JP2019136618A - 汚泥掻寄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持レールからフライトが浮き上がった場合に、支持レールからのフライトの脱落を効果的に抑制することができる汚泥掻寄機を提供する。【解決手段】汚泥掻寄機11は、複数のスプロケット15と、複数のスプロケット15に巻き掛けられた無端状のチェーン16と、チェーン16に取り付けられ、スプロケット15の回転に伴いチェーン16が周回移動したときにチェーン16の周回軌道の外周側を移動して汚泥を掻き寄せるフライト24と、フライト24に取り付けられた第1シュー28と、第1シュー28を介してフライト24を支持する上側支持レール26と、上側支持レール26と同じ方向に延びる上側係合レール30と、第1シュー28に設けられ、上側支持レール26からフライト24が浮き上がった場合に上側係合レール30と係合することによって上側支持レール26からのフライト24の脱落を抑制する係合部31とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば下水処理に用いられる汚泥掻寄機に関する。
従来、この種の汚泥掻寄機として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。こうした汚泥掻寄機は、横長の汚泥沈殿池内の水面部から池底部にわたって矩形板状のフライトが間隔を置いて複数取り付けられた無端状のチェーンを備えており、チェーンの周回移動に伴う各フライトの周回走行によって固形物が各フライトによって掻き寄せられるようになっている。
水面部には一対の上部レールが配置され、池底部には一対の下部レールが配置されている。フライトにおける一対の上部レールと対応する位置には第1のシューがそれぞれ設けられ、フライトにおける一対の下部レールと対応する位置には第2のシューがそれぞれ設けられている。そして、フライトが水面部を走行する際には第1のシューが上部レール上を摺動し、フライトが池底部を走行する際には第2のシューが下部レール上を摺動する。
フライトの両端部には、当該フライトの両端からフライト長手方向に突出する凸部がそれぞれ設けられている。水面部におけるフライトの長手方向の外側には、一対のガイドレールが汚泥沈殿池側に固定された状態で設けられている。この場合、凸部の上面とガイドレールの下面とが上下方向で対向している。そして、大地震などによって特に水面部で発生する大きな水面の振れ(スロッシング)によって水面部を走行するフライトが上部レールから浮き上がった場合には、凸部がガイドレールに当接することによってフライトの上部レールからの脱落を防止するようにしている。
特開2015−29979号公報
ところで、上述のような汚泥掻寄機では、スロッシングによってフライトが上部レールから浮き上がった場合に、上部レールから離れた位置で凸部がガイドレールに当接するため、フライトの上部レールからの脱落を抑制する上では改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、支持レールからフライトが浮き上がった場合に、支持レールからのフライトの脱落を効果的に抑制することができる汚泥掻寄機を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する汚泥掻寄機は、複数のスプロケットと、複数の前記スプロケットに巻き掛けられた無端状のチェーンと、前記チェーンに取り付けられ、前記スプロケットの回転に伴い前記チェーンが周回移動したときに前記チェーンの周回軌道の外周側を移動して汚泥を掻き寄せるフライトと、前記フライトに取り付けられたシューと、前記シューを介して前記フライトを支持する支持レールと、前記支持レールと同じ方向に延びる係合レールと、前記シューに設けられ、前記支持レールから前記フライトが浮き上がった場合に前記係合レールと係合することによって前記支持レールからの前記フライトの脱落を抑制する係合部と、を備える。
この構成によれば、係合部がシューに設けられているため、フライトが支持レールから浮き上がった場合に、支持レールに近い位置で係合部が係合レールと係合する。このため、フライトの浮き上がりが効果的に抑制されるので、支持レールからのフライトの脱落を効果的に抑制することができる。
上記汚泥掻寄機において、前記係合部は、前記シューに対して着脱自在に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、係合部とシューとが別体なので、係合部のシューに対する取り付け位置を自由に変更できる。
上記汚泥掻寄機において、前記係合部は、前記シューと一体に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、係合部をシューと別体で構成する場合に比べて、部品点数を低減できる。
上記汚泥掻寄機において、前記係合部は、前記シューに形成された凹部であることが好ましい。
この構成によれば、係合レールを凹部に挿入することで、フライトが支持レールから浮き上がった場合に、支持レールに対してより近い位置で凹部が係合レールと係合する。このため、フライトの浮き上がりがより一層効果的に抑制されるので、支持レールからのフライトの脱落をより一層効果的に抑制することができる。
