JP2022053677A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、乗り口を通過する乗客の組数又は人数と、降り口付近の乗客の滞留情報に基づいて降り口の混雑状況を判定或いは予測し、速度等を制御することのできる乗客コンベアを提供する。【解決手段】本発明の乗客コンベア10は、踏み段11とハンドレール12を循環駆動させるモーター17と、乗り口20aに設置され、乗り口を通過する乗客60の組数又は人数を検知する乗り口乗客検知手段40と、降り口21aに設置され、降り口における乗客の移動を検知する降り口滞留検知手段50と、乗り口乗客検知手段により検知された乗客の組数又は人数と、降り口滞留検知手段の検知結果に基づいて、降り口の混雑状況を判定する混雑判定手段32と、混雑判定手段により判定された混雑状況に基づいて、モーターの速度指令を生成する速度指令生成手段36と、速度指令生成手段による速度指令を受信し、モーターを制御するモーター制御手段37と、を具える。【選択図】図6

Description

本発明は、降り口付近の乗客の滞留を検知し、減速や停止、再加速等の速度制御を行なうエスカレーター等の乗客コンベアに関するものであり、より具体的には、乗り口を通過する乗客の組数又は人数と降り口の滞留状況から降り口の混雑状況を判定し、速度制御等を行なう乗客コンベアに関するものである。
エスカレーターや動く歩道のような乗客コンベアでは、降り口付近における乗客の滞留を検知して、乗客コンベアの速度、すなわち踏み段の移動速度を減速、加速或いは停止等する制御を行なうものがある。しかしながら、降り口付近に滞留が発生していても、エスカレーターの乗客が少ない場合には、エスカレーターの減速等を行なう必要がなく、逆にエスカレーターの減速等を行なうことで、輸送効率の低下が生ずることがある。
そこで、特許文献1では、降り口付近の乗客の滞留を検知する人検出手段に加え、エスカレーターのモーターに流れる電流を検出し、その負荷に基づいてエスカレーターの乗客を考慮しつつ、エスカレーターの減速等を行なう制御装置を開示している。
特許第4867626号公報
特許文献1では、モーターに流れる電流に基づいて算出されるエスカレーター全長に亘る負荷情報から、エスカレーターの乗客の重量の総和に相当する情報を検出している。しかしながら、エスカレーターの負荷は乗客重量だけでなく様々な要因に左右される。すなわち、負荷情報から算出される乗客重量と、実際の乗車人数との間に乖離が生じることがあり、エスカレーターの減速等の制御を適切に行なうことができないことがある。
本発明は、乗り口を通過する乗客の組数又は人数と、降り口付近の乗客の滞留情報に基づいて降り口の混雑状況を判定或いは予測し、速度等を制御することのできる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の乗客コンベアは、
踏み段とハンドレールを循環駆動させるモーターと、
乗り口に設置され、前記乗り口を通過する乗客の組数又は人数を検知する乗り口乗客検知手段と、
降り口に設置され、前記降り口における乗客の移動を検知する降り口滞留検知手段と、
前記乗り口乗客検知手段及び前記降り口滞留検知手段からの情報に基づいて、前記降り口の混雑状況を判定する混雑判定手段と、
前記混雑判定手段により判定された前記混雑状況に基づいて、前記モーターの速度指令を生成する速度指令生成手段と、
前記速度指令生成手段による前記速度指令を受信し、前記モーターを制御するモーター制御手段と、
を具える。
前記混雑判定手段は、前記乗り口乗客検知手段により検知された前記乗客の組数又は人数に基づき、前記乗客コンベアに乗車している乗客の積載率を算出する乗客位置検知手段を具え、前記積載率と前記降り口滞留検知手段からの情報に基づいて前記降り口の混雑状況を判定する構成とすることができる。
前記混雑判定手段は、前記乗り口乗客検知手段により検知された乗客が乗った踏み段を特定し、前記乗客の乗った踏み段の位置と数から前記降り口に到着するタイミングを算出する乗客位置検知手段を具え、前記乗客の乗った踏み段の位置と数に基づいて前記降り口の混雑状況を判定する構成とすることができる。
前記乗り口乗客検知手段、及び/又は、前記降り口滞留検知手段は、測域センサーとすることができる。
本発明の乗客コンベアでは、乗り口乗客検知手段は、乗客コンベアに乗車するために乗り口を通過する乗客の組数又は人数を乗客検知手段により取得する。また、降り口滞留検知手段は、降り口における乗客を検知する。そして、混雑判定手段は、得られた乗客の組数又は人数と、降り口で検知された乗客から算出される滞留状況に基づいて混雑状況を判定し、モーターを制御する。乗り口から乗車する乗客の組数又は人数は、乗客検知手段により直接検知されるから、モーターの負荷に基づいて乗客重量を算出する場合に比べて乗客コンベア上の実際の乗車組数又は人数を正しく把握することができる。乗客の組数又は人数から降り口に到着する乗客の数を正しく判定し、混雑状況を判定・予測できるから、乗客コンベアの速度を緩やかに変化させることができ、急減速等を防止でき、乗客の転倒や転落等の不測の事態を予防し、乗り心地の低下も防止できる。乗客コンベアの乗客の組数又は人数から、乗客コンベアの積載率を算出し、上記制御に用いることもできる。
