JP2022012683A - 乗客コンベアの利用者密集度低減装置及び乗客コンベアの利用者密集度低減方法 - Google Patents

乗客コンベアの利用者密集度低減装置及び乗客コンベアの利用者密集度低減方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗客コンベアの利用者が混雑していない場合でも、利用者の安全のために、利用者同士の一定以上の距離を確保できるようにする。【解決手段】利用者検出装置5からの利用者検出信号に基づいて、乗客コンベアの現在の利用者数を計測し、計測された利用者数を、所定の期間または時間帯別に計数して記憶する。また、利用者検出装置5からの利用者検出信号の間隔から乗客コンベア上の利用者同士の間隔を判定し、判定された利用者同士の間隔が予め設定した閾値以下のときに利用者同士の間隔を密集と判定する。そして、乗客コンベア上の利用者に対して利用者同士の間隔が一定以上の距離になるように協力を求める注意喚起を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、乗客コンベアの利用者密集度低減装置及び乗客コンベアの利用者密集度低減方法に関する。
従来、無端状に連結された複数の踏段を周回移動させて動作するエスカレーター等の乗客コンベアにおいて、乗客コンベアへの利用者の乗り込みを検出し、利用者不在時に実施される停止または低速運転から、乗客コンベアの速度を通常速度に切り替える技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術は、乗降口の左右に設置したポールに埋め込んだ光電管センサと、インレット部(移動手すりの本体からの入出部)付近に設置した反射型センサを用いて、乗客コンベアへ乗り込む利用者の人数を検出する。そして。乗客コンベアの乗降口を移動する利用者の混雑度に応じて、離れた階段への乗車を促すアナウンスを流すようにしている。
特開2013-56735号公報
しかしながら、特許文献1に記載される乗客コンベアの利用人数計測装置では、混雑していない場合の利用者同士の間隔を判定しておらず、利用者の安全と利用者同士のソーシャルディスタンスの確保を行う上での考慮が不十分であるという問題があった。
一般に、エスカレーター等の乗客コンベアに乗車する場合には、安全上の利用からもある程度の利用者間の間隔を確保することが望ましい。
そこで、本発明は、乗客コンベア上の利用者が混雑していない場合でも、安全上と感染症対策を兼ねて、利用者同士が所定の距離を確保するための注意喚起を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、本発明の乗客コンベアの利用者密集度低減装置は、乗客コンベアの利用者を検出する利用者検出装置と、利用者検出装置からの利用者検出信号に基づいて、乗客コンベア上の現在の利用者数を検出する利用者数計測部を備える。
さらに、本発明の乗客コンベアの利用者密集度低減装置は、利用者検出装置からの利用者検出信号の間隔から乗客コンベア上の利用者同士の間隔を判定する利用者間隔判定部と、利用者間隔判定部で判定された利用者同士の間隔が予め設定した閾値以下のときに利用者同士の間隔を密集と判定して、利用者に対して密集を避けるための注意喚起を行う注意喚起出力部とを備える。
本発明によれば、乗客コンベアの利用者同士の間隔が小さい場合に、混雑状況にかかわらず、ソーシャルディスタンス確保のための注意喚起のアナウンスを行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施の形態例に係る乗客コンベアの利用者密集度低減装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態例に係る乗客コンベアの利用者密集度低減装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態例に係る乗客コンベアの利用者密集度低減方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態例に係る乗客コンベアの利用者密集度低減方法の手順を示すフローチャートである。
<本発明の実施の形態例の機能を示す全体構成の説明>
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態例(以下、「本例」と称する)乗客コンベアの利用者密集度低減装置の機能を示す全体構成を説明する。
図1は、本例の乗客コンベアの利用者密集度低減装置の機能の概略を示す全体構成図である。本例では、乗客コンベアとしてエスカレーターを用いているが、乗客コンベアとしては、エスカレーター以外に動く歩道なども含まれる。
