JP2005138023A - チェーンフライト式汚泥掻寄機 - Google Patents

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斎 川尻
Yosuke Sakamoto
陽介 坂元
Yoshiharu Numata
好晴 沼田
Toshio Koyakata
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【課題】 チェーンの歯飛びを検知し、チェーンの破断や、フライトの破損等を未然に防止することが可能なチェーンフライト式汚泥掻寄機を提供する。
【解決手段】 上記課題を達成するためのチェーンフライト式汚泥掻寄機は、一対のチェーン16a、16bが掛け回される対向する従動スプロケット14の同位置に検知部としての金属板24と、前記金属板24を検知して信号を発信する検知手段としての近接スイッチ26とを設ける。前記近接スイッチ26には、前記信号を取得して、当該信号の発信に時間差が生じた場合に汚泥掻寄機を停止させる制御部30が接続されて成ることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、下水処理場・浄水場または産業排水処理場等で使用される汚泥掻寄機に係り、特に2連以上の主務チェーンを有するチェーンフライト式汚泥掻寄機に関する。
下水処理場や浄水場及び産業排水処理場では、流入水中に含まれる塵芥をスクリーンによって除去し、スクリーンによって除去できない汚泥等は、流入水を沈殿槽に導入して沈殿させる。沈殿した汚泥は、沈殿層に設置された汚泥掻寄機(ここでは特にチェーンフライト式汚泥掻寄機)によって沈殿槽底部に設けられた汚泥ピットへと掻き寄せられる。
チェーンフライト式汚泥掻寄機は、2連の無端チェーンと、沈殿槽の側壁側に対向して設けられる、複数の従動スプロケットと、同じく対向して設けられる一対の駆動スプロケットと、前記2連のチェーンに一定間隔を置いて掛け渡される複数の掻寄板(フライト)とから構成される。なお、前記無端チェーンは、双方が同じ軌道を採るようにそれぞれのスプロケットに巻き掛けられる。
上記構成のチェーフライト式汚泥掻寄機では、汚泥の掻き寄せ時にフライトに過負荷がかかった場合等に、巻き掛けからチェーンが外れて、歯飛びが生じる場合がある。2連のチェーンが同様に歯飛びを生じさせるのであれば、問題に成らない場合もあるが、一方のチェーンのみに歯飛びが生じる場合も多い。一方のチェーンのみに歯飛びが生じた場合には、フライトが傾いたり、チェーンの何れかに負荷がかかるため、機器の破損を生じさせる虞がある。
このような現状を鑑み、チェーンのズレや破損を検出する方法が、特許文献1に記載されている。
特開平9−122404号公報
しかし、特許文献1に記載されている方法は、チェーンの破断を前提としたものであり、チェーンの伸びが一定値以上生じる、又はチェーンの軌跡が大きく変わることによって、破断等を検出することが可能なものである。また、チェーンのズレを検出する方法としてフライトの傾きを測定する方法が挙げられている。しかし、これらの方法はいずれも超音波の反射による画像処理を行っている。このため、データ処理が煩雑となり、検出精度を向上させようとする場合には、使用機器も高価なものとなりがちである。
本発明では、比較的安価に、かつチェーンの微小なズレから大きなズレまで設定範囲内で検知することができ、チェーンの破断や、フライトの破損等を未然に防止することが可能なチェーンフライト式汚泥掻寄機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機は、チェーンフライト式汚泥掻寄機において、一対のチェーンが掛け回される対向する従動スプロケットの同位置に設けられた検知部と、前記検知部を検知して信号を発信する検知手段とが設けられ、前記検知手段には、前記信号を取得して、当該信号の発信に時間差が生じた場合に汚泥掻寄機を停止させる制御部が接続されて成ることを特徴とする。
なお、前記検知部は、対を成すチェーンのズレが許容される以上の間隔となる送り間隔をおいて配置されるようにすると良い。