図1は、本発明を適用できるエスカレーターの概略構成図である。 図2は、乗り口近傍の平面模式図である。 図3は、降り口近傍の斜視図である。 図4は、降り口近傍の平面模式図である。 図5は、本発明のエスカレーターの制御システムの一実施形態を示すブロック図である。 図6は、各踏み段に乗車している乗客の組数の増減と乗車している踏み段の推移を示す説明図である。 図7は、降り口近傍のセンサーの距離データの一例を示している。 図8は、実施例のフローチャートである。 図9は、測定領域TR,TLの一方又は両方に物体を検出したパターン1の平面模式図である。 図10は、測定領域TR,TLを跨いで物体を検出したパターン2の平面模式図である。 図11は、一方の物体が他方の物体の死角となり、何れかのセンサーにより物体を検出できないパターン3の平面模式図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、乗客コンベアとしてエスカレーター10を例に挙げるが、乗客コンベアは、所謂動く歩道などであっても構わない。
本発明の一実施形態に係るエスカレーター10は、図1に示すように、昇降口となる上階側階床20と下階側階床21の間で踏み段11をハンドレール12と共に循環させて構成される。エスカレーター10の骨組みを形成するトラス13には、上下にスプロケット14,15を具え、これらスプロケット14,15間に踏み段11を多数連結して循環させるステップチェーン16が掛けられている。一方のスプロケット14は、モーター17に減速機18を介して動力伝達可能に連携されている。また、トラス13には、図示しないレールが上下の階床間に配設されており、踏み段11は、ステップチェーン16に牽引されて図示しないレール上を走行する。
本実施形態では、エスカレーター10は下り運転するものとし、乗り口20aを上階側階床20、降り口21aを下階側階床21として説明するが、上り運転であってもよく、この場合、上階側階床20が降り口になる。
図1乃至図4に示すように、本発明の一実施形態に係るエスカレーター10は、乗り口20aの近傍に乗り口乗客検知手段40、降り口21aの近傍に降り口滞留検知手段50を配備している。乗り口乗客検知手段40及び/又は降り口滞留検知手段50として、ToF(Time of Flight)センサーの如き測域センサーを例示できる。ToFセンサーは、投光部から発せられたレーザー光が物体に反射して受光部に戻ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離データを出力するセンサーである。なお、乗り口乗客検知手段40、降り口滞留検知手段50は、ToFセンサーに限定されるものではなく、また、超音波ToFセンサー、ToFカメラ等であってもよい。さらには、たとえば図2に示すように、乗り口乗客検知手段40は乗客の通過を検知できる光電管や1軸ToFセンサー等を採用することもできる。以下では、乗り口乗客検知手段40として光電管、降り口滞留検知手段50として測域センサーを用いた実施形態について説明する。
乗り口乗客検知手段40は、図1及び図2に示すように、乗り口20a側の内デッキボード19の内面或いは内デッキボード19の下のスカートガードに投光部41と受光部42を配置した構成とすることができる。乗り口乗客検知手段40は、エスカレーター10の進行方向に直交する向きに投光し、受光部42は、乗り口20aを乗客が通過して光43が遮られるとオン信号(HIGH)、乗客を検知せずに光43を受けるとオフ信号(LOW)を発信する。乗り口乗客検知手段40は、後述する図5に示すようにエスカレーター10の制御装置31に電気的に接続されており、制御装置31は、オン信号、オフ信号を受信する。
なお、光電管では、乗り口20aを通過する乗客組は検知できるが、同時に通過する乗客の人数を検知することができないので、本実施形態では、乗り口乗客検知手段40により検知されたオン信号と、モーター17或いは減速機の回転をエンコーダー(図示せず)のパルス信号を関連づけて、踏み段11が1ステップ移動する間に乗り口乗客検知手段40がオン信号を発した場合に乗客1組(1名又は2名)の乗車と判断し、踏み段11が複数ステップ移動する間、オン状態が継続したままであれば、各踏み段11に乗客が1組ずつ乗車したものと判断する。図2では、踏み段11に向かう乗客60(1名)が乗り口乗客検知手段40の光43を遮っている状態を示している。
