JP2005109296A - 積層セラミック電子部品の製造方法および輪転印刷機を用いた印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長尺のマザーセラミックグリーンシート上に導電性ペースト膜および段差吸収用セラミックペースト膜をグラビア印刷機を用いて印刷する場合において、供給方向でのずれを生じさせないようにする。
【解決手段】 第1の印刷部23において導電性ペースト膜を印刷し、第2の印刷部24において段差吸収用セラミックペースト膜を印刷するとき、第2の印刷部24の直後に導電性ペースト膜と段差吸収用セラミックペースト膜との間のずれを測定し、これを補正するように、コンペンセータロール29を移動させ、また、第2の印刷部24の直前に第1の印刷部23で印刷された導電性ペースト膜の印刷ピッチを測定し、この印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第2の印刷部24における印刷ロール44の周速を変更する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、積層セラミック電子部品の製造方法および輪転印刷機を用いた印刷方法に関するもので、特に、積層セラミック電子部品に備える内部導体膜のような構成要素膜を、輪転印刷機を用いた印刷によって、長尺シート上に形成する工程を備える、積層セラミック電子部品の製造方法、およびこのような積層セラミック電子部品の製造方法において適用される印刷方法に関するものである。
積層セラミック電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサの製造方法に関して、長尺のキャリアフィルムによって裏打ちされた長尺のマザーセラミックグリーンシートを用意し、その後、輪転印刷機としてのグラビア印刷機を用いて、マザーセラミックグリーンシート上に、まず、内部導体膜となる導電性ペースト膜を形成し、次いで、導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための段差吸収用セラミックペースト膜を形成する、各工程を備えるものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
他方、一般的なグラビア印刷方法において、下流のユニットに供給または排出されるウェブの見当ずれを検出し、上流のユニットと下流のユニットとの間の経路長を、上記見当ずれを修正するように調節するとともに、経路長の調節が所定範囲を超える場合には、下流のユニットの駆動系の回転速度を調節することを特徴とする、見当制御方法が、たとえば特許文献2において提案されている。
特開平8−250370号公報 特開平11−28805号公報
上述の特許文献2に記載の見当制御方法では、ウェブの供給方向の見当合わせは、より具体的には、コンペンセータロールを移動させ、それによって経路長を修正することによって行なわれている。しかしながら、ウェブが、特許文献1に記載のキャリアフィルムによって裏打ちされたマザーセラミックグリーンシートのように、伸びやすいシートである場合には、高精度での見当合わせが困難である。また、先刷りおよび追刷りというように2段階の印刷工程が実施される場合には、ウェブにおいて塑性変形が生じたとき、先刷り時のウェブの伸びを後刷り時に再現することが困難であり、この場合にも、高精度での見当合わせが困難である。
また、特許文献2に記載された見当制御方法では、コンペンセータロールの移動による経路長の調節可能な量が限界に達した場合にのみ、下流のユニットの駆動系の回転速度を調節することを行なっている。他方、上述のように、ウェブが伸びやすいシートである場合には、見当合わせを行なうにあたって、経路長の調節のためのコンペンセータロールの移動方向が常に一定になるため、この移動のストロークエンドに直ぐに達してしまい、連続運転が不可能になってしまう。
このようなことから、特許文献1に記載のキャリアフィルムによって裏打ちされたマザーセラミックグリーンシートのような伸びやすいシートを印刷の対象とする場合、特許文献2に記載されたような見当制御方法が必ずしも適しているとは言えない。
そこで、この発明の目的は、上述のような問題を解決し得る、積層セラミック電子部品の製造方法を提供しようとすることである。
この発明の他の目的は、より一般的に、上述のような問題を解決し得る、グラビア印刷機のような輪転印刷機を用いた印刷方法を提供しようとすることである。
この発明は、積層セラミック電子部品のための少なくとも第1および第2の構成要素膜が形成された長尺のマザーセラミックグリーンシートを作製する、マザーセラミックグリーンシート作製工程と、マザーセラミックグリーンシートを複数個の所定領域毎にそれぞれカットし、それによって、所定サイズの複数枚のセラミックグリーンシートを取り出す、カット工程と、複数枚のセラミックグリーンシートを積み重ねる、積層工程とを備える、積層セラミック電子部品の製造方法にまず向けられる。このような積層セラミック電子部品の製造方法において、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
上記マザーセラミックグリーンシート作製工程は、第1の印刷工程と、第2の印刷工程と、ずれ補正工程と、ピッチ補正工程とを備えている。
第1の印刷工程では、画線部が外周面上に設けられた第1の印刷ロールとこの第1の印刷ロールに圧接する第1の圧接ロールとを用い、第1の印刷ロールと第1の圧接ロールとの間にマザーセラミックグリーンシートを供給することによって、画線部に付与されている印刷ペーストをマザーセラミックグリーンシート上に印刷して第1の構成要素膜を形成することが行なわれる。
第2の印刷工程では、画線部が外周面上に設けられた第2の印刷ロールとこの第2の印刷ロールに圧接する第2の圧接ロールとを用い、第2の印刷ロールと第2の圧接ロールとの間に第1の印刷工程が実施された後のマザーセラミックグリーンシートを供給することによって、画線部に付与されている印刷ペーストをマザーセラミックグリーンシート上に印刷して第2の構成要素膜を形成することが行なわれる。
ずれ補正工程は、マザーセラミックグリーンシートの供給方向での第1および第2の構成要素膜間のずれを補正するために実施されるものである。このずれ補正工程は、第2の印刷工程の直後に第1および第2の構成要素膜間のずれを測定するためのずれ測定工程と、ずれ測定工程で測定されたずれを補正するように、第2の印刷工程の前にあるマザーセラミックグリーンシートの経路長を変更するための経路長変更工程とを備えている。
ピッチ補正工程は、マザーセラミックグリーンシートの供給方向での第1の印刷工程の印刷ピッチと第2の印刷工程の印刷ピッチとを一致させるように補正するために実施されるものである。ピッチ補正工程は、第2の印刷工程の直前に第1の印刷工程の印刷ピッチを測定するためのピッチ測定工程と、ピッチ測定工程で測定された印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第2の印刷ロールの周速を変更するための周速変更工程とを備えている。
上述した目標ピッチは、予め設定しておいた値を用いてもよいが、好ましくは、次のように決定される。すなわち、ずれ補正工程およびピッチ補正工程を実施しない状態で、第2の印刷工程を複数回実施しながら、各回の第2の印刷工程の直後に第1および第2の構成要素膜間のずれを測定することによって、1回の印刷工程あたりの当該ずれの変化量を求める工程と、第2の印刷工程の直前に第1の印刷工程の印刷ピッチを測定する工程とがさらに実施され、これらの工程によって得られた第1の印刷工程の印刷ピッチにずれの変化量を考慮することによって、目標ピッチが決定される。
第1の印刷工程と第2の印刷工程とは、1つの印刷機において連続的に実施されてもよいが、第1の印刷工程を終えた後のマザーセラミックグリーンシートが、巻取りロールに巻き取られ、第2の印刷工程が、巻取りロールから引き出されたマザーセラミックグリーンシートに対して実施される場合において、この発明が特に有利に適用される。
第1の印刷工程において、第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1のレジスタマークが印刷され、第2の印刷工程において、第2の構成要素膜との位置関係が一定の第2のレジスタマークが印刷され、前述したずれ測定工程において、第1および第2のレジスタマーク間のずれを測定することによって、第1および第2の構成要素膜間のずれが求められることが好ましい。
上述の第1のレジスタマークは、マザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷され、ピッチ測定工程において、前方側および後方側の第1のレジスタマーク間の距離を測定することによって、第1の印刷工程の印刷ピッチが求められることが好ましい。
なお、第1の印刷工程において、上記第1のレジスタマークとは別に、第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1および第2のピッチ測定用マークがマザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷され、前述したピッチ測定工程において、第1および第2のピッチ測定用マーク間の距離を測定することによって、第1の印刷工程の印刷ピッチが求められてもよい。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法において、第1および第2の印刷工程においてそれぞれ印刷される第1および第2の構成要素膜は、積層セラミック電子部品の製造方法において、互いに位置合わせされた状態で形成されるべきものであれば、どのような構成要素膜であってもよい。
