JP5372837B2 - 容器のキャップ構造 - Google Patents

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本発明は、容器のキャップ構造に関するものであり、詳しくは、タンパーエビデントリングが設けられたキャップ本体から当該タンパーエビデントリングを分離することにより容器を開封する容器のキャップ構造に関するものである。
従来より、未開封状態を保証するタンパーエビデントリングがキャップ本体の下端に付設され、タンパーエビデントリングをキャップ本体から分離することにより開封するキャップ構造が多くの容器に採用されている。例えば、下記特許文献1には、使用前に未開封状態を保証するキャップ(蓋)が容器本体の口頸部に螺着された容器の蓋構造が開示されている。
前記容器の蓋構造は、口頸部に螺着された蓋本体と、当該蓋本体に脆弱部を介して付設された環状の封印帯(タンパーエビデントリングに相当する)とを備え、かつ、封印帯の内周側には、外れ方向への封印帯の回転を規制するラチェット機構を備えている。更に、封印帯の内周部には、口頸部の基部の張出部に引っ掛かる小径部が形成され、口頸部の張出部の外郭形状と封印帯の小径部の内郭形状とは、互いに嵌合可能な非円形形状に設定される。これにより、容器本体の口頸部に残った封印帯が使用時には脱落することがなく、容器本体と蓋とを分離する場合には容易に外れる蓋構造としている。
しかしながら、前記の様な容器の蓋構造であると、蓋を口頸部に巻締める際に、封印帯の内周部の小径部が口頸部の張出部を乗り越える必要があり、その結果、巻締めトルクが大きくなるという問題がある。
特開2003−341699号公報
本発明は前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、キャップ本体をスパウトに巻締める際の巻締めトルクを低減させることが可能な容器のキャップ構造を提供することにある。
本願発明者等は、前記従来の問題点を解決すべく、容器のキャップ構造について検討した。その結果、下記構成を採用することにより、前記目的を達成できることを見出して、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明に係る容器のキャップ構造は、前記の課題を解決するために、容器の注出口部に取り付けられるスパウトと、前記スパウトの注出筒に装脱可能に装着するキャップ本体とを備える容器のキャップ構造であって、前記キャップ本体の下端には、連結部を介してタンパーエビデントリング部が設けられ、前記タンパーエビデントリング部の内周部にはアンダーカット部が設けられ、前記スパウトには、前記タンパーエビデントリング部の内周部に収まり、かつ、複数の角部を備えたフランジ部と、前記アンダーカット部に当接させることにより、前記キャップ本体を中心線回りに回転させて開封する際に、前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に回転するのを規制する回り止め部とが設けられており、前記角部は、前記開封の際に、前記アンダーカット部と当接することにより、前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に離脱するのを規制し、前記連結部を破断させて前記タンパーエビデントリング部をキャップ本体から分離させることを特徴とする。
前記構成によれば、前記スパウトのフランジ部に設けられた複数の角部が、キャップ本体のタンパーエビデントリング部の内周部に設けられたアンダーカット部と当接しているので、前記キャップ本体を中心線回りに回転させて開封する際には、前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に容器の注出筒から離脱するのを規制することができる。この規制により、前記連結部が破断して前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体から分離し、開封状態においては、タンパーエビデントリング部をスパウト側に残存させることができる。
ここで、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際には、タンパーエビデントリング部の内周部のアンダーカット部が前記フランジ部を乗り越える必要があり、その為、一定値以上の巻締めトルクを要する。このとき、フランジ部の平面視に於ける形状が円形状であれば、その全周にわたってアンダーカット部が乗り越える必要があり、大きな巻締めトルクが必要になる。しかし、本発明のフランジは複数の角部が設けられた構造であるため、キャップ本体を注出筒に巻締める際に要する巻締めトルクは、角部を乗り越える程度であれば足りる。その為、本発明の容器のキャップ構造であると、前記の様な円形状のフランジ部を備えたものと比較して、容易にキャップ本体をスパウトに巻締めることが可能になる。
また、前記構成に於いて、前記アンダーカット部は、前記タンパーエビデントリング部の内周部に複数設けられており、かつ、開封の際に前記キャップ本体を中心線回りに回転させる方向に向かうに従い、漸次内側へ膨出する傾斜面と、前記回転させる方向と反対方向に対し略垂直な面とを備えることが好ましい。これにより、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際に、アンダーカット部がスパウトの前記回り止め部を乗り越えるのを容易にすることができる。また、開栓の際には、スパウトの回り止め部に前記略垂直な面を当接させることにより、タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に回転するのを規制することができる。
