JP2021154200A - 汚泥掻寄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スロッシングによる無端チェーンのスプロケットからの脱輪を防止する汚泥掻寄機の提供。【解決手段】無端チェーン10と、ガイドレール12と、無端チェーン10に固定されたフライト11と、フライト両端の側面外側に、ガイドレールに沿って、フライトから離隔した位置に設けられたガイド部材32と、ガイドレール12に固定され、ガイド部材32を支持するガイド支持部材31とを有し、ガイド部材32はフライト11の横方向の動きを規制する垂直ガイド部32aと、フライト11の上方向の動きを規制する水平ガイド部32bとからなり、ガイド支持部材31は垂直部材31aと水平部材31bとからなり、水平部材31bの一方の端部はガイドレール12に固着され、他方の端部は垂直部材31aの下端部に固着されて、垂直部材31aを立設支持し、垂直部材31aの上端部はガイド部材32の垂直ガイド部32aと固着されている、汚泥掻寄機。【選択図】図4

Description

本発明は、下水処理施設又は上水処理施設に備えられる沈殿池の池底に堆積した汚泥や、水面に浮遊するスカムを掻き寄せるための汚泥掻寄機に関する。
下水又は上水の処理において、沈殿池内に導入される原水に含まれる砂等の無機物や有機物等の不純物を除去するため、沈殿池内に汚泥掻寄機が設置されている。汚泥掻寄機としては、駆動輪や従動輪といった回転輪に一部が巻き掛けられた無端チェーンにフライト板を取り付け、無端チェーンを正転走行させることでフライト板を循環移動させるものが知られている。
この汚泥掻寄機の無端チェーンは、沈殿池の池底部に沿って延在する掻き寄せ軌道と、水面側に延在する水面軌道とがつながった周回軌道を走行する。スプロケットは、各軌道の両端部分に配置されている。フライト板は、沈殿池の池底部を走行するときには池底に沈殿した汚泥をかき寄せ、水面側を走行するときには水面に浮かんだスカムを掻き寄せるものである。
ところで、汚泥掻寄機が設置された沈殿池では、地震発生時に沈殿池の水面が大きく波打つ現象(以下、スロッシングと称す)により、無端チェーンの巻き掛け部分がスプロケットから脱輪してしまうことがある。
特許文献1では、無端チェーンの走行に伴って沈殿池の内部を長尺状のフライト板がガイドレールに沿って走行するようにした汚泥掻寄せ機において、前記フライトの両端の側面外側に、前記ガイドレールに沿って、ガイドレールブラケットに前記フライト板から離隔した位置に、ガイド板を配置することにより、無端チェーンの上方向及び池幅方向の動きを規制するようにした汚泥掻寄機が記載されている。
特開2006−326483号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、ガイドレールブラケットにガイド部材を取付ける必要がある。特に、スロッシング対策が施されていない既設の汚泥掻寄機に対し、スロッシング対策としてガイドレールブラケットにガイド板を別途設ける際、既存のガイドレールブラケットにガイド板を取付けるための穴あけ加工が必要となり作業が面倒である。この穴あけ加工を施す位置は、池底から約2.5〜3m、更に池側壁から約300mmの箇所にある狭隘部にあるため、穴あけ工具等を用いての作業は作業性や安全性の観点からも不適である
本発明は、スロッシングによる無端チェーンのスプロケットからの脱輪を防止し得ると共に、施工が容易で、工期の短縮や施工費用の削減が可能な汚泥掻寄機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る汚泥掻寄機は、以下に記載するとおりの構成を有する。
無端チェーンの走行に伴って沈殿池の内部を長尺状のフライトがガイドレールに沿って走行するようにした汚泥掻寄機において、
無端チェーンと、
ガイドレールと
前記無端チェーンに固定されたフライトであって、その上下面に前記ガイドレールに係合してフライトを前記ガイドレールに沿って走行するようにしたフライトシューを備えたフライトと、
前記フライト両端の側面外側に、前記ガイドレールに沿って、前記フライトから離隔した位置に設けられたガイド部材と、
前記ガイドレールに固定され、前記ガイド部材を支持するガイド支持部材と、を有し、
前記ガイド部材は、フライトの横方向の動きを規制する垂直ガイド部と、フライトの上方向の動きを規制する水平ガイド部とからなり、
前記ガイド支持部材は垂直部材と水平部材とからなっており、前記水平部材の一方の端部はガイドレールに固着され、他方の端部は前記垂直部材の下端部に固着されて、前記垂直部材を立設支持し、前記垂直部材の上端部は前記ガイド部材の前記垂直ガイド部と固着されている、
ことを特徴とする汚泥掻寄機。
