JP2014161769A - 汚泥掻寄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大地震発生時におけるシュー並びにリターンシューの池底レール並びにリターンレールからの位置ズレやフライトの脱落を防いで、チェーンのスプロケットからの脱落や破断を防止し得る汚泥掻寄機を提供する。
【解決手段】シュー18の池底レール6上面に対する摺動部18aの両幅端部に脚部18bを突設し、フライト5の汚泥掻寄走行時における該脚部18bの下端に、シュー18の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部18cを形成し、リターンシュー19の上部リターンレール及び下部リターンレール上面に対する摺動部19aの両幅端部に脚部19bを突設し、フライト5の戻り走行時における該脚部19bの下端に、リターンシュー19の幅中心側へ突出する鉤状部19dを形成すると共に、リターンシュー19の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部19cを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、沈殿池内に設置されて、該沈殿池の底部に沈積する汚泥を掻き寄せる汚泥掻寄機に関するものである。
一般に、下水処理場で汚泥を沈降分離する沈殿池には、該沈殿池の底部に沈積する汚泥を掻き寄せてホッパに集める汚泥掻寄機が設置される。
図8は従来の汚泥掻寄機の一例を示すものであって、1は内部の幅寸法及び深さ寸法に対して水平方向長さ寸法を長く設定した直方体形状の内部空間を有する沈殿池、2は沈殿池1の底部に沈積する汚泥を掻き寄せる汚泥掻寄機、3は汚泥掻寄機2によって掻き寄せられた汚泥を集めるために沈殿池1の長手方向一端側における底部に凹設されたホッパである。
前記汚泥掻寄機2は、図8に示される如く、沈殿池1内にその長手方向へ循環駆動自在となるよう無端状に且つ該沈殿池1の長手方向と直角な幅方向へ所要間隔をあけて一対のチェーン4を配設し、該一対のチェーン4間に掛け渡すように、前記沈殿池1内の汚泥を掻き寄せるフライト5を取り付け、前記沈殿池1の底部にその長手方向へ延びるように、前記フライト5の池底における汚泥掻寄走行をガイドする池底レール6を敷設し、前記沈殿池1の内部所要位置にその長手方向へ延びるように、前記汚泥掻寄走行を終えたフライト5の戻り走行をガイドする上部リターンレール7と下部リターンレール8とを敷設してなる構成を有している。
前記沈殿池1の長手方向一端側における底部に凹設されたホッパ3縁部近傍には、該沈殿池1の幅方向へ延びる固定軸9を回転自在に配設し、該固定軸9に固定スプロケット10を嵌着し、前記固定軸9上方における沈殿池1の水面近傍位置には、該沈殿池1の幅方向へ延び且つモータ等の駆動装置11によって回転駆動される駆動軸12を配設し、該駆動軸12に駆動スプロケット13を嵌着し、前記沈殿池1の長手方向中間部における水面近傍位置には、該沈殿池1の幅方向へ延びる中間軸14を回転自在に配設し、該中間軸14に中間スプロケット15を嵌着し、前記沈殿池1の長手方向他端側における底部には、該沈殿池1の幅方向へ延びるテイクアップ軸16を回転自在に且つ沈殿池1の長手方向へスライド自在に配設し、該テイクアップ軸16にテイクアップスプロケット17を嵌着し、前記チェーン4は、前記固定スプロケット10と駆動スプロケット13と中間スプロケット15とテイクアップスプロケット17とに順次掛け回し、前記テイクアップ軸16を必要に応じて沈殿池1の長手方向へスライドさせ、前記中間スプロケット15とテイクアップスプロケット17との間におけるチェーン4の自重を利用して、該チェーン4のテンションを適正に調整できるようになっている。
前記フライト5には、図9に示される如く、該フライト5の汚泥掻寄走行時に池底レール6上を摺動するシュー18を取り付けると共に、図10に示される如く、該フライト5の戻り走行時に上部リターンレール7と下部リターンレール8上を摺動するリターンシュー19を取り付けてある。
尚、前記池底レール6は、図9に示される如く、下部フランジ部6aとウエブ部6bと上部フランジ部6cとからなり、該下部フランジ部6aとウエブ部6bが沈殿池1の底部に埋め込まれ、上部フランジ部6cのみが沈殿池1の底面から突出するようになっており、又、前記上部リターンレール7及び下部リターンレール8は、図10に示される如く、下部フランジ部7a,8aとウエブ部7b,8bと上部フランジ部7c,8cとからなり、前記沈殿池1の幅方向両側面から内方へ張り出すレールブラケット20,21上に、前記下部フランジ部7a,8aを固定具22,23を介してボルト・ナット等の締結部材24,25で締め付けることにより、取り付けられるようになっている。
