JP2003246576A - 動く歩道装置制御システム、及び動く歩道装置 - Google Patents

動く歩道装置制御システム、及び動く歩道装置

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JP2003246576A
JP2003246576A JP2002046996A JP2002046996A JP2003246576A JP 2003246576 A JP2003246576 A JP 2003246576A JP 2002046996 A JP2002046996 A JP 2002046996A JP 2002046996 A JP2002046996 A JP 2002046996A JP 2003246576 A JP2003246576 A JP 2003246576A
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JP
Japan
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sensor
exit
moving walkway
moving
control system
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JP2002046996A
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English (en)
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Kazuki Yamanouchi
和樹 山野内
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動く歩道本体の安全性を向上させるための動
く歩道装置制御システム、及び動く歩道装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 動く歩道装置と、前記動く歩道装置の制
御を行う制御装置からなる動く歩道装置制御システムに
おいて、入口の物体の通過を検出する入口センサーと、
出口の物体の通過を検出する出口センサーと、前記入口
センサーが物体を検出してから前記出口センサーが該物
体を検出するまでの時間が所定の時間以上の場合に、異
常と判断する判断手段とを備えることにより、上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動く歩道装置制御
システム、及び動く歩道装置に係り、特に、動く歩道本
体の安全性を向上させるための動く歩道装置制御システ
ム、及び動く歩道装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動く歩道装置は、駅、空港ターミ
ナル、都市交通等の公共施設、連絡通路、デパート等の
幅広い分野に設置されている。
【0003】また、動く歩道装置により人の輸送を行う
だけでなく、自転車等も同時に輸送できたり、老人や障
害者等に対応した動く歩道装置も実用化されている。
【0004】上述のような状況を踏まえ、最近では、駅
周辺やデパート等の自転車等の駐輪場において、駐輪ス
ペースを縮小し効率的に利用するために、建物の屋上等
に駐輪場を設置し、そこまでの輸送(移動)を動く歩道
装置で行うことで、利用者が容易に移動できるようにし
ている。
【0005】また、動く歩道装置の起動及び停止につい
ては、管理者がその設置場所まで出かけて起動及び停止
させたり、前記動く歩道装置の近傍にカメラを設置し、
前記カメラによる監視エリア内に人がいないことを確認
した後、遠隔操作によって前記装置を起動或いは停止さ
せることを可能にした動く歩道装置の制御システム等が
あるため、ある程度の安全性が確保されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動く歩
道装置において、例えば、人が自転車等と共に輸送され
る場合、輸送中は安定感がなく、動く歩道装置の出口付
近では更に不安定になるため、転倒等による渋滞もしく
は事故が予想される。もし、出口付近で渋滞や事故があ
った場合、他の輸送中の利用者(乗客)が次々に動く歩
道本体の出口へと輸送されてくるため、大事故となる可
能性がある。
【0007】また、動く歩道の制御システム側にして
も、即座に事故が発見できるように、管理者が動く歩道
に設置されたカメラを常時集中して監視する必要があ
る。このため、管理者に多大な負担がかかってしまう。
【0008】本発明は、上述した問題点に鑑みなされた
ものであり、動く歩道本体の入口及び出口付近にセンサ
ーを設置し、入口・出口付近の乗客もしくは自転車等の
物体をセンサーにて検出することにより、異常を判断
し、動く歩道装置の制御を行うことで動く歩道本体の安
全性を向上させることができる動く歩道装置制御システ
ム及び動く歩道装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0010】請求項1に記載された発明は、動く歩道装
置と、前記動く歩道装置の制御を行う制御装置からなる
動く歩道装置制御システムにおいて、入口の物体の通過
を検出する入口センサーと、出口の物体の通過を検出す