第1の例として、第1の構成要素膜は、導電性ペースト膜および導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための段差吸収用セラミックペースト膜のいずれか一方であり、第2の構成要素膜は、導電性ペースト膜および段差吸収用セラミックペースト膜のいずれか他方である。
第2の例として、第1の構成要素膜は、第1の導電性ペースト膜および第1の導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための第1の段差吸収用セラミックペースト膜の双方であり、第2の構成要素膜は、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に第2のマザーセラミックグリーンシートを介して形成される第2の導電性ペースト膜および第2の導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための第2の段差吸収用セラミックペースト膜の双方である。この場合、第1の印刷工程の後であって、第2の印刷工程の前に、第2のマザーセラミックグリーンシートを第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に配置する工程をさらに備えることになる。
なお、上述の第1および第2の構成要素膜についての例からわかるように、第1の構成要素膜を印刷するための「第1の印刷工程」の用語と第2の構成要素膜を印刷するための「第2の印刷工程」の用語とは、互いに他の印刷工程との間で区別するために用いられるものである。したがって、上記第2の例の場合には、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜のいずれか一方を印刷する工程を「第1の印刷工程」と定義し、いずれか他方を印刷する工程を「第2の印刷工程」と定義しながらも、これら第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜の双方を印刷するための工程を再び「第1の印刷工程」と定義し、第2の導電性ペースト膜および第2の段差吸収用セラミックペースト膜の双方を印刷するための工程を再び「第2の印刷工程」と定義することもある。
前述した第2のマザーセラミックグリーンシートを配置する工程は、好ましくは、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜を形成している第1のマザーセラミックグリーンシートを第1のキャリアフィルムによって裏打ちした状態とし、かつ第2のマザーセラミックグリーンシートを第2のキャリアフィルムによって裏打ちした状態としながら、第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けた状態で、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜と第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させる接触工程と、第1および第2のキャリアフィルム間に熱圧着作用を及ぼす熱圧着工程と、次いで、第2のマザーセラミックグリーンシートから第2のキャリアフィルムを剥離する剥離工程とを備えている。
上述の熱圧着工程は、接触工程の実施によって得られた、第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けかつ第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜と第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させた状態にある長尺複合構造物を、加熱された加熱ロールと加熱ロールに圧接する加熱されない非加熱ロールとの間に供給する工程を備え、長尺複合構造物は、非加熱ロールの外周面の所定の範囲において接するが、加熱ロールの外周面には非加熱ロールとのニップ部分においてのみ接するように案内されることが好ましい。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法において、第1および第2の印刷工程は、グラビア印刷によって実施されることが好ましい。
この発明は、また、上述した積層セラミック電子部品の製造方法に向けられる発明の主要部をなす、より一般的な輪転印刷機を用いた印刷方法にも向けられる。
この発明に係る輪転印刷機を用いた印刷方法は、第1の印刷工程と、第2の印刷工程と、ずれ補正工程と、ピッチ補正工程とを備えている。
第1の印刷工程は、画線部が外周面上に設けられた第1の印刷ロールと第1の印刷ロールに圧接する第1の圧接ロールとを用い、第1の印刷ロールと第1の圧接ロールとの間に長尺シートを供給することによって、画線部に付与されている印刷ペーストを長尺シート上に印刷して第1の印刷膜を形成するために実施されるものである。
第2の印刷工程は、画線部が外周面上に設けられた第2の印刷ロールと第2の印刷ロールに圧接する第2の圧接ロールとを用い、第2の印刷ロールと第2の圧接ロールとの間に第1の印刷工程が実施された後の長尺シートを供給することによって、画線部に付与されている印刷ペーストを長尺シート上に印刷して第2の印刷膜を形成するために実施されるものである。
ずれ補正工程は、長尺シートの供給方向での第1および第2の印刷膜間のずれを補正するために実施されるものである。ずれ補正工程は、第2の印刷工程の直後に第1および第2の印刷膜間のずれを測定するためのずれ測定工程と、ずれ測定工程で測定されたずれを補正するように、第2の印刷工程の前にある長尺シートの経路長を変更するための経路長変更工程とを備えている。
ピッチ補正工程は、長尺シートの供給方向での第1の印刷工程の印刷ピッチと第2の印刷工程の印刷ピッチとを一致させるように補正するために実施されるものである。ピッチ補正工程は、第2の印刷工程の直前に第1の印刷工程の印刷ピッチを測定するためのピッチ測定工程と、ピッチ測定工程で測定された印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第2の印刷ロールの周速を変更するための周速変更工程とを備える。
上述した輪転印刷機は、好ましくは、グラビア印刷機である。
まず、この発明に係る輪転印刷機を用いた印刷方法によれば、長尺シートの供給方向での第1の印刷工程の印刷ピッチと第2の印刷工程の印刷ピッチとを一致させるように補正するためのピッチ補正工程が、第2の印刷ロールの周速を変更することによって実施された上で、長尺シートの供給方向での第1および第2の印刷膜間のずれを補正するためのずれ補正工程が、第2の印刷工程の前にある長尺シートの経路長を変更することによって実施されるので、第1および第2の印刷膜間で高精度の見当合わせすなわち位置合わせを行なうことができる。
また、ピッチ補正工程によって比較的大きな位置ずれが補正されるため、ずれ補正工程で補正されるべき位置ずれ量を比較的小さくすることができる。そのため、ずれ補正工程において長尺シートの経路長を変更するため、たとえばコンペンセータロールを移動させる場合には、運転動作中にコンペンセータロールがストロークエンドに頻繁に達することがないため、連続運転を妨げる要因を低減することができる。
また、ピッチ補正工程およびずれ補正工程といった2段階での位置ずれ補正を行なうため、長尺シートとして、伸びやすい材質のものが用いられても、高精度の位置合わせを行なうことができる。
このようなことから、長尺シートが長尺のマザーセラミックグリーンシートであり、印刷膜が導電性ペースト膜や段差吸収用セラミックペースト膜のような構成要素膜である、積層セラミック電子部品の製造方法において、この発明に係る印刷方法が適用されたとき、上述した効果をより顕著に発揮させることができる。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法において、ずれ補正工程およびピッチ補正工程を実施しない状態で、第2の印刷工程を複数回実施しながら、各回の第2の印刷工程の直後に第1および第2の構成要素膜間のずれを測定することによって、1回の第2の印刷工程あたりの当該ずれの変化量を求め、第2の印刷工程の直前に第1の印刷工程の印刷ピッチを測定し、これら測定されまたは求められた第1の印刷工程の印刷ピッチにずれの変化量を考慮することによって、目標ピッチが決定されると、より正確に目標ピッチを決定することができる。
第1の印刷工程を終えた後のマザーセラミックグリーンシートを巻取りロールに巻き取り、第2の印刷工程を、巻取りロールから引き出されたマザーセラミックグリーンシートに対して実施する場合には、第2の印刷工程での位置合わせを高精度に行なうことが比較的困難であったが、この発明によれば、第2の印刷工程での位置合わせを高精度に行なうことが容易になる。
第1の印刷工程において、第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1のレジスタマークを印刷し、第2の印刷工程において、第2の構成要素膜との位置関係が一定の第2のレジスタマークを印刷し、ずれ測定工程において、第1および第2のレジスタマーク間のずれを測定することによって、第1および第2の構成要素膜間のずれを求めるようにすれば、ずれ測定工程でのずれ測定をより容易に行なうことができる。
