体10,10,10を備えている。これらの弁金属基体10,10,10は、各々の突片部14,14,14が位置合わせされた状態で積層されている。この場合、積層される弁金属基体の数に応じて固体電解コンデンサ全体の静電容量を大きくすることができる。また、弁金属基体として、図8の変形例に係るものを用いることにより、弁金属基体どうしの位置合わせが容易化されている。
実施形態に係る固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサデバイスを作製した。
(1)固体電解コンデンサの作製
図10(a)は、本実施例において作製された固体電解コンデンサ1を示す平面図である。まず、粗面化処理が施され、酸化アルミニウム皮膜が形成されている厚さ100μmで、150μF/cmの静電容量が得られるアルミニウム箔シートから、アルミニウム陽極電極体(弁金属基体)10を、15mm×15mmの平板状となるように、打ち抜き加工により作製した。
打ち抜き加工された電極体10に、打ち抜き加工又はレーザー・トリミング加工により、46個の開口部12を形成した。各開口部12の寸法を図10(b)を用いて説明すると、d1=d4=0.3mm、d2=0.4mm、d3=0.7mmである。
電極体10において、開口部12に囲まれた突片部14の粗面化構造を押圧処理により破壊した。
こうして作製された電極体10において、突片部14の基端部(ここでは0.4mm×0.3mmの領域)にのみ、絶縁層16(図10(a)に斜線で示す)としてシリコーン樹脂をスクリーン印刷で塗布してコーティングした。
その後、突片部14にのみ、紫外線硬化型レジストを両面塗布してコーティングした。
さらに得られた電極体10にアルミ箔からなる電極を一端部に形成し、これを陽極側補助電極とした。続いて、7重量%の濃度で、6.0のpHに調整されたアジピン酸アンモニウム水溶液中に、電極体10が完全に浸漬され、補助電極の一部が水溶液中から突出するように、アジピン酸アンモニウム水溶液中にセットした。
次いで、その補助電極体を陽極とし、化成電流密度が50〜100mA/cm2、化成電圧が8ボルトの条件下で、アジピン酸アンモニウム水溶液中に浸漬されている電極体10の開口部12の切断部端面を中心に陽極酸化させ、酸化アルミニウム皮膜を形成した。
その後、電極体10をアジピン酸アンモニウム水溶液から引き上げ、洗浄後、さらに電極体10の表面上に、化学酸化重合によって、ポリピロールからなる固体高分子電解質層を形成した。
ポリピロールからなる固体高分子電解質層は、精製した0.1モル/リットルのピロールモノマー、0.1モル/リットルのアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムおよび0.05モル/リットルの硫酸鉄(III)を含むエタノール水混合溶液セル中に、電極体10全体が浸漬されるようにし、10分間にわたって、攪拌し、化学酸化重合を進行させ、同じ操作を3回にわたって繰り返して生成した。その結果、表面最大厚さが、約1μmの固体高分子電解質層が形成された。
さらに、こうして得られた固体高分子電解質層の表面に、カーボンペーストを塗布し、さらに、カーボンペーストの表面に、銀ペーストを塗布して、導電体層を形成し、形成後、突片部14に塗布しておいたレジスト層を有機溶媒にて溶解させ、レジストを除去し、突片部14の陽極端子部14aを露出させた。以上の処理によって、固体電解コンデンサ1を作製した。
以上の作業を繰り返して、固体電解コンデンサ1を138個(46×3個)用意した。
(2)基板の作製(各表面の処理)
固体電解コンデンサ1を実装する基板30(図3参照)を作製した。
銅箔厚36μm、厚さ0.3mmのガラスクロス含有耐熱性エポキシ樹脂基板(以下FR4基板と略す)300を、220mm×220mmの寸法に加工した。図11は、このFR4基板300を示す平面図である。FR4基板300の片面300a(固体電解コンデンサを実装する側の面)には、20.0mm×20.0mmの領域内に、コンデンサ素子(15mm×15mm)の配線パターン(図6(b)参照)となるように、レジスト層をパターニング形成した。パターンが形成された20.0mm×20.0mmの領域を、面300a上に100個形成した。他方の面300b(図示せず)には、先にレジスト形成した300a上のランド電極32a,34aのパターンと位置ずれしないように、陽極・陰極ランド電極32b,34b(図4参照)部分を形成するため、面300aと同様の仕様でレジスト層を形成し、パターニングした。その後、既知の手法に基づき、銅箔の不要部分を化学的にエッチングし、所定の配線及び、ランド電極パターンを形成した。以下は、220mm×220mmの基板寸法上に形成された、各20.0mm×20.0mmの領域の処理について説明する。
