JP2013056735A - 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法 - Google Patents

乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013056735A
JP2013056735A JP2011195342A JP2011195342A JP2013056735A JP 2013056735 A JP2013056735 A JP 2013056735A JP 2011195342 A JP2011195342 A JP 2011195342A JP 2011195342 A JP2011195342 A JP 2011195342A JP 2013056735 A JP2013056735 A JP 2013056735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger conveyor
passenger
detection
passengers
escalator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011195342A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kawamoto
斉 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Elevator Co Ltd
Priority to JP2011195342A priority Critical patent/JP2013056735A/ja
Publication of JP2013056735A publication Critical patent/JP2013056735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

【課題】乗客コンベアの利用人数を精度良く計測する。
【解決手段】実施形態のエスカレータ1(乗客コンベア)は、一方の乗降口である下階側乗降口29の踏段5の移動領域に設置され、1つの踏段5に乗っている乗客の通過を検知する透過型センサ17aと、1つの踏段5を透過型センサ17aと同時に検知範囲となるよう、踏段5の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、踏段5上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bと、センサ17a,18a,18bの検知結果に基づき、1つの踏段5に乗っている乗客の人数を判定し、下階側乗降口29におけるエスカレータ1の利用人数を算出する制御装置12と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法に関する。
従来、無端状に連結された複数の踏段を周回移動させて動作するエスカレータ等の乗客コンベアにおいて、乗降部の左右に設置したポールに埋め込んだ光電管センサや、インレット部(移動手すりの本体からの入出部)付近に設置した反射型センサを用いて、乗客コンベアへの乗客の乗り込みを検出し、利用者不在時に実施される停止または低速運転から、乗客コンベアの速度を通常速度に切り替える技術が知られている。同様に、光電管センサ及び反射型センサを用いて、乗客コンベアの乗降口を移動する乗客の歩行速度を割り出し、乗客が乗り込みやすいよう踏段の運転速度を制御する技術が知られている。
特開2006−225057号公報
このような従来技術は、乗客コンベアへ乗り込む乗客の有無や歩行速度のみを検出するものであるため、1つの踏段に2名が乗り込める乗客コンベアにおいては、各踏段に乗り込んでいる乗客の人数を正確に把握することができず、乗客コンベアの利用人数を精度良く計測することができなかった。
また、インバータや駆動電動機の電流値から乗客コンベアの混雑度を推定する従来技術も知られているが、乗客の人数による電流値の変動幅が小さく誤検知をする危険性があり、乗客コンベアの利用人数を計測するには推定精度が低い。
本発明が解決しようとする課題は、乗客コンベアの利用人数を精度良く計測することができる乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法を提供することである。
本発明の実施形態に係る乗客コンベアの利用人数計測装置は、進行方向に直交する幅方向に2名の乗客を搬送可能な幅を有する複数の踏段を無端状に連結し、前記複数の踏段を周回移動させて動作する乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアの利用人数を計測するものである。そして、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの利用人数計測装置は、上記課題を解決するために、前記乗客コンベアの一方の乗降口の前記踏段の移動領域に設置され、前記複数の踏段のうちの1つの踏段に乗っている乗客の通過を検知する第1検知手段と、前記1つの踏段を前記第1検知手段と同時に検知範囲となるよう前記複数の踏段の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、前記1つの踏段上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される2つの第2検知手段と、前記第1検知手段及び前記第2検知手段の検知結果に基づき、前記1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、前記乗客コンベアの一方の乗降口における前記乗客コンベアの前記利用人数を算出する制御装置と、を備えることを特徴とする。
実施形態に係る利用人数計測装置を適用するエスカレータ(乗客コンベア)の概略構成を示す縦断面図。 図1のエスカレータの平面図。 図2のエスカレータのIII−III断面図。 エスカレータにおいて利用人数計測処理及び利用人数に応じたエスカレータの運転処理に係る構成要素を示すブロック図。 実施形態においてエスカレータにより実施される利用人数計測処理を示すフローチャート。 透過型センサ、左側反射型センサ、右側反射型センサの検知信号の組の一例を示す図。 図6に示す検知信号の組の場合における踏段への乗客の乗り込み状況を示す図。 透過型センサ、左側反射型センサ、右側反射型センサの検知信号の組の一例を示す図。 図8に示す検知信号の組の場合における踏段への乗客の乗り込み状況を示す図。 透過型センサ、左側反射型センサ、右側反射型センサの検知信号の組の一例を示す図。 図10に示す検知信号の組の場合における踏段への乗客の乗り込み状況を示す図。 透過型センサ、左側反射型センサ、右側反射型センサの検知信号の組の一例を示す図。 図12に示す検知信号の組の場合における踏段への乗客の乗り込み状況を示す図。 実施形態においてエスカレータにより実施されるエスカレータの利用人数に基づくエスカレータ運転処理を示すフローチャート。
以下に、実施形態に係る乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
本実施形態では、無端状に連結された複数の踏段を周回移動させて動作する乗客コンベアの一例としてエスカレータを挙げて説明する。まずは、図1〜4を参照して本実施形態に係る利用人数計測装置を適用するエスカレータ1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る利用人数計測装置を適用するエスカレータ(乗客コンベア)1の概略構成を示す縦断面図であり、図2は、図1のエスカレータ1の平面図であり、図3は、図2のエスカレータ1のIII−III断面図であり、図4は、エスカレータ1において利用人数計測処理及び利用人数に応じたエスカレータ1の運転処理に係る構成要素を示すブロック図である。
図1に示すように、エスカレータ1は、トラス(構造フレーム)2の内部に、駆動輪6と従動輪7との間を無端状に連結された複数の踏段5を備え、駆動輪6に減速機11及び駆動チェーン9を介して電動機8から供給される動力により、複数の踏段5が駆動輪6と従動輪7との間を周回移動するよう構成される。エスカレータ1が上昇方向に稼動する場合、複数の踏段5は、下階側乗降口29において進行方向に向けて隣接する踏段同士が水平状でトラス内から進出され、下部遷移カーブにおいて隣接する踏段間の段差を拡大してゆき階段状に遷移され、中間傾斜部において階段状で上昇され、上部遷移カーブにおいて隣接する踏段間の段差を縮小してゆき水平状に遷移され、上階側乗降口30において再び水平状となってトラス2内に進入する。そして、トラス2内に進入された後に下方に反転され、帰路側を水平状で下降され、再度反転されて下方の乗り口(下階側乗降口29)においてトラス2内から進出される。下降方向に稼動するエスカレータ1では上記の逆の動作となる。下階側乗降口29及び上階側乗降口30には、利用者がエスカレータ1の乗降時にその上を通行する乗降板19が設けられており、踏段5は、利用者を乗せる上面の踏み面を水平状として、この乗降板19に沿ってトラス2内から進出し、またはトラス2内へ進入する。