図8に示される汚泥掻寄機2においては、前記駆動装置11により駆動軸12に嵌着された駆動スプロケット13を回転駆動すると、チェーン4によりフライト5がシュー18を介し池底レール6に沿って沈殿池1の底部を走行し、該沈殿池1の底部に沈積した汚泥が前記フライト5によって掻き寄せられてホッパ3に集められる。
前記汚泥掻寄走行を終えたフライト5は、固定スプロケット10を通過して上昇し、駆動スプロケット13を通過した後、上下反転する形でリターンシュー19を介し上部リターンレール7に沿って沈殿池1の水面近傍を走行する。
前記リターンシュー19を介し上部リターンレール7に沿って沈殿池1の水面近傍を走行するフライト5は、中間スプロケット15を通過した後、沈殿池1の底部へ向け沈降していく形で移動し、前記リターンシュー19を介し下部リターンレール8に沿って沈殿池1の底部から所要寸法だけ上方位置を走行する。
前記リターンシュー19を介し下部リターンレール8に沿って沈殿池1の底部から所要寸法だけ上方位置を走行するフライト5は、テイクアップスプロケット17を通過した後、再び上下反転する形でシュー18を介し池底レール6に沿って沈殿池1の底部を走行し、以下、同様の操作が繰り返される。
尚、図8〜図10に示されるような構造の汚泥掻寄機と関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1、2がある。
特開2003−117310号公報 特開平8−281010号公報
しかしながら、従来の汚泥掻寄機2におけるシュー18並びにリターンシュー19は底面がフラットな形状で単に池底レール6並びに上部リターンレール7や下部リターンレール8上に載置されるだけであるため、大地震が発生すると、沈殿池1の汚水が揺動し、それに伴って汚泥掻寄機2のフライト5が大きく揺れ、特に上部リターンレール7或いは下部リターンレール8からリターンシュー19が位置ズレを起こしたり、フライト5が脱落したりする可能性があった。
前記リターンシュー19が位置ズレを起こしたまま進行した場合、チェーン4は中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17に対し乗り上げる形となって、過剰なテンションによるチェーン4の破断や中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17からのチェーン4の脱落が発生する虞があった。仮に、前記中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17から一対のチェーン4のうち片側のチェーン4が脱落し、もう片側のチェーン4のみ進行した場合、フライト5が斜行状態となって中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17の部分を通過できず、やはりチェーン4が破断することとなる。
又、前記上部リターンレール7或いは下部リターンレール8からフライト5が脱落したまま進行した場合、該フライト5が中間スプロケット15の中間軸14やテイクアップスプロケット17のテイクアップ軸16の部分を通過できず、フライト5の破損や過剰なテンションによるチェーン4の破断が発生する可能性があり、地震後の復旧が困難になるという問題を有していた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、大地震発生時におけるシュー並びにリターンシューの池底レール並びにリターンレールからの位置ズレやフライトの脱落を防いで、チェーンのスプロケットからの脱落や破断を防止し得る汚泥掻寄機を提供しようとするものである。
本発明は、沈殿池内にその長手方向へ循環駆動自在となるよう複数のスプロケットに対し無端状に掛け回され且つ該沈殿池の長手方向と直角な幅方向へ所要間隔をあけて配設された一対のチェーンと、
該一対のチェーン間に掛け渡すよう取り付けられ且つ前記沈殿池内の汚泥を掻き寄せるフライトと、
前記沈殿池の底部にその長手方向へ延びるよう敷設され且つ前記フライトの池底における汚泥掻寄走行をガイドする池底レールと、
前記沈殿池の内部所要位置にその長手方向へ延びるよう敷設され且つ前記汚泥掻寄走行を終えたフライトの戻り走行をガイドするリターンレールと、
前記フライトに取り付けられ且つ該フライトの汚泥掻寄走行時に池底レール上を摺動するシューと、
前記フライトに取り付けられ且つ該フライトの戻り走行時にリターンレール上を摺動するリターンシューとを備えた汚泥掻寄機において、
