JP2014055018A - オーバーキャップ付き注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の設備を用いて注出栓を容易に打栓できるとともに、オーバーキャップを用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持できる、新規なオーバーキャップ付き注出容器を提供する。
【解決手段】胴部1bに繋がる頸筒部1dよりも小径の口筒部1eを通して内容物が充填される容器本体1と、口筒部1eに着脱可能に固定される周壁部2aを有して注出口A2を通して内容物を注出させる注出栓2と、頸筒部1dに固定される周壁部3aを有して天壁部3bとの間に注出栓2の収納空間を形成するオーバーキャップ3とを備える。口筒部1eと注出栓2の周壁部2aとにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部S1,S2を設ける一方、頸筒部1dと周壁部3aとにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部S3,S4を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップ3の締め付けを制限する締め付け制限手段1p2,3dを設けた。
【選択図】図9

Description

本発明は、例えば、容器本体に対して注出栓を着脱可能とすることにより、化粧液等の内容物を詰め替え可能な注出容器であって、その注出口をオーバーキャップによって密封可能なオーバーキャップ付き注出容器に関するものである。
詰め替え可能な従来のオーバーキャップ付き注出容器は、容器本体の口筒部に設けた環状の係止突起に、注出栓に設けた環状の係止突起を嵌合させることで、注出栓を容器本体に対して固定する一方、オーバーキャップを口筒部よりも大径の頸筒部に対して取り外し可能に螺合させ、更に、使用後に詰め替えるときには、注出栓を口筒部周りに回転させることにより、注出栓に設けた略三角形状の係合突部を容器本体の口筒部に設けた略三角形状の係合突部に乗り上げさせることで、注出栓を容器本体に対して取り外せるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−158456号公報
しかしながら、従来の注出容器は、容器本体の口筒部に設けた環状の係止突起に、注出栓に設けた環状の係止突起を嵌合させるため、注出栓を打栓するときに、当該注出栓を容器本体の口筒部に対して適正な位置に仮セットしておかないと、うまく打栓が行われない場合がある。
その一方で、生産ラインに打栓の設備しかない場合、設備の変更は煩雑であり、生産コストの上昇を招くため、既存の設備を流用できることが好ましい。
また、不使用時には、オーバーキャップを用いて注出口を密封しておく必要があることから、例えば、同文献に記載のように、オーバーキャップの裏面に配置したシール部材等によって、その注出口が、オーバーキャップの締め込み量に応じた力で密封されている。しかしながら、オーバーキャップの締め込みが際限なく可能になってしまうと、シール部材が必要以上に締め付けられることによって、当該シール部材等の劣化が早まることから、密封性に改善の余地がある。
本発明の目的とするところは、既存の設備を用いて注出栓を容易に打栓することができるとともに、オーバーキャップを用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持することができる、新規なオーバーキャップ付き注出容器を提供することにある。
本発明のオーバーキャップ付き注出容器は、胴部に繋がる頸筒部を有して当該頸筒部よりも小径の口筒部を通して内容物が充填される容器本体と、容器本体の口筒部に着脱可能に固定される周壁部を有して隔壁部に形成された注出口を通して内容物を注出させる注出栓と、容器本体の頸筒部に固定される周壁部を有して天壁部との間に注出栓の収納空間を形成するオーバーキャップとを備えるオーバーキャップ付き注出容器であって、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部を設ける一方、容器本体の頸筒部とオーバーキャップの周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けたものである。
本発明では、多条ねじ部は、注出栓側の条数が容器本体側の条数より多く構成されていることが好ましい。
また、本発明では、オーバーキャップの天壁部にも、注出栓の隔壁部に接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けることができる。締め付け制限手段は、例えば、天壁部から垂下して注出栓の隔壁部に接触する筒壁部で構成することができる。
