JP2009280356A - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、降り口の近傍領域が混雑している場合に、ステップ上の利用者を円滑に降車させることができるとともに、利用者の輸送量をより的確に調整することができる。
【解決手段】制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認すると、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方又は両方が混雑しているか否かを確認する。このときに、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第1徐行速度に設定する。また、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの両方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第2徐行速度に設定する。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認すると、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方又は両方が混雑しているか否かを確認する。このときに、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第1徐行速度に設定する。また、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの両方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第2徐行速度に設定する。
【選択図】図1
Description
この発明は、乗降口における利用者の混雑状況に応じて、ステップの走行速度を制御する乗客コンベアの制御装置に関する。
例えば、駅のホームやショッピングセンター等に設置されたエスカレータにおいて、降り口の近傍領域に利用者の滞留が生じて、降り口の近傍領域が混雑している場合には、ステップ上の利用者が円滑に降車することが困難になっていた。これに加えて、降り口の近傍領域が混雑している場合には、その降り口にステップ上の利用者が順次到着するため、その降り口の近傍領域の利用者の混雑度がさらに高まってしまい、悪循環が発生していた。
これに対して、例えば、特許文献1,2に示すような従来の乗客コンベアでは、降り口の近傍領域が混雑している場合に、ステップの走行速度を通常時よりも低下させている。これによって、利用者の輸送量を通常運転時よりも低下させ、降り口への単位時間あたりの利用者の到着人数を制限している。
しかしながら、降り口の近傍領域で利用者の滞留が生じていても、その滞留が除々に分散されているような状況で、かつステップ上の利用者数が比較的少ないような状況であれば、降り口の近傍領域の滞留によってステップ上の利用者の降車が妨げられず、必ずしもステップの速度を低下させる必要はない。これに対して、上記のような従来の乗客コンベアでは、降り口又は乗り口の近傍領域の混雑状況のみを基準にステップの走行速度を低下させている。このため、降り口の近傍領域で利用者の滞留が生じていても、ステップ上の利用者数が比較的少ない場合には、無駄に利用者の輸送量を低下させてしまうということになり、的確に利用者の輸送量を調整することはできなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、降り口の近傍領域が混雑している場合に、ステップ上の利用者を円滑に降車させることができるとともに、利用者の輸送量をより的確に調整することができる乗客コンベアの制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベアの制御装置は、乗客コンベアの乗り口の近傍領域、乗客コンベアの降り口の近傍領域、及び乗り口と降り口との間の搬送領域で利用者の混雑状況をそれぞれ監視する混雑状況監視部と、ステップの走行を制御するとともに、乗り口の近傍領域、降り口の近傍領域、及び搬送領域のそれぞれの混雑状況の情報を混雑状況監視部から受ける走行制御部とを備え、走行制御部は、混雑状況の情報に基づいて、降り口の近傍領域が混雑していることを確認した場合に、乗り口の近傍領域、及び搬送領域のいずれか一方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を通常走行速度よりも遅い第1徐行速度に設定し、乗り口の近傍領域、及び搬送領域の両方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を第1徐行速度よりも遅い第2徐行速度に設定するものである。
この発明の乗客コンベアの制御装置によれば、走行制御部が、降り口の近傍領域が混雑していることを確認した場合に、乗り口の近傍領域、及び搬送領域のいずれか一方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を通常走行速度よりも遅い第1徐行速度に設定し、乗り口の近傍領域、及び搬送領域の両方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を第1徐行速度よりも遅い第2徐行速度に設定するので、降り口の近傍領域が混雑している場合に、ステップ上の利用者を円滑に降車させることができるとともに、利用者の輸送量をより的確に調整することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータの構造を模式的に示す構成図である。
図1において、建物の上階床と下階床との間には、乗客コンベアとしてのエスカレータ1が設置されている。エスカレータ1は、制御装置本体2と、駆動機(モータ)3と、無端状に連結された複数のステップ(図示せず)とを有している。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータの構造を模式的に示す構成図である。
