JP2005112616A - 自動運転方式マンコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】マンコンベアを利用する人だけをセンサにより正確に検出して自動運転を行うことができる自動運転方式マンコンベアを提供する。
【解決手段】一対の欄干13の乗降口付近の外デッキ14にセンサ出力面を乗客の進行方向に向けて1次乗客検出センサ(A)21を設置すると共に、一対の欄干13の乗降口付近の内デッキ15にセンサ出力面を乗客の進入方向に対して所定の角度分だけ内側に向けて1次乗客検出センサ(B)22を設置して、幅方向が一対の欄干13の間隔幅Wとほぼ同等であり、長手方向が上記乗降口から所定の距離L内の検出範囲26を構成する。この検出範囲26内で乗客の有無を検出することで、マンコンベアを利用する人だけをセンサにより正確に検出して自動運転を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗客を運ぶためのマンコンベアに係り、特にセンサにより乗客の有無を検出して自動運転を行う自動運転方式マンコンベアに関する。
従来、ビルなどに設置されたマンコンベアとして、センサにより乗客の有無を検出して自動運転を行う自動運転方式のマンコンベアが知られている。この自動運転方式のマンコンベアでは、通常、乗降口などに設置された光電ポール(支柱)にセンサを設けておき、このセンサにて乗客が検出されないときには運転を停止した状態で待機し、センサにより乗客が検出されると定格速度で運転するように構成されている。
しかしながら、この種のマンコンベアでは、乗降口に光電ポールの設置を必要とするため、その設置スペースを確保しなければならず、場所によっては対応できなかったり、また、意匠的な問題などがあった。
そこで、近年、光電ポールをなくしたポールレス型の自動運転方式マンコンベアが提供され、現在、普及に向けて様々な技術改良が試みられている状況にある(特許文献1、2参照)。このポールレス型の自動運転エスカレータは、一般的には、乗客検出用のセンサをマンコンベアの内デッキや正面スカート内に内蔵することにより、従来の光電ポールのセンサと同等に乗客の検出を行い、乗客が検出されると定格速度で運転するといった構成になっている。
特開2003−104680号公報 特開平10−182050号公報
上述したように、通常の停止形自動運転方式のマンコンベアでは、センサ用のポールの設置場所が必要であり、その設置場所のない建物などには適用することはできなかった。このため、ポールレス型の自動運転方式マンコンベアを用いる機会が非常に多くなって来た。
しかしながら、上記特許文献1、2などで知られているポールレス型の自動運転方式のマンコンベアでは、乗降口の両側の内デッキなどに1組のセンサだけを設けて乗客を検出している。このため、その検出範囲が乗客の進入方向に向けて広がり過ぎてしまい、マンコンベアを利用しない人が近くを通過しただけで、センサが反応してしまい、不要な運転が生じるなどの問題があった。また、複数台のマンコンベアが並列設置されている場合には、隣合うセンサが相互干渉して誤動作が起きることもあった。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、マンコンベアを利用する人だけをセンサにより正確に検出して自動運転を行うことができる自動運転方式マンコンベアを提供することを目的とする。
(1) 本発明の自動運転方式マンコンベアは、 乗客が乗降可能な複数のステップと、これらのステップの両側に設けられた一対の欄干と、これらの一対の欄干の乗降口付近に設けられ、その検出範囲の幅方向が上記一対の欄干の間隔幅とほぼ同等であり、長手方向が上記乗降口から所定の距離内に定められた乗客検出手段と、この乗客検出手段による乗客の検出動作に伴い、上記各ステップの駆動を制御する駆動制御手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、幅方向と長手方向を規制した必要最低限の検出範囲内で乗客の有無を検出することで、マンコンベアの側面側を通行する人の検出をなくすことができ、また、正面からの人に対してもマンコンベアを利用する人以外の検出をなくして自動運転を行うことができる。
この場合、上記所定の距離として、上記各ステップの繰り出し/引き込み口に配設されたコムの先端から1.7〜1.9mの範囲内に定めておくことで、マンコンベアを利用する人だけを正確に検出することができる。
また、上記乗客検出手段は、上記一対の欄干の乗降口付近の外デッキにセンサ出力面を乗客の進行方向に向けて設置された第1のセンサと、上記一対の欄干の乗降口付近の内デッキにセンサ出力面を乗客の進入方向に対して所定の角度分だけ内側に向けて設置された第2のセンサとから構成される。このように、第1のセンサと第2のセンサを用いて、幅方向と長手方向の検出範囲を規制することにより、マンコンベアを利用する人だけを正確に検出することができる。
また、上記第1および第2のセンサは、高さ方向の検出範囲が上記乗降口から離れるに従って床面から高くなるように設置されていることを特徴とする。これにより、乗降口に進入してくる乗客を確実に検出することができるようになる。
