JP3180720B2 - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

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JP3180720B2
JP3180720B2 JP15836497A JP15836497A JP3180720B2 JP 3180720 B2 JP3180720 B2 JP 3180720B2 JP 15836497 A JP15836497 A JP 15836497A JP 15836497 A JP15836497 A JP 15836497A JP 3180720 B2 JP3180720 B2 JP 3180720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる積層セラミックコンデンサや積層圧電素子等の
積層セラミック電子部品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、積層セラミックコンデンサは、各
種電子機器の小型化高性能化に伴い、一層の小型化、大
容量化、低コスト化が望まれてきた。このため、内部電
極を従来のパラジウムからニッケルに変更し、更に誘電
体の薄層化(焼成後2μm以下)及び高積層(300層
以上)が望まれているが、プロセスの複雑化や歩留まり
の低さに起因するコスト高が問題になっていた。
【0003】従来より特公平5−25381号公報では
電極の転写方法が提案されているが、この場合、電極と
誘電体層が各々独立して積層することになるため、積層
回数が倍になる課題がある。また特公平4−71327
号公報では、電極を押型でグリーンシートに押付けるた
め、厚み5μm以下の薄いグリーンシートの場合、傷つ
いたり孔ができる可能性がある。そのため、特公平8−
8200号公報では、グリーンシート上にグラビア印刷
することが提案されているが、電極インキ中に含まれて
いる溶剤によって、グリーンシートが膨潤し、ショート
する可能性がある。
【0004】そこで、発明者らによって特開平1−22
6131号公報では、電極埋込みセラミックグリーンシ
ートを熱転写する方法が提案されている。しかし、この
場合、電極埋込みセラミック生シートの表面に、内部に
埋込まれた電極の部分に凹凸が発生しやすい問題があっ
た。そこで特開昭8−250370号公報では、誘電体
グリーンシート上に逆パターンをグラビア印刷方法で印
刷しながら積層する方法が提案されているが、この場合
も、電極インキ中に含まれている溶剤によって、グリー
ンシートが膨潤し、ショートする可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電極
込みセラミック生シートをセラミック生積層体上に熱転
写する積層方法の場合、電極埋込みセラミック生シート
の表面を高度に平坦化しておかないと、誘電体の薄層化
や積層数の増加につれて、内部電極の重なり部分の凹凸
が大きくなる課題があった。また埋込まれた電極の凹凸
を少なくするため、電極間(電極パターンと電極パター
ンの隙間)に、誘電体インキで逆パターンを印刷するこ
とも行われたが、積層セラミックコンデンサが超小型化
するにつれて、逆パターンの印刷も難しくなってきた。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するため
のものであり、薄層化、高積層化が可能な積層セラミッ
ク部品を生産性よく製造できる方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、従来の電極埋込みセラミック生シート
積層の際に問題になっていた、内部電極の凹凸を無くす
ために、電極インキで電極パターンを印刷し、セラミッ
クインキで前記内部電極の間に前記電極パターンの高さ
より高い逆パターンを印刷し、更に電極パターン及び逆
パターンを共に埋込むように、セラミックスラリーを塗
布することにより、誘電体層の厚みが薄くて更に100
層以上の高積層であっても、高歩留まりで積層セラミッ
ク電子部品を製造することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ベースフィルムに複数の電極パターンと、前記電極
パターンの間を埋めるように前記電極パターンの高さよ
り高いセラミックパターンを形成し、このセラミックパ
ターンおよび前記電極パターン上に、セラミックスラリ
ーを塗布し乾燥させて前記電極パターン及びセラミック
パターンの埋込みセラミック生シートを作製し、前記
込みセラミック生シートをベースフィルムから剥離する
ことなく他のセラミック生積層体の上に位置合わせをし