また、前記構成に於いて、前記角部の大きさは、隣り合う前記アンダーカット部の距離よりも大きいことが好ましい。キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際に、フランジ部の角部が、タンパーエビデントリング部の内周部に複数設けられているアンダーカット部の間隙に位置すると、タンパーエビデントリング部が脱落する場合がある。しかし、前記構成であると、フランジ部の角部が複数のアンダーカット部の間隙よりも大きい為、角部が間隙の部分に位置しても、タンパーエビデントリング部の脱落を防止することができる。
また、前記構成に於いて、前記フランジ部は平面視において多角形状であることが好ましい。
本発明の実施の一形態に係る容器のキャップ構造の概略を表す側面図である。 前記キャップ構造を中央から縦断して示す中央縦断正面図である。 前記キャップ構造におけるキャップ本体の概略を表す側面図である。 前記キャップ本体におけるタンパーエビデントリング部の概略を表す説明図である。 前記キャップ構造におけるスパウトを表す上面図である。 前記スパウトを表す下面図である。 実施例1、比較例1及び参考例1に係る容器のキャップ構造における回転角度とトルクの関係を表すグラフである。 参考例1で用いたキャップ本体を概略的に表す斜視図である。
本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施の形態に係る容器のキャップ構造(以下、「キャップ構造」という)の概略を示す側面図である。図2は、前記キャップ構造を中央から縦断して示す中央縦断正面図である。図3は、前記キャップ構造におけるキャップ本体を概略的に示す側面図である。図4は、前記キャップ本体におけるタンパーエビデントリング部の概略を表す説明図である。図5は、前記キャップ構造におけるスパウトを表す上面図である。図6は、前記スパウトを表す下面図である。
図1に示すように、前記キャップ構造1は、スパウト3と、当該スパウト3に装脱可能に装着するキャップ本体2とを備える。本実施の形態に係るキャップ構造1は、容器の注出口部に取り付けられるものであり、当該容器としては特に限定されないが、例えば包装容器等が挙げられる。
前記キャップ本体2は、図2及び図3に示すように、その上面21が閉塞され、下部が開放された筒体により構成されている。内面には、螺旋状の雌ねじ22が形成されており、後述のスパウト3における雄ねじ部32に螺合できるように構成されている。また、キャップ本体2の上面21の内側面には、内壁面より半径方向内側にて環状のシール体23が下方に向けて突出している。このシール体23は、スパウト3にキャップ本体2を螺合させた際に、その外周面を注出筒31の内面に密着させる。これにより、容器内の内容物が漏出するのを防止することができる。また、キャップ本体2の外周面には、図3に示すように、滑り止め機能を有するローレット28が設けられている。これにより、キャップ本体2をスパウト3の注出筒31に巻締める際に、当該キャップ本体と、これを巻締めるためのキャッパーの回転部とを嵌合させることができ、巻締めを容易に行うことができる。また、キャップ本体2の開栓も容易に行うことができる。
キャップ本体2の下部には、当該下部が半径方向外側に向けて張り出して形成された接触防止部24が設けられている。この接触防止部24の外面24aは、キャップ本体2の搬送又は製造ラインへの投入等の際に、他のキャップ本体等がタンパーエビデントリング部25に圧迫するなどして連結部26に損傷を与えるのを回避するものである。
前記タンパーエビデントリング部25は円環状に形成されており、前記接触防止部24の下部に配置されている。また、キャップ本体2の下部には、前記タンパーエビデントリング部25を接続させるための連結部26が等間隔に4つ設けられている。但し、連結部26は少なくとも二つ設けられていれば足りる。前記連結部26は、キャップ本体2を開栓させる際に、破断が可能となる様に薄肉に形成されているのが好ましい。また、破断後の連結部26はキャップ本体2側に連結された状態であることが好ましい(その理由については後述する)。そのため、連結部26の薄肉部分はタンパーエビデントリング部25側であることが好ましい。
タンパーエビデントリング部25には、図4(a)及び4(b)に示すように、前記連結部26との接続部分において溝部25aが設けられている。また、タンパーエビデントリング部25には、キャップ巻締め停止位置の画像検査を行う為の溝部25bが設けられている。当該溝部25bを設けることにより、キャップ巻締め不足の製品を検出することができる。