また、上記第2のセンサは、上記一対の欄干の乗降口付近の内デッキから乗客の進入方向に向けて検出範囲を交差させるように設置されていることを特徴とする。これにより、乗降口の正面にいる乗客を確実に検出することができるようになる。
また、上記第1および第2のセンサは、隣接する他のマンコンベアに設けられた乗客検出用のセンサの検出範囲と相互干渉しないように設置されていることを特徴とする。これにより、複数台のマンコンベアが並設された場合に、隣接するマンコンベアに設けられた乗客検出用のセンサの検出範囲が相互干渉することを防いで誤動作をなくすことができる。
(2) 本発明の自動運転方式マンコンベアは、乗客が乗降可能な複数のステップと、これらのステップの両側に設けられた一対の欄干と、これらの一対の欄干の乗降口付近に設けられ、その検出範囲の幅方向が上記一対の欄干の間隔幅とほぼ同等であり、長手方向が上記乗降口から所定の距離内に定められた1次乗客検出手段と、上記一対の欄干の上記各ステップの踏切位置の手前に設けられた2次乗客検出手段と、上記1次乗客検出手段および上記第2次乗客検出手段による乗客の検出動作に伴い、上記各ステップの駆動を制御する駆動制御手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、1次乗客検出手段により幅方向と長手方向を規制した必要最低限の検出範囲内で乗客の有無を検出することで、マンコンベアの側面側を通行する人の検出をなくすことができ、また、正面からの人に対してもマンコンベアを利用する人以外の検出をなくして自動運転を行うことができる。また、2次乗客検出手段により各ステップの踏切位置の手前で乗客を検出することにより、乗客がマンコンベア(ステップ)に乗ることを確認した上で自動運転を制御することができる。
また、上記駆動制御手段は、上記各ステップが停止している状態で、上記1次乗客検出手段によって乗客が検出されたときに上記各ステップの駆動を開始し、続けて、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されるまでの間に規定速度で運転するように上記各ステップの駆動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、乗客がマンコンベア(ステップ)に乗るときには既に規定速度で運転されているので、急な加速を防いで乗客を安全に運ぶことができる。
また、上記駆動制御手段は、上記各ステップが通常運転時よりも低速で運転している状態で、上記1次乗客検出手段によって乗客が検出されたときに上記各ステップの駆動を上記低速で運転している状態よりも大きくし、続けて、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されるまでの間に規定速度で運転するように上記各ステップの駆動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、乗客の検出に伴い、低速運転状態から規定速度で運転されるため、マンコンベアの駆動開始時間を低減することができ、また、常に乗客に対して進行方向を知らしめることができる。
また、上記駆動制御手段は、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されてから所定時間経過したときに上記各ステップの駆動を停止することを特徴とする。
このような構成によれば、上記所定時間とは、一対の乗降口間を移動する時間よりも少し長めに設定されており、この時間が経過後に自動停止することで、無駄な運転をなくすことができる。
また、上記1次および2次乗客検出手段は、上記一対の欄干の乗り口と降り口の両方にそれぞれ設けられることを特徴とする。これにより、乗り口と降り口の両方で乗客の有無を検出してマンコンベアの運転を制御することができる。
また、上記駆動制御手段は、上記各ステップが停止している状態で、降り口側の上記1次乗客検出手段によって乗客が検出された場合に上記各ステップの駆動により逆進入防止運転を行い、続けて、降り口側の上記2次乗客検出手段によって乗客が検出された場合に警告を発生することを特徴とする。
このような構成によれば、降り口からの乗り込みに対し、まず、1次乗客検出手段にて乗客を検出することにより逆進入防止運転を行い、さらに、2次乗客検出手段にて乗客を検出した場合には警告を発生することで、乗客が誤って降り口から乗り込むことを防止することができる。
また、上記駆動制御手段は、上記乗り口側の1次乗客検出手段が乗客を検知したときに上記各ステップの駆動を開始し、続けて、上記乗り口側の2次乗客検出手段が乗客を検知してから上記降り口側の1次または2次乗客検出手段が乗客を検知した後に上記各ステップの駆動を停止することを特徴とする。
このような構成によれば、乗り口側の2次乗客検出手段が乗客を検知してから所定時間後に運転を停止するよりも、乗客の降りたことを確認した上でより確実に運転を停止制御することができる。
本発明によれば、マンコンベアを利用する人だけをセンサにより正確に検出して自動運転を行うことができる。これにより、不要な動作を低減して、装置寿命を延ばすことができる。また、複数台のマンコンベアが並設された場合に、隣接するマンコンベア間でセンサの検出範囲が相互干渉することを防ぎ、誤動作をなくすことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るポールレス自動運転方式のマンコンベアの外観構成を示す斜視図であり、ここでは、傾斜角度を有する所謂「エスカレータ」としての構成が示されている。また、図2はこのマンコンベアを上から見た場合の構成を模式的に示した平面図である。図3はこのマンコンベアを横から見た場合の構成を模式的に示した側面図である。
