JP2000109282A - 乗客搬送装置の安全装置 - Google Patents
乗客搬送装置の安全装置Info
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- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 claims 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 abstract description 15
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- SAZUGELZHZOXHB-UHFFFAOYSA-N acecarbromal Chemical compound CCC(Br)(CC)C(=O)NC(=O)NC(C)=O SAZUGELZHZOXHB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の乗客搬送装置が縦続して設けられた場
合に降り口付近が混雑し降り客の滞留が発生したときに
後続の乗客搬送装置の乗客に衝突や転倒事故が発生する
ことのないようにした乗客搬送装置の安全装置を得る。 【解決手段】 縦続して設けられた複数の乗客搬送装置
の各降り口付近に降車方向に沿って所定距離離隔して設
けられて降り客の滞留を検出する一対の検出センサー
（４Ａａ，４Ａｂ）（４Ｂａ，４Ｂｂ）（４Ｃａ，４Ｃ
ｂ）と、上記複数の乗客搬送装置のそれぞれに備えられ
て自号機の上記一対の検出センサーが同時に所定時間検
出動作したときに滞留と判定し当該判定信号に基づいて
自号機及び後続号機の乗客搬送装置を停止制御する制御
手段（１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ）とを備えた。
合に降り口付近が混雑し降り客の滞留が発生したときに
後続の乗客搬送装置の乗客に衝突や転倒事故が発生する
ことのないようにした乗客搬送装置の安全装置を得る。 【解決手段】 縦続して設けられた複数の乗客搬送装置
の各降り口付近に降車方向に沿って所定距離離隔して設
けられて降り客の滞留を検出する一対の検出センサー
（４Ａａ，４Ａｂ）（４Ｂａ，４Ｂｂ）（４Ｃａ，４Ｃ
ｂ）と、上記複数の乗客搬送装置のそれぞれに備えられ
て自号機の上記一対の検出センサーが同時に所定時間検
出動作したときに滞留と判定し当該判定信号に基づいて
自号機及び後続号機の乗客搬送装置を停止制御する制御
手段（１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ）とを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレーター
または動く歩道等の乗客搬送装置の安全装置に関し、特
に、降り口での混雑時における乗客の衝突・転倒事故防
止技術に関するものである。
または動く歩道等の乗客搬送装置の安全装置に関し、特
に、降り口での混雑時における乗客の衝突・転倒事故防
止技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来例に係るエスカレーターの上
部乗降口付近の見取図を示す。図７において、１は移動
手摺り、２は欄干、３はインレット部、４はエスカレー
ター上部の乗降口床６に設置された光電装置、５はその
光軸、７は天井８に取付けられた警報装置である。
部乗降口付近の見取図を示す。図７において、１は移動
手摺り、２は欄干、３はインレット部、４はエスカレー
ター上部の乗降口床６に設置された光電装置、５はその
光軸、７は天井８に取付けられた警報装置である。
【０００３】次に動作について説明する。上昇運転中の
エスカレーターの乗客が乗降口床６に降りた時、何らか
の理由によって、乗降口床６に設置されている光電装置
４の光軸５を所定時間連続して遮断した場合には、乗降
口付近の滞留を知らせるために、天井８に取付けられた
警付けられた警報装置７が鳴動することにより警報が発
せられる。
エスカレーターの乗客が乗降口床６に降りた時、何らか
の理由によって、乗降口床６に設置されている光電装置
４の光軸５を所定時間連続して遮断した場合には、乗降
口付近の滞留を知らせるために、天井８に取付けられた
警付けられた警報装置７が鳴動することにより警報が発
せられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置においては次のような問題点があった。 １）光電装置４はエスカレーターを降りた直近の位置に
設置されているため、後続乗客に対する乗降口付近の滞
留報知が遅れる。 ２）光電装置４は乗降方向に沿って一箇所しか設置され
てないので、乗降口付近で滞留している乗客が一人か複
数人か判別できず混雑度合いの目安がつかめない。 ３）警報装置７のみでは、当該エスカレーターの乗客、
及び複数のエスカレータが縦続して設けられた場合の後
続エスカレーターの乗客の流れを止めることができない
ので、衝突や転倒事故が懸念される。
た従来装置においては次のような問題点があった。 １）光電装置４はエスカレーターを降りた直近の位置に
設置されているため、後続乗客に対する乗降口付近の滞
留報知が遅れる。 ２）光電装置４は乗降方向に沿って一箇所しか設置され
てないので、乗降口付近で滞留している乗客が一人か複
数人か判別できず混雑度合いの目安がつかめない。 ３）警報装置７のみでは、当該エスカレーターの乗客、
及び複数のエスカレータが縦続して設けられた場合の後
続エスカレーターの乗客の流れを止めることができない
ので、衝突や転倒事故が懸念される。
【０００５】この発明は上述した点に鑑みてなされたも
ので、複数の乗客搬送装置が縦続して設けられた場合に
降り口付近が混雑し降り客の滞留が発生したときに後続
の乗客搬送装置の乗客に衝突や転倒事故が発生すること
のないようにした乗客搬送装置の安全装置を得ることを
目的とする。
ので、複数の乗客搬送装置が縦続して設けられた場合に
降り口付近が混雑し降り客の滞留が発生したときに後続
の乗客搬送装置の乗客に衝突や転倒事故が発生すること
のないようにした乗客搬送装置の安全装置を得ることを
目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客搬送
装置の安全装置は、縦続して設けられた複数の乗客搬送
装置の各降り口付近に降車方向に沿って所定距離離隔し
て設けられて降り客の滞留を検出する一対の検出センサ
ーと、上記複数の乗客搬送装置のそれぞれに備えられて
自号機の上記一対の検出センサーが同時に所定時間検出
動作したときに滞留と判定し当該判定信号に基づいて自
号機及び後続号機の乗客搬送装置を停止制御する制御手
段とを備えたものである。
装置の安全装置は、縦続して設けられた複数の乗客搬送
装置の各降り口付近に降車方向に沿って所定距離離隔し
て設けられて降り客の滞留を検出する一対の検出センサ
ーと、上記複数の乗客搬送装置のそれぞれに備えられて
自号機の上記一対の検出センサーが同時に所定時間検出
動作したときに滞留と判定し当該判定信号に基づいて自
号機及び後続号機の乗客搬送装置を停止制御する制御手
段とを備えたものである。
【０００７】また、上記複数の乗客搬送装置にそれぞれ
対応して設けられて各乗客搬送装置廻りを映し出す複数
のテレビカメラと、管理室に設けられて上記各テレビカ
メラの映像を映し出すディスプレイ装置とをさらに備
え、上記制御手段は、上記滞留判定信号に基づいて上記
各テレビカメラを動作させることを特徴とするものであ
る。
対応して設けられて各乗客搬送装置廻りを映し出す複数
のテレビカメラと、管理室に設けられて上記各テレビカ
メラの映像を映し出すディスプレイ装置とをさらに備
え、上記制御手段は、上記滞留判定信号に基づいて上記
各テレビカメラを動作させることを特徴とするものであ
る。
【０００８】さらに、乗客に滞留時の注意喚起を促す報
知手段をさらに備え、上記制御手段は、上記滞留判定信
号に基づいて上記報知手段を動作させることを特徴とす
るものである。
知手段をさらに備え、上記制御手段は、上記滞留判定信
号に基づいて上記報知手段を動作させることを特徴とす
るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の実施の形態に係
る乗客搬送装置の安全装置を示す構成図であり、乗客搬
送装置として縦続して設けられた複数のエスカレーター
がＵＰ方向に上昇運転する配置例を示している。また、
図２は１台のエスカレーターの正面図を示している。こ
れら図１及び図２において、図７に示す従来例と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。
る乗客搬送装置の安全装置を示す構成図であり、乗客搬
送装置として縦続して設けられた複数のエスカレーター
