JP2005224665A - 汚泥掻寄せ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂チェーンによる歯飛びの問題を生じることなく、安定した運転が可能なチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機を提供する。
【解決手段】 駆動軸4と、該駆動軸の回転に伴って走行する一対のチェーン8と、該チェーンに所定のピッチで取付けられ該チェーンの走行に伴って沈殿池2内を循環するフライト9とを備え、前記フライトがガイドレール15,16に支持されて移動するチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機において、駆動軸4よりのガイドレール15に欠落部15aを設け、該欠落部において前記チェーン8aが自重により垂れ下がるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、汚泥掻寄せ機に係り、特に下水処理における長方形沈殿池の池底に沈殿している汚泥を、掻寄せて該沈殿池から除去するチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機に関する。
下水処理のための沈殿池などにおいては、チェーン等の走行に伴って沈殿池内を循環する汚泥掻寄せ板(フライト)を備えたチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機を設置して、池底側をフライトが走行する時に池底に溜った汚泥を掻寄せ、水面側をフライトが走行する時に水面上に浮遊するスカムを掻寄せることが広く行われている。
図3は、従来の、いわゆる4軸タイプの汚泥掻寄せ機1を長方形状の沈殿池2に設置した例を示すものである。この汚泥掻寄せ機1は、駆動モータ3の回転に伴って回転する駆動軸4と3本の従動軸5,6,7との間に掛け渡した一対の無端チェーン8と、この無端チェーン8に所定のピッチで取付けた長尺平板状の汚泥掻寄せ板(フライト)9とを備えている。
前記駆動軸4には、駆動モータ3との間に掛け渡した駆動チェーン10と噛合う駆動スプロケットホィール11と、前記無端チェーン8と噛合うチェーン用スプロケットホィール12とが該駆動軸4と一体に回転するように取付けられていて、駆動軸4は沈殿池2の壁面に回転自在に支承されている。一方、沈殿池の水面側に位置する従動軸5には、前記無端チェーン8に噛合うチェーン用スプロケットホィールが、従動軸5は軸は回転せずホイールのみが自由に回転するように取付けられて、沈殿池2の壁面に回転自在に支承されている。池底側に位置する従動軸6,7にも、前記無端チェーン8に噛み合うチェーン用スプロケットホィールが回転するように取付けられて、各従動軸は沈殿池2の壁面に固定されている。
これにより、駆動モータ3の駆動に伴う駆動スプロケットホィール11の回転を駆動軸4に伝達し、駆動軸4の回転をチェーン用スプロケットホィール12から無端チェーン8に伝達して無端チェーン8を走行させ、無端チェーン8は従動軸6,7,8のチェーン用スプロケットホィールとそれぞれ噛み合って、沈殿池2内を循環する。この無端チェーン8の走行に伴ってフライト9が沈殿池2の内部を循環し、池底側をフライト9がガイドレール16に支持されて走行する時に池底に溜った汚泥を図中左側に掻寄せ、水面側をフライト9がガイドレール15に支持されて走行する時に水面上に浮遊するスカムを図中右側に掻寄せるように構成されている。
上述したチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機において、フライト、チェーンおよびチェーン用スプロケットホィールの長寿命化や、省エネルギー化等を考慮して、チェーンやフライトの軽量化、すなわち樹脂化が進んできた。ところが、従来金属であったチェーンは樹脂になったため、金属チェーンではめったに起きなかったチェーンの歯飛びによる脱輪事故が時折発生することがある。チェーンの歯飛びとは、駆動軸4のチェーン用スプロケットホィール12で起きる現象で、チェーンのバックテンションが小さくなることで、チェーンがスプロケットホィールの歯部から外へ飛び出る現象である。
樹脂チェーンの場合、水膨潤や張力による伸び等のためチェーンの張りがゆるくなり、その結果バックテンションが小さくなる。これは、樹脂特有の、比重が軽い、張力による伸びが大きい、水を吸収し膨潤する、等の性質によるところが大きい。チェーンの歯飛びによる脱輪事故が起こると、チェーンの破断、フライトの破損等が発生し、復旧まで長時間かかり、その間装置の運転に支障をきたすことになる。これを解決する方法として、チェーンが外に飛び出ないように、外側から押さえるものがあれば良いのだが、実際は等ピッチで取りついているフライトがあるため、困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、樹脂チェーンによる歯飛びの問題を生じることなく、安定した運転が可能なチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機を提供することを目的とする。