前記シューの池底レール上面に対する摺動部の両幅端部に脚部を突設し、前記フライトの汚泥掻寄走行時における該脚部の下端に、前記シューの幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部を形成し、
前記リターンシューのリターンレール上面に対する摺動部の両幅端部に脚部を突設し、前記フライトの戻り走行時における該脚部の下端に、前記リターンシューの幅中心側へ突出する鉤状部を形成すると共に、前記リターンシューの幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部を形成したことを特徴とする汚泥掻寄機にかかるものである。
前記汚泥掻寄機においては、前記シューの幅中心から幅端までの寸法を前記フライトの幅端と池底側面との間隙より長く設定することが好ましい。
本発明の汚泥掻寄機によれば、大地震発生時におけるシュー並びにリターンシューの池底レール並びにリターンレールからの位置ズレやフライトの脱落を防いで、チェーンのスプロケットからの脱落や破断を防止し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の汚泥掻寄機の実施例におけるフライトの汚泥掻寄走行時の状態を示す正面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例におけるフライトの戻り走行時の状態を示す正面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例におけるシューの単品図であって、(a)はシューの正面図、(b)はシューの側面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例におけるリターンシューの単品図であって、(a)はリターンシューの正面図、(b)はリターンシューの側面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例においてシューの脚部が池底レールに乗り上げた状態を示す正面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例においてリターンシューの脚部の鉤状部がリターンレールに引っ掛かる状態を示す正面図である。 本発明の汚泥掻寄機の実施例においてリターンシューの脚部がリターンレールに乗り上げた状態を示す正面図である。 従来の汚泥掻寄機の一例を示す全体概要側面図である。 従来の汚泥掻寄機の一例におけるフライトの汚泥掻寄走行時の状態を示す正面図である。 従来の汚泥掻寄機の一例におけるフライトの戻り走行時の状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図7は本発明の汚泥掻寄機の実施例であって、図中、図8〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図8〜図10に示す従来のものと同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1〜図7に示す如く、シュー18の池底レール6上面に対する摺動部18aの両幅端部に脚部18bを突設し、フライト5の汚泥掻寄走行時における該脚部18bの下端に、前記シュー18の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部18cを形成し、リターンシュー19の上部リターンレール7及び下部リターンレール8上面に対する摺動部19aの両幅端部に脚部19bを突設し、前記フライト5の戻り走行時における該脚部19bの下端に、前記リターンシュー19の幅中心側へ突出する鉤状部19dを形成すると共に、前記リターンシュー19の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部19cを形成した点にある。
本実施例の場合、前記シュー18の幅中心から幅端までの寸法Wは、前記フライト5の幅端と池底側面との間隙Cより長く設定してある。
一方、前記池底レール6は、その下部フランジ部6aとウエブ部6bが沈殿池1の底部に埋め込まれ、上部フランジ部6cのみが沈殿池1の底面から突出するため、前記シュー18の脚部18bの高さは、該シュー18の摺動部18aが池底レール6上に当接した状態で沈殿池1の底面に触れない範囲で最大限の高さとしてある。
