JP2010030678A - 締結部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つの部材をねじ結合することにより締結する締結部材(たとえば密封容器1)において、一方の部材(たとえば容器本体2)側に設けられるねじ部のねじ山12、23と、他方の部材(たとえばキャップ3)側に設けられるねじ部のねじ溝13とが係合可能に構成され、一方の部材を他方の部材への締め込みが完了する位置までねじ山12、23およびねじ溝13の線条方向に沿う方向で締め込んだときに、互いに係止し合う凹部14と凸部26の一方がねじ山12、23に、他方がねじ溝13に設けられている。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施の形態に係る密封容器1(締結部材)の要部分解図である。図2は、本発明の実施の形態に係る密封容器1の開口部4の付近を示す要部斜視図である。図3は、図2に示すねじ山12のA−A断面図である。図4は、図2に示すねじ山12のB−B断面図である。図5は、図2に示す容器本体2(一方の部材)のC−C断面図であり、便宜上ねじ山12が周方向と直交する方向に形成されているものとして描いた図である。図6は、キャップ3(他方の部材)の展開図であって、平面状にねじ山が形成された状態の図である。図7は、図6に示すねじ山23のD−D断面図である。図8は、図6に示す凸部26および突起部27のE−E断面図である。図9は、図6に示すねじ山23付近のF−F断面図で、キャップ3の要部の側面断面図を示す概要図であり、便宜上ねじ山が周方向と直交する方向に形成されているものとして描いた図である。図10は、図5に示す開口部4と、図9に示すキャップ3との係合状態を示す図である。
図1および図2に示すように、開口部4の円筒側面であってその外周面11には、ねじ山12が一体形成されている。ねじ山12は、図3に示すように、断面が等脚台形の形状をしている。ねじ山12には、断面中央に、外周面11に対して一定の高さとなる上面12aが設けられ、その両側に傾斜面12b,12bが設けられている。なお、外周面11が周方向に円形状であるため、上面12aも実際は周方向(=A−A線に直交する方向)で見た場合、わずかに凸形にした円弧状となっている。そして、1条のねじ山12は、開口部4の周方向に対して30°のリード角αで外周面11の周方向に約53°に渡って形成されている。
図1に示すキャップ3は、円筒形状の円筒部21を有し、円筒部21の開口面とは逆側の面が天面となる底部22によって塞がれている形状をしている。また、図6に示すねじ山23のD−D断面図(図7参照)のように、キャップ3の円筒部21の内側の側面である内周面24には、断面形状がねじ山12と同様に等脚台形の複数のねじ山23が一体に設けられていると共に、隣り合うねじ山23の隙間となるねじ溝25の全てには凸部26および突起部27が一体形成されている。ねじ山23には、断面中央に図7に示すように、内周面24に対して一定の高さとなる上面23aが設けられ、その内側に傾斜面23b,23bが設けられている。なお、内周面24が周方向に円形状に湾曲した面となっているため、上面23aも実際は周方向で見た場合、わずかに凹形に湾曲した円弧状となっている。しかし、上面23aは平坦面としてもよい。
ねじ山23はねじ山12の条数の2倍の条数を有している。よって、凸部26および突起部27の数は凹部14の数の2倍である。そして、ねじ山23とねじ山12は、それぞれ等間隔に形成されている。開口部4にキャップ3がねじ結合された状態では、開口部4側の個々のねじ山12は、キャップ3側の2本のねじ山23の隙間となるねじ溝25に嵌合されている。その嵌合状態では、ねじ山12(凹部14、凸部26),ねじ山23,ねじ溝25(凸部26),ねじ山23,ねじ山12(凹部14、凸部26),ねじ山23・・・・の順にねじ山が配置されている。その嵌合の際には、ねじ山23の一方の傾斜面23bと、ねじ山12の一方の傾斜面12bとが接触している。この接触をなめらかに行わせるため、傾斜面12bと傾斜面23bの傾斜角度は同一とされている。
