JP3149205U7 - - Google Patents

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汚泥掻寄機のフライト構造
本考案は、汚泥掻寄機のフライト構造にかかり、特に、水底に設置するガイドレールの高さを抑えることができるようにしたフライト構造に関する。
従来、下水処理場や浄水場の沈殿池等では、その水底に沈殿又は堆積した汚泥やスラッジ等を掻き寄せ、排出するために汚泥掻寄機が用いられている。
この種の汚泥掻寄機では、まず前記沈殿池等の水底の所定位置に複数のスプロケットホイールが配置される。
そして、上記スプロケットホイールには無端チェーンが掛け渡されて循環駆動するようになっている。
上記無端チェーンには、多数のフライトを所定の間隔で取り付けておき、モータにより駆動用のスプロケットホイールを回転させて、無端チェーンを循環動させて前記フライトを水底に沿って移動させる。
これにより、前記フライトは水底に沈殿又は堆積した汚泥やスラッジ等を、沈殿池等の一端に配設した汚泥ピット内に掻き寄せ、排出するようにしている。
前記無端チェーンに取り付けられるフライトは、図5〜6に示すように強度等を勘案して金属板を折り曲げたり、合成樹脂を一体成形して、全体形状を断面略コ字形に形成している。
すなわち、従来のフライト21は、無端チェーン11のリンク15に対して、略垂直に取り付けられるフライト本体片22と、その上端で、直角に折れ曲がる上端片23と、フライト本体片22の下端側で前記上端片23と同じ方向に直角に折れ曲がる下端片24と、前記フライト本体片22の下端で下方延長上に突出する突片部25とを有している。
前記上端片23と下端片24とは、リンク15への取付時には、無端チェーン11の牽引方向Aとは逆方向に向けて、無端チェーン11に対して略水平となるように配置されている。
また、前記フライト21が固定されるリンク15には、その中途位置から垂下する取付用ブラケット16が一体に形成されている。
そして、前記フライト21は、前記フライト本体片22の背面を前記リンク15から垂下する取付用ブラケット16にボルトB1によって一体的に固定している。
また、水底Bにはフライト21の水平移動をガイドするために、ガイドレール31が敷設されている。
そこで、フライト本体片22の下端の突片部25では、前記ガイドレール31に対応する個所に切欠部26が形成されており、該切欠部26にシュー27が外嵌している。
即ち、シュー27は、前記ガイドレール31に摺接するため耐摩耗性を有する素材からなっており、断面アングル状に形成されている。
そして、前記切欠部26に外嵌しながら、前記フライト本体片22の中途位置から下端片23全域にかけて覆うように取り付けられボルトB2によって取付用ブラケット16に一体的に固定している。
なお、図中、符号28は、フィラーブロックと呼ばれるアタッチメントであって、フライト本体片22の背面と取付用ブラケット16との間のスペースに介設されている。
従来は、前述のように、シュー27は切欠部26を介して取り付けているので、シュー27の下端と突片部25の下端がほぼ等しい位置になっている。
一方、フライト21の下端と水底との間隔は、作業条件として一定の長さに定められている。
そのため、ガイドレール31は少なくとも水底から所定の高さLの位置に設定する必要があった。
金属製のガイドレール31’の場合は下部を埋設して高さ調整すればよいが、ガイドレール31がブロック形状の合成樹脂の場合には、図5に示すようにガイドレール31の高さがLとほぼ等しく、全高が高いほどガイドレールのコストもかかるという問題点があった。 特開2000−84305号公報 図5、図6の従来構造参照
この考案は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、従来のフライトの型を利用しながら、フライトの上下を逆に配置することで、突片部を最上位置とし、第1横片をフライトの最下位置とし、該1横片の底面に沿ってシューを取り付けることで、合成樹脂製のガイドレールの厚みを従来構造より薄くすることができる汚泥掻寄機のフライト構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
