JP7289898B1 - 乗客コンベアの乗り込み抑制装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007289898000001
【課題】乗客同士の適正な間隔を確保するために、乗り込む乗客を抑制する乗客コンベアの乗り込み抑制装置に関する。
【解決手段】乗り込み抑制装置5は、乗降板32と踏段30の境界に設けられ、踏段30に乗り込む乗客を検出する乗客センサ52と、乗り込む乗客とは異なる他の乗客の乗り込みが禁止であることを乗降板32に表示する禁止エリアKを境界から後方向に表示するLED66と、乗客センサ52が乗り込む乗客を検出したときに境界から後方向に間隔長Lを有した禁止エリアKを、LED66を用いて表示し、乗客センサ52が乗り込む乗客を検出しなくなったときから踏段30の定格速度Vに合わせて境界から後方向に延びる禁止エリアKの長さを短くする制御装置50とを有する。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアの乗り込み抑制装置に関するものである。
新型感染症の拡大防止のため、人と人との適正な間隔(ソーシャルディスタンス、又はフィジカルディスタンス)を確保することが推奨されている。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアにおいても、乗客同士の間隔を確保するため、踏段を一定段数空けることが推奨されている。そのため、踏段のライザに乗客の乗り込み位置を示したマークを貼るなどして、乗客の乗り込める踏段の指示をしていた。
特開2007-254061号公報 特開2004-115171号公報 特開平1-303289号公報
上記のように踏段のライザにマークを貼る方法であると、表示内容を変更したり、乗客と乗客との間隔を変更したりするにはマークの貼りかえが必要となり、手間がかかるという問題点があった。
そこで本発明の実施形態は上記問題点に鑑み、乗客同士の適正な間隔を確保するために、従来のような手間をかけずに乗り込む乗客を抑制する乗客コンベアの乗り込み抑制装置に関するものである。
本発明の実施形態は、一方の乗降板から他方の乗降板へ前方向に所定速度で移動する踏段を有する乗客コンベアの乗り込み抑制装置であって、一方の前記乗降板と前記踏段の境界に設けられ、前記踏段に乗り込む乗客を検出する乗客センサと、乗客同士の適正な間隔を確保するため、前記乗降板の前後方向に間隔長を少なくとも有し、前記乗り込む乗客とは異なる他の乗客の乗り込みが禁止であることを表示する禁止エリアを、前記境界から後方向に向かって表示する表示部と、前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出したときに、前記境界から後方向に、前記表示部を用いて前記禁止エリアを表示し、前記乗客が前記踏段に乗り込んで前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出しなくなったときから、前記踏段の前記所定速度に合わせて、前記禁止エリアの表示について、前記禁止エリアの後端部が前記境界に近づくように、前記禁止エリアの前後方向の長さを前記間隔長から短くする制御部と、を有することを特徴とする乗客コンベアの乗り込み抑制装置である。
本発明の実施形態を示すエスカレータの側面図である。 乗り込み抑制装置のブロック図である。 乗り込み抑制装置の動作を示すフローチャートである。 上階の乗降板の平面図であり、(a)は乗客が不在で安全エリアのみを表示する場合、(b)は乗客が踏段に乗り込み、間隔長の禁止エリアを表示する場合、(c)は乗客が踏段と共に下降し、禁止エリアが短くなる場合、(d)は乗客が踏段と共にさらに下降し、禁止エリアがさらに短くなる場合、(e)は乗客がいなくなり安全エリアを再び表示する場合である。 上階の乗降板の平面図であり、(a)は他の乗客が禁止エリアに乗り込んだ場合、(b)は他の乗客が踏段に乗り込み、間隔長の禁止エリアを表示する場合、(c)は禁止エリアの中の他の乗客が踏段に近づく場合、(d)は他の乗客が禁止エリアから踏段に乗り込む場合、(e)は他の乗客が踏段と共に下降し、禁止エリアが短くなる場合である。