また、本発明に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機は、チェーンフライト式汚泥掻寄機において、一対のチェーン間に掛け渡されたフライトの長手方向両端部の通過を検知して信号を発信する検知手段が備えられ、前記検知手段には、前記信号を取得し、当該信号の発信に時間差が生じた場合に汚泥掻寄機を停止させる制御部が接続されて成ることを特徴とすることもできる。
また、上記チェーンフライト式汚泥掻寄機にあっては、前記信号の発信に、設定された値を超える時間差が生じた場合に、汚泥掻寄機を停止させるようにすることもできる。
さらに、上記のようなチェーンフライト式汚泥掻寄機では、予めチェーンの歯飛びを防止することが望ましい。このため、スプロケット近傍に設けられた土台と、前記土台にリンク機構を介して設けられるチェーン押さえ部と、前記チェーン押さえ部をこの原理を利用して前記チェーンに押付ける弾性体とから成るチェーンガイドを設けると良い。
このようなチェーンガイドを設けることにより、チェーンの伸び等により、チェーンが浮き上がりやすい巻き掛け箇所においても、チェーンを巻き掛けるスプロケットに付勢させることができるため、歯飛びや、脱落といった現象を防止することができる。
上記のようなチェーンフライト式汚泥掻寄機において、従動スプロケットに設ける検知部を初期設定において同位置となるように設け、それを検知手段で検知するようにすることで、良好な運転状態を保っている場合には、双方の従動スプロケットに設けられた検知手段は、同時に信号を発信し、双方のチェーン等にズレが生じた場合には、前記従動スプロケットの検知部が同期しなくなり、検知手段の信号の発信にも時間差が生じる。よって、汚泥掻寄機の異常を検知することができ、チェーンの破断や機器の破損を未然に防ぐことができる。また、検知手段には、近接スイッチ等を用いればたりるため、比較的安価に構成することが可能となる。
また、前記検知部を、対を成すチェーンのズレが許容される以上の間隔となる送り間隔をおいて配置することにより、チェーンのズレが検知部の設置間隔と同じであったために歯飛び等を検知できないということを防止することができ、検知ミスによるチェーンの破断や機器の破損を防止することができる。
また、一対のチェーン間に掛け渡されたフライトの長手方向両端部に前記フライトの通過を検知して信号を発信するように設定した検知手段を設けることで、チェーンにズレ(歯飛び)が生じてフライトが傾いた場合には、信号の発信に時間差が生じるため、フライトが傾いたことを検知できる。また、信号の発信に時間差が生じた時点で汚泥掻寄機を停止させることにより、チェーンの破断や、フライトの破損等を未然に防ぐことができる。
さらに、前記信号の発信に、設定された値を超える時間差が生じた場合に、汚泥掻寄機を停止させるようにすることで、誤差程度の信号の発信の時間差であれば運転を続行させつつ、チェーンの破断や機器の破損を未然に防ぐことが可能となる。
以下、本発明に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明の一部の実施形態に過ぎず、本実発明は、これらに拘束されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機の全体を示す斜視図である。本実施形態に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機は、シャフト12で連結された一対の駆動スプロケット10と、対を成す複数の従動スプロケット14a、14b、14cと、を台形状に配置し、配置されたスプロケットに無端チェーン16a、16bが巻き掛けられ、前記無端チェーン16a、16bには、それぞれ対応する箇所に複数のフライト18が掛け渡されて成る。なお、本実施形態の駆動スプロケット10は、汚泥ピット20側の上部に位置し、チェーン16は、沈殿槽22の底部において、矢印aの方向へ周回することとする。また、前記駆動スプロケット10は、図示しない駆動部に接続され、当該駆動部からの駆動力によって、駆動する。
上記構成は、本発明を実施する上での基本構成であり、本発明の特徴は、チェーン16a、とチェーン16bとに歯飛びが生じた場合に、当該歯飛びを検知する検知手段を備えるというものである。
