JP2871928B2 - エレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置 - Google Patents
エレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置Info
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- JP2871928B2 JP2871928B2 JP4008593A JP859392A JP2871928B2 JP 2871928 B2 JP2871928 B2 JP 2871928B2 JP 4008593 A JP4008593 A JP 4008593A JP 859392 A JP859392 A JP 859392A JP 2871928 B2 JP2871928 B2 JP 2871928B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗場呼び釦が固渋して
いるかどうかを検出するエレベーターの乗場呼び装置の
異常検出装置に関する。
いるかどうかを検出するエレベーターの乗場呼び装置の
異常検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターの乗場呼び装置は、一般に
利用客が乗場呼び釦を押すと、この乗場呼び釦の内部に
設けられた接点が閉じて乗場呼びが登録される。ところ
で上記の乗場呼び釦は可動部分がある為、長時間使用し
ていると固渋することがあり、乗場呼びが解除されない
ことがある。そのため乗場呼びに応答して到着したかご
は、ドアが閉まらないのでいつまでもかごは起動できな
い。そこで「ドア閉まらず」という故障が監視センタに
発報され、監視センタの指示により保守技術員が現場に
急行しエレベーターを復旧させる。なお本技術に関し
て、乗場呼び釦装置に関しては例えば実開昭６２−２６
８３４号公報に、また故障発報装置に関しては例えば、
特公昭６３−６３４６５号公報に述べられている。
利用客が乗場呼び釦を押すと、この乗場呼び釦の内部に
設けられた接点が閉じて乗場呼びが登録される。ところ
で上記の乗場呼び釦は可動部分がある為、長時間使用し
ていると固渋することがあり、乗場呼びが解除されない
ことがある。そのため乗場呼びに応答して到着したかご
は、ドアが閉まらないのでいつまでもかごは起動できな
い。そこで「ドア閉まらず」という故障が監視センタに
発報され、監視センタの指示により保守技術員が現場に
急行しエレベーターを復旧させる。なお本技術に関し
て、乗場呼び釦装置に関しては例えば実開昭６２−２６
８３４号公報に、また故障発報装置に関しては例えば、
特公昭６３−６３４６５号公報に述べられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においては、監視センタには「ドア閉まらず」という
故障しか発報されない。従って保守技術員はどのような
原因でドアが閉まらないのかわからないので、保守技術
員は一抹の不安があると共に、多くの修理用の対策部品
を携帯しなければならないという問題があった。
術においては、監視センタには「ドア閉まらず」という
故障しか発報されない。従って保守技術員はどのような
原因でドアが閉まらないのかわからないので、保守技術
員は一抹の不安があると共に、多くの修理用の対策部品
を携帯しなければならないという問題があった。
【０００４】本発明は上記の欠点に鑑みて、乗場呼び釦
が固渋しているかどうかを監視センタに報知することが
できるエレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置を提
供することにある。
が固渋しているかどうかを監視センタに報知することが
できるエレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置を提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的は、所定階の呼
び釦を押すことにより呼びを登録する登録手段を有し、
前記呼びに対応したかごが前記所定階のドアゾーン内に
入ったとき前記登録を解除するエレベーターの呼び装置
の異常検出装置において、前記かごが走行していること
を検出する第１の検出手段と、前記かごが前記所定階の
ドアゾーン内に入ったことを検出する第２の検出手段を
備え、前記呼びを登録する登録手段と前記第１の検出手
段および第２の検出手段が同時に作動したとき、この情
報を監視センタに発報する手段を備えたことを特徴とす
る。
び釦を押すことにより呼びを登録する登録手段を有し、
前記呼びに対応したかごが前記所定階のドアゾーン内に
入ったとき前記登録を解除するエレベーターの呼び装置
の異常検出装置において、前記かごが走行していること
を検出する第１の検出手段と、前記かごが前記所定階の
ドアゾーン内に入ったことを検出する第２の検出手段を
備え、前記呼びを登録する登録手段と前記第１の検出手
段および第２の検出手段が同時に作動したとき、この情
報を監視センタに発報する手段を備えたことを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】本発明によれば、乗場呼び装置が登録され、こ
の呼びに応答し、かごが走行し、ドアゾーン内に入った
ときに乗場呼び装置がまだ登録されていると乗場呼び釦
が固渋していることが分かり、ただちにこの情報が監視
センタに発報される。従って、故障情報を得た保守技術
員が現場へ急行し、乗場呼び装置の固渋を短時間に修理
することができ、利用客のサービスを向上させることが
できる。
の呼びに応答し、かごが走行し、ドアゾーン内に入った