図1に示すように、本実施形態におけるマンコンベア11は、乗客を運ぶための複数のステップ12と、これらのステップ12の両側に立設された一対の欄干13とを備える。各ステップ12は、例えばアルミダイガストから形成された乗り台であり、上下一対の乗降口間で無端状に連結されている。そして、図示せぬトラスによって所定の傾斜角度を有して支持された状態で乗降口間を循環走行する。
また、上記一対の欄干13の下部には、外デッキ(アウターデッキとも呼ばれる)14と内デッキ(インナーデッキとも呼ばれる)15が欄干パネル16を挟み込むようにして両側に配設されている。欄干パネル16は、例えば透明のガラスやアクリルなどによって形成され、その欄干パネル16の周縁部には、ゴムなどで周りが覆われた移動手摺り17が設けられている。この移動手摺り17は、上記各ステップ12と同期して移動するように構成されている。
また、乗降口において、ステップ繰り出し/引き込み口には、ステップ12と同じ幅を有するコム18が配設されている。このコム18は、ステップ繰り出し/引き込み口でステップ12と接触することにより、ステップ12に落ちたゴミなどが内部の機械室に入り込まないように阻止するためにある。
また、乗降口の手前の床面には、所定の範囲内で乗降板19が敷設されている。この乗降板19の表面は、例えば凹凸形状になっているなど、乗客が乗り降りする際に足を滑らせないような工夫がなされている。なお、この乗降板19の下には図示せぬ機械室がある。メンテナンス時に、作業員がこの乗降板19を持ち上げて機械室の中に入り込んで作業を行う。
ここで、図2に示すように、このマンコンベア11には、自動運転を実現するための乗客検出用のセンサとして、1次乗客検出センサ21、22と、2次乗客検出センサ23が備えられている。
1次乗客検出センサ21、22は、乗降口付近で乗客を検出するためのセンサである。このうちの、一方の1次乗客検出センサ(A)21は、外デッキ14の先端の乗降口付近に、そのセンサ出力面を乗客の進入方向に向けて設置されている。図中の24はこの1次乗客検出センサ(A)21の検出範囲(詳しくは1次乗客検出センサ(A)21から照射されるセンサ信号の出力範囲)を示しており、乗降口の両側から2つのセンサ検出範囲24が略並行な状態で所定の距離まで延びている。
また、他方の1次乗客検出センサ(B)22は、上記1次乗客検出センサ(A)21とは反対側つまり内デッキ15の端部の乗降口付近に設けられている。この1次乗客検出センサ(B)22は、乗客の進入方向に対して所定の角度分だけ内側に向けて設置されている。図中の25はこの1次乗客検出センサ22の検出範囲(詳しくは1次乗客検出センサ(B)22から照射されるセンサ信号の出力範囲)を示しており、乗降口の両側から乗降板19の先端部付近で互いに交差して所定の距離まで延びている。
これらの1次乗客検出センサ21、22は、図中の二点鎖線で示すような検出範囲26内で乗客の有無を検出する。ここで、これらの1次乗客検出センサ21、22によって構成される検出範囲26の幅方向の長さは、少なくともステップ12の幅よりも広く、その両側に立設された一対の欄干13の間隔幅Wとほぼ同等である。また、この検出範囲26の長手方向(乗客の進入方向)の長さは、ステップ繰り出し/引き込み口に設けられたコム18の先端から所定の距離Lの範囲内となっている。上記所定の距離Lとは、正面からの乗客を検出するために必要な最低限の距離であり、具体的には1.7〜1.9mの範囲内に定められている。
一方、図3に示すように、1次乗客検出センサ21、22の検出範囲24、25は、乗降口から離れるに従って床面20から高くなっている。なお、1次乗客検出センサ21、22の設置位置は例えば乗客(標準的な身長)の足下付近であり、これらの1次乗客検出センサ21、22の検出範囲24、25はそこから徐々に高くなり、最終端では例えば乗客の腰位置くらいになっている。
また、2次乗客検出センサ23は、各ステップ12の踏切位置の手前で乗客の有無を検出するためのセンサである。この2次乗客検出センサ23は、図2に示すように、上記一対の欄干13の一方の下部に設けられた内デッキ15のコム18の近辺に、そのセンサ出力面を他方の欄干13の内デッキ15に向けて設置されている。図中27はこの2次乗客検出センサ23の検出範囲(詳しくは2次乗客検出センサ23から照射されるセンサ信号の出力範囲)を示しており、一方の欄干13から他方の欄干13に向けて床面から所定の高さを維持して延びている。
なお、この2次乗客検出センサ23の設置位置は、乗降口にてステップ12に乗る乗客あるいはマンコンベア11から降りる乗客を確実に検出するべく、例えば乗客(標準的な身長)の足下付近に設置されている。
これらの1次乗客検出センサ21、22、23としては、例えば送光部と受光部が一体となった反射光検出式センサが使用される。なお、送光部と受光部が分離しているものや、超音波センサなどを使用することでも良く、本発明ではそのセンサの種類に限定されるものではない。