がＵＰ方向に上昇運転する配置例を示している。また、
図２は１台のエスカレーターの正面図を示している。こ
れら図１及び図２において、図７に示す従来例と同一部
分は同一符号を付してその説明は省略する。
【００１０】図１に示すように、最上段にＡ号機、中段
にＢ号機、最下段にＣ号機の各エスカレーターが縦続し
て配置されている。そして、例えば最上段のＡ号機のエ
スカレーターには、乗降口床６（降り口付近）に降車方
向に沿って所定距離離隔して降り客の滞留を検出するた
めの一対の検出センサー４Ａａと４Ａｂが設けられてい
る。この検出センサー４Ａａと４Ａｂは、図７に示す従
来の光電装置４と同様な構成でなり、図２に示すよう
に、光軸５を遮断することを検出するようになされてい
る。
にＢ号機、最下段にＣ号機の各エスカレーターが縦続し
て配置されている。そして、例えば最上段のＡ号機のエ
スカレーターには、乗降口床６（降り口付近）に降車方
向に沿って所定距離離隔して降り客の滞留を検出するた
めの一対の検出センサー４Ａａと４Ａｂが設けられてい
る。この検出センサー４Ａａと４Ａｂは、図７に示す従
来の光電装置４と同様な構成でなり、図２に示すよう
に、光軸５を遮断することを検出するようになされてい
る。
【００１１】また、降り口付近の天井８にＡ号機のエス
カレーター廻りを映し出すテレビカメラ１１Ａが設けら
れており、さらに、上記一対の検出センサー４Ａａと４
Ａｂが同時に所定時間検出動作したときに滞留と判定し
その判定信号に基づいて自号機Ａ及び後続号機Ｂのエス
カレーターを停止制御する制御盤１０Ａが備えられてい
る。
カレーター廻りを映し出すテレビカメラ１１Ａが設けら
れており、さらに、上記一対の検出センサー４Ａａと４
Ａｂが同時に所定時間検出動作したときに滞留と判定し
その判定信号に基づいて自号機Ａ及び後続号機Ｂのエス
カレーターを停止制御する制御盤１０Ａが備えられてい
る。
【００１２】また、同様な構成として、Ｂ号機のエスカ
レーターには、一対の検出センサー４Ｂａと４Ｂｂ、テ
レビカメラ１１Ｂ、及び制御盤１０Ｂが設けられ、Ｃ号
機のエスカレーターには、一対の検出センサー４Ｃａと
４Ｃｂ、テレビカメラ１１Ｃ、及び制御盤１０Ｃが設け
られている。そして、各一対の検出センサーは自号機の
制御盤に制御ケーブル９により接続され、各制御盤は制
御ケーブル９により接続されている。なお、図２におい
て、２１は踏段を示す。
レーターには、一対の検出センサー４Ｂａと４Ｂｂ、テ
レビカメラ１１Ｂ、及び制御盤１０Ｂが設けられ、Ｃ号
機のエスカレーターには、一対の検出センサー４Ｃａと
４Ｃｂ、テレビカメラ１１Ｃ、及び制御盤１０Ｃが設け
られている。そして、各一対の検出センサーは自号機の
制御盤に制御ケーブル９により接続され、各制御盤は制
御ケーブル９により接続されている。なお、図２におい
て、２１は踏段を示す。
【００１３】さらに、図３に示すように、各号機のテレ
ビカメラ１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃによる映像は、各制御
盤１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃにより制御されて管理室に設
けられたディスプレイ装置１２により映し出されるよう
になされ、また、館内に設けられた報知手段としての放
送設備１３は、各制御盤１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃにより
制御されて乗客の滞留時に注意喚起を促す放送を行うよ
うになされている。
ビカメラ１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃによる映像は、各制御
盤１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃにより制御されて管理室に設
けられたディスプレイ装置１２により映し出されるよう
になされ、また、館内に設けられた報知手段としての放
送設備１３は、各制御盤１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃにより
制御されて乗客の滞留時に注意喚起を促す放送を行うよ
うになされている。
【００１４】ここで、上記各号機の制御盤１０Ａ，１０
Ｂ，１０Ｃは、図４〜図６に示す構成を備えている。例
えば、制御盤１０Ａは、図４に示すように、検出センサ
ー４Ａａ，４Ａｂの両者が同時に所定時間（Ｘ秒）遮断