水底に設置された合成樹脂製のガイドレール上を摺動するフライト1が、無端チェーンのリンク15に対して、略垂直に取り付けられるフライト本体片2と、該フライト本体片2の下方端部において略直角に曲成される第1横片3と、前記フライト本体片2の上方端側で前記第1横片3と同じ方向に略直角に折れ曲がる第2横片4と、該第2横片4形成個所より上端側でフライト本体片の延長方向に突出する突片部5とを有する汚泥掻寄機のフライト構造において、
前記フライト1が、水底移動時に、前記突片部5を最上位置とし、第1横片3を最下位置となるよう無端チェーンに固定され、
前記フライト本体片2の下方端部に切欠を設けず、前記フライト本体片2と第1横片3との略直角に曲成されたコーナ部分に沿って断面略アングル状のシュー7を固定してなり、
水底とフライト本体片2の下方端部との間隔Rを所定の長さとすることで、前記ガイドレールの高さTを前記シュー7の厚みSの分だけ前記水底とフライト本体片2の下方端部との長さRよりも短く設定しうることを特徴とする。
この考案の汚泥掻寄機のフライト構造は、従来と同様の型を用いながら、取付を上下反転させるだけで、合成樹脂製のガイドレールの厚みを従来構造に比して薄く設定することができ、フライト用に新たな型を準備することなくガイドレールに要するコストを節減することができる。
即ち、前記フライトの下端と水底との間隔を一定に保ちながら、前記フライトがシューを介して摺動する合成樹脂製のガイドレールの厚みを、前記間隔から従来構成でのフライトの下端と突片部との間隔分の厚みをほぼ差し引いた高さに設定することができる。
この考案は、フライトを上下反転して取り付けることで、ガイドレールの高さを低くしてガイドレールに要するコストの削減を実現した。
以下に、この考案の汚泥掻寄機のフライト構造の好適実施例について、図面を参照しながら説明する。
汚泥掻寄機は、従来と同様に、下水処理場や浄水場の沈殿池等で、その水底に沈殿又は堆積した汚泥やスラッジ等を掻き寄せ、排出するためのもので、沈殿池等の所定位置に2列となるように設けられた複数のスプロケットホイールと、該スプロケットホイールに掛け渡されて循環動する左右一対の無端のローラチェーンと、該一対の無端チェーン間に掛け渡され、チェーンの所定の間隔毎に取り付けられたフライトと、水底に敷設されて該フライトの水平移動をガイドする左右一対のガイドレールとからなる公知の基本構成であって、前記フライトの移動によって水底に沈殿又は堆積した汚泥やスラッジ等を、沈殿池等の一端に配設した汚泥ピット内に掻き寄せ、排出する。
ここで無端チェーン11に取り付けられるフライト1は、本実施例の場合、合成樹脂からなっており、図1に示すように、全体形状を断面略コ字形に形成しており、無端チェーン11を構成する所定のリンク15に取付可能となっている。
前記フライト1は、図1から図3に示すように、無端チェーン11のリンク15に対して、略垂直に取り付けられる幅広プレートからなるフライト本体片2を有している。
該フライト本体片2の下方端部には、該端部において僅かに湾曲しながら同一の横幅で略直角に曲成される第1横片3が設けられている。
また、フライト本体片2の上方端側には、同一の横幅で前記第1横片3と同じ方向に略直角に突出する第2横片4が一体に設けられている。
前記第1横片3と第2横片4とは、リンク15への取付時には、無端チェーン11の牽引方向Aとは逆方向に向けて、無端チェーン11に対して略水平となるように配置される。
そして、前記フライト本体片2の上方端部、即ち、前記第2横片4形成個所より上方に向かってフライト本体片2の延長方向に突出する突片部5が形成されている。
該突片部5には、フライトの移動を上部でガイドする上部ガイドレール(図示せず)に対応する個所に、シューを外嵌するための切欠部6を形成してもよい。
前記フライト1が固定される無端チェーン11のリンク15には、その中途位置から垂下する取付用ブラケット16が一体に形成されている。
該取付用ブラケット16は、図3に示すように、チェーンの進行方向に扁平な取付面を配置し、裏面に一対の補強ステーを有する公知構成からなっている。
上記取付用ブラケット16の取付面の中途位置には、フライト1をボルト締めするためのボルト孔16aが穿設されている。
一方、フライト本体片2の中途位置にも、前記ボルト孔16aと整合可能なボルト孔2aが穿設されている。
そして、取付用ブラケット16のボルト孔16aとフライト本体片2のボルト孔2aとを整合して、ボルトB1を通し、ナットN1でボルト締めすることで両者を固定することができる。