このような構成によれば、マンコンベア11を利用する乗客が乗降口の正面あるいは側面から進入してきた際に、外デッキ14に設けられた1次乗客検出センサ(A)21の検出範囲24と、内デッキ15に設けられた1次乗客検出センサ(B)22の検出範囲25からなる検出範囲26内に入った時点で、その乗客の存在が検出されてマンコンベア11の運転が開始される。
さらに、その乗客がコム18の位置から繰り出されるステップ12に踏み込む手前で、内デッキ15に設けられた2次乗客検出センサ23の検出範囲27を横切ったときに、その乗客の存在が検出されてマンコンベア11の運転停止のタイミングが計られる。
図4にこのようなマンコンベア11の運転制御を行う制御装置31を示す。なお、この制御装置31は、例えば床面の下の機械室に設けられている。
図4に示すように、制御装置31は、コンピュータからなり、所定のプログラムに基づいてマンコンベア11の運転制御を行う。この制御装置31には、上述した1次乗客検出センサ(A)21、1次乗客検出センサ(B)22、2次乗客検出センサ23が接続されていると共に、マンコンベア11の運転時間を決定するためのタイマ32が接続されている。
また、33はマンコンベア駆動機構であり、各ステップ12を駆動するためのモータなどを含む。このマンコンベア駆動機構33は、制御装置31から出力される制御信号に従って、その駆動が制御されている。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
図5は本発明の第1の実施形態におけるマンコンベア11の運転制御を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示す処理は、図4の制御装置31がプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って実行される。
乗客がいないとき、マンコンベア11の運転は停止状態、つまり、各ステップ12の駆動が停止した状態にある。この状態で、まず、外デッキ14に設けられた1次乗客検出センサ(A)21と内デッキ15に設けられた1次乗客検出センサ(B)22によって乗客の有無が検出される。
ここで、1次乗客検出センサ(A)21または1次乗客検出センサ(B)22がONすると(ステップA11のYes)、制御装置31は、そのセンサ信号に基づいて乗客が図2に示す検出範囲26内に入ったものと判断し、マンコンベア駆動機構33を通じて各ステップ12を駆動することにより、マンコンベア11の運転を開始する(ステップA12)。なお、1次乗客検出センサ(A)21または1次乗客検出センサ(B)22がOFFの場合には(ステップA11のNo)、センサ21,22が乗客を検知するまで待機し続ける。
マンコンベア11の運転が開始されると、続いて、内デッキ15に設けられた2次乗客検出センサ23によって乗客の有無が検出される。この2次乗客検出センサ23がONすると(ステップA13のYes)、制御装置31は、そのセンサ信号に基づいて乗客が図2に示す検出範囲27を横切ってステップ12に乗り込むものと判断し、その時点でタイマ32をスタートする(ステップA14)。また、2次乗客検出センサ23がOFFの場合には(ステップA13のNo)、マンコンベア11の運転をし続ける。
タイマ32は、運転の停止タイミングを計るためのものであり、制御装置31はこのタイマ32を通じて所定時間Tが経過したことを確認した時点で(ステップA15のYes)、マンコンベア駆動機構33を通じて各ステップ12の駆動を停止することにより、マンコンベア11の運転を止める(ステップA16)。また、所定時間Tが経過するまでは(ステップA15のNo)、タイマ32にて時間計測を行い続ける。
上記所定時間Tは、乗客を定格速度で一方の乗降口から他方の乗降口までに運ぶまでの時間より少し長めに設定されている。2次乗客検出センサ23がONしてから所定時間Tが経過すると、マンコンベア11の運転が止まり、タイマ32がクリアされて再び待機状態となる。なお、この間に別の乗客が乗り込むなどして2次乗客検出センサ23が再びONした場合には、タイマ32がリセットされて、その時点から停止タイミングが計られることになる。
以上のように、ポールレス型の自動運転方式マンコンベア11において、外デッキ14と内デッキ15のそれぞれに1次乗客検出センサ21、22を設置し、幅方向と長手方向を規制した必要最低限の検出範囲26内で乗客の有無を検出する構成としたことにより、マンコンベア11の側面側を通行する人の検出をなくすことができ、また、正面からの人に対してもマンコンベア11を利用する人以外の検出をなくすことができる。
したがって、従来のようにセンサの誤検出による不要な動作がほとんど起こらなくなり、また、このような不要動作による運転/停止を繰り返すことがないので、自動運転方式マンコンベアとしての装置寿命を延ばすことができる。
また、図3で説明したように、1次乗客検出センサ(A)21、1次乗客検出センサ(B)22から離れるに従って、これらの検出範囲24、25が床面20から高くなっているので、マンコンベア11を利用する乗客を的確に検出することができる。