上記課題を解決する汚泥掻寄機は、複数のスプロケットと、複数の前記スプロケットに巻き掛けられた無端状のチェーンと、前記チェーンに取り付けられ、前記スプロケットの回転に伴い前記チェーンが周回移動したときに前記チェーンの周回軌道の外周側を移動して汚泥を掻き寄せるフライトと、前記フライトに取り付けられたシューと、前記シューを介して前記フライトを支持する支持レールと、前記支持レールと同じ方向に延びる係合レールと、前記フライトの移動方向において前記フライトを前記シューとで挟むように前記フライトに対して取り付けられ、前記支持レールから前記フライトが浮き上がった場合に前記係合レールと係合することによって前記支持レールからの前記フライトの脱落を抑制する係合部と、を備える。
この構成によれば、係合部がフライトの移動方向においてフライトをシューとで挟むようにフライトに対して取り付けられているため、フライトが支持レールから浮き上がった場合に、支持レールに近い位置で係合部が係合レールと係合する。このため、支持レールからのフライトの浮き上がりが効果的に抑制されるので、支持レールからのフライトの脱落を効果的に抑制することができる。
本発明によれば、支持レールからフライトが浮き上がった場合に、支持レールからのフライトの脱落を効果的に抑制することができる。
一実施形態の汚泥掻寄機を沈殿池内に設置したときの状態を示す模式斜視図。 図1の上部を示す模式図。 図1の下部を示す模式図。 変更例の汚泥掻寄機の要部を示す模式図。 (a)は図4の第1シューの側面図、(b)は(a)の正面図。 (a)は図4の第1シューの変更例の側面図、(b)は(a)の正面図。 別の変更例の汚泥掻寄機の要部を示す模式図。 (a)は図7の第1シューの側面図、(b)は(a)の正面図。 さらに別の変更例の汚泥掻寄機の要部を示す模式断面図。
以下、下水処理の際に用いられる汚泥掻寄機の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、汚泥掻寄機11は、略直方体状をなす沈殿池12内に設置される。沈殿池12における長手方向となる第1方向Xの一端側には、沈殿池12の底面13よりも下方に凹む汚泥ピット14が、沈殿池12の第1方向X及び鉛直方向Zの両方と直交する第2方向Yに延びるように設けられている。汚泥ピット14には、沈殿池12に貯留された下水に含まれる汚泥が集積される。すなわち、汚泥掻寄機11は、沈殿池12内の汚泥を汚泥ピット14へ向けて掻き寄せる。
汚泥掻寄機11は、第1方向Xから見て左右対称な構造になっており、複数のスプロケット15と、これら複数のスプロケット15に巻き掛けられる無端状のチェーン16とを備えている。各スプロケット15は、第2方向Yにおいて対をなすようにして沈殿池12内に配置されている。これらのスプロケット15のうち、第1方向Xにおける汚泥ピット14側の端部の上部に配置される一対のスプロケット15は、図示しないモーターによって回転駆動力が付与される駆動スプロケット17とされている。一対の駆動スプロケット17は、第2方向Yにおける沈殿池12の両内側面18間に架設された駆動軸19によって一体回転可能に支持されている。
沈殿池12の上部であって且つ第1方向Xの中央位置よりも駆動スプロケット17が位置する側とはやや反対側寄りとなる位置には、スプロケット15の一種である第1従動スプロケット20が、第2方向Yにおいて対をなすように配置されている。沈殿池12の下部であって且つ第1方向Xにおける汚泥ピット14側とは反対側の端部には、スプロケット15の一種である第2従動スプロケット21が、第2方向Yにおいて対をなすように配置されている。
沈殿池12の下部であって且つ第1方向Xにおける汚泥ピット14側の端部には、スプロケット15の一種である第3従動スプロケット22が、第2方向Yにおいて対をなすように配置されている。第1〜第3従動スプロケット20〜22は、沈殿池12の両内側面18間に架設された従動軸23によってそれぞれ一体回転可能に支持されている。
沈殿池12における第2方向Yの一方の内側面18に沿って配置された一つの駆動スプロケット17及び三つの従動スプロケット20〜22と、他方の内側面18に沿って配置された一つの駆動スプロケット17及び三つの従動スプロケット20〜22とには、それぞれ無端状のチェーン16が巻き掛けられている。したがって、沈殿池12内には、一対のチェーン16が第2方向Yで互いに対向するように配置されている。
この場合、一つの駆動スプロケット17及び三つの従動スプロケット20〜22に巻き掛けられたチェーン16は、第2方向Yから見て略台形状をなしている。そして、一対の駆動スプロケット17が回転駆動されると、その回転駆動力が一対のチェーン16を介して各対の従動スプロケット20〜22に伝達されて当該各対の従動スプロケット20〜22が従動回転する。
一対のチェーン16には、第2方向Yに延びる矩形板状のフライト24が、一対のチェーン16間を架け渡すようにして複数設けられている。これらのフライト24は、無端状のチェーン16が形成する環の外側においてチェーン16の延びる方向に等間隔となるように配置された状態で、チェーン16に一体形成された取付板25(図2参照)に対して図示しないボルト及びナットにより固定されている。したがって、フライト24が架け渡された一対のチェーン16は、一対の駆動スプロケット17及び各対の従動スプロケット20〜22の回転に伴い、互いに同期して周回移動する。