更に、本発明では、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、多条ねじ部よりも頸筒部側の位置で、互いに取り外し可能に嵌合して注出栓の緩みを防止する緩み防止手段を設けることが好ましい。緩み防止手段は、例えば、口筒部の外周に設けられた突起と、この環状突起に取り外し可能に嵌合する注出栓の周壁部の内周に設けられた突起とで構成することができる。
本発明では、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部を設けたことで、注出栓を容器本体の口筒部周りの、どの位置からでも仮セットできるとともに、そのまま注出栓を打栓するだけで容器本体の口筒部に螺合させることができる。即ち、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部を設けたことで、既存の設備を用いて容易に注出栓を打栓することができる。
また、本発明では、容器本体の頸筒部とオーバーキャップの周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けたことで、オーバーキャップの締め込み量が抑えられる。このため、注出口やそのシール部材が必要以上に締め付けられることがないから、当該シール部材等の劣化を抑えることで、オーバーキャップを用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持することができる。
従って、本発明によれば、既存の設備を用いて注出栓を容易に打栓することができるとともに、オーバーキャップを用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持することができる。
本発明の一形態である、オーバーキャップ付き化粧水容器を、その長幅面側から示す側面図である。 同形態に係る、オーバーキャップを取り外した化粧水容器を、その長幅面側から示す側面図である。 同形態に係る、容器本体を、その長幅面側から示す側面図である。 同形態に係る、容器本体を、その短幅面側から示す側面図である。 同形態に係る、容器本体を上方から示す平面図である。 (a)は同形態に係る、注出栓を一部断面で示す側面図であり、(b)は、(a)をY方向から示す矢視図である。 図1の要部を示す半断面図である。 同形態に係る、オーバーキャップを容器本体螺合側から示す底面図である。 図1の要部をX−X方向から示す半断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一形態である、オーバーキャップ付き化粧水容器を詳細に説明する。
図1は、本発明の一形態である、オーバーキャップ付き化粧水容器である。また、図2は、図1の化粧水容器からオーバーキャップを取り外した状態を示す。
図中、符号1は、内容物たる化粧水が充填される容器本体である。容器本体1は、図3に示すように、底部1aによって自立可能なボトル型容器である。容器本体1は、底部1aからヒール部を介して胴部1bが起立する。胴部1bは、同図に示すように、その横幅が長い幅の長幅面側と、図4に示すように、その横幅が短い幅の短幅面側とからなり、図5に示すように、楕円形状を構成する。
また容器本体1は、図5に示すように、胴部1bに肩部1cを介して繋がる頸筒部1dを有して、この頸筒部1dよりも小径の口筒部1eの内側には、容器本体1内に通じる開口部A1が形成されている。これにより、容器本体1は、開口部A1を通して、化粧水が充填される。
口筒部1eには、図5に示すように、4条のねじ部S1が設けられている。ねじ部S1はそれぞれ、図3,4に示すように、ボトル軸線Oに対して斜めに傾斜し、互いにボトル軸線O周りに間隔c1を置いて配置されている。
また、口筒部1eは、頸筒部1dとの間に、ボトル軸線O周りを周回する段部1r1(1e)を有する。段部1r1には、突起1p1が設けられている。突起1p1は、ボトル軸線O周りを周回する環状突起としてなる。
一方、図6(a)は、容器本体1内の化粧水を外界に注出させるための注出栓2である。注出栓2は、容器本体1の口筒部1eを取り囲む周壁部2aを有して、この周壁部2aの上端には、容器本体1の開口部A1を閉じる隔壁部2bが一体に設けられている。隔壁部2bには、注出筒2cが一体に設けられている。容器本体1内の化粧水は、注出筒2cの内側に形成された注出口A2を通して外界に注出させることができる。
周壁部2aの内周には、複数条のねじ部S2が設けられている(図6には、例示的に1箇所のみ記載。)。ねじ部S2はそれぞれ、図6(a)に示すように、ボトル軸線Oに対して斜めに傾斜する。また、ねじ部S2はそれぞれ、図6(b)に示すように、互いにボトル軸線O周りに、各ねじ部S2の終端が重なり合うように配置されている。本形態では、ねじ部S2は、図6(b)に示すように、12条で構成されている。