図1において、建物の上階床と下階床との間には、乗客コンベアとしてのエスカレータ1が設置されている。エスカレータ1は、制御装置本体2と、駆動機(モータ)3と、無端状に連結された複数のステップ(図示せず)とを有している。
エスカレータ1の下階側水平部には、乗り口(又は降り口)が設けられている。エスカレータ1の上階側水平部には、降り口(乗り口)が設けられている。複数のステップは、駆動機3の駆動力によって、乗り口と降り口との間で循環移動される。駆動機3の駆動は、制御装置本体2によって制御される。
ここで、建物の天井部における乗り口の上方には、第1カメラ11及び第1スピーカ21が設けられている。また、建物の天井部における降り口の上方には、第2カメラ12及び第2スピーカ22が設けられている。また、建物の天井部におけるエスカレータ1の傾斜部の上方には、第3カメラ13及び第3スピーカ23が設けられている。
第1〜第3カメラ11〜13及び第1〜第3スピーカ(音声出力手段)21〜23は、制御装置本体2に電気的に接続されている。第1カメラ11は、乗り口の近傍領域Aを撮影し、映像信号を生成する。第2カメラ12は、降り口の近傍領域Bを撮影し、映像信号を生成する。第3カメラ13は、乗り口と降り口との間の搬送領域Cを撮影し、映像信号を生成する。第1〜第3スピーカ21〜23は、制御装置本体2からの音声信号に基づくアナウンスを、乗り口の近傍領域A、降り口の近傍領域B、及び搬送領域Cへ向けてそれぞれ出力する。
次に、制御装置本体2の構成について具体的に説明する。図2は、図1の制御装置本体2の構成を具体的に示すブロック図である。図2において、制御装置本体2は、走行制御部2a、混雑状況監視部2b及びアナウンス制御部2cを有している。走行制御部2aは、駆動機3の駆動を制御し、ステップの走行を制御する。また、走行制御部2aは、通常走行速度、第1徐行速度、及び第2徐行速度を、ステップの走行速度として予め記憶している。
ここで、通常走行速度は、例えば分速40m程度の速度である。第1徐行速度は、通常走行速度よりも遅い速度であり、通常走行速度の例えば1/2程度(分速20m)の速度である。第2徐行速度は、第1徐行速度よりも遅い速度であり、通常走行速度の例えば1/4程度(分速10m)の速度である。
第1〜3カメラ11〜13の映像信号は、それぞれ制御装置本体2の混雑状況監視部2bに送られる。混雑状況監視部2bは、第1〜3カメラ11〜13のそれぞれから受けた映像信号に対して画像解析処理を実行し、その解析内容に基づいて、乗り口の近傍領域A、降り口の近傍領域B、及び搬送領域Cのそれぞれの混雑状況を監視する。具体的に、混雑状況監視部2bは、第1〜3カメラ11〜13からの映像信号に含まれる利用者の身体を識別して、撮影範囲のうち利用者の身体が占める割合を算出する。
そして、混雑状況監視部2bは、第1〜3カメラ11〜13の映像信号の撮影範囲(ステップの踏面に対応する撮影範囲)のうち、利用者の身体の占める割合が例えば70%を超えていれば、第1〜3カメラ11〜13に対応する領域A〜Cが混雑していると判断する。また、混雑状況監視部2bは、混雑している領域A〜Cを示す情報を走行制御部2aに送る。
アナウンス制御部2cは、走行制御部2aからの指令に応じて、第1〜第3スピーカ21〜23に個別に音声信号を送る。即ち、アナウンス制御部2cは、第1〜第3スピーカ21〜23のそれぞれを通じて、乗り口の近傍領域A、降り口の近傍領域B、及び搬送領域Cへアナウンスを出力する。
具体的に、アナウンス制御部2cは、乗り口の近傍領域A及び搬送領域Cへ向けて、混雑注意用アナウンス、又は速度低下用アナウンスを出力する。混雑注意用アナウンスとは、乗り口の近傍領域A、又は搬送領域Cの利用者に対して、降り口が混雑していることを知らせるためのアナウンスである。この混雑注意用アナウンスの一例は、「降り口が混雑しています。ご注意下さい。」等である。また、速度低下用アナウンスとは、乗り口の近傍領域A、又は搬送領域Cの利用者に対して、ステップの走行速度が低下することを知らせるためのアナウンスである。速度低下用アナウンスの一例は、「只今より、徐行運転を開始します。ご注意下さい。」等である。
一方、アナウンス制御部2cは、降り口の近傍領域Bへ向けて、混雑緩和用アナウンスを出力する。混雑緩和用アナウンスとは、降り口の近傍領域Bの利用者に対して、降り口の近傍領域Bの混雑解消を促すためのアナウンスである。また、混雑緩和用アナウンスの一例は、「他のお客様が順次到着します。降り口の付近で立ち止まらず、奥へお進み下さい。」等である。
ここで、制御装置本体2は、演算処理部(CPU)、記憶部(ROM、RAM及びハードディスク等)及び信号入出力部を持ったコンピュータ(図示せず)により構成することができる。制御装置本体2のコンピュータの記憶部には、走行制御部2a、混雑状況監視部2b及びアナウンス制御部2cの機能を実現するためのプログラムが格納されている。
次に、動作について説明する。図3は、図2の制御装置本体2の動作を示すフローチャートである。図3において、まず、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bが混雑しているか否かを確認し、降り口の近傍領域Bが混雑したことを確認(検出)するまで、通常走行速度でのステップの走行を維持する(ステップS2)。
そして、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認すると、第2スピーカ22を通じて、混雑緩和用アナウンスを降り口の近傍領域Bへ向けて出力する(ステップS3)。これとともに、制御装置本体2は、第1及び第3スピーカ21,23を通じて、混雑注意用アナウンスを乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cへ向けて出力する。ここで、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bの混雑が解消したことを確認すると、混雑緩和用アナウンス及び混雑注意用アナウンスの出力を停止する。