た後、前記埋込みセラミック生シートのベース面から加
熱圧着させて前記埋込みセラミック生シートと前記セラ
ミック生積層体を密着させ、前記ベースフィルムのみを
剥離する一連の工程を複数回繰り返した後、出来上がっ
たセラミック生積層体を所定形状に切断し、焼成、外部
電極を形成する積層セラミック電子部品の製造方法に関
するものであり、電極パターンを傷つけることなく電極
パターンとセラミックパターンを平坦化でき、更に埋込
みセラミック生シートの平坦性も改善でき、積層セラミ
ック電子部品の薄層化及び高積層化時の生産コスト及び
歩留まりを向上できるという作用を有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、電極パターンの
形成されたベースフィルム上に、セラミックパターンを
印刷し、前記セラミックパターンが乾燥または硬化する
前に、スムーザー処理を行い、前記電極パターンとセラ
ミックパターンを平坦化した後、前記セラミックパター
を乾燥または硬化させ、この上にセラミックスラリー
を塗布し乾燥させて、前記電極パターン及びセラミック
パターンの埋込みセラミック生シートを作製し、前記
込みセラミック生シートをベースフィルムから剥離する
ことなく、他のセラミック生積層体の上に位置あわせし
た後、前記埋込 みセラミック生シートのベース面から、
加熱圧着させることで、前記埋込みセラミック生シート
と前記セラミック生積層体を密着させた後、前記ベース
フィルムのみを剥離することにより、前記埋込みセラミ
ック生シートを前記セラミック生積層体上に転写するこ
とを、複数回繰り返した後、出来上がったセラミック生
積層体を所定形状に切断し、焼成、外部電極を形成する
積層セラミック電子部品の製造方法であり、電極パター
ンとセラミックパターンの両方をグラビア印刷すること
で印刷ずれを防止し、スムーザーで平坦化した後、セラ
ミック生シートに埋込むことで、より積層セラミック電
子部品の薄層化及び高積層化時の生産コスト及び歩留ま
りを向上できるという作用を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、複数の電極パタ
ーンと、前記電極パターンの間を埋めるように形成され
たセラミックパターンの間は、何も印刷されていない部
が形成されている請求項1または請求項2記載の積層
セラミック電子部品とすることで、電極パターンとセラ
ミックパターンの重なりによる凹凸の発生を防止するこ
とができ、積層セラミック電子部品の薄層化及び高積層
化時の生産コスト及び歩留まりを向上できるという作用
を有する。
【0011】請求項4に記載の発明は、電極パターン
と、セラミックパターンの印刷時のアライメントは、電
極パターンもしくはセラミックパターンの内のいずれか
先に印刷されたパターンを画像認識することにより行う
請求項1または請求項2記載の積層セラミック電子部品
の製造方法であり、互いにアライメントを行うことでグ
ラビア版の寸法の違いや乾燥時でのベースフィルムの伸
びを最小限に押さえながら、電極パターンを傷つけるこ
となく電極パターンとセラミックパターンを平坦化で
き、更に埋込みセラミック生シートの平坦性も改善で
き、積層セラミック電子部品の薄層化及び高積層化時の
生産コスト及び歩留まりを向上できるという作用を有す
る。
【0012】請求項5に記載の発明は、電極パターンと
セラミックパターンが印刷された後、プレス装置もしく
はカレンダー装置を用いて、前記複数のパターンの平坦
化もしくは凹凸の除去が行われた後、セラミックスラリ
ーを塗布し乾燥させて、前記電極パターン及びセラミッ
クパターンの埋込みセラミック生シート作製する請求
項1または請求項2記載の積層セラミック電子部品の製
造方法であり、電極パターンとセラミックパターンを平
坦化しておくことで、更に埋込みセラミック生シートの
平坦性も改善でき、積層セラミック電子部品の薄層化及
び高積層化時の生産コスト及び歩留まりを向上できると
いう作用を有する。
【0013】請求項6に記載の発明は、電極パターン及
びセラミックパターンの埋込みセラミック生シートは、
プレス装置もしくはカレンダー装置を用いて、前記埋込
みセラミック生シートの平坦化もしくは凹凸の除去が行
われた後、ベースフィルムから剥離することなく、他の
埋込みセラミック生シートの上に熱転写される請求項1
または請求項2記載の積層セラミック電子部品の製造方
法であり、埋込みセラミック生シートの平坦性を改善す
ることで、積層セラミック電子部品の薄層化及び高積層
化時の生産コスト及び歩留まりを向上できるという作用
を有する。
【0014】請求項7に記載の発明は、電極パターン及
びセラミックパターンの印刷されるベースフィルムの幅