された場合に励磁するオンタイマーリレー１４Ａと、オ
ンタイマーリレー１４Ａの励磁によって接点閉成する常
開接点１４ａの接点閉成時に励磁する滞留判定リレー１
５Ａと、滞留判定リレー１５Ａの励磁により接点開放す
る常閉接点１５ａの接点開放時に消勢されることによっ
て駆動状態にあるＡ号機のエスカレーターの駆動モータ
（図示せず）を停止させるモータ駆動リレー１６Ａとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ａの常開接
点１５ａ１は後続号機であるＢ号機の制御盤へのエスカ
レーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ａ２はテレビカメラ１１Ａを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ａ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
Ｂ，１０Ｃは、図４〜図６に示す構成を備えている。例
えば、制御盤１０Ａは、図４に示すように、検出センサ
ー４Ａａ，４Ａｂの両者が同時に所定時間（Ｘ秒）遮断
された場合に励磁するオンタイマーリレー１４Ａと、オ
ンタイマーリレー１４Ａの励磁によって接点閉成する常
開接点１４ａの接点閉成時に励磁する滞留判定リレー１
５Ａと、滞留判定リレー１５Ａの励磁により接点開放す
る常閉接点１５ａの接点開放時に消勢されることによっ
て駆動状態にあるＡ号機のエスカレーターの駆動モータ
（図示せず）を停止させるモータ駆動リレー１６Ａとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ａの常開接
点１５ａ１は後続号機であるＢ号機の制御盤へのエスカ
レーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ａ２はテレビカメラ１１Ａを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ａ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
【００１５】また、制御盤１０Ｂは、図５に示すよう
に、検出センサー４Ｂａ，４Ｂｂの両者が同時に所定時
間（Ｘ秒）遮断された場合に励磁するオンタイマーリレ
ー１４Ｂと、オンタイマーリレー１４Ｂの励磁によって
接点閉成する常開接点１４ｂの接点閉成時または図４に
示すＡ号機の滞留判定リレー１５Ａの励磁によって接点
閉成する常開接点１５ａ１の接点閉成時に励磁する滞留
判定リレー１５Ｂと、滞留判定リレー１５Ｂの励磁によ
り接点開放する常閉接点１５ｂの接点開放時に消勢され
ることによって駆動状態にあるＢ号機のエスカレーター
の駆動モータを停止させるモータ駆動リレー１６Ｂとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ｂの常開接
点１５ｂ１は後続号機であるＣ号機の制御盤へのエスカ
レーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ｂ２はテレビカメラ１１Ｂを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ｂ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
に、検出センサー４Ｂａ，４Ｂｂの両者が同時に所定時
間（Ｘ秒）遮断された場合に励磁するオンタイマーリレ
ー１４Ｂと、オンタイマーリレー１４Ｂの励磁によって
接点閉成する常開接点１４ｂの接点閉成時または図４に
示すＡ号機の滞留判定リレー１５Ａの励磁によって接点
閉成する常開接点１５ａ１の接点閉成時に励磁する滞留
判定リレー１５Ｂと、滞留判定リレー１５Ｂの励磁によ
り接点開放する常閉接点１５ｂの接点開放時に消勢され
ることによって駆動状態にあるＢ号機のエスカレーター
の駆動モータを停止させるモータ駆動リレー１６Ｂとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ｂの常開接
点１５ｂ１は後続号機であるＣ号機の制御盤へのエスカ
レーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ｂ２はテレビカメラ１１Ｂを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ｂ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
