JPH0891757A - エスカレータにおけるデッキ進入防止装置 - Google Patents
エスカレータにおけるデッキ進入防止装置Info
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- JPH0891757A JPH0891757A JP23104494A JP23104494A JPH0891757A JP H0891757 A JPH0891757 A JP H0891757A JP 23104494 A JP23104494 A JP 23104494A JP 23104494 A JP23104494 A JP 23104494A JP H0891757 A JPH0891757 A JP H0891757A
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- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エスカレータにおいてデッキへの進入を確実
に防止することができるデッキの進入防止装置を提供す
る。 【構成】 エスカレータ20の欄干23の下部には、デ
ッキ25が外側に張り出す。デッキ25の上面を覆うデ
ッキボードに、デッキボード上に作用する重量に感応し
て作動信号を出力する重量感応センサ28、29を設け
る。出力された作動信号に応じて警告手段30および/
または停止制御手段31を作動させて、デッキ25上へ
の進入防止策を講じる。
に防止することができるデッキの進入防止装置を提供す
る。 【構成】 エスカレータ20の欄干23の下部には、デ
ッキ25が外側に張り出す。デッキ25の上面を覆うデ
ッキボードに、デッキボード上に作用する重量に感応し
て作動信号を出力する重量感応センサ28、29を設け
る。出力された作動信号に応じて警告手段30および/
または停止制御手段31を作動させて、デッキ25上へ
の進入防止策を講じる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレータにおける
デッキ進入防止装置に関する。
デッキ進入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータは、レベルが相違する床面
の間で複数の連続する移動ステップを上昇または下降さ
せて、移動ステップ上の乗員を運搬する。移動ステップ
の両側には、移動ステップの移動経路に沿って一対の欄
干が設けられ、これらの欄干によって乗員の通路が画成
される。欄干には、移動ステップの上昇または下降に連
動して欄干上を移動する移動手摺が設けられる。移動ス
テップで運搬される乗員は、この移動手摺を手でつかん
で安定した姿勢を維持することができる。
の間で複数の連続する移動ステップを上昇または下降さ
せて、移動ステップ上の乗員を運搬する。移動ステップ
の両側には、移動ステップの移動経路に沿って一対の欄
干が設けられ、これらの欄干によって乗員の通路が画成
される。欄干には、移動ステップの上昇または下降に連
動して欄干上を移動する移動手摺が設けられる。移動ス
テップで運搬される乗員は、この移動手摺を手でつかん
で安定した姿勢を維持することができる。
【0003】エスカレータの欄干の下部からは、レベル
の異なる床面間の全長にわたって、デッキが外側に張り
出している。このようなエスカレータでは、レベルの低
い床面からデッキ上に乗り移って、移動手摺の力を借り
ながらデッキ上を登っていくことができる。
の異なる床面間の全長にわたって、デッキが外側に張り
出している。このようなエスカレータでは、レベルの低
い床面からデッキ上に乗り移って、移動手摺の力を借り
ながらデッキ上を登っていくことができる。
【0004】従来から、このデッキへの進入を防止する
ために、図6に示すように、エスカレータの通路入り口
10付近に、欄干11に接するように仕切り板12を設
けてデッキ13への進入口を遮っていた。ところが、か
かる仕切り板12では、脇をすり抜けてデッキ13へ進
入することができる場合がある。
ために、図6に示すように、エスカレータの通路入り口
10付近に、欄干11に接するように仕切り板12を設
けてデッキ13への進入口を遮っていた。ところが、か
かる仕切り板12では、脇をすり抜けてデッキ13へ進
入することができる場合がある。
【0005】そこで、さらに確実にデッキへの進入を防
止するために、例えば、実開昭47−34986号公報
に記載されるように、移動手摺の案内レールに切り欠き
を形成し、この切り欠きに重量検知装置を設けたデッキ
進入防止装置が知られている。このデッキ進入防止装置
では、デッキ上を登る者が移動手摺に体重をかけると重
量検知装置が反応し、この反応に応答して警告を発する