図1に示すように、乗客コンベアであるエスカレーター1は、周知のように、左右一対の欄干2の間に、不図示の移動ステップ(踏板)を複数設け、それら各移動ステップを不図示の駆動チェーンによって無端状に連結したものである。
駆動装置3は、後述するように、エスカレーター制御装置4からの指令に基づいて駆動チェーンを周回移動させることにより、移動ステップ(踏板)に乗った乗客を輸送する。
エスカレーター1のうち上端および下端の始終端部の乗降口には、エスカレーター1に乗降する利用者を検出するための利用者検出装置5が設けられている。また、乗降口には、利用者検出装置5の他に、利用者に向けて音声を出力するための警報器としてのスピーカー6と、利用者に向けて注意喚起のための表示を行う表示器7が設けられている。
なお、表示器7としては、液晶ディスプレイを用いる方法が一般的であるが、プロジェクションマッピング投影機器を用いて、移動ステップ(踏板)や欄干2、及びエスカレーター1のハンドレール(図示せず)に、注意喚起アナウンスを表示させる方法も考えられる。
利用者検出装置5は、投光器5aと受光器5bをそれぞれ対向配置した光電式検出器で構成されている。利用者検出装置5は、投光器5aから発した光がエスカレーター1上の利用者によって遮られたときに受光器5bから利用者検出信号を出力し、エスカレーター制御装置4に供給する。
なお、本例のエスカレーター1では、利用者検出装置5としていわゆる光電管等の光電式検出器を用いているが、例えば超音波式などの他の検出形式のものを使用することも可能である。またそれ以外にも、例えば乗降口の床面に設置する形態の光電式検出器や、乗降口の上方に設置する形態の光電式検出器を用いることも可能である。
エスカレーター制御装置4は、利用者数計測部4a、時間帯別利用者数記憶部4b、混雑時間帯判定部4c、利用者間隔判定部4d及び注意喚起出力部4eを備える。
利用者数計測部4aは、エスカレーター1の移動ステップ上に乗っている利用者数をリアルタイムで計測する。すなわち、上述したように、利用者数計測部4aは、乗降口に設けた光電管からなる利用者検出装置5からの利用者検出信号に基づいて、エスカレーター1の移動ステップ上の利用者数を計測する。
例えば、利用者数計測部4aは、利用者検出装置5によってエスカレーター1へ進入した利用者とエスカレーター1より退出した利用者をそれぞれカウントして、エスカレーター1の移動ステップ上にいる利用者数を検出する。すなわち、利用者数計測部4aは、エスカレーター1へ進入した利用者数からエスカレーター1より退出した利用者数を減算することで、エスカレーター1上の現在の利用者数を計数する。
また、エスカレーター1の移動ステップ上の利用者数の計測方法として、エスカレーター制御装置4から駆動装置3へ供給されるトルク指令値から計測することも考えられる。
すなわち、エスカレーター制御装置4は、エスカレーターの1の駆動装置3に対して駆動力を与えるトルク指令値を供給する。
エスカレーター制御装置4から駆動装置3へ供給されるトルク指令値は、エスカレーター1の移動ステップ上に乗っている利用者数が多くなれば大きくなり、移動ステップ上に乗っている利用者数が少なければ小さくなる。したがって、エスカレーター制御装置4から駆動装置3に供給されるトルク指令値の大小によって、エスカレーター1の移動ステップ上に乗っている利用者数を計測することが可能になる。
これらの技術は、周知の技術なので、図1には示されていないが、利用者数計測部4aは、上述したエスカレーター制御装置4から駆動装置3へ供給されるトルク指令値に基づいて移動ステップ上にいる利用者全体の積載量を計測することができる。例えば、最大積載荷重が1300kgのエスカレーター1の場合であって、現在の積載量が無負荷時と最大荷重時の半分の650kgであれば、1人を65kgとしてエスカレーター1の移動ステップ上の利用者を概ね10人と計測することができる。
この積載量の計測では、乗降口に設けた光電式の利用者検出装置5ほど、移動ステップ上の利用者を正確に計数することはできないが、上述したように、移動ステップ上の現在の利用者数の概算を計算することは可能である。
さらに、エスカレーター1の移動ステップ上に乗っている利用者間の距離も、エスカレーター1の長さと積載量(移動ステップ上の利用者数)から、計算により利用者同士の平均的な間隔を求めることが可能である。
時間帯別利用者数記憶部4bは、利用者数計測部4aで計測された利用者数を、例えば、曜日ごとに、また1時間単位などの時間帯ごとにカウントして記憶する。
混雑時間帯判定部4cは、時間帯別利用者数記憶部4bに格納されている曜日別かつ時間帯別の利用者数から混雑する時間帯をそれぞれの曜日ごとに判定する。
