JP2012197158A - 乗客コンベアの制御装置 - Google Patents

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智也 石塚
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Abstract

【課題】建屋内の混雑状況に応じた運転速度で当該建屋に設けられた複数の乗客コンベアを運転することができる乗客コンベアの制御装置。
【解決手段】複数のフロアを有する建屋内に設けられた複数の乗客コンベア1を制御する制御装置において、複数の乗客コンベア1の運転速度を個別に制御する運転制御部51と、フロアにいる人数をフロア毎に検出する利用者数検出部と、利用者数検出部の検出値に基づいてフロア毎の混雑状況を判定する混雑判定部54とを備え、運転制御部51は、混雑判定部54により混雑したフロアと判定された混雑フロアから他のフロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を加速させる、あるいは、他のフロアから前記混雑フロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を減速させること。
【選択図】図2

Description

本実施形態は、乗客コンベアの制御装置に関する。
乗客コンベアであるエスカレータは、無端状に連結された多数の踏段が、上下の階床間に傾斜して設けられたガイドレールに案内されて循環走行するものであり、踏段上に搭乗した乗客を上下の階床に亘って搬送するようになっている。
踏段を案内するガイドレールは、トラスに設けられており、このトラスには踏段の幅方向両側に一対の欄干が立設され、この一対の欄干にそれぞれ踏段と同一速度で同一方向に移動する手摺ベルトが設けられている。これらの踏段や手摺ベルトは、トラス内に配置された駆動装置により駆動され、駆動装置は制御装置により制御されるようになっている。
エスカレータに代表される乗客コンベアでは、インバータ等の電力変換装置を用いて駆動装置の電動機に供給する電力の周波数を切り換えることで、運転速度を切り換えられるようにした速度切り換え式乗客コンベアが提供されるようになってきている。
このような速度切り換え式乗客コンベアでは、例えば、乗客コンベアの乗降口付近の混雑状況に応じて運転速度の切り換えを自動で行う乗客コンベアの制御構成が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2005−1860号公報
しかしながら、上記の場合では、乗客コンベアの乗降部近傍の局所的な混雑状況に基づいて乗客コンベアの運転速度を切り換えているため、乗客コンベアが設置された建屋内の混雑状況に応じた運転速度で運転できないおそれがある。
そこで、本発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、乗客コンベアが設置された建屋内の混雑状況に応じた運転速度で乗客コンベアを運転することができる乗客コンベアの制御装置を提供することを目的とする。
実施形態の乗客コンベアの制御装置は、複数のフロアを有する建屋内に設けられた複数の乗客コンベアを制御する制御装置において、複数の前記乗客コンベアの運転速度を個別に制御する運転制御部と、前記フロアにいる人数を前記フロア毎に検出する利用者数検出部と、前記利用者数検出部の検出値に基づいて前記フロア毎の混雑状況を判断する混雑判定部とを備え、前記運転制御部は、前記混雑判定部により混雑したフロアと判定された混雑フロアから他のフロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を加速させる、あるいは、他のフロアから前記混雑フロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を減速させることを特徴とする。
第1の実施形態に係る乗客コンベアの制御装置を示す模式図である。 図1の要部を示す図である。 第1の実施形態に係る乗客コンベアの制御装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る乗客コンベアの制御装置の動作を示すフロー図である。 第2の実施形態に係る乗客コンベアの制御装置を示す模式図である。 第2の実施形態の変更例に係る乗客コンベアの制御装置を示す模式図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの制御装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る乗客コンベアの制御装置50は、図1に例示するような複数のフロア、例えば、フロアF1、フロアF2、フロアF3,及びフロアF4を有する建屋100内に設けられた複数(例えば、本実施形態では6台)の乗客コンベア1A,1B,1C,1D,1E,1F(総称して乗客コンベア1という)の運転を制御する制御装置であって、運転制御部51と、利用者数検出部20と、混雑判定部54とを備える。