上述の第1のレジスタマークが、マザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷され、ピッチ測定工程において、前方側および後方側の第1のレジスタマーク間の距離を測定することによって、第1の印刷工程の印刷ピッチが求めるようにすれば、印刷ピッチをより容易に求めることができるとともに、第1のレジスタマークの多機能化を図ることができる。
なお、上述の方法に代えて、第1の印刷工程において、上述の第1のレジスタマークとは別に、第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1および第2のピッチ測定用マークをマザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷し、ピッチ測定工程において、第1および第2の位置合わせマーク間の距離を測定することによって、第1の印刷工程の印刷ピッチが求めるようにしても、印刷ピッチをより容易に求めることができる。
この発明に係る積層セラミック電子部品の製造方法が、第1の構成要素膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜を第1の印刷工程において印刷し、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に第2のマザーセラミックグリーンシートを介して第2の導電性ペースト膜および第2の段差吸収用セラミックペースト膜を第2の印刷工程において形成する場合に適用されるとき、第2のマザーセラミックグリーンシートを第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に配置するため、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜を形成している第1のマザーセラミックグリーンシートを第1のキャリアフィルムによって裏打ちした状態とし、かつ第2のマザーセラミックグリーンシートを第2のキャリアフィルムによって裏打ちした状態としながら、第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けた状態で、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜と第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させる接触工程と、第1および第2のキャリアフィルム間に熱圧着作用を及ぼす熱圧着工程と、次いで、第2のマザーセラミックグリーンシートから第2のキャリアフィルムを剥離する剥離工程とを実施するようにすれば、第2のマザーセラミックグリーンシートを所望のごとく配置することが容易である。
上述の熱圧着工程において、接触工程の実施によって得られた、第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けかつ第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜と第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させた状態にある長尺複合構造物を、加熱された加熱ロールと加熱ロールに圧接する加熱されない非加熱ロールとの間に供給する工程を実施しながら、長尺複合構造物を、非加熱ロールの外周面の所定の範囲において接するが、加熱ロールの外周面には非加熱ロールとのニップ部分においてのみ接するように案内すれば、第1の導電性ペースト膜および第1の段差吸収用セラミックペースト膜と第2のマザーセラミックグリーンシートとの間で良好な熱圧着状態を得ることができるとともに、加熱ロールによる加熱が第1および第2のキャリアフィルムに長時間及ぼされ、これらキャリアフィルムが不所望に変形してしまうことを有利に防止することができる。
第1および第2の印刷工程において、グラビア印刷が適用される場合には、高いパターン精度および薄い膜厚をもって、構成要素膜を形成することができるので、前述した高精度の位置合わせが得られる効果がより顕著に発揮されることになる。
図1は、この発明の一実施形態による製造方法を適用して製造される積層セラミック電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサ1を図解的に示す断面図である。
積層セラミックコンデンサ1は、焼結体としての積層体2を備えている。積層体2は、積層された複数のセラミック層3と、セラミック層3間の特定の界面に沿って形成された内部導体膜4および5とをもって構成される。
積層体2の相対向する端部には、それぞれ、外部電極6および7が形成されている。一方の外部電極6には、内部導体膜4が電気的に接続され、他方の外部電極7には、内部導体膜5が電気的に接続される。そして、内部導体膜4と内部導体膜5とは、積層方向に交互に配置されている。
このような積層セラミックコンデンサ1に備える積層体2を製造するため、図2および図3にそれぞれ示した工程が実施される。
まず、図2を参照して、たとえばポリエチレンテレフタレートからなる長尺のキャリアフィルム8が用意され、その上に、長尺の第1のマザーセラミックグリーンシート9が形成される。マザーセラミックグリーンシート9上には、第1の導電性ペースト膜10および第1の導電性ペースト膜10の厚みによる段差を吸収するための第1のセラミックペースト膜11が形成される。
これら導電性ペースト膜10および段差吸収用セラミックペースト膜11上には、長尺の第2のマザーセラミックグリーンシート12が形成される。マザーセラミックグリーンシート12上には、第2の導電性ペースト膜13および第2の導電性ペースト膜13の厚みによる段差を吸収するための第2の段差吸収用セラミックペースト膜14が形成される。
次に、上述したキャリアフィルム8上にあるマザーセラミックグリーンシート9および12を含む4層複合構造物15が、複数個の所定領域毎にそれぞれカットされる。このカットを実施するためのカット線16が、図2において、1点鎖線で示されている。
次に、カット線16によって囲まれた複数個の領域の各々にある4層複合構造物15が、図3に示すように取り出される。なお、カット後の4層複合構造物15の取り出しを容易にするため、キャリアフィルム8には、離型層が形成されていることが好ましい。カット後の4層複合構造物15は、第1および第2のマザーセラミックグリーンシート9および12の各々の一部によって与えられた所定サイズのセラミックグリーンシート9aおよび12aを含んでいる。
次に、複数個の4層複合構造物15を、図3において矢印17で示すように、積み重ねかつ圧着する、積層工程が実施される。この積層工程を必要回数繰り返すことによって、生のマザー積層体18が得られる。生のマザー積層体18は、図3において1点鎖線で示した分割線19に沿って分割される。その結果、複数個の生の積層体チップ20が得られる。
生の積層体チップ20は、これを焼成することによって、図1に示した焼結後の積層体2となるものである。すなわち、生の積層体チップ20に備えるセラミックグリーンシート9aおよび12aは、焼結後において、セラミック層3となり、導電性ペースト膜10および13は、焼結後において、内部導体膜4または5となる。また、段差吸収用セラミックペースト膜11および14は、導電性ペースト膜10および13すなわち焼結後の内部導体膜4および5の厚みによる段差を吸収するように作用し、焼結後においては、セラミック層3と一体化される。
次に、上述のような焼結後の積層体2の各端部に外部電極6および7が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ1が完成される。
上述したような積層体2を製造する、特に、図2に示した4層複合構造物15を製造するため、図4ないし図11を参照しながら以下に説明するような各工程が実施される。
図4には、輪転印刷機の一例としての第1のグラビア印刷機21が示されている。第1のグラビア印刷機21では、後で詳述するように、図2に示した第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた状態にある第1のマザーセラミックグリーンシート9が取り扱われ、第1のマザーセラミックグリーンシート9上に、第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11を印刷することが行なわれる。
まず、一般的に説明すると、グラビア印刷機21では、長尺シートAが第1の巻取りロール22から引き出され、第1の印刷部23を通過した後では、長尺シートA上に第1の構成要素膜が形成された状態にある長尺シートBとなり、次に、第2の印刷部24を通過した後では、長尺シートB上にさらに第2の構成要素膜が形成された状態にある長尺シートCとなり、最終的に、長尺シートCが第2の巻取りロール25に巻き取られる。このような長尺シートAないしCの供給方向26が矢印で示されている。
供給方向26における第1の印刷部23の下流側には、第1の乾燥炉27が配置され、第1の印刷部23において印刷された第1の構成要素膜が乾燥される。また、第2の印刷部24の下流側には、第2の乾燥炉28が配置され、第2の印刷部24において印刷された第2の構成要素膜が乾燥される。
また、第1の印刷部23と第2の印刷部24との間には、長尺シートBを巻掛けする状態でコンペンセータロール29が配置される。コンペンセータロール29の上流側および下流側には、それぞれ、ガイドロール30および31が配置される。コンペンセータロール29は、両方向矢印32で示すように上下方向に移動するように構成され、他方、ガイドロール30および31は固定的に位置される。