本発明によれば、スロッシングによる無端チェーンのスプロケットからの脱輪を防止し得ると共に、ガイド部材据え付け作業の容易化を可能とする汚泥掻寄機を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態の汚泥掻寄機の概要を示す図である。 図2は、本発明の実施形態の汚泥掻寄機におけるガイドレールの支持構造を示す図である。 図3は、本発明の実施形態の汚泥掻寄機におけるガイド支持部材、ガイド部材、ガイドレール及びフライトの位置関係を示す図である。 図4は、図3に示す汚泥掻寄機におけるガイド支持部材のガイドレールへの取り付け構造を示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態の汚泥掻寄機におけるフライトの構造を示す図である。 図6は、図5に示すフライトとガイド支持部材及びガイド部材との位置関係を示す図である。
本発明は下記(1)に記載の汚泥掻寄機に係るものであるが、その実施形態として下記(2)〜(7)を含む。
(1)無端チェーンの走行に伴って沈殿池の内部を長尺状のフライトがガイドレールに沿って走行するようにした汚泥掻寄機において、
無端チェーンと、
ガイドレールと
前記無端チェーンに固定されたフライトであって、その上下面に前記ガイドレールに係合してフライトを前記ガイドレールに沿って走行するようにしたフライトシューを備えたフライトと、
前記フライト両端の側面外側に、前記ガイドレールに沿って、前記フライトから離隔した位置に設けられたガイド部材と、
前記ガイドレールに固定され、前記ガイド部材を支持するガイド支持部材と、を有し、
前記ガイド部材は、フライトの横方向の動きを規制する垂直ガイド部と、フライトの上方向の動きを規制する水平ガイド部とからなり、
前記ガイド支持部材は垂直部材と水平部材とからなっており、前記水平部材の一方の端部は前記ガイドレールに固着され、他方の端部は前記垂直部材の下端部に固着されて、前記垂直部材を立設支持し、前記垂直部材の上端部は前記ガイド部材の前記垂直ガイド部と固着されている、
ことを特徴とする汚泥掻寄機。
(2)前記ガイド部材は前記フライトの側端面及び前記フライトの上端面から離隔した位置に配置され、スロッシング発生時には、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部はフライトの側端面と当接することによって前記フライトの横方向の動きを規制し、前記ガイド部材の水平ガイド部は前記フライトの上端面と当接することによって前記フライトの上方向の動きを規制するようにした、上記(1)に記載の汚泥掻寄機。
(3)前記フライトの側端面にはピン部材が沈殿池の側壁側に伸びるように水平方向に設けられており、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部は前記ピン部材の先端部から離隔した位置に配置され、前記水平ガイド部は前記ピン部材の上面から離隔した位置に配置され、スロッシング発生時には、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部は前記ピン部材の先端部と当接することによって前記フライトの横方向の動きを規制し、前記ガイド部材の前記水平ガイド部は前記ピン部材の上面と当接することによって前記フライトの上方向の動きを規制するようにした、上記(1)に記載の汚泥掻寄機。
(4)前記ガイド部材は、山形の形状を有する鋼からなり、前記山形の形状を有する鋼の一辺が前記垂直ガイド部を形成し、前記山形の形状を有する鋼の他の一辺が前記水平ガイド部を形成している、上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
(5)前記ガイド支持部材は、形鋼からなり、そのフランジ部に前記ガイド部材の前記垂直ガイド部が固着されている、上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
(6)前記ガイド支持部材の前記水平部材は前記ガイドレールにレールクリップによって固着されている、上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
(7)前記ガイド支持部材は前記ガイドレールが支持されているガイドレールブラケットに近い位置に設けられている、上記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
まず、図1に基づいて汚泥掻寄機の概要を説明する。