等の進入防止策が講じられている。
止するために、例えば、実開昭47−34986号公報
に記載されるように、移動手摺の案内レールに切り欠き
を形成し、この切り欠きに重量検知装置を設けたデッキ
進入防止装置が知られている。このデッキ進入防止装置
では、デッキ上を登る者が移動手摺に体重をかけると重
量検知装置が反応し、この反応に応答して警告を発する
等の進入防止策が講じられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の進入防
止装置では、移動ステップ上で正常に運搬されている乗
員が移動手摺に体重をかけた場合でも重量検知装置が反
応してしまったり、移動手摺の張りが強いと重量検知装
置の反応が鈍くなったりして、デッキへの進入を確実に
検知することができないことがある。
止装置では、移動ステップ上で正常に運搬されている乗
員が移動手摺に体重をかけた場合でも重量検知装置が反
応してしまったり、移動手摺の張りが強いと重量検知装
置の反応が鈍くなったりして、デッキへの進入を確実に
検知することができないことがある。
【0007】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、エスカレータにおいてデッキへの進入を確実に防止
することができるデッキ進入防止装置を提供することを
目的とする。
で、エスカレータにおいてデッキへの進入を確実に防止
することができるデッキ進入防止装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、レベルが相違する床面の間で上
昇または下降する複数の連続する移動ステップと、これ
ら移動ステップの両側に設けられて移動ステップ上の乗
員の通路を仕切る一対の欄干と、移動ステップの上昇ま
たは下降に従って欄干上を移動する移動手摺と、欄干の
下部で外側に張り出すデッキとを備えるエスカレータに
おいて、前記デッキの上面を覆うデッキボードに、デッ
キボード上に作用する重量に感応して作動信号を出力す
る重量感応センサを設けることを特徴とするデッキ進入
防止装置が提供される。
に、第1発明によれば、レベルが相違する床面の間で上
昇または下降する複数の連続する移動ステップと、これ
ら移動ステップの両側に設けられて移動ステップ上の乗
員の通路を仕切る一対の欄干と、移動ステップの上昇ま
たは下降に従って欄干上を移動する移動手摺と、欄干の
下部で外側に張り出すデッキとを備えるエスカレータに
おいて、前記デッキの上面を覆うデッキボードに、デッ
キボード上に作用する重量に感応して作動信号を出力す
る重量感応センサを設けることを特徴とするデッキ進入
防止装置が提供される。
【0009】また、第2発明は、第1発明の特徴に加
え、移動ステップが上昇するエスカレータの通路入り口
付近に、この入り口から順に2つの前記重量感応センサ
を間隔をおいて配置し、入り口に近い重量感応センサの
作動信号に応じて警告を発する警告手段と、入り口から
遠い重量感応センサの作動信号に応じて移動ステップの
上昇を停止する停止制御手段とを備えることを特徴とす
る。
え、移動ステップが上昇するエスカレータの通路入り口
付近に、この入り口から順に2つの前記重量感応センサ
を間隔をおいて配置し、入り口に近い重量感応センサの
作動信号に応じて警告を発する警告手段と、入り口から
遠い重量感応センサの作動信号に応じて移動ステップの
上昇を停止する停止制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】第1発明の構成によれば、デッキへの進入者が
重量感応センサを踏むと、その重量作用に応じて、デッ
キ上への進入防止策が講じられる。
重量感応センサを踏むと、その重量作用に応じて、デッ
キ上への進入防止策が講じられる。
【0011】また、第2発明の構成によれば、進入者
が、入り口に近い重量感応センサを踏むと、警告手段が
警告を発し、進入者や周囲の者に注意を喚起する。続い
て、この注意にも拘わらず、進入者が移動手摺を伝わっ
てデッキを登ろうとすると、入り口から遠い重量感応セ
ンサを踏み、停止制御手段が移動ステップの上昇を停止
する。移動手摺の移動も停止され、移動手摺の力を借り
た進入者の登坂が不可能となる。
が、入り口に近い重量感応センサを踏むと、警告手段が
警告を発し、進入者や周囲の者に注意を喚起する。続い
て、この注意にも拘わらず、進入者が移動手摺を伝わっ
てデッキを登ろうとすると、入り口から遠い重量感応セ
ンサを踏み、停止制御手段が移動ステップの上昇を停止
する。移動手摺の移動も停止され、移動手摺の力を借り
た進入者の登坂が不可能となる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