コンペンセータロール29は、両方向矢印32方向への移動によって、第1の印刷部23と第2の印刷部24との間での長尺シートBの経路長を変更するもので、これによって、供給方向26での第1および第2の構成要素膜間のずれを補正するように作用する。
コンペンセータロール29の上述した移動は、コンペンセータロール制御装置33によって制御される。より詳細には、コンペンセータロール制御装置33は、第2の印刷部24の直ぐ下流側に設けられたずれ測定用カメラ34によって撮像された画像を処理することによって、第1および第2の構成要素膜間のずれを測定し、この測定されたずれを補正するように、コンペンセータロール29を移動させる。ずれ測定用カメラ34による撮影開始のタイミングは、ずれ測定用カメラ34の上流側に配置されたトリガセンサ35からのトリガ信号によって与えられる。
図5には、第1の印刷部23が拡大されて示されている。第1の印刷部23は、第1の印刷ロール36とこの第1の印刷ロール36に圧接する第1の圧接ロール37とを備えている。長尺シートAは、これら印刷ロール36と圧接ロール37との間に供給される。そして、印刷ロール36および圧接ロール37は、それぞれ、矢印38および39方向に回転し、それによって、長尺シートAは、前述した供給方向26に搬送される。
第1の印刷ロール36は、タンク40に収容された印刷ペースト41内に浸漬され、それによって、印刷ロール36の外周面上に設けられた画線部42(図5において、その一部が概略的に図示されている。)に印刷ペースト41が付与される。印刷ロール36の外周面上の余分な印刷ペースト41は、ドクターブレード43によって掻き取られる。
第2の印刷部24は、詳細な図示を省略するが、第1の印刷部23と実質的に同様の構成を有していて、第2の印刷ロール44および第2の圧接ロール45を備えている。
第2の印刷ロール44の周速は、図4に示すように、印刷ロール制御装置46によって制御される。より詳細には、印刷ロール制御装置46は、第2の印刷部24の直ぐ上流側において供給方向26に並ぶように設けられた2個のピッチ測定用カメラ47および48によって撮像された画像を処理することによって、第1の印刷部23で印刷された第1の構成要素膜の印刷ピッチを測定し、この測定された印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第2の印刷ロール44の周速を変更する。ピッチ測定用カメラ47および48による撮影開始のタイミングは、ピッチ測定用カメラ47および48の上流側に配置されたトリガセンサ49からのトリガ信号によって与えられる。
以上のような構成を備える第1のグラビア印刷機21を用いて、まず、図2に示す2層複合構造物50、すなわち、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた状態にある第1のマザーセラミックグリーンシート9上に、第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11が印刷されたものが、次のようにして作製される。
図4を参照して、長尺シートAとして、長尺のキャリアフィルム8によって裏打ちされた長尺の第1のマザーセラミックグリーンシート9が用いられる。そして、第1の印刷部23は、第1の導電性ペースト膜10を印刷するために用いられ、したがって、印刷ペースト41としては、導電性ペーストが用いられる。このようにして、第1の印刷部23を通過した長尺シートBは、キャリアフィルム8によって裏打ちされた第1のマザーセラミックグリーンシート9上に第1の導電性ペースト10を形成した状態となっている。
なお、導電性ペースト膜10の印刷状態からわかるように、長尺シートAは、マザーセラミックグリーンシート9を第1の印刷ロール36側に向けた状態で供給される。
上述した第1の導電性ペースト膜10が図6に平面図で示されている。図6において、第1のマザーセラミックグリーンシート9の一方側縁には、第1のレジスタマーク51およびトリガマーク52が図示されている。トリガマーク52の各々は、第1のレジスタマーク51の各々の、供給方向26における前方側に配置されている。第1のレジスタマーク51およびトリガマーク52の各々は、たとえば、第1の印刷ロール36が1回転する毎に1つずつ印刷され、したがって、一定の周期で、第1の導電性ペースト膜10と同時に印刷される。その結果、第1のレジスタマーク51およびトリガマーク52と第1の導電性ペースト膜10との位置関係は一定である。
上述のようにして、第1の導電性ペースト膜10が形成された第1のマザーセラミックグリーンシート9を含む長尺シートBは、第1の乾燥炉27およびコンペンセータロール29を経て、第2の印刷部24に至る。
第2の印刷部24では、印刷ペーストとしてセラミックペーストが用いられ、図6に示すように、第1の段差吸収用セラミックペースト膜11が、第1のマザーセラミックグリーンシート9上の導電性ペースト膜10が形成されていない領域上に形成される。
また、図6に示すように、第1のマザーセラミックグリーンシート9の一方側縁上であって、第1のレジスタマーク51の各々の近傍に、第2のレジスタマーク53が一定の周期で設けられる。第2のレジスタマーク53は、第2の印刷部24において、第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と同時に印刷されるものであり、第1の段差吸収用セラミックペースト膜11との位置関係が一定である。
このように、第2の印刷部24を通過した長尺シートCは、図6に示すように、第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11を形成した第1のマザーセラミックグリーンシート9を含んでおり、図2に示した2層複合構造物50を与えている。
次に、このような長尺シートCは、第2の乾燥炉28を通過した後、第2の巻取りロール25に巻き取られる。
以上のようなグラビア印刷機21による印刷において、次のようにして、目標ピッチの決定、ピッチ補正およびずれ補正がそれぞれ実施される。
まず、目標ピッチの決定のため、コンペンセータロール制御装置33によるコンペンセータロール29の制御および印刷ロール制御装置46による第2の印刷ロール44の制御を実施しない状態で、印刷が開始される。そして、第1の印刷部23において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ35を通過したとき、ずれ測定用カメラ34の撮影トリガが与えられ、第1および第2の印刷部23および24でそれぞれ印刷された第1および第2のレジスタマーク51および53が撮像される。この撮像された画像を処理することによって、印刷初期の位置ずれが測定される。
このような位置ずれを、数ショットないし数10ショットの間、測定し、1ショットあたりの当該ずれの変化量が求められる。この変化量は、第1の印刷部23と第2の印刷部24との間での印刷ピッチの差D1となる。
他方、トリガマーク52がトリガセンサ49を通過したとき、ピッチ測定用カメラ47および48の撮影トリガが与えられ、前方側および後方側の第1のレジスタマーク51が同時に撮像される。この撮像された画像を処理することによって、第1の印刷部23での印刷ピッチP1が求められる。
そして、このようにして求められた印刷ピッチP1に、上述の印刷ピッチの差D1を考慮することによって、第2の印刷部24での目標ピッチP2が決定される。
なお、目標ピッチP2としては、上述のような測定結果により求めるのではなく、予め設定しておいた値を用いてもよい。
次に、ピッチ補正のため、第1の印刷部23において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ49を通過したとき、ピッチ測定用カメラ47および48に撮影トリガが与えられる。その結果、ピッチ測定用カメラ47および48によって、前方側および後方側の第1のレジスタマーク51が同時に撮像され、得られた画像が保存され、次いで処理されることによって、第1の印刷部23における印刷ピッチXが求められる。そして、この印刷ピッチXと前述の目標ピッチP2とが比較され、これらが一致するように、第2の印刷ロール44の周速が変更される。すなわち、X<P2の場合には、第2の印刷ロール44の周速が上げられ、X>P2の場合には、周速が下げられる。
ずれ補正のため、第1の印刷部23において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ35を通過したとき、ずれ測定用カメラ34に撮影トリガが与えられ、第1および第2の印刷部23および24においてそれぞれ印刷された第1および第2のレジスタマーク51および52が撮像される。この撮像された画像を、コンペンセータロール制御装置33において処理することによって、ずれが測定される。そして、このずれを補正するように、コンペンセータロール29の位置が調整され、それによって、長尺シートBの経路長が変更される。
以上のようにして、第2の巻取りロール25に巻き取られた長尺シートCは、図2に示した2層複合構造物50を与えている。
次に、この2層複合構造物50上に第2のマザーセラミックグリーンシート12を配置した状態にある3層複合構造物54を得るため、図7および図8を参照して説明するような工程が実施される。ここで、図7は、3層複合構造物54を得るための工程を実施している状態を示す正面図であり、図8は、図7の線VIII−VIIIに沿う拡大断面図である。図7において、矢印26は供給方向を示している。