この制御装置50により運転が制御される個々の乗客コンベア1は、建物の上下階に跨って傾斜して設置された乗客コンベア(エスカレータ)であり、具体的には、乗客コンベア1AがフロアF1とフロアF2との間に設置された上昇運転の乗客コンベアであり、乗客コンベア1BがフロアF2とフロアF3との間に設置された上昇運転の乗客コンベアであり、乗客コンベア1CがフロアF3とフロアF4との間に設置された上昇運転の乗客コンベアであり、乗客コンベア1DがフロアF1とフロアF2との間に設置された下降運転の乗客コンベアであり、乗客コンベア1EがフロアF2とフロアF3との間に設置された下降運転の乗客コンベアであり、乗客コンベア1FがフロアF3とフロアF4との間に設置された下降運転の乗客コンベアである。
なお、個々の乗客コンベア1は、建屋100に設置される場所が相違するが、各コンベアの構造は同一であるため、ここでは、乗客コンベア1Aについて説明し、他の乗客コンベア1B,1C,1D,1E,1Fの構造について詳細な説明を省略する。
乗客コンベア1Aは、図2に示すように、上階と下階とに亘って一体に設けられたトラス2を備える。このトラス2の上階側の端部には機械室5が設けられており、この機械室5内に駆動装置3が設置されている。この駆動装置3は、電動機4や不図示の伝達機構、減速機構等を有しており、駆動チェーンを介して駆動スプロケット6を駆動する。
トラス2の下階側の端部には、従動スプロケット7が設けられている。そして、駆動スプロケット6と従動スプロケット7とに亘って無端状の踏段チェーン8が巻き掛けられており、踏段チェーン8に多数の踏段9が等間隔で連結されている。
踏段9は、その前後に前輪及び後輪が取り付けられており、これらの前輪及び後輪がトラス2内に設けられた往路ガイドレール、帰路ガイドレール及び反転ガイドレールからなるガイドレールに案内される。これにより多数の踏段9は踏段チェーン8の移動に連動して循環走行するようになっている。
トラス2の幅方向両側にはスカートガード10及び欄干11が設けられており、欄干11の上部には踏段9と同期して走行する手摺ベルト12が設けられている。踏段9及び手摺ベルト12は、機械室5内に設置された制御盤30により駆動制御される。なお、図1及び図2では乗客コンベア1A,1B,1C,1D,1E,1Fに設けられた制御盤をそれぞれ30A,30B,30C,30D,30E,30Fと示している。
制御盤30は、制御部13とインバータ制御部14とインバータ回路15と主要回路遮断器16とを備え、インバータ制御部14及びインバータ回路15が、制御部13の指令に応じて、三相交流電源17から主要回路遮断器16を経て供給される交流電流の周波数を変換して、電動機4の運転周波数を制御する。この制御盤30は、群制御部52によって建屋100内に設けられた他の乗客コンベア1が備える制御盤30とともに統括制御される。
具体的には、群制御部52は、例えば、建屋100内に設けられた複数の乗客コンベア1のうちのいずれか1つの乗客コンベア(例えば、乗客コンベア1A)の機械室5内部に設けられ、有線あるいは無線によって各乗客コンベア1が備える制御盤30に接続されている。
群制御部52は、複数の乗客コンベア1それぞれの制御盤30に対して起動指令、速度指令、停止指令等の制御指令を個別に送信する。制御指令を受信した制御盤30では、制御部13が群制御部52から与えられた速度指令に対応してインバータ制御部14及びインバータ回路15から出力される周波数を制御することで、踏段9及び手摺ベルト12の移動速度を群制御部52から与えられた速度指令に一致するように制御する。つまり、群制御部52は、各乗客コンベア1の制御盤30に設けられた制御部13とともに運転制御部51を構成し、複数の乗客コンベア1の運転速度を個別に制御する。
また、上階側の乗降口18には、当該乗降口18を通過する建屋利用者の人数を検出する乗客計数装置21(必要に応じて乗客コンベア1A,1B,1C,1D,1E,1Fに設けられた上階側の乗客計数装置をそれぞれ21A,21B,21C,21D,21E,21Fと示す)が設置され、下階側の乗降口19には、当該乗降口19を通過する人数を検出する乗客計数装置22(必要に応じて乗客コンベア1A,1B,1C,1D,1E,1Fに設けられた下階側の乗客計数装置をそれぞれ22A,22B,22C,22D,22E,22Fと示す)が設置されている。
これらの乗客計数装置21,22は、例えば光電センサや超音波センサ等のセンサを用いて乗降口18,19を通過する建屋利用者を検出する構成となっており、その検出値n(必要に応じて上階側の乗客計数装置21A,21B,21C,21D,21E,21Fの検出値をそれぞれnA1,nB1,nC1,nD1,nE1,nF1と示し、下階側の乗客計数装置22A,22B,22C,22D,22E,22Fの検出値をそれぞれnA2,nB2,nC2,nD2,nE2,nF2と示す。)を有線あるいは無線によって接続された演算部23へ送信する。
演算部23は、図3に示すように、前記の乗客計数装置21,22とともに利用者数検出部20を構成するものであり、乗客計数装置21,22から入力された検出値nに基づいて各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数をフロア毎に算出し、算出結果である各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4を混雑判定部54へ送信する。