【0013】図1は、本発明に係るデッキ進入防止装置
を備えたエスカレータを示す。このエスカレータ20
は、レベルが相違する2つの床面21、22間で上昇す
る複数の連続する移動ステップ(図示せず)を備える。
移動ステップの両側には、移動ステップの移動経路に沿
って、移動ステップ上の乗員の通路を仕切る一対の欄干
23が設けられる(図1には一方のみが示される)。欄
干23には、移動ステップの上昇に連動して欄干23上
を移動する移動手摺24が設けられる。欄干23の下部
には、欄干23の外側にデッキ25が張り出している。
を備えたエスカレータを示す。このエスカレータ20
は、レベルが相違する2つの床面21、22間で上昇す
る複数の連続する移動ステップ(図示せず)を備える。
移動ステップの両側には、移動ステップの移動経路に沿
って、移動ステップ上の乗員の通路を仕切る一対の欄干
23が設けられる(図1には一方のみが示される)。欄
干23には、移動ステップの上昇に連動して欄干23上
を移動する移動手摺24が設けられる。欄干23の下部
には、欄干23の外側にデッキ25が張り出している。
【0014】エスカレータ20は、上部機械室26に設
けられた運転制御装置27によって制御される。この運
転制御装置27は、エスカレータ20を駆動するエスカ
レータ駆動機の運転を制御する。この運転制御装置27
の制御を通じて、エスカレータ20は、電源入力時、恒
常的に駆動される。
けられた運転制御装置27によって制御される。この運
転制御装置27は、エスカレータ20を駆動するエスカ
レータ駆動機の運転を制御する。この運転制御装置27
の制御を通じて、エスカレータ20は、電源入力時、恒
常的に駆動される。
【0015】デッキ進入防止装置Dは、人体荷重を感知
して作動信号を出力する第1および第2重量感応センサ
28、29と、第1重量感応センサ28の作動信号に応
じて警告を発する警告手段30と、第2重量感応センサ
29の作動信号に応じて移動ステップの上昇を停止する
停止制御手段31とを備える。
して作動信号を出力する第1および第2重量感応センサ
28、29と、第1重量感応センサ28の作動信号に応
じて警告を発する警告手段30と、第2重量感応センサ
29の作動信号に応じて移動ステップの上昇を停止する
停止制御手段31とを備える。
【0016】第1および第2重量感応センサ28、29
は、エスカレータ20の通路入り口付近に設置される。
特に、第1重量感応センサ28は、床面21からすぐに
乗り移ることができるデッキ25上に配置される。第2
重量感応センサ29は、第1重量感応センサ28から間
隔をおいて、デッキ25が床面22に向かって傾斜を始
める辺りに配置される。第2重量感応センサ29の位置
は、移動ステップの上昇停止に伴って移動手摺24が停
止した際に、移動手摺24の力を借りて登っていた者が
飛び降りることのできる高さ、例えば、床面から1〜
1.5m程度であることが好ましい。
は、エスカレータ20の通路入り口付近に設置される。
特に、第1重量感応センサ28は、床面21からすぐに
乗り移ることができるデッキ25上に配置される。第2
重量感応センサ29は、第1重量感応センサ28から間
隔をおいて、デッキ25が床面22に向かって傾斜を始
める辺りに配置される。第2重量感応センサ29の位置
は、移動ステップの上昇停止に伴って移動手摺24が停
止した際に、移動手摺24の力を借りて登っていた者が
飛び降りることのできる高さ、例えば、床面から1〜
1.5m程度であることが好ましい。
【0017】警告手段30は、第1重量感応センサ28
に電気的に接続されて第1重量感応センサ28からの作
動信号を制御する第1信号制御部32と、この第1信号
制御部32からの作動信号に応じて警告音としての注意
音声を合成する音声合成装置33とを備える。音声合成
装置33には、エスカレータ20の通路入り口付近で、
床面21に対向する天井面34に設置されたスピーカ3
5が接続されている。音声合成装置33で合成された注
意音声は、スピーカ35を通じて放送され、デッキ25
上の者だけでなく、周囲の者にも注意を喚起する。
に電気的に接続されて第1重量感応センサ28からの作
動信号を制御する第1信号制御部32と、この第1信号
制御部32からの作動信号に応じて警告音としての注意
音声を合成する音声合成装置33とを備える。音声合成
装置33には、エスカレータ20の通路入り口付近で、
床面21に対向する天井面34に設置されたスピーカ3
5が接続されている。音声合成装置33で合成された注
意音声は、スピーカ35を通じて放送され、デッキ25
上の者だけでなく、周囲の者にも注意を喚起する。
【0018】停止制御手段31は、第2重量感応センサ
29に電気的に接続されて第2重量感応センサ29から
の作動信号を制御する第2信号制御部36と、この第2