本発明の汚泥掻寄せ機は、駆動軸と、該駆動軸の回転に伴って走行する一対のチェーンと、該チェーンに所定のピッチで取付けられ該チェーンの走行に伴って沈殿池内を循環するフライトとを備え、前記フライトがガイドレールに支持されて移動するチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機において、駆動軸よりのガイドレールに欠落部を設け、該欠落部において前記チェーンが自重により垂れ下がるようにしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、従来は水面側ガイドレールを駆動軸まで伸びるように設置していたが、その水面側ガイドレールの駆動軸よりの部分にガイドレールの欠落部を設けたものである。これにより、欠落部においてチェーンの垂れ下がる状態を作ることができ、チェーンが駆動軸のスプロケットホィール部分においてバックテンションを保持することができる。また、スプロケットホィールでの巻き付け角が大きくなり、同時にかかっている歯数が増すことで、ますます歯飛びしにくくすることができる。すなわち、本発明は、駆動軸のチェーン送り側に前記チェーンの垂れ下がり部を形成し、該チェーンの垂れ下がり部の自重により、前記駆動軸のスプロケットホィールの歯部に対して前記チェーンの噛み込み力を強めるようにし、また同時に、スプロケットホィールにおける巻き付け角を大きくし、噛み合っている歯数を増すことで歯飛びをしにくくしたことを特徴とするものである。
ここで、駆動軸よりのガイドレールの欠落部の端部に従動軸を備えることが好ましい。これにより、チェーンの垂れ下がり部分とガイドレールとの間のフライトの移動をスムーズに行うことができる。また、上記従動軸に代えて水面側ガイドレールの欠落部の端部にガイドレールの曲げ部を備えるようにしてもよい。ガイドレールの端部に曲面状の曲げ部を設けることにより、垂れ下がり部からフライトをガイドレールへスムーズに移動することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一の作用または機能を有する部材または要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態の、いわゆる四軸タイプのチェーンフライト式汚泥掻寄せ機1を長方形状の沈殿池2に設置したものである。この汚泥掻寄せ機1は、駆動軸4と、従動軸5,6,7とを備え、所定のピッチで取付けたフライト9を備えた二条の無端チェーン8が池内を循還移動するようになっていることは、図3に示す従来の技術と同様である。
この汚泥掻寄せ機1では、水面側ガイドレール15の駆動軸4よりにガイドレール15に同一面にガイドレールが存在しない欠落部15aを備えている。そして、ガイドレール15の欠落部15aにおいて、無端チェーン8が垂れ下がるようになっている。すなわち、図3に示す従来の技術においては、ガイドレール15は駆動軸4に隣接する位置まで同一面に伸びて設けられ、駆動軸4のスプロケットホィール12を通過したチェーンフライトが直ちにガイドレール15の部分に移行し、フライト9に設けられたフライトシュウがガイドレール15に摺接するようになっていた。これに対して、本発明の汚泥掻寄せ機1では、無端チェーン8の長さを従来技術における長さよりも長くすることで、無端チェーン8がガイドレールの欠落部15aにおいて垂れ下がるようにしたものである。
欠落部15aの大きさは、例えば4〜8m程度であることが好ましい。そして、図1に示すようにこの部分で無端チェーン8を垂れ下がるようにすることで、スプロケットホィール12に十分なバックテンションを付与することができ、確実にチェーンをスプロケットホィール12の歯部に噛み合わせることができる。
駆動軸4は、図中時計回りに回転し、従動軸7側から無端チェーン8を引き上げる方向にチェーン用スプロケットホィール12が回転する。これにより、従動軸7が回転し、池底側においては池底側ガイドレール16上をフライト9のシュウがガイドレール16に摺接して支持されつつ、図中の左方向に移動し、池底に溜まった汚泥を掻き寄せ、図中左側の汚泥ホッパ2a側に移動させる。
さらに無端チェーン8の回動により、従動軸6が回転し、従動軸5が回転し、水面側においてガイドレール15上をフライト9を備えた無端チェーン8が図中の左側から右側に向けて移動する。そして、無端チェーン8に固定されたフライト9は、水面側ガイドレール15にそのフライトシュウが摺接しつつ、ガイドレール15に支持されて移動し、水面に浮かぶスカムを図中の左側から右側に掻き寄せ、スカムスキマ17にてスカムを吸い込むことにより、スカムを除去する。