乗り口乗客検知手段40として、上記した測域センサーを採用した場合には、エスカレーター10に乗車した乗客の組数だけでなく、その人数も検知することができるから、乗客の人数を後述する積載率の判断に利用すればよい。
降り口滞留検知手段50は、本実施形態では、図1、図3及び図4に示すように、降り口21aの両側に測域センサー50R,50Lを配置している。測域センサーは、図3では一方のセンサー50Rが示されているが、内デッキボード19の端縁を通常よりも長く形成し、突出した内デッキボード19の下面に配置することができる。これにより、降り口滞留検知手段50は、乗客や荷物に当たることはなくセンサーを保護することができ、また、乗客からの視線を避けつつ、乗客の足元近傍の高さを平面スキャンすることができる。センサーは、図4に符号50R,50Lで示すように、降り口21aの左右に配置することで、死角を減らして降り口21aを好適に平面スキャンすることができる。
図4は、降り口21aを上方向から見た模式図である。降り口21aは、エスカレーター10の奥行方向となる進行方向をY軸、Y軸と平面内で直交する水平方向をX軸としている。降り口21aは、左右に配置されたセンサー50R,50Lによって平面スキャンされ、各センサー50R,50Lは、距離データを出力する。たとえば、センサー50R,50Lは、所定時間毎に降り口21aを平面スキャンし、物体(乗客60)の距離データを連続的に逐次検知し続ける構成とすることができる。センサー50R,50Lは図5に示すように制御装置31に電気的に接続され、これらの距離データは制御装置31に送信される。
エスカレーター10は、制御システム30によって制御される。図5は、本発明に係る制御に関連する要部構成を示すエスカレーター10の制御システム30のブロック図である。制御システム30は、制御装置31を具え、乗り口乗客検知手段40と降り口滞留検知手段50からの受信した情報に基づいて現時点或いは所定時間後の降り口21aの混雑状況を判定、予測して、モーター17を制御する。
より詳細には、制御装置31は、図5に示すように、混雑判定手段32と速度指令生成手段36を含んでいる。混雑判定手段32は、乗り口乗客検知手段40と降り口滞留検知手段50からの受信した情報に基づいてエスカレーター10の積載率等と降り口21aの滞留状況を判断し、現時点或いは所定時間後の降り口21aの混雑状況を判定、予測する手段である。また、速度指令生成手段36は、混雑判定手段32により判定された混雑状況に基づいてモーター17の速度指令を生成する。速度指令生成手段36により生成された速度指令は、モーター制御手段となるインバーター制御手段37に送信され、モーター17が制御される。もちろん、モーター17の回転速度制御は、インバーター制御に限るものではない。
混雑判定手段32は、乗り口乗客検知手段40に接続された乗客位置検知手段33と、降り口滞留検知手段50に接続された滞留判定手段34を有する。
乗客位置検知手段33は、乗り口乗客検知手段40から得られるオン信号、オフ信号に基づき、エスカレーター10の各踏み段11に乗車した乗客60の組数又は人数(本実施形態では乗客の組数)を把握し、当該乗客60の乗車している踏み段11を特定する。そして、図示しない記憶手段にエスカレーター10上における乗客の移動を時系列データとして記憶する。
たとえば、図6に示すように、踏み段11が5ステップであって、1秒当たり1ステップ移動するエスカレーター10を例に挙げて説明する。乗り口乗客検知手段40が乗り口20aを通過する乗客を検知すると、図6(a)に示すように、乗り口20aに近い踏み段11の乗客組が1カウントアップされる。なお、踏み段11は5ステップであるため、エスカレーター10の積載率は、1/5、すなわち20%と算出される。そして、図6(b)に示すように踏み段11が1ステップ移動すると、上記乗客組は踏み段11と共に1つ下に移動する。このとき、乗り口乗客検知手段40が新たな乗客を検知すると、図6(b)のように乗り口20aに近い踏み段11の乗客組がカウントアップ(+1)され、積載率は40%と算出される。この要領で、乗客位置検知手段33は、図6(c)から図6(f)に示すように、乗客組の乗車している踏み段11の位置と数を時系列データとして記憶すると共に、エスカレーター10の積載率を算出する。なお、図6(e)から図6(f)では、踏み段11が降り口21aに到着し、乗客組が降車している。この場合、乗客組を-1してデータ更新を行なう。
