JP2003118967A - 動く歩道制御システム、及び動く歩道 - Google Patents

動く歩道制御システム、及び動く歩道

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動く歩道の側壁にセンサーを設置し、そのセ
ンサーからの検知情報により前記動く歩道の制御を行う
ことができる動く歩道制御システム及び動く歩道を提供
することを目的とする。 【解決手段】 動く歩道と、動く歩道の制御を行う制御
装置からなる動く歩道制御システムであって、前記動く
歩道の側壁に所定の間隔で乗客の状態を検知するセンサ
ーと、前記センサーにより検知した内容により、前記動
く歩道に関する制御を行う制御装置とを備えることによ
り、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動く歩道制御シス
テム及び動く歩道に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動く歩道(移動歩道)はその特性
上、デパートや駅等で広く使用されている。前記動く歩
道の起動及び停止は、管理者がその設置場所まで出かけ
て行う場合又は前記動く歩道の近傍にカメラを設置し、
前記カメラによる監視エリア内に人がいないことを確認
した後、遠隔操作によって前記装置を起動或いは停止さ
せるようにした動く歩道の遠隔管理システムがある。
【0003】上述のような遠隔操作により起動又は停止
等の稼動制御が行えることにより、その現場にいなくて
も、前記カメラからの映像により、乗客が転倒した際等
の非常事態に応じた対応が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような動く歩道の遠隔制御システムの場合、前述のカメ
ラを常時集中して監視する必要があり、管理者に多大な
負担がかかる。また、カメラの故障やいたずら等によっ
て、人が転倒した場合や幼児が遊んで寝そべっている場
合等の非常事態の発生の確認やその対応処置が遅れてし
まうことにより、大事故に繋がる可能性がある。
【0005】本発明は、上述した問題点に鑑みなされた
ものであり、動く歩道の側壁にセンサーを設置し、その
センサーからの検知情報により、前記動く歩道の制御を
行うことができる動く歩道制御システム及び動く歩道を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0007】請求項1に記載された発明は、動く歩道
と、動く歩道の制御を行う制御装置からなる動く歩道制
御システムであって、前記動く歩道の側壁に所定の間隔
で乗客の状態を検知するセンサーと、前記センサーによ
り検知した内容により、前記動く歩道に関する制御を行
う制御装置とを有することを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、動く歩道内
での乗客の異常(非常事態)を迅速に把握することがで
きる。また、センサーの設置間隔を調整することで、検
知精度を上げることができる。
【0009】請求項2に記載された発明は、動く歩道
と、動く歩道の制御を行う制御装置からなる動く歩道制
御システムであって、前記動く歩道の側壁に高さ位置の
異なる複数のセンサーと、前記センサーにより検知した
内容により、前記動く歩道に関する制御を行う制御装置
とを有することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、動く歩道内
での乗客の異常(非常事態)を迅速に把握することがで
きる。また、設置するセンサーの高さ、間隔、設置数を
調整することで、検知精度を上げることができる。
【0011】請求項3に記載された発明は、前記センサ
ーは、温度センサーであることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明によれば、センサーに
検知されたものが、物体であるか、人であるかを容易に
判断することができ、それに対応した動く歩道の制御を
行うことができる。
【0013】請求項4に記載された発明は、前記制御装
置は、前記複数のセンサーにて検出した温度が所定の範
囲内になかった場合に、異常と判断する判断手段を設け
ることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、検知された
物が何であるかをより正確に判断することができ、乗客
とその他の物を区別することができる。また、温度範囲