すなわち、混雑時間帯判定部4cは、利用者の人数に関する閾値(例えば、100人)を予め設定しておき、1時間の利用者が100人を超えれば「混雑」と判定し、1時間の利用者が100人以下であれば「閑散」と判定する。
ここで、100人という閾値は、エスカレーター1の走行方向や走行距離、またエスカレーター1の納入先の建物用途など(駅や流通など)により変更される。このように、エスカレーター1の走行方向や建物用途により閾値を変えることで、「混雑」か「閑散」かの判定の精度を高めることができる。
このように構成することで、「混雑時間帯」と「閑散時間帯」の判別をすることができ、その結果「閑散時間帯」になる時間帯を予測することが可能になる。なお、混雑時間帯の判定に関しては、例えば月単位や年単位で混雑判定を実施することで、さらに判定の精度を広範囲で向上させることができる。
利用者間隔判定部4dは、乗車口側の利用者検出装置5からの信号の間隔からエスカレーター1の移動ステップ上の利用者同士の間隔を判定する。すなわち、利用者間隔判定部4dは、乗車口側の利用者検出装置5から出力される利用者検出信号の間隔から利用者同士の間隔が「密集」か「散在」かを判定する。
なお、利用者間隔判定部4dは、利用者の間隔の閾値を予め設定しておき、例えば、初めに利用者を検出してから3秒間以内に、次の利用者を検出した場合は、ソーシャルディスタンスが確保されていないとみなし「密集」と判定する。
注意喚起出力部4eは、利用者間隔判定部4dで判定された利用者同士の間隔が小さく、ソーシャルディスタンスが確保されていない場合、つまり「密集」と判断した場合に、注意喚起アナウンスを実施する。ここで行われる注意喚起の内容は、後述するように、同じ密集状態であっても、混雑しているか状況か、あるいは閑散な状況かによって変更される。
<エスカレーター制御装置のハードウェア構成>
図2は、本例のエスカレーター制御装置4のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、エスカレーター制御装置4は、バス20に接続されたCPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、不揮発性ストレージ24から構成される。
CPU21は、エスカレーター制御装置4の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM22から読み出して演算処理を実行する。RAM23には、エスカレーター制御装置4内で行われる演算処理の途中で発生した変数等が一時的に書き込まれる。CPU21は、ROM22に記録されているプログラムコードを実行することにより、図1で説明したエスカレーター制御装置4の機能を実現する。
不揮発性ストレージ24は、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性のメモリで構成される。この不揮発性ストレージ24には、CPU21が動作するために必要なプログラムやデータ等が格納される。
また、エスカレーター制御装置4は、入力部26と出力部27を備える。入力部26及び出力部27は、図1で示した利用者検出装置5、スピーカー6及び表示器7との入出力を実行するハードウェアである。
すなわち、入力部26には、図1に示す利用者検出装置5の受光器5bからの利用者検出信号が入力される。また、出力部27としては、エスカレーター制御装置4の注意喚起出力部4eからのアナウンス信号が出力されるスピーカー6または表示器7が含まれる。さらに、出力部27は、エスカレーター制御装置4からの駆動制御信号を図1に示す駆動装置3に出力する。
また、エスカレーター制御装置4は、通信インタフェース(通信部IF)25を備える。通信インタフェース25としては、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられる。この通信インタフェース25は、図1には図示されていないが、エスカレーター制御装置4がネットワークを介して、不図示のエスカレーター管理システム等との通信を行う際に必要になる。
<第一の実施形態例における処理手順:乗客コンベアの利用者密集度低減方法>
図3は、本例のエスカレーター制御装置4による利用者密集度を低減するための制御手順を説明するためのフローチャートである。
最初に、エスカレーター制御装置4の利用者数計測部4aは、利用者検出装置5の受光器5bからの利用者検出信号によってエスカレーター1へ進入した利用者の有無をチェックする(S1)。ステップS1で、利用者数計測部4aがエスカレーター1に侵入した利用者を検出しなかった場合は(S1のNO)には、利用者数計測部4aは、利用者検出装置5が利用者を検出するまで待機する。