は100mm角以上であり、グラビア版上には、前記電極
パターンあるいはセラミックパターンが複数取りされて
いる請求項1または請求項2記載の積層セラミック電子
部品の製造方法であり、グラビア印刷時のベースフィル
ムの左右での張力のバラツキを低減することで電極パタ
ーンとセラミックパターンの印刷精度を改善でき、更に
印刷生産性も向上するものであり、これにより積層セラ
ミック電子部品の薄層化及び高積層化時の生産コスト及
び歩留まりを向上できるという作用を有する。
【0015】請求項8に記載の発明は、電極パターン及
びセラミックパターンのグラビア印刷を10m/分以上
の速度で行い、印刷された前記電極パターンの乾燥後の
厚みは3μm以下である請求項1または請求項2記載の
積層セラミック電子部品の製造方法であり、グラビア印
刷の速度を一定以上に高めることで、印刷時のベースフ
ィルムの弛みを無くし、電極パターンとセラミックパタ
ーンとアライメントずれを最小限に保つことにより、積
層セラミック電子部品の薄層化及び高積層化時の生産コ
スト及び歩留まりを向上できるという作用を有する。
【0016】請求項9に記載の発明は、セラミックスラ
リーは、電極パターンと前記電極パターンの間を埋める
ようにグラビア印刷されたセラミックパターンの形成さ
れた上に、複数回塗布される請求項1または請求項2記
載の積層セラミック電子部品の製造方法であり、複数回
塗布することでセラミック生シートのピンホール等の不
良発生原因を最小限に押さえることができ、積層セラミ
ック電子部品の薄層化及び高積層化時の生産コスト及び
歩留まりを向上できるという作用を有する。
【0017】請求項10に記載の発明は、電極パターン
およびセラミックパターンはグラビア印刷された請求項
1または請求項2記載の積層セラミック電子部品の製造
方法であり、電極パターンとセラミックパターンの両方
をグラビア印刷することで印刷ずれを防止し、更にセラ
ミック生シートに埋め込むことで、より積層セラミック
電子部品の薄層化及び高積層化時の生産コスト及び歩留
まりを向上できるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を用いて説明する。 (実施の形態)図1は本発明の一実施の形態におけるベ
ースフィルム上に電極パターンをグラビア印刷で形成し
た様子を示し、図1においてベースフィルム1の上に電
極パターン2がグラビア印刷によって高精度に形成され
ている。図2は電極パターン2の間を埋めるようにグラ
ビア印刷されたセラミックパターン3の形成方法につい
て説明するものである。図3は、電極パターン2とセラ
ミックパターン3が位置合わせされた状態で形成された
様子を示す図であり、電極パターン2の凹凸をグラビア
印刷されたセラミックパターン3によって平坦化する様
子を示す。図4は電極パターン2とセラミックパターン
3の両方を覆うようにセラミックスラリー4を塗布する
様子を示すものであり、こうして埋込みセラミック生シ
ートが完成する。
【0019】図5は電極パターン2とセラミックパター
ン1が重なって凹凸を発生させる様子を示すものであ
る。図6は凹凸を回避するためのセラミックパターン1
の一例を示す図である。図7は電極パターンの隙間に印
刷されたセラミックパターン1をスムージングする様子
を説明するものであり、こうして電極パターン2及びセ
ラミックパターン3の平坦化が可能になる。
【0020】なお、以上の説明では積層セラミック電子
部品として、積層セラミックコンデンサを例に説明した
が、その他の積層セラミック電子部品についても同様に
実施可能である。
【0021】
【実施例】次に、本発明の具体例を説明する。
【0022】(実施例1)積層セラミック電子部品とし
ては、ニッケル内部電極の積層セラミックコンデンサの
製造方法を例に説明する。積層セラミックコンデンサと
しては、チップサイズ1.6mm×0.8mmのF特性、1
0μFのものを設計したところ、手持ちの誘電体材料を
用いる場合、焼成後の誘電体厚みが2μm,積層数が2
00層必要であることが判った。
【0023】まず、ベースフィルム1としては、厚み5
0μm,幅300mmのポリエステルフィルムを用い、こ
の上に直接、電極インキをグラビア印刷した。グラビア
印刷仕様のニッケルインキは、市販されていないため内
部開発したものを用いた。グラビア印刷機は市販の食品
包装用のものを用い、グラビア版は直径10cmのものを
用いた。印刷には約300mm角の面積で、表面の円周上
に前記積層セラミックコンデンサの内部電極のパターン
(3.2mm×1.6mm)を、90個×180個(積層セ
ラミックコンデンサの取数換算で3万個)をエッチング
で形成し、更にニッケルめっきを行ったグラビア版を用