また、タンパーエビデントリング部25の内周面の下側には、複数のアンダーカット部27が設けられている。更に、アンダーカット部27は、キャップ本体2を中心線回りに回転させる方向(図4(a)の開栓方向)に向かうに従い、漸次内側へ膨出する傾斜面27aと、前記回転させる方向と反対方向に対して略垂直な面27bとによって構成されている。この様な形状にすることにより、キャップ本体2をスパウト3の注出筒31に巻締める際に、アンダーカット部27が後述する第1フランジ部33を乗り越えるのを容易にし、巻締めトルクの低減を図ることができる。キャップ本体2をスパウト3の注出筒31に巻締めて閉栓したときのタンパーエビデントリング部25は、第1フランジ部と第2フランジ部の間に位置させるのが好ましい。第1フランジ部33と第2フランジ部34の間には、タンパーエビデントリング部25がキャップ本体2と共に、一定以上回転するのを規制するための回り止め部29が柱状に設けられている。これにより、キャップ本体2を中心線回りの開栓方向に回転させて開栓させる際には、前記回り止め部29と、アンダーカット部27の略垂直な面27bとが当接し、タンパーエビデントリング部25がキャップ本体2と共にそれ以上回転するのを規制することができる。また、前記第1フランジ部はタンパーエビデントリング部25が上方に移動するのを規制する。その結果、連結部26が破断して、キャップ本体2からタンパーエビデントリング部25が分離する。
また、タンパーエビデントリング部25は柔軟性を備えるものであれば、キャップ本体2を注出筒31に巻締める際、フランジ部の形状に沿った形に容易に変形することができる。その結果、アンダーカット部27が第1フランジ部を乗り越えるのを容易にし、巻締めトルクの低減を図ることができる。タンパーエビデントリング部25の厚さdは、0.5〜2mmの範囲が好ましく、0.8〜1.5mmの範囲がより好ましい(図4(c)参照)。前記dを0.5mm以上にすることにより、タンパーエビデントリング部25の機械的強度や成形性を良好に維持することができる。その一方、前記dを2mm以下にすることにより、巻締めトルクが大きくなり過ぎるのを抑制することができる。
隣り合うアンダーカット部27の間隙の距離(即ち、タンパーエビデントリング部25の内周面におけるアンダーカット部が設けられていない部分の距離)は、第1フランジ部の角部よりも小さいことが好ましい。これにより、第1フランジ部の角部が間隙の部分に位置しても、タンパーエビデントリング部25の脱落を防止することができる。隣り合うアンダーカット部27の間隙の距離は特に限定されず、キャップ本体2やタンパーエビデントリング部25の大きさ等により適宜必要に応じて設定され得る。また、アンダーカット部27の最大幅(タンパーエビデントリング部25の内周面から膨出している部分の最大幅であって、より具体的には略垂直な面27bの部分における幅)は適宜必要に応じて設定され得るが、好ましくは0.2mm〜1.5mmであり、より好ましくは0.3mm〜1mmである。アンダーカット部27の最大幅を0.2mm以上にすることにより、前記回り止め部29と、アンダーカット部27の略垂直な面27bとが当接する面積を確保し、タンパーエビデントリング部25がキャップ本体2と共にそれ以上回転するのを規制するのが不十分になるのを防止することができる。その一方、アンダーカット部27の最大幅を1.5mm以下にすることにより、巻締めトルクが大きくなり過ぎるのを防止することができる。
前記スパウト3は、例えば、図2に示すように、注出筒31に雄ねじ部32が設けられている。前記雄ねじ部32は、キャップ本体2の内周面に設けられている雌ねじ部22と螺合する。また、前記スパウト3には、図5に示すように、前記タンパーエビデントリング部25の内周部に収まり、かつ、複数の角部33aを備えた第1フランジ部33が設けられている。ここで、キャップ本体2をスパウト3の注出筒31に巻締める際には、タンパーエビデントリング部25の内周部に於けるアンダーカット部27が前記第1フランジ部33を乗り越える必要がある。従って、フランジ部が平面視において円形状であれば、その全周にわたってアンダーカット部が乗り越える必要があり、大きな巻締めトルクが必要になる。しかし本実施の形態に於いては、第1フランジ部33の平面視における形状が複数の角部33aを備えた正六角形状であるので、アンダーカット部27は当該角部33aのみを乗り越えれば巻締めが可能となる。従って、前記の形状であると、第1フランジ部が円形状の場合と比較して、巻締めトルクの低減を図ることができる。また、前記角部33aの大きさは、隣り合うアンダーカット部27の間隙の距離よりも大きい方が好ましい。前記角部33aの大きさは特に限定されず、隣り合うアンダーカット部27の間隙の距離やスパウトの大きさ等により適宜必要に応じて設定され得る。
本発明に於いて、第1フランジ部33は、複数の角部33aが設けられている形状であれば特に限定されないが、好ましくは正六角形等の正多角形状である。更に、角部33aは図5に示すように、曲面状であってもよい。
また、第1フランジ部33と第2フランジ部34の離間距離は、少なくともタンパーエビデントリング部25の高さ程度であれば特に限定されない。これにより、キャップ本体2がスパウトを閉栓しているときは、第1フランジ部33をタンパーエビデントリング部25の内部に収納させることができる。更に、第2フランジ部34の下側には、スパウト3を製造後に吊り下げ搬送するための係止手段としての第3フランジ部37が設けられている。尚、第2フランジ部34も、スパウト3を製造後に吊り下げ搬送するための係止手段として用いられることがある。
また、スパウト3は、図6に示すように、注出筒31に連なる土台部36の両側面には、容器本体との接合を可能にする接合面35が設けられている。前記接合面35において、両側面の両端部は、それぞれ鋭角にて突出して形成されている。更に、これに連なる中央部分の両面部分は弧状面にて構成されており、包装容器(図示しない)の裏面に密着状態で装着することができる。接合面35における包装容器との接合方法は特に限定されず、例えば、接着ないし溶着させることができる。