本発明の一実施形態の乗客コンベアについて、図1~図5を参照して説明する。本実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10で説明する。このエスカレータ10は、乗客同士の適正な距離を確保するために、エスカレータ10に乗り込む乗客を抑制する乗り込み抑制装置5を有している。
(1)エスカレータ10
まず、エスカレータ10の全体の構造について図1を参照して説明する。図1は、エスカレータ10を右側面から見た説明図である。但し、エスカレータ10の内部構造をわかりやすくするために、エスカレータ10の右側の部材の図示を省略している。なお、エスカレータ10の前後方向を説明するときは、上階から下階を見下ろし、上階が後側、下階が前側とする。
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて前後方向に沿って支持されている。
トラス12の上端部にある上階の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の踏段スプロケット24,24が設けられている。この駆動装置18は、モータ20と、減速機21と、この減速機21の出力軸に取り付けられた駆動小スプロケット19と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスク式の電磁ブレーキ23とを有している。左右一対の踏段スプロケット24,24には、同軸に駆動大スプロケット17が取り付けられ、駆動小スプロケット19との間に無端状の駆動チェーン22が架け渡されている。また、上階の機械室14内部には、モータ20や電磁ブレーキ23などを制御する制御装置50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階の機械室16内部には、左右一対の従動スプロケット26,26が設けられている。上階の左右一対の踏段スプロケット24,24と下階の左右一対の従動スプロケット26,26との間には、左右一対の無端状の踏段チェーン28,28が架け渡されている。左右一対の踏段チェーン28,28の間には、複数の踏段30の左右一対の第1輪301,301が一定間隔毎に連結されている。モータ20が回転すると踏段30の第1輪301は、トラス12に固定された不図示の第1輪専用の案内レールを走行し、踏段30の第2輪302は、トラス12に固定された第2輪専用の案内レール25を走行する。
トラス12の上部の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部には手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って無端状の手摺りベルト38が移動する。
左右一対の欄干36の上階の正面下部には上階の正面スカートガード40が設けられ、下階の正面下部には下階の正面スカートガード42が設けられている。正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。左右一対の欄干36の側面下部には、スカートガード(内デッキ)44がそれぞれ設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上階のスカートガード44の内側面には、乗客センサ52、スピーカ54が設けられ、下階のスカートガード44の内側面には、乗客センサ56、スピーカ58が設けられている。
手摺りベルト38は、不図示のベルトスプロケットが踏段スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。
上階の左右一対のスカートガード44,44の間の乗降口である、機械室14の天井面には、上階の乗降板32が水平に設けられている。下階の左右一対のスカートガード44,44の間の乗降口である、機械室16の天井面には、下階の乗降板34が水平に設けられている。上階の乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60に踏段30が進入したり、引き出されたりする。また、下階の乗降板34の先端にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(2)乗り込み抑制装置5の構成
次に、エスカレータ10に乗り込む乗客を抑制する乗り込み抑制装置5について、図1と図2と図4と図5を参照して説明する。なお、制御装置50はエスカレータ10の制御部としての役割と、乗り込み抑制装置5の制御部としての役割を兼ねている。