いた。またセラミックグラビアインキも同様に試作した
ものを用い、グラビア版も同じように作製した。
【0024】次に、図1に示すように、ベースフィルム
1上に電極パターン2をグラビア印刷で形成した。図1
(a)は、ペースフィルム1上に印刷された電極パター
ン2を斜めから見た図であり、その一部の断面図を図1
(b)に示す。図1において、1はベースフィルムであ
り、ベースフィルム1の表面に電極パターン2がグラビ
ア印刷によって作製されている。
【0025】次に図2を用いて、前記電極パターン2の
間を埋めるようにグラビア印刷されたセラミックパター
ン3の形成方法について説明する。図2(a)は、ベー
スフィルム1上にセラミックパターン3のみが形成され
た様子を斜めから見た図であり、その一部の断面図を図
2(b)に示す。図2(a)において、ベースフィルム
1の上にセラミックパターン3が形成され、セラミック
パターン3の無い部分にはベースフィルム1が図1の電
極パターン2の形状で露出されている。
【0026】図3は、電極パターン2とセラミックパタ
ーン3が位置合わせされた状態で形成された様子を示す
ものである。図3において、ベースフィルム1上に電極
パターン2とセラミックパターン3が互いに重ならない
ようにぴったりと隙間を作らないように形成されてい
る。このように電極パターン2の間に入るように上に、
セラミックインキを位置合わせ(アライメント)するに
は、アライメントマーク(位置合わせ用の画像認識用の
特殊な印)を最初に印刷するパターン(電極パターン
側)に入れておき、これを光学的に認識することで次に
印刷するパターンの位置合わせを行える。こうした用途
には市販の画像認識位置合わせ機構のついた、多色刷り
用食品包装印刷用グラビア印刷機を用いることができ
る。
【0027】電極パターン2とセラミックパターン3の
隙間を無くすには、インキの流動性、印刷条件、レベリ
ング(インキの持つ流動性により表面の凹凸が平坦化さ
れる現象)条件、更に乾燥条件を最適化することで、図
3のような状態を作り出せる。特にグラビアインキは、
従来のスクリーンインキ(500から2000ポイズ程
度)に比較して粘度が0.5から10ポイズ程度と非常
に低いため、従来のスクリーン印刷やスクリーンインキ
では不可能であったこうした平坦化が可能になる。
【0028】図4は、電極パターン2とセラミックパタ
ーン3の両方を覆うようにセラミックスラリーを塗布す
る様子を示すものである。図4に示すように電極パター
ン2とセラミックパターン3の形成されたベースフィル
ム1の上に、電極パターン2及びセラミックパターン3
を覆うように、セラミックスラリー4を塗布する。この
セラミックスラリー4を乾燥させることで埋込みセラミ
ック生シートが完成する。
【0029】次にこうして作製した埋込みセラミック生
シートを、特開平1−226131号公報で示すように
積層した。まず前記埋込みセラミック生シートをベース
フィルム1から剥離することなく、予め用意したセラミ
ック生シートの上に位置あわせした後、前記埋込みセラ
ミック生シートのベース面から、加熱圧着させること
で、前記埋込みセラミック生シートと前記セラミック生
積層体を密着させた後、前記ベースフィルム1のみを剥
離することにより、前記埋込みセラミック生シートのみ
を前記セラミック生積層体上に転写することができる。
【0030】また2層目以降は、最初に転写された埋込
みセラミック生シートの電極パターンを画像認識して位
置合わせしながら、同様に転写、積層することができ
る。こうした工程を200回繰り返すことで、セラミッ
ク生積層体を形成することができる。最後に更にセラミ
ック生シートを積層した後、このセラミック生積層体を
約2mm×約1mmの形状に切断、焼成、外部電極を形成す
ることで積層セラミックコンデンサを、約3万個作製
ることができた。
【0031】一方、従来例として、特公平5−2538
1号公報に提案されている手法で同様に積層セラミック
コンデンサを作製したところ、積層数が2倍の400回
となったため、生産コストが高くなってしまう課題が発
生した。
【0032】なお、印刷順は、最初に電極パターン2、
次にセラミックパターン3を印刷する方が、作業性が良
いが、順番が逆になっても特に問題は無い。また2色刷
りのグラビア印刷機を用いることで、一度に電極パター
ン2とセラミックパターン3をアライメントしながら形
成でき、生産性を高められる。しかしこうした設備は高
価になるため、単色刷りのグラビア印刷を用いる場合で
も、グラビア版とインキパン(グラビア版へのインキ供
給装置一式)を、電極インキとセラミックインキで交互
に交換することで、対応することができる。
【0033】(実施例2)グラビア印刷に用いるグラビ
