JP3543955B2 - チップ型固体電解コンデンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ型固体電解コンデンサに関し、より詳しくは、コンデンサ素子と陽極端子及び陰極端子の構造と接続方法に改良を加えたチップ型固体電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。図13は、図12のA―A’線に沿った断面図である。図12と図13を参照して従来のチップ型固体電解コンデンサについて説明する。コンデンサ素子1の表面の陰極層は、導電性接着剤3を介して陰極端子5に接着され、そのコンデンサ素子1から出ている陽極リード線2が、陽極端子4と溶接されている。陰極端子5と陽極端子4の露出部以外が外装樹脂6で覆われており、その露出部が外装樹脂6の両側面の外壁に沿って折り曲げられている。
【0003】
特に陰極端子5は、図13に示すように、外装樹脂6を成型する際に製品の側面中央から引き出すためにコンデンサ素子1を受ける様に予め段差のある形状に加工を行っている。この段差形状の陰極端子5を外装樹脂6によって保持する強度を確保するために陰極端子5上部に所定の厚さ以上の外装樹脂6が形成されている。
【0004】
また、陽極リード線2と陽極端子4の溶接部は陽極端子4と陰極端子5の後加工に伴って剥離するのを防止するために外装樹脂6内部に保護されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来のチップ型固体電解コンデンサには次のような課題があった。
(1)同じケースサイズのコンデンサでは、ケース内に収容されるコンデンサ素子1のサイズが陽極リード線2と陽極端子4の溶接部寸法と陰極端子5の段差形状に制約される。電子部品の形状は応用電子機器の小型化,高機能化に伴い、より小型化することが求められているが、ケースサイズの小型化を図ろうとすると、陽極リード線と陽極端子の溶接部と陰極端子の段差形状を外装樹脂内に確保するためにコンデンサ素子サイズを犠牲にする必要がある。また、コンデンサ素子体積効率を高めようとすると、陰極端子の外装樹脂の厚みが確保できなくなり、外装樹脂による陰極端子を保持する強度を犠牲にしなければならず、両者を同時に満足させることが困難であった。
(2)陽極端子4と陰極端子5の露出部は、外装樹脂6形成後、折り曲げ加工によって外装樹脂6の両側面の外壁に沿うように成形されており、端子形状を顧客の要求に合わせて自由に変更することが困難であり、実装効率が悪くなる場合がある。さらに、これらの端子形状の寸法精度にバラツキが生じやすく、実装性に影響を与える。
【0006】
上記の従来のチップ型固体電解コンデンサの問題点を解決する方法が特許第2707863号公報に開示されている。この技術では、固体電解コンデンサ素子の上面および下面に耐熱性樹脂板を配置し、耐熱性樹脂板の両端部に設けたスルーホールにコンデンサ素子の陰極層とコンデンサ素子に植立された陽極リード線を導電性接着剤またははんだを介して直接接続している。耐熱性樹脂板のスルーホールは外部接続端子として機能する。
【0007】
上記公報の技術では、陰極端子は折り曲げて成形する必要がなく、上記の(1)および(2)の問題点の解決には効果が得られているものの、コンデンサをプリント配線板に実装する際に、陽極リードと導電性接着剤との界面が剥離しやすく、また、陽極リードをはんだでスルーホールに直接接続した場合には、そのはんだが溶融して陽極リードが完全にオープン状態になる課題があった。
【0008】
本発明の目的は、上記の従来技術の問題点を解決し、陽極端子及び陰極端子のフレキシビリティと寸法精度の向上と大きな素子ペレット領域が確保されたチップ型固体電解コンデンサを提供することにある。
【0009】
更に、本発明は、端子のフレキシビリティを確保することで極性管理が要らない4端子構造に対応し、端子の寸法精度を確保することでPWBのランドサイズの縮小化に対応し、実装効率と体積効率の優れた固体電解コンデンサを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の構成のチップ型固体電解コンデンサは、絶縁板の上面に対して設けられた第1のランドおよび第2のランドを備え、前記絶縁板の下面に対角線上に設けられた2対の4端子を備え、前記各対の前記端子が前記絶縁板に設けられたバイアホールおよび内部配線によってそれぞれ接続され、前記第1のランドおよび前記第2のランドが前記各対のどちらの一方の前記端子に前記絶縁板に設けられたスルーホールにより接続されたプリント回路板と、前記第1のランド表面に植立された導電材と、陽極リード線および陰極層を備え、前記陽極リード線が前記導電材に接続され、前記陰極層が導電性接着剤を介して前記第2のランドに接続されて前記プリント回路板上に搭載されたコンデンサ素子とを備え、前記コンデンサ素子を含む前記プリント回路板上全面が外装樹脂によって外装されていることを特徴とする。
