JPH0581174U - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents
乗客コンベアの安全装置Info
- Publication number
- JPH0581174U JPH0581174U JP2114992U JP2114992U JPH0581174U JP H0581174 U JPH0581174 U JP H0581174U JP 2114992 U JP2114992 U JP 2114992U JP 2114992 U JP2114992 U JP 2114992U JP H0581174 U JPH0581174 U JP H0581174U
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- Japan
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- passenger conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗客コンベアの踏段上で乗客が転倒したと
き、この転倒したことを正確に検出し、乗客コンベアを
停止させ、大事故が発生することを未然に防止する。 【構成】 踏段11〜1Nの上部の高位置に光電装置3
1〜3N、低位置に光電装置41〜4Nを設け、乗客が
光ビームを遮光すると、前記光電装置31〜3N、41
〜4Nが出力を発するように構成し、光電装置41〜4
Nは出力を発することを検出して、エスカレーターを停
止させる。
き、この転倒したことを正確に検出し、乗客コンベアを
停止させ、大事故が発生することを未然に防止する。 【構成】 踏段11〜1Nの上部の高位置に光電装置3
1〜3N、低位置に光電装置41〜4Nを設け、乗客が
光ビームを遮光すると、前記光電装置31〜3N、41
〜4Nが出力を発するように構成し、光電装置41〜4
Nは出力を発することを検出して、エスカレーターを停
止させる。
Description
【0001】
本考案は、乗客が踏段上で転倒したときの安全を図る乗客コンベアの安全装置 に関する。
【0002】
乗客コンベアの踏段に乗っている乗客が転倒したときの安全装置として、たと えば特開昭62−259982号公報に開示している装置がある。
【0003】 この安全装置によれば、乗客コンベアの欄干付近に複数個のマイクを設け、こ のマイクからの音声信号すなわち、乗客が転倒したとき発生する音声信号と基準 信号とを比較し、この音声信号が基準信号を越えると出力を発する検出装置を設 け、この出力により乗客コンベアを停止させる構成となっている。
【0004】
上記従来技術は、乗客が発生する音声の大きさにより乗客が転倒したことを検 出している。しかしながら、乗客が転倒しても必ずしも音声を発生するとは限ら ない。したがって、この場合には、前記検出装置が動作しないので、乗客に大事 故を発生させることになる。また、乗客が子供の場合には、大声で話し合うこと があり、その音声により前記検出装置が誤動作し、乗客コンベアが停止するとい う問題もあった。
【0005】 本考案は、上記の欠点に鑑みてなされたもので、その目的は乗客が踏段から転 倒したことを正確に検出することのできる乗客コンベアの安全装置を提供するこ とにある。
【0006】
この目的は、無端状に連結された複数の踏段、この踏段の両側に立設された欄 干とを有する乗客コンベアの安全装置において、前記欄干の高位置にそれぞれ設 置される発光体と受光体を有し、出力信号を出力する第1の光電装置と、前記欄 干の低位置にそれぞれ設置される発光体と受光体を有し、出力信号を出力する第 2の光電装置と、乗客コンベアの運行中に、第1の光電装置から出力信号が出力 されず、第2の光電装置から出力信号が出力されていることを検出し、制御信号 を出力する検出手段と、前記制御信号に応じて乗客コンベアを停止させる停止手 段とを備えることにより達成される。
【0007】
乗客コンベアが運転中、乗客が正常に踏段に乗っていると第1および第2の光 電装置からそれぞれ出力信号が出力されるので検出装置は動作しない。ところで 、この乗客が転倒すると、第1の光電装置の光ビームは遮光されなくなり、これ に応じて第1の光電装置は出力信号を出力しない。一方、第2の光電装置は出力 信号を出力し続ける。検出手段は第2の光電装置のみから出力信号が出力されて いることを検出すると作動信号を出し、これに応じて停止手段は乗客コンベアを 停止させる。したがって、乗客が踏段上にて転倒したことを正確に検出すること ができる。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3を用いて説明する。
【0009】 図2は、安全装置を備えたエスカレーターの踏段の中央部から切断した左側面 図、図3は図2のA−A断面から見た正面図を示したものである。図において、 11〜1Nは無端状に連結された踏段、21、22は踏段11〜1Nの両側に設 けられた欄干で踏段11〜1Nは図示していない電動機を介して連続的に回動す る。31〜3Nは踏段11〜1Nの上部でかつ高位置に設けられた光電装置、同 様に41〜4Nは踏段11〜1Nの上部でかつ低位置に設けられた光電装置で、 光電装置31は発光体31Aと発光体31Aより光ビーム31Cを受光する受光 体31Bより構成され、発光体31Aは欄干21に、また受光体31Bは欄干2 2に設けられている。同様に、光電装置41は光電装置31と対となって光電装 置31の下方に設けられ、発光体41Aは欄干21に、発光体41Aより発射さ れた光ビーム41Cを受光する受光体41Bは欄干22に設けられている。なお 、その他の光電装置は光電装置31、41と同一構成なので説明は省略する。
【0010】 図1は本考案の一実施例を示す電気結線図である。図において、P、Nは直流 電源端子、31b〜3Nbは光電装置31〜3Nが乗客6によって光ビーム31 C〜3NCを遮光したとき付勢される図示しないリレーの常閉接点、同様に41 a〜4Naは光電装置41〜4Nの図示しないリレーの常開接点、5は対となっ ている光電装置31、41〜光電装置3N、4Nにおいて、光電装置41〜4N が遮光されたとき付勢されるリレーで、このリレー5が付勢されると図示しない 制御装置により、エスカレーターを停止させることができる。
【0011】 次に、本実施例の動作を説明する。