また、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認すると、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方又は両方が混雑しているか否かを確認する(ステップS5,6)。このときに、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cのいずれも混雑していないことを確認した場合、通常走行速度でのステップの走行を維持する(ステップS2)。
一方、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの一方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第1徐行速度に設定するとともに、第1及び第3スピーカ21,23を通じて、速度低下用アナウンスを乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cへ向けて出力する(ステップS7,9)。他方、制御装置本体2は、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの両方が混雑していることを確認した場合、ステップの走行速度を第2徐行速度に設定するとともに、第1及び第3スピーカ21,23を通じて、速度低下用アナウンスを乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cへ向けて出力する(ステップS8,9)。
この後、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bの混雑が解消したことを確認するまで待機する(ステップS10)。そして、制御装置本体2は、降り口の近傍領域Bの混雑が解消したことを確認すると、ステップの走行速度を通常走行速度に設定し(ステップS11)、降り口の近傍領域Bが混雑したことを確認(検出)するまで、通常走行速度でのステップの走行を維持し、同様の動作を繰り返す。
上記のような乗客コンベアの制御装置では、制御装置本体2が、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認した場合に、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cのいずれも混雑していないことを確認すると、ステップの走行速度を通常走行速度のまま維持する。また、制御装置本体2が、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認した場合に、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cのいずれか一方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を通常走行速度よりも遅い第1徐行速度に設定する。さらに、制御装置本体2が、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認した場合に、乗り口の近傍領域A、及び搬送領域Cの両方が混雑していることを確認すると、ステップの走行速度を第1徐行速度よりも遅い第2徐行速度に設定する。つまり、制御装置本体2が、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認した場合に、降り口の近傍領域B、及び搬送領域Cの混雑状況に応じて、ステップの走行速度を変更する。この構成により、降り口の近傍領域Bが混雑している場合に、ステップ上の利用者を円滑に降車させることができるとともに、利用者の輸送量をより的確に調整することができる。
また、制御装置本体2が、降り口の近傍領域Bが混雑していることを確認した場合に、第2スピーカ22を通じて、混雑緩和用アナウンスを降り口の近傍領域Bへ向けて出力する。この構成により、降り口の近傍領域Bで滞留する利用者を分散させて、降り口の近傍領域Bの混雑を解消させることによって、通常速度でのステップの走行を維持することができ、利用者の輸送量の低下を最小限に抑えることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、混雑状況監視部2bが、第1カメラ11からの映像信号を用いて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視した。これに対して、実施の形態2では、混雑状況監視部2bが、例えば駅の自動改札機等の通行管理装置(ゲート装置)から受けた通行管理情報を用いて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視する。
実施の形態1では、混雑状況監視部2bが、第1カメラ11からの映像信号を用いて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視した。これに対して、実施の形態2では、混雑状況監視部2bが、例えば駅の自動改札機等の通行管理装置(ゲート装置)から受けた通行管理情報を用いて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視する。
図4は、この発明の実施の形態2によるエスカレータの構造を模式的に示す構成図である。図5は、図4の制御装置本体の構成を具体的に示すブロック図である。図4,5において、建物における管理区画の境界部には、通行管理装置30が設けられている。なお、通行管理装置30の管理対象である管理区画の境界部と、エスカレータ1の乗り口との間には、利用者の移動路(図示せず)が設けられている。つまり、通行管理装置30の管理対象である管理区画の境界部は、エスカレータ1の乗り口に繋がっている。
