JP2005104484A - 封緘リング付口栓 - Google Patents

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勇人 新井
Takekuni Seki
関  武邦
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Abstract

【課題】口栓が一度開封されたのちスパウトがキャップ本体で再度封止されても、キャップ本体と封緘リングとの間の広い隙間により、一度開封されたことが外観から明確に確認できる封緘リング付口栓を提供する。
【解決手段】スパウトが、環状台座部の上面に、外周面に雄ねじと雄ねじの下方に咬合リングを設ける注出筒を立設し、キャップが、天板下面に封止リングを設け、内周面に雌ねじを設ける周壁の下端に、周方向へ設けた複数個の薄肉脆弱ブリッジを介して、内周面下端部に咬合リングを設ける封緘リングを接続する封緘リング付口栓10において、スパウト100 の環状台座部110 の上面に立設する注出筒120 の咬合リング122 の下方から環状台座部の上面にかけて下方開きの傾斜面123 を外周面に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品、トイレタリー、化学薬品などに使用される液体用紙容器の注出位置に突設されるスパウトに、封緘リング付キャップが装着する封緘リング付口栓に関するものである。
従来、食品などの液体内容物に使用される液体用紙容器(20)は、例えば図4に示すように、胴部(21)が四角筒状で、切り妻屋根形の頂部傾斜板(22)に、スパウト(100)(注出口具)とキャップ(200)とからなる口栓(10)が突設されたものが、使用時の便利性を考慮して、広い用途範囲にわたって使用されていた。そして、この口栓のスパウトには、流通過程での密封性の完全さやバージン性の確保、使用時の易開封性を備えるために、図2に示すように、スパウト(100)の注出筒(120)の内側下方に封鎖板(130)を設けて封止し、使用時に開口するため、封鎖板の下面に環状切込み(131)を設けて上面の開口予定位置に環状薄肉脆弱線(132)(ハーフカット線)を形成し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面に、先端にプルリング(134)をもつ支柱(133)を立設したものが使用されていた。また、キャップには、商品のバージン性の確保や内容物の保護を目的に、流通過程で誤って又は故意に開封されたことが外観から確認可能にするため、図2に示すように、キャップ本体(210)の周壁(213)下端に、周方向へ等間隔に設ける複数個の薄肉脆弱ブリッジ(201)を介して封緘リング(220)を接続した封緘リング付キャップが使用されるようになってきた。この封緘リング付キャップをスパウトに装着した封緘リング付口栓は、キャップを螺脱回転方向へ回転して口栓を開封すると、図2に示すように、封緘リング(220)の下端部内周面の咬合リング(221)がスパウト(100)の注出筒(120)の下方外周面の咬合リング(123)と咬合しているため、キャップ本体の上昇に伴い薄肉脆弱ブリッジが必ず破断される。薄肉脆弱ブリッジが破断されると、封緘リングが環状台座上へ下がりキャップ本体の周壁下端と封緘リング上端との間に隙間ができ、この隙間は、外観から確認できるものであった。
しかしながら、上述の従来の封緘リング付口栓(10)は、例えば図2に示すように、液体用紙容器(20)の口栓取付孔(23)に突設する製造工程において、キャップ(200)の封緘リング(220)とスパウト(100)の環状台座部(110)との間の隙間に、液体用紙容器の口栓取付孔周縁部が入り込まないように、通常では、略0.4mmと狭くしていた。このため、液体用紙容器の口栓が一度開封されたのち、キャップ本体でスパウトが再度封止されたときに、図3(b)に示すように、封緘リング(220)は環状台座(110)上へ下がってキャップ本体(210)と封緘リング(220)との間には隙間(h2 )が生じているが、この隙間が比較的に狭いため、薄肉脆弱ブリッジが破断されて開封されたことが、外観から容易に確認できにくい場合があった。
本発明は、上述の従来の封緘リング付口栓の問題点を解決したものであり、口栓が一度開封されたのち、スパウトをキャップ本体で再度封止しても、キャップ本体と封緘リングとの間の比較的に広い隙間により、一度開封されたことが外観から容易に明確に確認できる封緘リング付口栓を提供するものである。