本実施形態では、複数の踏段5のそれぞれは、エスカレータ1の進行方向に直交する幅方向に2名の乗客を搬送可能な幅を有する。
また、エスカレータ1は、踏段5の進行方向における両脇に欄干26を備える。欄干26は、複数枚のガラスパネル3を連ねて構成される欄干パネル27と、欄干パネル27の外周に沿って環状に取り付けられた移動手すり4とを有する。ガラスパネル3には透過性を有する強化ガラスが用いられる。エスカレータ1は、上記の踏段5の移動に合わせて欄干26の移動手すり4も踏段5と同方向に周回移動するよう構成されている。
このようなエスカレータ1の動作は、構造フレーム2内に設置される制御装置12によって、インバータ装置13及び電動機8を制御することで実現される。
そして、特に本実施形態では、図1〜3に示すように、下階側乗降口29において、左右の欄干26のそれぞれの外側のデッキ10上に鉛直上方に延在する左側ポール16aと右側ポール16bが、エスカレータ1の進行方向での位置が一致するよう踏段5の移動領域に設置されている。
図3に示すように、左側ポール16aと右側ポール16bのそれぞれの踏段5側に面した位置には、透過型センサ17a(第1検知手段)が設置され、さらに、左側ポール16aの踏段5側に面した位置には左側反射型センサ18a(第2検知手段)が設置され、右側ポール16bの踏段5側に面した位置には右側反射型センサ18b(第2検知手段)が設置されている。
透過型センサ17aは、投光部と受光部とを左側ポール16a及び右側ポール16bのいずれかに個別に設置し、投光部から照射された光22が欄干パネル27、踏段5上、再び欄干パネル27を通過して受光部で検出できるよう両者が対向して配置されている。そして、投光部から受光部への光22が遮断されたときに検知信号を出力して、エスカレータ1の複数の踏段5のうちの1つの踏段5に乗っている乗客の通過を検知する。なお、透過型センサ17aの投光部と受光部は、図3に示すように同じ高さ位置に設置されるのが好ましいが、踏段5に乗っている乗客の通過によって投光部と受光部との間の光を遮断することさえできれば異なる高さ位置に設置してもよい。透過型センサ17aは、例えば光電管センサである。
左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、それぞれが投光部と受光部を併せ持ち、投光部から照射した光21が物体により反射され、この反射光を受光部が受光したときに検知信号を出力する。本実施形態では、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、踏段5上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知し、かつ、前記1つの踏段5上の幅方向中央に乗っている標準的な体型の乗客の通過を検知しないよう検知範囲が設定される。言い換えると、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、踏段5上のうち幅方向のそれぞれが設置される側の端部からの一部分、好ましくは三分の一程度を検知範囲として設定されており、踏段5上の幅方向中央の領域(好ましくは踏段5中央三分の一程度の部分)を非検知範囲として設定されている。そして、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、図3に示すように、このような検知範囲を実現すべく斜め上方に光22を照射するよう配置されている。
なお、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、検知範囲を上記のように確保できればよく、例えば斜め下方に光22を照射するよう配置してもよい。また、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、図3に示すように同じ高さ位置に設置されるのが好ましいが、検知範囲を上記のように確保できれば異なる高さ位置に設置してもよい。
上述のように、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bが設置される左側ポール16a及び右側ポール16bが、下階側乗降口29の踏段5の移動領域(好ましくは下階側乗降口29の近傍における踏段5が水平状となる範囲内)に設置されているので、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bも、エスカレータ1の下階側乗降口29の近傍における複数の踏段5が水平状となる範囲内に設置されている。また、仕様によっては多少傾斜部にかかる場合もある。
また、左側ポール16aと右側ポール16bが、エスカレータ1の進行方向での位置が一致するよう設置されているので、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bも、エスカレータ1の進行方向での位置が一致するよう配置されている。このため、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、エスカレータ1の進行方向に直交する同一平面上に配置され、この同一平面を通過する1つの共通の踏段上の乗客の有無を同時に検知することができるよう構成されている。すなわち、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、1つの共通の踏段を透過型センサ17aと同時に検知範囲となるよう設置されている。
なお、図1〜3に示す例では、左側ポール16aと右側ポール16bが鉛直上方に延在し、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bがエスカレータ1の進行方向に直交する同一平面上に配置されるが、透過型センサ17aと、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bとは、1つの共通の踏段5を同時に検知範囲とし、この踏段5上の乗客の有無を検知することができれば、必ずしもエスカレータ1の進行方向の同じ位置である必要はない。
また、欄干パネル27がガラス製ではなく、光21,22を透過できない材料で形成されている場合には、透過型センサ17aと、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、欄干パネル27や、欄干パネル27と踏段5との間のデッキ10に埋め込んで設置してもよい。
さらに本実施形態では、図1,2に示すように、上階側乗降口30においても、下階側乗降口29と同様に、左右の欄干26のそれぞれの外側のデッキ10上に鉛直上方に延在する左側ポール16cと右側ポール16dが、エスカレータ1の進行方向での位置が一致するよう踏段5の移動領域に設置されている。
そして、左側ポール16cと右側ポール16dのそれぞれの踏段5側に面した位置にも、下階側乗降口29の左側ポール16a及び右側ポール16bと同様に、透過型センサ17b(第1検知手段)、左側反射型センサ18c(第2検知手段)及び右側反射型センサ18d(第2検知手段)が設置されている。なお、上階側乗降口30に設置される透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dの設置位置や相互の位置関係についての詳細については、図3に示すように下階側乗降口29の透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bと同様のため、説明を省略する。
本実施形態では、制御装置12は、図4に示すように、下階側乗降口29の透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bから検知信号24を受信するよう接続されており、これらのセンサの検出結果に基づき、1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、下階側乗降口29におけるエスカレータ1の利用人数(以下、「下階側利用人数」という)を算出するよう構成されている。同様に、制御装置12は、上階側乗降口30の透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dから検知信号24を受信するよう接続されており、これらのセンサの検出結果に基づき、1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、上階側乗降口30におけるエスカレータ1の利用人数(以下「上階側利用人数」という)を算出するよう構成されている。
ここで、「利用人数」とは、エスカレータ1に乗り込む人数またはエスカレータ1から降りた人数のことをいい、エスカレータ1が上昇方向に運転する場合には、下階側利用人数とはエスカレータ1に乗り込む人数であり、上階側利用人数とはエスカレータ1から降りた人数である。エスカレータ1が下降方向に運転する場合には、上階側利用人数がエスカレータ1に乗り込む人数であり、下階側利用人数がエスカレータ1から降りた人数である。また、この「利用人数」は、一定時間当たりの積算人数や平均人数、エスカレータ1の運転開始時からの延べ人数などを適宜選択することができる。