尚、前記キャップ本体2の構成材料としては特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。また、前記スパウト3の構成材料としては特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。更に、キャップ本体2及びスパウト3の製造方法としては特に限定されず、射出成形等の公知の方法を採用することができる。
以下に、この発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、前述の図1〜6に示した容器のキャップ構造を用いて、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際の巻締めトルク、及びキャップ本体を開栓するときのトルクを測定した。測定は、キャップ本体を回転角度を45度毎に行い、回転角度が360度となり、トルクが40cNmとなった時点で巻締め終了とした。また、トルクの測定にはTOHNICHI(株)製のトルク計(商品名;3TM75CN)を用いた。結果を下記表1及び図7に示す。
(比較例1)
本比較例1に於いては、フランジ部の平面視における形状が円形状のスパウトを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際の巻締めトルク、及びキャップ本体を開栓するときのトルクを測定した。結果を下記表1及び図7に示す。
(参考例1)
本参考1に於いては、図8に示すキャップ本体に変更したこと以外は、比較例1と同様にして、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際の巻締めトルク、及びキャップ本体を開栓するときのトルクを測定した。
本参考例1で用いたキャップ本体は、図8に示すように、実施例1におけるタンパーエビデントリング部に代えて、2つの弧状部分82a、82bに分割されるバンド82を有する。弧状部分82a、82bは、それぞれキャップ本体81に第1連結部83により連結されており、当該連結部はキャップ本体が開栓された後も破断しない構造となっている。また、弧状部分82aの前方端部84と、弧状部分82bの後方端部85は、開栓前は第2連結部86により連結されているが、開封後は破断する構造となっている。また、キャップ本体の開栓後は、バンド82はスパウト側には残らず。キャップ本体と共にスパウトから離脱する。当該キャップ本体81を用いた場合の結果を下記表1及び図7に示す。
(結果)
下記表1及び図7から分かる通り、比較例1の様にフランジ部が円形状のキャップ構造であると、キャップ本体をスパウトの注出筒に巻締める際の巻締めトルクが大きな値を示した。これに対し、実施例1の様にフランジ部が正六角形状のキャップ構造であると、巻締めトルクを低減することができ、容易にキャップ本体の巻締めを行えることが確認された。
1 キャップ構造
2 キャップ本体
3 スパウト
21 上面
22 雌ねじ部
23 シール体
24 接触防止部
24a 外面
25 タンパーエビデントリング部
25a 溝部
25b 溝部
25c 上面
26 連結部
27 アンダーカット部
27a 傾斜面
27b 略垂直な面
28 ローレット
29 回り止め部
31 注出筒
32 雄ねじ部
33 第1フランジ部
33a 角部
34 第2フランジ部
35 接合面
36 土台部
37 第3フランジ部
81 キャップ本体
82 バンド
82a 弧状部分
82b 弧状部分
83 連結部
84 前方端部
85 後方端部
86 連結部

Claims (4)

  1. 容器の注出口部に取り付けられるスパウトと、前記スパウトの注出筒に装脱可能に装着するキャップ本体とを備える容器のキャップ構造であって、
    前記キャップ本体の下端には、連結部を介してタンパーエビデントリング部が設けられ、
    前記タンパーエビデントリング部の内周部にはアンダーカット部が設けられ、
    前記スパウトには、
    前記タンパーエビデントリング部の内周部に収まり、かつ、複数の角部を備えたフランジ部と、
    前記アンダーカット部に当接させることにより、前記キャップ本体を中心線回りに回転させて開封する際に、前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に回転するのを規制する回り止め部とが設けられており、
    前記角部は、前記開封の際に、前記アンダーカット部と当接することにより、前記タンパーエビデントリング部がキャップ本体と共に離脱するのを規制し、前記連結部を破断させて前記タンパーエビデントリング部をキャップ本体から分離させる容器のキャップ構造。
  2. 前記アンダーカット部は、前記タンパーエビデントリング部の内周部に複数設けられており、
    かつ、開封の際に前記キャップ本体を中心線回りに回転させる方向に向かうに従い、漸次内側へ膨出する傾斜面と、前記回転させる方向と反対方向に対し略垂直な面とを備える請求項1に記載の容器のキャップ構造。
  3. 前記角部の大きさは、隣り合う前記アンダーカット部の距離よりも大きい請求項2に記載の容器のキャップ構造。
  4. 前記フランジ部は平面視において多角形状である請求項1〜3の何れか1項に記載の容器のキャップ構造。
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