信号制御部36からの作動信号に応じて運転制御装置2
7にエスカレータ20の駆動停止指令を発する運転停止
指令部37とを備える。第2信号制御部36は、警告手
段30の音声合成装置33にも接続され、音声合成装置
33は、エスカレータ20の運転停止に見合った注意音
声を合成して出力することができる。警告手段30の第
1信号制御部32および音声合成装置33や、停止制御
手段31の第2信号制御部36および運転停止指令部3
7は、まとめて上部機械室26に配置することができ
る。
29に電気的に接続されて第2重量感応センサ29から
の作動信号を制御する第2信号制御部36と、この第2
信号制御部36からの作動信号に応じて運転制御装置2
7にエスカレータ20の駆動停止指令を発する運転停止
指令部37とを備える。第2信号制御部36は、警告手
段30の音声合成装置33にも接続され、音声合成装置
33は、エスカレータ20の運転停止に見合った注意音
声を合成して出力することができる。警告手段30の第
1信号制御部32および音声合成装置33や、停止制御
手段31の第2信号制御部36および運転停止指令部3
7は、まとめて上部機械室26に配置することができ
る。
【0019】図2および図3を参照しつつ第1および第
2重量感応センサ28、29の構造を説明する。第1お
よび第2重量感応センサ28、29は同一の構造を有す
るので、ここでは第1重量感応センサ28の構造を代表
して説明する。
2重量感応センサ28、29の構造を説明する。第1お
よび第2重量感応センサ28、29は同一の構造を有す
るので、ここでは第1重量感応センサ28の構造を代表
して説明する。
【0020】デッキ25は、欄干23の透明なガラス板
40を支える基台41と、この基台41の上面に被さる
デッキボード42とを備える。デッキボード42には凹
部43が形成され、この凹部43に第1重量感応センサ
28が配設される。
40を支える基台41と、この基台41の上面に被さる
デッキボード42とを備える。デッキボード42には凹
部43が形成され、この凹部43に第1重量感応センサ
28が配設される。
【0021】第1重量感応センサ28は、凹部43には
め込まれた踏み板44と、この踏み板44が踏み込まれ
たときに接点を閉じる常開型のマイクロスイッチ45と
を備える。踏み板44は、裏面に貼付された例えばゴム
からなる弾性部材46を通じて凹部43の底面に支持さ
れる。これによって踏み板44の表面は、無荷重状態で
デッキボード42の表面と面一となる。踏み板44は、
例えば、デッキボード42と同一の材質や、同等の外観
を呈する材料によって成形される。
め込まれた踏み板44と、この踏み板44が踏み込まれ
たときに接点を閉じる常開型のマイクロスイッチ45と
を備える。踏み板44は、裏面に貼付された例えばゴム
からなる弾性部材46を通じて凹部43の底面に支持さ
れる。これによって踏み板44の表面は、無荷重状態で
デッキボード42の表面と面一となる。踏み板44は、
例えば、デッキボード42と同一の材質や、同等の外観
を呈する材料によって成形される。
【0022】踏み板44の裏面には、凹部43底面の開
口47から突出可能なスイッチカム48が固定されてい
る。このスイッチカム48は、凹部43下方に固定され
たマイクロスイッチ45の揺動腕45aに接触する。踏
み板44に人体荷重が作用すると、弾性部材46の弾性
力に抗してスイッチカム48が下降し、マイクロスイッ
チ45の揺動腕45aを押し下げる。これによってマイ
クロスイッチ45の接点が閉じ、マイクロスイッチ45
から作動信号が出力される。
口47から突出可能なスイッチカム48が固定されてい
る。このスイッチカム48は、凹部43下方に固定され
たマイクロスイッチ45の揺動腕45aに接触する。踏
み板44に人体荷重が作用すると、弾性部材46の弾性
力に抗してスイッチカム48が下降し、マイクロスイッ
チ45の揺動腕45aを押し下げる。これによってマイ
クロスイッチ45の接点が閉じ、マイクロスイッチ45
から作動信号が出力される。
【0023】図4はデッキ進入防止装置Dの具体的な回
路構成を示すラダー回路図である。第1信号制御部32
は、第1重量感応センサ28の接点が閉じると通電され
る第1リレーX1と、この第1リレーX1の接点X1a
1が閉じると動作を開始する第1限時復帰リレーT1と
を備える。第1重量感応センサ28の接点が開いても、
第1限時復帰リレーT1の動作開始から予め決められた
時間経過しなければ第1限時復帰リレーT1の接点T1
aは開かず、その結果、第1リレーX1の接点X1a2
は閉じた状態を維持する。
路構成を示すラダー回路図である。第1信号制御部32
は、第1重量感応センサ28の接点が閉じると通電され
る第1リレーX1と、この第1リレーX1の接点X1a
