JP2018104160A - 乗客コンベアシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗客コンベア上で携帯機器を操作している乗客を検知し、注意喚起を行うことが可能な乗客コンベアシステムを提供すること。【解決手段】 一実施形態に係る乗客コンベアシステムは、乗客コンベアを撮影するカメラと、カメラによって撮影された撮影画像に基づいて、乗客コンベア上の乗客を検知する乗客検知手段と、乗客検知手段によって検知された乗客の中に間違った乗車姿勢の乗客がいるか否かを判定する姿勢判定手段と、姿勢判定手段によって間違った乗車姿勢の乗客がいると判定された場合、当該乗客が間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続しているか否かを判定する注意喚起判定手段と、注意喚起判定手段によって間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続していると判定された場合、当該間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行う注意喚起手段とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアシステムに関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等の携帯機器の普及に伴い、エスカレータ等の乗客コンベアに乗車しながら携帯機器を操作する乗客が増加している。
乗客コンベアに乗車しながら携帯機器を操作する乗客の傾向として、乗客コンベアに設置されたハンドレールを把持しない、携帯機器の操作に夢中になるあまり周囲への注意が散漫になる等、の傾向がある。このため、携帯機器を操作している乗客は、降り口の接近に気付かず、降り口で転倒する等の事故を引き起こす恐れがある。さらには、携帯機器を操作している乗客が転倒したことに起因して、他の乗客が巻き添えになり、将棋倒しになる等の事故を引き起こす恐れもある。
特開2014−169175号公報
本発明が解決しようとする課題は、乗客コンベア上で携帯機器を操作している乗客を検知し、注意喚起を行うことが可能な乗客コンベアシステムを提供することである。
一実施形態に係る乗客コンベアシステムは、乗客コンベアを撮影するカメラと、前記カメラによって撮影された撮影画像に基づいて、前記乗客コンベア上の乗客を検知する乗客検知手段と、前記乗客検知手段によって検知された乗客の中に間違った乗車姿勢の乗客がいるか否かを判定する姿勢判定手段と、前記姿勢判定手段によって間違った乗車姿勢の乗客がいると判定された場合、当該乗客が間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続しているか否かを判定する注意喚起判定手段と、前記注意喚起判定手段によって間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続していると判定された場合、当該間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行う注意喚起手段とを具備する。
図1は、一実施形態に係る乗客コンベアシステムの概略構成例を示す図である。 図2は、同実施形態に係るカメラユニットの設置例を示す図である。 図3は、同実施形態に係るカメラユニットの機能構成例を示すブロック図である。 図4は、エスカレータの正しい乗車姿勢を説明するための図である。 図5は、エスカレータの間違った乗車姿勢を説明するための図である。 図6は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの注意喚起の方法を説明するための図である。 図8は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの注意喚起の方法を説明するための図である。 図9は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの注意喚起の方法を説明するための図である。 図10は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの注意喚起の方法を説明するための図である。 図11は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの注意喚起の方法を説明するための図である。 図12は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムの別の動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、同実施形態に係る乗客コンベアシステムのさらに別の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、一実施形態に係る乗客コンベアシステムの概略構成例を示す。なお、本実施形態では、乗客コンベアがエスカレータである場合を想定して説明するが、これに限定されず、乗客コンベアは動く歩道などであっても良い。図中の10は、エスカレータ全体を示す。