そして、一対のチェーン16が周回移動したときに各フライト24が一対のチェーン16の周回軌道の外周側を移動することで、沈殿池12内の汚泥が各フライト24によって掻き寄せられる。本実施形態における汚泥掻寄機11は、図1において白抜きの矢印で示す方向に一対のチェーン16が周回移動する。つまり、一対のチェーン16に取り付けられた各フライト24が沈殿池12の底面13に沿って第2従動スプロケット21側から第3従動スプロケット22側に向かって移動することで、沈殿池12の底面13に沈殿した汚泥が各フライト24により汚泥ピット14へ向けて掻き寄せられる。
図1及び図2に示すように、駆動スプロケット17と第1従動スプロケット20との間には、フライト24を下側から支持する支持レールの一例としての一対の上側支持レール26が第1方向Xに延びるように配置されている。一対の上側支持レール26は、一対のチェーン16よりも第2方向Yの外側に配置されている。一対の上側支持レール26は、沈殿池12における第2方向Yの両内側面18に対をなすように設けられた複数の上側レール支持部材27によって支持されている。複数対の上側レール支持部材27は、第1方向Xにおいて等間隔に並ぶように配置されている。
フライト24における一対の上側支持レール26との接触部分には、シューの一例としての第1シュー28が図示しないボルト及びナットによってそれぞれ取り付けられている。一対の第1シュー28は、駆動スプロケット17と第1従動スプロケット20との間においてチェーン16の取付板25と同様にフライト24における下側に配置されている。したがって、フライト24は、駆動スプロケット17と第1従動スプロケット20との間の領域において、一対の上側支持レール26により一対の第1シュー28を介して摺動可能に支持されている。
第1シュー28には、第1シュー28が上側支持レール26から第2方向Yに外れないようにするための一対のストッパー29が突設されている。一対のストッパー29は、第1シュー28における上側支持レール26を第2方向Yで挟んだ両側に配置されている。各対の上側レール支持部材27上における一対の上側支持レール26の第2方向Yの外側には、一対の上側支持レール26と同じ方向に延びる係合レールの一例としての一対の上側係合レール30が配置されている。
第1シュー28における第2方向Yの外側の位置には、第1方向Xから見てL字板状をなす係合部31が一体に形成されている。係合部31における第2方向Yの外側の端面は、フライト24における第2方向Yの外側の端面と面一になっている。係合部31の先端部31aとフライト24との間には隙間が形成され、当該隙間には上側係合レール30に突設された平板状の突出部30aが挿入されている。
この場合、係合部31の先端部31aの上側に上側係合レール30の突出部30aが配置され、先端部31aと突出部30aの一部とが鉛直方向Zにおいて対向している。したがって、係合部31の先端部31aは、上側支持レール26からフライト24が浮き上がった場合に上側係合レール30の突出部30aと係合することによって上側支持レール26からのフライト24の脱落を抑制するようになっている。
図1及び図3に示すように、第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間には、フライト24を下側から支持する支持レールの一例としての一対の下側支持レール32が第1方向Xに延びるように配置されている。フライト24は、第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間にあるときには、駆動スプロケット17と第1従動スプロケット20との間にあるときと上下の向きが反転する。一対の下側支持レール32は、一対のチェーン16よりも第2方向Yの内側における沈殿池12の底面13上に配置されている。
フライト24における一対の下側支持レール32との接触部分には、第2シュー33が図示しないボルト及びナットによってそれぞれ取り付けられている。一対の第2シュー33は、第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間においてチェーン16の取付板25側の反対側となるフライト24における下側に配置されている。したがって、フライト24は、第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間の領域において、一対の下側支持レール32により一対の第2シュー33を介して摺動可能に支持されている。
第2シュー33には、第2シュー33が下側支持レール32から第2方向Yに外れないようにするための一対のストッパー34が突設されている。一対のストッパー34は、第2シュー33における下側支持レール32を第2方向Yで挟んだ両側に配置されている。沈殿池12の底部における両内側面18と底面13との間には、沈殿池12の第2方向Yにおける幅を狭くするようにそれぞれテーパー面35が形成されている。