すなわち、本発明の発明は、スパウトとこのスパウトに螺着する封緘リング付キャップ
とからなり、前記スパウトが、外周下端にフランジを周設する環状台座部の上面に、外周面に雄ねじとこの雄ねじの下方に咬合リングを設ける注出筒を立設し、前記キャップが、天板下面に封止リングを垂設し、内周面に雌ねじを設ける周壁の下端に、周方向へ等間隔に設けた複数個の薄肉脆弱ブリッジを介して、内周面下端部に咬合リングを設ける封緘リングを接続する封緘リング付口栓において、前記スパウトの環状台座部の上面に、前記注出筒の前記咬合リングの下方から前記環状台座部の上面にかけて下方開きの傾斜面を外周面に設けて前記注出筒を立設したことを特徴とする封緘リング付口栓である。
本発明の封緘リング付口栓は、液体用紙容器の口栓取付孔に突設するときに、キャップの封緘リングとスパウトの環状台座部との隙間に液体用紙容器の口栓取付孔周縁部が入り込んでも、注出筒の下方部外周面に設けられた下方開きの傾斜面の作用によりすぐに排出されるため、キャップ本体と封緘リングとの隙間を比較的に広く設けることができ、口栓が一度開封されたのちキャップ本体でスパウトを再度封止しても、キャップ本体と封緘リングとに生じた比較的に広い隙間により、一度開封されたことが外観から容易に明確に確認できる。
次に、本発明の封緘リング付口栓の一実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の封緘リング付口栓の断面図であり、図3(a)は、本実施形態の封緘リング付口栓を一度開封したのちキャップ本体でスパウトを再度封止したときの状態を示す説明図である。
本実施形態の封緘リング付口栓(10)は、図1に示すように、プルリング(134)で開封するスパウト(100)の注出筒(120)に、封緘リング(220)付のキャップ(200)を螺合させて装着するものである。まず、本実施形態のスパウト(100)の構造は、図1に示すように、環状台座部(110)の外周下端面に、液体用紙容器(20)の口栓取付孔(23)の周縁部下面に超音波溶着法などによって上面を溶着するフランジ(140)を周設し、また、環状台座部の上面に、外周面に雄ねじ(121)とこの雄ねじの下方に咬合リング(122)を設ける注出筒(120)を立設し、この注出筒の咬合リングの下方から環状台座部の上面にかけての外周面に下方開きの傾斜面(123)を設けるものである。また、注出筒の内側下方を封鎖板(130)で封鎖し、この封鎖板の下面に環状切込み(131)を設けて開封予定位置に環状薄肉脆弱線(132)を形成し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍の所定位置に、先端にプルリング(134)をもつ支柱(133)を立設するものである。そして、スパウトは、薄肉脆弱線が破断可能な材質、例えば低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製するものである。
次に、本実施形態のキャップ(200)の構造は、図1に示すように、キャップ本体(210)の周壁(213)下端に、周方向へ等間隔に設けた複数個の薄肉脆弱ブリッジ(201)を介して、封緘リング(220)を接続するものである。そして、キャップ本体は、図1に示すように、天板(211)下面に、スパウト(100)の注出筒(120)口部を封止するためのインナー封止リング(212)を垂設し、周壁(213)の内周面に、スパウトの注出筒(120)の雄ねじ(121)と螺合する雌ねじ(214)を設け、封緘リング(220)は、下端部内周面に、スパウトの注出筒の咬合リング(122)と咬合する咬合リング(221)を設けるものである。なお、キャップの天板下面に垂設するインナー封止リングは、外周面をスパウトの注出筒の口部内周面に密接して封止するものであるが、必要に応じては、垂直断面が倒立三角形状の先端をスパウトの注出筒の口部上面に密接するコンタクト封止リングをインナー封止リングの代わりに単独又はインナー封止リングと併用して封止リングとして用いてもよい。また、キャップ本体の周壁下端
との封緘リングの接続は、薄肉脆弱ブリッジの代わりに、必要に応じて、環状薄肉脆弱線を用いてもよい。そして、キャップは、スパウトと同様に薄肉脆弱線が破断可能な材質、例えば低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製するものである。