図2のブロック図に示すように、エスカレータ10の制御部としての役割を果たすために、制御装置50には、モータ20の回転方向、回転速度などを制御するためのインバータ回路を含む駆動回路51が接続されている。駆動回路51には、モータ20と、モータ20の回転を停止させるための電磁ブレーキ23が接続されている。
また、乗り込み抑制装置5の制御部としての役割を果たすために、制御装置50には、カメラ64、上階側に配されたLED66、LED点灯回路68、乗客センサ52、スピーカ54が接続され、下階側に配されたLED70、LED点灯回路72、乗客センサ56、スピーカ58が接続されている。
図2と図4と図5に示すように、乗り込み抑制装置5の表示部としての役割を果たすために上階の乗降板32の上面の全体に複数のLED66が格子状(不図示)に設けられている。図2に示すLED点灯回路68が、それぞれのLED66の点灯、消灯、色、及び輝度を制御することにより、1つの画像を表示できる。また、乗り込み抑制装置5の表示部としての役割を果たすために下階の乗降板34の上面の全体に複数のLED70が格子状に設けられている。図2に示すLED点灯回路72が、それぞれのLED70の点灯、消灯及び輝度が制御することにより、1つの画像を表示できる。
上階に設けられている乗客センサ52は発光部と受光部よりなり、発光部が上階のコム60の左端部上方にあるスカートガード44に設けられ、受光部がコム60の右端部上方にあるスカートガード44に設けられている。発光部から赤外線などの光が受光部に向けて常に送られ、乗客が踏段30に乗り込むときにこの赤外線を遮断したときに、乗客センサ52は、乗客が踏段30に乗り込んだことを検出する。下階の乗客センサ56についても同様に、下階のコム62の左右両端部の上方にあるスカートガード44,44にそれぞれ発光部と受光部が設けられ、乗客を検出する。
カメラ64は、図1に示すように、エスカレータ10の上方にある建屋1の天井面4に設けられている。このカメラ64はエスカレータ10を上方から撮影し、エスカレータ10の踏段30に乗り込む乗客や、乗降板32、乗降板34に存在する乗客を撮影できる。また、制御装置50は、カメラ64が撮影した動画像(又は静止画像)から乗客を画像解析できる。
(3)乗り込み抑制装置5の動作説明
本実施形態の乗り込み抑制装置5は、乗客の乗り込みの抑制を行うものであり、図1に示すような乗客同士の適正な間隔dを確保するために動作する。例えば、図1に示すように、踏段30が下降している場合には、カメラ64、上階側に配された乗降板32のLED66、LED点灯回路68、乗客センサ52、スピーカ54を利用して乗客の乗り込みの抑制を図っている。
より具体的には、図4(a)に示すように、エスカレータ10に誰も乗り込んでいない状態では制御装置50は、LED点灯回路68を用いて、コム60、すなわち乗降板32の前端部と踏段30の境界(以下、単に「境界」という)から乗降板32の上面の後方に向かって、前後方向に延びる帯状の安全エリアAをLED66で表示する。この安全エリアAは、格子状に配された複数のLED66を全て緑色に点灯させ、乗客が乗り込んでよいことを示す範囲であることを表示するものである。制御装置50は、カメラ64が撮影する動画像も常に画像解析して乗降板32に乗客が乗り込むか否かを検出している。なお、図4、図5において、乗降板32におけるドット表示されている範囲が安全エリアAである。
次に、図4(b)に示すように、1人の乗客J1が乗降板32の上面の安全エリアAに歩いて乗り込み、コム60(境界)まで来ると、乗客センサ52がそれを検出する。すると、制御装置50は、コム60(境界)から後方に向かって、乗客間に所定の間隔を確保するための間隔長L(例えば、約1m)を有する禁止エリアKを、LED66を用いて赤色で乗降板32に表示する。なお、図4、図5において、乗降板32におけるハッチング線で覆われている範囲が禁止エリアKである。禁止エリアKは、踏段30に乗り込もうとしている乗客J1から後方に間隔長Lの空間を、適正な間隔dを取るために必要な空間として、他の乗客の乗り込みを禁止することを表示するものであり、禁止エリアKであることを分かり易くするために赤色で表示する。また、制御装置50は、必要であれば上階のスピーカ54から「赤色の禁止エリアには乗り込まないで下さい」と音声で案内する。
