JP4854945B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents
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Description
第1の実施形態に係わる固体電解コンデンサ1に類似した固体電解コンデンサを、以下のように作製した。なお、ここで作製した固体電解コンデンサは、固体電解コンデンサ1とはコンデンサ素子の数が異なっている。
まず、粗面化処理が施され、更に酸化アルミニウム皮膜が形成されている厚さ100μmのアルミニウム箔シートを用意する。なお、このアルミニウム箔シートからは、250μF/cm2の静電容量が得られる。アルミニウム箔シートを、図1に示したコンデンサ素子の形状となるように打ち抜き加工し、面積が0.1cm2であるアルミニウム陽極電極体を作製した。そして、このようなアルミニウム陽極電極体において、4つの突出部のうち基端部よりも先端側部分の粗面化構造を押圧処理により破壊し、更に破壊部分の一部にエポキシ樹脂を塗布して樹脂層(絶縁部)を形成した。
基板として、厚さ35μmの配線パターン及び端子パターンが印刷され、縦7.3mm×横4.3mm×厚さ0.5mmのサイズを有するガラスクロス含有耐熱性エポキシ樹脂基板(以下、FR4基板と称す)を以下のようにして準備した。
先に作製した4枚のコンデンサ素子の陽極部が互いに重なり合うように揃えて、4枚のコンデンサ素子を積層すると共に、各コンデンサ素子の陰極部(ペースト層)を導電性接着剤で接着して一体化した積層体を作製した。
こうして得られた2端子型固体電解コンデンサのサンプル♯1の電気的特性について、アジレントテクノロジー社製のインピーダンスアナライザー4194A、ネットワークアナライザー8753Dを用いて、静電容量及びS21特性を測定し、そのS21特性を基に等価回路シミュレーションを行い、等価直列抵抗(ESR)及び等価直列インダクタンス(ESL)を決定した。
第3の実施形態に係わる固体電解コンデンサ50に類似した固体電解コンデンサを、以下のように作製した。なお、ここで作製した固体電解コンデンサは、固体電解コンデンサ50とはコンデンサ素子の数が異なっている。
上述した[実施例1]と同様の方法により、[実施例1]と同様のコンデンサ素子を4つ作製した。
上述した[実施例1]と同様の方法を用いて、上面に形成された配線パターン(図11参照)と、下面に形成された端子パターン(図12参照)と、配線パターンと端子パターンとを接続する複数のスルーホールとを有するFR4基板を作製した。なお、FR4基板のサイズは、[実施例1]と同様である。
上述した[実施例1]と同様の方法を用いて、4枚のコンデンサ素子を一体化した積層体をFR4基板に固定し、更にエポキシ樹脂でモールドした。そして、これを上記と同様にダイシング切断し、更に洗浄することにより、7.3mm×4.3mmの多端子用コンデンサ素子を内蔵したディスクリートタイプの3端子型固体電解コンデンサのサンプル♯2を得た。その後、上記と同様にエージング処理を行い、固体電解コンデンサのサンプル♯2を完成させた。
こうして得られた2端子型固体電解コンデンサのサンプル♯2の電気的特性について、上述した[実施例1]と同様の機器を用いて、静電容量及びS21特性を測定し、そのS21特性を基に等価回路シミュレーションを行い、ESR及びESLを決定した。
まず、粗面化処理が施され、更に酸化アルミニウム皮膜が形成されている厚さ100μmのアルミニウム箔シートを用意する。なお、このアルミニウム箔シートからは、250μF/cm2の静電容量が得られる。アルミニウム箔シートを、図16に示すようなコンデンサ素子100の形状となるように打ち抜き加工し、面積が0.2cm2であるアルミニウム陽極電極体を作製した。そして、このようなアルミニウム陽極電極体において、陰極形成領域を除く領域の粗面化構造を押圧処理により破壊し、その粗面化破壊部分の一部にエポキシ樹脂を塗布して樹脂層(絶縁部)101を形成した。なお、粗面化破壊部分における絶縁部101を除く領域は、陽極部102を形成している。
Claims (5)
- 1枚のコンデンサ素子と、
前記1枚のコンデンサ素子が一面に載置され、電子回路基板に2端子で実装するための基板とを備え、
前記コンデンサ素子は、弁金属基体の一部領域で形成される少なくとも3つの陽極部と、前記弁金属基体における前記各陽極部を除く領域の表面上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成される陰極部とを有し、
前記陽極部は、前記陰極部を挟むように前記陰極部の両側に形成されており、