エスカレータ10は、例えば、建物の上階と下階との間に傾斜して設置される。このエスカレータ10は、隙間なく連結された多数の踏段(ステップ)11を上部機械室12の乗降口と下部機械室13の乗降口との間で循環移動させることで、踏段11上に搭乗した乗客を搬送する。
各踏段11は、無端状の連結チェーン14によって連結されており、建物の床下に設置されたトラス15内に配置されている。トラス15の内部には、上部スプロケット16と下部スプロケット17が配置されており、これらの間に連結チェーン14が巻き掛けられている。
上部スプロケット16と下部スプロケット17のいずれか一方(この例では上部スプロケット16)には、モータや減速機などを有する駆動装置18が連結されている。この駆動装置18により、スプロケット16,17が回転し、スプロケット16,17に噛み合う連結チェーン14を介して複数の踏段11が図示しない案内レールにガイドされながら上部機械室12の乗降口と下部機械室13の乗降口との間を循環移動する。
また、トラス15の上部には、各踏段11の両側面と対向するように一対の図示しないスカートガードが踏段11の移動方向に沿って設置されている。この一対のスカートガード上にそれぞれ欄干19が立設されている。この欄干19の周囲にはベルト状のハンドレール20が装着されている。ハンドレール20は、踏段11に搭乗している乗客が把持する手摺であり、例えば駆動装置18の駆動力が伝達されることで、踏段11の移動と同期して周回する。
上部機械室12及び下部機械室13の乗降口には、乗降板がそれぞれ設置される。乗降板は、乗客がエスカレータ10の乗降時にその上を通行するものである。乗客がエスカレータ10の乗降時に通行する通路は、複数の乗降板によって構成され、各乗降板は個別に取り外し可能に設置される。上部機械室12及び下部機械室13は、この乗降板の下方にそれぞれ設けられている。すなわち、乗降板は、上部機械室12及び下部機械室13の天井にも相当する。
上部機械室12には、駆動装置18の他に、エスカレータ10の運行制御を行う制御盤(以下、エスカレータ制御装置と表記する)21が設置されている。このエスカレータ制御装置21は、降り口近辺に設置されるカメラユニット30と有線または無線によって接続される。スピーカ22は、例えば、カメラユニット30の横に設置され、カメラユニット30と有線または無線によって接続される。なお、スピーカ22の設置場所は、カメラユニット30の横に限定されず、エスカレータ10の任意の場所で構わない。
図2は、カメラユニット30の設置方法の一例を示す図である。カメラユニット30は、エスカレータ10に乗車している乗客を前方から撮影可能な降り口近辺に設置され、例えば図2(a)に示すように、上方に設置された別の号機の下部に設置されても良いし、上方に別の号機が設置されていない場合、図2(b)に示すように、天井に設置されても良いし、図2(c)に示すように、降り口近辺にポールを立設し、そのポールに設置されても良い。なお、図2では、エスカレータ10が上りエスカレータである場合のカメラユニット30の設置方法について説明したが、エスカレータ10が下りエスカレータである場合もカメラユニット30の設置方法は同じであるため、ここではその詳しい説明を省略する。
図3は、カメラユニット30の機能構成を示すと共に、カメラユニット30と、エスカレータ制御装置(制御盤)21及びスピーカ22との接続関係を示す機能ブロック図である。カメラユニット30は、図3に示すように、エスカレータ制御装置21及びスピーカ22と有線または無線にて各々接続される。カメラユニット30は、図3に示すように、エスカレータ10全体を撮影範囲に含むカメラ31と、カメラ31によって連続的に撮影された画像をリアルタイムに解析可能な画像解析部32とを備えている。
カメラ31は、小型の監視用カメラであり、例えば1秒間に数コマの画像を連続的に撮影可能であるものとする。
カメラ31によって連続的に撮影された画像は、画像解析部32によってリアルタイムに解析処理される。この画像解析部32を機能的に分けると、乗客検知部32a、姿勢判定部32b、注意喚起判定部32c及び注意喚起部32dで構成される。
乗客検知部32aは、カメラ31によって連続的に撮影された画像からエスカレータ10に乗車している乗客を検知する乗客検知処理を実行する。乗客検知部32aは、画像解析部32によって撮影画像が取得されると、公知の任意の方法で撮影画像から乗客を検知する。例えば、乗客検知部32aは、撮影画像からx方向、y方向、z方向の3次元情報を取得し、この3次元情報の分布を解析して、撮影画像の中から乗客に相当する部分を抽出することによって乗客を検知する。
姿勢判定部32bは、乗客検知部32aによって検知された乗客の姿勢が間違った乗車姿勢であるか否かを判定する姿勢判定処理を実行する。具体的には、姿勢判定部32bは、画像解析部32内の図示せぬメモリに予め記憶された間違った乗車姿勢の人物を撮影した画像(比較画像)と、乗客検知部32aによって乗客が検知された撮影画像とを比較し、撮影画像内の乗客の乗車姿勢が間違った乗車姿勢と類似しているか否かを判定する。この判定の結果、撮影画像内の乗客の乗車姿勢が間違った乗車姿勢に類似していると判定された場合(つまり、撮影画像内の乗客の乗車姿勢と間違った乗車姿勢との一致率が所定値以上であった場合)、姿勢判定部32bは、乗客検知部32aによって検知された乗客の乗車姿勢は間違った乗車姿勢であると判定する。