すなわち、本実施形態では、制御装置12、透過型センサ17a,17bと、左側反射型センサ18a,18c及び右側反射型センサ18b,18dが、エスカレータ1の利用人数を計測するための利用人数計測装置として機能する。
さらに本実施形態では、制御装置12は、算出した上階側利用人数及び下階側利用人数に基づき、現在のエスカレータ1に乗っている乗客の人数(現在の乗客人数)を算出し、この現在の乗客人数に応じて、エスカレータ1の運転を制御するよう構成されている。具体的には、制御装置12は、図4に示すように、インバータ装置13と、監視盤14と、オートアナウンス装置15と、表示部20と、スピーカ23に接続されており、現在の乗客人数に応じて、監視盤14と、オートアナウンス装置15と、表示部20と、スピーカ23に混雑判定信号28を送信し、インバータ装置13に減速/停止指令信号25を送信することで、エスカレータ1の運転を制御する。
インバータ装置13は、構造フレーム2内に設置され、制御装置12からの制御指令に応じて電動機8の駆動を制御する。本実施形態では、インバータ装置13は、電動機8を所定速度で駆動させているときに制御装置12から減速/停止指令信号25を受信すると、電動機8を減速または停止させる。
オートアナウンス装置15は、制御装置12からの指令に応じて、スピーカ23から利用者に各種情報を提示する。本実施形態では、オートアナウンス装置15は、制御装置12から混雑判定信号28を受信すると、エスカレータ1の下階側乗降口29及び上階側乗降口30に設置されているスピーカ23を介して、エスカレータ1が満員に近いため乗り込みを制限する旨の注意喚起のメッセージや、エスカレータ1が停止するため移動手すり4につかまる必要のあることを利用者に警告するメッセージを流す。
表示部20は、エスカレータ1の下階側乗降口29及び上階側乗降口30に設置され、通常運転時には、乗り口ではエスカレータ1の運転方向を表示し、降り口では逆進入を防止するための進入禁止マークを表示し、利用者にエスカレータ1の運転状況を提示するよう構成される。本実施形態では、表示部20は、制御装置12から混雑判定信号28を受信するのに応じて、乗り口、降り口ともに進入禁止マークを表示し、エスカレータ1への乗り込み禁止を利用者に表示する。
監視盤14は、管理下にある多数のエスカレータ1を監視する監視センター内に設置され、エスカレータ1の運転状況を監視する。監視盤14は、制御装置12から混雑判定信号28を受信するのに応じて、監視センターのエスカレータ管理者にエスカレータ1が混雑状態であり危険な状態が発生していることを報知する。
ここで、制御装置12は、物理的には、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを有するコンピュータである。上述した制御装置12の各機能は、ROMに保持されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、CPUの制御のもとでエスカレータ1内の各種装置を動作させるとともに、RAMやROMにおけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
次に、図5〜図13を参照して、本実施形態に係る利用人数計測装置を適用するエスカレータ1の動作と、本実施形態に係る利用人数計測方法について説明する。図5は、本実施形態においてエスカレータ1により実施される利用人数計測処理を示すフローチャートであり、図6,8,10,12は、透過型センサ17a(17b)、左側反射型センサ18a(18c)、右側反射型センサ18b(18d)の検知信号の組の一例を示す図であり、図7,9,11、13は、それぞれ図6,8,10,12に示す検知信号の組の場合における踏段5への乗客の乗り込み状況を示す図である。
図5に示す利用人数計測処理は、エスカレータ1の運転中に制御装置12により例えば所定周期ごとに実施される。また、この処理は、下階側乗降口29に設置されている透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知信号を利用すれば、下階側乗降口29におけるエスカレータ1の乗客の利用人数(下階側利用人数)を計測することができ、一方、上階側乗降口30に設置されている透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dの検知信号を利用すれば、上階側乗降口30におけるエスカレータ1の乗客の利用人数(上階側利用人数)を計測することができる。以下では、下階側乗降口29に設置されている透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bを用いた場合を例示して説明する。
まず、透過型センサ17aにより検知信号が出力されたか否かが確認される(S101:第1検知ステップ)。検知信号が出力され、制御装置12で受信されている場合には、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っているものとして、ステップS102に移行する。検知信号が出力されていない場合には、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っていないものとして、乗客が乗った踏段5が透過型センサ17aの検知範囲に進入して透過型センサ17aが検知信号を出力するまで待機する。
ステップS101において、透過型センサ17aの検知信号が出力された場合には、左側反射型センサ18aにより検知信号が出力されたか否かが確認される(S102:第2検知ステップ)。左側反射型センサ18aにより検知信号が出力され、制御装置12で受信されている場合には、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5上の、左側反射型センサ18aの検知範囲内に乗客が乗っているものとして、ステップS103に移行する。検知信号が出力されていない場合には、左側反射型センサ18aの検知範囲内に乗客が乗っていないものとして、ステップS104に移行する。
ステップS102において左側反射型センサ18aの検知信号が出力されている場合には、右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されたか否かが確認される(S103:第2検知ステップ)。右側反射型センサ18bにより検知信号が出力され、制御装置12で受信されている場合には、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5上の、右側反射型センサ18bの検知範囲内に乗客が乗っているものとして、ステップS105に移行する。検知信号が出力されていない場合には、右側反射型センサ18bの検知範囲内に乗客が乗っていないものとして、ステップS106に移行する。
また、ステップS102において左側反射型センサ18aの検知信号が出力されていなかった場合にも、右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されたか否かが確認される(S104:第2検知ステップ)。そして、右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されている場合には、ステップS107に移行し、検知信号が出力されていない場合には、ステップS108に移行する。
したがって、透過型センサ17aにより検知信号が出力され、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っていることが検知された場合には、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知結果の組み合わせに基づき、次の4つの乗車パターンの中からこの踏段5への乗客の乗り込み状態が判定される。この判定手法について図6〜13も参照して説明する。
図6,8,10,12は、透過型センサ17a(17b)、左側反射型センサ18a(18c)、右側反射型センサ18b(18d)の検知信号の組の一例を示す図である。図6,8,10,12の横軸は時間を示し、縦軸は上から「透過型センサ17a(17b)の検知信号」、「左側反射型センサ18a(18c)の検知信号」及び「右側反射型センサ18b(18d)の検知信号」を示す。各センサの検知信号はすべてオン(1)かオフ(0)で表され、図の上方にステップ状に遷移している状態がオン状態である。検知信号がオン状態のときに当該センサが物体の通過を検知しており、本実施形態では、この状態のときを「検知信号を出力する」と表現している。また、図7,9,11、13は、それぞれ図6,8,10,12に示す検知信号の組の場合における踏段5への乗客の乗り込み状況を示す図である。