ときに乗場呼び装置がまだ登録されていると乗場呼び釦
が固渋していることが分かり、ただちにこの情報が監視
センタに発報される。従って、故障情報を得た保守技術
員が現場へ急行し、乗場呼び装置の固渋を短時間に修理
することができ、利用客のサービスを向上させることが
できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１及び図２を用
いて説明する。
いて説明する。
【０００８】図２は乗場の正面図を示したものである。
図２において、１は乗場、２は乗場ドア、３は乗場ドア
２の上方向壁に設けられたインジケータ、４は乗場ドア
２の横方向の壁に設けられた乗場呼び装置で上昇呼び釦
２Ｕと下降呼び釦２Ｄが設けられている。そして例えば
上昇呼び釦２Ｕを押すと、内部の接点が閉じ乗場呼びが
登録され図示しない制御装置によりこの上昇呼び釦２Ｕ
に応答し、かごは２階に向かって走行、着床し上昇乗場
呼びは解除される。
図２において、１は乗場、２は乗場ドア、３は乗場ドア
２の上方向壁に設けられたインジケータ、４は乗場ドア
２の横方向の壁に設けられた乗場呼び装置で上昇呼び釦
２Ｕと下降呼び釦２Ｄが設けられている。そして例えば
上昇呼び釦２Ｕを押すと、内部の接点が閉じ乗場呼びが
登録され図示しない制御装置によりこの上昇呼び釦２Ｕ
に応答し、かごは２階に向かって走行、着床し上昇乗場
呼びは解除される。
【０００９】図１は本発明の異常検出装置の電気結線図
を示す。なお本電気結線図は２階の上昇用乗場呼び装置
の場合を示したものである。図において、Ｐ、Ｎは直流
電源端子、２Ｕａは２階の乗場呼び釦２Ｕを押したとき
閉じる常開接点、ＨＵはその時登録されるリレーで、Ｈ
Ｕａ1、ＨＵａ2はその常開接点、ＤＺａ、ＤＺｂはかご
がドアゾーンに入ったことを検出する図示しないリレー
の常開接点及び常閉接点、Ｖａはかごが走行中であるこ
とを検出する図示しないリレーの常開接点、ＨＲは乗場
呼び釦が固渋したことを検出するリレーで、ＨＲａはそ
の常開接点、ＣＡは監視センタに故障情報を発報する発
報装置である。
を示す。なお本電気結線図は２階の上昇用乗場呼び装置
の場合を示したものである。図において、Ｐ、Ｎは直流
電源端子、２Ｕａは２階の乗場呼び釦２Ｕを押したとき
閉じる常開接点、ＨＵはその時登録されるリレーで、Ｈ
Ｕａ1、ＨＵａ2はその常開接点、ＤＺａ、ＤＺｂはかご
がドアゾーンに入ったことを検出する図示しないリレー
の常開接点及び常閉接点、Ｖａはかごが走行中であるこ
とを検出する図示しないリレーの常開接点、ＨＲは乗場
呼び釦が固渋したことを検出するリレーで、ＨＲａはそ
の常開接点、ＣＡは監視センタに故障情報を発報する発
報装置である。
【００１０】次に本実施例の動作を説明する。
【００１１】今利用客が２階の乗場において、乗場呼び
釦２Ｕを押すと、接点２Ｕａが閉じ、Ｐ−２Ｕａ−ＨＵ
−Ｎの回路によりリレーＨＵが付勢され、接点ＨＵａ1
により自己保持される。リレーＨＵが付勢されると、図
示しない制御装置よりかごは２階に向かって走行し減速
する。そしてかごが所定のドアゾーン内に入るとドアゾ
ーンを検出する図示しないリレーが付勢され接点ＤＺｂ
が開き、リレーＨＵは開き、かごも着床する。
釦２Ｕを押すと、接点２Ｕａが閉じ、Ｐ−２Ｕａ−ＨＵ
−Ｎの回路によりリレーＨＵが付勢され、接点ＨＵａ1
により自己保持される。リレーＨＵが付勢されると、図
示しない制御装置よりかごは２階に向かって走行し減速
する。そしてかごが所定のドアゾーン内に入るとドアゾ
ーンを検出する図示しないリレーが付勢され接点ＤＺｂ
が開き、リレーＨＵは開き、かごも着床する。
【００１２】そして、乗場呼び釦２Ｕが正常である場合
には、かごがドアゾーン内に入ったとき、接点ＤＺａが
閉じ、かごが走行中であるから接点Ｖａも閉じている
が、上記の説明から接点ＨＵａ2は開いているので、リ
レーＨＲは消勢している。従って接点ＨＲａは開いてい
るので発報はされない。
には、かごがドアゾーン内に入ったとき、接点ＤＺａが
閉じ、かごが走行中であるから接点Ｖａも閉じている
が、上記の説明から接点ＨＵａ2は開いているので、リ
レーＨＲは消勢している。従って接点ＨＲａは開いてい
るので発報はされない。
【００１３】次に、乗場呼び釦２Ｕが固渋してかごが乗
場階に着床しても復帰しない場合を説明する。上記と同
様にしてかごが減速し、かごがドアゾーン内に入って接
点ＤＺｂが開いても、接点２Ｕａは閉じているので、リ
レーＨＵは付勢状態となっている。したがってこの場合
には、接点Ｖａ、接点ＨＵａ2、接点ＤＺａはすべて閉
じているのでリレーＨＲが付勢され、接点ＨＲａが閉じ
て発報装置ＣＡを介して乗場呼び釦２Ｕが固渋している
ことを通報する。なおこの場合ドア２は閉まらないの
で、監視センタに「ドア閉まらず」という故障情報も発
報される。
場階に着床しても復帰しない場合を説明する。上記と同
様にしてかごが減速し、かごがドアゾーン内に入って接
点ＤＺｂが開いても、接点２Ｕａは閉じているので、リ
レーＨＵは付勢状態となっている。したがってこの場合
には、接点Ｖａ、接点ＨＵａ2、接点ＤＺａはすべて閉
じているのでリレーＨＲが付勢され、接点ＨＲａが閉じ
て発報装置ＣＡを介して乗場呼び釦２Ｕが固渋している
ことを通報する。なおこの場合ドア２は閉まらないの
で、監視センタに「ドア閉まらず」という故障情報も発
報される。
【００１４】従って、監視センタにおいては、「ドア閉
まらず」という故障情報と同時に乗場呼び釦２Ｕが固渋
している情報も受信される。監視センタにおいては、保
守技術員にこの現象を伝言すると共に故障修理を依頼す
るので、保守技術員は故障内容の予備情報が得られ、安
心して、しかも短時間に故障を復旧させることができ
る。