上記のように乗り口乗客検知手段40のオン、オフ信号と、踏み段11の移動に基づいて、乗客位置検知手段33は、エスカレーター10の各踏み段11の乗客組の有無を時系列データと積載率として記憶し、これら情報を混雑判定部35に送信する。各踏み段11の乗客組の有無から、当該踏み段11が所定時間後に降り口21aに到着することで、乗客組が降り口21aで降車することがわかる。すなわち、エスカレーター10の積載率だけでは、エスカレーター10上の乗客組の分布はわからないが、乗客組の分布がわかることで、降り口21aに到着する乗客組のタイミングを判別することができる。また、乗客組の分布とエスカレーター10の速度を参照することで、より正確に、降り口21aに到着する乗客組のタイミングを判別することができる。
滞留判定手段34は、降り口滞留検知手段50から受信した情報に基づき、降り口21aの現時点における滞留状況を判定する。具体的実施形態として、滞留判定手段34は、センサー50R,50Lから取得した距離データに基づいて測定領域Tに存在する物体60の重心の移動速度を算出し、或いは、物体60の重心の移動速度と、降り口21aに占める物体60の幅を算出し、降り口21aにおける乗客の状況を判定する。なお、物体の重心の移動速度のみ、或いは、物体の降り口21aに占める面積のみに基づいて滞留の判定を行なうこともできる。
滞留判定手段34は、図5に示すように、たとえば、センサー50R,50Lから距離データを取得するデータ取得部34aと、データ取得部34aから距離データを得て、物体60の重心位置を算出する重心算出部34b、算出された重心位置61から重心位置61の移動速度を算出する重心移動速度算出部34c、また、データ取得部34aから距離データを得て物体60の占める幅を算出する幅算出部34dと、これらにより算出された重心移動速度と幅に基づいて降り口21aの状況を判定する滞留判定部34eを具えた構成することができる。
データ取得部34aは、センサー50R,50Lがそれぞれ所定時間毎に測定した距離データを連続的に逐次取得する。取得した距離データは、センサー50R,50Lの計測範囲によっては、必要とする測定領域Tよりも広い範囲の距離データも含まれることがある。測定領域T以外の領域については、エスカレーター10の乗客の流れとは無関係であるため、このような場合には、データ取得部34aは、所定の測定領域Tの距離データのみを抽出するようにすればよい。図7は、ToFセンサーをセンサー50R,50Lとして採用し、乗客60の足元近傍の高さを平面スキャンした1スキャン分の2次元座標系の検知結果を示す距離データの一例を示している。図を参照すると、右側のセンサー50Rにより検出された距離データ(図中黒丸印で示す)と、左側のセンサー50Lにより検出された距離データ(図中黒三角印で示す)により、乗客60の足の輪郭を示す点の集合60a,60b,60cを3対確認することができる。
データ取得部34aにより取得された距離データは、逐次連続的に重心算出部34bと、幅算出部34dに送信される。
重心算出部34bは、受信した距離データ(図7の黒丸印と黒三角印)から、その重心位置を算出する。重心算出部34bにより算出された重心位置を図7中、符号61で示す。重心算出部34bは、たとえば、受信した距離データのX軸方向成分、Y軸方向成分をそれぞれ加算し、距離データの数で除算することで重心位置61を算出できる。
算出された重心位置61は、重心移動速度算出部34cに送信される。そして、重心移動速度算出部34cは、順次受信する重心位置61から、当該重心位置61の移動速度を算出する。重心移動速度算出部34cは、たとえば、順次受信した重心位置61の差分から移動速度を算出できる。なお、重心位置61の移動速度の算出に際し、エスカレーター10の進行方向のみの速度を抽出するようにすることが望ましい。また、測定誤差等の影響を抑えるために、重心位置61の移動速度は、たとえば、移動平均とすることで算出データの微小変化を平滑化することができる。
幅算出部34dは、データ取得部34aから得た距離データに基づいて、降り口21aに存在する物体60の降り口21aに対する幅を算出する。物体60の幅は、得られた距離データのX軸方向成分の最大値、最小値から算出できる。
そして、上記重心移動速度算出部34cにて算出された重心位置61の移動速度と、幅算出部34dにて算出された物体60の幅は、滞留判定部34eに送信される。滞留判定部34eは、移動速度と幅に基づいて降り口21aの現時点における滞留状況を判定する。たとえば、重心位置61の移動速度が速く、また、降り口21aを占める物体60の幅が小さいほど、乗客はスムーズに流れており、重心位置61の移動速度が遅く、また、降り口21aを占める物体60の幅が大きいほど、降り口21aに乗客が滞留していることが判定できる。
滞留判定部34eで判定された降り口21aの乗客の滞留状況(乗客の移動速度と幅)は、混雑判定部35に送信される。
然して、混雑判定部35は、乗客位置検知手段33により得られたエスカレーター10の積載率、乗客組が乗車している踏み段11の位置と、滞留判定手段34により得られた降り口21aの滞留状況に基づいて、現時点或いは所定時間後の降り口21aの混雑状況を判定、予測する。そして、速度指令生成手段36は、混雑判定手段32の混雑判定部35からの指令に基づいて、モーター17の速度指令値を生成し、インバーター制御手段37に送信して、モーター17の速度を制御する。これにより、エスカレーター10の速度制御が実行される。