第1の乗車パターンとして、ステップS103において右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されている場合には、図6に示すように、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの全てが検知信号を出力している状態となる。この状態は、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っており、さらに、この踏段5上の左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知範囲の両方に乗客が乗っていることを意味する。すなわち、図7に示すように、この踏段5の左右両側に2名の乗客が乗り込んでいるものと判断される(S105)。
第2の乗車パターンとして、ステップS103において右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されていなかった場合には、図8に示すように、透過型センサ17a及び左側反射型センサ18aが検知信号を出力し、右側反射型センサ18bが検知信号を出力しない状態となる。この状態は、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っており、さらに、この踏段5上の左側反射型センサ18aの検知範囲のみに乗客が乗っていることを意味する。すなわち、図9に示すように、この踏段5の左側に1名の乗客が乗り込んでいるものと判断される(S106)。
第3の乗車パターンとして、ステップS104において右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されている場合には、図10に示すように、透過型センサ17a及び右側反射型センサ18bが検知信号を出力し、左側反射型センサ18aが検知信号を出力していない状態となる。この状態は、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っており、さらに、この踏段5上の右側反射型センサ18bの検知範囲のみに乗客が乗っていることを意味する。すなわち、図11に示すように、この踏段5の右側に1名の乗客が乗り込んでいるものと判断される(S107)。
第4の乗車パターンとして、ステップS104において右側反射型センサ18bにより検知信号が出力されていなかった場合には、図12に示すように、透過型センサ17aが検知信号を出力し、かつ、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの両方が検知信号を出力していない状態となる。この状態は、透過型センサ17aの現在の検知範囲内の踏段5に乗客が乗っており、さらに、この踏段5上の左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知範囲の両方に乗客が乗っていないことを意味する。すなわち、図13に示すように、この踏段5の幅方向中央に1名の乗客が乗り込んでいるものと判断される(S108)。
このように判定された踏段5の乗車人数を用いて、制御装置12に記憶されている下階側乗降口29の一定時間の利用人数が更新される(S109:利用人数算出ステップ)。すなわち、現在から所定時間前までの踏段5の乗車人数に、今回の処理でステップS105からS108のいずれかで判定された人数が積算される。なお、このステップS109では、エスカレータ1の運転開始時からの下階側乗降口29を通過した乗客の延べ人数を算出してもよい。算出された値は、下階側利用人数として制御装置12に保持される。
そして、エスカレータ1が引き続き運転中か否かが確認され(S110)、運転中の場合にはステップS101に戻り、一方、運転終了の場合には処理を終了する。
なお、上記の説明で用いた透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bを、上階側乗降口30に設置されている透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dに置き換え、図5に示すフローチャートを実施すれば、上階側乗降口30におけるエスカレータ1の乗客の利用人数(上階側利用人数)を計測することができる(第3検知ステップ、第4検知ステップ、第2利用人数算出ステップ)。
次に、図14を参照して、本実施形態に係る利用人数計測装置により計測されたエスカレータ1の利用人数(下階側利用人数及び上階側利用人数)に基づくエスカレータの運転方法について説明する。図14は、本実施形態においてエスカレータ1により実施されるエスカレータの利用人数に基づくエスカレータ運転処理を示すフローチャートである。
まず、上記の図5の利用人数計測処理で算出され制御装置12に保持されている上階側利用人数が取得される(S201)。同様に、制御装置12に保持されている下階側利用人数が取得される(S202)。そして、上階側利用人数と下階側利用人数との差分が、現在のエスカレータ1上にいる乗客の人数(現在の乗客人数)として算出される(S203:乗客人数算出ステップ)。ここで、エスカレータ1が上昇運転中の場合には、下階側利用人数が乗り込み人数であり、上階側利用人数が降り人数であるので、下階側利用人数から上階側利用人数を減算して、現在の乗客人数が算出される。一方、エスカレータ1が下降運転中の場合には、上階側利用人数が乗り込み人数であり、下階側利用人数が降り人数であるので、上階側利用人数から下階側利用人数を減算して、現在の乗客人数が算出される。
次に、ステップS203で算出されたエスカレータ1の現在の乗客人数が、所定の混雑判定値より大きいか否かが判定される(S204)。混雑判定値は、エスカレータ1の混雑具合を示すパラメータであり、例えばエスカレータ1の踏段5のうち外部に露出して乗客が乗り込み可能な踏段5の全てに2名の乗り込んでいる場合の人数に近い人数、言い換えると、踏段5の大部分に2名が乗り込んでおり、残りの踏段5にも1名が乗り込んでいる状態に相当する人数を設定することができる。現在の乗客人数が、所定の混雑判定値より大きい場合にはステップS205に移行し、所定の混雑判定値以下の場合にはステップS209に移行する。
ステップS204において、現在の乗客人数が、所定の混雑判定値より大きいと判定された場合には、エスカレータ1が混雑状態に近づいており、危険な状態であるものとみなして、エスカレータ1の安全性を改善すべく、以下のステップS205〜S208の危険回避運転が実施される。
まず、オートアナウンス装置15に混雑判定信号28が送信され、オートアナウンス装置15によりスピーカ23を介して、混雑を解消すべくエスカレータ1への乗り込みを制限する旨の注意喚起のメッセージ(例えば、安全のため踏段5を1段空けて乗り込むよう案内するなど)が、これからエスカレータ1に乗り込む利用者に向けて流される(S205:注意喚起ステップ)。
また、監視センターの監視盤14にも混雑判定信号28が送信され、エスカレータ1が満員に近い混雑状態であり、エスカレータ1に危険な状態が発生していることが、エスカレータ1の管理者に報知される(S206:報知ステップ)。
続いて、ステップS205の注意喚起でもエスカレータ1の混雑が解消されないと制御装置12により判定された場合には、さらに混雑判定信号28がオートアナウンス装置15及び表示部20に送信され、混雑が解消されない危険状態のためエスカレータ1を停止する旨が、エスカレータ1の利用者に警告される(S207:警告ステップ)。具体的には、オートアナウンス装置15は、混雑判定信号28の受信に応じて、エスカレータ1を停止するので安全のため移動手すり4をつかむよう注意喚起のメッセージをエスカレータ1上の乗客に向けてアナウンスする。表示部20は、混雑判定信号28の受信に応じて、通常運転時の運転方向表示を進入禁止表示に変更し、これから乗り込もうとしている利用者に対してエスカレータ1に乗り込まないよう促して、これ以上エスカレータ1に乗客が乗り込むのを防止する。なお、ステップS207の処理はいずれか一方を行ってもよい。
そして、インバータ装置13に減速/停止指令信号25が送信され、インバータ装置13の制御により電動機8への電力供給が停止され、エスカレータ1の運転が停止される(S208:停止ステップ)。
なお、ステップS205〜208の処理は、一部のみを実行してもよいし、実行する順番を入れ替えてもよい。
一方、ステップS204において、現在の乗客人数が、所定の混雑判定値以下であると判定された場合には、エスカレータ1が混雑しておらず危険な状態ではないものとみなされ、続いて現在の乗客人数が所定の閑散判定値より小さいか否かが判定される(S209)。閑散判定値は、エスカレータ1の閑散具合を示すパラメータであり、例えばエスカレータ1の踏段5のうち外部に露出して乗客が乗り込み可能な踏段5の過半数に乗客がいない状況に相当する人数を設定することができる。
現在の乗客人数が所定の閑散判定値より小さい場合には、エスカレータ1上の乗客が少ないため動力を小さくしても問題なくエスカレータ1を運転可能であるものとして、エスカレータ1が省エネルギー運転モードに切り替えられる(S210:省エネルギー運転ステップ)。省エネルギー運転モードとは、例えば、インバータ装置13の制御によりエスカレータ1の運転速度を数十%程度減速させる処理や、運転速度を変えずに電動機8への供給電圧を低減させ電動機8の効率を向上させる処理が挙げられる。