る出口センサーと、前記入口センサーが物体を検出して
から前記出口センサーが該物体を検出するまでの時間が
第1の所定の時間以上の場合に異常と判断する判断手段
とを有することを特徴とする。
【0011】なお、前記出口センサーが複数ある場合
は、夫々の出口センサーについて時間を計測する。
【0012】請求項1記載の発明によれば、動く歩道装
置の管理者が常時監視する必要がなく、乗客の転倒もし
くは渋滞等の異常を容易に検出することができる。
【0013】請求項2に記載された発明は、前記第1の
所定の時間は、動く歩道本体の長さと輸送速度により設
定されることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明によれば、動く歩道本
体の長さと乗客の輸送速度に基づいて、適切な時間を容
易に設定することができる。
【0015】請求項3に記載された発明は、動く歩道装
置と、前記動く歩道装置の制御を行う制御装置からなる
動く歩道装置制御システムにおいて、動く歩道本体の出
口側に設置された物体の通過を検出する複数の出口セン
サーと、前記動く歩道本体に近い出口センサーが物体を
検出してから前記動く歩道本体に遠い出口センサーが該
物体を検出するまでの時間が第2の所定の時間以上の場
合に異常と判断する判断手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】請求項3記載の発明によれば、動く歩道装
置の管理者が常時監視する必要がなく、特に、動く歩道
本体の出口付近における乗客の転倒もしくは渋滞等の異
常を容易に検出することができる。
【0017】請求項4に記載された発明は、前記判断手
段は、前記出口センサーが物体を検出してからの時間が
第3の所定の時間以上の場合に異常と判断することを特
徴とする。
【0018】なお、前記出口センサーは、請求項1にお
ける出口センサーと、請求項3における複数の出口セン
サーの夫々の出口センサーを表す。
【0019】請求項4記載の発明によれば、動く歩道装
置の管理者が常時監視する必要がなく、特に、動く歩道
本体の出口付近に乗客が立ち止まっている場合や、転倒
もしくは渋滞している場合等の異常を容易に検出するこ
とができる。
【0020】請求項5に記載された発明は、前記出口セ
ンサーは、高さ位置の異なる複数のセンサーを有し、前
記判断手段は、前記複数のセンサーにより検出された情
報に重み付けを行って異常を判断することを特徴とす
る。
【0021】請求項5記載の発明によれば、重み付けさ
れた内容に基づき、的確な対応を行うことができる。
【0022】請求項6に記載された発明は、前記第2の
所定の時間は、前記複数の出口センサーの設置間隔と前
記動く歩道本体の輸送速度により設定されることを特徴
とする。
【0023】請求項6記載の発明によれば、複数の出口
センサーの設置間隔と動く歩道本体の輸送速度に基づい
て、適切な時間を容易に設定することができる。
【0024】請求項7に記載された発明は、前記動く歩
道装置は、前記動く歩道本体への搭乗を禁止するための
遮断装置を有し、前記遮断装置は、前記判断手段の出力
に基づいて乗客の搭乗を禁止することを特徴とする。
【0025】請求項7記載の発明によれば、動く歩道装
置で異常が発生した場合に、事故の規模を抑えるために
乗客を制限することができるため、動く歩道本体の安全
性を向上させることができる。
【0026】請求項8に記載された発明は、前記出口セ
ンサーは、赤外線センサーを有することを特徴とする。
【0027】請求項8記載の発明によれば、前記出口セ
ンサー通過時に乗客等の物体の検出を容易に行うことが
できる。
【0028】請求項9に記載された発明は、前記出口セ
ンサーは、前記動く歩道本体の出口側に物体があること
を検出する重量センサーを有し、前記判断手段は、前記
重量センサーにおいて所定の時間以上継続して所定の重
さを検出した場合に、異常と判断することを特徴とす
る。
【0029】請求項9記載の発明によれば、乗客の位置
等の出口付近の状況をより詳細に知ることができる。
【0030】請求項10に記載された発明は、前記出口
センサーは、超音波センサーを有することを特徴とす
る。
【0031】請求項10記載の発明によれば、前記超音
波センサーから超音波を発信し、その反射波の受信内容
により、前記出口センサー付近にいる乗客等の物体の位
置及び移動状況を正確に把握することができる。
【0032】請求項11に記載された発明は、動く歩道
本体の出口側に物体の通過を検出する複数の出口センサ
ーが設置されている場合に、前記複数の出口センサーの
少なくとも一つに超音波センサーを有することを特徴と
する。
【0033】請求項11記載の発明によれば、一つの超
音波センサーにより、ある程度の範囲における物体の位
置を容易に把握することができ、更に、超音波センサー
の設置数を増加させることで、広範囲にわたって物体を
検出することができ、また、検出精度を向上させること
ができる。
【0034】請求項12に記載された発明は、前記入口
センサー及び/又は出口センサーによって検出された結
果に基づいて、前記遮断装置、動く歩道本体の稼動を制
御する稼動制御装置、前記動く歩道装置を管理する管理
者に通知する警告装置、前記動く歩道装置に設置された
監視カメラ装置、又は前記動く歩道装置に設置されたマ