アインキ材料の流動性や、グラビア版の違いによって、
電極パターン2とセラミックパターン3が重なってしま
い、図5に示すような凹凸を形成してしまうことがあ
る。図5(a)は、ベースフィルム1に形成された電極
パターン2の上にセラミックパターン3が重なって凹凸
が形成された例である。図5(b)は更にこの上にセラ
ミックスラリー4を塗布して、埋込みセラミック生シー
トを作製したものである。図5(a)で形成された凹凸
は、図5(b)でも平坦化されていないことが判る。こ
うした原因として、電極印刷用グラビア版とセラミック
スラリー印刷用グラビア版での出来上がり寸法(特にグ
ラビア版の直径)の差がある。
【0034】例えば、電極印刷用とセラミックスラリー
印刷用の各グラビア版の出来上がり径が0.1mm以下の
差でも微妙に異なることが有り、この場合多面取パター
ン(同一グラビア版の回転方向に対して、同一パターン
を2パターン以上形成することにより、グラビア版が1
回転することで、複数パターンが印刷され、印刷生産性
を高められる)を印刷するとき、電極パターン2とセラ
ミックパターン3でのピッチずれが起きてしまう。この
ため、いくら高精度なパターン設計を行っても、グラビ
アロールが回転する度にピッチずれが発生してしまい、
電極パターン2とセラミックパターン3が重なってしま
い、更にベースフィルム1の伸びも重なって図5に示す
ような凹凸を形成することがある。
【0035】図6はそうしたバラツキによる凹凸を回避
するためのセラミックパターン3の一例を示すものであ
る。図6(a)において、セラミックパターン3の電極
パターン2に挟まれた部分を細く設定している。こうす
ることでベースフィルム1の上に電極パターン2とセラ
ミックパターン3の間にベースフィルム1が露出する。
【0036】まず、ベースフィルム1としては、厚み5
0μm,幅300mmのポリエステルフィルムを用い、こ
の上に直接、電極インキをグラビア印刷した。グラビア
印刷仕様のニッケルインキは、市販されていないため内
部開発したものを用いた。グラビア印刷機は市販の食品
包装用のものを用い、実施例1と同じグラビア版は直径
20cmのものを用いた。印刷には約300mm角の面積
で、表面の円周上に前記積層セラミックコンデンサの内
部電極のパターン(3.2mm×1.6mm)を90個×1
80個(積層セラミックコンデンサの取数換算で3万
個)で、2面取り(同じパターンを円周上に2面形成し
たもの)したものをエッチングで形成し、更にニッケル
めっきを行ったグラビア版を用いた。またセラミックパ
ターン用グラビア版も同様に、2面取りで設計した。セ
ラミックパターン用グラビア版の場合、印刷中にグラビ
ア版がセラミックインキによって研磨されやすいため、
ニッケルめっきの厚みを厚くした。また、重なりによ
り、凹凸が発生しないように、セラミックパターンの幅
は、電極パターン間より0.1mm小さくした。
【0037】こうして図6に示す様に電極パターン2と
セラミックパターン3を位置合わせして印刷した。この
ようにベースフィルム1上に電極パターン2とセラミッ
クパターン3が互いに重ならないように、隙間を空け
て、ベースフィルム1を露出させることで、凹凸の発生
を防止できる。このように電極パターン2の間に入るよ
うに、セラミックインキ3を位置合わせ(アライメン
ト)するには、アライメントマーク(位置合わせ用の画
像認識用の特殊な印)を最初に印刷するパターンに入れ
ておき、これを画像認識することで次に印刷するパター
ンの位置合わせを行える。こうした用途には市販の画像
認識位置合わせ機構のついた、多色刷り用食品包装印刷
用グラビア印刷機を用いることができる。こうした装置
を用いた場合でも±0.1mm程度のパターンずれ(ある
いは位置合わせずれ)が発生することがある。このた
め、セラミックパターンを最適化設計することで、それ
を防止することができる。
【0038】なお複数の電極パターン2と、前記電極パ
ターン2の間を埋めるように形成されたセラミックパタ
ーンの間の何も印刷されていない部分の幅は、0.01
mm以上1mm以下であれば、高積層でも課題が発生しにく
い。もし電極パターン2とセラミックパターン3の間に
2mm以上の何も印刷されていない部分がのこっている場
合、セラミック生シートが5μm以上と厚くとも、20
0層以上のセラミック生積層体の積層において凹凸を形
成しないよう積層することは難しい。
【0039】なお、こうして作製した埋込み生シートは
そのまま転写、積層してもよいが、300層以上の高積
層や、積層性の劣る場合には、この埋込みセラミック生
シートの表面にプレスやカレンダー処理を行うことで、
より平坦性や転写性を改善することができる。こうした
加工は、電極パターンとセラミックパターンの両方が形
成された状態(あるいは更にセラミック生シートに埋込
まれた状態)で行うことで、ベースフィルム1や印刷パ
ターンの微妙な伸び防止を行える。こうして、平盤プレ
スやロールプレスを用いて、物理的に凹凸を平坦化させ
ることができる。なおこの物理的な平坦化の際も、電極
インキの印刷厚みに比べて、セラミックインキの印刷厚
みを高めに設定しておくことで、前記電極インキに傷つ
けることなく、平坦化できる。
【0040】なお、当然ながら、グラビア印刷に用いる
グラビアインキ材料(電極インキ及びセラミックインキ
中の樹脂材料の種類)によっては、図3の状態のままで
インキのレベリングが止まり図4の状態ができない場合
がある。こうした場合、凹凸が残ったままの埋込みセラ
ミック生シートであっても、そのまま転写、積層するこ
とはさしつかえない。
【0041】(実施例3)電極パターン2とセラミック
パターン3の平坦化手法として、電極パターン2の形成
されたベースフィルム1の上に、セラミックパターン3
をグラビア印刷し、このセラミックパターン3が乾燥す
る前に、スムージング処理を行うことで、平坦化するこ
とができる。図7は、電極パターン2の隙間に印刷され
たセラミックパターン3をスムージングする様子を説明
するものである。図7において、5はスムーザーであ
り、矢印の方向にベースフィルム1が送られる際に、電
極パターン2(乾燥状態)の隙間に印刷された未乾燥状
態をラミックパターン3をスムージング(均すあるいは
潰して平坦化させる)することにより、電極パターン1
の間にぴったり隙間なく埋めるものである。
【0042】こうすることで、電極パターン2とセラミ
ックパターン3をさらに平坦化させられると同時に、電
極パターン2とセラミックパターン3のアライメント精
度を甘くできる。このため、電極パターン2の上に、一
部のセラミックパターン3が重なった状態(図5相当)
であっても、スムーザー5の働きによって、均一化及び
平坦化させられる。また、版の出来不出来による各パタ
ーンの寸法差も簡単に吸収できる。
【0043】なおスムーザー処理を行うには、電極パタ
ーン2は完全に乾燥(少なくともセラミックパターンの
印刷用インキに対しては不溶化)している必要がある。
同時にセラミックパターン3は未乾燥(印刷直後もしく
は、乾燥前)である必要がある。そのためには電極パタ
ーン印刷用の電極インキは予め充分乾燥されている必要
がある。更に電極インキに用いる樹脂を重合タイプある
いは架橋タイプに選んでおくことができる。この場合、
電極インキが重合等の化学反応によって、不溶化(特に
セラミックインキに対して不溶化)させることができ、
例えば電極インキがセラミックインキに対して若干膨潤
したとしても、スムーザー処理によって剥がれたり、傷
ついたり、にじんだりすることがなくなる。
【0044】また図5(a)のように電極パターン2と
セラミックパターン3が重なった場合でも、スムージン
グすることで、図7のように平坦化できる。なお、余分
なセラミックパターン印刷用のセラミックグラビアイン
キが、電極パターン2の上に薄く覆うように設定しても
よい。こうすることで、次工程でのセラミックスラリー
の塗布と合わせて、セラミック生シートを2層塗布する
ことになり、ピンホール等の不良を低減できる。
【0045】比較のために従来例として、図4におい
て、ベースフィルム1上に電極パターン2のみを形成し
(セラミックパターン3を形成せずに)この上に直接、
セラミックスラリー4を塗布して埋込みセラミック生シ
ート作製した。すると電極パターン2に対応した凹凸
埋込みセラミック生シートの表面に形成された。また
この埋込みセラミック生シートを用いて、100層の積
層を行ったところ、セラミック生積層体の表面に数十μ
m以上の大きな凹凸が発生したため、それ以上の高積層
化はできず、目的とする小型大容量の積層セラミックコ
ンデンサは製造できなかった。一方、実施例3の埋込み
セラミック生シートの場合、200層及び300層の積
層を行っても、セラミック生積層体の表面に数μm以上
の大きな凹凸は発生せず、目的とする積層セラミックコ
ンデンサを高歩留まりで製造することができた。
【0046】なお本発明において、電極パターン2及び
セラミックパターン3を印刷するベースフィルム1の幅
は、100mm以上が望ましい。ベースフィルム1の幅が
70mmの場合、特にベースフィルムの厚みが30μm以
下になってしまうと、フィルムの幅方向の左右の張力の
調整が難しくなり、電極パターン2とセラミックパター
ン3のアライメントに手間取る。フィルム幅が100mm
以上、できれば150mm以上が望ましい。グラビア印刷
時のフィルムの張力を均一にしやすい。そのため、グラ
