JP6920190B2 - 汚泥掻寄機、脱輪ガード部材および汚泥掻寄機の改造方法 - Google Patents

汚泥掻寄機、脱輪ガード部材および汚泥掻寄機の改造方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば水処理施設等に備えられた沈殿池に設置される汚泥掻寄機、この汚泥掻寄機に備えられる脱輪ガード部材、および汚泥掻寄機の改造方法に関する。
従来、この種の汚泥掻寄機としては、例えば図22,図23に示すように、沈殿池120に設置されたものがある。この汚泥掻寄機121は、沈殿池120内に設けられた複数のスプロケット122と、これらスプロケット122に巻回された左右一対の無端チェーン123と、両無端チェーン123間に設けられた複数のフライト板124とを有している。フライト板124は、無端チェーン123の長手方向において、所定間隔毎に設けられている。また、無端チェーン123は複数のリンク部材125を連結ピン126で連結した汎用のチェーンである。
これによると、一対の無端チェーン123が循環動することにより、無端チェーン123と共にフライト板124が移動し、沈殿池120の底部に沈殿する汚泥が汚泥ピット(図示省略)に掻き寄せられる。また、フライト板124が水面軌道部分127に沿って移動する際、水面に浮上しているスカムがフライト板124によってスカムスキマ131に掻き寄せられる。
しかしながら、上記の従来形式では、地震等によって沈殿池120の水面が大きく波打つ現象(以下、スロッシングと言う)が発生した場合、無端チェーン123が池幅方向(左右方向)又は上下方向に大きく揺れて、無端チェーン123が水面軌道部分127やスプロケット122から外れてしまう虞があった。
このようなスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策として、図24,図25に示すように、無端チェーン123の水面軌道部分127において、沈殿池120の左右両側壁128にガイド部材129を設け、外側方へ突出した突出部126aを両端部に有する連結ピン126が備えられた特殊な無端チェーン130を使用したものがある。
尚、ガイド部材129と連結ピン126の突出部126aとの間には、池幅方向132(左右方向)に第1の間隔S1が形成され、上下方向に第2の間隔S2が形成されている。
これによると、スロッシングが発生した場合、無端チェーン130が池幅方向132(左右方向)に揺れても、無端チェーン130の連結ピン126の突出部126aがガイド部材129に当接することにより、無端チェーン130の池幅方向132への変動が規制される。また、無端チェーン130が上下方向に揺れても、無端チェーン130の連結ピン126の突出部126aがガイド部材129に当接することにより、無端チェーン130の上下方向への変動が規制される。
このように、無端チェーン130の池幅方向132(左右方向)および上下方向への変動が規制されるため、無端チェーン130がスプロケット122から外れてしまうのを防止することができる。
尚、上記のようなスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を施した汚泥掻寄機は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2013−651
しかしながら上記の従来形式では、図22,図23に示すように、既設の汚泥掻寄機121の無端チェーン123が汎用のチェーンであり、この汚泥掻寄機121にスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を施す場合、汎用の無端チェーン123一式を、図25に示すような突出部126aを有する連結ピン126が備えられた特殊な無端チェーン130に取り換える必要があり、コストが高くなるといった問題がある。
本発明は、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を施す際のコストを低減することができる汚泥掻寄機、脱輪ガード部材および汚泥掻寄機の改造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機であって、
無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
リンクは一対のリンクプレートを有し、
掻き寄せ板は無端チェーンの特定のリンクに取り付けられ、
掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートに、脱輪ガード部材が差し込まれて着脱自在に取り付けられ、
脱輪ガード部材は特定のリンク又はその近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出しており、
脱輪ガード部材が当接することによって無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガードレールが、沈殿池の側壁側に固定されているものである。