又、前記上部リターンレール7及び下部リターンレール8は、図2に示す如く、前記沈殿池1の幅方向両側面から内方へ張り出すレールブラケット20,21上に、下部フランジ部7a,8aを固定具22,23を介してボルト・ナット等の締結部材24,25で締め付けることにより、取り付けられるようになっているため、前記リターンシュー19の脚部19bの高さは、該リターンシュー19の摺動部19aが上部リターンレール7及び下部リターンレール8上に当接した状態で締結部材24,25に触れない範囲で最大限の高さとしてある。
尚、前記シュー18は、図3(a)及び図3(b)に示す如く、断面L字状で且つ立壁部分に二個の取付孔18eが穿設された屈曲片18fの底面部分に前記摺動部18aと脚部18bとを形成してなる構成を有している。
又、前記リターンシュー19は、図4(a)及び図4(b)に示す如く、断面L字状で且つ立壁部分に四個の取付孔19eが穿設された屈曲片19fの底面部分に前記摺動部19aと脚部19bとを形成してなる構成を有している。
次に、上記実施例の作用を説明する。
大地震が発生した際に、沈殿池1の汚水が揺動し、それに伴って汚泥掻寄機2のフライト5が汚泥掻寄走行時において、図5の仮想線で示す如く、大きく揺れ、前記シュー18の脚部18bが池底レール6に乗り上げたとしても、前記シュー18の幅中心から幅端までの寸法Wは、前記フライト5の幅端と池底側面との間隙Cより長く設定してあるため、前記シュー18の脚部18bが池底レール6を乗り越えてしまうことはない。
しかも、仮に前記シュー18の脚部18bの底面が平坦であった場合、該シュー18の脚部18bが池底レール6に乗り上げた状態のままになってしまうことも考えられるが、前記フライト5の汚泥掻寄走行時における該脚部18bの下端には、前記シュー18の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部18cを形成してあるため、図5の仮想線で示すように前記シュー18の脚部18bが池底レール6に乗り上げた状態になったとしても、前記フライト5の汚泥掻寄走行が行われて、該フライト5が沈殿池1の底部へ向け沈降していく際には、必ず前記テーパ部18cの下り勾配となる傾斜方向へスライドする。このため、前記フライト5は、図5の実線で示す如く、シュー18の摺動部18aが池底レール6上に乗る位置に復帰することとなる。
一方、大地震が発生した際に、沈殿池1の汚水が揺動し、それに伴って汚泥掻寄機2のフライト5が戻り走行時において大きく揺れようとした場合、前記フライト5の戻り走行時における該脚部19bの下端には、前記リターンシュー19の幅中心側へ突出する鉤状部19dを形成してあるため、図6の仮想線で示す如く、該鉤状部19dが上部リターンレール7の上部フランジ部7c或いは下部リターンレール8の上部フランジ部8cに引っ掛かり、前記リターンシュー19が上部リターンレール7或いは下部リターンレール8から離脱することが起こりにくくなる。
但し、万一、前記リターンシュー19が図7の仮想線で示す如く、上部リターンレール7或いは下部リターンレール8から完全に離脱してしまった後、フライト5が沈降し、図7の実線で示すように前記リターンシュー19の脚部19bが上部リターンレール7或いは下部リターンレール8に乗り上げた状態になってしまったとき、仮に前記リターンシュー19の脚部19bの底面が平坦であった場合、該リターンシュー19の脚部19bが上部リターンレール7或いは下部リターンレール8に乗り上げた状態のままになってしまうことも考えられる。しかし、前記フライト5の戻り走行時における脚部19bの下端には、前記リターンシュー19の幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部19cを形成してあるため、図7の実線で示すように前記リターンシュー19の脚部19bが上部リターンレール7或いは下部リターンレール8に乗り上げた状態になったとしても、前記フライト5の戻り走行が行われて、該フライト5が沈降していく際には、必ず前記テーパ部19cの下り勾配となる傾斜方向へスライドする。このため、前記フライト5は、リターンシュー19の摺動部19aが上部リターンレール7或いは下部リターンレール8上に乗る位置に復帰することとなる。
この結果、本実施例においては、従来の汚泥掻寄機2におけるシュー18並びにリターンシュー19とは異なり、それらの底面がフラットな形状で単に池底レール6並びに上部リターンレール7や下部リターンレール8上に載置されるだけではなくなるため、大地震が発生した際に、沈殿池1の汚水が揺動し、それに伴って汚泥掻寄機2のフライト5が大きく揺れたとしても、池底レール6並びに上部リターンレール7や下部リターンレール8からシュー18並びにリターンシュー19が位置ズレを起こしたり、フライト5が脱落したりする可能性を大幅に減少させることが可能となる。