ここで、図4及び図5を参照して、正しい乗車姿勢と間違った乗車姿勢とについて説明する。
図4は、正しい乗車姿勢について説明するための図であり、図4(a)及び図4(b)は、共に正しい乗車姿勢の一例を示す。図5は、間違った乗車姿勢について説明するための図であり、図5(a)及び図5(b)は、共に間違った乗車姿勢の一例を示す。
エスカレータ10の乗車姿勢として正しい乗車姿勢とは、図4(a)に示すように、踏段11上の図示せぬ黄色い線の内側に立ち止まった上で、ハンドレール20を把持し、視線がエスカレータ10の進行方向に向かって前方向を向いている(つまり、顔が前方向を向いている)姿勢のことを指す。又は、図4(b)に示すように、踏段11上の図示せぬ黄色い線の内側に立ち止まった上で、両腕を下げ、視線がエスカレータ10の進行方向に向かって前方向を向いている姿勢のことを指す。
一方、エスカレータ10の乗車姿勢として間違った乗車姿勢とは、図5(a)に示すように、エスカレータ10の進行方向に向かって片腕を差し出し、その腕を手の指先が上方向を向くように曲げ、視線が下方向に向かっている(つまり、顔が踏段側を向いている)姿勢のことを指す。又は、図5(b)に示すように、エスカレータ10の進行方向に向かって両腕を差し出し、その腕を手の指先が上方向を向くように曲げ、視線が下方向に向かっている姿勢のことを指す。具体的には、間違った乗車姿勢とは、例えば、スマートフォン等の携帯機器を使用している姿勢のことを指す。
注意喚起判定部32cは、姿勢判定部32bによって間違った乗車姿勢であると判定された乗客が当該間違った乗車姿勢を継続している時間をカウントし、当該カウントされた時間が所定時間を超えたか否かを判定する処理を実行する。なお、この判定の結果、所定時間を超えて、間違った乗車姿勢を継続している場合、注意喚起判定部32cは、当該間違った乗車姿勢の乗客を注意喚起対象者として認識する。また、ここでは、注意喚起判定部32cは、時間をカウントするとしたが、これに限定されず、間違った乗車姿勢の乗客が検知された撮影画像からの画像の枚数(コマ数)をカウントするとしても良い。
注意喚起部32dは、注意喚起判定部32cによって注意喚起対象者として認識された乗客に対して注意喚起を行う。具体的には、注意喚起部32dは、エスカレータ10の運転速度を変更する又はスピーカ22から音声や警告音を出力して、注意喚起対象者に対して正しい乗車姿勢をとることを促す処理を実行する。例えば、エスカレータ10の運転速度が現在の速度より低速に変更される、又は「危険ですので、エスカレータ上でのスマートフォンのご使用はお控え下さい。」等の音声がスピーカ22から出力される。
次に、図6のフローチャートを参照して、以上のように構成される乗客コンベアシステムの動作の一例について説明する。なお、ここでは、カメラユニット30に含まれるカメラ31は、乗客の有無に関わらず、常時電源オンになっているものとするが、これに限定されず、例えばエスカレータ10の乗り口や踏段11に乗客が乗車したことを検知可能なセンサを設けておき、当該センサによって乗客が乗車したことが検知された場合に、電源オフから電源オンに切り替えられ、撮影を開始するとしても良い。これによれば、カメラユニット30によって消費される電力を常時電源オンの場合に比べて低減させることができる。
まず、カメラユニット30に含まれるカメラ31によって撮影された画像が取得されると、画像解析部32内の乗客検知部32aは、当該撮影画像を用いて、エスカレータ10に乗車している乗客を検知する乗客検知処理を実行する(ステップS1)。続いて、画像解析部32内の姿勢判定部32bは、乗客検知処理によって検知された乗客の中に、間違った乗車姿勢の乗客(具体的には、スマートフォンを使用している乗客)がいるか否かを判定する(ステップS2)。詳しくは、姿勢判定部32bは、画像解析部32内の図示せぬメモリに予め記憶された画像を参照して、エスカレータ10の進行方向に向かって片腕又は両腕を差し出し、その腕を手の指先が上方向を向くように曲げ、視線が下方向に向かっている姿勢に類似した乗車姿勢の乗客がいるか否かを判定する。
なお、間違った乗車姿勢の乗客がいない場合(ステップS2のNO)、上記したステップS1の処理に戻り、画像解析部32は、次の撮影画像についても同様の処理を実行する。
一方、間違った乗車姿勢の乗客がいる場合(ステップS2のYES)、画像解析部32は、これ以降に取得される撮影画像においては、当該間違った乗車姿勢の乗客のみに着目して、各種処理を実行する。なお、上記したステップS2の処理において、間違った乗車姿勢の乗客が複数人みつかった場合、画像解析部32は、降り口に最も近い乗客に着目するものとする。
画像解析部32内の注意喚起判定部32cは、間違った乗車姿勢の乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいるか否かを判定する(ステップS3)。なお、間違った乗車姿勢のままでない、つまり、当該乗客の乗車姿勢が正しい乗車姿勢に戻った場合(ステップS3のNO)、画像解析部32は、当該乗客に着目するのをやめて、次の撮影画像に関し、上記したステップS1の処理を再度実行する。
乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいる場合(ステップS3のYES)、注意喚起判定部32cは、上記したステップS2の処理において当該乗客を検知してからの時間、つまり、当該乗客が間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えたか否かを判定する(ステップS4)。なお、間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えていない場合(ステップS4のNO)、画像解析部32は、上記したステップS3の処理を再度実行する。
間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えている場合(ステップS4のYES)、注意喚起判定部32cは、当該間違った乗車姿勢を継続している乗客を注意喚起対象者として認識し、画像解析部32内の注意喚起部32dは、当該注意喚起対象者に対して、音声アナウンスによる注意喚起を行うために、スピーカ22に第1の制御指示信号を出力する。スピーカ22は、当該第1の制御指示信号の入力を受けると、音声アナウンスによる注意喚起を行う(ステップS5)。具体的には、「危険ですので、エスカレータ上でのスマートフォンのご使用をお控え下さい。」等の音声をスピーカ22から流し、注意喚起を行う。
その後(例えば、上記したステップS5の注意喚起から一定時間経過後)、画像解析部32内の注意喚起判定部32cは、音声アナウンスによる注意喚起が行われたにも関わらず、乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいるか否かを判定する(ステップS6)。なお、間違った乗車姿勢のままでない、つまり、当該乗客の乗車姿勢が正しい乗車姿勢に戻った場合(ステップS6のNO)、画像解析部32は、当該乗客に着目するのをやめて、次の撮影画像に関し、上記したステップS1の処理を再度実行する。
一方、乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいる場合(ステップS6のYES)、画像解析部32内の注意喚起部32dは、上記した注意喚起対象者に対して、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行うために、エスカレータ制御装置21に第2の制御指示信号を出力する。エスカレータ制御装置21は、当該第2の制御指示信号の入力を受けると、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行う(ステップS7)。具体的には、エスカレータ10の運転速度を現在よりも遅い速度に変更して(つまり、通常運転から低速運転に変更して)、注意喚起を行う。このとき、注意喚起部32dは、第2の制御指示信号と共に第1の制御指示信号をエスカレータ制御装置21に出力しても良い。つまり、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行うと共に、音声アナウンスによる注意喚起を行うとしても良い。この場合にスピーカ22から流される音声は、「危険防止のため、エスカレータの運転速度が遅くなります。」等であっても良い。
その後、画像解析部32内の注意喚起判定部32cは、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起が行われたにも関わらず、乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいるか否かを判定する(ステップS8)。なお、間違った乗車姿勢のままでない、つまり、当該乗客の乗車姿勢が正しい乗車姿勢に戻った場合(ステップS8のNO)、画像解析部32は、当該乗客に着目するのをやめて、次の撮影画像に関し、上記したステップS1の処理を再度実行する。
一方、乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいる場合(ステップS8のYES)、画像解析部32内の注意喚起部32dは、上記した注意喚起対象者に対して、エスカレータ10の運転を停止することによる注意喚起を行うために、エスカレータ制御装置21に第3の制御指示信号を出力する。エスカレータ制御装置21は、当該第3の制御指示信号の入力を受けると、エスカレータ10の運転を停止することによる注意喚起を行い(ステップS9)、ここでの処理を終了させる。なお、注意喚起部32dは、第3の制御指示信号と共に第1の制御指示信号をエスカレータ制御装置21に出力しても良い。つまり、エスカレータ10の運転を停止することによる注意喚起を行うと共に、音声アナウンスによる注意喚起を行うとしても良い。この場合にスピーカ22から流される音声は、「危険防止のため、エスカレータを停止します。」等であっても良い。
なお、注意喚起対象者への注意喚起のためにスピーカ22から流される音声アナウンスは、所定時間経過後に停止される。同様に、注意喚起対象者への注意喚起のために変更されるエスカレータ10の運転速度は、所定時間経過後に元に戻される。
また、ここでは、注意喚起部32dによる注意喚起が段階的に厳しくなっていく(変化していく)場合を想定しているが、これに限定されず、注意喚起部32dによる注意喚起は、間違った乗車姿勢の乗客の現在位置にしたがって、注意喚起の方法を変えて行われても良い。