現在の乗客人数が所定の閑散判定値以上の場合には、現在の乗客人数が混雑しておらず危険な状態ではなく、また、現在の乗客人数が極端に少ない状態でもないので、通常の運転条件のまま処理を終了する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測装置は、進行方向に直交する幅方向に2名の乗客を搬送可能な幅を有する複数の踏段5を無端状に連結し、複数の踏段5を周回移動させて動作するエスカレータ1において、エスカレータ1の利用人数を計測する。利用人数計測装置は、透過型センサ17a、2つの反射型センサ(左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18b)、制御装置12を備える。透過型センサ17aは、エスカレータ1の一方の乗降口である下階側乗降口29の踏段5の移動領域に設置され、複数の踏段5のうちの1つの踏段5に乗っている乗客の通過を検知する。左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、透過型センサ17aが検知する1つの踏段5を透過型センサ17aと同時に検知範囲となるよう複数の踏段5の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、踏段5上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される。制御装置12は、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知結果に基づき、1つの踏段5に乗っている乗客の人数を判定し、エスカレータ1の下階側乗降口29におけるエスカレータ1の利用人数を算出する。
このような構成により、透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bが、エスカレータ1の複数の踏段5のうちの1つの踏段5を同時に検知範囲となるよう設置され、さらに、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bが、それぞれ踏段5の左右側の乗客を検知できるので、これらのセンサの検知結果の組み合わせに基づき、この踏段5に乗っている乗客の人数を精度良く判定することができる。したがって、判定された踏段5ごとの乗客の人数を逐次合計することで、下階側乗降口29におけるエスカレータの利用人数を精度良く計測することが可能となる。
また、上記構成により、図5のステップS105〜S107に示したように、乗客が踏段5の左右どちらに乗っているかも判定することができるため、エスカレータ1を利用した延べ人数について踏段5上の乗り込み位置まで特定して計測することが可能となる。このような計測結果に基づけば、エスカレータ1の経年劣化や故障発生予測をより詳細に行うことが可能となり、エスカレータ1の点検時期や部品の交換時期などを最適なタイミングで設定することができる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測装置では、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、踏段5上の幅方向中央の領域を非検知範囲に設定される。この構成により、図5のステップS108に示したように、透過型センサ17aが乗客の通過を検知し、かつ、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bが乗客の通過を検知しない場合に、乗客が踏段5上の幅方向中央の左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの非検知範囲に乗り込んでいるものと判断することが可能となり、エスカレータの利用人数の計測精度をより一層高めることができる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測装置では、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bのそれぞれは、エスカレータ1の進行方向の同位置かつ同一の高さ位置に設置され、透過型センサ17aは、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bとエスカレータ1の進行方向の同位置に設置される。
この構成により、透過型センサ17aは及び左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bが、エスカレータ1の進行方向に直交する同一平面状に配置することができ、踏段5上の乗客を同時に検知することが可能となるので、踏段5に乗っている乗客の人数の判定精度を向上でき、この結果、エスカレータ1の利用人数の計測精度も向上できる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測装置は、エスカレータ1の他方の乗降口である上階側乗降口30の踏段5の移動領域にも、透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dを備える。これらの透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dの設置位置や相互の位置関係は、図4に示すように、下階側乗降口29の透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bと同様である。すなわち、透過型センサ17bは、エスカレータ1の上階側乗降口30の近傍における複数の踏段5が水平状となる範囲内に設置され、複数の踏段5のうちの1つの踏段5に乗っている乗客の通過を検知する。左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dは、透過型センサ17bが検知する1つの踏段5を透過型センサ17bと同時に検知範囲となるよう、複数の踏段5の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、踏段5上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知し、かつ、踏段5上の幅方向中央に乗っている乗客の通過を検知しないよう検知範囲が設定される。
そして、制御装置12は、エスカレータ1の下階側乗降口29の近傍に設置された透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知結果と、エスカレータ1の上階側乗降口30の近傍に設置された透過型センサ17b、左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dの検知結果とに基づいて、エスカレータ1の下階側乗降口29及び上階側乗降口30における利用人数を算出し、さらに、これらの算出した利用人数に基づき現在のエスカレータ1上にいる乗客の人数を算出する。
この構成により、エスカレータ1の両方の乗降口(下階側乗降口29及び上階側乗降口30)における利用人数を精度良く算出することが可能となり、この結果、これらの正確な利用人数に基づき現在のエスカレータ1上にいる乗客の人数を精度良く算出することが可能となる。このように算出された現在の乗客人数を利用すれば、乗客人数に応じてエスカレータ1の運転速度などの運転状態を適切に制御することができる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測装置では、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bは、それぞれが設置される位置から踏段5側の斜め上方または斜め下方に向けて検知範囲が設定される。
この構成により、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知範囲を、踏段5上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知し、かつ、踏段5上の幅方向中央に乗っている乗客の通過を検知しないように、好適に設定することが可能となり、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bによる検知精度を向上できる。
本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測方法では、まず、エスカレータ1の一方の乗降口である下階側乗降口29に設置される透過型センサ17aにより、複数の踏段5のうちの1つの踏段5に乗っている乗客の通過が検知される。次に、透過型センサ17aにより乗客の通過が検知された1つの踏段5上の乗客の通過が左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bにより検知される。そして、エスカレータ1の制御装置12により、透過型センサ17aの検知結果または左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知結果に基づき、1つの踏段5に乗っている乗客の人数が判定され、エスカレータ1の下階側乗降口29におけるエスカレータ1の利用人数が算出される。