両テーパー面35における第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間の領域と対応する位置には、複数の下側レール支持部材36が第1方向Xに等間隔で並ぶようにそれぞれ設けられている。両テーパー面35におけるそれぞれの複数の下側レール支持部材36は、下側支持レール32と同じ方向に延びる係合レールの一例としての一対の下側係合レール37を支持している。つまり、一対の下側係合レール37は、両テーパー面35のそれぞれの近傍で複数の下側レール支持部材36によって支持されている。
下側係合レール37は、第1方向Xから見てL字状をなしており、その一部が第1シュー28の係合部31の先端部31aの上側に位置している。つまり、下側係合レール37の一部と係合部31の先端部31aとが鉛直方向Zにおいて対向している。したがって、係合部31の先端部31aは、下側支持レール32からフライト24が浮き上がった場合に下側係合レール37と係合することによって下側支持レール32からのフライト24の脱落を抑制するようになっている。
次に、汚泥掻寄機11の作用について説明する。
一対の駆動スプロケット17が回転駆動されると、各対の従動スプロケット20〜22の回転に伴って一対のチェーン16が複数のフライト24と共に周回移動する。すると、各フライト24は、第2従動スプロケット21と第3従動スプロケット22との間の領域において、第2従動スプロケット21側から第3従動スプロケット22側に向かって順次に移動する過程で、底面13上に堆積した汚泥を汚泥ピット14へ掻き寄せる。
このとき、大地震などによって沈殿池12の特に水面S(図2参照)が上下に大きく振れた場合には、一対の上側支持レール26上を摺動する各フライト24が一対の上側支持レール26上から浮き上がろうとする。すると、各フライト24の一対の第1シュー28の係合部31の先端部31aが一対の上側係合レール30の突出部30aと係合する。すなわち、第1シュー28の係合部31の先端部31aが上側支持レール26に近い位置で上側係合レール30の突出部30aと係合する。これにより、一対の上側支持レール26上からの各フライト24の浮き上がりが効果的に抑制されるので、一対の上側支持レール26上からの各フライト24の脱落が抑制される。
また、大地震などによって沈殿池12の特に水面Sが上下に大きく振れると、沈殿池12の底部でも少なからず水が上下に振れる。このため、一対の下側支持レール32上を摺動する各フライト24が一対の下側支持レール32上から浮き上がろうとする。すると、各フライト24の一対の第1シュー28の係合部31の先端部31aが一対の下側係合レール37と係合する。これにより、一対の下側支持レール32上からの各フライト24の浮き上がりが抑制されるので、一対の下側支持レール32上からの各フライト24の脱落が抑制される。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)汚泥掻寄機11は、第1シュー28に設けられ、上側支持レール26及び下側支持レール32から各フライト24が浮き上がった場合に、上側係合レール30及び下側係合レール37と係合することによって上側支持レール26及び下側支持レール32からの各フライト24の脱落を抑制する係合部31を備えている。この構成によれば、係合部31が第1シュー28に設けられているため、各フライト24が上側支持レール26及び下側支持レール32から浮き上がった場合に、上側支持レール26及び下側支持レール32に近い位置で係合部31が上側係合レール30及び下側係合レール37と係合する。このため、上側支持レール26及び下側支持レール32からの各フライト24の浮き上がりを効果的に抑制できるので、上側支持レール26及び下側支持レール32からの各フライト24の脱落を効果的に抑制できる。
(2)汚泥掻寄機11において、係合部31は第1シュー28と一体に形成されている。この構成によれば、係合部31を第1シュー28と別体で構成する場合に比べて、部品点数を低減できる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・図4に示すように、第1シュー28を第1シュー40に変更し、係合部31を第1シュー40に形成された凹部よりなる係合部41に変更し、上側係合レール30を第1方向Xから見てL字状をなす上側係合レール42に変更し、上側係合レール42を支持する複数の支持部材43を沈殿池12の内側面18に設けるようにしてもよい。この場合、図5(a)及び図5(b)に示すように、第1シュー40は、第2方向Yから見てL字板状をなしており、水平に延びる板状の摺動部44と摺動部44上の端部に立設された板状の取付部45とを備えている。取付部45における第2方向Yの外側であって摺動部44と隣接する位置には、取付部45の一部を切り欠いてなる係合部41(凹部)が形成されている。この構成によれば、上側係合レール42の一部を係合部41に挿入することで、フライト24が上側支持レール26から浮き上がった場合に、上側支持レール26に対してより近い位置で係合部41が上側係合レール42と係合する。このため、フライト24の浮き上がりがより一層効果的に抑制されるので、上側支持レール26からのフライト24の脱落をより一層効果的に抑制することができる。