本発明の一実施形態に係る汚泥掻寄機1は、図1に示すように、沈殿池2を形成する槽3の底部4近傍に設置された一対の第1従動軸5、第1従動軸5から所定の距離を離して底部4の近傍に設置された一対の第2従動軸6、沈殿池2の水面近傍に設置された一対の駆動軸7、駆動軸7から所定の距離を離して水面近傍に設置された一対の第3従動軸8と、これら第1従動軸5、第2従動軸6、第3従動軸8、駆動軸7のそれぞれに設けられたスプロケット17b、17c、17d、17aに張設されて沈殿池2内を周回する一対の無端チェーン10と、一対の無端チェーン10に亘るようにして周回方向に複数取り付けられたフライト11と、を有している。
さらに、駆動軸7と第3従動軸8の間においてフライト11の下端面に当接してフライト11の走行をガイドする上部ガイドレール12a、第3従動軸8と第2従動軸6との間の水中を走行するフライト11の下端面に当接してフライト11の走行をガイドする下部ガイドレール12b、及び第2従動軸6と第1従動軸5との間においてフライト11の下端面に当接して底部4上を走行するフライト11の走行をガイドする池底レール13を備えている。
次に図2に基づいて汚泥掻寄機1におけるガイドレール12の支持構造を説明する。
以下では、上部ガイドレール12aの支持構造について説明するが下部ガイドレール12bの支持構造も上部ガイドレール12aの支持構造と同様である。
以下では上部ガイドレール12aをガイドレール12ということがある。
汚泥掻寄機1は、一端が沈殿池2の一対の側壁14に固定され、他端側で上部ガイドレール12をその下方より支持するガイドレールブラケット20を有する。このガイドレールブラケット20は、水面軌道に沿って所定間隔にて複数設けられている。ガイドレールブラケット20は一端が沈殿池の側壁14に固定され、他端が沈殿池2の中央部側へと突出している。
ガイドレールブラケット20の池幅方向先端部寄りの上面にはガイドレール12が載置されており、ガイドレールブラケット20がガイドレール12を下方より支持している。
ガイドレール12上を摺動し走行するフライト11は、ガイドレール12と接触する位置に、第1フライトシュー21を備える。また、フライト11の上面側に第2フライトシュー22を有する。
第1フライトシュー21は、フライト11がガイドレール12上を走行する際、ガイドレール12と接触し、摺動することで摩耗する。これにより、フライト11本体が、直接、上部ガイドレール12と接触することにより摩耗するのを防止できる。
また、フライト11の上面に設けられた第2フライトシュー22は、フライト11が池底側を池底レール13によって案内されて走行するためのものである。
図1に示す一般的な汚泥掻寄機は、大きな地震が発生すると、地震の揺れにより発生する沈殿池内の水流により、フライト11や無端チェーン10に力が加わり、従来の装置では、これらが移動することにより、無端チェーン10がスプロケット17から脱輪したり、フライト11がガイドレール12から脱線したりする。そして、一旦脱輪・脱線が起きると、フライト11の破損や無端チェーン10の破断という大きな事故につながる。
そこで、本発明の汚泥掻寄機1では、無端チェーン10がスプロケット17から脱輪したり、フライト11がガイドレール12から脱線したりすることを防止し、大きな地震があっても安全に運転を続けられるようにしたものである。
本発明の汚泥掻寄機1における脱輪防止機構の第1の実施形態を図3に基づいて説明する。
本発明に於いては脱輪を防止するための部材として、走行するフライト11の両端の外側に脱輪防止用のガイド部材32を配置する。
図3に示した実施形態におけるガイド部材32は、ガイド支持部材31によって支持されており、このガイド支持部材31はガイドレール12に固定され支持されている。
図4に基づいてガイド支持部材31をガイドレール12に固定する方法について説明する。
ガイド支持部材31は垂直部材31aと水平部材31bとからなっている。
ガイド支持部材31の垂直部材31aは、その下端部に溶接によって取り付けられた接合板34をガイド支持部材31の水平部材31bの端部にボルト33によって取り付けることによって水平部材31b上に立設支持される。
ガイド支持部材31の水平部材31bの一方の端はガイドレール12に取り付けられる。水平部材31bのガイドレール12への取付けはガイドレール12の底部にレールクリップ35の端部を被せ、レールクリップ35の他端を、ボルト33を用いて水平部材31bに締め付け固定することによって行うことができる。
次にガイド部材32をガイド支持部材31によって支持する方法について述べる。
ガイド部材32はガイドレール12に沿って平行に、走行するフライト11の両端の側面外側に配置されるようにガイド支持部材31に取り付けられる。
ガイド部材32は垂直方向に伸びる垂直ガイド部32aと、沈殿池2の中央部側に伸びる水平ガイド部32bとからなっている。ガイド部材32としては山形の形状を有する鋼を用いることができ、例えば、市販の山型鋼又はH形鋼等を用いるのが好ましい。