このような構成により、下階側乗降口29に設置される透過型センサ17a、左側反射型センサ18a及び右側反射型センサ18bの検知結果の組み合わせに基づき、1つの踏段5に乗っている乗客の人数を精度良く判定することができる。したがって、判定された踏段5ごとの乗客の人数を逐次合計することで、下階側乗降口29におけるエスカレータ1の利用人数(下階側利用人数)を精度良く計測することが可能となる。
本実施形態に係るエスカレータ1の利用人数計測方法では、さらに、エスカレータ1の他方の乗降口である上階側乗降口30に設置される透過型センサ17bにより、複数の踏段5のうちの1つの踏段5に乗っている乗客の通過が検知される。次に、透過型センサ17bにより乗客の通過が検知された1つの踏段5上の乗客の通過が左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dにより検知される。次に、エスカレータ1の制御装置12により、透過型センサ17bの検知結果または左側反射型センサ18c及び右側反射型センサ18dの検知結果に基づき、1つの踏段5に乗っている乗客の人数が判定され、エスカレータ1の上階側乗降口30におけるエスカレータ1の利用人数(上階側利用人数)が算出される。そして、エスカレータ1の制御装置12により、算出された下階側利用人数及び上階側利用人数に基づき、現在のエスカレータ1上にいる乗客の人数が算出される。
この構成により、エスカレータ1の両方の乗降口(下階側乗降口29及び上階側乗降口30)における利用人数を精度良く算出することが可能となり、この結果、これらの正確な利用人数に基づき現在のエスカレータ1上にいる乗客の人数を精度良く算出することが可能となる。
本実施形態に係るエスカレータ1の運転方法では、上記の利用人数計測方法により算出されたエスカレータ1の現在の乗客人数に基づきエスカレータ1の運転が制御される。エスカレータ1の制御装置12により、上記の利用人数計測方法により算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に、エスカレータ1のオートアナウンス装置15から、エスカレータ1への乗り込みを制限する旨の注意喚起のメッセージが流される。
この構成により、エスカレータ1が混雑状態の場合に、これからエスカレータ1に乗り込もうとしている利用者に対してエスカレータ1への乗り込みを制限する旨の注意喚起を行うことができ、エスカレータ1への新たな乗客の乗り込みを抑制して、エスカレータ1の混雑状態を解消することが可能となる。この結果、エスカレータ1の安全性を向上できる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の運転方法では、エスカレータ1の制御装置12により、上記の利用人数計測方法により算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に、エスカレータ1のオートアナウンス装置15から、エスカレータ1を停止する旨の注意喚起のメッセージが流され、または、エスカレータ1の下階側乗降口29及び上階側乗降口30に設置された表示部20に乗り込み禁止が表示される。その後に、エスカレータ1の運転が停止される。
この構成により、エスカレータ1が混雑状態の場合に、現在エスカレータ1に乗っている乗客に対して、エスカレータ1を停止する旨の注意喚起を行うか、または、これからエスカレータ1に乗り込もうとしている利用者に対して乗り込み禁止を知らせた後に、エスカレータ1の運転を停止するので、エスカレータ1が混雑状態を解消するために行うエスカレータ1の停止操作を乗客に対して安全に行うことができる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の運転方法では、エスカレータ1の制御装置12により、上記の利用人数計測方法により算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に監視センターの監視盤14に報知される。
この構成により、エスカレータ1が混雑状態であり、エスカレータ1に危険な状態が発生していることをエスカレータの管理者に迅速に知らせることが可能となる。
また、本実施形態に係るエスカレータ1の運転方法では、エスカレータ1の制御装置12により、上記の利用人数計測方法により算出された現在の乗客人数が少ないと判定された場合に、エスカレータ1の運転速度を減速させ、またはエスカレータ1の駆動用の電動機8への供給電圧を低減させ、省エネルギー運転を実施する。
この構成により、エスカレータ1の乗客が少ない場合に、省エネルギー運転に切り替えてエスカレータ1の運転効率を向上できる。
なお、上記実施形態では、無端状に連結された踏段が周回移動するよう動作する乗客コンベアの一例としてエスカレータ1を挙げて説明したが、本実施形態は、エスカレータ1に限らず、動く歩道など他のタイプの乗客コンベアにも同様に適用することができる。水平方向に移動する動く歩道の場合、透過型センサ17a,17b、左側反射型センサ18a,18c及び右側反射型センサ18b,18dが設置される「乗降口の踏段5の移動領域」とは、エスカレータ1において乗降口付近で踏段が水平状となる範囲と同様に、乗降板の踏段側の端部から踏段2〜3枚程度とすることができる。
また、上記実施形態では、下階側乗降口29及び上階側乗降口30の両方に利用人数計測装置(透過型センサ及び反射型センサ)を備える構成としたが、下階側乗降口29または上階側乗降口30のいずれか一方にこれらを備える構成としてもよい。
また、透過型センサ17a,17bは、検知範囲の踏段5に乗っている乗客を検知できれば、反射型センサなど他の検知手段を用いてもよい。左側反射型センサ18a,18c及び右側反射型センサ18b,18dは、踏段5上の一部を含む検知範囲を検知可能ならば他の検知手段を用いてもよい。
また、上記実施形態のエスカレータ1の利用人数計測手法に、制御装置12が、左側反射型センサ18a,18c及び右側反射型センサ18b,18dの投光部から照射した光を受光部が受光するまでの反射時間を計測し、この反射時間が極端に短い場合には、乗客が欄干26やデッキ10に近づきすぎているものと判断して、オートアナウンス装置15などを利用して乗客に注意喚起する構成を追加することも可能である。
また、上記実施形態のエスカレータ1の利用人数計測手法に、さらにインバータ装置13や電動機8の電流値に基づきエスカレータ1の混雑度を推定する技術を補助的に用いることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 エスカレータ(乗客コンベア)
5 踏段
8 電動機
12 制御装置
14 監視盤
15 オートアナウンス装置
17a,17b 透過型センサ(第1検知手段)
18a,18c 左側反射型センサ(第2検知手段)
18b,18d 右側反射型センサ(第2検知手段)
20 表示部
29 下階側乗降口(一方の乗降口)
30 上階側乗降口(他方の乗降口)
S101 第1検知ステップ、第3検知ステップ
S102,S103,S104 第2検知ステップ、第4検知ステップ
S109 利用人数算出ステップ、第2利用人数算出ステップ
S203 乗客人数算出ステップ
S205 注意喚起ステップ
S206 報知ステップ
S207 警告ステップ
S208 停止ステップ
S210 省エネルギー運転ステップ

Claims (11)

  1. 進行方向に直交する幅方向に2名の乗客を搬送可能な幅を有する複数の踏段を無端状に連結し、前記複数の踏段を周回移動させて動作する乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアの利用人数を計測する利用人数計測装置であって、
    前記乗客コンベアの一方の乗降口の前記踏段の移動領域に設置され、前記複数の踏段のうちの1つの踏段に乗っている乗客の通過を検知する第1検知手段と、
    前記1つの踏段を前記第1検知手段と同時に検知範囲となるよう前記複数の踏段の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、前記1つの踏段上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される2つの第2検知手段と、
    前記第1検知手段及び前記第2検知手段の検知結果に基づき、前記1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、前記乗客コンベアの一方の乗降口における前記乗客コンベアの前記利用人数を算出する制御装置と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの利用人数計測装置。