また、これらの1次乗客検出センサ21、22によって乗客が検出されたときのタイミングで、マンコンベア11の運転が開始されるので、その乗客が2次乗客検出センサ23の検出範囲27を横切ってステップ12に乗り込むときには、マンコンベア11は定格速度で安定した運転状態にある。よって、乗客がステップ12に乗っている間に加速することはなく、安全に運ぶことができる。上記検出範囲26の長手方向の(乗客の進入方向)の長さLは、乗客を必要最低限の範囲で検出すると共に、乗客が実際に乗り込んだときに安定した運転状態になっていることを考慮して決められている。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、図6に示すように、例えば駅などにおいて、上の階と下の階を繋ぐ2台の並設されたマンコンベア41、42を想定している。これらのマンコンベア41、42はポールレス型自動運転方式のマンコンベアであり、ここでは、一方のマンコンベア41が上昇運転専用であり、図中の43が乗客の乗り口、44が乗客の降り口である。また、他方のマンコンベア42が下降運転専用であり、図中の45が乗客の乗り口、46が乗客の降り口である。
ここで、マンコンベア41における乗り口43と降り口44、そして、マンコンベア42における乗り口45と降り口46のそれぞれには、自動運転を実現するための乗客検出用のセンサが設けられている。この様子を図7を用いて説明する。
図7はマンコンベア41、42を上から見た場合の構成を模式的に示した平面図である。
すなわち、マンコンベア41は、複数のステップ51を備えると共に、これらのステップ51の両側に外デッキ52と内デッキ53が欄干パネルを挟み込むようにして配設されている。各ステップ51は、無端状に連結されており、降り口44と降り口44との間を循環走行する。
図中の54は欄干パネルの周縁部に設けられた移動手摺りであり、各ステップ51と同期して移動するように構成されている。また、55および56は降り口44側と乗り口45側のそれぞれに設けられたコムである。このコム55、56は、ステップ繰り出し/引き込み口にてステップ51に接触してゴミ等が機械室に入ることを防いでいる。
もう一方のマンコンベア42についても同様の構成である。すなわち、マンコンベア42は、複数のステップ71を備えると共に、これらのステップ71の両側に外デッキ72と内デッキ73が欄干パネルを挟み込むようにして配設されている。各ステップ71は、無端状に連結されており、乗り口45と降り口46との間を循環走行する。
図中の74は欄干パネルの周縁部に設けられた移動手摺りであり、各ステップ71と同期して移動するように構成されている。また、75および76は乗り口45側と降り口46側のそれぞれに設けられたコムである。このコム75、76は、ステップ繰り出し/引き込み口にてステップ71に接触してゴミ等が機械室に入ることを防いでいる。
ここで、マンコンベア42の乗り口43には、自動運転を実現するためのセンサとして、1次乗客検出センサ(A)61a、1次乗客検出センサ(B)62a、2次乗客検出センサ63aが設けられている。
1次乗客検出センサ61a、62aは、乗り口43付近で乗客を検出するためのセンサである。このうち、1次乗客検出センサ(A)61aは、外デッキ52の先端の乗り口43付近に、そのセンサ出力面を乗客の進入方向に向けて設置されている。1次乗客検出センサ(B)62aは、上記1次乗客検出センサ(A)61aとは反対側つまり内デッキ52の端部の乗り口43付近に設けられている。この1次乗客検出センサ(B)62aは、乗客の進入方向に対して所定の角度分だけ内側に向けて設置されている。
なお、これらのセンサ61a、62a、63aの構成については、上記第1の実施形態におけるセンサ21、22、23と同様であるため、ここでは、その詳しい説明を省略するものとする。図中の64aが1次乗客検出センサ61a、62aによって構成される検出範囲、65aが2次乗客検出センサ63aの検出範囲を示している。
また、このマンコンベア41の降り口44に対しても、上記同様に1次乗客検出センサ(A)61b、1次乗客検出センサ(B)62b、2次乗客検出センサ63bが設けられている。図中の64bが1次乗客検出センサ61b、62bによって構成される検出範囲、65bが2次乗客検出センサ63bの検出範囲を示している。
また、他方のマンコンベア42の乗り口45、降り口46についても同様である。すなわち、マンコンベア42の乗り口45には1次乗客検出センサ(A)81a、1次乗客検出センサ(B)82a、2次乗客検出センサ83aが設けられている。図中の84aが1次乗客検出センサ81a、82aによって構成される検出範囲、85aが2次乗客検出センサ83aの検出範囲を示している。
同様に、マンコンベア42の降り口46には1次乗客検出センサ(A)81b、1次乗客検出センサ(B)82b、2次乗客検出センサ83bが設けられている。図中の84bが1次乗客検出センサ81b、82bによって構成される検出範囲、85bが2次乗客検出センサ83bの検出範囲を示している。
ここで、マンコンベア41の乗り口43における検出範囲64aと降り口44における検出範囲64b、また、マンコンベア42の乗り口45における検出範囲84aと降り口46における検出範囲84bは、それぞれ上記第1の実施形態と同様に、必要最低限の範囲内で乗客を検出するべく、その幅方向と長手方向が規制されている。