混雑判定部54は、利用者数検出部20の演算部23が算出した各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4に基づいて、各フロア毎の混雑状況を判定する。具体的には、例えば、各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4が各フロア毎に予め定められたしきい値TH1,TH2,TH3,TH4より大きいフロアが存在すると、当該フロアを建屋利用者で混雑したフロア(以下、混雑フロアという)と判定する。
また、混雑判定部54は、建屋100内に設けられた複数のフロアF1,F2,F3,F4のうち、フロアにいる人の密度が最も低いフロアを、最も混雑しておらず最も閑散としたフロア(以下、閑散フロアという)と判断する。なお、フロアにいる人の密度は、演算部23が算出した各フロアF1,F2,F3,F4の人数を予め記憶しておいた各フロアの面積で除して得る。
そして、本実施形態の乗客コンベアの制御装置50では、混雑判定部54の判定結果に応じて、運転制御部51を構成する群制御部52が、複数の乗客コンベア1の運転速度(踏段9や手摺ベルト12の移動速度)の加減速制御を行う。
詳細には、図4に示すように、本実施形態の制御装置50では、建屋100に設けられた複数の乗客コンベア1の運転を開始すると、乗客計数装置21,22によって各乗客コンベア1の乗降口18,19を通過する建屋利用者の人数nの検出を開始する(ステップS1)。
乗客計数装置21,22の検出値nは演算部23へ送信される。演算部23では、複数の乗客コンベア1から各フロアF1,F2,F3,F4へ建屋利用者が流入する乗降口と、各フロアF1,F2,F3,F4から乗客コンベア1へ流出する乗降口を特定し、各フロアF1,F2,F3,F4へ流入する乗降口に設けられた乗客計数装置の検出値から、各フロアF1,F2,F3,F4から流出する乗降口に設けられた乗客計数装置の検出値を差し引いた値をフロアF1,F2,F3,F4毎に算出し、算出された値を各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4とする(ステップS2)。
なお、1つのフロアに建屋利用者が流入する乗降口が複数ある場合には、それらの乗降口に設けられた乗客計数装置の検出値を足し合わせ、また、1つのフロアに建屋利用者が流出する乗降口が複数ある場合には、それらの乗降口に設けられた乗客計数装置の検出値を、建屋利用者が流入する乗降口に設けられた乗客計数装置の検出値から差し引く。
具体的には、本実施形態では、フロアF1にいる人数N1は、建屋利用者がフロアF1へ流入する乗降口19Dを通過する人数を検出する乗客計数装置22Dの検出値nD2から、建屋利用者がフロアF1から流出する乗降口19Aを通過する人数を検出する乗客計数装置22Aの検出値nA2を差し引いた値(つまり、nD2−nA2)とする。
また、フロアF2にいる人数N2は、建屋利用者がフロアF2へ流入する乗降口18Aを通過する人数を検出する乗客計数装置21Aの検出値nA1と乗客計数装置22Eの検出値nE2とを足し合わせ、建屋利用者がフロアF2から流出する乗降口19Bを通過する人数を検出する乗客計数装置22Bの検出値nB2と乗客計数装置21Dの検出値nD1とを差し引いた値(つまり、nA1+nE2−nB2−nD1)とする。
フロアF3にいる人数N3は、建屋利用者がフロアF3へ流入する乗降口18Bを通過する人数を検出する乗客計数装置21Bの検出値nB1と乗客計数装置22Fの検出値nF2とを足し合わせ、建屋利用者がフロアF3から流出する乗降口19Cを通過する人数を検出する乗客計数装置22Cの検出値nC2と乗客計数装置21Eの検出値nE1とを差し引いた値(つまり、nB1+nF2−nC2−nE1)とする。
フロアF4にいる人数N4は、建屋利用者がフロアF4へ流入する乗降口18Cを通過する人数を検出する乗客計数装置21Cの検出値nC1から、建屋利用者がフロアF4から流出する乗降口18Fを通過する人数を検出する乗客計数装置21Fの検出値nF1を差し引いた値(つまり、nC1−nF1)とする。
そして、演算部23において算出された各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4は混雑判定部54へ送信される。
混雑判定部54では、各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4が各フロア毎に予め定められたしきい値TH1,TH2,TH3,TH4より大きい混雑フロアの有無を判定する(ステップS3〜S6)。また、混雑判定部54は、フロアF1,F2,F3,F4のうち、フロアにいる人の密度が最も低い閑散フロアを判定する(ステップS7)。
混雑判定部54は、混雑フロアが存在すると判定すると、混雑フロアを特定する情報を混雑判定部54から群制御部52へ送信する。また、混雑判定部54は、閑散フロアと判定したフロアを特定する情報を群制御部52へ送信する。