例えば、図7に示すように、エスカレータ10の領域を、乗り口近辺の第1の領域R1と、エスカレータ10の中間部の第2の領域R2と、エスカレータ10の降り口近辺の第3の領域R3との3つの領域に分割し、これら3つの領域R1〜R3の中のどの領域において間違った乗車姿勢の乗客が検知されたかにしたがって、注意喚起部32dは注意喚起の方法を変えて、注意喚起を行う。具体的には、注意喚起部32dは、乗り口近辺の第1の領域R1において、間違った乗車姿勢の乗客が検知された場合、降り口まではまだ距離があるので、音声アナウンスを流すのみとし、中間部の第2の領域R2において、間違った乗車姿勢の乗客が検知された場合、降り口が徐々に近づいてきているので、音声アナウンスを流すと共にエスカレータ10の運転速度を低速にし、降り口近辺の第3の領域R3において、間違った乗車姿勢の乗客が検知された場合、すぐに降り口に着いてしまうので、音声アナウンスを流すと共にエスカレータ10の運転を停止させて、注意喚起を行っても良い。
また、注意喚起部32dは、乗客の人数とその位置関係にしたがって、注意喚起の方法を変えて注意喚起を行っても良い。例えば、図8に示すように、間違った乗車姿勢の乗客以外に乗客がいない場合、間違った乗車姿勢に起因して当該乗客が万が一転倒したとしても、他の乗客がいないため、将棋倒し等の2次被害が生じる可能性がない。このため、注意喚起部32dは、音声アナウンスを流す注意喚起のみを行うとしても良い。
一方、図9及び図10に示すように、間違った乗車姿勢の乗客以外にも乗客がいる場合であって、その他の乗客の中の少なくとも1人が間違った乗車姿勢の乗客よりもエスカレータ進行方向に向かって後方にいる場合、間違った乗車姿勢に起因して当該乗客が万が一転倒すると、当該乗客よりも後方にいる乗客も巻き添えになって転倒する可能性がある。このため、注意喚起部32dは、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行うとしても良い。さらに、図11に示すように、間違った乗車姿勢の乗客以外にも乗客がいる場合であって、間違った乗車姿勢の乗客がエスカレータ進行方向に向かって最後尾にいる場合、間違った乗車姿勢に起因して当該乗客が万が一転倒したとしても、当該乗客よりも後方には乗客がいないので、他の乗客が巻き添えになって転倒する可能性は低い。このため、注意喚起部32dは、音声アナウンスを流す注意喚起のみを行うとしても良い。
なお、図6のフローチャートでは、エスカレータ10上で間違った乗車姿勢をとっている1人の乗客に着目した場合の処理について説明したが、実際には、複数人の乗客がほぼ同時にエスカレータ10上で間違った乗車姿勢をとる場合も想定される。この場合、図6に示す処理では、着目した乗客以外の挙動を把握することができないので、次のような不都合が生じ得る。
例えば、着目した乗客の乗車姿勢が注意喚起を行う前に正しい乗車姿勢に戻った場合、着目していた乗客とほぼ同時に間違った乗車姿勢をとり始めた乗客がいるにも関わらず、再度最初から処理を実行し、新たに着目した乗客について注意喚起を行うか否かを判定する必要がある。このため、新たに着目した乗客が実際には所定時間を超えて、間違った乗車姿勢をとっているにも関わらず、注意喚起を行うことができない、又は注意喚起を行うまでに時間がかかってしまうという不都合が生じ得る。以下では、このような場合も考慮した乗客コンベアシステムの動作の一例について説明する。
図12は、一実施形態に係る乗客コンベアシステムの動作の一例を示すフローチャートである。なお、既に説明した図6のフローチャートの処理と同様な処理には同一の符号を付し、ここではその詳しい説明を省略するものとする。
上記したステップS1及びS2の処理が実行され、間違った乗車姿勢の乗客がいる場合(ステップS2のYES)、画像解析部32は、当該乗客を間違った乗車姿勢の乗客の1人として認識する。そして、画像解析部32内の注意喚起判定部32cは、当該乗客以外に既に間違った乗車姿勢の乗客として認識された乗客がいるか否かを判定する(ステップS10)。
既に間違った乗車姿勢の乗客として認識された乗客がいる場合(ステップS10のYES)、注意喚起判定部32cは、既に認識された乗客の人数(例えばN人、但しNは1以上の整数であるものとする)にしたがって、今回認識された乗客にN+1番目のタグ(識別情報)を付与する(ステップS11)。タグとは、間違った乗車姿勢の乗客として何番目に認識されたかを示す識別情報である。
続いて、注意喚起判定部32cは、今回認識された乗客を検知してからの時間、つまり、当該乗客が間違った乗車姿勢を継続している時間の計測(カウント)を開始する(ステップS12)。次に、注意喚起判定部32cは、次の撮影画像において、N+1番目のタグが付与された乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいるか否かを判定する(ステップS13)。なお、この乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいる場合(ステップS13のYES)、注意喚起判定部32cは、間違った乗車姿勢を継続している時間の計測を継続し(ステップS14)、次の撮影画像においても同様に、上記したステップS13の処理を実行する。