を季節に応じて、また、動く歩道の設置場所に応じて調
整することで、検知精度を上げることができる。
【0015】請求項5に記載された発明は、前記制御装
置は、予め測定した側壁の温度と、前記複数のセンサー
にて検出した温度との差が所定の閾値を超えた場合に、
異常と判断する判断手段を設けることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、側壁の温度
差を測定することにより、より正確に異常を検知するこ
とができる。
【0017】請求項6記載された発明は、前記動く歩道
は、前記所定の間隔毎に高さ位置の異なる複数の前記セ
ンサーを設け、前記制御装置の前記判断手段は、高さ位
置の異なるセンサーで検出した情報に重み付けを行って
判断することを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明によれば、どのような
異常が発生しているのかを把握することができ、前記重
み付けに応じて的確な対処処置を施すことができる。
【0019】請求項7記載された発明は、前記制御装置
は、前記判断手段により判断した結果に基づいて、動く
歩道を稼動制御する稼動制御装置、前記動く歩道を管理
する管理者又は異常のあった現場に向かう派遣者に通知
する警告装置、動く歩道に設置されたカメラの動作を制
御するカメラ制御装置、異常を検出した動く歩道に設置
されたマイク及び/又はスピーカを制御する音声制御装
置の内の少なくとも一つを制御することを特徴とする。
【0020】請求項7記載の発明によれば、管理者が現
場にいない場合や、カメラ等からの映像を常時監視して
いない場合でも、異常を検知した場合に、その異常に対
して的確で迅速な処置を行うことができる。
【0021】請求項8記載された発明は、前記所定の間
隔で設置されたセンサーは、前記動く歩道の進行方向に
対して所定の角度をもって照射され、乗客が前記所定の
間隔に設置された前記センサーを遮断する時間のタイミ
ングが、予め計算されたタイミングと所定の差があった
場合に、異常と判断することを特徴とする。
【0022】請求項8記載の発明によれば、乗客が動く
歩道の進行方向に対して横方向に転倒した場合や、逆方
向に移動している場合等の検知精度を上げることができ
る。
【0023】請求項9記載された発明は、前記センサー
は、赤外線センサーであることを特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明によれば、乗客がセン
サーを遮断したことを容易に把握することができる。
【0025】請求項10記載された発明は、前記センサ
ーは、前記所定の間隔で設置されたセンサーの前後のセ
ンサーからの信号及び/又は高さの異なる位置に設置さ
れたセンサーからの信号により異常を判断することを特
徴とする。
【0026】請求項10記載の発明によれば、様々な検
知信号を備えることができ、また、その信号に対応した
重み付けを設定することができるため、検知精度を上げ
ることができる。
【0027】請求項11記載された発明は、動く歩道の
側壁に所定の間隔毎にセンサーを設けた動く歩道であ
る。
【0028】請求項12記載された発明は、前記所定の
間隔毎に設置されるセンサーは、異なる高さ位置に複数
設けた動く歩道である。
【0029】請求項13記載された発明は、動く歩道の
側壁に高さ位置の異なる複数のセンサーを設けた動く歩
道である。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明は、動く歩道の所定の間隔
毎にセンサーを設け、前記センサーの検知状態に応じて
動く歩道の制御を行う動く歩道制御システムを備えるこ
とにより、乗客の非常事態(異常)を早期に検知し、そ
の異常を判断の重要度(重み付け)に応じてアラーム等
で管理センタの管理者、及び/又は異常のあった現場に
向かう派遣者に通知し、管理者及び/又は派遣者が迅速
に現場の状況を把握し対応できるようにすることを主眼
とする。
【0031】更に、前記センサーを高さ位置を変えて複
数設置したり、センサーを動く歩道の進行方向に向かっ
て斜め方向に照射することにより、検知精度を上げるこ
とができ、管理者がより正確に現場の状況を把握するこ
とができる。
【0032】次に、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
【0033】図1は、本発明における動く歩道の一例の