図8によく示されているように、2層複合構造物50、すなわち第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11を形成している第1のマザーセラミックグリーンシート9は、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた状態である。他方、第2のマザーセラミックグリーンシート12は、第2のキャリアフィルム55によって裏打ちされた状態で用意される。
これら2層複合構造物50および第2のマザーセラミックグリーンシート12は、第1および第2のキャリアフィルム8および55をそれぞれ外側に向けた状態で、図7に示すように、ガイドロール56の外周面に沿って案内される。これによって、図8において矢印57で示すように、第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と第2のマザーセラミックグリーンシート12とを互いに接触させる接触工程が実施される。
次に、上述のように、第1および第2のキャリアフィルム8および55をそれぞれ外側に向けかつ第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と第2のマザーセラミックグリーンシート12とを互いに接触させた状態にある長尺複合構造物58は、たとえば100℃程度の温度に加熱された加熱ロール59と加熱ロール59に圧接する加熱されないたとえば樹脂からなる非加熱ロール60との間に供給される。これによって、第1および第2のキャリアフィルム8および55間に熱圧着作用を及ぼす熱圧着工程が実施される。この熱圧着工程の結果、第1および第2のキャリアフィルム8および55間には、目的とする3層複合構造物54が形成されている。
次に、熱圧着工程を終えた長尺複合構造物58のうち、第2のキャリアフィルム55を除いて、第1のキャリアフィルム8および3層複合構造物54が、ガイドロール61の外周面に沿って案内される。これによって、長尺複合構造物58に含まれる第2のマザーセラミックグリーンシート12から第2のキャリアフィルム55が剥離される。
図7によく示されているように、ガイドロール56および61は、加熱ロール59と非加熱ロール60とのニップ部分62より下方に位置している。したがって、長尺複合構造物58は、非加熱ロール60の外周面の所定の範囲において接するが、加熱ロール59の外周面にはニップ部分62においてのみ接するように案内される。
このような構成を採用することにより、長尺複合構造物58における第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と第2のマザーセラミックグリーンシート12とを比較的長い時間にわたって接触させることができるので、これらの間で良好な熱圧着状態を得ることができる。また、これに加えて、加熱ロール59による加熱が第1および第2のキャリアフィルム8および55に長時間及ぼされることを防止でき、そのため、これらキャリアフィルム8および55が熱によって不所望にも変形してしまうことを有利に防止することができる。
図7に示した工程を終えて得られた第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた3層複合構造物54は、たとえば巻取りロール63(図10参照)に巻き取られる。
図9は、図7に示した構成の変形例を示している。図9において、図7に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図9に示した構成は、図7に示した構成に比べて、ガイドロール56に対応する要素を備えず、より簡略化されている。より具体的には、加熱ロール59および非加熱ロール60のニップ部分62より下方から、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた2層複合構造物50が供給され、他方、ニップ部分62より上方から、第2のキャリアフィルム55によって裏打ちされた第2のマザーセラミックグリーンシート12が供給される。
次に、ニップ部分62において、第1および第2のキャリアフィルム8および55をそれぞれ外側に向けた状態で、2層複合構造物50に含まれる第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と第2のマザーセラミックグリーンシート12とを互いに接触させる接触工程と、第1および第2のキャリアフィルム8および55間に熱圧着作用を及ぼす熱圧着工程とが実施される。これによって、ニップ部分62において、第1および第2のキャリアフィルム8および55をそれぞれ外側に向けかつ第1の導電性ペースト膜10および第1の段差吸収用セラミックペースト膜11と第2のマザーセラミックグリーンシート12とを互いに接触させた状態にある長尺複合構造物58が得られる。
次に、ニップ部分62を通過した後の長尺複合構造物58に含まれる第2のマザーセラミックグリーンシート12から第2のキャリアフィルム55が剥離されるように、第2のキャリアフィルム55のみがニップ部分62より上方へ案内され、他方、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた3層複合構造物54がニップ部分62より下方へ案内される。
図9に示した構成によれば、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた2層複合構造物50または3層複合構造物54を、非加熱ロール60の外周面に沿って比較的長い時間にわたって案内することができる。
以上説明した工程を終えたとき、図2に示した3層複合構造物54が得られているが、この3層複合構造物54上に、第2の導電性ペースト膜13および第2の段差吸収用セラミックペースト膜14を形成した状態にある4層複合構造物15を得るため、図10に示すような第2のグラビア印刷機64が用いられる。なお、第2のグラビア印刷機64は、図4に示した第1のグラビア印刷機21と共通する要素を多く備えている。
まず、簡単に説明すると、第2のグラビア印刷機64では、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた3層複合構造物54が第1の巻取りロール63から引き出され、第1の印刷部65を通過した後では、3層構造物54に含まれる第2のマザーセラミックグリーンシート12上に第2の導電性ペースト膜13が形成された状態となり、次に、第2の印刷部66を通過した後では、さらに第2の段差吸収用セラミックペースト膜14が形成された状態にある4層複合構造物15が得られる。そして、最終的に、4層複合構造物15が、第1のキャリアフィルム8によって裏打ちされた状態で、第2の巻取りロール67に巻き取られる。図10において、矢印26は供給方向を示している。
以下に、第2のグラビア印刷機64の詳細について説明する。なお、第2のグラビア印刷機64において、第1のグラビア印刷機21に備える要素に対応する要素については、第1のグラビア印刷機21について行なった説明を援用し、ここでの説明を省略することがある。
第1および第2の印刷部65および66は、図5を参照して説明したのと同様の構成を有している。第1の印刷部65は、第1の印刷ロール68と第1の圧接ロール69とを備えている。第2の印刷部66は、第2の印刷ロール70と第2の圧接ロール71とを備えている。
供給方向26における第1の印刷部65の下流側には、第1の乾燥炉72が配置され、また、第2の印刷部66の下流側には、第2の乾燥炉73が配置されている。
供給方向26における第1の印刷部65の上流側には、キャリアフィルム8によって裏打ちされた3層複合構造物54を巻き掛けする状態で第1のコンペンセータロール74が、両方向矢印75で示すように上下方向に移動するように配置される。第1のコンペンセータロール74の上流側および下流側には、それぞれ、ガイドロール76および77が固定的に位置される。
第1のコンペンセータロール74は、両方向矢印75方向への移動によって、第1の印刷部65の上流側での3層複合構造物54の経路長を変更するもので、これによって、後で詳細に説明するように、供給方向26での第1および第2の導電性ペースト膜10および13間のずれを補正するように作用する。
第1のコンペンセータロール74の上述した移動は、第1のコンペンセータロール制御装置78によって制御される。より詳細には、第1のコンペンセータロール制御装置78は、第1の印刷部65の直ぐ下流側に設けられた第1のずれ測定用カメラ79によって撮像された画像を処理することによって、第1および第2の導電性ペースト膜10および13間のずれを測定し、この測定されたずれを補正するように、第1のコンペンセータロール74を移動させる。第1のずれ測定用カメラ79による撮影開始のタイミングは、第1のずれ測定用カメラ79の上流側に配置されたトリガセンサ80からのトリガ信号によって与えられる。
第1の印刷部65と第2の印刷部66との間には、第1のコンペンセータロール74と同様の構成をもって、第2のコンペンセータロール81が、両方向矢印82で示すように上下方向に移動するように配置される。第2のコンペンセータロール81の上流側および下流側には、それぞれ、ガイドロール83および84が固定的に位置される。
第2のコンペンセータロール81は、両方向矢印82方向への移動によって、第1の印刷部65と第2の印刷部66との間での3層複合構造物54を含む長尺シートの経路長を変更するもので、これによって、後で詳細に説明するように、供給方向26での第2の導電性ペースト膜13と第2の段差吸収用セラミックペースト膜14との間のずれを補正するように作用する。