なお、本実施形態では、図2に示すような、ピン・ノッチ動力伝達型のチェーンフライト式汚泥掻寄機を例に挙げて説明するが、当然ながら一般的なチェーンフライト式汚泥掻寄機についても、以下に挙げる検知手段を適用することができる。図2に示す駆動スプロケット10は、2枚の円板の間に、複数のピン15を等間隔に配されて成るものである。これに対し、チェーン16は、巻き掛け部分となる無端チェーンの内側にノッチ17を備える樹脂性のものである。前記チェーン16は、ノッチ17が前記ピン15に引っ掛かることで、駆動力が伝達され走行する。図2に示すチェーン16と駆動スプロケット10との関係では、駆動スプロケット10が矢印bの方向に回転することにより、チェーン16a、16bに駆動力が伝達される。なお、従動スプロケット14においても、その構造は同様となるが、当該従動スプロケット14は、前記チェーン16の走行に倣い回りすることによって回転が付与されるという点が異なる。
上記構成のチェーンフライト式汚泥掻寄機の駆動スプロケット10では、フライト18や、チェーン16に過負荷が生じた場合、チェーン16がピン15からはずれ、歯飛びという現象を起こし、チェーン16a、とチェーン16bとの間に相対的なズレが生じてしまうことがある。このように、駆動スプロケット10で、チェーン16の歯飛びが生じると、前記チェーン16に倣い回りする従動スプロケット14には、対向する従動スプロケット14との間に回転のズレが生じる。
本発明の第一の実施形態では、このことに着目し、これを検知する検知手段を設けた。すなわち、図3に示すように、一対の従動スプロケット14a、14a(片側は図示せず)の側面の同位置に、少なくとも1つ、回転を検知するための検知部として金属板24を設け、前記金属板24の通過を検知して信号を発信する検知手段として、マグネット式の近接スイッチ26を備えるようにした。前記近接スイッチ26の取り付けに関しては、沈殿槽22の側壁から台座28を突設させ、それに備えるようにすれば良い。また、前記近接スイッチ26は、汚泥掻寄機の駆動部32を制御する制御部30に接続され、前記発信信号を送信可能としている。
上記構成を有する汚泥掻寄機では、前記金属板24は従動スプロケット14aに付随するその回転(動き)が、対向する従動スプロケット14aに付された金属板24と同期するように初期設定されることとなる。これにより、チェーン16a、16bが走行することにより、従動スプロケット14a、14aが回転させられ、金属板24は周期的に前記近接スイッチに同時に検知される。このため、初期状態では、近接スイッチ26からの信号は、前記制御部30へ同時に発信されることとなる。
しかし、汚泥掻寄機に過負荷がかかり、チェーン16a、若しくはチェーン16bに歯飛びが生じた場合、前記一対の従動スプロケット14a、14aには、回転にズレが生じる。このため、金属板24の回転にもズレが生じることとなり、近接スイッチ26による金属板24の検知にもズレが生じる。よって、近接スイッチ26が発信する信号には時間差が生じることとなる。
信号に時間差が生じた場合、前記制御部30では、チェーン16に歯飛びが生じたと判断され、前記駆動部32に停止の信号を送り、チェーンフライト式汚泥掻寄機を停止させる。
上記構成の検知手段を有するチェーンフライト式汚泥掻寄機において、従動スプロケット14に設ける検知部である金属板24を初期設定において同位置となるように設け、それを検知手段としての近接スイッチ26で検知するようにすることで、良好な運転状態を保っている場合には、双方の従動スプロケット14に設けられた近接スイッチ26は、同時に信号を発信し、双方のチェーン16にズレが生じた場合には、前記従動スプロケット14の金属板24が同期しなくなり、近接スイッチ26の信号の発信にも時間差が生じる。よって、汚泥掻寄機の異常を検知することができ、チェーン16の破断や機器の破損を未然に防ぐことができる。また、検知手段に、近接スイッチ26を用いることにより、比較的安価に装置を構成することができる。
また、上記実施形態では検知部である前記金属板24を、一対の従動スプロケット14に複数設ける場合には、対を成すチェーン16のズレが許容される以上の間隔となる送り間隔をおいて配置すると良い。これにより、チェーン16のズレが金属板24の設置間隔と同じであったために歯飛び等を検知できないということを防止することができ、検知ミスによるチェーン16の破断や機器の破損を防止することができる。