【００１６】さらに、制御盤１０Ｃは、図６に示すよう
に、検出センサー４Ｃａ，４Ｃｂの両者が同時に所定時
間（Ｘ秒）遮断された場合に励磁するオンタイマーリレ
ー１４Ｃと、オンタイマーリレー１４Ｃの励磁によって
接点閉成する常開接点１４ｃの接点閉成時または図５に
示すＢ号機の滞留判定リレー１５Ｂの励磁によって接点
閉成する常開接点１５ｂ１の接点閉成時に励磁する滞留
判定リレー１５Ｃと、滞留判定リレー１５Ｃの励磁によ
り接点開放する常閉接点１５ｃの接点開放時に消勢され
ることによって駆動状態にあるＣ号機のエスカレーター
の駆動モータを停止させるモータ駆動リレー１６Ｃとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ｃの常開接
点１５ｃ１は図示しない後続号機の制御盤へのエスカレ
ーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ｃ２はテレビカメラ１１Ｃを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ｃ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
に、検出センサー４Ｃａ，４Ｃｂの両者が同時に所定時
間（Ｘ秒）遮断された場合に励磁するオンタイマーリレ
ー１４Ｃと、オンタイマーリレー１４Ｃの励磁によって
接点閉成する常開接点１４ｃの接点閉成時または図５に
示すＢ号機の滞留判定リレー１５Ｂの励磁によって接点
閉成する常開接点１５ｂ１の接点閉成時に励磁する滞留
判定リレー１５Ｃと、滞留判定リレー１５Ｃの励磁によ
り接点開放する常閉接点１５ｃの接点開放時に消勢され
ることによって駆動状態にあるＣ号機のエスカレーター
の駆動モータを停止させるモータ駆動リレー１６Ｃとを
備えている。また、上記滞留判定リレー１５Ｃの常開接
点１５ｃ１は図示しない後続号機の制御盤へのエスカレ
ーターを停止させるための滞留判定信号として用いら
れ、常開接点１５ｃ２はテレビカメラ１１Ｃを動作させ
るための滞留判定信号として用いられ、常開接点１５ｃ
３は館内放送設備１３を動作させるための滞留判定信号
として用いられる。
【００１７】次に、上記構成に係る動作について説明す
る。今、図１において、Ａ号機のエスカレーターの乗客
が何らかの原因で前に進めず、乗降口床６付近に滞留し
たことを検出センサー４Ａａ，４Ａｂで感知したとき、
Ａ号機と、後続のＢ号機及びＣ号機の各エスカレーター
の運転は停止制御されると共に、テレビカメラ１１Ａで
の状況確認、放送設備１３による情報伝達が行われる。
る。今、図１において、Ａ号機のエスカレーターの乗客
が何らかの原因で前に進めず、乗降口床６付近に滞留し
たことを検出センサー４Ａａ，４Ａｂで感知したとき、
Ａ号機と、後続のＢ号機及びＣ号機の各エスカレーター
の運転は停止制御されると共に、テレビカメラ１１Ａで
の状況確認、放送設備１３による情報伝達が行われる。
【００１８】すなわち、乗客が乗降口床６に降りて検出
センサー４Ａａ及び４Ａｂの両者の光軸５を同時に且つ
所定時間（Ｘ秒）遮断した場合には、図４において、オ
ンタイマーリレー１４Ａが励磁され、その常開接点１４
ａが閉成することにより、滞留判定リレー１５Ａが励磁
されて、乗客や障害物の滞留があると判定される。この
滞留判定リレー１５Ａの励磁によりその常閉接点１５ａ
が開放し、モーター駆動リレー１６Ａの励磁がキャンセ
ルされるため、モーターへの給電が遮断し、Ａ号機のエ
スカレーターの運転は停止する。
センサー４Ａａ及び４Ａｂの両者の光軸５を同時に且つ
所定時間（Ｘ秒）遮断した場合には、図４において、オ
ンタイマーリレー１４Ａが励磁され、その常開接点１４
ａが閉成することにより、滞留判定リレー１５Ａが励磁
されて、乗客や障害物の滞留があると判定される。この
滞留判定リレー１５Ａの励磁によりその常閉接点１５ａ
が開放し、モーター駆動リレー１６Ａの励磁がキャンセ
ルされるため、モーターへの給電が遮断し、Ａ号機のエ
スカレーターの運転は停止する。
【００１９】一方、上記滞留判定リレー１５Ａが励磁さ
れると、その常開接点１５ａ１が閉成するが、その閉成
信号は制御盤１０Ａ（Ａ号機）から制御ケーブル９を介
して図５に示すＢ号機の制御盤１０Ｂの回路図における