さらに、マンコンベア41の乗り口43における検出範囲64aとマンコンベア42の降り口46における検出範囲84bは、互いに干渉しない範囲になっている。同様に、マンコンベア41の降り口44における検出範囲64bとマンコンベア42の乗り口45における検出範囲84aも互いに干渉しない範囲になっている。
このような構成において、下の階にいる乗客が上昇運転専用のマンコンベア41を利用して上の階に登るべく、その乗り口43側に設けられた1次乗客検出センサ(A)61a、1次乗客検出センサ(B)62aによって構成される検出範囲64a内に進入すると、このマンコンベア41の上昇運転が開始される。そして、その乗客が2次乗客検出センサ63aの検出範囲65aを通過してステップ51に乗り込むと、その時点から所定時間経過したときに、マンコンベア41の上昇運転が停止する。
また、上の階にいる乗客が下降運転専用のマンコンベア42を利用して下の階に降りるべく、その乗り口45側に設けられた1次乗客検出センサ(A)81a、1次乗客検出センサ(B)82aによって構成される検出範囲84a内に進入すると、このマンコンベア42の下降運転が開始される。そして、その乗客が2次乗客検出センサ83aの検出範囲85aを通過してステップ71に乗り込むと、その時点から所定時間経過したときに、マンコンベア42の下降運転が停止する。
ここで、マンコンベア41の降り口44側に乗客が誤って進入すると、そこに設置された1次乗客検出センサ61b、62bと2次乗客検出センサ63bによって、その誤進入を防止するための運転が行われる。これは、マンコンベア42の降り口46側でも同様であり、乗客が誤って進入すると、そこに設置された1次乗客検出センサ81b、82bと2次乗客検出センサ83bによって、その誤進入を防止するための運転が行われる。
以下に、このような運転制御を実現するための制御装置の構成について説明する。なお、ここでは便宜的にマンコンベア41に用いられる制御装置としての構成について説明するが、他方のマンコンベア42についても同様である。
図8はマンコンベア41の運転制御を行う制御装置91の構成を示すブロック図である。なお、この制御装置91は、上記マンコンベア42に用いられる制御装置と共に例えば床面の下の機械室に設けられている。
図8に示すように、制御装置91は、コンピュータからなり、所定のプログラムに基づいてマンコンベア41の運転制御を行う。この制御装置91には、乗り口43側に設けられた1次乗客検出センサ(A)61a、1次乗客検出センサ(B)62a、2次乗客検出センサ63aと、降り口44側に設けられた1次乗客検出センサ(A)61b、1次乗客検出センサ(B)62b、2次乗客検出センサ63bが接続されていると共に、マンコンベア41の運転時間を決定するためのタイマ92が接続されている。
また、93はマンコンベア駆動機構であり、各ステップ12を駆動するためのモータなどを含む。このマンコンベア駆動機構93は、制御装置91から出力される制御信号に従って、その駆動が制御されている。
また、94は警告装置である。この警告装置94は、このマンコンベア41の乗り口43と降り口44の付近にそれぞれに設けられており、乗客が誤って降り口44から乗ろうとした場合にブザー音を発生して警告する。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
図9は本発明の第2の実施形態におけるマンコンベア41の運転制御を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示す処理は、図8の制御装置91がプログラムを読み込むことにより、そのプログラムに記述された手順に従って実行される。
乗客がいないとき、マンコンベア41の運転は停止状態、つまり、各ステップ51の駆動が停止した状態にある。この状態で、乗り口43側に設けられた1次乗客検出センサ(A)61aまたは1次乗客検出センサ(B)62aがONすると(ステップB11のYes)、制御装置91は、「通常運転」としてマンコンベア41の上昇運転を開始する。なお、このときの運転処理の手順については図5のフローチャートと同様であるため、ここではその説明を省略するものとする。
一方、このマンコンベア41が停止した状態で(ステップB11のNo)で、降り口44側に設けられた1次乗客検出センサ(A)61bまたは1次乗客検出センサ(B)62bがONした場合には(ステップB12のYes)、制御装置91は、乗客が誤って降り口44に進入してきたものと判断し、「逆進入防止運転」としてマンコンベア41を所定の期間だけ上昇運転することにより、乗客に逆進入していることを知らしめる(ステップB13)。
この時点で乗客が気付いて引き返せば、マンコンベア41を停止させて再び待機状態に移行することになる(ステップB12のNo)。しかし、さらに乗客が降り口44に進入してきて、2次乗客検出センサ63bがONした場合には(ステップB14のYes)、制御装置91は、警告装置94を通じて警告ブザーを鳴らすことにより、乗客に対して警告を発する(ステップB15)。この警告は、2次乗客検出センサ63bが乗客を検知している間は継続している。
また、1次乗客センサ61b、62bが乗客を検知して、2次乗客センサ63bが乗客を検出しない場合には、マンコンベア41を停止させて再び待機状態に移行する(ステップB14のNo)。