これによると、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施す場合、ガードレールを沈殿池の側壁側に固定し、無端チェーンの上記特定のリンク又はその近傍のリンクに脱輪ガード部材を取り付ければよい。この際、後から脱輪ガード部材を差し込んで取り付けることができるため、既設の汚泥掻寄機の無端チェーンをそのまま使用することができ、無端チェーン一式を取り換える必要は無い。これにより、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施す際のコストを低減することができる。
上記のようにチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施した後に、スロッシングが発生した場合、脱輪ガード部材がガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるため、無端チェーンがホイールから外れてしまうのを防止することができる。
本第2発明における汚泥掻寄機は、脱輪ガード部材は、上端部同士が接合された内外一対の取付板を有し、
両取付板間に隙間が形成され、
特定のリンク又はその近傍のリンクの外側のリンクプレートが両取付板間の隙間に挿入されるものである。
本第3発明は、一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機であって、
無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
リンクは、一対のリンクプレートと、リンクプレートに設けられた一対の取付用片とを有し、
一対の取付用片のうちの一方の取付用片が、一方のリンクプレートの内側から、相対向する他方のリンクプレートに向けて突出するとともに、他方の取付用片が、他方のリンクプレートの内側から、相対向する一方のリンクプレートに向けて突出し、
掻き寄せ板は無端チェーンの特定のリンクの取付用片に取り付けられ、
掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンクの近傍のリンクの取付用片に、脱輪ガード部材が着脱自在に取り付けられ、
脱輪ガード部材は特定のリンクの近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出しており、
脱輪ガード部材が当接することによって無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガードレールが、沈殿池の側壁側に固定されているものである。
本第4発明における汚泥掻寄機は、脱輪ガード部材は、無端チェーンの特定のリンクの近傍のリンクの取付用片に、締結部材によって締結されているものである。
これによると、既設の汚泥掻寄機の無端チェーンの特定のリンクの近傍のリンクの取付用片に、後から脱輪ガード部材を締結部材によって締結することができる。
本第5発明における汚泥掻寄機は、脱輪ガード部材は特定のリンク又はその近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出するガード部を有し、
ガード部の断面がL形状に形成され、
ガード部がガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるものである。
これによると、スロッシングが発生した場合、脱輪ガード部材のガード部がガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制される。ガード部は、その断面がL形状であるため十分な強度を有しており、ガードレールに当接した際に損傷するのを防止することができる。
本第6発明における汚泥掻寄機は、ガードレールは、無端チェーンが水面に沿って移動する水面移動領域において、無端チェーンよりも沈殿池の側壁側に固定されており、
掻き寄せ板に案内シューが設けられ、
水面移動領域において、案内レールがガードレールよりも沈殿池の側壁側に固定され、
案内シューは、無端チェーンの移動に伴って、案内レール上に支持されながら案内レール上を摺動するものである。
これによると、無端チェーンが循環動することにより、無端チェーンに伴って掻き寄せ板が移動する。掻き寄せ板が水面移動領域を移動する際、案内シューが案内レール上に支持されながら案内レール上を摺動する。これにより、掻き寄せ板は案内シューを介して案内レールに支持案内されながら水面移動領域を移動するため、水面に浮上するスカムが掻き寄せ板によって確実に掻き寄せられる。
本第7発明は、一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
リンクは一対のリンクプレートを有し、
無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材であって、
掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートに、着脱自在に差し込まれて取り付け可能な取付部と、
沈殿池の側壁側に固定されているガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガード部とを有するものである。