前記基板の前記一面には、前記基板の一方の側面側から他方の側面側に向けて平行に延在し前記コンデンサ素子の前記陽極部とそれぞれ接続される2つの陽極固定部を有する陽極配線パターンと、前記2つの陽極固定部に挟まれる領域を有し、前記コンデンサ素子の前記陰極部と接続される陰極配線パターンとが設けられ、
前記基板の他面には、前記基板を貫通する陽極用スルーホールを介して前記陽極配線パターンと接続された陽極端子パターンと、前記基板を貫通する陰極用スルーホールを介して前記陰極配線パターンと接続された陰極端子パターンとが設けられており、
前記陽極配線パターンは、前記2つの陽極固定部同士をつなぐ配線接続部を更に有し、
前記陽極用スルーホールは、前記陽極配線パターンにおける前記配線接続部を含む領域に形成されており、
前記陽極端子パターン及び前記陰極端子パターンは、前記基板の他面に1つずつ設けられていることを特徴とする固体電解コンデンサ。 - 前記配線接続部上における前記陰極部と重なる領域にはレジスト層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサ。
- 前記陰極用スルーホールは、前記陰極配線パターンにおける前記配線接続部側の領域に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の固体電解コンデンサ。
- 1枚のコンデンサ素子と、
前記1枚のコンデンサ素子が一面に載置され、電子回路基板に3端子で実装するための基板とを備え、
前記コンデンサ素子は、弁金属基体の一部領域で形成される少なくとも3つの陽極部と、前記弁金属基体における前記各陽極部を除く領域の表面上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成される陰極部とを有し、
前記陽極部は、前記陰極部を挟むように前記陰極部の両側に形成されており、
前記基板の前記一面には、前記基板の一方の側面側から他方の側面側に向けて平行に延在し前記コンデンサ素子の前記陽極部とそれぞれ接続される2つの陽極固定部を有する陽極配線パターンと、前記2つの陽極固定部に挟まれる領域を有し、前記コンデンサ素子の前記陰極部と接続される陰極配線パターンとが設けられ、
前記基板の他面には、前記基板を貫通する陽極用スルーホールを介して前記陽極配線パターンと接続された陽極端子パターンと、前記基板を貫通する陰極用スルーホールを介して前記陰極配線パターンと接続された陰極端子パターンとが設けられており、
前記陰極用スルーホールは、前記陰極配線パターンにおける前記陽極固定部の延在方向の一端側領域に形成された第1スルーホールと、前記陰極配線パターンにおける前記陽極固定部の延在方向の他端側領域に形成された第2スルーホールとを含み、
前記陽極用スルーホールは、前記各陽極固定部における前記第1スルーホールと前記第2スルーホールとの間に挟まれた領域に形成されており、
前記陽極端子パターンは、前記基板の他面に1つ設けられ、
前記陰極端子パターンは、前記陽極端子パターンを挟むように前記基板の他面に2つ設けられていることを特徴とする固体電解コンデンサ。 - 1枚のコンデンサ素子と、
前記1枚のコンデンサ素子が一面に載置され、電子回路基板に3端子で実装するための基板とを備え、
前記コンデンサ素子は、弁金属基体の一部領域で形成される少なくとも3つの陽極部と、前記弁金属基体における前記各陽極部を除く領域の表面上に固体電解質層及び導電体層を積層して形成される陰極部とを有し、
前記陽極部は、前記陰極部を挟むように前記陰極部の両側に形成されており、
前記基板の前記一面には、前記基板の一方の側面側から他方の側面側に向けて平行に延在し前記コンデンサ素子の前記陽極部とそれぞれ接続される2つの陽極固定部を有する陽極配線パターンと、前記2つの陽極固定部に挟まれる領域を有し、前記コンデンサ素子の前記陰極部と接続される陰極配線パターンとが設けられ、
前記基板の他面には、前記基板を貫通する陽極用スルーホールを介して前記陽極配線パターンと接続された陽極端子パターンと、前記基板を貫通する陰極用スルーホールを介して前記陰極配線パターンと接続された陰極端子パターンとが設けられており、
前記陽極用スルーホールは、前記各陽極固定部に形成され、
前記陰極用スルーホールは、前記陰極配線パターンにおける前記各陽極固定部に挟まれた領域に形成されており、
前記陰極端子パターンは、前記基板の他面に1つ設けられ、
前記陽極端子パターンは、前記陰極端子パターンを挟むように前記基板の他面に2つ設けられていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
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