図4に示した例ではガイド支持部材31及びガイド部材32としてT形鋼を用いている。
図4に示すように、ガイド支持部材31のT形鋼のフランジの上端部にガイド部材32の垂直ガイド部32aとなる山形鋼の一辺を溶接又はボルトによって固定し、ガイド部材32の山形鋼の他の辺をガイド部材32の水平ガイド部32bとする。
ガイド部材32の垂直ガイド部32aはフライト11の側端面11aから所定の距離だけ離隔している。これにより、フライト11に対して横方向に力が働いても、フライト11の側端面11aは垂直ガイド部32aに当たって動きを規制され、それ以上横方向に移動することが出来なくなる。垂直ガイド部32aとフライト11の側端面11aとの離隔距離は、第1フライトシュー21がガイドレール12から脱線しない範囲であれば適宜の寸法を用いることができる。例えば10mm〜30mmの範囲に設定することにより脱線を防止できる。
ガイド部材32の水平ガイド部32bはフライト11の上端面11bから所定の距離だけ離隔している。これにより、地震の震動に伴う水流により、フライト11が下から押し上げられた時にも、フライト11の上端面11bは水平ガイド部32bに当たって動きを規制され、それ以上垂直方向に移動することができなくなり、フライト11の脱線をより確実に防止できる。
ガイド部材32の材料としてはステンレス鋼(SUS材)を用いることが好ましいが、一般構造用圧延鋼(SS材)を用いても良い。また、十分な強度が得られるのであれば、樹脂材等のその他の材料を用いても良い。
このガイド部材32を支持するガイド支持部材31は各ガイドレールブラケット20に近い位置に取り付けることが好ましい。ガイド部材31とガイドレールブラケット20との距離が大きいとガイドレール12に大きなモーメントが加わるので、好ましくない。
ガイド支持部材31としては市販の山形鋼、T形鋼又はH形鋼を用いることができる。
図4に示した例ではガイド支持部材31としてT形鋼を用い、ガイド部材32として山形鋼を用いている。
また、ガイド支持部材31の垂直部材31aの水平部材31bへの取付けは溶接又はボルトを用いることができ、水平部材31bのガイドレール12への取り付けはレールクリップ35及びボルト33を用いて行うことができる。
本発明は、上記のように、市販の材料を用いて既存の水処理施設にスロッシング防止用の設備を簡便に設けることができる点も特徴の一つである。
また、既存の水処理施設にスロッシング防止用のガイド部材を設けるに際しては予め工場でガイド支持部材31とガイド部材32とを組み立てておき、これを水処理施設の現場でガイドレール12に取り付けることができる。
このため、ドリルによって沈殿池の壁やブラケット20に穴を開ける必要もないので、簡便かつ安全にガイド部材の取り付け作業を行うことができる。
上記のように構成された本実施形態の動作を説明する。
駆動軸7を図示しないモータによって駆動することで、駆動軸7に取り付けられたスプロケット17aが回転し、無端チェーン10が周回する。無端チェーン10が周回することにより、無端チェーン10に取り付けられたフライト11が上部ガイドレール12a、下部ガイドレール12b、池底レール13にガイドされながら無端チェーン10と共に周回し、底部4に沈殿している汚泥等を底部4に形成されたピット15に掻き寄せる。
装置を駆動中に地震が発生し、スロッシングが生ずると、水面近くにある無端チェーン10が波によって上下及び左右に動く。
このとき、フライト11の側端面11aはガイド部材の垂直ガイド部32aに当接して無端チェーン10の横方向の動きが規制され、無端チェーン10がガイドレール12から脱線するのを防止する。
また、フライト11の上端面11bはガイド部材の水平ガイド部32bに当接して無端チェーン10の上方への動きが規制され、無端チェーン10がスプロケット17から脱落するのを防止する。
次に本発明の汚泥掻寄機1における脱輪防止機構の第2の実施形態を図5、6に基づいて説明する。
本実施形態では図5に示すように、フライト11の端面にピン部材40を設ける。
図6に示すように、支持部材31の水平部材31bがガイドレール12にレールクリップ35及びボルト33によって取り付けられる。
ガイド部材32はガイド支持部材31の上端部に溶接又はボルトによって固定される。
一方、ガイド部材32の垂直ガイド部32aはこのピン部材40の端部と距離を置いて配置され、また、ガイド部材32の水平ガイド部32bはピン部材の上方にピン部材40と距離を置いて配置される。
上記のように構成された本実施形態の動作を説明する。