本形態では、容器本体1の口筒部1eと注出栓2の周壁部2aとにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部S1,S2を設けたことで、ねじ部S1,S2の始端がそれぞれ、図5及び図6(b)に示すように、容器本体1の口筒部1e周り及び注出栓2の周壁部2a周りに複数配置されるため、注出栓2を口筒部1e周りの、どの位置からでも注出栓2を載せ置いただけで仮セットできる。また、多条ねじ部S1,S2としたことで、リードはピッチの条数倍となるため、そのまま注出栓2を打栓するだけで、図7に示すように、口筒部1eに螺合させることができる。即ち、容器本体1の口筒部1eと注出栓2の周壁部2aとにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部S1,S2を設けたことで、既存の設備を用いて容易に注出栓2を打栓することができる。
なお、隔壁部2bには、内筒部2dが一体に垂下する。このため、注出栓2を、打栓又は、ボトル軸線O周りに時計回り又は反時計回りに回転させれば、図7に示すように、口筒部1eの内周面を内筒部2dで密封保持しつつ、注出栓2を螺合させることができる。また、周壁部2aと内筒部2dとの間には、隔壁部2bから一体に垂下する環状凸部2eが設けられている。環状凸部2eは、注出栓2を打栓又はねじ込んで口筒部1eの上端を押圧することで、口筒部1eの上端との間を全周に亘って密封する。
本発明によれば、多条ねじ部S1、S2は、容器本体1側の条数と注出栓2側の条数とを同数に構成することも可能であるが、本形態のように、注出栓2側の条数を容器本体1側の条数より多く構成すれば、より容易に打栓することができる。但し、ねじ部S1、S2の条数は、口筒部1eの口径等に応じて、適宜、変更・選択することができる。
更に、本形態では、注出栓2は、その周壁部2aの下端内周に突起2pが設けられている。突起2pは、図6に示すように、ボトル軸線O周りを周回する環状突起としてなる。突起2pは、口筒部1eに対して注出栓2を、打栓又は、ねじ込むとき、図7に示すように、口筒部1eの突起1p1を乗り越えることで、互いに取り外し可能に嵌合する。
突起1p1及び突起2pはそれぞれ、互いに取り外し可能に嵌合して注出栓2の緩みを防止する緩み防止手段を構成する。このように緩み防止手段を設ければ、注出栓2を容易に取り外せなくできる。なお、本発明に従えば、突起1p1又は突起2pは、環状突起として設けることなく、ボトル軸線O周りに間欠して設けることもできる。
オーバーキャップ3は、頸筒部1dを取り囲む周壁部3aを有して、この周壁部3aの上端には天壁部3bが一体に設けられている。天壁部3bは、図8に示すように、楕円形状であって、その外縁から外装筒3cが一体に垂下する。
オーバーキャップ3の周壁部3aの内側には、1条のねじ部S3が設けられている。また、容器本体1は、その頸筒部1dの外周に、2条のねじ部S4が設けられている。オーバーキャップ3に設けたねじ部S3は、図7に示すように、頸筒部1dに設けたねじ部S4と互いに取り外し可能に螺合する。これにより、オーバーキャップ3をボトル軸線O周りに時計回り又は反時計回りに回転させれば、図9に示すように、周壁部3aと天壁部3bとの間に注出栓2の収納空間を形成しつつ、オーバーキャップ3を螺合させることができる。
また、オーバーキャップ3の天壁部3bには、周壁部3aで取り囲まれた領域に、筒状部3gが一体に垂下する。筒状部3gは、オーバーキャップ3の締め付けにより注出筒2cの内周面を密封保持する。これにより、オーバーキャップ3を打栓又は、締め付ければ、注出栓2の注出口A2を密封することができる。
更に、オーバーキャップ3は、周壁部3aの下端に、径方向内向きに突出する突起3pが設けられている。突起3pは、図8に示すように、オーバーキャップ3をねじ込む方向(矢印方向)に指向する部分に、平坦面3fが形成されている。また突起3pは、周壁部3aに沿って延在する基部3dに一体に設けられている。基部3dは、連結片3eを介して外装筒3cに一体に連結されているとともに、オーバーキャップ3の長軸を挟んで対向する位置に配置されている。また、突起3pは、図9に示すように、基部3dとともに、周壁部3aの下端に一体に連結されている。
一方、容器本体1の頸筒部1dは、肩部1cとの間に、ボトル軸線O周りを周回する段部1r2(1d)を有する。段部1r2には、図5に示すように、胴部1bの長軸を挟んで対向する位置にそれぞれ、2つの膨出部1p2,1p3が一体に設けられている。2つの膨出部1p2,1p3は、周方向に間隔c2を置いて配置されている。