なお、上述の本実施形態の封緘リング付口栓は、スパウトの注出筒に封緘リング付キャップを螺着したときに、キャップの封緘リングとスパウトの環状台座部との間の隙間を、前述した従来の封緘リング付口栓の略0.4mmに比較して広くし、例えば、略1.0mmになるように製品設計をするものである。
本実施形態の封緘リング付口栓は、液体用紙容器の口栓取付孔に突設する製造工程において、キャップの封緘リングとスパウトの環状台座部との間の隙間が、例えば、略1.0mmと従来の封緘リング付口栓の略0.4mmよりも広くとられているため、液体用紙容器の口栓取付孔周縁部が入り込むことがあるが、注出筒の下方部外周面に設けられた下方開きの傾斜面の作用によりすぐに排出されるので、口栓取付け不良などのトラブルを発生することがない。
また、本実施形態の封緘リング付口栓を液体用紙容器の注出位置に突設する口栓付液体用紙容器は、口栓のキャップ本体を螺脱回転方向へ回転して、キャップ本体と封緘リングを接続する周方向へ設けた複数個の薄肉脆弱ブリッジを破断して、封緘リングをキャップ本体から分離すると、封緘リングが環状台座部上面へ降下する。そして、再度、キャップ本体(210)をスパウトの注出筒(120)に螺着すると、図3(a)に示すように、キャップ本体の周壁(213)下端と封緘リング(220)の上端との間に隙間(h1 )ができる。この隙間(h1 )は、略1mmである。一方、前述した従来の封緘リング付口栓においては、キャップ本体を螺脱回転方向へ回転して、封緘リングをキャップ本体から分離し、再度、図3(b)に示すように、キャップ本体(210)をスパウトの注出筒(120)に螺着したときのキャップ本体の周壁(213)下端と封緘リング(220)の上端との間の隙間(h2 )は、略0.5mmである。従って、本実施形態の封緘リング付口栓は、キャップ本体の周壁下端と封緘リングの上端との間の隙間が、従来の封緘リング付口栓より広く、口栓のキャップが一度開封されたことを外観から容易に明確に確認することができる。
本発明の一実施形態の封緘リング付口栓の断面図である。 従来の一例の封緘リング付口栓の部分断面図である。 口栓を一度開封したのちキャップ本体でスパウトを再度封止したときのキャップ本体と封緘リングとの間に生じる隙間を示す説明図であり、(a)は、本発明の一実施形態の封緘リング付口栓の場合で、(b)は、従来の一例の封緘リング付口栓の場合である。 口栓を頂部傾斜板に突設する一例の液体用紙容器の斜視図である。
符号の説明
10……封緘リング付口栓
20……液体用紙容器
21……胴部
22……頂部傾斜板
23……口栓取付孔
100……スパウト
110……環状台座部
120……注出筒
121……雄ねじ
122,221……咬合リング
123……傾斜面
130……封鎖板
131……環状切込み
132……環状薄肉脆弱線
133……支柱
134……プルリング
140……フランジ
200……キャップ
201……薄肉脆弱ブリッジ
210……キャップ本体
211……天板
212……インナー封止リング
213……周壁
214……雌ねじ
220……封緘リング
1 ,h2 ……隙間

Claims (1)

  1. スパウトと該スパウトに螺着する封緘リング付キャップとからなり、前記スパウトが、外周下端にフランジを周設する環状台座部の上面に、外周面に雄ねじと該雄ねじの下方に咬合リングを設ける注出筒を立設し、前記キャップが、天板下面に封止リングを垂設し、内周面に雌ねじを設ける周壁の下端に、周方向へ等間隔に設けた複数個の薄肉脆弱ブリッジを介して、内周面下端部に咬合リングを設ける封緘リングを接続する封緘リング付口栓において、前記スパウトの環状台座部の上面に、前記注出筒の前記咬合リングの下方から前記環状台座部の上面にかけて下方開きの傾斜面を外周面に設けて前記注出筒を立設したことを特徴とする封緘リング付口栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021054504A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 大日本印刷株式会社 注出口組立体、注出口付き容器、注出口及びキャップ

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