図である。
【0034】図1において、動く歩道10には、側壁1
3に所定の間隔をおいて体温センサー11が設置されて
いる。また、所定の間隔毎に高さの異なる3つの体温セ
ンサーA、B、Cを夫々設置する。なお、図1では、説
明の容易のために所定の間隔毎に高さの異なる3つの体
温センサーA、B、Cを夫々設置するが、高さの異なる
体温センサーの設置数についてはこの限りではない。
【0035】また、図2は、本発明における動く歩道の
一例の断面図である。
【0036】図1において、乗客12が動く歩道10を
利用すると、まず体温センサー11-1を通過する。体温
センサー11-1を通過する時は、乗客12は乗った状態
から高さ方向に対する変化がなければ、図2の(a)の
ように体温センサー11-1において、高さ位置A、B、
Cの全てにおいて、体温を感知することができる。上述
の場合は正常な状態であると判断できる。
【0037】しかしながら、乗客が転倒した場合、気分
が悪い等の理由で倒れこんだ場合、又は、幼児等が座り
込んで遊んでいる場合は、体温センサー11には、図2
の(b)に示すように、体温センサー11のAのみが体
温を検知することになる。この場合は乗客に何かしらの
非常事態(異常)があると判定し、管理センタもしくは
管理者にアラーム等の警告装置にて異常が発生している
ことを知らせる。
【0038】ここで、体温センサー11の検知手段にお
ける処理の流れを図を用いて説明する。
【0039】図3は、本発明における検知手段の一連の
流れを示すフローチャートの一例である。
【0040】図3において、まず、体温センサー11を
物体が遮断(S31)すると、その時点で物体の温度を
検知し、体温と判断できる温度であるかを判定(S3
2)する。なお、S32では、予め動く歩道の側壁の温
度を測定しておき、S31時点で測定した温度との差に
より判定を行ってもよい。
【0041】S32にて、体温と判定できない場合は、
ここでの検知処理を終了する。S32にて、体温である
(又は側壁の温度との差が所定の値を超える)と検知し
た場合、と検知した体温センサー11の高さ位置情報を
取得(S33)する。
【0042】検知場所がAのみであれば、重度の高い現
象(倒れている)が起きていると判断し、重要度(重み
付け)の高い警告アラーム信号を管理センタへ発信(S
34)する。また、S33にて、体温センサーA及びB
が検知された場合は、重要度の低い現象(座り込んでい
るもしくはしゃがんでいる)が起きていると判断し、軽
度の警告アラーム信号を管理センタに発信(S35)す
る。
【0043】上述した処理の流れにより、体温センサー
が検知した高さ位置情報を用いて重要度を変更させて出
力することができる。また、上述の処理を所定の間隔毎
に設置されたセンサーが行うことにより、どの位置で異
常が発生しているかを正確に判断することができる。
【0044】また、動く歩道の降り口付近、例えば図2
の温度センサ11-3で異常を検知した場合は、A,Bで
検知された場合であっても重要度を上げてアラームを発
信するといった制御も行うことができる。
【0045】次に、本発明における動く歩道制御システ
ムと管理センタとの処理の流れを図を用いて説明する。
【0046】図4は、本発明における動く歩道制御シス
テムの全体の構成例を示す図である。
【0047】図4の動く歩道制御システムは、動く歩道
10と、監視カメラ41と、管理センタ40とを有する
よう構成されている。動く歩道10は、体温センサー1
1と、スピーカ13と、マイク14と、稼動制御装置5
0を備えている。また、管理センタ40は、中継装置4
2と、監視装置43と、中央処理装置44と、スピーカ
45と、表示装置46と、入力装置47と、音声入力装
置48と、音声制御装置49とを備えるように構成され
ている。
【0048】図4では、乗客12が所定の区間毎に設置
された体温センサー11において、前述したような検知
方法により異常を検知した場合、例えば、体温センサー
11-4で異常を検知した場合、異常検知信号を管理セン
タ40へ発信する。ここで、発信された信号を受信した
管理センタ40側の処理の流れをフローチャートを用い
て説明する。
【0049】図5は、異常検知後の管理センタ側処理の
一連の流れを示すフローチャートの一例である。まず、
動く歩道の体温センサー11-4から送られた異常検知信
号を中継装置42で受信(S51)すると、中央処理装
置44に送り、中央処理装置はその情報から警告レベル
を判断し、スピーカ45よりアラームを鳴らし(S5