イク及び/又はスピーカを制御する音声制御装置の内の
少なくとも一つを制御するシステム制御装置を有するこ
とを特徴とする。
【0035】請求項12記載の発明によれば、検出内容
に応じた動く歩道装置の制御を即座に行うことができ、
動く歩道装置の安全性を向上させることができる。ま
た、各装置により適切な指示行うことができ、同時に異
常を解決するための適切な対応をとることができる。
【0036】請求項13に記載された発明は、前記出口
センサーの設置位置に所定の傾斜を有するスロープを設
けたことを特徴とする。
【0037】請求項13記載の発明によれば、乗客が出
口付近に停止しないように動作を促すことができ、動く
歩道本体の安全性を向上させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明は、動く歩道本体の入口及
び出口にセンサーを設け、そのセンサーにより乗客や自
転車等の物体を検出し、その検出内容から異常と判断し
た場合に乗客の動く歩道本体への搭乗を禁止し、動く歩
道本体を停止させると共に、管理センタ側にアラーム等
で異常を通知することにより、管理センタ側で早急な対
応を行うことができる動く歩道装置制御システム及び動
く歩道装置を提供することを主眼とする。
【0039】上述した動く歩道装置制御システム及び動
く歩道装置を備えることにより、乗客の非常事態(異
常)を早期に検出し、その異常をアラーム等で管理セン
タの管理者、及び/又は異常のあった現場に向かう派遣
者に通知し、管理者及び/又は派遣者が迅速に現場の状
況を把握し対応することができ、動く歩道本体の安全性
を向上させることができる。
【0040】ここで、本発明の実施の形態について図面
を用いて説明する。
【0041】図1は、本発明における動く歩道装置制御
システムの一構成例を示す図である。
【0042】図1において、動く歩道装置制御システム
は、動く歩道装置1と管理センタ2とから構成されてお
り、動く歩道装置1は、動く歩道本体10と、ゲート
(遮断装置)11と、入口センサー12と、出口センサ
ー13と、スピーカ装置(音声制御装置)14と、監視
カメラ装置15と、稼動制御装置16と、センサー制御
装置17とを有するように構成されている。また、管理
センタ2は、システム制御装置18と、アラーム装置
(警告装置)19と、管理端末20とを有するように構
成されている。
【0043】図1において、動く歩道本体10は自転車
を持った乗客21を輸送し、ゲート11は、動く歩道本
体10への乗客(利用者)の搭乗を必要に応じて禁止さ
せ、入口センサー12は、乗客21の搭乗の監視を行
い、乗客が入口センサー12を通過時に、動く歩道本体
10に異常がなく、かつ動く歩道本体10が停止してい
る場合に、動く歩道本体10を稼動させる。
【0044】出口センサー13は、出口付近で乗客21
が転倒もしくは渋滞等で事故が発生しないように動く歩
道本体10の出口側の乗客21の通過状況を監視する。
出口センサー13は、出口から所定の間隔をおいて複数
設置させるものとし、乗客21の通過状況に応じて異常
の検出を行う。また、入口センター12と連動すること
により、動く歩道本体10での輸送中の異常を検出する
ことができる。
【0045】スピーカ装置14は、管理センタ2からの
指示を異常発生現場に伝える。なお、スピーカ装置14
は、マイクを設置し管理センタ2側と通話可能な装置で
あってもよい。
【0046】監視カメラ装置15は、現場の映像又は画
像を管理センタ2に伝えることができ、管理センタ2は
異常発生現場の詳細な内容を知ることができる。稼動制
御装置16は、動く歩道本体10の稼動及び停止を制御
し、且つ、ゲート11の制御も行う。
【0047】センサー制御装置17は検出内容から異常
を判断する判断手段を有しており、入口センサー12
と、出口センサー13の検出内容に基づいて異常が発生
しているか否かの判断を行う。システム制御装置18
は、管理センタ2内に設置され、動く歩道装置制御シス
テム全体を監視し、必要に応じて各装置の制御を行う。
【0048】また、アラーム装置19は、センサーで異
常が検出された場合に、管理者22が異常が発生してい
ることが即座に認識できるようにLED等の発光体を発
光させたり、音声の出力を行う。
【0049】また、管理端末20は、動く歩道装置制御
システムの各装置に対して制御を行う。なお、管理端末
20にマイク等を設置することで、管理者22は、スピ
ーカ装置14と連動して、動く歩道装置1の付近にいる
人との会話を行うことができ、会話を通じて詳細な情報
を知ることで適切な指示を現場に与えることができる。
【0050】上述した動く歩道装置制御システムによ
り、異常発生を早期に管理者22へ通知すると共に、管
理者22へ事故発生現場の詳細な情報を提供することが
でき、即座に対応することができるため、事故を早急に
回避させることができ、動く歩道本体10の安全性を向
上させることができる。
【0051】また、管理者22は、上述した動く歩道装
置制御システムにより、動く歩道本体10を常時監視す
る必要がなく、アラーム装置19の通知から異常の発生
を認識でき、また監視カメラ装置15等から異常発生現
場の状況を容易に把握でき、更に管理端末20を使用し
て適切な指示を送ることができるため、管理者22の負