これによると、上記特定のリンク又はその近傍のリンクに取付部を取り付けることにより、脱輪ガード部材を、後から、上記特定のリンク又は隣接リンクに取り付けることができる。このため、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施す際、既設の汚泥掻寄機の無端チェーンをそのまま使用することができ、無端チェーン一式を取り換える必要は無く、これによりコストを低減することができる。
脱輪ガード部材を上記特定のリンク又はその近傍のリンクに取り付けた後、スロッシングが発生した場合、脱輪ガード部材のガード部がガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制される。
本第8発明における脱輪ガード部材は、ガード部の断面がL形状に形成されているものである。
これによると、ガード部は、その断面がL形状であるため十分な強度を有しており、ガードレールに当接した際に損傷するのを防止することができる。
本第9発明は、上記第7発明又は第8発明に記載の脱輪ガード部材を用いた汚泥掻寄機の改造方法であって、
既設の汚泥掻寄機の無端チェーンの特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートを、脱輪ガード部材の取付部に差し込んで取り付ける後付工程と、
沈殿池の側壁側にガードレールを固定する固定工程とを有するものである。
これによると、後付工程と固定工程とを行うことにより、既設の汚泥掻寄機の無端チェーンをそのまま使用して、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施すことができるため、無端チェーン一式を取り換える必要は無く、コストを低減することができる。
以上のように本発明によると、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施す際のコストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態における汚泥掻寄機を備えた沈殿池の断面図である。 同、沈殿池の平面図である。 図2におけるX−X矢視図である。 図3の一部を拡大表示した図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンの一部拡大平面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンの一部拡大側面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大正面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大平面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大側面図である。 本発明の第2の実施の形態における汚泥掻寄機の一部拡大断面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンの一部拡大平面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンの一部拡大側面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大正面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大側面図である。 本発明の第3の実施の形態における汚泥掻寄機の断面図である。 同、汚泥掻寄機の一部拡大断面図である。 同、汚泥掻寄機のノッチ式の無端チェーンの一部拡大平面図である。 同、汚泥掻寄機のノッチ式の無端チェーンの一部拡大側面図である。 同、汚泥掻寄機のノッチ式の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大平面図である。 同、汚泥掻寄機のノッチ式の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大正面図である。 同、汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材の拡大側面図である。 従来の汚泥掻寄機を備えた沈殿池の断面図である。 同、汚泥掻寄機の一部拡大断面図である。 従来の汚泥掻寄機を備えた沈殿池の断面図であって、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を施したものである。 同、汚泥掻寄機の一部拡大断面図であり、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を施したものである。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1は沈殿池2に設置された汚泥掻寄機であり、この汚泥掻寄機1はスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策が施されたものである。沈殿池2は、前方の上流壁5と後方の下流壁6と左右一対の側壁7とによって囲まれた長方形状の池である。沈殿池2は、汚水や雨水等の下水を上流側から受け入れ、下水に含まれる汚泥を沈殿池2の底部8に沈殿させ、下流側から排出する。