第2のコンペンセータロール81の上述した移動は、第2のコンペンセータロール制御装置85によって制御される。より詳細には、第2のコンペンセータロール制御装置85は、第2の印刷部66の直ぐ下流側に設けられた第2のずれ測定用カメラ86によって撮像された画像を処理することによって、第2の導電性ペースト膜13と第2の段差吸収用セラミックペースト膜14とのずれを測定し、この測定されたずれを補正するように、第2のコンペンセータロール81を移動させる。第2のずれ測定用カメラ86による撮影開始のタイミングは、第2のずれ測定用カメラ86の上流側に配置されたトリガセンサ87からのトリガ信号によって与えられる。
また、第1の印刷部65に備える第1の印刷ロール68の周速は、第1の印刷ロール制御装置88によって制御される。より詳細には、第1の印刷ロール制御装置88は、第1の印刷部65の直ぐ上流側において供給方向26に並ぶように設けられた2個の第1のピッチ測定用カメラ89および90によって撮像された画像を処理することによって、前述の第1のグラビア印刷機21の第1の印刷部23で印刷された第1の導電性ペースト膜10の印刷ピッチを測定し、この測定された印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第1の印刷ロール68の周速を変更する。第1のピッチ測定用カメラ89および90による撮影開始のタイミングは、第1のピッチ測定用カメラ89および90の上流側に配置されたトリガセンサ91からのトリガ信号によって与えられる。
他方、第2の印刷部66における第2の印刷ロール70の周速は、第2の印刷ロール制御装置92によって制御される。より詳細には、第2の印刷ロール制御装置92は、第2の印刷部66の直ぐ上流側において供給方向26に並ぶように設けられた2個の第2のピッチ測定用カメラ93および94によって撮像された画像を処理することによって、第1の印刷部65で印刷された第2の導電性ペースト膜13の印刷ピッチを測定し、この測定された印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、第2の印刷ロール70の周速を変更する。第2のピッチ測定用カメラ93および94による撮影開始のタイミングは、第2のピッチ測定用カメラ93および94の上流側に配置されたトリガセンサ95によって与えられる。
以上のような構成を備える第2のグラビア印刷機64を用いて、図2に示した3層構造物54に含まれる第2のマザーセラミックグリーンシート12上に、第2の導電性ペースト膜13および第2の段差吸収用セラミックペースト膜14が印刷された4層複合構造物15が、次のようにして作製される。
図11には、第2のグラビア印刷機64を用いて作製された4層複合構造物15が平面図で示されている。
図10および図11を参照して、3層複合構造物54が第1の印刷部65を通過すると、3層複合構造物54に含まれる第2のマザーセラミックグリーンシート12上に第2の導電性ペースト膜13が印刷される。この印刷と同時に、第2のマザーセラミックグリーンシート12の一方側縁には、第3のレジスタマーク96が印刷される。第3のレジスタマーク96は、たとえば、第1の印刷ロール68が1回転する毎に1つずつ印刷され、したがって、一定の周期であって、第2の導電性ペースト膜13との位置関係が一定である。
なお、図11において、前述の第1のグラビア印刷機21によって印刷された第1および第2のレジスタマーク51および53ならびにトリガマーク52が破線で示されている。これらレジスタマーク51および53ならびにトリガマーク52は、第2のマザーセラミックグリーンシート12によって覆われた状態であるが、第2のマザーセラミックグリーンシート12の厚みが薄いため、第2のマザーセラミックグリーンシート12を通して透視することができる。
上述のようにして、第2の導電性ペースト膜13が形成された3層複合構造物54は、第1の乾燥炉72および第2のコンペンセータロール81を経て、第2の印刷部66に至る。
第2の印刷部66では、第2の段差吸収用セラミックペースト膜14が、第2のマザーセラミックグリーンシート12上の第2の導電性ペースト膜13が形成されていない領域上に印刷される。
また、上述の第2の段差吸収用セラミックペースト膜14の印刷と同時に、第4のレジスタマーク97が、第2のマザーセラミックグリーンシート12の一方側縁であって、第3のレジスタマーク96の各々の近傍に、一定の周期であって、第2の段差吸収用セラミックペースト膜14と一定の位置関係をもって印刷される。
このようにして作製された4層複合構造物15は、第2の乾燥炉73を通過した後、第1のキャリアフィルム8とともに、第2の巻取りロール67に巻き取られる。
以上のような第2のグラビア印刷機64による印刷において、次のようにして、目標ピッチの決定、ピッチ補正およびずれ補正がそれぞれ実施される。
まず、目標ピッチの決定のため、コンペンセータロール制御装置78および85ならびに印刷ロール制御装置88および92の各々による制御を実施しない状態で、印刷が開始される。
上述の状態で、第1の印刷部65での目標ピッチの決定のため、前述の第1のグラビア印刷機21において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ80を通過したとき、第1のずれ測定用カメラ79の撮影トリガが与えられ、第1のグラビア印刷機21に備える第1の印刷部23(図4参照)で印刷された第1のレジスタマーク51と第2のグラビア印刷機64に備える第1の印刷部65で印刷された第3のレジスタマーク96とが撮像される。この撮像された画像を処理することによって、印刷初期の位置ずれが測定される。
このような位置ずれを、数ショットないし数10ショットの間、測定し、1ショットあたりの当該ずれの変化量が求められる。この変化量は、第1のグラビア印刷機21と第2のグラビア印刷機64との間での印刷ピッチの差D2となる。
他方、トリガマーク52がトリガセンサ91を通過したとき、第1のピッチ測定用カメラ89および90の撮影トリガが与えられ、前方側および後方側の第1のレジスタマーク51が同時に撮像される。この撮像された画像を処理することによって、第1のグラビア印刷機21での印刷ピッチP3が求められる。
そして、このようにして求められた印刷ピッチP3に、上述の印刷ピッチの差D2を考慮することによって、第2のグラビア印刷機64における第1の印刷部65での目標ピッチP4が決定される。
また、第2の印刷部66での目標ピッチの決定のため、トリガマーク52がトリガセンサ87を通過したとき、第2のずれ測定用カメラ86の撮影トリガが与えられ、第1および第2の印刷部65および66でそれぞれ印刷された第3および第4のレジスタマーク96および97が撮像される。この撮像された画像を処理することによって、印刷初期の位置ずれが測定される。
このような位置ずれを、数ショットないし数10ショットの間、測定し、1ショットあたりの当該ずれの変化量が求められる。この変化量は、第1の印刷部65と第2の印刷部66との間での印刷ピッチの差D3となる。
他方、トリガマーク52がトリガセンサ95を通過したとき、第2のピッチ測定用カメラ93および94の撮影トリガが与えられ、前方側および後方側の第3のレジスタマーク96が同時に撮像される。この撮像された画像を処理することによって、第2の印刷部66での印刷ピッチP5が求められる。
そして、このようにして求められた印刷ピッチP5に、上述の印刷ピッチの差D3を考慮することによって、第2の印刷部66での目標ピッチP6が決定される。
なお、上述した目標ピッチP4およびP6としては、上述のような測定結果により求めるのではなく、予め設定しておいた値を用いてもよい。
次に、第1の印刷部65でのピッチ補正のため、第1のグラビア印刷機21において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ91を通過したとき、第1のピッチ測定用カメラ89および90に撮影トリガが与えられる。その結果、第1のピッチ測定用カメラ89および90によって、前方側および後方側の第1のレジスタマーク51が第2のマザーセラミックグリーンシート12を通して同時に撮像され、得られた画像が保存され、次いで処理されることによって、第1のグラビア印刷機21における印刷ピッチX1が求められる。そして、この印刷ピッチX1と前述の目標ピッチP4とが比較され、これらが一致するように、第1の印刷ロール68の周速が変更される。
他方、第2の印刷部66でのピッチ補正のため、トリガマーク52がトリガセンサ95を通過したとき、第2のピッチ測定用カメラ93および94に撮影トリガが与えられる。その結果、第2のピッチ測定用カメラ93および94によって、前方側および後方側の第3のレジスタマーク96が同時に撮像され、得られた画像が保存され、次いで処理されることによって、第1の印刷部65における印刷ピッチX2が求められる。そして、この印刷ピッチX2と前述の目標ピッチP6とが比較され、これらが一致するように、第2の印刷ロール70の周速が変更される。
また、第1の印刷部65でのずれ補正のため、第1のグラビア印刷機21において印刷されたトリガマーク52がトリガセンサ80を通過したとき、第1のずれ測定用カメラ79に撮影トリガが与えられ、第1のグラビア印刷機21に備える第1の印刷部23において印刷された第1のレジスタマークと第2のグラビア印刷機64に備える第1の印刷部65において印刷された第3のレジスタマーク96とが撮像される。この撮像された画像を、第1のコンペンセータロール制御装置78において処理することによって、ずれが測定される。そして、このずれを補正するように、第1のコンペンセータロール74の位置が調整され、それによって、3層複合構造物54の経路長が変更される。