2)管理者へ異常が検知されたことを知らせる。
【0050】また、監視装置43を介して監視カメラ4
1から映し出される異常検知場所の映像を表示装置46
により表示(S53)する。
【0051】なお、表示装置46は、大型スクリーンの
画面を分割することにより、複数のカメラから撮影され
る現場の映像を1画面上に表示することができる。
【0052】中央処理装置44は、信号の重要度もしく
は管理者から入力装置47を用いて入力された指示に従
い、アナウンスが必要が否かを判断(S56)し、必要
に応じて、音声制御装置49を介して、中央処理装置に
予め設定してあるメッセージ等をスピーカ13から現場
にアナウンス(S55)する。
【0053】また、場合によっては管理者自ら音声入力
装置48とスピーカ13、マイク14を用いて、現場の
乗客と直接会話することもできる。そのため、より迅速
で、正確な情報を管理者は得ることができる。
【0054】なお、管理者が不在であった場合も、予め
中央処理装置44内に重要度に応じたメッセージを設定
しておいて、自動アナウンスにより現場に指示を送るこ
とができる。
【0055】次に、停止する必要があるかを判断(S5
6)し、停止が必要である場合は、中央処理装置44
は、中継装置42を介して稼動制御装置50に指示を送
り、動く歩道を停止(S57)する。次に、現地に所定
の担当者(サービスマン)を向かわせる必要があるかを
判断(S58)し、必要がある場合は、中央処理装置4
4内に蓄積、管理してあるサービスマン情報(氏名、電
話番号、メールアドレス等)を用いて、早急に通報(S
59)することができ、現場の状況に応じた適任者を現
場へ向かわせることができる。
【0056】管理者は、現場の処置が終了したと判断す
ると、入力装置47から中央処理装置44に処置終了の
信号を入力する。中央処理装置44は、全体の処置確認
(S60)を行った後、機器を再稼動し復旧(S61)
させる。
【0057】なお、トラブル情報や対応内容等の履歴
は、中央処理装置44内にデータベースとして蓄積して
おくことにより、様々な場面に応じた的確な対応が迅速
に行えるようになる。また、異常検知時に管理者が不在
の場合でも、中央処理装置44が代行して行うことがで
きる。
【0058】上述したように本発明の動く歩道制御シス
テムを提供することにより、乗客の異常をすぐさま検知
することができ、迅速な対応をおこなうことができる。
また、管理センタ40では、管理者が常時、モニタ等の
表示装置46により、現場の状況を監視する必要がない
ため、管理者の負担を軽減することができる。
【0059】なお、一般には、動く歩道はデパートや駅
周辺等に複数設置され、管理センタ40はその状況を一
元管理している。前述の内容を図を用いて説明する。
【0060】図6は、本発明における動く歩道制御シス
テムの第2の構成例の図である。
【0061】図6の動く歩道制御システムは、動く歩道
10と、監視カメラ41と、管理センタ40とを備える
ように構成されている。動く歩道10は、体温センサー
11と、スピーカ13と、マイク14と、稼動制御装置
50を備えるように構成されている。また、管理センタ
40は、中継装置42と、監視装置43と、中央処理装
置44と、スピーカ45と、表示装置46と、入力装置
47と、音声入力装置48と、音声制御装置49とを備
えるように構成されている。
【0062】図6のように複数の動く歩道を管理する場
合においても、中継装置42が夫々の温度センサー11
からの信号を受信し、また、中央処理装置44が上述し
たように夫々の装置を制御することで対応することがで
きる。
【0063】なお、複数の動く歩道10で異常が検知さ
れ、管理者が他の対応におわれていた場合においても中
央処理装置44が代行して処理を行うことができる。
【0064】なお、センサーについては上述した体温セ
ンサーだけでなく、例えば、厳重な警戒を要する場所に
設置されるのであれば、高感度赤外線センサー等を設置
し、より正確な検知を行うことができる。
【0065】また、検知の精度を上げる方法としては、
センサーの照射方向を動く歩道の進行方向に垂直ではな
く、所定の角度を加えて斜め方向に照射し、且つ所定の
区間内に設置されたセンサーを乗客が通過する時間を測
定し、更に、連続する前後のセンサーからの検知信号か
ら異常を検知する等の方法がある。
【0066】上述の内容を図を用いて説明する。
【0067】図7は、本発明における動く歩道の第3の
構成例の図である。