沈殿池2には、水面に浮上しているスカムを除去するスカムスキマー10と、沈殿池2の底部8に沈殿した汚泥が搬送される汚泥ピット11とが設けられている。
汚泥掻寄機1は、モータ14で回転駆動される駆動ホイール15と、従動ホイール16〜18と、これらホイール15〜18間に巻回された無端チェーン19と、複数のフライト板20(掻き寄せ板の一例)とを有している。
駆動ホイール15および従動ホイール16〜18は、沈殿池2の両方の側壁7に、左右一対設けられている。また、無端チェーン19も左右一対設けられている。フライト板20は、無端チェーン19の長手方向において所定間隔をあけて、両無端チェーン19間に取り付けられている。
無端チェーン19は、水面に沿って上流側から下流側へ移動する水面移動領域24と、沈殿池2の底部8に沿って下流側から上流側へ移動する底部移動領域25と、水面移動領域24の下流側から底部移動領域25に続く下降移動領域26と、底部移動領域25から水面移動領域24の上流側へ戻る上昇移動領域27とを循環移動する。
図3〜図6に示すように、無端チェーン19は、複数のリンク30と、隣接するリンク30同士を連結する連結部31とを有している。リンク30は一対のリンクプレート32を有している。また、連結部31は、互いに隣接するリンク3の端部に挿入された連結ピン33を有している。これにより、隣接するリンク30同士は連結ピン33を中心にして回動自在に連結されている。
フライト板20の両端部20aは両無端チェーン19のリンク30のうちの特定(A)のリンク30に取り付けられている。すなわち、特定(A)のリンク30のリンクプレート32にはアタッチメント35が一体的に設けられており、フライト板20の端部20aが複数のボルト36およびナット37によってアタッチメント35に着脱自在に取り付けられている。
フライト板20の両端部20aには案内シュー39が設けられている。
水面移動領域24において、沈殿池2の両方の側壁7にはそれぞれ、複数の支持フレーム38が設けられている。支持フレーム38上には案内レール40が支持されている。案内レール40は、水面移動領域24において左右一対設けられており、無端チェーン19よりも側壁7側に近寄った位置に固定されている。
水面移動領域24において、案内シュー39は、無端チェーン19の移動に伴って、案内レール40上に支持されながら案内レール40上を摺動する。
フライト板20がその端部20aで取り付けられた特定(A)のリンク30には、脱輪ガード部材42が着脱自在に取り付けられている。図3〜図9に示すように、脱輪ガード部材42は、特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32に着脱自在に取付可能な取付部43と、取付部43から沈殿池2の側壁7に向かって突出するガード部44と、スペーサー45とを有している。
取付部43は、上端部同士が接合された内外一対の取付板47,48を有している、両取付板47,48間には所定間隔の隙間49が形成されている。また、両取付板47,48の下部にはボルト孔50が形成されている。
ガード部44は、その断面がL形状に形成され、取付部43の外側の取付板47に設けられている。また、スペーサー45は円筒状の部材である。
図4,図7の仮想線に示すように、取付部43は上方から特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32に差し込まれ、これにより、外側のリンクプレート32が両取付板47,48間の隙間49に挿入される。この状態で、両取付板47,48の下部間にスペーサー45が挿入され、取付板47,48のボルト孔50とスペーサー45とに低頭ボルト51が挿通され、低頭ボルト51にナット52が螺合されている。
図3〜図5に示すように、支持フレーム38には、L形状の取付用金具55と複数のボルト56およびナット57とを介して、ガードレール58が着脱自在に取り付けられている。ガードレール58は、水面移動領域24において左右一対設けられており、無端チェーン19と案内レール40との間で側壁7側に固定されている。また、ガードレール58は、その断面がL形状に形成されており、上ガード板59と、上ガード板59の外側縁から垂下された側方ガード板60とを有している。
図4に示すように、水面移動領域24において、脱輪ガード部材42のガード部44は、ガードレール58の上ガード板59よりも下方で、且つ、ガードレール58の側方ガード板60よりも内側方に位置する。尚、ガード部44と上ガード板59との間には所定の上下間隔62が形成され、ガード部44と側方ガード板60との間には所定の左右間隔63が形成されている。また、ガード部44と上ガード板59とは、上下方向において、所定のオーバーラップ幅64でオーバーラップしている。尚、オーバーラップ幅64は左右間隔63よりも大きくなるように設定することが好ましい。
また、図3に示すように、案内レール40の上端の外端縁から案内シュー39の外端縁までの寸法をDとし、この寸法Dを案内レール40に対する案内シュー39の左右方向(幅方向)への蛇行代とすると、上記左右間隔63は上記案内シュー39の蛇行代Dよりも大きくなるように設定することが好ましい。