滞留判定リレー１５Ｂを励磁するので、その常閉接点１
５ｂが開放し、モーター駆動リレー１６Ｂの励磁をキャ
ンセルさせる。このため、モーターへの給電が遮断さ
れ、Ｂ号機のエスカレーターの運転は停止する。
れると、その常開接点１５ａ１が閉成するが、その閉成
信号は制御盤１０Ａ（Ａ号機）から制御ケーブル９を介
して図５に示すＢ号機の制御盤１０Ｂの回路図における
滞留判定リレー１５Ｂを励磁するので、その常閉接点１
５ｂが開放し、モーター駆動リレー１６Ｂの励磁をキャ
ンセルさせる。このため、モーターへの給電が遮断さ
れ、Ｂ号機のエスカレーターの運転は停止する。
【００２０】同様に、図６に示すＣ号機の制御盤１０Ｃ
の回路図においても、上述したＢ号機の滞留判定リレー
１５Ｂの励磁による常開接点１５ｂ１の接点閉成によ
り、滞留判定リレー１５Ｃが励磁し、その常閉接点１５
ｃが開放するので、モータ駆動リレ−１６Ｃの励磁がキ
ャンセルされる。このため、モーターへの給電が遮断さ
れ、Ｃ号機のエスカレーター運転も停止する。以下，後
続号機がある場合は、同様のシーケンスにより順次後続
のエスカレーターを停止させる。
の回路図においても、上述したＢ号機の滞留判定リレー
１５Ｂの励磁による常開接点１５ｂ１の接点閉成によ
り、滞留判定リレー１５Ｃが励磁し、その常閉接点１５
ｃが開放するので、モータ駆動リレ−１６Ｃの励磁がキ
ャンセルされる。このため、モーターへの給電が遮断さ
れ、Ｃ号機のエスカレーター運転も停止する。以下，後
続号機がある場合は、同様のシーケンスにより順次後続
のエスカレーターを停止させる。
【００２１】また、図４において、Ａ号機における滞留
判定リレー１５Ａの常開接点１５ａ２、１５ａ３は、滞
留判定リレー１５Ａの励磁により、それぞれ閉成される
ため、エスカレーターの停止に連動してテレビカメラ１
１Ａ及び館内放送設備１３が作動し、管理室等のディス
プレイ装置１２で乗降口付近の混雑状況を確認すること
ができ、フロアーの状況を予め用意してある標準メッセ
ージ等で伝達することができる。尚、図５、図６におけ
る動作シーケンスも基本的に図４と同様のため説明は省
略する。
判定リレー１５Ａの常開接点１５ａ２、１５ａ３は、滞
留判定リレー１５Ａの励磁により、それぞれ閉成される
ため、エスカレーターの停止に連動してテレビカメラ１
１Ａ及び館内放送設備１３が作動し、管理室等のディス
プレイ装置１２で乗降口付近の混雑状況を確認すること
ができ、フロアーの状況を予め用意してある標準メッセ
ージ等で伝達することができる。尚、図５、図６におけ
る動作シーケンスも基本的に図４と同様のため説明は省
略する。
【００２２】上述したように、この発明では、長時間に
わたって人または物を検出した場合には、下記の機能に
より乗客の安全を図ることができる。 １）当該号機を停止させると共に、当該号機からの電気
信号により後続エスカレーターを停止させる。 ２）エスカレーターが本装置によって停止した場合に
は、連動してテレビカメラが作動し、管理室等のディス
プレイ装置で乗降口付近の混雑状況を確認可能とする。 ３）エスカレーターが本装置によって停止した場合に
は、連動して館内放送設備と接続しフロアーの状況を予
め用意してある標準メッセージ等で伝達することも可能
とする。
わたって人または物を検出した場合には、下記の機能に
より乗客の安全を図ることができる。 １）当該号機を停止させると共に、当該号機からの電気
信号により後続エスカレーターを停止させる。 ２）エスカレーターが本装置によって停止した場合に
は、連動してテレビカメラが作動し、管理室等のディス
プレイ装置で乗降口付近の混雑状況を確認可能とする。 ３）エスカレーターが本装置によって停止した場合に
は、連動して館内放送設備と接続しフロアーの状況を予
め用意してある標準メッセージ等で伝達することも可能
とする。
【００２３】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、縦続
して設けられた複数の乗客搬送装置の各降り口付近に降
車方向に沿って所定距離離隔して設けられて降り客の滞
留を検出する一対の検出センサーと、上記複数の乗客搬
送装置のそれぞれに備えられて自号機の上記一対の検出
センサーが同時に所定時間検出動作したときに滞留と判
定し当該判定信号に基づいて自号機及び後続号機の乗客
搬送装置を停止制御する制御手段とを備えたので、複数
の乗客搬送装置が縦続して設けられた場合に降り口付近