具体的には、混雑判定部35は、現在の降り口21aの滞留状況と、エスカレーター10の現時点の積載率、所定時間後に降り口21aに到着する乗客の組数から、現時点或いは所定時間後の降り口21aの混雑状況を判定、予測する。そして、混雑判定部35は、現在のエスカレーター10の運行状態に対し、降り口21aには所定閾値を超えるような混雑は発生しないと判定、予測されれば、エスカレーター10をそのままの速度で運行或いは混雑状況の改善が認められる場合には運行速度を上げるよう速度指令生成手段36に指示する。一方、混雑判定部35は、現時点或いは所定時間後に降り口21aの混雑状況が所定閾値を超える場合にはエスカレーター10(モーター17)を減速するよう速度指令生成手段36に指示し、降り口21aに到着する乗客を減らすことで、降り口21aの混雑解消を待つ。それでも降り口21aの混雑状況が改善されないと判定、予測した場合には、混雑判定部35は、速度指令生成手段36にエスカレーター10の停止を指示する。
すなわち、降り口21aに乗客の滞留が生じている状況下において、エスカレーター10から新規の乗客が降り口21aに到達すると、さらなる混雑状況が発生する虞が高い。従って、この場合には、エスカレーター10の積載率と乗客組が乗車している踏み段11の位置を参照し、モーター17(エスカレーター10)の速度を落として、降り口21aに到達する乗客を減らし、降り口21aの混雑緩和を図る。一方、降り口21aに混雑が生じている場合であっても、新規に降り口21aに到達する乗客がゼロ又は少ない場合、さらには、エスカレーター10に乗車したばかりであり、降り口21aに到達するには未だ時間が掛かるような状況であれば、降り口21aの滞留は解消する可能性があるから、モーター17の速度を落とさず運行し、乗客の輸送効率を維持する。
また、降り口21aの混雑が解消すると判定、予測した場合、或いは、降り口21aに滞留が生じていない場合には、乗客の積載率に拘わらず、モーター17(エスカレーター10)の速度を定格速度(RV)に戻して運行し、乗客の輸送効率を維持することができる。
なお、混雑判定手段32は、混雑が発生又は発生が予測される場合に、たとえば、スピーカー等により降り口21aから退去するようアナウンスすることで滞留解消を図ることができる。また、混雑の場合には、降り口21aに到達する乗客をゼロとし、また、新規にエスカレーター10に乗車する乗客をゼロにするために、上記のとおり、エスカレーター10の運行を停止することもできるが、エスカレーター10の緊急停止は復帰に手間が掛かるため、停止に代えて、極低速でモーター17を制御するようにしても構わない。
本発明では、降り口21aの混雑状況を判定、予測してモーター17の制御を行なうため、その速度制御までの時間的な余裕ができる。従って、エスカレーター10の速度制御は、急減速とする必要はなく、緩やかな速度変化とすることができる。従って、エスカレーター10の速度変化に対して乗客に与える負担を小さくすることができ、乗客の転倒や転落等の不測の事態を予防し、乗り心地の低下も防止できる。
上記のように、本発明によれば、降り口21aの滞留状況だけでなく、エスカレーター10の積載率を勘案することで、降り口21aの混雑状況を判定、予測し、エスカレーター10の速度を制御している。エスカレーター10の積載率は、乗り口20aから乗車する乗客の組数又は人数により判断できるから、エスカレーター10の負荷から重量を算出する場合に比べて実際の積載率を正しく把握することができる利点がある。
なお、上記実施形態では、降り口21aに到達する乗客は、エスカレーター10の積載率に基づいて算出したが、図6に示す乗客の組数又は人数としてもよい。この場合、降り口21aに近い踏み段11の乗客の組数又は人数には重み付けを行なって、降り口21aに近い踏み段11の乗客が混雑状況の判定に与える影響を大きくすることで、混雑状況をより正確に判定、予測でき、より正確に速度制御等の対処を行なうことができる。
また、上記実施形態では、乗り口乗客検知手段40は乗り口20aのみに設置しているが、乗り口20aと降り口21aの経路中に乗客検知手段を1又は複数設置することで、乗客が乗車中に踏み段11間を移動しても、その移動を検知でき、混雑状況の判定をより正しく行なうことができる。
以下、本発明の混雑判定、予測を採用したエスカレーター10の制御方法について、フローチャート図8に沿って説明する。本実施例では、図2に示すように乗り口20aの乗客60を光電管からなる乗り口乗客検知手段40で測定し、降り口21aの乗客の滞留を図4に点線で示す所定範囲を測定領域Tに対し、センサー50R,50Lにより距離データを測定している。