【0015】
上記の本発明の第1の構成において、前記コンデンサ素子は、2個以上並列に接続して前記プリント回路板上に実装することができる。また、前記陽極リード線と前記導電材は、溶接によって接続することができる。
【0016】
本発明の第2の構成のチップ型固体電解コンデンサは、第1の絶縁板の上面に対して設けられた第1のランドおよび第2のランドを備え、前記第1の絶縁板の下面に対角線上に設けられた2対の4端子を備え、前記各対の前記端子が前記第1の絶縁板に設けられたバイアホールおよび内部配線によってそれぞれ接続され、前記第1のランドおよび前記第2のランドが前記各対のどちらの一方の前記端子に前記第1の絶縁板に設けられたスルーホールにより接続されているプリント回路板と、前記第1のランド表面に植立された導電材と、陽極リード線および陰極層を備え、前記陽極リード線が前記導電材に接続され、前記陰極層が導電性接着剤を介して前記第2のランドに接続されて前記プリント回路板上に搭載されたコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の表面に前記プリント回路板に対向して設けられた第2の絶縁板とを備えたことを特徴とする。
【0017】
上記の本発明の第2の構成において、前記コンデンサ素子は、2個以上並列に接続して前記プリント回路板上に実装することができる。また、前記陽極リード線と前記導電材は、溶接によって接続することができる。
【0018】
上記の本発明の第1および第2の構成において、前記4端子の表面にはんだボールを設け、BGA型の固体電解コンデンサとすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。図2は、図1のA―A’線に沿った断面図である。図1、図2において、図12、図13に示した従来例の部分と同等の部分には同じ参照番号が付せられているので重複する説明は省略する。
【0021】
本実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、絶縁板20の上面に陽極接続ランド7と陰極接続ランド8を備え、下面に該各ランドと絶縁板20に設けられた陽極スルーホール9および陰極スルーホール10のそれぞれを介して接続されている陽極端子4および陰極端子5をそれぞれ備えたプリント回路板(PWB12で示す)と、陽極接続ランド7表面に植立された陽極リード11と、一側面に陽極リード線2が植立され、他の側面に陰極層(表示していない)が形成され、陽極リード線2を陽極リード7に接続し、該陰極層を導電性接着剤3を介して陰極接続ランド8に接続されてPWB12上に搭載されたコンデンサ素子1と、PWB12上のコンデンサ素子を外装した外装樹脂6とを備えている。
【0022】
陽極リード線2と陽極リード11の接続は溶接によって行われており、本部品の実装時のはんだ付け温度による陽極リード線2と陽極リード11の接続性信頼性の低下を防止している。
【0023】
PWB12の絶縁板20の材料には厚さ0.1〜0.3mmのエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂等が使用できる。またPWB12の陽極接続ランド7、陰極接続ランド8、陽極端子4、陰極端子5および陽極スルーホール9、陰極スルーホール10は銅金属膜からなり、表面にNiめっきとAuめっきを施すことができる。なお、PWB12は通常のプリント配線技術によって製造できる。
【0024】
陽極リード11の材料には、銅(Cu)、銅合金または鉄ニッケル(Fe―Ni)合金が使用できる。
【0025】
陽極接続ランド7への植立方法としては、導電性接着剤またははんだ付けによって行うことができる。
【0026】
コンデンサ素子1は、陽極リード線2を植立したタンタル金属からなる陽極体に公知の手段で順次誘電体層、固体電解質層、陰極層を形成することによって形成される。外装樹脂6にはエポキシ樹脂が使用され、トランスファーモールド成型によってPWB12上に形成される。
【0027】
次に、図1、図2を参照して本実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの製造方法を説明する。
【0028】
まず、エポキシ樹脂製の両面銅張り絶縁板20に穴明けした後、銅めっきとエッチングにより絶縁板20の両面に矩形状の陽極接続ランド7、陰極接続ランド8、陽極端子4、陰極端子5、両面の各ランドと各端子を接続する陽極スルーホール9および陰極スルーホール10を形成してPWB12を製造する。両面銅張り絶縁板の銅箔の厚さは5〜18μm、銅めっきは電気めっき銅または無電銅めっきで10〜25μmの厚さに形成される。また、絶縁板20に穴明けされる穴径(直径)は0.25〜5mmである。
【0029】
次に、陽極接続ランド7の表面に銀、銅、ニッケル等を含む導電性接着剤を使用して銅(Cu)、銅合金または鉄ニッケル(Fe―Ni)合金からなる陽極リード11を接続する。導電性接着材の代わりに通常のはんだ付けを使用することもできる。