次に、図4(c)と図4(d)に示すように、乗客J1が踏段30に乗ると、踏段30は下階方向へ所定速度(例えば、30m/分の定格速度V)で移動する。一方、乗客J1が乗降板32から踏段30に完全に移動すると、乗客センサ52は乗客J1を検出しなくなるため、この時点t0から制御装置50の内部にあるタイマによる計時を開始する。また、乗客J1が乗り込んだ踏段30が定格速度Vで下方へ移動すると、制御装置50は、その定格速度Vの情報を駆動回路51から取得し、その定格速度Vに合わせて乗降板32の上面で帯状に延びている禁止エリアKの前後方向の長さを短くしていく。これにより、禁止エリアKの後端部は、コム60(境界)に近づいていく。一方、制御装置50は、乗降板32の上面で禁止エリアKの前後方向の長さが短くなる分だけ安全エリアAの前後方向の長さを延ばしていく。
次に、図4(e)に示すように、タイマが時点t0から計時を開始し、間隔確保時間Tが経過すると、制御装置50は、禁止エリアKの表示を終了し、乗降板32の上面を全て安全エリアAとして表示する。この「間隔確保時間T」とは、図1に示すように踏段30上の乗客同士の距離が適正な間隔dになるようにするための時間であり、適正な間隔dを例えば2m、エスカレータ10の定格速度Vを30m/分(=0.5m/秒)とした場合に、間隔確保時間T=d/V=2/0.5=4(秒)となる。そこで、制御装置50は、禁止エリアKを間隔長Lから短くし、T=4秒で表示を終了させる。なお、禁止エリアKを短くする速度vとしては、L=1mとした場合にv=L/T=L*V/d=0.25(m/秒)である。この速度vで短くすることにより、禁止エリアKの後端部がコム60(境界)に到達したときに禁止エリアKの表示が終了する。
しかし、図5(a)に示すように、1人の乗客J1が踏段30に乗り込んだ後、間隔確保時間Tが経過するまでに、禁止エリアKに他の乗客J2の乗り込んで来るのを、制御装置50がカメラ64の動画像から検出する場合がある。以下、この他の乗客J2を「割り込んだ乗客J2」という
そのとき、図5(b)に示すように、制御装置50は、コム60(境界)から後方に間隔長Lの禁止エリアKを再び表示する。そしてスピーカ54を用いて、禁止エリアKに割り込んだ乗客J2に対し「赤色の禁止エリアは立ち入り禁止です」と音声で警告する。割り込んだ乗客J2が、その音声の指示に従い禁止エリアKから出た場合には、乗客J1に割り込んだ乗客J2が近づくことがない。
しかし、図5(c)、図5(d)、図5(e)に示すように、割り込んだ乗客J2が、その音声の指示に従わず、禁止エリアKから踏段30に乗った場合には、乗客センサ52が、割り込んだ乗客J2を一度検出し、その後検出しなくなった時点t0から、制御装置50は、タイマによる計時を開始し、その時点t0から禁止エリアKの長さをエスカレータ10の定格速度Vに合わせて短くしていく。このようにすることで割り込んだ乗客J2の後に続く乗客がある場合に、割り込んだ乗客J2とその後に続く乗客との間隔を適正間隔dに保つことができる。
なお、乗降板32の安全エリアAに他の乗客が乗り込んでも、制御装置50は、禁止エリアKや安全エリアAの表示はそのまま変更せず表示する。そして、他の乗客が禁止エリアKに乗り込んだ場合にのみ、割り込んだ乗客J2として上記のような制御を行う。
また、上記では踏段30が下降するときを例示したが、踏段30が上昇するときは、乗り込み抑制装置5がカメラ64、下階側に配された乗降板34のLED70、LED点灯回路72、乗客センサ56、スピーカ58を利用して乗客の乗り込みの抑制を図る。
(4)乗り込み抑制装置5の動作手順
次に、乗り込み抑制装置5の動作手順について図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、エスカレータ10の下降運転を開始する。踏段30は定格速度Vで下降する。また、これと同時に上階の乗客センサ52を動作させると共に、天井面4にあるカメラ64で上階の乗降板32に存在する乗客を検出する。そしてステップS2に進む。
ステップS2において、図4(a)に示すように、上階の乗降板32には乗客が全くいないため、制御装置50は、緑色の安全エリアAを乗降板32の全エリアに表示する。そしてステップS3に進む。
ステップS3において、図4(b)に示すように、乗客J1が乗降板32の先端部にあるコム60まで歩いて来て、乗客センサ52が乗客J1を検出すればステップS4に進み(yの場合)、乗客J1を検出しない場合にはステップS3の動作を続ける(nの場合)。