担を激減させることができる。
【0052】次に、図1の動く歩道装置制御システムの
平面図の一例を図2に示す。
【0053】図2は特に動く歩道本体10、ゲート1
1、入口センサー12、及び出口センサー13との設置
状態を説明するための図である。
【0054】図2に示すように、出口付近の渋滞等によ
る異常を早期に検出するため、出口側に複数の出口セン
サー(本実施例では、出口センサー13−1,13−
2)を設けて検出を行うことにより、後述する設定値と
の比較による異常の検出を可能にし動く歩道本体10の
安全性を向上させることができる。
【0055】なお、入口付近にゲート11を設置してお
くことで、乗客の動く歩道本体10への搭乗人数を制限
することができるため、事故の規模を大きくしないよう
に未然に防ぐことができる。また、通常稼動時において
も動く歩道本体10への搭乗者数を制限することができ
る。
【0056】なお、ゲート11による乗客21の搭乗を
禁止する方法としては、遮断機方式も含め、機械式、油
圧式、又は電動式等により、乗客21がゲート11を通
過できないような仕組みになっていればよい。
【0057】また、入口センサー12を設置することに
より、出口センサー13と連動させることで、動く歩道
本体10への乗客21の搭乗状況を把握することがで
き、乗客の転倒等による乗客の異常を検出することもで
きる。
【0058】また、入口センサー12及び出口センサー
13は、図2に示すように、動く歩道の入口及び出口の
両端に、対になって設置されており、センサーには赤外
線センサーが使用されている。つまり、入口センサー1
2及び出口センサー13は、赤外線センサーが遮断され
ている状態においては、物体が入口センサー12又は出
口センサー13の位置に存在していることを検出するこ
とができ、赤外線センサーが遮断されなくなった場合
に、該物体が入口センサー12又は出口センサー13を
通過したことを検出することができる。
【0059】次に、本実施例における動く歩道装置制御
システムの動作をフローチャートを用いて説明する。
【0060】図3は、本発明における動く歩道装置制御
システムの動作を示す一例のフローチャートである。
【0061】図3において、動く歩道装置制御システム
の起動前の初期状態として、動く歩道本体10は停止し
ており、ゲート11は開いている状態とする。
【0062】まず、乗客21がゲート11を通過し入口
センサー12を通過すると、入口センサー12は物体が
通過したことを検出(S31)し、センサー制御装置1
7に検出信号を送る。センサー制御装置17は、検出信
号が送られてきてからの時間を計測すると共に出力セン
サー13の状態と動く歩道本体10の状態を確認し、異
常がなければ稼動制御装置16に稼動信号を送る。これ
により動く歩道本体が稼動する(S32)。
【0063】一方、出口側では、動く歩道本体10を降
りた乗客21が出力センサー13を通過時間の状態によ
り、センサー制御装置17が動く歩道本体10に異常が
発生しているか否かの判断を行う(S33)。もし、異
常を検出した場合は、動く歩道装置1のシステム制御を
行う(S34)。
【0064】また、S33にて、異常と判断されなかっ
た場合、または、S34の処理が終了後、その後の設定
時間内に入口センサー12及び出口センサー13におい
て、物体を検出するかを判断し(S35)、検出された
場合はS33からの処理を繰り返し行い、検出されなか
った場合は動く歩道本体10を停止させる(S36)。
【0065】上述により、動く歩道本体10の安全性が
確保され、また、必要以上の稼動を避けるためランニン
グコストも抑えることができる。
【0066】次に、動く歩道の出口側に設置された出口
センサー13で異常を検出するための判断手段について
図を用いて説明する。
【0067】図4は、動く歩道本体の出口付近と出口セ
ンサーの平面図である。
【0068】図4において、動く歩道本体10は、その
稼動(輸送)速度をV(m/s)とし、出口センサー1
3−1から出口センサー13−2までの距離(間隔)を
L(m)とする。
【0069】ここで、出口付近で乗客21が停止してい
ないことを把握するためには、入口センサー12で乗客
21が検出されてから、設定時間内に出口センサー13
−1と出口センサー13−2に乗客21がいることが検
出され、且つ出口センサー13−1及び出口センサー1
3−2を通過している状態(赤外線センサーを遮断して
いない状態)である必要がある。
【0070】例えば、図1において、先に乗客21−1
が動く歩道本体10に搭乗し、出口にて出口センサー1
3−1に検出された後、出口センサー13−1に検出さ
れてからの時間が設定した時間内に出口センサー13−
2で検出されていない、もしくは出口センサー13−1
で検出されたままである場合、乗客21−1は動く歩道
本体10の降り口にいる(停止又は転倒)ことになり、
後から搭乗した乗客21−2が出口付近に来た時は、接
触又は渋滞等により事故を引き起こす可能性がある。
【0071】また、出口センサー13−1及び出口セン
サー13−2で検出されてから通過するまでの時間も監
視し、設定時間内に通過していない場合も、乗客21−
1が出口付近にいることになる。
【0072】そこで、上述の設定時間に的確な時間を設
定することで正確に異常を検出することができる。時間