他方、第2の印刷部66でのずれ補正のため、トリガマーク52がトリガセンサ87を通過したとき、第2のずれ測定用カメラ86に撮影トリガが与えられ、第1および第2の印刷部65および66においてそれぞれ印刷された第3および第4のレジスタマーク96および97が撮像される。この撮像された画像を、第2のコンペンセータロール制御装置85において処理することによって、ずれが測定される。そして、このずれを補正するように、第2のコンペンセータロール81の位置が調整され、それによって、第2の導電性ペースト膜13が形成された3層複合構造物54の経路長が変更される。
以上のようにして、図2に示すような4層複合構造物15がキャリアフィルム8によって裏打ちされた状態で得られ、第2の巻取りロール67に巻き取られる。
次に、前述したように、カット線16によって囲まれた複数個の領域の各々にある4層複合構造物15が、図3に示すように取り出される。なお、上述のカット線16の位置が、図6および図11の各々において破線で示されている。
その後、前述したように、図3に示した積層工程が実施され、得られた生のマザー積層体18が、さらに、分割線19に沿って分割されることによって、複数個の生の積層体チップ20が得られる。この生の積層体チップ20を焼成することによって、図1に示した焼結後の積層体2が得られ、この積層体2の各端部に外部電極6および7が形成されることによって、積層セラミックコンデンサ1が完成される。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他、種々の変形例が可能である。
たとえば、図示の実施形態では、第1の導電性ペースト膜10の印刷を第1の段差吸収用セラミックペースト膜11の印刷より前に実施し、また、第2の導電性ペースト膜13の印刷を第2の段差吸収用セラミックペースト膜14の印刷より前に実施したが、段差吸収用セラミックペースト膜11および14の印刷を、それぞれ、導電性ペースト膜10および13の印刷より前に実施してもよい。
また、図示した導電性ペースト膜10および13の各々の数および形状は、一例にすぎない。
また、第1のグラビア印刷機21における第1の印刷部23において、第1のレジスタマーク51とは別に、第1の導電性ペースト膜10との位置関係が一定の第1および第2のピッチ測定用マークを第1のマザーセラミックグリーンシート9の供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷し、ピッチ測定工程において、第1および第2の位置合わせマーク間の距離を測定することによって、第1の印刷部23での印刷ピッチが求めるようにしてもよい。また、第2のグラビア印刷機64における第1の印刷部65においても、同様の第1および第2のピッチ測定用マークを第2のマザーセラミックグリーンシート12の供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷し、ピッチ測定工程において、第1および第2の位置合わせマーク間の距離を測定することによって、第1の印刷部65での印刷ピッチが求めるようにしてもよい。
また、図示の実施形態では、導電性ペースト膜10および13ならびに段差吸収用セラミックペースト膜11および14の形成をグラビア印刷で行なったが、グラビア印刷以外の輪転印刷機を用いた印刷が適用されてもよい。
また、図示した実施形態では、第1および第2の導電性ペースト膜10および13ならびに第1および第2の段差吸収用セラミックペースト膜11および14が互いに位置合わせされた状態で形成されるべきものであるが、このような組み合わせ以外の互いに位置合わせされた状態で形成されるべき構成要素膜の形成に、この発明が適用されてもよい。たとえば、段差吸収用セラミックペースト膜11および14が形成されず、第1および第2の導電性ペースト膜10および13のみが形成される場合において、この発明が適用されてもよい。
また、図示した実施形態では、積層セラミックコンデンサ1の製造方法に向けられたものであったが、積層セラミックコンデンサ以外の積層セラミック電子部品の製造方法にも、この発明を適用することができる。
また、図示した実施形態では、グラビア印刷によって、図2に示すような4層複合構造物15を作製したが、この4層複合構造物15の上に、さらに第3のマザーセラミックグリーンシートが積層されたものを用いて、積層セラミックコンデンサ等が製造されてもよい。
また、図7または図9に示した熱圧着のための構成は、図4に示した第1のグラビア印刷機21における第2の乾燥炉28と第2の巻取りロール25との間に配置されてもよい。
また、図示の実施形態では、2つのグラビア印刷機21および64を順次用いて4層複合構造物15を作製したが、これら2つのグラビア印刷機21および64は、1つのインライン工程での印刷を可能にするように、上述した熱圧着のための構成をも含めて一体化されてもよい。
また、図示の実施形態では、第1および第2のグラビア印刷機21および64を使い分けたが、単に、第2のグラビア印刷機64のみを2回用いることによって、4層複合構造物15を作製するようにしてもよい。この場合には、第2のグラビア印刷機64を1回目に用いる場合、第1のコンペンセータロール74の位置を固定し、第1のコンペンセータロール制御装置78および第1の印刷ロール制御装置88を作動させないようにすればよい。
また、前述した実施形態において、さらに、第2のグラビア印刷機64を用いることによって、より多層の複合構造物を作製するようにしてもよい。
この発明の一実施形態による製造方法を適用して製造される積層セラミック電子部品の一例としての積層セラミックコンデンサ1を図解的に示す断面図である。 図1に示した積層体2を製造するために作製される4層複合構造物15の一部を示す断面図である。 図2に示した4層複合構造物15を積層して生のマザー積層体18を得るための工程を示す断面図である。 図2に示した2層複合構造物50を製造するために用いられる第1のグラビア印刷機21の概略的構成を図解的に示す正面図である。 図4に示した第1の印刷部23に備える構成をより詳細に示す正面図である。 図4に示した第1のグラビア印刷機21によって作製された2層複合構造物50の一部を示す平面図である。 図2に示した3層複合構造物54を得るために用いられる熱圧着装置を図解的に示す正面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿う拡大断面図である。 図7に示した熱圧着装置の変形例を図解的に示す正面図である。 図2に示した4層複合構造物15を作製するために第1のグラビア印刷機21の後に用いられる第2のグラビア印刷機64の概略的構成を図解的に示す正面図である。 図10に示した第2のグラビア印刷機64によって得られた4層複合構造物15の一部を示す平面図である。
符号の説明
1 積層セラミックコンデンサ
2 積層体
3 セラミック層
4,5 内部導体膜
8 第1のキャリアフィルム
9 第1のマザーセラミックグリーンシート
10 第1の導電性ペースト膜
11 第1の段差吸収用セラミックペースト膜
12 第2のマザーセラミックグリーンシート
13 第2の導電性ペースト膜
14 第2の段差吸収用セラミックペースト膜
15 4層複合構造物
16 カット線
18 生のマザー積層体
21,64 グラビア印刷機
23,24,65,66 印刷部
26 供給方向
29,74,81 コンペンセータロール
33,78,85 コンペンセータロール制御装置
34,79,86 ずれ測定用カメラ
36,44,68,70 印刷ロール
37,45,69,71 圧接ロール
41 印刷ペースト
42 画線部
46,88,92 印刷ロール制御装置
47,48,89,90,93,94 ピッチ測定用カメラ
50 2層複合構造物
51,53,96,97 レジスタマーク
54 3層複合構造物
55 第2のキャリアフィルム
58 長尺複合構造物
59 加熱ロール
60 非加熱ロール
62 ニップ部分

Claims (14)

  1. 積層セラミック電子部品のための少なくとも第1および第2の構成要素膜が形成された長尺のマザーセラミックグリーンシートを作製する、マザーセラミックグリーンシート作製工程と、
    前記マザーセラミックグリーンシートを複数個の所定領域毎にそれぞれカットし、それによって、所定サイズの複数枚のセラミックグリーンシートを取り出す、カット工程と、
    複数枚の前記セラミックグリーンシートを積み重ねる、積層工程と
    を備える、積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記マザーセラミックグリーンシート作製工程は、
    画線部が外周面上に設けられた第1の印刷ロールと前記第1の印刷ロールに圧接する第1の圧接ロールとを用い、前記第1の印刷ロールと前記第1の圧接ロールとの間に前記マザーセラミックグリーンシートを供給することによって、前記画線部に付与されている印刷ペーストを前記マザーセラミックグリーンシート上に印刷して前記第1の構成要素膜を形成するための第1の印刷工程と、
    画線部が外周面上に設けられた第2の印刷ロールと前記第2の印刷ロールに圧接する第2の圧接ロールとを用い、前記第2の印刷ロールと前記第2の圧接ロールとの間に前記第1の印刷工程が実施された後の前記マザーセラミックグリーンシートを供給することによって、前記画線部に付与されている印刷ペーストを前記マザーセラミックグリーンシート上に印刷して前記第2の構成要素膜を形成するための第2の印刷工程と、
    前記マザーセラミックグリーンシートの供給方向での前記第1および第2の構成要素膜間のずれを補正するためのずれ補正工程と、