水面側ガイドレール15の左側端部(欠落部15aの入口部)には従動軸18を備え、チェーンが駆動軸4のスプロケットホィール12と従動軸18のスプロケットホィールとの間の欠落部15aで、上述したように垂れ下がるようになっている。これにより、駆動軸4のスプロケットホィール12の送り側のチェーンフライトは、垂れ下がり部8aで垂れ下がり、その後、従動軸18のスプロケットホィールにより引き上げられ、水面側ガイドレール15上を図中左側から右側に移動することになる。また、従動軸18を備えることで、垂れ下がり部8aを移動するチェーンフライトを滑らかに水面側ガイドレール15上に移動することができる。
チェーンの垂れ下がり部8aでは、チェーンがその自重により垂れ下がるので、チェーンの張力(バックテンション)が駆動軸4のスプロケットホィール12の歯部に対して作用し、十分な噛み込み力をチェーンに対して付与し、いわゆる歯飛びを防止することができる。また、図1(b)に示すように、スプロケットホィール12での巻き付け角θが大きくなり、同時に噛み合っている歯数が増すことで、ますます歯飛びしにくくすることができる。なお、図1(c)は従来例の構造を示し、スプロケットホィール12での巻き付け角θは90°程度である。
これにより、チェーンの歯飛びによる脱輪事故を防止することができ、脱輪事故に伴うチェーンの破断やフライトの破損等を防止することができ、汚泥掻寄せ機の安定した運転が可能となる。なお、この実施形態においては、水面側ガイドレール15の端部に従動軸18を設けた例について説明したが、従動軸を設ける代わりに後述するようにガイドレール15の曲げ部を設け、同一面にガイドレールが存在しないガイドレール欠落部を設けるようにしてもよい。
このようにして、軽く、且つ水を吸収し、膨潤しやすい樹脂チェーンにおいても、駆動軸4におけるチェーンの歯飛びを防止することができるので、水面側ガイドレール15および池底側ガイドレール16の長さを長くすることができ、水面に浮かぶスカムおよび池底の汚泥を掻き寄せる範囲を拡大することができる。したがって、長い沈殿池にも樹脂製のフライトチェーンを使用できることになる。
また、チェーンの垂れ下がり部8aを設けることで、チェーンの伸び分を垂れ下がり部8aで吸収して、チェーンの張り調整の頻度を減らすことができる。これにより、メンテナンス作業が容易となるという効果もある。また、スカムスキマ17の堰の開閉動力として、フライト9の動きを利用する無動力スカムスキマにおいて、従来の構造であると、池底側を走行するフライトの動きを利用し、水面におけるスカムスキマの堰の開閉動作を行う動力にしている。これは、水面側のフライトの動きをスカムスキマの動力として利用すると、この部分でチェーンの張りが緩み、チェーン全体としての張力源(バックテンション)がなくなり、歯飛び等の問題を起こし易いからである。
しかしながら、上記実施形態に示すように、無端チェーン8の垂れ下がり部8aを設けることで、駆動軸4のスプロケットホィール12において、チェーンにバックテンションを持たせることができるので、水面側を走行するフライトの動きをスカムスキマ17の動力源として利用することも可能となる。これにより、スカムスキマ17の機構を簡素化することができ、沈殿池全体としての水処理機構を簡素化することができる。
図2は、本発明の第2実施形態のチェーンフライト式汚泥掻寄せ機を備えた沈殿池を示す。この実施形態では、沈殿池2に二階層の汚泥掻寄せ機21a,21bを配置したものである。
上層の汚泥掻寄せ機21aは、池長が短いため歯飛びの問題が生じにくく、またチェーンの垂れ下がり部を設けるとスカムを掻き寄せる距離が短くなるため、従来型の構造を採用している。ここで、駆動軸22と、従動軸23,24,25との間にフライト9を備えた二条の無端チェーン8が掛け渡されている。水面側にはガイドレール26を、水中側にはガイドレール27,28をそれぞれ備え、二条の無端チェーン8に取付けられたフライト9が、そのガイドシュウがガイドレール26,27,28にそれぞれ摺接して移動するようになっている。ここで、ガイドレール26,27,28は、それぞれレールブラケット30により沈殿池2の側壁面に固定されている。
駆動軸22は、駆動装置31とチェーン32により接続され、駆動軸22が時計回りに回転駆動されることで、水面側ガイドレール26においては、フライト9がガイドレール26によって支持されつつ、図中左側から右側に移動し、水面に浮かぶスカムを掻き寄せる。そして、図示しないスカムスキマの開閉動作によりスカムを飲み込ませ、上澄水をトラフ33に導入する。
下層の掻寄せ機21bは、池底の汚泥を図中左側の汚泥ホッパ2aに掻寄せるためのもので、駆動軸34と、従動軸35,36,37との間に二条の無端チェーン8が掛け渡され、二条の無端チェーン8に取付けられたフライト9が池底側において図中右側から左側へ移動するようになっている。この下層の掻寄せ機21bにおいても、水中ガイドレール39と池底側ガイドレール40とを備え、それぞれのガイドレール39,40上をフライト9が無端チェーン8の回動により移動するようになっている。