ガード部44がガードレール58に当接することによって、無端チェーン19の上方65および左右両側方66への変動が規制される。
以下、上記構成における作用を説明する。
図1に示すように、モータ14を駆動することにより、駆動ホイール15が回転駆動し、両方の無端チェーン19が同期して低速で循環動し、無端チェーン19と共に各フライト板20が移動する。この際、沈殿池2の底部に沈殿した汚泥は、底部移動領域25を移動するフライト板20によって、汚泥ピット11に掻き寄せられる。また、水面に浮上しているスカムは、水面移動領域24を移動するフライト板20によって、スカムスキマー10に掻き寄せられる。
また、スロッシングが発生した場合、脱輪ガード部材42のガード部44が下方からガードレール58の上ガード板59に当接することによって、無端チェーン19の上方65への変動が規制される。また、ガード部44の先端がガードレール58の側方ガード板60に当接することによって、無端チェーン19の側方66(左右方向)への変動が規制される。これにより、無端チェーン19が水面移動領域24における正規の軌道および各ホイール15〜18から外れてしまうのを防止することができる。
また、オーバーラップ幅64が左右間隔63よりも大きく設定されていれば、例えば、図3の仮想線に示すように、左右いずれか一方の脱輪ガード部材42のガード部44が一方のガードレール58の側方ガード板60に当接した場合でも、反対側の他方の脱輪ガード部材42のガード部44と他方のガードレール58の上ガード板59とが上下方向においてオーバーラップする状態が保たれるため、無端チェーン19の上方65への変動が確実に規制される。
また、ガード部44は、その断面がL形状であるため十分な強度を有しており、ガードレール58に当接した際に損傷するのを防止することができる。
また、フライト板20が水面移動領域24を移動する際、図3に示すように、案内シュー39が案内レール40上に支持されながら案内レール40上を摺動する。これにより、フライト板20は案内シュー39を介して案内レール40に支持案内されながら水面移動領域24を移動するため、水面に浮上するスカムがフライト板20によって確実に掻き寄せられる。
また、上記左右間隔63が案内シュー39の蛇行代Dよりも大きく設定されていれば、スロッシングが発生していない通常の運転状態において、脱輪ガード部材42のガード部44が、ガードレール58の側方ガード板60に当接せず、側方ガード板60から常に離間した状態になる。これにより、汚泥掻寄機1としての機能が妨げられることはない。
上記のような汚泥掻寄機1はスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策が施されたものであるが、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策が施されていない汚泥掻寄機では、脱輪ガード部材42とガードレール58とが取り付けられていない。このようなチェーン離脱防止対策が施されていない既設の汚泥掻寄機を改造してチェーン離脱防止対策を施す場合の改造方法を以下に説明する。
上記改造方法は、既設の汚泥掻寄機の無端チェーン19の特定(A)のリンク30(すなわちアタッチメント35を備えたリンク30)に、脱輪ガード部材42を取り付ける後付工程と、沈殿池2の側壁7側にガードレール58を固定する固定工程とを有している。
先ず、上記後付工程について以下に説明する。
既設の汚泥掻寄機のボルト36、ナット37を外してフライト板20を両方の無端チェーン19から取り外し、両方の無端チェーン19を各ホイール15〜18から取り外す。その後、図7に示すように、無端チェーン19の特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32に、脱輪ガード部材42の取付部43を上方から差し込んで、外側のリンクプレート32を取付部43の両取付板47,48間の隙間49に挿入する。
この状態で、両取付板47,48の下部間にスペーサー45を挿入し、取付板47,48のボルト孔50とスペーサー45とに低頭ボルト51を挿通し、低頭ボルト51にナット52を螺合して締め付けることにより、図4に示すように、脱輪ガード部材42が特定(A)のリンク30に取り付けられる。
次に、上記固定工程について以下に説明する。
図5に示すように、ボルト56,ナット57を用いて、ガードレール58に取付用金具55を取り付けるとともに、取付用金具55を支持フレーム38に取り付けることにより、ガードレール58が沈殿池2の側壁7側に固定される。
上記後付工程と固定工程とを行った後、無端チェーン19を各ホイール15〜18に巻回し、図6に示すように、ボルト36、ナット37を用いて、フライト板20を両方の無端チェーン19の特定(A)のリンク30のアタッチメント35に取り付ける。
尚、上記後付工程と固定工程とは、いずれか一方の工程を先に行い、その後、他方の工程を行ってもよいし、或いは両方の工程を同時に行ってもよい。また、上記後付工程において、無端チェーン19を各ホイール15〜18に巻回した状態で、脱輪ガード部材42を無端チェーン19の特定(A)のリンク30に取り付けてもよい。