一方、間違った乗車姿勢のままでない、つまり、正しい乗車姿勢に戻った場合(ステップS13のNO)、注意喚起判定部32cは、N+1番目のタグが付与された乗客に関し、間違った乗車姿勢を継続している時間の計測を終了すると共に、もしN+2番目以降のタグがこの時点で既に付与されていた場合、N+2番目以降のタグを1つずつ繰り上げ更新し(例えば、N+2番目のタグはN+1番目のタグに更新される)(ステップS15)、ここでの処理を終了させる。
上記したステップS10の処理において、既に間違った乗車姿勢の乗客として認識された乗客がいない場合(ステップS10のNO)、注意喚起判定部32cは、今回認識された乗客に1番目のタグを付与する(ステップS16)。その後、注意喚起判定部32cは、今回認識された乗客を検知してからの時間、つまり、当該乗客が間違った乗車姿勢を継続している時間の計測(カウント)を開始する(ステップS17)。
続いて、注意喚起判定部32cは、次の撮影画像において、1番目のタグが付与された乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいるか否かを判定する(ステップS18)。なお、この乗客が未だに間違った乗車姿勢のままでいる場合(ステップS18のYES)、注意喚起判定部32cは、当該乗客を検知してからの時間、つまり、当該乗客が間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えたか否かを判定する(ステップS19)。
間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えていない場合(ステップS19のNO)、注意喚起判定部32cは、間違った乗車姿勢を継続している時間の計測を継続し(ステップS20)、次の撮影画像においても同様に、上記したステップS18の処理を実行する。一方、間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えた場合(ステップS19のYES)、注意喚起部32dは、上記したステップS5以降の処理を順に実行する。
上記したステップS18の処理において、間違った乗車姿勢のままでない、つまり、正しい乗車姿勢に戻った場合(ステップS18のNO)、注意喚起判定部32cは、この時点で当該乗客以外に間違った乗車姿勢の乗客として認識された乗客がいるか否かを判定する(ステップS21)。なお、間違った乗車姿勢の乗客として認識された他の乗客がいない場合(ステップS21のNO)、注意喚起判定部32cは、間違った乗車姿勢を継続している時間の計測を終了し(ステップS22)、ここでの処理を終了させる。
一方、間違った乗車姿勢の乗客として認識された他の乗客がいる場合(ステップS21のYES)、注意喚起判定部32cは、1番目のタグが付与された乗客に関し、間違った乗車姿勢を継続している時間の計測を終了すると共に、残りの全てのタグを1つずつ繰り上げ更新し(ステップS23)、新たに1番目のタグが付与された乗客に関し、上記したステップS18の処理を実行する。
これによれば、新たに1番目のタグが付与された乗客に関し、間違った乗車姿勢を継続している時間は2番目のタグが付与されているときに既に計測が開始されているため、上記した不都合を解消することができる。すなわち、タグが更新されて、新たに1番目のタグが付与されたとしても、2番目のタグが付与されているときに計測された時間がリセットされることなく、間違った乗車姿勢を継続している時間を正しくカウントすることができるので、上記した不都合を解消することができる。
図6のフローチャートでは、エスカレータ10上で間違った乗車姿勢をとっている1人の乗客に着目した場合の処理について説明し、図12のフローチャートでは、エスカレータ10上で間違った乗車姿勢をとっている全ての乗客に着目した場合の処理について説明したが、エスカレータ10上で間違った乗車姿勢をとっている特定の乗客に着目せずに、間違った乗車姿勢の乗客が少なくとも1人いるか否かに着目した処理が実行されても良い。以下では、図13のフローチャートを参照して、この処理について説明する。
図13は、一実施形態に係る乗客コンベアシステムの動作の一例を示すフローチャートである。なお、既に説明した図6及び図12のフローチャートの処理と同様な処理には同一の符号を付し、ここではその詳しい説明を省略するものとする。
上記したステップS1及びS2の処理が実行され、間違った乗車姿勢の乗客がいる場合(ステップS2のYES)、画像解析部32内の注意喚起判定部32cは、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客が連続して検知されている時間が所定時間を超えたか否かを判定する(ステップS30)。なお、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客が連続して検知されている時間が所定時間を超えていない場合(ステップS30のNO)、画像解析部32は、次の撮影画像において、上記したステップS1の処理を実行する。