【0030】
次に公知の技術によりタンタル金属からなる陽極体に陽極リード線2を植立し、この陽極体に順次誘電体層、固体電解質層、陰極層を形成することによって形成されタコンデンサ素子1を準備する。このコンデンサ素子をPWB上に配置する。陰極層がPWB12の陰極接続ランド上に、陽極リード線2が陽極リード11上くるように位置調整し、コンデンサ素子1の陰極層を銀、銅、ニッケル等を含む導電性接着剤を介してPWB12の陰極接続ランド8に接続する。
【0031】
次に、陽極リード線2を陽極リード11に溶接した後、PWB12上全体をエポキシ樹脂粉末を使用してトランスファーモールド法によって樹脂外装し、チップ型固体電解コンデンサが完成する。
【0032】
なお、大きなサイズの絶縁板を使用して、この絶縁板に複数個のPWB12を形成し、この複数個のPWB12上にコンデンサ素子1を実装してトランスファーモールド法によって樹脂外装後、切断加工によって個別のチップ型固体電解コンデンサに分離してもよい。
【0033】
上記の本発明の第1の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、PWB12がコンデンサ素子1の接続と端子構造を兼ね、陽極リード線2が陽極リード11に溶接され、溶接寸法を最小限とすることができる。また、コンデンサ素子1の陰極層が陰極接続ランド8に導電性接着剤3にて接続されるため、外装樹脂6の厚みをコンデンサ素子1を覆う最小限の厚さにすることが可能になることから、同一ケースサイズにおいてより大きなコンデンサ素子1を入れることが可能となり、チップ型固体電解コンデンサの体積効率を改善できる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサについて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図であり、図4は、図3のA―A’線に沿った断面図である。本実施の形態では、上記の本発明の第1の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの樹脂外装をする代わりに、PWB12上に搭載したコンデンサ素子1の上面に簡易外装板14を接着剤13にて接着したことを特徴としている。
【0035】
この第2の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、PWB12がコンデンサ素子1の接続と端子構造を兼ね、陽極リード線2と陽極リード11に溶接される。コンデンサ素子1の陰極層は、陰極接続ランド8に導電性接着剤3にて接続され、端子の後加工が無いために外装が不要となり、チップ型固体電解コンデンサの実装性を確保するために必要な簡易外装板14を接着剤13にて接着することで外装が完了する。そのために、外装工程とこれに伴うバリ取り工程を簡略化できる。
【0036】
なお、本実施の形態のチップ型固体電解コンデンサはPWB12の製造から、コンデンサ素子1をこのPWB12に実装するまでは、上記の第1の実施の形態と同様な工程によって行われる。
【0037】
次に、本発明の第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサについて説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図であり、図6は、図5のA―A’線に沿った断面図である。本実施の形態では、上記の第2の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサに対して、PWB12上にコンデンサ素子1aとコンデンサ素子1bを並列に2個実装した場合である。
本実施の形態では、導電性接着剤3を介してコンデンサ素子1aとコンデンサ素子1bの陰極層がそれぞれ陰極接続ランド8に接着されており、さらにコンデンサ素子1aの陽極リード線2aとコンデンサ素子1bの陽極リード線2bがそれぞれ陽極リード11に溶接してチップ型固体電解コンデンサを得る。
【0038】
この第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、従来のチップ型固体電解コンデンサがコンデンサ素子1の1個に対して陽極端子4と陰極端子5がそれぞれ1対必要なのに対して、コンデンサ素子を複数並列に並べて1個のチップ型固体電解コンデンサとすることが可能となり、個々のコンデンサ素子の大容量化を行うことなく、容易に大容量のチップ型固体電解コンデンサを得ることができるという効果がある。なお、本実施の形態では、PWB12上に並列接続して実装するコンデンサ素子の数は2個以上であってもよく、また、簡易外装板14の代わりに、上記の第1の実施の形態のように、コンデンサ素子を含むPWB12上全体を樹脂外装してもよい。
【0039】