  2. 前記2つの第2検知手段は、前記1つの踏段上の幅方向中央の領域を非検知範囲に設定されることを特徴とする、請求項1に記載の乗客コンベアの利用人数計測装置。
  3. 前記第2検知手段のそれぞれは、前記乗客コンベアの進行方向の同位置かつ同一の高さ位置に設置され、
    前記第1検知手段は、前記第2検知手段と前記乗客コンベアの進行方向の同位置に設置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の乗客コンベアの利用人数計測装置。
  4. 前記乗客コンベアの他方の乗降口の前記踏段の移動領域にも、前記第1検知手段及び前記第2検知手段を備え、
    前記制御装置は、前記乗客コンベアの一方の乗降口の近傍に設置された前記第1検知手段及び前記第2検知手段の検知結果と、前記乗客コンベアの他方の乗降口の近傍に設置された前記第1検知手段及び前記第2検知手段の検知結果とに基づいて、前記乗客コンベアの各乗降口における利用人数を算出し、さらに、前記利用人数に基づき現在の前記乗客コンベア上にいる乗客の人数を算出する、
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの利用人数計測装置。
  5. 前記第2検知手段は、それぞれが設置される位置から前記踏段側の斜め上方または斜め下方に向けて検知範囲が設定されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗客コンベアの利用人数計測装置。
  6. 進行方向に直交する幅方向に2名の乗客を搬送可能な幅を有する複数の踏段を無端状に連結し、前記複数の踏段を周回移動させて動作する乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアの利用人数を計測する利用人数計測方法であって、
    前記乗客コンベアの一方の乗降口の前記踏段の移動領域に設置される第1検知手段により、前記複数の踏段のうちの1つの踏段に乗っている乗客の通過を検知する第1検知ステップと、
    前記1つの踏段を前記第1検知手段と同時に検知範囲となるよう前記複数の踏段の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、前記1つの踏段上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される2つの第2検知手段により、前記1つの踏段上の乗客の通過を検知する第2検知ステップと、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記第1検知ステップまたは前記第2検知ステップの検知結果に基づき、前記1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、前記乗客コンベアの一方の乗降口における前記乗客コンベアの利用人数を算出する利用人数算出ステップと、
    を含むことを特徴とする乗客コンベアの利用人数計測方法。
  7. 前記乗客コンベアの他方の乗降口の前記踏段の移動領域に設置される第1検知手段により、前記複数の踏段のうちの1つの踏段に乗っている乗客の通過を検知する第3検知ステップと、
    前記1つの踏段を前記第3検知ステップの前記第1検知手段と同時に検知範囲となるよう前記乗客コンベアの他方の乗降口の近傍において前記複数の踏段の幅方向の左右外側にそれぞれ設置され、前記1つの踏段上の幅方向中央よりそれぞれが設置される側の領域に乗っている乗客の通過を検知するよう検知範囲が設定される2つの第2検知手段により、前記1つの踏段上の乗客の通過を検知する第4検知ステップと、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記第3検知ステップまたは前記第4検知ステップの検知結果に基づき、前記1つの踏段に乗っている乗客の人数を判定し、前記乗客コンベアの他方の乗降口における前記乗客コンベアの利用人数を算出する第2利用人数算出ステップと、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記利用人数算出ステップ及び前記第2利用人数算出ステップにて算出された前記乗客コンベアの各乗降口における利用人数に基づき、現在の前記乗客コンベア上にいる乗客の人数を算出する乗客人数算出ステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項6に記載の乗客コンベアの利用人数計測方法。
  8. 請求項7に記載の乗客コンベアの利用人数計測方法により算出された前記乗客コンベアの現在の乗客人数に基づく前記乗客コンベアの運転方法であって、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記乗客人数算出ステップにて算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に、前記乗客コンベアのオートアナウンス装置から、前記乗客コンベアへの乗り込みを制限する旨の注意喚起のメッセージを流す注意喚起ステップを含むことを特徴とする乗客コンベアの運転方法。
  9. 請求項7に記載の乗客コンベアの利用人数計測方法により算出された前記乗客コンベアの現在の乗客人数に基づく前記乗客コンベアの運転方法であって、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記乗客人数算出ステップにて算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に、前記乗客コンベアのオートアナウンス装置から、前記乗客コンベアを停止する旨の注意喚起のメッセージを流す、または、前記乗客コンベアの乗降口に設置された表示部に乗り込み禁止を表示する警告ステップと、
    前記警告ステップの後に、乗客コンベアの運転を停止する停止ステップと、
    を含むことを特徴とする乗客コンベアの運転方法。
  10. 請求項7に記載の乗客コンベアの利用人数計測方法により算出された前記乗客コンベアの現在の乗客人数に基づく前記乗客コンベアの運転方法であって、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記乗客人数算出ステップにて算出された現在の乗客人数が混雑状態であると判定された場合に監視盤に報知する報知ステップを含むことを特徴とする乗客コンベアの運転方法。
  11. 請求項7に記載の乗客コンベアの利用人数計測方法により算出された前記乗客コンベアの現在の乗客人数に基づく前記乗客コンベアの運転方法であって、
    前記乗客コンベアが備える制御装置により、前記乗客人数算出ステップにて算出された現在の乗客人数が少ないと判定された場合に、前記乗客コンベアの運転速度を減速させ、または前記乗客コンベアの駆動用の電動機への供給電圧を低減させ、省エネルギー運転を実施する省エネルギー運転ステップを含むことを特徴とする乗客コンベアの運転方法。
JP2011195342A 2011-09-07 2011-09-07 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法 Pending JP2013056735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011195342A JP2013056735A (ja) 2011-09-07 2011-09-07 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011195342A JP2013056735A (ja) 2011-09-07 2011-09-07 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013056735A true JP2013056735A (ja) 2013-03-28

Family

ID=48132973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011195342A Pending JP2013056735A (ja) 2011-09-07 2011-09-07 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013056735A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160079446A (ko) * 2014-12-26 2016-07-06 오우람 에스컬레이터 안전 장치 및 이의 제어 방법
CN106167226A (zh) * 2016-08-12 2016-11-30 太仓市微贯机电有限公司 一种扶梯梳齿防护装置
JP2019123569A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN113165851A (zh) * 2018-12-21 2021-07-23 因温特奥股份公司 对人员运送设备的使用者的检测