配線・ランド電極パターンが完了したFR4基板300の面300aにおける20.0mm×20.0mmの領域内に形成された46個の陽極ランド電極32aおよび、46個の陰極ランド電極34aと、もう一方の基板面300b上の、46個の陽極ランド電極(32bおよび、46個の陰極ランド電極34bの所定の位置とが貫設するように、それぞれ、ビアーホール(0.2mm径)を形成した。ビアホール内壁と、300a面のパターニング面、300b面のランド電極面の上に、無電解メッキによって、3μmのニッケルメッキを施し、さらに、その上に、0.08μmの金メッキを施した。
(3)基板上への固体電解コンデンサの実装
作製済みの固体電解コンデンサ1Aにおける陽極端子部14aが、FR4基板300の300a面の陽極ランド電極32aにすべて重なり合うように揃えるように配置し、かつ陰極部である34aには、銀系のエポキシ導電性接着剤を予め塗布しておき、接着して一体化した。この処理を220.0mm×220.0mmの領域内に形成された他のパターン上にも同様に施した。
上記のように実装された固体電解コンデンサ1Aの陽極端子部14aは、陽極ランド電極32a部分と、それぞれNEC製YAGレーザスポット溶接機で溶接して、一体化した。この処理を20.0mm×20.0mmの領域内に形成された46個の陽極端子部14a全てに対し同様に施した。このようにして基板300上に46個の固体電解コンデンサ1を実装した。以下、本実施例において実装した46個の固体電解コンデンサ1を、特に固体電解コンデンサ1Aと表す。
(4)外装・加工から評価まで
FR4基板300の面300a上に固体電解コンデンサ1Aが固定・一体化された後に、面300a上の樹脂厚みが1.2mmとなるように、真空印刷方法によって、FR4基板300の固体電解コンデンサ実装部分をエポキシ樹脂でモールドした。
モールドされたFR4基板300の面300aを上にし、パターンが形成された20.0mm×20.0mmの各領域が互いに分断されるように、所定のマーキング位置を基準にしてダイシング切断を行った。洗浄後、図7に示すような20.0mm×20.0mmのディスクリートタイプの固体電解コンデンサデバイス#1を46個得た。その後、既知の方法にて、固体電解コンデンサに一定の電圧を印加して、エージング処理を行い、漏れ電流を充分に低減させて、完成させた。
実施例1と同様に、コンデンサ実装用のFR4基板300を用意し、実施例1と同様に基板両面に陽極・陰極ランド電極パターンを形成した。
実施例1で作製済みの固体電解コンデンサ1の陽極端子部14aが、基板300の面300aの陽極ランド電極32aにすべて重なり合うように揃えるように配置し、かつ基板300の面300aの陰極ランド電極34bには、銀系のエポキシ導電性接着剤を予め塗布しておき、接着して一体化した。この処理を220.0mm×220.0mmの領域内に形成された他のパターン上にも同様に施した。これにより、面300a上に46個の固体電解コンデンサ1が実装された。以下、ここで実装した46個の固体電解コンデンサ1を固体電解コンデンサ1Bと表す。
さらに、本実施例では、実施例1で作製した残りの46個の固体電解コンデンサ1(以下、固体電解コンデンサ1Cと表す)を既に基板300に固定された固体電解コンデンサ1B上に積層した。すなわち、固体電解コンデンサ1Cの陽極端子部14aが、固体電解コンデンサ1Bの陽極端子部14aと図9のような積層関係になるように、面300aの陽極ランド電極32aにすべて重なり合うように揃えるように配置し、かつ固体電解コンデンサ1Bの導電体層部分に銀系のエポキシ導電性接着剤を予め塗布しておき、この部分と、固体電解コンデンサ素子1Cの導電体層部分とを接着して一体化した。この処理を220.0mm×220.0mmの領域内に形成された他のパターン上にも同様に施した。
上記のように実装された固体電解コンデンサ1Bの陽極電極部14aは、面300aに形成された陽極ランド電極32aと、それぞれNEC製YAGレーザスポット溶接機で溶接して、一体化した。この処理を20.0mm×20.0mmの領域内に形成された46個の陽極端子部14a全てに同様に施した。このようにして基板300上に固体電解コンデンサ1B,1Cを実装した。
以下は実施例1と同様にして、樹脂モールドを行った後、所定の加工を行い、20.0mm×20.0mmのディスクリートタイプの積層型固体電解コンデンサデバイス#2を得た。その後、既知の方法にて、固体電解コンデンサに一定の電圧を印加して、エージング処理を行い、漏れ電流を十分に低減させて、完成させた。