ステップS4において、図4(b)に示すように、制御装置50は、コム60(境界)から後方に間隔長Lの赤色の禁止エリアKを乗降板32の上面に表示し、禁止エリアKの後端部より後方には安全エリアAを表示する。そしてステップS5に進む。
ステップS5において、図4(c)に示すように、乗客J1が乗降板32から踏段30に完全に乗り込んで、乗客センサ52が乗客J1を検出しなくなるとステップS6に進み(yの場合)、未だ乗客J1を検出している場合にはステップS5を続ける(nの場合)。
ステップS6において、制御装置50は、乗客センサ52が乗客J1を検出しなくなった時を時点t0として、タイマで計時を開始する。そしてステップS7に進む。
ステップS7において、図4(d)に示すように、制御装置50は、禁止エリアKの長さを定格速度Vで短くしていく共に、禁止エリアKの後方にある安全エリアAを長くしていく。そしてステップS8に進む。
ステップS8において、図5(a)に示すように、タイマによる計時開始(t0)から間隔確保時間Tが経過するまでに割り込んだ乗客J2が禁止エリアKに乗り込んだことをカメラ64が検出した場合にはステップS10に進み(yの場合)、検出しなければステップS9に進む(nの場合)。
ステップS9において、図4(e)に示すように、制御装置50は、他の乗客の乗り込みがなくタイマで間隔確保時間Tの計時が終了すると禁止エリアKの表示を終了してステップS2へ戻り(yの場合)、タイマで間隔確保時間Tの計時が終了していない場合にはステップS7に戻る(nの場合)。
一方、ステップS10において、制御装置50は、間隔確保時間Tが経過するまでに禁止エリアKに割り込んだ乗客J2に対して、先に乗り込んだ乗客J1との間隔を適正に取るようにスピーカ54を用いて音声で注意を促す。そしてステップS4に戻る。
(5)効果
本実施形態によれば、乗客が踏段30に乗り込んだ場合に、その乗客と次の乗客が適正な間隔が取れるように、次の乗客の乗り込みを禁止する禁止エリアKを乗降板32に表示する。そして、その乗客が踏段30と共に定格速度Vで移動すると共に禁止エリアKの長さも短くする。これにより乗客の乗り込みを抑制し、乗客同士の適正間隔dを確保できる。
また、禁止エリアKに他の乗客が乗り込んできた場合には、その他の乗客に対し警告を与えることができる。
さらに、他の乗客が、その音声の指示に従わず禁止エリアKから踏段30に乗った場合には、間隔長Lを有する禁止エリアKを再び表示し、その長さをエスカレータ10の定格速度Vに合わせて短くしていくため、割り込んだ乗客の後に続く乗客がある場合に、割り込んだ乗客とその後に続く乗客との距離を適正間隔dに確保できる。
変更例
上記実施形態では、乗降板32,34の上面の全面に格子状に複数のLED66,70を設けて、安全エリアAと禁止エリアKを表示したが、これに代えて乗降板32,34の上面に液晶表示装置などの画像表示装置を設けて、緑色の安全エリアAと赤色の禁止エリアKを表示してもよい。特に、液晶表示装置を用いる場合には単なる赤色と緑色の表現だけでなく、アニメーションによって「ここは立ち入り禁止です」などの表示を行ってもよい。また、乗降板32と乗降板34の上の天井面4にプロジェクタを設け、乗降板32,34に対しこのプロジェクタを用いてプロジェクションマッピングを行い、安全エリアAと禁止エリアKを表示してもよい。
また、上記実施形態では、乗降板32,34の左右方向の中央部に帯状に安全エリアAと禁止エリアKを設けたが、これに限らず乗降板32,34の左右両側部にのみLED66,70を設けて、乗降板32,34の左右両端部に安全エリアAと禁止エリアKを表示してもよい。さらに、乗降板32と乗降板34の左右両側部にそれぞれ誘導棚を立設し、この誘導棚の上部にLED66,70を設けて、禁止エリアKと安全エリアAを表示してもよい。
また、上記実施形態では、天井面4に設けたカメラ64は、乗降板32と乗降板34に存在する乗客を検出したが、これに限らず踏段30上に乗っている乗客も検出してもよい。そして左右一対の欄干36,36に画像表示装置や点灯装置を設置して、踏段30上に立っている乗客に対して、適正な間隔を空けるように誘導する。具体的には、踏段30上を歩いて降りる乗客が存在する場合には、カメラ64でそれを検出し、欄干36に設けられている画像表示装置や点灯装置を用いて、警告や指示を行う。