の設定は、物体が入口センサー12に検出されてから、
出口センサー13−1で検出されるまでの時間(第1の
設定時間)と、出口センサー13−1で検出されてから
出口センサー13−2で検出されるまでの時間(第2の
設定時間)と、出口センサー13−1及び出口センサー
13−2にて検出されてから通過するまで(検出されな
くなるまで)の時間(第3の設定時間)とを設定する。
【0073】なお、第1の設定時間は、動く歩道本体の
距離と輸送速度V(m/s)に基づいて設定し、第2の
設定時間は、複数の出口センサー(13−1、13−
2)の設置間隔L(m)と動く歩道本体の輸送速度V
(m/s)に基づいて設定する。
【0074】なぜなら、出口センサー13を通過する速
度は、動く歩道本体の輸送速度に依存する可能性が高い
ためである。しかしながら、輸送速度Vと出口センサー
13地点の通過速度は完全に一致することはないため、
設定時間にある程度の幅を持たせておく。また、第3の
設定時間は、乗客が倒れている場合も想定し、長めの時
間設定を行う。
【0075】上述のように設定することで、異常検出の
検出精度を向上させることができる。
【0076】また、入口センサー12及び出口センサー
13は、物体を検出するために赤外線センサーを用いて
動く歩道本体10の入口又は出口の側面に設置したが、
本発明において入口センサー12及び出口センサー13
の設置位置はこの限りではなく、例えば、床に設置する
こともできる。
【0077】また、赤外線センサーの代わりに物体の重
量を計測することができる重量センサーを床に設置する
ことにより、計測された重量が設定した重量以上の場合
に前記重量センサー上に物体があることを検出し、所定
時間以上継続して物体を検出し続けた場合に異常と判断
させてもよい。
【0078】更に、出口センサー13に超音波センサー
を有し、前記超音波センサーは、超音波を発信させ前記
超音波が物体とぶつかって反射した反射波を受信するこ
とで、その受信内容に基づいて出口センサー13付近に
いる物体の位置、形状及び移動状況を把握することがで
きる。更に、超音波センサーを複数の出口センサーに設
置することで、広範囲にわたって物体の位置、移動状況
等を把握することができ、検出精度も向上させることが
できる。
【0079】出口センサー13に超音波センサーを有す
ることで、異常発生時にはその詳細な情報から的確なシ
ステム制御を行うことができるため、動く歩道本体10
の安全性を向上させることができる。
【0080】また、夫々の経過時間の監視と異常の判断
はセンサー制御装置17が行う。なお、出口センサー1
3に重量センサーを有する場合は、計測値と設定値の比
較も行い、また、出口センサー13に超音波センサーを
有する場合は、物体の位置、移動状況等の監視も行う。
【0081】ここで、センサー制御装置17が異常と判
断した場合、早急に管理センタ2に伝えることにより、
管理者22はアラーム装置19から異常の発生を即座に
知ることができ、監視カメラ装置15から送られてくる
映像を見ることで即座に状況を確認し、更に、スピーカ
装置14にて監視カメラ装置15から送られてくる映像
を見ながら動く歩道装置付近の人に指示を送ったり、も
しくは、管理端末20を通じて異常発生現場に担当者を
派遣する等の対策を行うことができる。これにより、動
く歩道本体10の安全性を向上させることができる。
【0082】また、自転車等を持って動く歩道本体10
に搭乗した乗客21は、動く歩道本体10の降り口で乗
り始める可能性があるため、所定時間以上出口センサー
13に検出され続け、その結果、異常と判断されてしま
うことも考えられる。
【0083】そこで、その対応として、図1に示すよう
に出口側の数メートルに下りの傾斜(スロープ)を設け
ておく。こうすることで、動く歩道本体10の降り口で
の自転車の乗車を防止し、且つ、異常と判断する設定時
間以内で出口センサーを通過するよう乗客21を促すこ
とができる。
【0084】また、出口センサー13に高さ位置の異な
るセンサーを複数設けることで、異常判断の重み付けを
行うことができ、それにより、適切な対応をとることが
できる。ここで、センサーの設置位置について、図を用
いて説明する。
【0085】図5は、出口センサーにおけるセンサーの
設置位置を示す一例の図である。
【0086】図5に示すように、例えば、自転車もしく
は乗客が通過したのを検出することができる高さH1と
立った状態の乗客のみを検出することができる高さH2
を設置した場合、もし、出口センサー13にて、高さH
1のセンサーのみが物体を検出し続けていた場合、乗客
が転倒もしくは渋滞している可能性があり、事故の発生
率が高くなるため、重み付けは高いものとなり、管理セ
ンタ2への通知方法も予め設定されている重要度の高い
通知を行うことで、異常の規模を管理者22に迅速に知
らせることができる。
【0087】また、検出の内容(重要度)により、動く
歩道本体10の輸送速度を可変させたり、管理センタ2
へのアラーム音を変化させる等、様々な設定が可能とな
る。
【0088】なお、入口センサー12については、物体
を検出できる程度でもよく、また、出口センサー13と
同様な位置にセンサーを設置してもよい。
【0089】次に、出口センサー13の異常検出とそれ
に伴う動く歩道装置の動作(S33〜S34に相当)の