次に、本発明の第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサについて説明する。図7は、本発明の第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図であり、図8は、図7のA―A’線に沿った断面図である。また、図9は、本実施の形態のチップ型固体電解コンデンサのPWBの一部を切り開いて示す斜視図である。
【0040】
本実施の形態では、上記の第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサに対してPWB12として4層板を使用している。PWB12上は、陽極端子a4aと陽極端子b4b及び陰極端子a5aと陰極端子b5bをそれぞれ対角線上に備え、陽極スルーホール9と中間層の陽極回路15にて陽極端子a4aと陽極端子b4bを接続している。また、陽極リード11と陽極回路15を陽極スルーホール9にて接続され、陰極スルーホール10と中間層の陰極回路16にて陰極端子a5aと陰極端子b5bが接続されている。さらに陰極接続ランド8と陰極回路16を陰極スルーホール10にて接続している。この後、上記の第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサと同様にコンデンサ素子a1aとコンデンサ素子b1bを並列に並べてPWB12上に実装して、外装樹脂6にて外装されて第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサを得る。
【0041】
この第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、従来のチップ型固体電解コンデンサが実装時の極性を確保するため、梱包形態を一方向に極性を整列させたキャリアテープとして出荷する必要があったのに対して、実装を行うPWBのランドの形状と極性を4端子構造に対応することで、梱包形態をコンデンサ形状の方向を揃えたバルク形態に変更できるという効果がある。なお、本実施の形態では、外装樹脂6で外装する代わりに、上記の第2の実施の形態のように、簡易外装板14を使用して簡易外装することができる。
【0042】
図10は、本発明の第5の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図であり、図11は、図10のA―A’線に沿った断面図である。本実施の形態では、第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサに対して陽極端子及び陰極端子にそれぞれはんだボールを接続したBGA陽極端子a17aとBGA陽極端子b17b及びBGA陰極端子a18aとBGA陰極端子b18bが形成された場合である。
【0043】
この第5の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサは、第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサに対して、陽極端子および陰極端子にはんだボールを接続しBGAパッケージとしているため、実装を行うPWBのランドの接続面積を縮小でき、PWBのランドサイズの縮小によりランド間の配線を増やすことができるという効果がある。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のチップ型固体電解コンデンサでは、次のような効果が得られる。
(1)陽極リード線と陽極リード接続が溶接によって行われるために、接続信頼性のすぐれたチップ型固体電解コンデンサが得られる。
(2)PWBでコンデンサ素子の接続と端子構造を兼ねるため、陽極リード線と陽極リードの溶接寸法を最小限とすることができ、また、コンデンサ素子の陰極層が陰極接続ランドに導電性接着剤にて接続するため、外装樹脂の厚みをコンデンサ素子を覆う最小限の厚さにすることできコンデンサの体積効率を改善できる。したがって、既存のケースサイズでのコンデンサ素子の大型化に対して、体積効率を最大限確保することができる効果がある。
(3)これに付随して、簡易外装板を接着して実装性を確保することで、外装工程とこれに伴うバリ取り工程を簡略化できるという効果がある。
(4)コンデンサ素子を複数並列に並べて1個のチップ型固体電解コンデンサとすることが可能となり、コンデンサ素子を大容量化することなく、容易に大容量のチップ型固体電解コンデンサを得ることができる。