ビア版は円周方向に多面取りする以外に、フィルムの幅
方向に多面取りすることができる。こうして、一つの印
刷パターン(埋込みセラミック生シートの一回の積層面
積に相当)が200mm角であっても、ベースフィルム幅
を450mmとすることで、ベースフィルム1の幅方向に
2面取りすることができ、生産性を高められる。またベ
ースフィルム1最大幅は1000mm程度までが望まし
い。ベースフィルム1の最大幅が2mを超えると、スリ
ッター等で分割しないと、単体がかなりの重量となり、
取扱いが大変になる。
【0047】またグラビアの印刷速度は、10m/分以
上が望ましい。10m/分以上の速度に設定すること
で、ベースフィルム1を一定以上の張力でピンと張るこ
とができ、電極パターン2とセラミックパターン3を高
精度にアルイメントできる。7m/分以下では、印刷機
や乾燥の中で、ベースフィルム1が弛みやすくなり、ア
ルイメント精度が悪くなる場合がある。
【0048】また印刷された電極パターン2の厚みは3
μm以下が望ましい。5μm以上の場合、セラミックパ
ターン3を印刷しているにも関わらず埋込みセラミック
生シートの表面に凹凸が発生しやすい。またセラミック
パターン3の厚みは、電極パターンの厚み以上が望まし
い。また電極パターン2及びセラミックパターン3の上
に形成するセラミック生シートは、セラミックスラリー
4を複数回塗布(塗布、乾燥、塗布と、乾燥工程を入れ
ることが望ましい)することで、ピンホール等の不良発
生原因を低減できる。こうすることで、誘電体の焼成後
の厚みが2μm以下であっても、ショート発生を防止で
きる。
【0049】また本発明において、セラミックパターン
3は電極パターン2の間を埋めるように印刷する、つま
り電極パターンの逆パターンをグラビア印刷するもので
あり、印刷ずれが発生しても上記した対応策で問題とな
らない。
【0050】なお電極パターンの形成材料としては、ニ
ッケル等の卑金属を使うことで、積層セラミックコンデ
ンサのコストダウンが可能になる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電極パタ
ーンとセラミックパターンの両方をグラビア印刷し、更
にセラミック生シートに埋め込むことによって、平坦な
埋込みセラミック生シートを作成でき、高精度に形成す
るとともに埋め込むことができ、この上にセラミックス
ラリーを塗布し乾燥させて、前記電極パターン及びセラ
ミックパターンの埋込みセラミック生シートを作成し、
前記埋込みセラミック生シートをベースフィルムから剥
離することなく、他のセラミック生積層体の上に位置あ
わせした後、前記埋込みセラミック生シートのベース面
から、加熱圧着させることで、前記埋込みセラミック生
シートと前記セラミック生積層体を密着させた後、前記
ベースフィルムのみを剥離することにより、前記埋込み
セラミック生シートを前記セラミック生積層体上に転写
することを、複数回繰り返した後、出来上がったセラミ
ック生積層体を所定形状に切断、焼成、外部電極を形成
することで、積層セラミック電子部品のセラミック層や
誘電体層の薄層化や、高積層化が可能になるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるベースフィルム
上にグラビア印刷で形成した電極パターンの構成を示す
【図2】電極パターンの間を埋めるようにグラビア印刷
されたセラミックパターンの形成方法を説明するための
【図3】電極パターンとセラミックパターンが位置合わ
せされた状態で形成された様子を示す図
【図4】電極パターンとセラミックパターンの両方を覆
うようにセラミックスラリーを塗布する様子を示す図
【図5】電極パターンとセラミックパターンが重なって
凹凸を発生させる様子を示す図
【図6】凹凸を回避するためのセラミックパターンの一
例を示す図
【図7】電極パターンの隙間に印刷されたセラミックパ
ターンをスムージングする様子を説明する図
【符号の説明】 1 ベースフィルム 2 電極パターン 3 セラミックパターン 4 セラミックスラリー 5 スムーザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/00 - 4/40 H01G 13/00 - 13/06

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフィルムに複数の電極パターンと、 前記電極パターンの間を埋めるように前記電極パターン
    の高さより高いセラミックパターンを形成し、 このセラミックパターンおよび前記電極パターン 上に、
    セラミックスラリーを塗布し乾燥させて前記電極パター
    ン及びセラミックパターンの埋込みセラミック生シート