こうして得られた固体電解コンデンサデバイス#1,#2を、所定の評価用基板に半田固定し、その電気的特性について、アジレントテクノロジー社製インピーダンスアナライザー4194A、ネットワークアナライザー8753Dを用いて、静電容量およびS21特性を測定し、得られたS21特性をもとに、等価回路シミュレーションを行い、静電容量、ESR、ESL値を決定した。
その結果、固体電解コンデンサデバイス#1,#2に形成された固体電解コンデンサの特性は、表1のように得られた。
Figure 2005142437
本発明は、以上の実施形態および実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上述した実施例による構成によれば、互いに隣り合う陽極リード電極および陰極リード電極を流れる電流によって生ずる磁場が相殺される効果を産み出すことができるので、電解コンデンサのESLを低減させることが可能である。
本発明による固体電解コンデンサの一実施形態を示す斜視図である。 図1の固体電解コンデンサ1を示すII−II線に沿った端面図である。 本発明による固体電解コンデンサデバイスの一実施形態を示す側面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ図3の基板30の表面30a及び裏面30bを示す平面図である。 (a)及び(b)は、図1の固体電解コンデンサ及び図3の固体電解コンデンサデバイス3を製造する方法の一例を示す工程図である。 (a)及び(b)は、図1の固体電解コンデンサ及び図3の固体電解コンデンサデバイス3を製造する方法の一例を示す工程図である。 図1の固体電解コンデンサ及び図3の固体電解コンデンサデバイス3を製造する方法の一例を示す工程図である。 図1の固体電解コンデンサ1の一変形例を説明するための図である。 図1の固体電解コンデンサ1の他の変形例を説明するための図である。 (a)及び(b)は、実施例に係る固体電解コンデンサ1を説明するための図である。 実施例に係る基板30を説明するための図である。 従来の固体電解コンデンサを示す断面図である。
符号の説明
1…固体電解コンデンサ、3…固体電解コンデンサデバイス、10…弁金属基体、12…開口、14…突片部、14a…陽極端子部、16…絶縁層、22…誘電体層、24…固体高分子電解質層、26…導電層、30…基板、32…陽極部、34…陰極部、36…樹脂モールド。

Claims (7)

  1. 所定領域の周囲を該周囲の一部を残して囲むように開口が形成された弁金属基体と、
    前記弁金属基体の表面に、前記所定領域の一部が露出するように形成された誘電体層と、
    前記誘電体層の上に形成された固体電解質層と、
    前記弁金属基体における前記所定領域と、前記固体電解質層とを電気的に絶縁する絶縁層と、
    を備えることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記固体電解質層は、前記弁金属基体の両面側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記弁金属基体を複数備え、当該複数の弁金属基体は、各々の前記所定領域が位置合わせされた状態で積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記弁金属基体における前記所定領域が、折り曲げられて形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 所定領域の周囲を該周囲の一部を残して囲むように開口が形成された弁金属基体、前記弁金属基体の表面に、前記所定領域の一部が露出するように形成された誘電体層、前記誘電体層の上に形成された固体電解質層、及び前記弁金属基体における前記所定領域と前記固体電解質層とを電気的に絶縁する絶縁層を有する固体電解コンデンサと、
    前記弁金属基体における前記所定領域に電気的に接続される陽極部、及び前記固体電解質層に電気的に接続される陰極部を有する基板と、
    を備えることを特徴とする固体電解コンデンサデバイス。
  6. 前記陽極部及び前記陰極部は、前記基板を貫通して設けられていることを特徴とする請求項5に記載の固体電解コンデンサデバイス。
  7. 前記弁金属基体において、前記所定領域は複数設けられており、
    前記基板には、前記弁金属基体における前記所定領域のそれぞれに対応して前記陽極部が複数設けられ、
    前記陰極部は、複数の前記陽極部のうち互いに近接する複数の陽極部の間に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の固体電解コンデンサデバイス。
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