まらず」という故障情報と同時に乗場呼び釦２Ｕが固渋
している情報も受信される。監視センタにおいては、保
守技術員にこの現象を伝言すると共に故障修理を依頼す
るので、保守技術員は故障内容の予備情報が得られ、安
心して、しかも短時間に故障を復旧させることができ
る。
【００１５】なお本実施例においては、２階乗場の上昇
呼び釦が固渋した場合について説明したが、その他の乗
場呼び釦あるいはかご内の行き先釦についても同様であ
るが説明は省略する。
呼び釦が固渋した場合について説明したが、その他の乗
場呼び釦あるいはかご内の行き先釦についても同様であ
るが説明は省略する。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、「ドア閉まらず」とい
う故障が発生したとき、その原因の１つである乗場呼び
釦の固渋を予め知ることができるので、保守技受員は安
心してしかも短時間に故障を復旧させることができると
いう効果がある。
う故障が発生したとき、その原因の１つである乗場呼び
釦の固渋を予め知ることができるので、保守技受員は安
心してしかも短時間に故障を復旧させることができると
いう効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す電気結線図である。
【図２】２階乗場の正面図である。
ＤＺａ ドアゾーン検出用リレーの常開接点 Ｖａ かご走行検出用リレーの常開接点 ＨＵ 乗場呼びリレー ２Ｕ、２Ｄ 乗場呼び釦 ＣＡ 発報装置 ＨＲ 故障検出リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 高明 東京都千代田区神田錦町１丁目６番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 昭54−40458（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−248582（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66B 5/02 B66B 3/00
Claims (1)
- 【請求項１】 所定階の呼び釦を押すことにより呼びを
登録する登録手段を有し、前記呼びに対応したかごが前
記所定階のドアゾーン内に入ったとき前記登録を解除す
るエレベーターの呼び装置の異常検出装置において、前
記かごが走行していることを検出する第１の検出手段
と、前記かごが前記所定階のドアゾーン内に入ったこと
を検出する第２の検出手段を備え、前記呼びを登録する
登録手段と前記第１の検出手段および第２の検出手段が
同時に作動したとき、この情報を監視センタに発報する
手段を備えたことを特徴とするエレベーターの呼び装置
の異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4008593A JP2871928B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | エレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4008593A JP2871928B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | エレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05193857A JPH05193857A (ja) | 1993-08-03 |
| JP2871928B2 true JP2871928B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=11697283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4008593A Expired - Fee Related JP2871928B2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | エレベーターの乗場呼び装置の異常検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2871928B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4575039B2 (ja) * | 2004-06-10 | 2010-11-04 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5440458A (en) * | 1977-09-02 | 1979-03-29 | Hitachi Ltd | Elevator supervising system |
| JPS60248582A (ja) * | 1984-05-23 | 1985-12-09 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの制御装置 |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP4008593A patent/JP2871928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05193857A (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108 Year of fee payment: 10 |
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