1が閉じると動作を開始する第1限時復帰リレーT1と
を備える。第1重量感応センサ28の接点が開いても、
第1限時復帰リレーT1の動作開始から予め決められた
時間経過しなければ第1限時復帰リレーT1の接点T1
aは開かず、その結果、第1リレーX1の接点X1a2
は閉じた状態を維持する。
【0024】第2信号制御部36は、第2重量感応セン
サ29の接点が閉じると通電される第2リレーX2と、
この第2リレーX2の接点X2a1が閉じると動作を開
始する第2限時復帰リレーT2とを備える。第2重量感
応センサ29の接点が開いても、第2限時復帰リレーT
2の動作開始から予め決められた時間経過しなければ第
2限時復帰リレーT2の接点T2aは開かず、その結
果、第2リレーX2の接点X2a2、X2a3は閉じた
状態を維持する。
サ29の接点が閉じると通電される第2リレーX2と、
この第2リレーX2の接点X2a1が閉じると動作を開
始する第2限時復帰リレーT2とを備える。第2重量感
応センサ29の接点が開いても、第2限時復帰リレーT
2の動作開始から予め決められた時間経過しなければ第
2限時復帰リレーT2の接点T2aは開かず、その結
果、第2リレーX2の接点X2a2、X2a3は閉じた
状態を維持する。
【0025】音声合成装置33は、第1重量感応センサ
28の動作によって接点X1a2が閉じると、例えば、
「アブナイカラオリマショウ」といった音声を合成する
第1音声合成部50と、第2重量感応センサ29の動作
によって接点X2a2が閉じると、例えば、「ヒジョウ
テイシ」といった音声を合成する第2音声合成部51と
を備える。この場合、接点X2a2が閉じると第1およ
び第2音声合成部50、51の両方に通電して、「アブ
ナイカラオリマショウ」と「ヒジョウテイシ」とを交互
にスピーカ35から出力するようにしてもよい。音声合
成装置33は、その前段にリセットボタン52を有す
る。
28の動作によって接点X1a2が閉じると、例えば、
「アブナイカラオリマショウ」といった音声を合成する
第1音声合成部50と、第2重量感応センサ29の動作
によって接点X2a2が閉じると、例えば、「ヒジョウ
テイシ」といった音声を合成する第2音声合成部51と
を備える。この場合、接点X2a2が閉じると第1およ
び第2音声合成部50、51の両方に通電して、「アブ
ナイカラオリマショウ」と「ヒジョウテイシ」とを交互
にスピーカ35から出力するようにしてもよい。音声合
成装置33は、その前段にリセットボタン52を有す
る。
【0026】運転停止司令部37は、第2重量感応セン
サ29の動作によって接点X2a3が閉じるとエスカレ
ータ20の運転停止を指令する。
サ29の動作によって接点X2a3が閉じるとエスカレ
ータ20の運転停止を指令する。
【0027】この実施例に係るデッキ進入防止装置の動
作を説明する。
作を説明する。
【0028】エスカレータ20の運転中に、例えば、通
行人が床面21からデッキ25に乗り移ると、まず、第
1重量感応センサ28を通過する。このとき、通行人が
第1重量感応センサ28の踏み板44を踏むと、その体
重によって踏み板44が沈み、カムスイッチ48がマイ
クロスイッチ45の揺動腕45aを押し下げる。これに
よって第1リレーX1が作動し、接点X1a2が閉じ
る。第1音声合成部50は、注意音声「アブナイカラオ
リマショウ」をスピーカ35から発し、進入する通行人
だけでなく、通行人周囲の人たちに注意を促す。
行人が床面21からデッキ25に乗り移ると、まず、第
1重量感応センサ28を通過する。このとき、通行人が
第1重量感応センサ28の踏み板44を踏むと、その体
重によって踏み板44が沈み、カムスイッチ48がマイ
クロスイッチ45の揺動腕45aを押し下げる。これに
よって第1リレーX1が作動し、接点X1a2が閉じ
る。第1音声合成部50は、注意音声「アブナイカラオ
リマショウ」をスピーカ35から発し、進入する通行人
だけでなく、通行人周囲の人たちに注意を促す。
【0029】デッキ進入防止装置Dの電気回路では、第
1リレーX1の接点X1a1の接触によって第1限時復
帰リレーT1が作動する。接点T1aは、第1限時復帰
リレーT1の作動開始から決められた時間だけ開くこと
はないので、接点X1a2が閉じたままとなり、第1重
量感応センサ28からの作動信号が一時的なものであっ
ても注意音声の放送は継続する。
1リレーX1の接点X1a1の接触によって第1限時復
帰リレーT1が作動する。接点T1aは、第1限時復帰
リレーT1の作動開始から決められた時間だけ開くこと
はないので、接点X1a2が閉じたままとなり、第1重
量感応センサ28からの作動信号が一時的なものであっ
ても注意音声の放送は継続する。
【0030】この注意音声にも拘わらず、通行人が移動