ステップS1で、利用者数計測部4aが利用者を検出した場合は(S1のYES)、利用者間隔判定部4dは、一定時間内(例えば、3秒間)に利用者検出装置5からの次の利用者検出信号の有無をチェックする(S2)。
そして、利用者間隔判定部4dは、一定時間内(例えば3秒以内)に、次の利用者の検出信号があったかどうかを判断する(S3)。
ステップS3で、利用者間隔判定部4dが一定時間内(3秒間)に利用者検出装置5から、次の利用者検出信号があったと判定した場合(S3でYES)には、利用者間隔判定部4dが「利用者密集」と判定する。
すると、注意喚起出力部4eは、スピーカー6から注意喚起のためのブザーを鳴動させる(S5)。さらに、スピーカー6から「前のお客様と密着を避けて。ソーシャルディスタンスの確保にご協力下さい」というような音声による注意喚起アナウンスを行い、表示器7にも同様のアナウンスを表示して(S6)、処理を終了する。
なお、ここで「ソーシャルディスタンスの確保への協力」とは、エスカレーター1に乗車する利用者同士が一定以上の距離を確保して乗車するように、利用者に協力を求めることをいう。
また、ステップS3で、利用者間隔判定部4dが一定時間内(3秒間)に利用者検出装置5からの利用者検出信号がなかったと判定した場合(S3のNO)には、利用者同士の距離が一定の距離間隔を確保されていると判断されるので、ステップS1の処理に戻る。
<第二の実施形態例における処理手順:乗客コンベアの利用者密集度低減方法>
次に、図4を参照して、本発明の第二の実施形態例におけるエスカレーター1の利用者密集度低減方法について説明する。
図4において、ステップS11~S13の処理は、図3のステップS1~S3の処理と同じなので、説明を省略する。
図4のステップS13で、一定時間(例えば3秒)内にエスカレーター1の次の利用者が検出された場合(S13のYES)には、次に、混雑時間帯判定部4cは、現在の時刻が、「混雑時間帯」であるかどうかをチェックする(S14)。
つまり、ステップS13で、利用者同士の間隔が3秒以下であるために、利用者間隔判定部4dが「利用者密集」と判定した場合には、続いて混雑時間帯判定部4cによりステップS14の判定が行われる。
ステップS14で、混雑時間帯判定部4cが「混雑時間帯」であると判定した場合は(S14のYES)、混雑時間帯判定部4cは、ステップS13とステップS14の判定に基づいて「混雑時間帯」かつ「利用者密集」と判定する(S15)。すると、注意喚起出力部4eは、スピーカー6から「混雑を避けてご利用ください」と注意喚起アナウンスを鳴動させ、表示器7にも同様のアナウンスを表示させる(S16)。
さらに、注意喚起出力部4eは、時間帯別利用者数記憶部4bから、「閑散時間帯」になる時間帯を確認し、スピーカー6と表示器7から、次に「閑散時間帯」になる時間をアナウンスし(S17)、一連の処理を終了する。
なお、注意喚起出力部4eが案内する「閑散時間帯」の案内としては、例えば、「10:00~11:00は、エスカレーターがすいております」と言った内容にし、注意喚起出力部4eは、利用者を閑散時間帯に誘導させるようにアナウンスする。
一方、ステップS14で、混雑時間帯判定部4cが混雑する時間帯ではない、つまり「閑散時間帯」であると判定した場合は(S14のNO)、混雑時間帯判定部4cは、「閑散時間帯」かつ「利用者密集」と判定する(S18)。すると、注意喚起出力部4eは、図3のステップS5と同様に、スピーカー6から注意喚起のためのブザーを鳴動させる(S19)。さらに、図3のステップS6と同様に、スピーカー6から「前のお客様と密着を避けて。ソーシャルディスタンスの確保にご協力下さい」という音声による注意喚起アナウンスを行い、表示器7にも同様のアナウンスを表示して(S20)、処理を終了する。
上述したように、本例の第一の実施形態例の乗客コンベアの利用者密集度低減方法及び利用者密集者低減装置によれば、混雑時間帯または閑散時間単にかかわりなく、常にエスカレーター1の利用者の安全とソーシャルディスタンスを確保することができる。
つまり、エスカレーター1の移動ステップ上の利用者同士の間隔が所定の値より小さい場合には、常にソーシャルディスタンスを確保するように注意喚起アナウンスを行うことができる。
また、第二の実施形態例によれば、エスカレーター1上の移動ステップ上の利用者が混雑状態になった場合には、注意喚起出力部4eは混雑していないエスカレーターの案内や、混雑しない時間帯などの混雑状態を避けるようなアナウンスをすることができる。