一方、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客が連続して検知されている時間が所定時間を超えている場合(ステップS30のYES)、注意喚起部32dは、上記したステップS5の処理を実行し、その後、注意喚起判定部32cは、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客が上記したステップS30の時点からさらに連続して検知され続けているか否かを判定する(ステップS31)。なお、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客がさらに連続して検知され続けていない場合(ステップS31のNO)、画像解析部32は、次の撮影画像において、上記したステップS1の処理を実行する。
その一方で、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客がさらに連続して検知され続けている場合(ステップS31のYES)、注意喚起部32dは、上記したステップS7の処理を実行し、その後、注意喚起判定部32cは、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客が上記したステップS31の時点からさらに連続して検知され続けているか否かを判定する(ステップS32)。なお、少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客がさらに連続して検知され続けていない場合(ステップS32のNO)、画像解析部32は、次の撮影画像において、上記したステップS1の処理を実行する。
少なくとも1人の間違った乗車姿勢の乗客がさらに連続して検知され続けている場合(ステップS32のYES)、注意喚起部32dは、上記したステップS9の処理を実行し、ここでの処理を終了させる。
これによれば、ある特定の乗客が間違った乗車姿勢を所定時間超えて継続しているか否かではなく、間違った乗車姿勢をとっている乗客が検知され続けた時間が所定時間を超えているか否かに基づいて、注意喚起を行うか否かを判定しているため、図6及び図12の処理に比べて、誤った注意喚起は増えてしまうものの、処理を簡素化することができ、画像解析部32にかかる処理負荷を減らすことができる。
本実施形態においては、間違った乗車姿勢が、エスカレータ10の進行方向に向かって片腕又は両腕を差し出し、その腕を手の指先が上方向を向くように曲げ、視線が下方向に向かっている姿勢、具体的には、スマートフォンを使用している姿勢であるとしたが、これに限定されず、次のような姿勢が間違った姿勢と定義されても良い。例えば、ハンドレール20を把持していない乗客の乗車姿勢、エスカレータ進行方向とは逆の方向を向いて乗車している乗客の乗車姿勢、踏段11上に座っている又は寝転んでいる乗客の乗車姿勢、踏段11を歩いている又は走っている乗客の乗車姿勢、欄干19から乗り出している乗客の乗車姿勢、等が間違った乗車姿勢と定義されても良い。
また、本実施形態においては、注意喚起の方法として、音声アナウンスを流すこと、エスカレータ10の運転速度を変更することを一例として挙げたが、これに限定されず、例えば、図示せぬ既設のエスカレータ照明を点滅させたり、その点灯色を変更したりすることで、注意喚起を行っても良い。さらに、本実施形態においては、段階的に注意喚起の方法を変えて注意喚起が行われる場合について説明したが、これに限定されず、注意喚起は少なくとも1つの方法にて行われれば良い(例えば、音声アナウンスを流すのみ、エスカレータ10の運転速度を変更するのみ、等)。
さらに、本実施形態においては、図8〜図11を参照して、間違った乗車姿勢の乗客以外に乗客がいない場合、音声アナウンスを流す注意喚起のみを行うとし、間違った乗車姿勢の乗客以外にも乗客がいる場合であって、その他の乗客の中の少なくとも1人が間違った乗車姿勢の乗客よりも後方にいる場合、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行うとし、間違った乗車姿勢の乗客以外にも乗客がいる場合であって、間違った乗車姿勢の乗客が最後尾にいる場合、音声アナウンスを流す注意喚起のみを行うと説明したが、注意喚起の方法はこれに限定されない。
例えば、間違った乗車姿勢の乗客以外に乗客がいない場合、エスカレータ10の運行上、他の乗客に迷惑がかかることがないので、エスカレータ10を停止させることによる注意喚起を行うとしても良い。また、間違った乗車姿勢の乗客以外にも乗客がいる場合、エスカレータ10の運転速度を変更することによる注意喚起を行ってしまうと、他の乗客が転倒してしまう恐れがあるので、音声アナウンスを流すことによる注意喚起のみを行うとしても良い。
また、本実施形態においては、間違った乗車姿勢を継続している時間が所定時間を超えた場合に注意喚起対象者として認識するとしたが、上記した所定時間は間違った乗車姿勢の乗客を検知した位置に応じて適宜変更されるとしても良い。これによれば、乗客が降り口近辺でスマートフォンを操作し始めた場合、上記した所定時間が固定値であると所定時間経過前に降り口に着いてしまい、注意喚起を行うことができないといった不都合が生じ得るが、上記した所定時間が可変値であればこのような不都合を解消することができる。
以上説明した一実施形態によれば、乗客コンベア上で携帯機器を操作している乗客を検知し、注意喚起を行うことが可能な乗客コンベアシステムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…エスカレータ、11…踏段、12…上部機械室、13…下部機械室、14…連結チェーン、15…トラス、16…上部スプロケット、17…下部スプロケット、18…駆動装置、19…欄干、20…ハンドレール、21…制御盤、22…スピーカ、30…カメラユニット、31…カメラ、32…画像解析部、32a…乗客検知部、32b…姿勢判定部、32c…注意喚起判定部、32d…注意喚起部。