<乗り口における乗客検知>
乗り口20aでは、上記した図6に示すように、乗り口乗客検知手段40が乗客を検知する毎に乗客が乗った踏み段11を検知してオン信号を発し、乗客位置検知手段33にてエスカレーター10の積載率を算出する。なお、乗客の乗った踏み段11の位置及びその移動については、本実施例の制御では用いず、積載率のみを使用するものとする。
<降り口における滞留検知>
降り口21aでは、以下の要領で乗客の滞留が検知される。測定領域Tは、エスカレーター10の幅よりも若干広い幅に設定しており、エスカレーター10の奥行方向となる進行方向をY軸、Y軸と平面内で直交する水平方向をX軸とする矩形領域(以下の式(1-1),(1-2)で示す)として設定した。図4及び図7では、測定領域Tは、X軸方向の中央をゼロ点としている。
-データ取得ステップ-
乗客60の状況の測定が開始されると(図8のステップS1)、まず、センサー50R,50Lが測定領域Tを平面スキャンし、図5に示すように、それぞれのセンサー50R,50Lをデータ取得部34aに送信する(ステップS2)。データ取得部34aは、取得したセンサー50R,50Lの距離データについて、降り口21aに対してハンドレール12,12の幅方向中心をX軸のゼロ点とし、ハンドレール12,12の先端近傍をY軸のゼロ点としてオフセットし、座標位置を同期させる。測定領域Tは、下記式(1-1)、(1-2)で表わされ、図4及び図7中、点線で囲んだ領域として設定することができる。なお、センサー50R,50Lにより測定される当該測定領域T以外のデータは、データ取得部34aにおいて位置データにゼロを代入することで不要なデータとして除去し、必要な距離データのみを抽出をする。
Figure 2022053677000002
ステップS2において、物体が検知されなければ、重心の移動速度データをリセットし、累積データもリセットする(ステップS3)。
-重心位置及び移動速度算出ステップ-
物体がセンサー50R,50Lにより検出された場合には、データ取得部34aは、取得した距離データを、重心算出部34bに送信して重心位置を算出し、その移動速度を算出する(ステップS4)。重心算出部34bは、たとえば、得られた両センサー50R,50Lの距離データ群の奥行方向と水平方向の平均値を下記式(1-3)、(1-4)を用いて計算し、物体の重心位置61を算出する。なお、これにより算出される重心位置61は、実際に降り口21aに存在する物体の重心位置ではなく、あくまでも、抽出された距離データ群全体の重心位置となる。
Figure 2022053677000003
上記にて算出された重心位置61から、下記式(1-5)、(1-6)を用いて、重心位置61の移動速度を算出する。
Figure 2022053677000004
なお、上記数3にて算出した重心速度は、センサー50R,50Lにより得られた距離データがまとまりとして移動する速度を示すが、重心位置61を算出しているため、測定領域T内の距離データの分布度合(分布形状)に影響を受ける。すなわち、乗客の移動速度が一定であった場合であっても、先頭の人が測定領域Tを進行方向に出て行くタイミング、或いは、後続の人が測定領域Tに侵入するタイミングによっては、距離データの分布度合が急激に変化し、実際には生じていない重心速度の急激な変化が検出されることになる。これら2つのタイミングは、何れも進行方向とは逆の速度として検出される。このため、下記式(1-7)に示すように、エスカレーター10の降り口21aにおける進行方向と同じ方向の速度を正とする移動速度が検出された場合には、当該物体の速度Vを速度として採用し、負の速度が検出された場合には、前の値(Vi-1)を引き継ぐようにしている(ステップS6)。これにより、進行方向とは逆の方向で検出された移動速度の影響を小さくし、重心速度と実際の速度の誤差を極力小さく見積もるようにできる。
Figure 2022053677000005
本実施形態では、センサー50R,50Lの測定領域Tにおける距離データ群を1サンプリング毎に処理しているから、測定誤差等の影響により微小な速度変化が発生し、誤判定の原因となり得る。そこで、下記式(1-8)の如き移動平均フィルタを用いることで、得られた重心速度の移動平均を算出し、微小変化を平滑化し、閾値判定を行なう(ステップS6)。なお、この目的で、データが安定するまでデータを蓄積し、データが所定時間分だけ蓄積されてから判定を行なう(ステップS5)。なお、データを蓄積する所定時間に合わせて次数Nは設定される。
Figure 2022053677000006
<エスカレーター(モーター)の速度制御>