    作製し、 前記埋込みセラミック生シートをベースフィルムから剥
    離することなく他のセラミック生積層体の上に位置合わ
    せをした後、前記埋込みセラミック生シートのベース面
    から加熱圧着させて前記埋込みセラミック生シートと前
    記セラミック生積層体を密着させ、 前記ベースフィルムのみを剥離する一連の工程を複数回
    繰り返した後、出来上がったセラミック生積層体を所定
    形状に切断し、焼成、外部電極を形成する積層セラミッ
    ク電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】電極パターンの形成されたベースフィルム
    上に、セラミックパターンを印刷し、 前記セラミックパターンが乾燥または硬化する前にスム
    ーザー処理を行って前記電極パターンとセラミックパタ
    ーンを平坦化した後、 前記セラミックパターンを乾燥または硬化させ、 この上にセラミックスラリーを塗布し乾燥させて、前記
    電極パターン及びセラミックパターンの埋込みセラミッ
    ク生シートを作製し、 前記埋込みセラミック生シートをベースフィルムから剥
    離することなく他のセラミック生積層体の上に位置あわ
    せした後、 前記埋込みセラミック生シートのベース面から加熱圧着
    させて前記埋込みセラミック生シートと前記セラミック
    生積層体を密着させ、 前記ベースフィルムのみを剥離する一連の工程を複数回
    繰り返した後、 出来上がったセラミック生積層体を所定形状に切断し、
    焼成、外部電極を形成する積層セラミック電子部品の製
    造方法。
  3. 【請求項3】複数の電極パターンと、前記電極パターン
    の間を埋めるように形成されたセラミックパターンの間
    は、何も印刷されていない部分が形成されている請求項
    1または請求項2記載の積層セラミック電子部品の製造
    方法。
  4. 【請求項4】電極パターンと、セラミックパターンの印
    刷時のアライメントは、電極パターンもしくはセラミッ
    クパターンの内のいずれか先に印刷されたパターンを画
    像認識することにより行う請求項1または請求項2記載
    の積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】電極パターンとセラミックパターンが印刷
    された後、プレス装置もしくはカレンダー装置を用い
    て、前記複数のパターンの平坦化もしくは凹凸の除去が
    行われた後、セラミックスラリーを塗布し乾燥させて、
    前記電極パターン及びセラミックパターンの埋込みセラ
    ミック生シート作製する請求項1または請求項2記載
    の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】電極パターン及びセラミックパターンの埋
    込みセラミック生シートは、プレス装置もしくはカレン
    ダー装置を用いて、前記埋込みセラミック生シートの平
    坦化もしくは凹凸の除去が行われた後、ベースフィルム
    から剥離することなく、他の埋込みセラミック生シート
    の上に熱転写される請求項1または請求項2記載の積層
    セラミック電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】電極パターン及びセラミックパターンの印
    刷されるベースフィルムの幅は100mm角以上であり、
    グラビア版上には、前記電極パターンあるいはセラミッ
    クパターンが複数取りされている請求項1または請求項
    2記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】電極パターン及びセラミックパターンの
    を10m/分以上の速度で行い、印刷された前記電極
    パターンの乾燥後の厚みは3μm以下である請求項1ま
    たは請求項2記載の積層セラミック電子部品の製造方
    法。
  9. 【請求項9】セラミックスラリーは、電極パターンと前
    記電極パターンの間を埋めるようにグラビア印刷された
    セラミックパターンの形成された上に、複数回塗布され
    る請求項1または請求項2記載の積層セラミック電子部
    品の製造方法。
  10. 【請求項10】電極パターンおよびセラミックパターン
    はグラビア印刷された請求項1または請求項2記載の積
    層セラミック電子部品の製造方法。
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