が混雑し降り客の滞留が発生したときに後続の乗客搬送
装置の乗客に衝突や転倒事故が発生することを未然に防
止できる。
して設けられた複数の乗客搬送装置の各降り口付近に降
車方向に沿って所定距離離隔して設けられて降り客の滞
留を検出する一対の検出センサーと、上記複数の乗客搬
送装置のそれぞれに備えられて自号機の上記一対の検出
センサーが同時に所定時間検出動作したときに滞留と判
定し当該判定信号に基づいて自号機及び後続号機の乗客
搬送装置を停止制御する制御手段とを備えたので、複数
の乗客搬送装置が縦続して設けられた場合に降り口付近
が混雑し降り客の滞留が発生したときに後続の乗客搬送
装置の乗客に衝突や転倒事故が発生することを未然に防
止できる。
【００２４】また、上記複数の乗客搬送装置にそれぞれ
対応して設けられて各乗客搬送装置廻りを映し出す複数
のテレビカメラと、管理室に設けられて上記各テレビカ
メラの映像を映し出すディスプレイ装置とをさらに備
え、上記制御手段は、上記滞留判定信号に基づいて上記
各テレビカメラを動作させるようにしたので、乗降口付
近の混雑状況の確認が可能となり、適切な対応を図るこ
とができる。
対応して設けられて各乗客搬送装置廻りを映し出す複数
のテレビカメラと、管理室に設けられて上記各テレビカ
メラの映像を映し出すディスプレイ装置とをさらに備
え、上記制御手段は、上記滞留判定信号に基づいて上記
各テレビカメラを動作させるようにしたので、乗降口付
近の混雑状況の確認が可能となり、適切な対応を図るこ
とができる。
【００２５】さらに、乗客に滞留時の注意喚起を促す報
知手段をさらに備え、上記制御手段は、上記滞留判定信
号に基づいて上記報知手段を動作させるようにしたの
で、乗客に注意を促すことができる。
知手段をさらに備え、上記制御手段は、上記滞留判定信
号に基づいて上記報知手段を動作させるようにしたの
で、乗客に注意を促すことができる。
【図１】 この発明の実施の形態に係る乗客搬送装置の
安全装置を示す構成図である。
安全装置を示す構成図である。
【図２】 図１の１台のエスカレーターの正面図であ
る。
る。
【図３】 この発明の実施の形態に係る機器配置系統図
である。
である。
【図４】 図１のＡ号機の制御盤１０Ａの構成図であ
る。
る。
【図５】 図１のＢ号機の制御盤１０Ｂの構成図であ
る。
る。
【図６】 図１のＣ号機の制御盤１０Ｃの構成図であ
る。
る。
【図７】 従来技術におけるエスカレーターの上部乗降
口付近見取図である。
口付近見取図である。
４Ａａ，４Ａｂ，４Ｂａ，４Ｂｂ，４Ｃａ，４Ｃｂ 検
出センサー、６ 乗降口床、１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ
制御盤、１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ テレビカメラ、１２
ディスプレイ装置、１３ 館内放送設備、１４Ａ，１４
Ｂ，１４Ｃ オンタイマーリレー、１５Ａ，１５Ｂ，１
５Ｃ 滞留判定リレー、１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃ モー
ター駆動リレー。
出センサー、６ 乗降口床、１０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ
制御盤、１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃ テレビカメラ、１２
ディスプレイ装置、１３ 館内放送設備、１４Ａ，１４
Ｂ，１４Ｃ オンタイマーリレー、１５Ａ，１５Ｂ，１
５Ｃ 滞留判定リレー、１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃ モー
ター駆動リレー。
Claims (3)
- 【請求項１】 縦続して設けられた複数の乗客搬送装置
の各降り口付近に降車方向に沿って所定距離離隔して設
けられて降り客の滞留を検出する一対の検出センサー
と、 上記複数の乗客搬送装置のそれぞれに備えられて自号機
の上記一対の検出センサーが同時に所定時間検出動作し
たときに滞留と判定し当該判定信号に基づいて自号機及
び後続号機の乗客搬送装置を停止制御する制御手段とを
備えた乗客搬送装置の安全装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の乗客搬送装置の安全装置