駆動装置31はチェーン41aにより水中カウンタ軸40と接続し、これを回転駆動し、水中カウンタ軸42は下層の掻き寄せ機21bの駆動軸34をチェーン41bにより接続して回転駆動するようになっている。駆動軸34のスプロケットホィールには無端チェーン8が掛け渡され、駆動軸34の回転に伴い無端チェーン8は従動軸37のスプロケットホィールから引き上げられ、これに伴い池底側ガイドレール40上をフライト9が走行し、池底側の汚泥を沈殿槽2の汚泥ホッパ2a側に掻寄せる。
この実施形態においては、駆動軸34の送り側の水中ガイドレール39に曲げ部39aを備え、駆動軸34の送り側との間にチェーンの垂れ下がり部8aを形成するようになっている。垂れ下がり部8aのチェーン8は、図中左側から右側に移動する。そして、水中ガイドレール39は上述したように曲げ部39aを備えているので、無端チェーン8に取付けられたフライト9がスムーズにそのフライトシュウを水中ガイドレール39に摺接させるように移動することができる。
すなわち、無端チェーン8は、駆動軸34、従動軸35,36,37間を回動する直線的な長さに対して余分の長さを有し、これによりチェーンの垂れ下がり部8aが形成される。このチェーンの垂れ下がり部8aにより駆動軸34のスプロケットホィール上のチェーンには張力(バックテンション)がかかり、これにより無端チェーン8がスプロケットホィールの歯部に対して十分な噛み込み力を有することになる。したがって、上記第1の実施形態と同様に、チェーンのいわゆる歯飛びが防止される。
したがって、この実施形態においても、下層の掻寄せ機21bにはチェーンの垂れ下がり部8aを備えるので、無端チェーン8を駆動軸34のスプロケットホィールの歯部に対して、十分な噛み込み力を有して回転可能に固定することができる。従って、樹脂製の且つ水に膨潤しやすいフライトチェーンを用いても、チェーンの歯飛びによる事故を防止することができる。そして、駆動軸のスプロケットホィールにおけるチェーンの歯飛びという現象を防止できるので、軽量の樹脂製チェーンフライトをレール部の長い沈殿池にも適用することが可能となり、樹脂製チェーンフライトの適用範囲を拡大することができることも上述したとおりである。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは勿論である。
(a)は本発明の第1の実施形態の汚泥掻寄せ機を備えた沈殿池を示す図であり、(b)は本発明によるスプロケットホィールへのチェーンの巻き付け角θを示す図であり、(c)は従来例によるスプロケットホィールへのチェーンの巻き付け角θを示す図である。 本発明の第2の実施形態の汚泥掻寄せ機を備えた沈殿池を示す図である。 従来の汚泥掻寄せ機を備えた沈殿池を示す図である。
符号の説明
1,21a,21b 汚泥掻寄せ機
2 沈殿池
2a 汚泥ホッパ
3,31 駆動モータ(駆動設置)
4,22,34 駆動軸
5,6,7,23,24,25,35,36,37 従動軸
8 無端チェーン
8a 垂れ下がり部
9 フライト
10,32,41a,41b 駆動チェーン
11,12 駆動スプロケットホィール
15,16,26,27,28,29,40 ガイドレール
15a 欠落部
17 スカムスキマ
30 レールブラケット
32 チェーン
33 トラフ
39a 曲げ部
42 水中カウンタ軸

Claims (4)

  1. 駆動軸と、該駆動軸の回転に伴って走行する一対のチェーンと、該チェーンに所定のピッチで取付けられ該チェーンの走行に伴って沈殿池内を循環するフライトとを備え、前記フライトがガイドレールに支持されて移動するチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機において、駆動軸よりのガイドレールに欠落部を設け、該欠落部において前記チェーンが自重により垂れ下がるようにしたことを特徴とする汚泥掻寄せ機。
  2. 前記ガイドレールの欠落部の端部に従動軸を備えたことを特徴とする請求項1記載の汚泥掻寄せ機。
  3. 前記ガイドレールの欠落部の端部に前記ガイドレールの曲げ部を備えたことを特徴とする請求項1記載の汚泥掻寄せ機。
  4. 駆動軸と、該駆動軸の回転に伴って走行する一対のチェーンと、該チェーンに所定のピッチで取付けられ該チェーンの走行に伴って沈殿池内を循環するフライトとを備え、前記フライトがガイドレールに支持されて移動するチェーンフライト式の汚泥掻寄せ機において、前記駆動軸のチェーン送り側に前記チェーンの垂れ下がり部を形成し、該チェーンの垂れ下がり部の自重により、前記駆動軸のスプロケットホィールの歯部に対して前記チェーンの噛み込み力を強めるようにしたことを特徴とする汚泥掻寄せ機。
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