膨出部1p2は、オーバーキャップ3をねじ込む方向(矢印方向)に対して対向する部分に、平坦面1f1が形成されている。膨出部1p2は、オーバーキャップ3の締め付けが一定量まで行われると、図9に示すように、その平坦面1f1に、オーバーキャップ3に設けた突起3pの平坦面3fが接触することで、オーバーキャップ3の締め付けを制限する。このように、突起3p及び膨出部1p2は、互いに接触してオーバーキャップ3の締め付けを制限する締め付け制限手段を構成する。
更に、オーバーキャップ3は、周壁部3aと筒状部3gとの間に、天壁部3bから垂下する筒壁部3hが一体に設けられている。筒壁部3hは、オーバーキャップ3の締め付けが一定量まで行われると、その下端が注出栓2の隔壁部2bに接触することで、オーバーキャップ3の締め付けを制限する。このように、隔壁部2b及び筒壁部3hも、互いに接触してオーバーキャップ3の締め付けを制限する締め付け制限手段を構成する。
このように、本形態では、容器本体1の頸筒部1dとオーバーキャップ3の周壁部3aとにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部S3,S4を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップ3の締め付けを制限する締め付け制限手段を設けたことで、オーバーキャップ3の締め込み量が抑えられる。このため、注出栓2の注出筒2cがオーバーキャップ3の筒状部3gによって必要以上の締め付けられることがないから、注出筒2c又は筒状部3gの劣化を抑えることで、オーバーキャップ3を用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持することができる。
上述のとおり、本発明によれば、既存の設備を用いて注出栓2を容易に打栓することができるとともに、オーバーキャップ3を用いた不使用時の密封性を長期に渡って維持することができる。
なお、図5に示すように、膨出部1p3は、その径方向長さが膨出部1p2よりも短く設定されている。膨出部1p2には、オーバーキャップ3をねじ込む方向に沿って径方向外向きに案内面1f2が形成されている。オーバーキャップ3に設けた突起3pは、案内面1f2に沿って膨出部1p3を乗り越えた後、隙間(間隔)c2に嵌合保持される。この場合、使用者は、オーバーキャップ3の締め付けに限界が来たことを、そのクリック音やクリック感で認識することができる。
また、オーバーキャップ3を頸筒部1dに締め付けるにあたっては、本発明に従えば、オーバーキャップ3のねじ部S3は、多条ねじで構成することができる。或いは、容器本体1の頸筒部1dに設けた多条ねじ部S4を1条ねじで構成することも可能である。
上述したところは、本発明の一形態を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、本形態では、容器本体1の胴部1b及びオーバーキャップ3の外装筒3cは、その横断面形状を楕円形状に構成したが、これに限定されるものではない。また、容器本体1は、ボトル型容器に替えて、チューブ容器を採用することもできる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の態様を開示する。
本発明は下記<1>に記載のオーバーキャップ付き注出容器である。
<1>胴部に繋がる頸筒部を有して当該頸筒部よりも小径の口筒部を通して内容物が充填される容器本体と、容器本体の口筒部に着脱可能に固定される周壁部を有して隔壁部に形成された注出口を通して内容物を注出させる注出栓と、容器本体の頸筒部に固定される周壁部を有して天壁部との間に注出栓の収納空間を形成するオーバーキャップとを備えるオーバーキャップ付き注出容器であって、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部を設ける一方、容器本体の頸筒部とオーバーキャップの周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けたオーバーキャップ付き注出容器。
本発明は、さらに以下のオーバーキャップ付き注出容器であることが好ましい。
<2>多条ねじ部は、注出栓側の条数が容器本体側の条数より多く構成されている、前記<1>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<3>オーバーキャップの天壁部に、注出栓の隔壁部に接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けた、前記<1>または<2>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<4>容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、多条ねじ部よりも頸筒部側の位置で、互いに取り外し可能に嵌合して注出栓の緩みを防止する緩み防止手段を設けた、前記<1>から前記<3>