なお、このときの警告方法としては、上述したような警告ブザーの他に、例えば、「降り口から入ろうとしています。危険ですから、おやめ下さい。」といったような音声メッセージを流したり、さらに、表示装置を用いて警告メッセージを表示するようにしても良い。
他方のマンコンベア42についても同様であり、降り口46からの乗り込みに対し、まず、その降り口46付近に設けられた1次乗客検出センサ81b、82bにて乗客を検出することにより逆進入防止運転を行い、さらに、2次乗客検出センサ83bにて乗客を検出した場合には警告を発生する。
以上のように、ポールレス自動運転方式のマンコンベア44、45が隣接して設置されている場合でも、上記第1の実施形態と同様に、外デッキ52、72と内デッキ53、73のそれぞれに1次乗客検出センサ61a、62aと1次乗客検出センサ81a、82aを設置し、それぞれに幅方向と長手方向を規制した必要最低限の検出範囲64a、84a内で乗客の有無を検出する構成とすることで、これらのマンコンベア44、45を利用する人のみ検出して、誤動作のない自動運転を実現することができる。
また、降り口44、46側にもそれぞれ同様の構成としておくことで、乗客が誤って進入してきた場合にそれを防ぐことができる。
また、隣り合うの1次検出センサが相互干渉しないように構成されているので、誤動作も起こらず、マンコンベアとして安全な運転を提供することができる。
なお、上記各実施形態では、マンコンベアとして「エスカレータ」を想定して説明したが、ポールレス自動運転方式の「歩く歩道」であっても適用可能であり、その乗降口に上記同様に乗客検出センサを設置することにより、誤検出を防止して自動運転を行うことができる。
また、1次乗客検出センサが乗客を検出する前に、マンコンベアが既に所定速度で駆動されていても良い。この場合の速度は、通常運転時の速度よりも小さな速度である。
そして、1次乗客検出センサが乗客を検出すると、マンコンベアの運転速度を通常運転時の速度に向かって増加させる。この後、2次乗客検出センサが乗客を検出すれば、タイマをONし、通常運転時の速度を所定時間維持する。一方、2次乗客検出センサが乗客を検出しなければ、通常運転時の速度から小さな速度に減速される。さらに、所定時間経過後は、マンコンベアの運転速度を、通常運転時の速度から低下させ、より低速度で運転し続ける。
このような動作を行うことにより、マンコンベアの駆動開始時間を低減することができ、また、ステップの進行方向を常に乗客に対して告知することができる。
また、乗客運搬後のマンコンベアの停止方法として、乗り口側の1次乗客検出センサが乗客を検出したときに運転を開始後、続けて、乗り口側の2次乗客検出センサで乗客を検知してから所定時間経過後に運転を停止するのではなく、降り口側の1次または2次乗客検出センサが降りる乗客を検出した後に停止するといった方法でも良い。
この場合、上述したように、マンコンベアが既に所定速度で駆動された状態(待機運転状態)で1次乗客検出センサによる乗客の検出に伴ってその運転速度を上げていく方式であれば、降り口側の1次または2次乗客検出センサが降りる乗客を検出した後に減速を行い待機運転状態に戻すようにする。
このような制御を行うことにより、乗客が降りたことを確認した上で運転を停止または減速することになるので、より確実かつ安全に乗客を運搬することができる。
また、2次乗客検出センサを、ステップが移動する方向に沿った内デッキに複数配置することもできる。このような構成とすることにより、マンコンベアのいずれの位置に乗客が存在するかを検出することができ、2次乗客検出センサが乗客を検出してから所定時間経過後にマンコンベアが停止した場合に考え得るステップ上に乗客が存在するなどの不具合を解消することができる。
要するに、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るポールレス自動運転方式のマンコンベアの外観構成を示す斜視図。 同実施形態におけるマンコンベアを上から見た場合の構成を模式的に示す平面図。 同実施形態におけるマンコンベアを横から見た場合の構成を模式的に示す側面図。 同実施形態におけるマンコンベアの運転制御を行う制御装置の構成を示すブロック図。 同実施形態におけるマンコンベアの運転制御の流れを説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施形態における2台のマンコンベアが並設された構成を模式的に示す図。 同実施形態における2台のマンコンベアを上から見た場合の構成を模式的に示す平面図。 同実施形態におけるマンコンベアの運転制御を行う制御装置の構成を示すブロック図。 同実施形態におけるマンコンベアの運転制御の流れを説明するためのフローチャート。
符号の説明
11…マンコンベア、12…ステップ、13…欄干、14…外デッキ、15…内デッキ、16…欄干パネル、17…移動手摺り、18…コム、19…乗降板、20…床面、21…1次乗客検出センサ(A)、22…1次乗客検出センサ(B)、23…2次乗客検出センサ、24…1次乗客検出センサ(A)の検出範囲、25…1次乗客検出センサ(B)の検出範囲、26…1次乗客検出センサ(A)、(B)による検出範囲、27…2次乗客検出センサの検出範囲、31…制御装置、32…タイマ、33…マンコンベア駆動機構、41…上昇運転専用のマンコンベア、42…下降運転専用のマンコンベア、43…乗り口、44…降り口、45…乗り口、46…降り口、51,71…ステップ、52,72…外デッキ、53,73…内デッキ、54,74…移動手摺り、61a,61b,81a,81b…1次乗客検出センサ(A)、62a,62b,82a,82b…1次乗客検出センサ(B)、63a,63b,83a,83b…2次乗客検出センサ、64a,64b,84a,84b…1次乗客検出センサ(A)、(B)による検出範囲、65a,65b.85a,85b…2次乗客検出センサの検出範囲、91…制御装置、92…タイマ、93…マンコンベア駆動機構、94…警告装置。