しかも、前記シュー18並びにリターンシュー19が位置ズレを起こしたまま進行しなくなるため、チェーン4が固定スプロケット10、駆動スプロケット13、中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17に対し乗り上げるようなことが避けられ、過剰なテンションによるチェーン4の破断や固定スプロケット10、駆動スプロケット13、中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17からのチェーン4の脱落が発生しなくなる。更に、前記固定スプロケット10、駆動スプロケット13、中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17から一対のチェーン4のうち片側のチェーン4が脱落し、もう片側のチェーン4のみ進行するようなこともなくなるため、フライト5が斜行状態とならず固定スプロケット10、駆動スプロケット13、中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17の部分を通過でき、チェーン4が破断することもない。
又、前記池底レール6並びに上部リターンレール7或いは下部リターンレール8からフライト5が脱落したまま進行するようなことがなくなるため、該フライト5が固定スプロケット10の固定軸9や駆動スプロケット13の駆動軸12や中間スプロケット15の中間軸14やテイクアップスプロケット17のテイクアップ軸16の部分を確実に通過でき、フライト5の破損や過剰なテンションによるチェーン4の破断が発生する可能性がなくなり、地震後の復旧が容易になる。
こうして、大地震発生時におけるシュー18並びにリターンシュー19の池底レール6並びにリターンレールからの位置ズレやフライト5の脱落を防いで、チェーン4の固定スプロケット10、駆動スプロケット13、中間スプロケット15或いはテイクアップスプロケット17からの脱落や破断を防止し得る。
尚、本発明の汚泥掻寄機は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 沈殿池
2 汚泥掻寄機
3 ホッパ
4 チェーン
5 フライト
6 池底レール
7 上部リターンレール(リターンレール)
8 下部リターンレール(リターンレール)
10 固定スプロケット(スプロケット)
13 駆動スプロケット(スプロケット)
15 中間スプロケット(スプロケット)
17 テイクアップスプロケット(スプロケット)
18 シュー
18a 摺動部
18b 脚部
18c テーパ部
19 リターンシュー
19a 摺動部
19b 脚部
19c テーパ部
19d 鉤状部
C 間隙
W 寸法

Claims (2)

  1. 沈殿池内にその長手方向へ循環駆動自在となるよう複数のスプロケットに対し無端状に掛け回され且つ該沈殿池の長手方向と直角な幅方向へ所要間隔をあけて配設された一対のチェーンと、
    該一対のチェーン間に掛け渡すよう取り付けられ且つ前記沈殿池内の汚泥を掻き寄せるフライトと、
    前記沈殿池の底部にその長手方向へ延びるよう敷設され且つ前記フライトの池底における汚泥掻寄走行をガイドする池底レールと、
    前記沈殿池の内部所要位置にその長手方向へ延びるよう敷設され且つ前記汚泥掻寄走行を終えたフライトの戻り走行をガイドするリターンレールと、
    前記フライトに取り付けられ且つ該フライトの汚泥掻寄走行時に池底レール上を摺動するシューと、
    前記フライトに取り付けられ且つ該フライトの戻り走行時にリターンレール上を摺動するリターンシューとを備えた汚泥掻寄機において、
    前記シューの池底レール上面に対する摺動部の両幅端部に脚部を突設し、前記フライトの汚泥掻寄走行時における該脚部の下端に、前記シューの幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部を形成し、
    前記リターンシューのリターンレール上面に対する摺動部の両幅端部に脚部を突設し、前記フライトの戻り走行時における該脚部の下端に、前記リターンシューの幅中心側へ突出する鉤状部を形成すると共に、前記リターンシューの幅中心側から幅端部側へ向け下り勾配となるテーパ部を形成したことを特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 前記シューの幅中心から幅端までの寸法を前記フライトの幅端と池底側面との間隙より長く設定した請求項1記載の汚泥掻寄機。
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