装置を駆動中に地震が発生し、スロッシングが生ずると、水面近くにある無端チェーン10が波によって上下及び左右に動く。このとき、ピン部材40の端部がガイド部材32の垂直ガイド部32aに当接して無端チェーン10の横方向の動きを規制し、無端チェーン10がガイドレールから脱線するのを防止する。
また、ピン部材40の上面がガイド部材32の水平ガイド部32bに当接して無端チェーン10の上方への動きを規制し、無端チェーン10がスプロケット17から脱落するのを防止する。
1 汚泥掻寄機
2 沈殿池
3 槽
4 底部
5 第1従動軸
6 第2従動軸
7 駆動軸
8 第3従動軸
10 チェーン、無端チェーン
11 フライト
11a フライトの側端面
11b フライトの上端面
12 ガイドレール
12a 上部ガイドレール
12b 下部ガイドレール
13 池底レール
14 沈殿池の側壁
15 ピット
17、17a、17b、17c、17d スプロケット
20 ガイドレールブラケット
21 第1フライトシュー
22 第2フライトシュー
31 ガイド支持部材
31a 垂直部材
31b 水平部材
32 ガイド部材
32a 垂直ガイド部
32b 水平ガイド部
33 ボルト
34 接合板
35 レールクリップ
40 ピン部材

Claims (7)

  1. 無端チェーンの走行に伴って沈殿池の内部を長尺状のフライトがガイドレールに沿って走行するようにした汚泥掻寄機において、
    無端チェーンと、
    ガイドレールと
    前記無端チェーンに固定されたフライトであって、その上下面に前記ガイドレールに係合してフライトを前記ガイドレールに沿って走行するようにしたフライトシューを備えたフライトと、
    前記フライト両端の側面外側に、前記ガイドレールに沿って、前記フライトから離隔した位置に設けられたガイド部材と、
    前記ガイドレールに固定され、前記ガイド部材を支持するガイド支持部材と、を有し、
    前記ガイド部材は、フライトの横方向の動きを規制する垂直ガイド部と、フライトの上方向の動きを規制する水平ガイド部とからなり、
    前記ガイド支持部材は垂直部材と水平部材とからなっており、前記水平部材の一方の端部は前記ガイドレールに固着され、他方の端部は前記垂直部材の下端部に固着されて、前記垂直部材を立設支持し、前記垂直部材の上端部は前記ガイド部材の前記垂直ガイド部と固着されている、
    ことを特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 前記ガイド部材は前記フライトの側端面及び前記フライトの上端面から離隔した位置に配置され、スロッシング発生時には、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部はフライトの側端面と当接することによって前記フライトの横方向の動きを規制し、前記ガイド部材の水平ガイド部は前記フライトの上端面と当接することによって前記フライトの上方向の動きを規制するようにした、請求項1に記載の汚泥掻寄機。
  3. 前記フライトの側端面にはピン部材が沈殿池の側壁側に伸びるように水平方向に設けられており、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部は前記ピン部材の先端部から離隔した位置に配置され、前記水平ガイド部は前記ピン部材の上面から離隔した位置に配置され、スロッシング発生時には、前記ガイド部材の前記垂直ガイド部は前記ピン部材の先端部と当接することによって前記フライトの横方向の動きを規制し、前記ガイド部材の前記水平ガイド部は前記ピン部材の上面と当接することによって前記フライトの上方向の動きを規制するようにした、請求項1に記載の汚泥掻寄機。
  4. 前記ガイド部材は、山形の形状を有する鋼からなり、前記山形の形状を有する鋼の一辺が前記垂直ガイド部を形成し、前記山形の形状を有する鋼の他の一辺が前記水平ガイド部を形成している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
  5. 前記ガイド支持部材は、形鋼からなり、そのフランジ部に前記ガイド部材の前記垂直ガイド部が固着されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
  6. 前記ガイド支持部材の前記水平部材は前記ガイドレールにレールクリップによって固着されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
  7. 前記ガイド支持部材は前記ガイドレールが支持されているガイドレールブラケットに近い位置に設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
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