Claims (13)

  1. 乗客が乗降可能な複数のステップと、
    これらのステップの両側に設けられた一対の欄干と、
    これらの一対の欄干の乗降口付近に設けられ、その検出範囲の幅方向が上記一対の欄干の間隔幅とほぼ同等であり、長手方向が上記乗降口から所定の距離内に定められた乗客検出手段と、
    この乗客検出手段による乗客の検出動作に伴い、上記各ステップの駆動を制御する駆動制御手段と
    を具備したことを特徴とする自動運転方式マンコンベア。
  2. 上記所定の距離は、上記各ステップの繰り出し/引き込み口に配設されたコムの先端から1.7〜1.9mの範囲内に定めらていることを特徴とする請求項1記載の自動運転方式マンコンベア。
  3. 上記乗客検出手段は、上記一対の欄干の乗降口付近の外デッキにセンサ出力面を乗客の進行方向に向けて設置された第1のセンサと、上記一対の欄干の乗降口付近の内デッキにセンサ出力面を乗客の進入方向に対して所定の角度分だけ内側に向けて設置された第2のセンサとから構成されることを特徴とする請求項1記載の自動運転方式マンコンベア。
  4. 上記第1および第2のセンサは、高さ方向の検出範囲が上記乗降口から離れるに従って床面から高くなるように設置されていることを特徴とする請求項3記載の自動運転方式マンコンベア。
  5. 上記第2のセンサは、上記一対の欄干の乗降口付近の内デッキから乗客の進入方向に向けて検出範囲を交差させるように設置されていることを特徴とする請求項3記載の自動運転方式マンコンベア。
  6. 上記第1および第2のセンサは、隣接する他のマンコンベアに設けられた乗客検出用のセンサの検出範囲と相互干渉しないように設置されていることを特徴とする請求項3記載の自動運転方式マンコンベア。
  7. 乗客が乗降可能な複数のステップと、
    これらのステップの両側に設けられた一対の欄干と、
    これらの一対の欄干の乗降口付近に設けられ、その検出範囲の幅方向が上記一対の欄干の間隔幅とほぼ同等であり、長手方向が上記乗降口から所定の距離内に定められた1次乗客検出手段と、
    上記一対の欄干の上記各ステップの踏切位置の手前に設けられた2次乗客検出手段と、
    上記1次乗客検出手段および上記第2次乗客検出手段による乗客の検出動作に伴い、上記各ステップの駆動を制御する駆動制御手段と
    を具備したことを特徴とする自動運転方式マンコンベア。
  8. 上記駆動制御手段は、上記各ステップが停止している状態で、上記1次乗客検出手段によって乗客が検出されたときに上記各ステップの駆動を開始し、続けて、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されるまでの間に規定速度で運転するように上記各ステップの駆動を制御することを特徴とする請求項7記載の自動運転方式マンコンベア。
  9. 上記駆動制御手段は、上記各ステップが通常運転時よりも低速で運転している状態で、上記1次乗客検出手段によって乗客が検出されたときに上記各ステップの駆動を上記低速で運転している状態よりも大きくし、続けて、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されるまでの間に規定速度で運転するように上記各ステップの駆動を制御することを特徴とする請求項7記載の自動運転方式マンコンベア。
  10. 上記駆動制御手段は、上記2次乗客検出手段によって乗客が検出されてから所定時間経過したときに上記各ステップの駆動を停止することを特徴とする請求項8または9記載の自動運転方式マンコンベア。
  11. 上記1次および2次乗客検出手段は、上記一対の欄干の乗り口と降り口の両方にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項7記載の自動運転方式マンコンベア。
  12. 上記駆動制御手段は、上記各ステップが停止している状態で、降り口側の上記1次乗客検出手段によって乗客が検出された場合に上記各ステップの駆動により逆進入防止運転を行い、続けて、降り口側の上記2次乗客検出手段によって乗客が検出された場合に警告を発生することを特徴とする請求項11記載の自動運転方式マンコンベア。
  13. 上記駆動制御手段は、上記乗り口側の1次乗客検出手段が乗客を検知したときに上記各ステップの駆動を開始し、続けて、上記乗り口側の2次乗客検出手段が乗客を検知してから上記降り口側の1次または2次乗客検出手段が乗客を検知した後に上記各ステップの駆動を停止することを特徴とする請求項11記載の自動運転方式マンコンベア。
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