【0068】図7は、動く歩道10は、側壁13に、進
行方向に対して斜めに赤外線を照射する斜めセンサー7
1が所定の間隔をおいて設置されている。また、図8は
本発明における斜めセンサーを設置した動く歩道の平面
図である。
【0069】図8において、T1は動く歩道の斜めセン
サー71-1からセンサー71-2までの標準移動時間であ
る。通常、乗客は移動方向に対して平行に進行するた
め、T1は乗客毎にほぼ一定となる。しかしながら、乗
客が進行方向に対し、横に転倒或いは移動した場合、又
は後退した場合等の理由でΔT分の時間誤差が発生場合
に異常が発生したと検知することができる。本発明で
は、ΔT分の大きさに応じて重要度を変えることができ
る。
【0070】更に、図7のように、高さ位置の異なるセ
ンサーA,B,Cも併用することにより、転倒、横転等
の乗客の非常事態(異常)における検知をより正確に認
識することができる。
【0071】ここで、斜めセンサー71を用いた動く歩
道制御システム処理の一連の流れをフローチャートを用
いて説明する。
【0072】図9は、本発明における第3の構成例の処
理の一連の流れを示すフローチャートの一例である。
【0073】図9において、まず、動く歩道10の所定
の間隔に設置されたセンサーを乗客が遮断(S91)し
た場合は、連続する2つのセンサー間を通過する際に要
する時間を計測する場合において、その前列のセンサー
が既に検知しているかを判断(S92)する。S92に
おいて、前列のセンサーで検知できていなかった場合
は、現時点の検知したセンサーが1列目であるかを判断
(S93)する。S93において、1列目でなかった場
合、移動時間の異常に知らせる警告アラーム信号を発信
(S96)する。また、S93にて1列目であった場合
は、S93にて、異なる高さに設置されたセンサーの検
知数において、検知の重要度を決定する。
【0074】S92にて、前列のセンサーで検知してい
た場合、前列遮断時刻との差(通過時間)を計算(S9
4)する。その後、計算した通過時間と予め設定された
標準通過時間との差を求め(S95)、所定の差以上あ
った場合は、移動時間の異常を知らせる警告アラーム信
号の発信(S96)を行う。その後、より正確な異常検
知をするために高さの異なる複数の位置に設置されたセ
ンサー毎の検知状況も併せて警告アラームの重要度を判
断する。
【0075】図9の例では、図7において、センサー位
置Aのみが検知した場合は転倒した可能性があると判断
し、重要度の高い警告アラーム信号を管理センタ40へ
出力する。
【0076】また、センサー位置A、Bが検知している
場合は、軽度の重要度を示すアラーム信号を管理センタ
40へ伝送する。
【0077】なお、センサー位置がA、B、Cが何れも
検知できた場合は、正常とする。
【0078】また、伝送された後の管理センタ側での処
理の流れは上述した通りである。
【0079】上述のような制御システムを備えることに
より、詳細に現場の状況判断できると共に、複雑な条件
による判定を行うことができる。
【0080】なお、本発明は、利用内容においてはこの
限りではなく、例えば、エスカレータ等においても同様
なセンサーを設置することによりエスカレータ制御シス
テムとしてエスカレータを制御することができる。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、動く歩道の側壁にセン
サーを設置し、そのセンサーからの検知情報により、前
記動く歩道の制御を行うことができる動く歩道制御シス
テム及び動く歩道を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における動く歩道の一例の図である。
【図2】本発明における動く歩道の一例の断面図であ
る。
【図3】本発明における検知手段の一連の流れを示すフ
ローチャートの一例である。
【図4】本発明における動く歩道制御システムの全体の
構成例を示す図である。
【図5】異常検知後の管理センタ側処理の一連の流れを
示すフローチャートの一例である。
【図6】本発明における動く歩道制御システムの第2の
構成例の図である。
【図7】本発明における動く歩道の第3の構成例の図で
ある。
【図8】本発明における斜めセンサーを設置した動く歩
道の平面図である。
【図9】本発明における第3の構成例の処理の一連の流
れを示すフローチャートの一例である。
【符号の説明】