(5)PWBのランドによる端子形状は、前加工を行うことにより端子となるランド形状を4端子構造やBGAパッゲージ対応に容易に変更が可能であり、形状の精度も高い。さらに、この4端子構造は極性管理を必要とせず、チップ型固体電解コンデンサの梱包形態を極性方向を一定とするキャリアテープからバルク形態に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図2】図1のA―A’線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図4】図3のA―A’線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図6】図5のA―A’線に沿った断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図8】図7のA―A’線に沿った断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサのPWBの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図11】図10のA―A’線に沿った断面図である。
【図12】従来のチップ型固体電解コンデンサの一部を切り開いて示す斜視図である。
【図13】図12のA―A’線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子
1a コンデンサ素子a
1b コンデンサ素子b
2 陽極リード線
3 導電性接着剤
4 陽極端子
4a 陽極端子a
4b 陽極端子b
5 陰極端子
5a 陰極端子a
5b 陰極端子b
6 外装樹脂
7 陽極接続ランド
8 陰極接続ランド
9 陽極スルーホール
10 陰極スルーホール
11 陽極リード
12 PWB
13 接着剤
14 簡易外装板
15 陽極回路
16 陰極回路
17a BGA陽極端子a
17b BGA陽極端子b
18a BGA陰極端子a
18b BGA陰極端子b

Claims (8)

  1. 絶縁板の上面に対して設けられた第1のランドおよび第2のランドを備え、前記絶縁板の下面に対角線上に設けられた2対の4端子を備え、前記各対の前記端子が前記絶縁板に設けられたバイアホールおよび内部配線によってそれぞれ接続され、前記第1のランドおよび前記第2のランドが前記各対のどちらの一方の前記端子に前記絶縁板に設けられたスルーホールにより接続されたプリント回路板と、
    前記第1のランド表面に植立された導電材と、
    陽極リード線および陰極層を備え、前記陽極リード線が前記導電材に接続され、前記陰極層が導電性接着剤を介して前記第2のランドに接続されて前記プリント回路板上に搭載されたコンデンサ素子とを備え、
    前記コンデンサ素子を含む前記プリント回路板上全面が外装樹脂によって外装されていることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  2. 前記コンデンサ素子が2個以上並列に接続されて前記プリント回路板上に実装されていることを特徴とする請求項記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  3. 前記陽極リード線と前記導電材が溶接によって接続されていることを特徴とする請求項または記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  4. 第1の絶縁板の上面に対して設けられた第1のランドおよび第2のランドを備え、前記第1の絶縁板の下面に対角線上に設けられた2対の4端子を備え、前記各対の前記端子が前記第1の絶縁板に設けられたバイアホールおよび内部配線によってそれぞれ接続され、前記第1のランドおよび前記第2のランドが前記各対のどちらの一方の前記端子に前記第1の絶縁板に設けられたスルーホールにより接続されているプリント回路板と、
    前記第1のランド表面に植立された導電材と、
    陽極リード線および陰極層を備え、前記陽極リード線が前記導電材に接続され、前記陰極層が導電性接着剤を介して前記第2のランドに接続されて前記プリント回路板上に搭載されたコンデンサ素子と、
    前記コンデンサ素子の表面に前記プリント回路板に対向して設けられた第2の絶縁板とを備えていることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
  5. 前記コンデンサ素子が2個以上並列に接続されて前記プリント回路板上に実装されていることを特徴とする請求項記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  6. 前記陽極リード線と前記導電材が溶接によって接続されていることを特徴とする請求項または記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  7. 前記4端子の表面にはんだボールが設けられていることを特徴とする請求項のいずれかに記載のチップ型固体電解コンデンサ。
  8. 前記導電材が銅、銅合金または鉄ニッケル合金であることを特徴とする請求項のいずれかに記載のチップ型固体電解コンデンサ。
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