キャップ3の開口側を開口部4に被せた状態でこの実施の形態では約40°の回転(1条のねじ山12に沿ってねじ山23が回転する範囲)をさせると、キャップ3が容器本体2を完全に封止する。すなわち、図10に示すように、ねじ結合が完了すると、開口部4の開口端面がキャップ3のパッキン5を押圧した状態になると共に、凸部26が凹部14に嵌合し、容器本体2とキャップ3との相対移動が抑制されキャップ3が容器本体2を蓋した状態となる。
本発明の実施の形態に係る密封容器1は、ねじ山12,23と、ねじ溝13,25が係合可能に構成され、キャップ3を容器本体2への締め込みが完了する位置までねじ山12,23およびねじ溝13,25の線条方向に沿う方向で締め込んだときに、凹部14がねじ山12に、凸部26がねじ溝25に設けられているため、凹部14と凸部26の係合がスムーズに行われると共に、密封容器1を大きくせずに緩み防止効果を発揮できる密封容器1を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態における密封容器1について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。たとえば、ねじ山12は開口部4の外周面11に形成され、ねじ山23はキャップ3の内周面24に形成されているが、容器本体(開口部4)側のねじ山を開口部4の内周面(=内側)に形成し、キャップ3側のねじ山をキャップ3の外周面に形成して、両ねじ山によってねじ結合を実現することとしても良い。
2 容器本体(一方の部材)
3 キャップ(他方の部材)
4 開口部
11 外周面(容器本体の外側)
12 ねじ山(ねじ部の一部)
13 ねじ溝(ねじ部の一部、容器本体側のねじ部)
14 凹部
21 円筒部
22 底部
23 ねじ山(ねじ部の一部)
25 ねじ溝(ねじ部の一部、キャップ側のねじ部)
26 凸部
27 突起部
28 ねじ山(ねじ部の一部)
Claims (6)
- 2つの部材の一方の部材側に設けられるねじ部の複数条のねじ山と、他方の部材側に設けられるねじ部の複数条のねじ溝とがねじ結合することにより締結する締結部材において、
上記複数条のねじ山のそれぞれの締結開始側に凹部を設け、上記複数条のねじ溝のそれぞれの締結終了側に凸部を設け、上記一方の部材を上記他方の部材への締め込みが完了する位置まで上記ねじ山および上記ねじ溝の線条方向に沿う方向で締め込んだときに、上記凹部と上記凸部が係止し合うと共に、
上記ねじ山とねじ溝のリード角を10°以上80°以下とし、
上記他方の部材には、上記ねじ山に係合するねじ溝と、隣接する上記ねじ山に係合する上記ねじ溝との間に、2つのねじ山と1つの上記ねじ溝が設けられていることを特徴とする締結部材。 - 請求項1記載の締結部材において、
前記凸部の数が前記凹部の数の2倍とされ、前記凸部は、1つおきに前記凹部と係止し合うことを特徴とする締結部材。 - 請求項1または2記載の締結部材において、
前記凹部を前記ねじ山の線条方向の両端側から中央側に向かって深さが増す傾斜面を有するものとし、前記凸部を前記ねじ溝の線条方向の両端側から中央側に向かって高さが増す傾斜面を有するものとしたことを特徴とする締結部材。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の締結部材において、
前記ねじ山は、その断面が等脚台形とされ、前記他方の部材の前記ねじ溝の間に設けられるねじ山は、その断面が等脚台形とされていることを特徴とする締結部材。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の締結部材において、
前記一方の部材が容器本体であり、前記他方の部材が上記容器本体に設けられる開口部を塞ぐキャップであり、
前記凸部の線条方向の延長線上であって上記キャップの底面方向に前記凹部から所定距離離れた位置に、前記凹部に係合しない突起部が上記キャップの底面に接するように設けられていることを特徴とする締結部材。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の締結部材において、
前記凹部と前記凸部が係止し合っている状態では、前記一方の部材と前記他方の部材とでパッキンが押圧されており、前記一方の部材と前記他方の部材との密封を実現することを特徴とする締結部材。
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