さらに、上記実施形態では、金属板24を、従動スプロケット14の側面に設ける旨記載したが、従動スプロケット14と共に回転することが可能な場所であれば、スプロケットの円周部分に設けるようにしても良い。
次に本発明の第二の実施形態について説明する。本実施形態では、第一の実施形態と検知手段の取り付け位置と、検知する対象物を異にしている。
第一の実施形態と同様に、チェーン16に歯飛びが生じ、チェーン16aと、チェーン16bとの間にズレが生じた場合には、前記従動スプロケット14の他に、進行方向に直交するように配置された複数のフライト18にもズレが生じるため、前記フライト18は進行方向に対して傾きを持つ。
本実施形態では、このフライト18が傾きを持つことに着目し、フライト18の長手方向両端部のそれぞれを検知部として、これを検知する検知手段を設けることとした。
第一の実施形態では、検知手段を近接スイッチ26としたが、他の手段として、図4に示すようにレーザ照射器34を用いることもできる。この場合、フライト18の長手方向端部のそれぞれに、レーザ照射器34a、34bを配置し、フライト18には検知部として図示しない反射板を設けておき、前記レーザ照射器34がレーザ光の反射を受けることによって、前記レーザ照射器34から前記制御部30へ信号を発するようにすれば良い。なお、前記レーザ照射器34は、沈殿槽22の側壁の対向する任意の位置に、取り付け部を設けてそれに取り付けるようにすれば良い。
このような構成を有する汚泥掻寄機では、適切な運転状態であれば、フライト18は進行方向に対して直交して移動する。このため、レーザ照射器34a、34bのレーザ光の反射は略同時に成される。
ところが、チェーン16に歯飛びが生じた場合には、前記フライト18が、進行方向に対して傾きを持つため、レーザ照射器34a、レーザ照射器34bとの間には、レーザ光の反射にズレが生じる。このため、前記信号に時間差が生じる。これにより制御部30は、チェーン16に歯飛びが生じたことを検知し、駆動部32に停止の信号を送り、汚泥掻寄機を停止させる。
上記第二の実施形態のように、一対のチェーン16a、16b間に掛け渡されたフライト18の長手方向両端部に前記フライト18の通過を検知して信号を発信するように設定した検知手段であるレーザ照射器34a、34bを設けることで、チェーン16a、16bにズレ(歯飛び)が生じてフライト18が傾いた場合には、信号の発信に時間差が生じるため、フライト18が傾いたことを検知できる。また、信号の発信に時間差が生じた時点で汚泥掻寄機を停止させることにより、チェーン16の破断や、フライト18の破損等を未然に防ぐことができる。
上記二つの実施形態では、前記信号の発信に、設定された値を超える時間差が生じた場合に、汚泥掻寄機を停止させるというように設定しておくと良い。これにより、誤差程度の信号の発信の時間差であれば運転を続行させつつ、チェーン16の破断や機器の破損を未然に防ぐことが可能となる。
上記実施形態において、検知部および検知手段は、金属板や反射板、近接スイッチやレーザ照射器を用いる旨記載したが、これらに限定されるものではない。例えば、検知部は、切欠き等でもその用途を満たせば検知部とみなすことができる。
また、上記実施形態において、図示しない警報装置を設け、歯飛びの検知と同時、若しくは装置の停止と同時に警報を発して作業員に異常を知らせるようにしても良い。
また、本発明に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機では、チェーン16の歯飛びを防止するためのチェーンガイド50を設けている。前記チェーンガイド50は、図5に示すように、駆動スプロケット10若しくは従動スプロケット14の近傍に設けられ、前記チェーン16を、前記各スプロケットに付勢させるように、押さえつけるものである。
その構成は、沈殿槽22の側壁等に突接された、リンク54を備えた土台52と、前記リンク54に連結されるリンク56を備えたチェーン押さえ部60と、前記リンク54、56を利用して、この原理によって前記チェーン押さえ部60を前記チェーン16に付勢させるための弾性体としての弦巻バネ58とから成る。