内容について、フローチャートを用いて説明する。
【0090】図6は、出口センサーにおける第1の異常
検出手順と、それに伴う動く歩道の動作を示すフローチ
ャートである。なお、本発明では、図1の動く歩道装置
制御システムに基づいて説明する。
【0091】図6において、まず、入口センサー12が
乗客21を検出してからの時間が設定時間(第1の所定
の時間)内に出口センサー13−1で検出されるかを判
断する(S61)。この時の設定時間は、動く歩道の速
度、距離に基づいて設定され、時間の監視はセンサー制
御装置17で行う。
【0092】センサー制御装置17は、入口センサー1
2が物体を検出してから、設定時間以内に出口センサー
13−1で物体を検出するかを判断し(S61)、検出
できなかった場合は、システム制御処理を行う(S6
2)。
【0093】S62では、出口センサー13−1にて異
常が検出されると、センサー装置17は、管理センタ2
のシステム制御装置18に検出場所、重要度等の異常検
出信号を送る。システム制御装置18は、異常検出信号
が送られると稼動制御装置16に動く歩道本体10を停
止させる信号を送る。稼動制御装置16は、システム制
御装置18からの信号を受信し、動く歩道本体10を停
止させると共に、動く歩道本体10の入口に設置された
ゲート11を閉じ、乗客21の搭乗を禁止させる。
【0094】また、システム制御装置18は、管理セン
タ2のアラーム装置19を鳴らすことで、異常が発生し
たことを管理者22に早急に知らせることができる。ま
た、監視カメラ装置15が常時起動するものではなく、
異常時に限り起動するものであれば、システム制御装置
18から監視カメラ装置15に起動の信号を送り、監視
カメラ装置15を起動させる。また、システム制御装置
18は、異常検出信号の内容を管理端末20上に表示さ
せる。
【0095】管理者22は、監視カメラ装置15からの
映像を基に、管理端末20に予め設定してある重要度も
しくは動く歩道本体10の状況に応じたメッセージ等を
スピーカ装置14から異常発生現場にアナウンスさせ
る。また、管理端末20に設置されたマイク及びスピー
カを利用して、管理者22が、動く歩道装置1に設置さ
れたマイクを備えたスピーカ装置14から直接現場付近
にいるに人に状況を聞いたり指示を送ることもできるた
め、より正確な情報を得て、迅速で適切な指示を送るこ
とができる。
【0096】また、状況に応じては異常発生現場に担当
者(サービスマン)を向かわせて対応を行う。その場
合、迅速に担当者に連絡できるように、管理端末20の
内部に予め担当者情報(氏名、電話番号、メールアドレ
ス等)を蓄積しておくことで早急に連絡することがで
き、また現場の状況に応じた適任者を現場へ向かわせる
ことができる。
【0097】なお、スピーカ装置14にLED等による
発光体を設置し、異常検出時に点滅させることにより、
動く歩道装置1の付近にいる人に動く歩道本体10で異
常が起きているのを容易に理解させて注意を促すことが
でき、事故を回避させることができる。
【0098】更に、異常検出時に管理者22が不在であ
った場合でも、システム制御装置18に異常検出時に必
要な最低限の対応内容(動く歩道停止、ゲート遮断等)
を設定しておくことで大事故を回避させることができ
る。
【0099】上述したシステム制御処理(S62)によ
り、動く歩道本体10の異常を解決できた場合は、動く
歩道本体10の稼動処理を行う(S63)。システム制
御装置18は、稼動制御装置16に動く歩道本体10を
稼動させるための信号を送り、稼動制御装置16は、送
られた信号により動く歩道本体10を稼動させると共
に、ゲート11を開け乗客の搭乗を可能にする。これに
より、動く歩道本体10を再稼動させることができる。
【0100】次に、S61にて出口センサー13−1が
設定時間内に物体を検出した場合、出口センサー13−
2にて、設定時間(第2の所定の時間)内に乗客21を
検出するかを判断する(S64)。S64における設定
時間とは、出口センサー13−1が検出してからの時間
とし、動く歩道本体の輸送速度、出口センサー13−1
からの距離を考慮して設定する。
【0101】S64にて異常を検出した場合は、S62
と同様のシステム制御処理を行う(S65)。また、S
64にて異常が解決した場合は、S66にてS63と同
様な処理を行う。
【0102】更に、S64にて、出口センサー13−2
が設定時間内に検出された場合は、設定時間(第3の所
定の時間)内に物体が出口センサー13−1、及び出口
センサー13−2を通過するかを判断する(S67)。
なお、S67での通過とは、出口センサー13にて検出
された物体が検出されなくなった状態を表し、検出され
なくなるまでの時間が設定時間以上の場合に異常である
と判断する。
【0103】なお、上述の判断ステップは、センサー制
御装置17で行う。
【0104】S67において、設定時間内に物体が通過
していない場合(設定時間以上出口センサーが検出して
る場合)は、S62及びS65と同様のシステム制御処
理を行い(S68)、異常を解決した後、S63及びS
66と同様に動く歩道本体10の稼動処理を行う(S6
9)。
【0105】なお、本実施例において、出口センサー1
3は2列設置したが、その設置数においてはこの限りで
はなく、動く歩道装置1の設置場所、環境等により最適