なお、図4では示されていないが、ステップS14で、現在時刻が混雑する時間帯であると判定された場合(S14のYES)であっても、注意喚起出力部4eは、ステップS16とステップS17に示した混雑を避けて利用する旨の注意喚起アナウンスに加えて、図3のステップS6に示したソーシャルディスタンス確保のための注意喚起アナウンスを行うようにしてもよい。このように多様なアナウンスを選択できるようにすれば、エスカレーターの設置場所に適したアナウンスを実施することが可能となる。
本発明は前述した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形態様が含まれる。また、前述した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではなく、適宜、その他の構成にも応用できる。
1…エスカレーター、2…欄干、3…駆動装置、4…エスカレーター制御装置、4a…利用者数計測部、4b…時間帯別使用者数記憶部、4c…混雑時間帯判定部、4d…利用者間隔判定部、4e…注意喚起出力部、5…利用者検出装置(光電式検知器)、5a…投光器、5b…受光器、6…スピーカー、7…表示器

Claims (6)

  1. 乗客コンベアの利用者を検出する利用者検出装置と、
    前記利用者検出装置からの利用者検出信号に基づいて、前記乗客コンベア上の現在の利用者数を検出する利用者数計測部と、
    前記利用者検出装置からの利用者検出信号の間隔から前記乗客コンベア上の利用者同士の間隔を判定する利用者間隔判定部と、
    前記利用者間隔判定部で判定された利用者同士の間隔が予め設定した閾値以下のときに利用者同士の間隔を密集と判定して、利用者に対して、利用者同士の間隔が一定以上の距離になるように協力を求める注意喚起を行う注意喚起出力部と、
    を備える乗客コンベアの利用者密集度低減装置。
  2. 前記利用者検出装置は、乗降口に設置された投光器と受光器からなる光電式検出器であり、
    前記利用者数計測部は、前記光電式検出器によって前記乗客コンベアへ進入した利用者と、前記乗客コンベアより退出した利用者をそれぞれ検出し、前記乗客コンベアに進入した利用者数から前記乗客コンベアより退出した利用者数を減算することで、前記乗客コンベア上の現在の利用者数を計数する
    請求項1に記載の乗客コンベアの利用者密集度低減装置。
  3. 前記利用者間隔判定部は、前記利用者検出装置からの利用者検出信号の出力の間隔に基づいて、前記乗客コンベア上の利用者同士の間隔が密集であるか、または散在であるかを判定する
    請求項2に記載の乗客コンベアの利用者密集度低減装置。
  4. さらに、前記利用者数計測部で計測された利用者数を、所定の期間または時間帯別に計数して記憶する時間帯別利用者数記憶部と、
    前記時間帯別利用者数記憶部に格納されている前記所定の期間または時間帯別の利用者数から混雑する時間帯を判定する混雑時間帯判定部と、を備え、
    前記混雑時間帯判定部は、乗客コンベア上の利用者数に関する閾値を予め設定し、所定時間に利用者が前記閾値を超えた場合に混雑時間帯と判定し、前記閾値以下のときに閑散時間帯と判定し、前記混雑時間帯判定部が混雑時間帯であると判定した場合には、前記注意喚起出力部は、混雑を避けて利用するための注意喚起を行い、
    前記利用者間隔判定部が利用者密集であると判定し、かつ前記混雑時間帯判定部が閑散時間帯であると判定した場合には、前記注意喚起出力部は、密集を避けて利用者同士の間隔が一定以上の距離となるように利用者に協力を求める注意喚起を行う、
    請求項1に記載の乗客コンベアの利用者密集度低減装置。
  5. 前記利用者検出装置は、乗客コンベアの制御装置から乗客コンベアの駆動装置に供給されるトルク指令値に基づいて前記乗客コンベア上の現在の利用者数を検出する装置であり、
    前記利用者数計測部は、前記トルク指令値から前記乗客コンベア上の積載量を算出し、前記積載量から前記乗客コンベア上の現在の利用者数を計数する
    請求項4に記載の乗客コンベアの利用者密集度低減装置。
  6. 乗客コンベアを利用する利用者を利用者検出装置により検出するステップと、
    乗客コンベアに侵入した利用者を最初に検出してから一定時間内に次の利用者があったか否かにより前記乗客コンベア上の利用者が密集しているかどうかを利用者間隔判定部により判定するステップと、
    前記利用者間隔判定部により密集と判定された場合に、注意喚起出力部により密集を避けて利用者同士の間隔が一定以上の距離となるように利用者に協力を求める注意喚起を行うステップと、を含む
    乗客コンベアの利用者密集度低減方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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