なお、図示例では、従来と同様に、上記ボルトが貫通するフライト本体片2と取付用ブラケット16の取付面との間にアタッチメントとしてフィラーブロック8が介設されている。
フライト1の下端でガイドレールに対応する個所にはシュー7が取り付けられる。
シュー7は、前記ガイドレール31に摺接するため耐摩耗性を有する素材からなっているおり、断面アングル状に形成されている。
該シュー7は、フライト本体片2の中途位置から第1横片3の端部までを覆うように取り付けられる(図2参照)。
即ち、フライト本体片2には、第1横片3寄りにシュー7取付用の第1ボルト孔2bが穿設されており、シュー7のボルト孔7aと整合してボルトB2を通しナットN2で緊締してシュー7がフライト1に固定される。
なお、2cは、図示しない上部ガイドレール用のシューを固定するためのボルト孔である。
図中、符号7bは、シュー7がガイドレール31から外れないようにガイドするために側端部に設けた突縁部である。
また、シュー7の底面には、前後に凹設されてガイドレール31の上部を嵌合させて位置決めするガイド溝を設けてもよい(図示せず)。
これにより、ガイドレール31の高さを従来に比してほぼ端部から突片部までの分だけ低くすることができるので、ガイドレール31の製作にかかるコストを削減できる。
そして、フライトやシューは従来の型をそのまま使用して成形でき、新たな型を必要としないので、装置全体としてのコストダウンを図ることができる。
即ち、図4に基づいて説明すると、フライト1、21の下端と水底との間隔をRとし、ガイドレール31の高さをTとすると、図4(a)に示す従来構造では、フライト21の下端と突片部25の間隔をLとし、シュー27の下端と突片部25の間隔をSとした場合に、R+L=S+Tとなり、T=R+L−Sとなる。
これに対して、図4(b)の本実施例では、フライト1の下端と水底との間隔をRとし、ガイドレール31の高さをTとし、シュー7の下端と第1横片3との間隔をSとした場合に、R=S+Tとなり、T=R−Sとなる。
従って、本願考案では、ガイドレール31の高さTを、従来構造のフライト21の下端と突片部25との間隔Lをほぼ差し引いた高さに設定することができる。
上記実施例では、フライトは合成樹脂製を例示したが金属製であってもよい。
更に、ボルトの段数や数は上記実施例に限定されない。
その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうることは勿論である。
汚泥掻寄機のフライトの要部を示す斜視図である。 リンクのブラケットにフライトを取付た状態の側面図である。 図2の要部を示す正面図である。 (a)は従来構造のガイドレールの高さを説明する図、(b)は本実施例のガイドレールの高さを説明する図である。 リンクのブラケットにフライトを取付た従来構造の側面図である。 従来構造の要部を示す正面図である。
1 フライト
2 フライト本体片
2a、2b、2c ボルト孔
3 第1横片
4 第2横片
5 突片部
6 切欠部
7 シュー
8 フィラーブロック
11 無端チェーン
15 リンク
16 取付用ブラケット
16a ボルト孔
21 従来のフライト
31 ガイドレール
B1、B2 ボルト
N1、N2 ナット

Claims (1)

  1. 水底に設置された合成樹脂製のガイドレール上を摺動するフライト1が、無端チェーンのリンク15に対して、略垂直に取り付けられるフライト本体片2と、該フライト本体片2の下方端部において略直角に曲成される第1横片3と、前記フライト本体片2の上方端側で前記第1横片3と同じ方向に略直角に折れ曲がる第2横片4と、該第2横片4形成個所より上端側でフライト本体片の延長方向に突出する突片部5とを有する汚泥掻寄機のフライト構造において、
    前記フライト1が、水底移動時に、前記突片部5を最上位置とし、第1横片3を最下位置となるよう無端チェーンに固定され、
    前記フライト本体片2の下方端部に切欠を設けず、前記フライト本体片2と第1横片3との略直角に曲成されたコーナ部分に沿って断面略アングル状のシュー7を固定してなり、
    水底とフライト本体片2の下方端部との間隔Rを所定の長さとすることで、前記ガイドレールの高さTを前記シュー7の厚みSの分だけ前記水底とフライト本体片2の下方端部との長さRよりも短く設定しうることを特徴としたフライト構造。
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