な数を設置する。
【0106】上述した動く歩道装置制御システムによ
り、動く歩道本体10における異常の発生を検出し、管
理センタ2に即座に異常検出信号を送ることで、システ
ム制御装置18及び管理者22は早急な対応を行うこと
ができ、動く歩道本体10の安全性を向上させることで
きる。
【0107】また、管理者22は、上述した動く歩道装
置制御システムにより、動く歩道本体10を常時監視す
る必要がなく、アラーム装置19の通知から異常の発生
を認識でき、また監視カメラ装置15等から異常発生現
場の状況を容易に把握でき、更に管理端末20を使用し
て適切な指示を送り対応することができるため、管理者
22の負担を激減させることができる。
【0108】なお、本発明における動く歩道装置制御シ
ステムの構成はこの限りではなく、例えば、常時稼動型
の動く歩道であれば、動く歩道の入口にはゲートのみを
設けておき、出口センサーの検出内容に基づいて異常を
判断してもよい。また、出口センサーにおけるセンサー
の設置位置、個数についてもこの限りではない。
【0109】例えば、図5において、立った状態の乗客
のみを検出することができる高さH2にのみセンサーを
設けた出口センサーを用いて乗客の異常を判断する場
合、動作の流れは、図7に示す出口センサーにおける第
2の異常検出手順とそれに伴う動く歩道の動作フローチ
ャートのようになる。
【0110】なお、図7の説明においては、図1に示し
た動く歩道装置制御システムから入口センサー12を除
いたシステム構成とする。
【0111】図7において、乗客21が出口センサー1
3−1にて存在を検出されてから通過する(赤外線セン
サーを遮断しなくなる)までの時間が設定時間(第3の
所定の時間)内であるかを判断する(S71)。
【0112】S71において、設定時間内に通過してい
ない(赤外線センサーを遮断している)場合は異常であ
ると判断し、S62、S65、及びS68と同様にシス
テム制御処理を行う(S72)。S72により、動く歩
道本体10の異常を解決できた場合は、S63、S6
6、及びS69と同様に動く歩道本体10の稼動処理を
行う(S73)。
【0113】また、S71にて乗客21が設定時間内に
出口センサー13−1を通過した場合は、乗客21が出
口センサー13−1を通過してから設定時間(第2の所
定の時間)内に出口センサー13−2で検出されるかを
判断する(S74)。S74にて、設定時間内に検出さ
れていない場合は異常であると判断し、S72と同様に
システム制御処理を行う(S75)。S75により、動
く歩道本体10の異常を解決できた場合は、S73と同
様に動く歩道本体10の稼動処理を行う(S76)。
【0114】また、S74にて出口センサー13−2が
設定時間内に乗客21を検出した場合は、出口センサー
13−2で検出されてから設定時間(第3の所定の時
間)内に出口センサー13−2を通過するかを判断する
(S77)。S77にて設定時間内に乗客21が通過し
なかった場合は、異常と判断し、S72及びS75と同
様にシステム制御処理を行う(S78)。S78によ
り、動く歩道本体10の異常を解決できた場合は、S7
3、及びS76と同様に動く歩道本体10の稼動処理を
行う(S79)。
【0115】なお、S71、S74、S77における判
断手段は、センサー制御装置17にて行う。
【0116】上述したように、出口センサー13の設置
位置、センサーの設置個数、高さ等に応じて、判断動作
手順を設定することで、異常を詳細且つ的確に検出する
ことができ、動く歩道本体10の安全性を向上させるこ
とができる。
【0117】また、本実施例は、上りの動く歩道本体に
ついて記載したが、下りの動く歩道本体にも、また、水
平輸送の動く歩道本体にも同様に使用することができ
る。
【0118】また、本発明の利用においては、例えば、
エスカレータの入口及び出口に同様なセンサーを設置す
ることにより、エスカレータ制御システムによりエスカ
レータの制御を行うことで、エスカレータの安全性を向
上させることもできる。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、動く歩道本体の入口及
び出口付近にセンサーを設置し、入口・出口付近の乗客
もしくは自転車等の物体をセンサーにて検出することに
より、異常を判断し、動く歩道装置の制御を行うことで
動く歩道本体の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における動く歩道装置制御システムの一
構成例を示す図である。
【図2】図1の動く歩道装置制御システムの平面図の一
例である。
【図3】本発明における動く歩道装置制御システムの動
作を示す一例のフローチャートである。
【図4】動く歩道本体の出口付近と出口センサーの平面
図である。
【図5】出口センサーにおけるセンサーの設置位置を示
す一例の図である。
【図6】出口センサーにおける第1の異常検出手順と、
それに伴う動く歩道の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】出口センサーにおける第2の異常検出手順と、