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<5>容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とに設けられている多条ねじ部はそれぞれ、容器軸線に対して斜めに傾斜し、容器軸線周りに間隔を置いて配置される、前記<1>から前記<4>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<6>注出栓の周壁部に設けられている多条ねじ部は、容器軸線周りに、各ねじ部の終端が重なり合うように配置されている、前記<1>から前記<5>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<7>容器本体の口筒部は、頸筒部との間に、容器軸線周りを周回する段部を有し、段部には突起が設けられている、前記<1>から前記<6>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<8>容器本体の口筒部に設けられている突起は、容器軸線周りを周回する環状突起としてなる、前記<7>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<9>注出栓の隔壁部には、内筒部が一体に垂下する、前記<1>から前記<8>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<10>周壁部と内筒部との間には、隔壁部から一体に垂下する環状凸部が設けられている、前記<9>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<11>注出栓は、その周壁部の下端内周に、口筒部に対して注出栓を打栓又は、ねじ込むとき、口筒部の突起を乗り越えることで、互いに取り外し可能に嵌合する、突起を設けている、前記<1>から前記<10>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<12>注出栓の周壁部に設けられている突起は、容器軸線周りを周回する環状突起としてなる、前記<11>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<13>容器本体の口筒部における突起及び注出栓の周壁部における突起がそれぞれ、互いに取り外し可能に嵌合して注出栓の緩みを防止する緩み防止手段を構成する前記<11>または前記<12>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<14>オーバーキャップの天壁部には、周壁部で取り囲まれた領域に、オーバーキャップの締め付けにより注出筒の内周面を密封保持する筒状部が一体に垂下する、前記<1>から前記<13>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<15>オーバーキャップは、周壁部の下端に、径方向内向きに突出する突起が設けられている、前記<1>から前記<14>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<16>オーバーキャップの周壁部の下端に設けられている突起は、オーバーキャップをねじ込む方向に指向する部分に、平坦面が形成されている、前記<15>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<17>オーバーキャップの周壁部の下端に設けられている突起は、周壁部に沿って延在する基部に一体に設けられており、基部は、連結片を介して外装筒に一体に連結されているとともに、オーバーキャップの長軸を挟んで対向する位置に配置されている、前記<15>または前記<16>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<18>オーバーキャップの周壁部の下端に設けられている突起は、基部とともに、周壁部の下端に一体に連結されている、前記<17>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<19>容器本体の頸筒部は、肩部との間に、容器軸線周りを周回する段部を有し、段部には、胴部の長軸を挟んで対向する位置にそれぞれ、2つの膨出部が一体に設けられており、2つの膨出部は、周方向に間隔を置いて配置されている、前記<1>から前記<18>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<20>2つの膨出部のうち、オーバーキャップをねじ込む方向に近い位置に設けられている膨出部は、その径方向長さがもう一方の膨出部よりも短く設定されている、前記<19>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<21>2つの膨出部のうち、オーバーキャップをねじ込む方向に近い位置に設けられている膨出部には、オーバーキャップをねじ込む方向に沿って径方向外向きに案内面が形成されている、前記<19>または前記<20>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<22>2つの膨出部のうち、オーバーキャップをねじ込む方向に遠い位置に設けられている膨出部は、オーバーキャップをねじ込む方向に対して対向する部分に、平坦面が形成されている、前記<19>から前記<21>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<23>オーバーキャップの周壁部の下端に設けられている突起及び、容器本体の頸筒部に設けられている2つの膨出部のうちオーバーキャップをねじ込む方向に遠い位置に設置されている膨出部が、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を構成する、前記<19>から前記<22>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<24>オーバーキャップは、周壁部と筒状部との間に、天壁部から垂下する筒壁部が一体に設けられている、前記<14>から前記<23>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<25>注出栓の隔壁部及び、オーバーキャップの天壁部から垂下する筒壁部が、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を構成する、前記<24>に記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<26>容器本体は楕円形状である、前記<1>から前記<25>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
<27>オーバーキャップの天壁部は楕円形状である、前記<1>から前記<26>のいずれかに記載のオーバーキャップ付き注出容器。
本発明は、胴部に繋がる頸筒部を有して当該頸筒部よりも小径の口筒部を通して内容物が充填される容器本体と、容器本体の口筒部に着脱可能に固定される周壁部を有して隔壁部に形成された注出口を通して内容物を注出させる注出栓と、容器本体の頸筒部に固定される周壁部を有して天壁部との間に注出栓の収納空間を形成するオーバーキャップとを備えるものであれば、様々なオーバーキャップ付き注出容器に適用することができる。
1 容器本体
1b 胴部
1d 頸筒部
1e 口筒部
1f1 平坦面
1f2 案内面
1p1 突起(緩み防止手段)
1p2 膨出部(締め付け制限手段)
1p3 膨出部
1r1 口筒部側段部
1r2 頸筒部側段部
2 注出栓
2a 周壁部
2b 隔壁部
3 オーバーキャップ
3a 周壁部
3b 天壁部
A1 口筒部開口部
A2 注出口
S1 多条ねじ部(容器本体口筒部)
S2 多条ねじ部(注出栓)
S3 多条ねじ部(オーバーキャップ)
S4 ねじ部(容器本体頸筒部)

Claims (4)

  1. 胴部に繋がる頸筒部を有して当該頸筒部よりも小径の口筒部を通して内容物が充填される容器本体と、容器本体の口筒部に着脱可能に固定される周壁部を有して隔壁部に形成された注出口を通して内容物を注出させる注出栓と、容器本体の頸筒部に固定される周壁部を有して天壁部との間に注出栓の収納空間を形成するオーバーキャップとを備えるオーバーキャップ付き注出容器であって、
    容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合する多条ねじ部を設ける一方、
    容器本体の頸筒部とオーバーキャップの周壁部とにそれぞれ、互いに取り外し可能に螺合するねじ部を設けるとともに、互いに接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けた、オーバーキャップ付き注出容器。
  2. 請求項1において、多条ねじ部は、注出栓側の条数が容器本体側の条数より多く構成されている、オーバーキャップ付き注出容器。
  3. 請求項1又は2において、オーバーキャップの天壁部に、注出栓の隔壁部に接触してオーバーキャップの締め付けを制限する締め付け制限手段を設けた、オーバーキャップ付き注出容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、容器本体の口筒部と注出栓の周壁部とにそれぞれ、多条ねじ部よりも頸筒部側の位置で、互いに取り外し可能に嵌合して注出栓の緩みを防止する緩み防止手段を設けた、オーバーキャップ付き注出容器。
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