通行管理装置30は、管理区画内及び管理区画外の一方から他方への利用者の通行(矢示Dの一方又は他方への通行の許可・拒否)を管理し、建物における管理区画の境界部を通過する利用者数を監視する。また、通行管理装置30は、制御装置本体2と通信可能になっており、制御装置本体2の混雑状況監視部2bに通行管理情報を送る。
混雑状況監視部2bは、通行管理装置30から受けた通行管理情報を用いて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視する。具体的に、混雑状況監視部2bは、通行管理情報に含まれる単位時間あたりの利用者数を取得し、その利用者数が所定値を超えたことを確認することによって、乗り口の近傍領域Aが混雑していると判断する。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
上記のようなエスカレータの制御装置では、混雑状況監視部2bが、通行管理装置30から受けた通行管理情報に基づいて、乗り口の近傍領域Aの混雑状況を監視する場合であっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、実施の形態1における第1カメラ11が不要となることにより、設置コストを低減させることができる。
なお、実施の形態1,2では、エスカレータの制御装置について説明したが、この発明は、動く歩道の制御装置にも適用できる。
また、実施の形態1,2では、混雑状況監視部2bが、第3カメラ13からの映像信号を用いて、搬送領域Cの混雑状況を監視した。しかしながら、この例に限るものではなく、混雑状況監視部2bが駆動機3の負荷を用いて、搬送領域Cの混雑状況を監視してもよい。具体的に、混雑状況監視部2bが駆動機3の負荷を測定し、その駆動機3の負荷が、予め設定された閾値を超えたことに応じて、搬送領域Cが混雑していると判断してもよい。この場合、図1における第3カメラ13が不要となるので、設置コストを低減させることができる。
さらに、ステップが2人乗り仕様のエスカレータにおいて、混雑状況監視部2bが、第3カメラ13によるステップの踏面の撮影範囲のうち、一対の欄干のいずれか一方側半分の領域のみの画像解析を行うことによって、搬送領域Cの混雑状況を監視してもよい。この場合、(地域的な慣行による)ステップの乗車位置の偏りに対応して、搬送領域Cの混雑状況を監視可能となり、ステップ上を移動する利用者に関する混雑状況のみを重点的に監視することができる。
1 エスカレータ(乗客コンベア)、2a 走行制御部、2b 混雑状況監視部、2c アナウンス制御部、3 駆動機、21〜23 第1〜第3スピーカ(音声出力手段)、30 通行管理装置、A 乗り口の近傍領域、B 降り口の近傍領域、C 搬送領域。
Claims (4)
- 乗客コンベアの乗り口の近傍領域、前記乗客コンベアの降り口の近傍領域、及び前記乗り口と前記降り口との間の搬送領域で利用者の混雑状況をそれぞれ監視する混雑状況監視部と、
前記ステップの走行を制御するとともに、前記乗り口の近傍領域、前記降り口の近傍領域、及び前記搬送領域のそれぞれの混雑状況の情報を前記混雑状況監視部から受ける走行制御部と
を備え、
前記走行制御部は、前記混雑状況の情報に基づいて、前記降り口の近傍領域が混雑していることを確認した場合に、
前記乗り口の近傍領域、及び前記搬送領域のいずれか一方が混雑していることを確認すると、前記ステップの走行速度を通常走行速度よりも遅い第1徐行速度に設定し、
前記乗り口の近傍領域、及び前記搬送領域の両方が混雑していることを確認すると、前記ステップの走行速度を前記第1徐行速度よりも遅い第2徐行速度に設定する
ことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。 - 前記走行制御部が前記降り口の近傍領域が混雑していることを確認したことに応じて、前記降り口の近傍領域に設けられた音声出力手段を通じて、前記降り口の近傍領域の利用者に対し、前記降り口の近傍領域の混雑解消を促すためのアナウンスを出力するアナウンス制御部
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの制御装置。 - 前記混雑状況監視部は、前記ステップに駆動力を加える駆動機の負荷を監視し、その駆動機の負荷を用いて、前記搬送領域の混雑状況を監視する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアの制御装置。 - 前記混雑状況監視部は、前記乗り口に繋がっている管理区画の境界部で利用者の通行を管理する通行管理装置と通信可能になっており、前記通行管理装置から受けた通行管理情報を用いて、前記乗り口の近傍領域の混雑状況を監視する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の乗客コンベアの制御装置。
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JP2014091626A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | 乗客コンベア |
CN105540398A (zh) * | 2016-02-22 | 2016-05-04 | 广州铁路职业技术学院 | 自动扶梯意外事故急救方法 |
JP2021084752A (ja) * | 2019-11-27 | 2021-06-03 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 乗客コンベアのアナウンスシステム |
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