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347291A (ja) * 1986-08-13 1988-02-29 株式会社東芝 エスカレ−タの制御装置
JPH0863693A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 交通流調査装置
EP1013599A1 (de) * 1998-12-21 2000-06-28 Inventio Ag Sicherheitseinrichtung für eine Fahrtreppe oder einen Fahrsteig
WO2003097507A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Unite de fonctionnement automatique de transporteur de personne
JP2004231356A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Fujitec Co Ltd 可変速式動く歩道の安全装置
JP2005112616A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Toshiba Elevator Co Ltd 自動運転方式マンコンベア
JP2006193258A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
JP2006225057A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Hitachi Ltd 乗客コンベア
JP2006282307A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベア
JP2007062892A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報表示装置および情報表示方法
JP2007186336A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの運転制御装置
JP2009107762A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの音声案内システム
JP2010173747A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法
JP2011011901A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレータの安全装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347291A (ja) * 1986-08-13 1988-02-29 株式会社東芝 エスカレ−タの制御装置
JPH0863693A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd 交通流調査装置
EP1013599A1 (de) * 1998-12-21 2000-06-28 Inventio Ag Sicherheitseinrichtung für eine Fahrtreppe oder einen Fahrsteig
WO2003097507A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Unite de fonctionnement automatique de transporteur de personne
JP2004231356A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Fujitec Co Ltd 可変速式動く歩道の安全装置
JP2005112616A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Toshiba Elevator Co Ltd 自動運転方式マンコンベア
JP2006193258A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
JP2006225057A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Hitachi Ltd 乗客コンベア
JP2006282307A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベア
JP2007062892A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報表示装置および情報表示方法
JP2007186336A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの運転制御装置
JP2009107762A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアの音声案内システム
JP2010173747A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレーターの混雑検知システム及び混雑検知方法、並びに既設エスカレーターの改修方法
JP2011011901A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレータの安全装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160079446A (ko) * 2014-12-26 2016-07-06 오우람 에스컬레이터 안전 장치 및 이의 제어 방법
KR101685647B1 (ko) 2014-12-26 2016-12-13 오우람 에스컬레이터 안전 장치 및 이의 제어 방법
CN106167226A (zh) * 2016-08-12 2016-11-30 太仓市微贯机电有限公司 一种扶梯梳齿防护装置
JP2019123569A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア
CN113165851A (zh) * 2018-12-21 2021-07-23 因温特奥股份公司 对人员运送设备的使用者的检测
CN113165851B (zh) * 2018-12-21 2024-04-02 因温特奥股份公司 对人员运送设备的使用者的检测

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4476497B2 (ja) 乗客コンベアの制御装置
JP5249529B2 (ja) 乗客コンベアの安全装置および安全制御方法
KR20090028393A (ko) 에스컬레이터의 안전 장치
KR101622825B1 (ko) 무게감지센서 및 변속수단을 구비한 에스컬레이터의 안전운행시스템
JP2009137738A (ja) 乗客コンベアの安全装置および安全制御方法
JP2013056735A (ja) 乗客コンベアの利用人数計測装置、乗客コンベアの利用人数計測方法及び乗客コンベアの運転方法
JP6066774B2 (ja) 乗客コンベア
JP5748359B2 (ja) 乗客コンベア
JP6351543B2 (ja) エレベーターの注意喚起システム
JP6187285B2 (ja) 乗客コンベアの自動速度切換装置
JP2022053677A (ja) 乗客コンベア
JP2012035964A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JP7062789B2 (ja) 乗客コンベアの表示装置、並びに乗客コンベア
JP5951664B2 (ja) 乗客コンベア装置
JP2006193258A (ja) 乗客コンベア
JP2012188236A (ja) 乗客コンベア
JP2012236654A (ja) 乗客コンベアの制御装置
JP2016216174A (ja) 乗客コンベアの安全装置および乗客コンベアの乗客状態推定方法
CN111847207B (zh) 一种扶梯梯级运行安全检测装置及其检测方法
JP2007076786A (ja) 乗客コンベア制御装置及び乗客コンベア
JP6505883B1 (ja) 乗客コンベアの制御装置及び乗客コンベアの点検運転方法
JP2022012683A (ja) 乗客コンベアの利用者密集度低減装置及び乗客コンベアの利用者密集度低減方法
JP7151809B2 (ja) 乗客コンベア
JP2010189152A (ja) 乗客コンベアの安全装置
JP5388055B2 (ja) 乗客コンベア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150522

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20151208