上記により、得られた重心速度平均値が予め設定された所定速度(V1)以上であれば(ステップS7のYES)、降り口21aには滞留はないから、エスカレーター10の速度が定格速度(RV)となるように加速、又は、定格速度(RV)で運行していれば速度維持で制御する(ステップS8)。この場合は、上記のとおり降り口21aに滞留がないから、エスカレーター10の積載率は参酌せずに制御することができる。
重心速度平均値が上記V1よりも遅い速度である場合には(ステップS7のNO、ステップS9のYES)、降り口21aには滞留が発生しつつあることが判定される。この場合、エスカレーター10が定格速度(RV)で運行中であれば、定格速度(RV)よりも遅い所定の減速速度(DS)に減速、また、減速速度(DS)で運行中であれば減速速度(DS)を維持するよう制御する(ステップS10)。これにより、エスカレーター10を減速させて降り口21aに到着する乗客の数を減らすことができ、その間にアナウンス等により降り口21aにおける乗客の滞留緩和を図ることができる。
<エスカレーター積載率による制御>
重心速度平均値が、上記V1よりもさらに遅く設定されたV2未満となった場合には(ステップS9のNO)、エスカレーター10の積載率を考慮して、降り口21aの混雑状況を判定する(ステップS11)。たとえば、エスカレーター10の積載率の閾値をL%(L%は、たとえば50%≦L%≦75%)に設定した場合、ステップS11にて積載率を参照し、積載率がL%未満の場合(ステップS11のYES)とL%以上(ステップS11のNO)でその制御を変える。
具体的には、ステップS11にて積載率がL%未満の場合(ステップS11のYES)、ステップS12に示すように未だエスカレーター10の速度を上記した減速速度(DS)に減速していない場合には(ステップS12のNO)、ステップS10に戻り、エスカレーター10の速度を定格速度(RV)から減速速度(DS)まで減速させる。これにより、滞留状況が緩和されるかどうかを待つ。一方、エスカレーター10の速度が既に減速速度(DS)となっている場合には(ステップS12のYES)、積載率がL%未満であってもさらに混雑が発生する虞があるため、緊急度は低いが、安全のためエスカレーター10(モーター17)を停止させる(ステップS13)。緊急度の低いエスカレーター10の停止であるため、減速度は緊急停止よりも小さい加速度とすればよい。
ステップS11にて積載率がL%以上の場合、エスカレーター10にたくさんの乗客組が乗車していることになるから、降り口21aがどの程度乗客で混雑し、塞がっているかを判断する(ステップS14)。すなわち、降り口21aに滞留が生じている場合であっても、降り口21aに一定幅の余裕があれば、乗客はエスカレーター10から降車して進行することができるから、たとえ滞留と判断された場合であってもエスカレーター10を停止させる(ステップS15)には至らない。一方、積載率がL%以上であって降り口21aに占める乗客(物体)の幅が大きいと、降り口21aに到着した乗客は降車できないため、エスカレーター10を停止(緊急停止)させる必要がある。
<降り口に占める検出物体の幅による制御>
そこで、ステップS11がNOの場合、ステップS14に進み、センサー50R,50Lにより検出された物体の距離データから、幅算出部34d(図5参照)は、降り口21aにおける物体の幅を算出する。この場合、たとえば、測定領域Tをゼロ点を中心としてX軸方向の2つの測定領域TR,TLに分け、各測定領域TR,TLにおける各センサー50R,50LのX軸方向の最大値と最小値を得て、物体の幅とその重心位置を計算すればよい。以下、幅の計算例を示す。
(パターン1:測定領域TR,TLの一方又は両方に物体60,60dを検出した場合)
まず、図9に示すように、X軸方向において、各センサー50R,50Lが正負の測定領域TR,TLの一方又は両方に物体60を検出したパターンである。この場合、各センサー50R,50Lがそれぞれ正、負の測定領域TR,TLで検出した物体のX軸方向の最大値と最小値から、下記式(2-1)、(2-2)、(2-3)に基づいて幅を計算する。測定領域TR,TLの一方に物体60dを検出したパターンとは、たとえば、降り口21aに右又は左に寄った状態で1人で降りた場合、測定領域TR,TLの両方に物体60,60dを検出したパターンとは、降り口21aに2人が並んで降りた場合が想定される。
Figure 2022053677000007
上記式(2-1)、(2-2)、(2-3)により、各物体60,60dの幅を算出することができる。
<パターン2:測定領域TR,TLを跨いで物体を検出した場合>
パターン2は、図10に示すように、とえば、降り口21aの中央を1人が通過した場合が想定される。この場合も、上記式(2-1)、(2-2)、(2-3)により、物体60の幅を算出することができる。
(パターン3:一方の物体が他方の物体の死角となり、センサー50R又は50Lにより検出できない場合)