手摺24を伝わってデッキ25を登ると、第2重量感応
センサ29を通過することとなる。このとき、通行人が
第2重量感応センサ29の踏み板を踏むと、その体重に
よって踏み板が沈み、カムスイッチがマイクロスイッチ
の揺動腕を押し下げる。これによって第2リレーがX2
作動し、接点X2a2、X2a3が閉じる。第2音声合
成部51は、注意音声「ヒジョウテイシ」をスピーカ3
5から発し、移動ステップ上の乗員にエスカレータ20
の緊急停止を知らせる。これと同時に、運転停止司令部
37は、運転制御装置27に駆動停止指令を発し、エス
カレータ20を緊急停止する。
手摺24を伝わってデッキ25を登ると、第2重量感応
センサ29を通過することとなる。このとき、通行人が
第2重量感応センサ29の踏み板を踏むと、その体重に
よって踏み板が沈み、カムスイッチがマイクロスイッチ
の揺動腕を押し下げる。これによって第2リレーがX2
作動し、接点X2a2、X2a3が閉じる。第2音声合
成部51は、注意音声「ヒジョウテイシ」をスピーカ3
5から発し、移動ステップ上の乗員にエスカレータ20
の緊急停止を知らせる。これと同時に、運転停止司令部
37は、運転制御装置27に駆動停止指令を発し、エス
カレータ20を緊急停止する。
【0031】本発明によれば、第1および第2重量感応
センサ28、29をデッキ25上に設けたので、デッキ
25への進入を確実に検知して、その進入防止策を講じ
ることができる。また、デッキ25への進入時、まず第
1段階において進入者および周囲の者に注意を喚起し、
続いて、第2段階においてエスカレータ20の運転を停
止して、移動手摺24の力を借りた進入者の登坂を不可
能にしているので、第1段階で進入を停止することがで
きれば、エスカレータ20を緊急停止する必要がなくな
る。しかも、緊急停止前に、予め注意音声が発せられる
ので、移動ステップ上の乗員が緊急停止に備えることが
できる。
センサ28、29をデッキ25上に設けたので、デッキ
25への進入を確実に検知して、その進入防止策を講じ
ることができる。また、デッキ25への進入時、まず第
1段階において進入者および周囲の者に注意を喚起し、
続いて、第2段階においてエスカレータ20の運転を停
止して、移動手摺24の力を借りた進入者の登坂を不可
能にしているので、第1段階で進入を停止することがで
きれば、エスカレータ20を緊急停止する必要がなくな
る。しかも、緊急停止前に、予め注意音声が発せられる
ので、移動ステップ上の乗員が緊急停止に備えることが
できる。
【0032】図5は本発明の他の実施例を示す。前述の
実施例では、第2重量感応センサ29の動作に基づい
て、エスカレータ20の周辺に注意音声を放送するとと
もに、エスカレータ20の運転を停止するようにしてい
たが、この実施例では、第2重量感応センサ29の作動
信号は、係員室に設けられた係員管理盤53の異常表示
灯54を点灯させる。これによって、エスカレータ20
の緊急停止を係員が迅速に知ることができる。
実施例では、第2重量感応センサ29の動作に基づい
て、エスカレータ20の周辺に注意音声を放送するとと
もに、エスカレータ20の運転を停止するようにしてい
たが、この実施例では、第2重量感応センサ29の作動
信号は、係員室に設けられた係員管理盤53の異常表示
灯54を点灯させる。これによって、エスカレータ20
の緊急停止を係員が迅速に知ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、重量感
応センサをデッキボードに設けたので、デッキへの進入
を確実に検知して、進入防止策を講じることが可能であ
る。
応センサをデッキボードに設けたので、デッキへの進入
を確実に検知して、進入防止策を講じることが可能であ
る。
【0034】また、第2発明によれば、デッキへの進入
時、まず第1段階において進入者および周囲の者に注意
を喚起し、続いて、第2段階においてエスカレータの運
転を停止して、移動手摺の力を借りた進入者の登坂を不
可能にしているので、第1段階で進入を停止することが
できれば、エスカレータを緊急停止する必要がなくな
る。しかも、緊急停止前に、予め注意音声が発せられる
ので、移動ステップ上の乗員が緊急停止に備えることが
できる。
時、まず第1段階において進入者および周囲の者に注意
を喚起し、続いて、第2段階においてエスカレータの運
転を停止して、移動手摺の力を借りた進入者の登坂を不
可能にしているので、第1段階で進入を停止することが
できれば、エスカレータを緊急停止する必要がなくな
る。しかも、緊急停止前に、予め注意音声が発せられる
ので、移動ステップ上の乗員が緊急停止に備えることが
できる。
【図1】本発明に係るデッキ進入防止装置を備えたエス
カレータの全体構成図である。
カレータの全体構成図である。