群制御部52は、混雑判定部54から混雑フロアを特定する情報が入力されると、当該混雑フロアから他のフロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を加速させる(ステップS8〜ステップS11)。
具体的には、群制御部52は、フロアF1が混雑フロアであれば乗客コンベア1Aの運転速度を加速制御し、フロアF2が混雑フロアであれば乗客コンベア1Bの運転速度を加速制御し、フロアF3が混雑フロアであれば乗客コンベア1Cの運転速度を加速制御し、フロアF4が混雑フロアであれば乗客コンベア1Fの運転速度を加速制御する。
なお、混雑フロアを特定する情報が入力された場合に、上記のような乗客コンベア1の加速制御とともに、あるいは加速制御に換えて、群制御部52が、他のフロアから当該混雑フロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を減速制御しても良く、減速制御を行う場合に当該乗客コンベア1が停止するまで減速しても良い。
また、群制御部52は、混雑判定部54から閑散フロアを特定する情報を受けて、閑散フロアにいる人数がそのフロアのしきい値より大きいか否か、つまり、閑散フロアが混雑フロアであるか否か判断し(ステップS12)、閑散フロアが混雑フロアであればステップS1に戻り、閑散フロアが混雑フロアでなければ他のフロアから閑散フロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を加速させた後(ステップS13)、ステップS1に戻る。以後、建屋100内に設けられた複数の乗客コンベア1が運転している間、上記したステップS1からステップS13までの制御を繰り返し実行する。
以上のような本実施形態の乗客コンベアの制御装置50では、混雑フロアが存在すると混雑判定部54により判定されると、群制御部52が混雑フロアから他のフロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を加速させる、あるいは、他のフロアから混雑フロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を減速させる制御を行う。そのため、混雑しているフロアから他のフロアへ建屋利用者を速やかに移動させたり、混雑しているフロアへ建屋利用者が流入するのを抑制してフロアの混雑を緩和することができる。
また、群制御部52は、混雑判定部54において閑散フロアと判定されたフロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を加速させる制御を行うため、建屋利用者を人の少ないフロアへ誘導し建屋100内の利用者数を均一化することで混雑緩和を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図5を参照して説明する。
本実施形態は、利用者数検出部20が、乗客コンベア1の乗降口18,19を通過する人数nを検出する乗客計数装置21,22に加え、エレベータ60の乗りかご62へ乗降する人数を検出する乗客計数装置24を備える点で、上記した第1の実施形態と相違する。
具体的には、図5にしめすように、建屋100にはエレベータ60が設けられており、各フロアF1,F2,F3,F4に設けられたエレベータホールと乗りかご62との間で乗客を乗降させるための乗降口64A,64B,64C,64Dに乗客計数装置24A,24B,24C,24D(総称して乗客計数装置24という)が設置されている。
この乗客計数装置24は、乗降口64A,64B,64C,64Dを通過する人数、つまり、エレベータホールと乗りかご62との間で乗り降りした建屋利用者の人数の差を検出することで、各フロアF1,F2,F3,F4にいる建屋利用者の人数N1,N2,N3,N4のエレベータ60による変化量を検出する。
乗客計数装置24は、乗客コンベア1の乗降口18,19に設けられた乗客計数装置21,22と同様に、有線あるいは無線によって演算部23に接続されており、乗客計数装置24の検出値を演算部23へ送信する。
演算部23では、乗客計数装置21,22の検出値nに基づいて算出される各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4に、乗客計数装置24が検出したエレベータ60による変化量を加えて各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4とする。
このような本実施形態の制御装置50では、各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4をより正確に算出することができ、建屋内の混雑状況に応じた的確な制御を行うことができる。
また、本実施形態の変更例として、図6に示すように、
利用者数検出部20が、乗客計数装置21,22,24に加えて、建屋100の出入口102に乗客計数装置26を備えても良い。このような乗客計数装置26を設ける場合であれば、乗客コンベア1の乗降口18,19を通過する人数nと、エレベータ60の乗りかご62へ乗降する人数とともに、乗客計数装置26により検出される出入口102を通過する人数、つまり、建屋100に進入した人数と建屋100から退出した人数との差を考慮して各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4をフロア毎に算出してもよい。