前記チェーン押さえ部60は、断面ロ型の鉄骨を切り欠いたような物で良く、チェーン押さえ部60の先端側は、前記スプロケットと干渉しないように弧状の切欠きを設けている。このような部材を使用することで、前記チェーン16の軌道が前記チェーン押さえ部60の内部を通過するような場合であっても、取り付け可能となる。
前記弦巻バネ58は、前記チェーン押さえ部60の後端側に設けられ、前記リンク54、56を支点として、前記チェーン押さえ部60の後端部を押し上げる。
これにより、前記チェーン押さえ部60の先端部は、前記チェーン16を前記スプロケットに押付ける作用を成す。なお、リンク54、56をチェーン押さえ部60の後端側に設け、弦巻バネ58を中間部に設けるようにして、弦巻バネ58がチェーン押さえ部60を引き下げるように構成しても良い。
上記のような構成の場合、チェーン押さえ部60の付勢力を変えるには、弦巻バネ58を変えれば良いが、図6に示すような構成とすることで、弦巻バネ58を変更することなくチェーン押さえ部60の付勢力を変えることができる。
その構成は、土台52にネジ孔65を設け、当該ネジ孔65に対向するチェーン押さえ部60に前記ネジ孔65よりも大径の貫通孔70を設ける。
前記ネジ孔65には、前記ネジ孔65と、貫通孔70とを貫通可能な長さを有するボルト62を貫通させる。前記ボルト62には、前記土台52と、前記チェーン押さえ部60との間に弦巻バネ58を設ける。また、前記弦巻バネ58と前記土台52との間には、ナット66を設け、前記弦巻バネ58を固定するようにすると良い。なお、ナット66と弦巻バネ58との間に座金68を設けて、弦巻バネ58が安定するようにしても良い。さらに、前記土台52の下面側にもナット64を設け、締付けによりボルト62が任意の位置で固定できるようにすると良い。
上記のように組み付けた後、前記ナット66は、溶接によって、ボルト62に固定すると良い。もちろん、ダブルナット等により固定するようにしても良い。
本発明の実施形態に係るチェーンフライト式汚泥掻寄機の構成を示す斜視図である。 ピン・ノッチ型のスプロケットとチェーンを示す図である。 スプロケットのズレから歯飛びを検知する形態を示す図である。 フライトの傾きから歯飛びを検知する形態を示す図である。 チェーンガイドの構成を示す図である。 付勢力可変型のチェーンガイドの構成を示す図である。
符号の説明
10………駆動スプロケット、12………シャフト、14(14a、14b、14c)………従動スプロケット、15………ピン、16a、16b………チェーン、17………ノッチ、18………フライト、20………汚泥ピット、24………金属板、26………近接スイッチ、28………台座、30………制御部、32………駆動部。

Claims (4)

  1. チェーンフライト式汚泥掻寄機において、一対のチェーンが掛け回される対向する従動スプロケットの同位置に設けられた検知部と、前記検知部を検知して信号を発信する検知手段とが設けられ、
    前記検知手段には、前記信号を取得して、当該信号の発信に時間差が生じた場合に汚泥掻寄機を停止させる制御部が接続されて成ることを特徴とするチェーンフライト式汚泥掻寄機。
  2. 前記検知部は、対を成すチェーンのズレが許容される以上の間隔となる送り間隔をおいて配置されることを特徴とする請求項1に記載のチェーンフライト式汚泥掻寄機。
  3. チェーンフライト式汚泥掻寄機において、一対のチェーン間に掛け渡されたフライトの長手方向両端部の通過を検知して信号を発信する検知手段が備えられ、
    前記検知手段には、前記信号を取得し、当該信号の発信に時間差が生じた場合に汚泥掻寄機を停止させる制御部が接続されて成ることを特徴とするチェーンフライト式汚泥掻寄機。
  4. 前記信号の発信に、設定された値を超える時間差が生じた場合に、汚泥掻寄機を停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載のチェーンフライト式汚泥掻寄機。

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