【図2】図1の2−2線に沿った第1重量感応センサの
断面図である。
断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である
【図4】デッキ進入防止装置の回路構成を示すラダー回
路図である。
路図である。
【図5】本発明に係るデッキ進入防止装置の他の実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】従来例に係るデッキ進入防止装置を示す図であ
る。
る。
21、22 床面 23 欄干 24 移動手摺 25 デッキ 28 入り口に近い第1重量感応センサ 29 入り口から遠い第2重量感応センサ 30 警告手段 31 停止制御手段 42 デッキボード
Claims (2)
- 【請求項1】 レベルが相違する床面の間で上昇または
下降する複数の連続する移動ステップと、これら移動ス
テップの両側に設けられて移動ステップ上の乗員の通路
を仕切る一対の欄干と、移動ステップの上昇または下降
に連動して欄干上を移動する移動手摺と、欄干の下部で
外側に張り出すデッキとを備えるエスカレータにおい
て、 前記デッキの上面を覆うデッキボードに、デッキボード
上に作用する重量に感応して作動信号を出力する重量感
応センサを設けることを特徴とするデッキ進入防止装
置。 - 【請求項2】移動ステップが上昇するエスカレータの通
路入り口付近に、この入り口から順に2つの前記重量感
応センサを間隔をおいて配置し、入り口に近い重量感応
センサの作動信号に応じて警告を発する警告手段と、入
り口から遠い重量感応センサの作動信号に応じて移動ス
テップの上昇を停止する停止制御手段とを備えることを
特徴とする請求項1記載のデッキ進入防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23104494A JPH0891757A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | エスカレータにおけるデッキ進入防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23104494A JPH0891757A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | エスカレータにおけるデッキ進入防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0891757A true JPH0891757A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16917406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23104494A Pending JPH0891757A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | エスカレータにおけるデッキ進入防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0891757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014210643A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
CN104773643A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-15 | 浙江港奥电梯有限公司 | 可进行逆行安全提示的自动扶梯 |
JP2016060599A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア装置 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23104494A patent/JPH0891757A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014210643A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
JP2016060599A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア装置 |
CN104773643A (zh) * | 2015-04-01 | 2015-07-15 | 浙江港奥电梯有限公司 | 可进行逆行安全提示的自动扶梯 |
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