・図6(a)及び図6(b)に示すように、上記図5(a)及び図5(b)に示す第1シュー40において、取付部45における係合部41を摺動部44と挟んで対向する位置に板状の凸部46を形成してもよい。凸部46は、係合部41と隣接している。
・図7に示すように、第1シュー28を第1シュー50に変更し、係合部31を第1シュー50に形成された棒状の凸部よりなる係合部51に変更し、上側係合レール30を第1方向Xから見てL字状をなす上側係合レール52に変更するようにしてもよい。この場合、図8(a)及び図8(b)に示すように、第1シュー50は、第2方向Yから見てL字板状をなしており、水平に延びる板状の摺動部53と摺動部53上の端部に立設された板状の取付部54とを備えている。取付部54における第2方向Yの外側であって摺動部53と隣接する位置には、第2方向Yの外側に突出する係合部51が形成されている。そして、図7に示すように、第2方向Yにおける係合部51の先端部は、第2方向Yにおけるフライト24の端部よりも外側に位置している。
・図9に示すように、第1シュー28と係合部31とを別体で構成し、フライト24の移動方向である第1方向Xにおいてフライト24を第1シュー28と係合部31とで挟むようにして第1シュー28及び係合部31をフライト24に対してボルト60とナット61とによって取り付けるようにしてもよい。この場合、第1シュー28、係合部31、フライト24が共通のボルト60及びナット61によって締結される。この構成によれば、係合部31がフライト24の移動方向においてフライト24を第1シュー28とで挟むようにフライト24に対して取り付けられているため、フライト24が上側支持レール26から浮き上がった場合に、上側支持レール26に近い位置で係合部31が上側係合レール30と係合する。このため、上側支持レール26からのフライト24の浮き上がりが効果的に抑制されるので、上側支持レール26からのフライト24の脱落を効果的に抑制することができる。
・第1シュー28に対して係合部31をボルトなどによって着脱自在に取り付けるようにしてもよい。この構成によれば、係合部31と第1シュー28とが別体なので、係合部31の第1シュー28に対する取り付け位置を自由に変更できるとともに、係合部31及び第1シュー28のうちのいずれか一方のみを交換することができる。
11…汚泥掻寄機、15…スプロケット、16…チェーン、24…フライト、26…支持レールの一例としての上側支持レール、28,40,50…シューの一例としての第1シュー、30,42,52…係合レールの一例としての上側係合レール、31,41,51…係合部、32…支持レールの一例としての下側支持レール、37…係合レールの一例としての下側係合レール。

Claims (5)

  1. 複数のスプロケットと、
    複数の前記スプロケットに巻き掛けられた無端状のチェーンと、
    前記チェーンに取り付けられ、前記スプロケットの回転に伴い前記チェーンが周回移動したときに前記チェーンの周回軌道の外周側を移動して汚泥を掻き寄せるフライトと、
    前記フライトに取り付けられたシューと、
    前記シューを介して前記フライトを支持する支持レールと、
    前記支持レールと同じ方向に延びる係合レールと、
    前記シューに設けられ、前記支持レールから前記フライトが浮き上がった場合に前記係合レールと係合することによって前記支持レールからの前記フライトの脱落を抑制する係合部と、
    を備えることを特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 前記係合部は、前記シューに対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の汚泥掻寄機。
  3. 前記係合部は、前記シューと一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の汚泥掻寄機。
  4. 前記係合部は、前記シューに形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載の汚泥掻寄機。
  5. 複数のスプロケットと、
    複数の前記スプロケットに巻き掛けられた無端状のチェーンと、
    前記チェーンに取り付けられ、前記スプロケットの回転に伴い前記チェーンが周回移動したときに前記チェーンの周回軌道の外周側を移動して汚泥を掻き寄せるフライトと、
    前記フライトに取り付けられたシューと、
    前記シューを介して前記フライトを支持する支持レールと、
    前記支持レールと同じ方向に延びる係合レールと、
    前記フライトの移動方向において前記フライトを前記シューとで挟むように前記フライトに対して取り付けられ、前記支持レールから前記フライトが浮き上がった場合に前記係合レールと係合することによって前記支持レールからの前記フライトの脱落を抑制する係合部と、
    を備えることを特徴とする汚泥掻寄機。
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