上記のようにチェーン離脱防止対策が施されていない既設の汚泥掻寄機を改造してチェーン離脱防止対策を施す場合、上記後付工程と固定工程とを行えばよいため、既設の汚泥掻寄機の無端チェーン19をそのまま使用することができ、無端チェーン19一式を取り換える必要は無い。これにより、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策を既設の汚泥掻寄機に施す際のコストを低減することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図10〜図12に示すように、脱輪ガード部材42は、無端チェーン19の特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32に、複数のボルト71(締結部材の一例)およびナット72(締結部材の一例)によって着脱自在に締結されている。
すなわち、図13,図14に示すように、脱輪ガード部材42の取付部43は板状の部材であり、取付部43には上下複数のボルト孔73が形成されている。また、ガード部44は取付部43に設けられている。
特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32とアタッチメント35には上下複数の取付用孔75が形成されている。各ボルト71がボルト孔73と取付用孔75とに挿入され、ナット72がボルト71に螺合して締め付けられることにより、取付部43が特定(A)のリンク30に取り付けられる。
以下、上記構成における作用を説明する。
本第2の実施の形態では、先述した第1の実施の形態と同様な作用および効果が得られる。また、本第2の実施の形態における後付工程について以下に説明する。
既設の汚泥掻寄機のボルト36、ナット37を外してフライト板20を両方の無端チェーン19から取り外し、両方の無端チェーン19を各ホイール15〜18から取り外す。
次に、孔あけ加工を行って、図13に示すように、無端チェーン19の特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32とアタッチメント35とに取付用孔75を形成する。
その後、無端チェーン19の特定(A)のリンク30の外側のリンクプレート32に脱輪ガード部材42の取付部43を当て付け、ボルト孔73と取付用孔75とにボルト71を挿入し、ナット72をボルト71に螺合して締め付けることにより、図10,図12に示すように、脱輪ガード部材42が特定(A)のリンク30に締結される。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図15〜図18に示すように、無端チェーン19にノッチ式のチェーンが用いられている。両方の無端チェーン19の各々のリンク30は左右一対の取付用片79を有している。各取付用片79には、フライト板20の両端部20aを取り付けるための複数の取付用孔80が形成されている。
フライト板20は、その端部20aで、複数の皿ボルト81およびナット91により、無端チェーン19のリンク30のうちの特定(A)のリンク30に着脱自在に取り付けられている。尚、皿ボルト81はフライト板20の端部20aと特定(A)のリンク30の取付用孔80とに挿通されており、ナット91が皿ボルト81に螺合して締め付けられている。
上記特定(A)のリンク30の前後いずれか一方に隣接するリンク30(近傍のリンクの一例であり、以下、隣接リンク30と言う)には、脱輪ガード部材82が着脱自在に取り付けられている。脱輪ガード部材82は、複数のボルト85(締結部材の一例)およびナット92(締結部材の一例)によって隣接リンク30に着脱自在に取付可能な取付部83と、取付部83から沈殿池2の側壁7に向かって突出するガード部84とを有している。
尚、ボルト85は取付部83に形成された孔部86と隣接リンク30の取付用孔80とに挿通され、ナット92がボルト85に螺合して締め付けられている。
ガード部84は、L形状の部材であり、横板部84aと、横板部84aの外側縁から起立した縦板部84bとを有している。
図15〜図17に示すように、支持フレーム38には、取付用フレーム87と複数のボルト88およびナット89とを介して、ガードレール90が着脱自在に取り付けられている。ガードレール90は、水面移動領域24において左右一対設けられており、無端チェーン19の上方において、側壁7側に固定されている。
また、ガードレール90は、その断面がL形状に形成されており、下端部が左右外向きに屈曲されている。
図16に示すように、ガード部84の横板部84aとガードレール90の下端部との間には所定の上下間隔62が形成され、ガード部84の縦板部84bとガードレール90の下端部との間には所定の左右間隔63が形成されている。
ガード部84がガードレール90に当接することによって、無端チェーン19の上方65および側方66への変動が規制される。
以下、上記構成における作用を説明する。