10 動く歩道 11 体温センサー 12 乗客 13 側壁 40 管理センタ 41 監視カメラ 42 中継装置 43 監視装置 44 中央処理装置 45 スピーカ 46 表示装置 47 入力装置 48 音声入力装置 49 音声制御装置 50 稼動制御装置 71 斜めセンサー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動く歩道と、動く歩道の制御を行う制御
    装置からなる動く歩道制御システムであって、 前記動く歩道の側壁に所定の間隔で乗客の状態を検知す
    るセンサーと、 前記センサーにより検知した内容により、前記動く歩道
    に関する制御を行う制御装置とを有することを特徴とす
    る動く歩道制御システム。
  2. 【請求項2】 動く歩道と、動く歩道の制御を行う制御
    装置からなる動く歩道制御システムであって、 前記動く歩道の側壁に高さ位置の異なる複数のセンサー
    と、 前記センサーにより検知した内容により、前記動く歩道
    に関する制御を行う制御装置とを有することを特徴とす
    る動く歩道制御システム。
  3. 【請求項3】 前記センサーは、温度センサーであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の動く歩道制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、 前記複数のセンサーにて検出した温度が所定の範囲内に
    なかった場合に、異常と判断する判断手段を設けること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の動く歩
    道制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、 予め測定した側壁の温度と、前記複数のセンサーにて検
    出した温度との差が所定の閾値を超えた場合に、異常と
    判断する判断手段を設けることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れか一項記載の動く歩道制御システム。
  6. 【請求項6】 前記判断手段は、 高さ位置の異なるセンサーで検出した情報に重み付けを
    行って判断することを特徴とする請求項4又は5記載の
    動く歩道制御システム。
  7. 【請求項7】 前記制御装置は、 前記判断手段により判断した結果に基づいて、動く歩道
    を稼動制御する稼動制御装置、前記動く歩道を管理する
    管理者又は異常のあった現場に向かう派遣者に通知する
    警告装置、動く歩道に設置されたカメラの動作を制御す
    るカメラ制御装置、異常を検出した動く歩道に設置され
    たマイク及び/又はスピーカを制御する音声制御装置の
    内の少なくとも一つを制御することを特徴とする請求項
    1乃至6の何れか一項記載の動く歩道制御システム。
  8. 【請求項8】 前記所定の間隔で設置されたセンサー
    は、 前記動く歩道の進行方向に対して所定の角度をもって照
    射され、乗客が前記所定の間隔に設置された前記センサ
    ーを遮断する時間のタイミングが、予め計算されたタイ
    ミングと所定の差があった場合に、異常と判断すること
    を特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の動く歩
    道制御システム。
  9. 【請求項9】 前記センサーは、赤外線センサーである
    ことを特徴とする請求項8記載の動く歩道制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記センサーは、 前記所定の間隔で設置されたセンサーの前後のセンサー
    からの信号及び/又は高さの異なる位置に設置されたセ
    ンサーからの信号により異常を判断することを特徴とす
    る請求項1乃至9の何れか一項記載の動く歩道制御シス
    テム。
  11. 【請求項11】 動く歩道の側壁に所定の間隔毎にセン
    サーを設けた動く歩道。
  12. 【請求項12】 前記所定の間隔毎に設置されるセンサ
    ーは、異なる高さ位置に複数設けた請求項11記載の動
    く歩道。
  13. 【請求項13】 動く歩道の側壁に高さ位置の異なる複
    数のセンサーを設けた動く歩道。
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