【0012】 今、踏段に乗客6が乗っていないときは光電装置41〜4Nは動作していない 。したがって接点41a〜4Naは開いているのでリレー5は付勢されない。し たがってエスカレーターは正常に回動する。同様に、乗客6がすべての踏段11 〜1Nに正常に乗ると、光電装置31〜3Nが動作し、接点31b〜3Nbが開 きリレー5は付勢されない。
【0013】 次に、乗客6が踏段11上で転倒すると、光電装置31は乗客6が光ビーム3 1Cを遮光しないので動作しないが、光電装置41は光ビーム41Cを遮光する ので動作する。したがって、接点31b、接点41aのいずれも閉じているので 、P−41a−31b−5−Nの回路によりリレー5が付勢され、エスカレータ ーはただちに停止するので乗客6は事故を最小限にとどめることができる。なお 、乗客6が踏段11上において転倒した場合について説明したが、その他の踏段 上において転倒した場合も同様であるので説明を省略する。また、光電装置11 〜1Nの設置場所は乗り口降り口等どこでもよく、特に限定する必要はない。
【0014】
本考案によれば、踏段の上部の高位置および低位置に第1および第2の光電装 置を設け、第1の光電装置が出力を発せず、第2の光電装置が出力を発したとき 乗客コンベアを停止するように構成したので、乗客が踏段上で転倒したことを正 確に検出することができ、したがって大事故になることを未然に防止することが できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乗客コンベアの安全装置の一実施例を
示す電気結線図である。
示す電気結線図である。
【図2】エスカレーターの踏段の中央部から見た側面図
である。
である。
【図3】図2のA−A断面から見た正面図である。
11〜1N 踏段 21、22 欄干 31〜3N 第1の光電装置 41〜4N 第2の光電装置 31A、41A 発光体 31B、41B 受光体 31C、41C 光ビーム 5 リレー
Claims (1)
- 【請求項1】 無端状に連結された複数の踏段、この踏
段の両側に立設された欄干とを有する乗客コンベアの安
全装置において、前記欄干の高位置にそれぞれ設置され
る発光体と受光体を有し、出力信号を出力する第1の光
電装置と、前記欄干の低位置にそれぞれ設置される発光
体と受光体を有し、出力信号を出力する第2の光電装置
と、乗客コンベアの運行中に、第1の光電装置から出力
信号が出力されず、第2の光電装置から出力信号が出力
されていることを検出し、制御信号を出力する検出手段
と、前記制御信号に応じて乗客コンベアを停止させる停
止手段とを備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2114992U JPH0581174U (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 乗客コンベアの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2114992U JPH0581174U (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 乗客コンベアの安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0581174U true JPH0581174U (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=12046856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2114992U Pending JPH0581174U (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 乗客コンベアの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0581174U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003246576A (ja) * | 2002-02-22 | 2003-09-02 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 動く歩道装置制御システム、及び動く歩道装置 |
WO2008146672A1 (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Mitsubishi Electric Corporation | 遮光検知システム |
WO2011037564A1 (en) * | 2009-09-23 | 2011-03-31 | Otis Elevator Company | Child protection systems for conveyors |
JP2021155206A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | フジテック株式会社 | 乗客転倒検知装置を具える乗客コンベア |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP2114992U patent/JPH0581174U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003246576A (ja) * | 2002-02-22 | 2003-09-02 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 動く歩道装置制御システム、及び動く歩道装置 |
WO2008146672A1 (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Mitsubishi Electric Corporation | 遮光検知システム |
WO2011037564A1 (en) * | 2009-09-23 | 2011-03-31 | Otis Elevator Company | Child protection systems for conveyors |
JP2021155206A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | フジテック株式会社 | 乗客転倒検知装置を具える乗客コンベア |
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