において、上記複数の乗客搬送装置にそれぞれ対応して
設けられて各乗客搬送装置廻りを映し出す複数のテレビ
カメラと、管理室に設けられて上記各テレビカメラの映
像を映し出すディスプレイ装置とをさらに備え、上記制
御手段は、上記滞留判定信号に基づいて上記各テレビカ
メラを動作させることを特徴とする乗客搬送装置の安全
装置。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の乗客搬送装置の
安全装置において、乗客に滞留時の注意喚起を促す報知
手段をさらに備え、上記制御手段は、上記滞留判定信号
に基づいて上記報知手段を動作させることを特徴とする
乗客搬送装置の安全装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279981A JP2000109282A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 乗客搬送装置の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279981A JP2000109282A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 乗客搬送装置の安全装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000109282A true JP2000109282A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17618653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10279981A Pending JP2000109282A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 乗客搬送装置の安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000109282A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008007272A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Mitsubishi Electric Corp | 乗客コンベアの運転制御装置 |
| CN103274284A (zh) * | 2013-05-24 | 2013-09-04 | 康力电梯股份有限公司 | 自动扶梯、人行道功能安全电子监控装置 |
| US10399824B2 (en) | 2017-01-11 | 2019-09-03 | Otis Elevator Company | Passenger conveyor system and starting/stopping control method thereof |
| CN111517204A (zh) * | 2020-05-08 | 2020-08-11 | 广东省特种设备检测研究院佛山检测院 | 一种自动扶梯安全监控方法、装置、设备及可读存储介质 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50136195U (ja) * | 1974-04-25 | 1975-11-10 | ||
| JPH0389075U (ja) * | 1989-12-26 | 1991-09-11 | ||
| JPH0460990U (ja) * | 1990-10-01 | 1992-05-26 | ||
| JPH04191289A (ja) * | 1990-11-27 | 1992-07-09 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | 乗客コンベアの監視装置 |
| JPH07157264A (ja) * | 1993-12-01 | 1995-06-20 | Murata Mfg Co Ltd | 搬送装置 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279981A patent/JP2000109282A/ja active Pending
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