なお、上記した構成及び作用効果以外は第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態では、演算部23において算出された各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4の変化率に基づいて、混雑判定部54が各フロアF1,F2,F3,F4の混雑状況を判定する点で、上記した第1の実施形態と相違している。
具体的には、混雑判定部54は、演算部23から送信される人数N1,N2,N3,N4の単位時間当たりの変化量を算出する。
そして、混雑判定部54は、各フロアF1,F2,F3,F4にいる人数N1,N2,N3,N4が各フロア毎に予め定められたしきい値TH1,TH2,TH3,TH4より大きいことに加え、フロア毎の人数N1,N2,N3,N4の変化率が正(プラス)であれば、そのフロアを混雑フロアと判定し、人数N1,N2,N3,N4がしきい値TH1,TH2,TH3,TH4より大きくても人数N1,N2,N3,N4の変化率が負(マイナス)であれば、そのフロアを混雑フロアと判定しない。
このような本実施形態の制御装置50では、例えば、乗客コンベア1で事故が起きるおそれが少ないある程度余裕を持たせた値に各フロア毎に予め定められたしきい値TH1,TH2,TH3,TH4を設定することで、建屋100に人が急に押し寄せフロアの人数が急激に増加する場合であっても、フロアに人があふれかえり危険な状態に至る前に、混雑するフロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を減速あるいは停止する制御したり、混雑するフロアから他のフロアへ移動する乗客コンベア1の運転速度を加速制御したりすることで、フロアの混雑を抑制することができる。
なお、上記した構成及び作用効果以外は第1の実施形態及び第2の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、上記した実施形態は、いずれも例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…乗客コンベア
2…トラス
3…駆動装置
4…電動機
5…機械室
6…駆動スプロケット
7…従動スプロケット
8…踏段チェーン
9…踏段
10…スカートガード
11…欄干
12…手摺ベルト
13…制御部
14…インバータ制御部
15…インバータ回路
16…主要回路遮断器
17…三相交流電源
18…乗降口
19…乗降口
20…利用者数検出部
21…乗客計数装置
22…乗客計数装置
23…演算部
30…制御盤
50…制御装置
51…運転制御部
52…群制御部
54…混雑判定部
100…建屋

Claims (6)

  1. 複数のフロアを有する建屋内に設けられた複数の乗客コンベアを制御する制御装置において、
    複数の前記乗客コンベアの運転速度を個別に制御する運転制御部と、前記フロアにいる人数を前記フロア毎に検出する利用者数検出部と、前記利用者数検出部の検出値に基づいて前記フロア毎の混雑状況を判定する混雑判定部とを備え、
    前記運転制御部は、前記混雑判定部により混雑したフロアと判定された混雑フロアから他のフロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を加速させる、あるいは、他のフロアから前記混雑フロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を減速させることを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  2. 前記利用者数検出部が、複数の前記乗客コンベアの乗降口を通過する人数を検出する乗客計数手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア制御装置。
  3. 前記利用者数検出部が、前記建屋に設けられたエレベータを乗り降りする人数を検出する乗客計数手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗客コンベア制御装置。
  4. 前記混雑判定部は、前記利用者数検出部の検出値の単位時間当たりの変化率に基づいて前記フロア毎の混雑状況を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの制御装置。
  5. 前記運転制御部は、前記混雑判定部により最も混雑していないと判定されたフロアへ移動する乗客コンベアの運転速度を加速させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の乗客コンベアの制御装置。
  6. 前記利用者数検出部が、前記建屋の出入口を通過する人数を検出する乗客計数手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗客コンベアの制御装置。
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