スロッシングが発生した場合、脱輪ガード部材82のガード部84の横板部84aが下方からガードレール90の下端部に当接することによって、無端チェーン19の上方65への変動が規制される。また、ガード部84の縦板部84bがガードレール90の下端部に当接することによって、無端チェーン19の側方66(左右方向)への変動が規制される。これにより、無端チェーン19が水面移動領域24における正規の軌道および各ホイール15〜18から外れてしまうのを防止することができる。
また、例えば、図15の仮想線で示すように、左右いずれか一方の脱輪ガード部材82のガード部84の縦板部84bが一方のガードレール90の下端部に当接した場合でも、反対側の他方の脱輪ガード部材82のガード部84の横板部84aと他方のガードレール90の下端部とが上下方向においてオーバーラップする状態が保たれるため、無端チェーン19の上方65への変動が確実に規制される。
また、スロッシングが発生していない通常の運転状態における案内シュー39の蛇行範囲において、脱輪ガード部材82がガードレール58に当接しないように、脱輪ガード部材82とガードレール58との位置関係および形状を設定することは、上記第1の実施の形態と同様である。
上記のような汚泥掻寄機1はスロッシング発生時のチェーン離脱防止対策が施されたものであるが、スロッシング発生時のチェーン離脱防止対策が施されていない汚泥掻寄機では、脱輪ガード部材82とガードレール90とが取り付けられていない。このようなチェーン離脱防止対策が施されていない既設の汚泥掻寄機を改造してチェーン離脱防止対策を施す場合の改造方法を以下に説明する。
上記改造方法は、既設の汚泥掻寄機の無端チェーン19の隣接リンク30に、脱輪ガード部材82を取り付ける後付工程と、沈殿池2の側壁7側にガードレール90を固定する固定工程とを有している。
先ず、上記後付工程について以下に説明する。
図19〜図21に示すように、無端チェーン19の隣接リンク30の取付用片79に脱輪ガード部材82の取付部83を当て付け、ボルト85を取付部83の孔部86と隣接リンク30の取付用孔80とに挿通し、ボルト85にナット92を螺合して締め付けることにより、図15〜図18に示すように、脱輪ガード部材82が隣接リンク30に締結される。
次に、上記固定工程について以下に説明する。
図15,図16に示すように、ボルト88,ナット89を用いて、ガードレール90に取付用フレーム87を取り付けるとともに、取付用フレーム87を支持フレーム38に取り付けることにより、ガードレール90が沈殿池2の側壁7側に固定される。
上記第1および第2の実施の形態では、図6,図12に示すように、フライト板20が取り付けられる無端チェーン19の特定(A)のリンク30に脱輪ガード部材42が取り付けられているが、上記第3の実施の形態と同様に、特定(A)のリンク30の前後いずれか一方に隣接するリンク30に脱輪ガード部材42を取り付けてもよい。この場合、改造方法の後付工程において、フライト板20を無端チェーン19から取り外す必要が無くなる。
また、上記第1から第3の実施の形態において、フライト板20が取り付けられる無端チェーン19の特定(A)のリンク30の近傍のリンク30に脱輪ガード部材42,82を取り付けてもよい。尚、上記フライト板20が取り付けられる特定(A)の一対のリンク30は、フライト板20によって一対のリンク30間の間隔が固定されているため、無端チェーン19の離脱防止効果が最大となるが、脱輪ガード部材42,82を取り付けるリンク30が特定(A)のリンク30から遠ざかるほど、沈殿池2の幅方向(左右方向)へのリンク30の可動範囲が大きくなって無端チェーン19の離脱防止効果が低下するため、上記近傍のリンク30とは、特定(A)のリンク30から前後それぞれ3個のリンク30までの範囲が好ましい。
また、上記各実施の形態では、図1に示すように、ガードレール58を水面移動領域24に設けたが、底部移動領域25又は下降移動領域26に設けてもよい。
また、上記各実施の形態では、ガードレール58は前後方向において直線状に延びているが、駆動ホイール15又は従動ホイール16の近傍において、ガードレール58の端部を、無端チェーン19の軌道に沿うように上下に傾斜させたり、或いは、各ホイール15,16の外周に沿って円弧状等に変形させてもよい。
1 汚泥掻寄機
2 沈殿池
7 側壁
15 駆動ホイール
16,17,18 従動ホイール
19 無端チェーン
20 フライト板(掻き寄せ板)
24 水面移動領域
30 リンク
31 連結部
39 案内シュー
40 案内レール
42 脱輪ガード部材
43 取付部
44 ガード部
58 ガードレール
71 ボルト(締結部材)
72 ナット(締結部材)
82 脱輪ガード部材
84 ガード部
85 ボルト(締結部材)
92 ナット(締結部材)

Claims (9)

  1. 一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
    両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
    無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機であって、
    無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
    リンクは一対のリンクプレートを有し、