それに伴う動く歩道の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 動く歩道装置 2 管理センタ 10 動く歩道本体 11 ゲート 12 入口センサー 13 出口センサー 14 スピーカ装置 15 監視カメラ装置 16 稼働制御装置 17 センサー制御装置 18 システム制御装置 19 アラーム装置 20 管理端末 21 乗客(利用者) 22 管理者

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動く歩道装置と、前記動く歩道装置の制
    御を行う制御装置からなる動く歩道装置制御システムに
    おいて、 入口の物体の通過を検出する入口センサーと、 出口の物体の通過を検出する出口センサーと、 前記入口センサーが物体を検出してから前記出口センサ
    ーが該物体を検出するまでの時間が第1の所定の時間以
    上の場合に異常と判断する判断手段とを有することを特
    徴とする動く歩道装置制御システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の所定の時間は、 動く歩道本体の長さと輸送速度により設定されることを
    特徴とする請求項1に記載の動く歩道装置制御システ
    ム。
  3. 【請求項3】 動く歩道装置と、前記動く歩道装置の制
    御を行う制御装置からなる動く歩道装置制御システムに
    おいて、 動く歩道本体の出口側に設置された物体の通過を検出す
    る複数の出口センサーと、 前記動く歩道本体に近い出口センサーが物体を検出して
    から前記動く歩道本体に遠い出口センサーが該物体を検
    出するまでの時間が第2の所定の時間以上の場合に異常
    と判断する判断手段とを有することを特徴とする動く歩
    道装置制御システム。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、 前記出口センサーが物体を検出してからの時間が第3の
    所定の時間以上の場合に異常と判断することを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れか一項に記載の動く歩道装置制
    御システム。
  5. 【請求項5】 前記出口センサーは、高さ位置の異なる
    複数のセンサーを有し、 前記判断手段は、前記複数のセンサーにより検出された
    情報に重み付けを行って異常を判断することを特徴とす
    る請求項4に記載の動く歩道装置制御システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の所定の時間は、 前記複数の出口センサーの設置間隔と前記動く歩道本体
    の輸送速度により設定されることを特徴とする請求項3
    乃至5の何れか一項に記載の動く歩道装置制御システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記動く歩道装置は、前記動く歩道本体
    への搭乗を禁止するための遮断装置を有し、 前記遮断装置は、前記判断手段の出力に基づいて乗客の
    搭乗を禁止することを特徴とする請求項1乃至6の何れ
    か一項に記載の動く歩道装置制御システム。
  8. 【請求項8】 前記出口センサーは、 赤外線センサーを有することを特徴とする請求項1乃至
    7の何れか一項に記載の動く歩道装置制御システム。
  9. 【請求項9】 前記出口センサーは、前記動く歩道本体
    の出口側に物体があることを検出する重量センサーを有
    し、 前記判断手段は、前記重量センサーにおいて所定の時間
    以上継続して所定の重さを検出した場合に、異常と判断
    することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記
    載の動く歩道装置制御システム。
  10. 【請求項10】 前記出口センサーは、 超音波センサーを有することを特徴とする請求項1乃至
    9の何れか一項に記載の動く歩道装置制御システム。
  11. 【請求項11】 動く歩道本体の出口側に物体の通過を
    検出する複数の出口センサーが設置されている場合に、
    前記複数の出口センサーの少なくとも一つに超音波セン
    サーを有することを特徴とする請求項10に記載の動く
    歩道装置制御システム。
  12. 【請求項12】 前記入口センサー及び/又は出口セン
    サーによって検出された結果に基づいて、前記遮断装
    置、動く歩道本体の稼動を制御する稼動制御装置、前記
    動く歩道装置を管理する管理者に通知する警告装置、前
    記動く歩道装置に設置された監視カメラ装置、又は前記
    動く歩道装置に設置されたマイク及び/又はスピーカを
    制御する音声制御装置の内の少なくとも一つを制御する
    システム制御装置を有することを特徴とする請求項1乃
    至11の何れか一項に記載の動く歩道装置制御システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記出口センサーの設置位置に所定の
    傾斜を有するスロープを設けたことを特徴とする動く歩
    道装置。
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