また、上記実施形態では、乗客の乗り込みを光電センサよりなる乗客センサ52,56で検出したが、天井面にあるカメラ64で検出してもよい。
また、上記実施形態では、エスカレータ10に適用して説明したが、これに代えて動く歩道に適用してもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5・・・乗り込み抑制装置、10・・・エスカレータ、20・・・モータ、30・・・踏段、32・・・乗降板、34・・・乗降板、50・・・制御装置、52・・・乗客センサ、54・・・スピーカ、56・・・乗客センサ、58・・・スピーカ、60・・・コム、62・・・コム、64・・・カメラ、66・・・LED、70・・・LED

Claims (8)

  1. 一方の乗降板から他方の乗降板へ前方向に所定速度で移動する踏段を有する乗客コンベアの乗り込み抑制装置であって、
    一方の前記乗降板と前記踏段の境界に設けられ、前記踏段に乗り込む乗客を検出する乗客センサと、
    乗客同士の適正な間隔を確保するため、前記乗降板の前後方向に間隔長を少なくとも有し、前記乗り込む乗客とは異なる他の乗客の乗り込みが禁止であることを表示する禁止エリアを、前記境界から後方向に向かって表示する表示部と、
    前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出したときに、前記境界から後方向に、前記表示部を用いて前記禁止エリアを表示し、前記乗客が前記踏段に乗り込んで前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出しなくなったときから、前記踏段の前記所定速度に合わせて、前記禁止エリアの表示について、前記禁止エリアの後端部が前記境界に近づくように、前記禁止エリアの前後方向の長さを前記間隔長から短くする制御部と、
    を有することを特徴とする乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  2. 前記制御部は、前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出しなくなったときから、前記乗客同士の前記適正な間隔を確保するための時間の経過後に、前記表示部による前記禁止エリアの表示を終了する、
    請求項1に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  3. 前記制御部は、前記乗客センサが前記乗り込む乗客を検出しなくなったときから前記時間が経過するまでに、前記他の乗客が前記禁止エリアに乗り込んだ場合には、前記表示部を用いて、前記境界からの前後方向の長さが短くなった前記禁止エリアの表示のものを、前記境界から前記間隔長の位置までの表示とする、
    請求項2に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  4. 前記表示部は、前記禁止エリアの後端部から後方に、前記他の乗客が乗り込んでもよいことを表示する安全エリアを表示する、
    請求項1に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  5. 前記表示部は、前記禁止エリアを前記乗降板の上面、前記乗降板の左右両端部、又は前記乗降板の左右両側にある誘導棚に表示する、
    請求項1に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  6. 前記表示部は、前記乗降板の上面に前記禁止エリアを前後方向に延びる帯状に表示する、
    請求項5に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  7. 前記表示部は、前記乗降板の上面に格子状に設けられた複数のLED、前記乗降板の上面に設けられた画像表示装置、又は前記乗降板の上方に設置されたプロジェクタである、
    請求項1に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
  8. 前記乗客センサは、光電センサ、又はカメラである、
    請求項1に記載の乗客コンベアの乗り込み抑制装置。
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