    掻き寄せ板は無端チェーンの特定のリンクに取り付けられ、
    掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートに、脱輪ガード部材が差し込まれて着脱自在に取り付けられ、
    脱輪ガード部材は特定のリンク又はその近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出しており、
    脱輪ガード部材が当接することによって無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガードレールが、沈殿池の側壁側に固定されていることを特徴とする汚泥掻寄機。
  2. 脱輪ガード部材は、上端部同士が接合された内外一対の取付板を有し、
    両取付板間に隙間が形成され、
    特定のリンク又はその近傍のリンクの外側のリンクプレートが両取付板間の隙間に挿入されることを特徴とする請求項1記載の汚泥掻寄機。
  3. 一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
    両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
    無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機であって、
    無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
    リンクは、一対のリンクプレートと、リンクプレートに設けられた一対の取付用片とを有し、
    一対の取付用片のうちの一方の取付用片が、一方のリンクプレートの内側から、相対向する他方のリンクプレートに向けて突出するとともに、他方の取付用片が、他方のリンクプレートの内側から、相対向する一方のリンクプレートに向けて突出し、
    掻き寄せ板は無端チェーンの特定のリンクの取付用片に取り付けられ、
    掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンクの近傍のリンクの取付用片に、脱輪ガード部材が着脱自在に取り付けられ、
    脱輪ガード部材は特定のリンクの近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出しており、
    脱輪ガード部材が当接することによって無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガードレールが、沈殿池の側壁側に固定されていることを特徴とする汚泥掻寄機。
  4. 脱輪ガード部材は、無端チェーンの特定のリンクの近傍のリンクの取付用片に、締結部材によって締結されていることを特徴とする請求項記載の汚泥掻寄機。
  5. 脱輪ガード部材は特定のリンク又はその近傍のリンクから沈殿池の側壁に向かって突出するガード部を有し、
    ガード部の断面がL形状に形成され、
    ガード部がガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
  6. ガードレールは、無端チェーンが水面に沿って移動する水面移動領域において、無端チェーンよりも沈殿池の側壁側に固定されており、
    掻き寄せ板に案内シューが設けられ、
    水面移動領域において、案内レールがガードレールよりも沈殿池の側壁側に固定され、
    案内シューは、無端チェーンの移動に伴って、案内レール上に支持されながら案内レール上を摺動することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の汚泥掻寄機。
  7. 一対の無端チェーンが駆動ホイールと従動ホイールとの間に巻回され、
    両無端チェーン間に掻き寄せ板が設けられ、
    無端チェーンは、複数のリンクと、隣接するリンク同士を連結する連結部とを有し、
    リンクは一対のリンクプレートを有し、
    無端チェーンが循環動することにより、沈殿池内の汚泥を掻き寄せ板で掻き寄せる汚泥掻寄機の無端チェーンに取り付けられる脱輪ガード部材であって、
    掻き寄せ板が取り付けられた特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートに、着脱自在に差し込まれて取り付け可能な取付部と、
    沈殿池の側壁側に固定されているガードレールに当接することによって、無端チェーンの上方および側方への変動が規制されるガード部とを有することを特徴とする脱輪ガード部材。
  8. ガード部の断面がL形状に形成されていることを特徴とする請求項7記載の脱輪ガード部材。
  9. 上記請求項7又は請求項8に記載の脱輪ガード部材を用いた汚泥掻寄機の改造方法であって、
    既設の汚泥掻寄機の無端チェーンの特定のリンク又はその近傍のリンクのリンクプレートを、脱輪ガード部材の取付部に差し込んで取り付ける後付工程と、
    沈殿池の側壁側にガードレールを固定する固定工程とを有することを特徴とする汚泥掻寄機の改造方法。
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