    前記マザーセラミックグリーンシートの供給方向での前記第1の印刷工程の印刷ピッチと前記第2の印刷工程の印刷ピッチとを一致させるように補正するためのピッチ補正工程と
    を備え、
    前記ずれ補正工程は、前記第2の印刷工程の直後に前記第1および第2の構成要素膜間のずれを測定するためのずれ測定工程と、前記ずれ測定工程で測定された前記ずれを補正するように、前記第2の印刷工程の前にある前記マザーセラミックグリーンシートの経路長を変更するための経路長変更工程とを備え、
    前記ピッチ補正工程は、前記第2の印刷工程の直前に前記第1の印刷工程の印刷ピッチを測定するためのピッチ測定工程と、前記ピッチ測定工程で測定された前記印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、前記第2の印刷ロールの周速を変更するための周速変更工程とを備える、
    積層セラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記ずれ補正工程および前記ピッチ補正工程を実施しない状態で、前記第2の印刷工程を複数回実施しながら、各回の前記第2の印刷工程の直後に前記第1および第2の構成要素膜間のずれを測定することによって、1回の前記第2の印刷工程あたりの当該ずれの変化量を求める工程と、前記第2の印刷工程の直前に前記第1の印刷工程の印刷ピッチを測定する工程とがさらに実施され、これらの工程によって得られた前記第1の印刷工程の印刷ピッチに前記ずれの変化量を考慮することによって、前記目標ピッチが決定される、請求項1に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記第1の印刷工程を終えた後の前記マザーセラミックグリーンシートは、巻取りロールに巻き取られ、前記第2の印刷工程は、前記巻取りロールから引き出された前記マザーセラミックグリーンシートに対して実施される、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記第1の印刷工程と前記第2の印刷工程とは、連続的に実施される、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記第1の印刷工程において、前記第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1のレジスタマークが印刷され、前記第2の印刷工程において、前記第2の構成要素膜との位置関係が一定の第2のレジスタマークが印刷され、前記ずれ測定工程において、前記第1および第2のレジスタマーク間のずれを測定することによって、前記第1および第2の構成要素膜間のずれが求められる、請求項1ないし4のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記第1のレジスタマークは、前記マザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷され、前記ピッチ測定工程において、前方側および後方側の前記第1のレジスタマーク間の距離を測定することによって、前記第1の印刷工程の印刷ピッチが求められる、請求項5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記第1の印刷工程において、前記第1の構成要素膜との位置関係が一定の第1および第2のピッチ測定用マークが前記マザーセラミックグリーンシートの供給方向における前方側および後方側にそれぞれ印刷され、前記ピッチ測定工程において、前記第1および第2のピッチ測定用マーク間の距離を測定することによって、前記第1の印刷工程の印刷ピッチが求められる、請求項1ないし5のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記第1の印刷工程において印刷される前記第1の構成要素膜は、導電性ペースト膜および前記導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための段差吸収用セラミックペースト膜のいずれか一方であり、前記第2の印刷工程において印刷される前記第2の構成要素膜は、前記導電性ペースト膜および前記段差吸収用セラミックペースト膜のいずれか他方である、請求項1ないし7のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  9. 前記第1の印刷工程において印刷される前記第1の構成要素膜は、第1の導電性ペースト膜および前記第1の導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための第1の段差吸収用セラミックペースト膜の双方であり、前記第2の印刷工程において印刷される前記第2の構成要素膜は、前記第1の導電性ペースト膜および前記第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に第2のマザーセラミックグリーンシートを介して形成される第2の導電性ペースト膜および前記第2の導電性ペースト膜の厚みによる段差を吸収するための第2の段差吸収用セラミックペースト膜の双方であり、前記第1の印刷工程の後であって、前記第2の印刷工程の前に、前記第2のマザーセラミックグリーンシートを前記第1の導電性ペースト膜および前記第1の段差吸収用セラミックペースト膜の上に配置する工程をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  10. 前記第2のマザーセラミックグリーンシートを配置する工程は、前記第1の導電性ペースト膜および前記第1の段差吸収用セラミックペースト膜を形成している第1の前記マザーセラミックグリーンシートを第1のキャリアフィルムによって裏打ちした状態とし、かつ前記第2のマザーセラミックグリーンシートを第2のキャリアフィルムによって裏打ちした状態としながら、前記第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けた状態で、前記第1の導電性ペースト膜および前記第1の段差吸収用セラミックペースト膜と前記第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させる接触工程と、前記第1および第2のキャリアフィルム間に熱圧着作用を及ぼす熱圧着工程と、次いで、前記第2のマザーセラミックグリーンシートから前記第2のキャリアフィルムを剥離する剥離工程とを備える、請求項9に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  11. 前記熱圧着工程は、前記接触工程の実施によって得られた、前記第1および第2のキャリアフィルムをそれぞれ外側に向けかつ前記第1の導電性ペースト膜および前記第1の段差吸収用セラミックペースト膜と前記第2のマザーセラミックグリーンシートとを互いに接触させた状態にある長尺複合構造物を、加熱された加熱ロールと前記加熱ロールに圧接する加熱されない非加熱ロールとの間に供給する工程を備え、前記長尺複合構造物は、前記非加熱ロールの外周面の所定の範囲において接するが、前記加熱ロールの外周面には前記非加熱ロールとのニップ部分においてのみ接するように案内される、請求項10に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  12. 前記第1および第2の印刷工程において、グラビア印刷が適用される、請求項1ないし11のいずれかに記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  13. 画線部が外周面上に設けられた第1の印刷ロールと前記第1の印刷ロールに圧接する第1の圧接ロールとを用い、前記第1の印刷ロールと前記第1の圧接ロールとの間に長尺シートを供給することによって、前記画線部に付与されている印刷ペーストを前記長尺シート上に印刷して第1の印刷膜を形成するための第1の印刷工程と、
    画線部が外周面上に設けられた第2の印刷ロールと前記第2の印刷ロールに圧接する第2の圧接ロールとを用い、前記第2の印刷ロールと前記第2の圧接ロールとの間に前記第1の印刷工程が実施された後の前記長尺シートを供給することによって、前記画線部に付与されている印刷ペーストを前記長尺シート上に印刷して第2の印刷膜を形成するための第2の印刷工程と、
    前記長尺シートの供給方向での前記第1および第2の印刷膜間のずれを補正するためのずれ補正工程と、
    前記長尺シートの供給方向での前記第1の印刷工程の印刷ピッチと前記第2の印刷工程の印刷ピッチとを一致させるように補正するためのピッチ補正工程と
    を備え、
    前記ずれ補正工程は、前記第2の印刷工程の直後に前記第1および第2の印刷膜間のずれを測定するためのずれ測定工程と、前記ずれ測定工程で測定された前記ずれを補正するように、前記第2の印刷工程の前にある前記長尺シートの経路長を変更するための経路長変更工程とを備え、
    前記ピッチ補正工程は、前記第2の印刷工程の直前に前記第1の印刷工程の印刷ピッチを測定するためのピッチ測定工程と、前記ピッチ測定工程で測定された前記印刷ピッチと目標ピッチとが一致するように、前記第2の印刷ロールの周速を変更するための周速変更工程とを備える、
    輪転印刷機を用いた印刷方法。
  14. 前記輪転印刷機はグラビア印刷機である、請求項13に記載の輪転印刷機を用いた印刷方法。
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