一実施形態に係る乗客コンベアシステムは、乗客コンベアを撮影するカメラと、前記カメラによって撮影された撮影画像に基づいて、前記乗客コンベア上の乗客を検知する乗客検知手段と、前記乗客検知手段によって検知された乗客の中に間違った乗車姿勢の乗客がいるか否かを判定する姿勢判定手段と、前記姿勢判定手段によって間違った乗車姿勢の乗客がいると判定された場合、当該乗客が間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続しているか否かを判定する注意喚起判定手段と、前記注意喚起判定手段によって間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続していると判定された場合、当該間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行う注意喚起手段とを具備し、前記姿勢判定手段は、前記乗客コンベアの進行方向に腕を差し出し、その腕を指先が上方向を向くように曲げ、顔が下方向を向いている姿勢を前記間違った乗車姿勢として判定する

Claims (10)

  1. 乗客コンベアを撮影するカメラと、
    前記カメラによって撮影された撮影画像に基づいて、前記乗客コンベア上の乗客を検知する乗客検知手段と、
    前記乗客検知手段によって検知された乗客の中に間違った乗車姿勢の乗客がいるか否かを判定する姿勢判定手段と、
    前記姿勢判定手段によって間違った乗車姿勢の乗客がいると判定された場合、当該乗客が間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続しているか否かを判定する注意喚起判定手段と、
    前記注意喚起判定手段によって間違った乗車姿勢を所定時間を超えて継続していると判定された場合、当該間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行う注意喚起手段と
    を具備することを特徴とする乗客コンベアシステム。
  2. 前記姿勢判定手段は、
    前記撮影画像と、メモリに予め記憶された間違った乗車姿勢の人物を撮影した比較画像とを比較し、前記撮影画像内の乗客の乗車姿勢が前記比較画像によって示される間違った乗車姿勢に類似している場合、間違った乗車姿勢の乗客がいると判定することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  3. 前記姿勢判定手段は、
    前記乗客コンベアの進行方向に腕を差し出し、その腕を指先が上方向を向くように曲げ、顔が下方向を向いている姿勢を前記間違った乗車姿勢として判定することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  4. 前記注意喚起手段は、
    前記間違った乗車姿勢の乗客に対して注意を促すための音声を流すことにより注意喚起を行うことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  5. 前記注意喚起手段は、
    前記乗客コンベアの運転速度を現在の運転速度よりも低速に変更することで、前記間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行うことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  6. 前記注意喚起手段は、
    前記乗客コンベアの運転を停止することで、前記間違った乗車姿勢の乗客に対して注意喚起を行うことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  7. 前記注意喚起手段は、
    前記間違った乗車姿勢の乗客に対して一度注意喚起を行ったにも関わらず、前記間違った乗車姿勢が継続された場合、前回とは注意喚起の方法を変更して、再度注意喚起を行うことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  8. 前記注意喚起手段は、
    前記間違った乗車姿勢の乗客の現在位置に応じて、注意喚起の方法を変更することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  9. 前記注意喚起手段は、
    前記乗客コンベア上の乗客の人数とその乗客の位置関係に応じて、注意喚起の方法を変更することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
  10. 前記カメラは、
    前記乗客コンベア上の乗客を前方から撮影可能な場所に設置されることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアシステム。
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