具体的には、図11に示すように、センサー50Rは、正側の測定領域TRにある前方の物体60により、負側の測定領域TLの物体60dが検出できないが、センサー50Lは、正負両方の測定領域TR,TLの物体60,60dを検出できている場合、また、その逆の場合である。
この場合、センサー50Rは、物体60に遮られた範囲が死角となり、当該死角に入り込んだ物体60dが検出できないから、物体60dの幅は計算できない。このため、物体60により検出できない死角にも物体があると仮定し、死角を含めた矩形領域(図11中一点鎖線で示す)の幅を検出物体(図中符号60e)の幅として算出するようにしている。具体的には、下記式(2-4)により幅を算出することができる。
Figure 2022053677000008
パターン3は、たとえばスーツケースなどの物体60を人60dが引きながら降り口21aを通過した場合が想定される。この場合、上記により得られた死角を含めて物体60eとして幅を算出すればよい。
上記により、幅算出部34dは、センサー50R,50Lから得られたX軸方向の距離データの最大値、最小値から物体の幅を測定し、滞留判定部34eに当該幅を送信する。
混雑判定部35は、ステップS14に示すように、得られた降り口21aにおける検出物体(乗客)の幅が所定の閾値W%未満(たとえばW%は、40%≦W%≦70%)であると判断すると、乗客がエスカレーター10から降車する余裕はあると判定して、ステップS12に移動する。なお、ステップS12については上記のとおりであり、エスカレーター10の速度に応じてエスカレーター10の減速(ステップS10)又はエスカレーター10の停止(ステップS13)を行なう。
一方、検出物体の幅がW%以上の場合には(ステップS15)、降り口21aは混雑しており、乗客が余裕をもって通過できない程塞がっているものとして、エスカレーター10を停止(緊急停止)する(ステップS15)。緊急停止であるから、エスカレーター10の減速度をステップS13よりも大きくすることが望ましい。これにより、エスカレーター10は停止して、新たに乗客が降り口21aに到着することを阻止でき、それ以上の混雑等の危険を避けることができる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、上記実施例では、乗り口乗客検知手段40により検知された乗客が乗った踏み段11の位置やその移動を特定し、当該踏み段11が降り口21aに到着するタイミングは考慮していないが、これを考慮して混雑を予測することで、より正確な制御を行なうことができる。
10 エスカレーター
11 踏み段
17 モーター
20a 乗り口
21a 降り口
30 制御システム
31 制御装置
32 混雑判定手段
33 乗客位置検知手段
34 滞留判定手段
35 混雑判定部
36 速度指令生成手段
37 インバーター制御手段(モーター制御手段)
40 乗り口乗客検知手段
50 降り口滞留検知手段
60 乗客(物体)

Claims (4)

  1. 踏み段とハンドレールを循環駆動させるモーターと、
    乗り口に設置され、前記乗り口を通過する乗客の組数又は人数を検知する乗り口乗客検知手段と、
    降り口に設置され、前記降り口における乗客の移動を検知する降り口滞留検知手段と、
    前記乗り口乗客検知手段及び前記降り口滞留検知手段からの情報に基づいて、前記降り口の混雑状況を判定する混雑判定手段と、
    前記混雑判定手段により判定された前記混雑状況に基づいて、前記モーターの速度指令を生成する速度指令生成手段と、
    前記速度指令生成手段による前記速度指令を受信し、前記モーターを制御するモーター制御手段と、
    を具える、
    乗客コンベア。
  2. 前記混雑判定手段は、前記乗り口乗客検知手段により検知された前記乗客の組数又は人数に基づき、前記乗客コンベアに乗車している乗客の積載率を算出する乗客位置検知手段を具え、前記積載率と前記降り口滞留検知手段からの情報に基づいて前記降り口の混雑状況を判定する、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記混雑判定手段は、前記乗り口乗客検知手段により検知された乗客が乗った踏み段を特定し、前記乗客の乗った踏み段の位置と数から前記降り口に到着するタイミングを算出する乗客位置検知手段を具え、前記乗客の乗った踏み段の位置と数に基づいて前記降り口の混雑状況を判定する、
    請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記乗り口乗客検知手段、及び/又は、前記降り口滞留検知手段は、測域センサーである、
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の乗客コンベア。
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