JP2005038823A - 固体高分子型燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 フッ素系固体高分子膜を用いる燃料電池システムにおいて、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止すること。
【解決手段】燃料電池20は、空気供給系30を構成する空気循環管34の途中、および燃料供給系44を構成する燃料循環管44の途中にフッ化水素処理器50を備えている。フッ化水素処理器50では、生成水中または逆拡散水に含まれるフッ素イオンが除去またはフッ素イオン濃度が低減される。フッ化水素処理器50を通過してフッ素イオンが除去またはフッ素イオン濃度が低減された生成水または逆拡散水は、空気または水素と共に空気加湿器33または水素加湿器45に戻されて、加湿のための水源として利用される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フッ素系固体高分子膜を備える燃料電池システムに関する。
固体高分子型燃料電池システムでは、一般的に、イオン交換膜として、耐熱性、耐酸化性などの点において優れた性能を示すフッ素系の固体高分子膜が用いられている。
しかしながら、フッ素系固体高分子膜にはフッ素原子が含まれており、熱水に浸積されると極微量のフッ化水素が発生し得ることが知られている(非特許文献1参照)。また、フッ化水素は、配管を劣化させるおそれのある物質であることが知られている。
NEDO技術情報データベース 報告書バーコード010002187、タイトル:「固体高分子形燃料電池の研究開発 家庭用固体高分子形燃料電池の高耐久化研究開発」、実施年度2001年、プロジェクト名称:「固体高分子型燃料電池の開発」
通常、燃料電池の運転温度は高く、固体高分子膜は熱水に浸積される環境下に置かれる。したがって、フッ素系固体高分子膜を用いる燃料電池システムでは、フッ化水素が発生する可能性があり、フッ化水素に起因する配管の腐食、劣化を防止することが望まれる。
本発明は、上記要求を満たすためになされたものであり、フッ素系固体高分子膜を用いる燃料電池システムにおいて、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様は、固体高分子型燃料電池システムを提供する。本発明の第1の態様に係る固体高分子型燃料電池システムは、燃料供給部、燃料排出部、およびフッ素系固体高分子膜を有する燃料電池と、前記燃料電池の燃料供給部に接続され、前記燃料電池に対して燃料を供給する燃料供給管と、前記燃料電池の燃料排出部に接続され、前記燃料電池から排出燃料および逆拡散水を排出する燃料排出管と、前記燃料排出管の途中に配置されると共に前記逆拡散水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第1の態様に係る固体高分子型燃料電池システムによれば、燃料排出管の途中に配置されると共に逆拡散水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段を備えるので、フッ素系固体高分子膜を用いる燃料電池システムにおいて、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
本発明の第2の態様は、固体高分子型燃料電池システムを提供する。本発明の第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムは、酸化ガス供給部、酸化ガス排出部、およびフッ素系固体高分子膜を有する燃料電池と、前記燃料電池の酸化ガス供給部に接続され、前記燃料電池に対して酸化ガスを供給する酸化ガス供給管と、前記燃料電池の酸化ガス排出部に接続され、前記燃料電池から排出酸化ガスおよび生成水を排出する酸化ガス排出管と、前記酸化ガス排出管の途中に配置されると共に前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムによれば、酸化ガス排出管の途中に配置されると共に生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段を備えるるので、フッ素系固体高分子膜を用いる燃料電池システムにおいて、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記フッ素イオン濃度低減手段は、フッ素イオンを捕集することにより前記逆拡散水中または前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するイオン捕集器であっても良い。かかる場合には、逆拡散水中または生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去することができるので、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記フッ素イオン濃度低減手段は、中和剤を用いた中和反応により前記逆拡散水中または前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去する中和器であっても良い。かかる場合には、中和剤を用いた中和反応によってフッ化物を形成させ、逆拡散水中または生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去することができるので、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記中和器には、中和剤を内包する取り替え型の容器によって、前記中和剤が供給されても良い。かかる場合には中和剤の取り替えが容易になると共に中和器を小型化することが可能となり、よって固体高分子膜型燃料電池システムを小型化することができる。
本発明の第1または第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記中和器は、前記中和剤が連続供給される連続処理型の中和器であっても良い。かかる場合には、中和剤が連続投入されるので、処理すべきフッ素イオン量(フッ化水素量)が多い場合であっても、確実に逆拡散水中または生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去することができる。
本発明の第1の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記燃料排出管は、前記燃料供給管に接続されていても良い。かかる場合には、フッ素イオン濃度が低減またはフッ素イオンが除去された逆拡散水を、燃料の加湿に用いることができる。
本発明の第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて、前記酸化ガス排出管は前記酸化ガス供給管に接続されていても良い。かかる場合には、フッ素イオン濃度が低減またはフッ素イオンが除去された生成水を、酸化ガスの加湿に用いることができる。
本発明の第1または第2の態様に係る固体高分子型燃料電池システムは、この他に方法、プログラム、プログラムを格納した記録媒体の態様にて実現され得る。
以下、図面を参照しつついくつかの実施例に基づいて、本発明に係る固体高分子型燃料電池システムについて説明する。
第1の実施例:
図1および図2を参照して第1の実施例に係る固体高分子型燃料電池システムについて説明する。図1は本願の実施例に共通して用いられ得る固体高分子型燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。図2は第1の実施例に係る固体高分子型燃料電池システムにおけるフッ化水素処理器の構成並びに作用を模式的に示す説明図である。
固体高分子型燃料電池システム10は、燃料電池20、燃料電池20に対して酸化ガスとしての空気を供給する空気供給系30、燃料電池20に対して燃料ガスとしての水素を供給する燃料供給系40を備えている。
燃料電池20は、固体高分子型の燃料電池であり、フッ素系固体高分子膜をイオン交換膜として備えている。燃料電池20は、空気供給系30から供給される空気を燃料電池20内部へ取り込むための空気供給部21、燃料電池20内部に取り込まれた空気を燃料電池20の外部へ排出するための空気排出部22を備えている。燃料電池20は、また、燃料供給系40から供給される水素を燃料電池20内部へ取り込むための燃料供給部23、燃料電池20内部に取り込まれ、未反応の水素を燃料電池20の外部へ排出するための燃料排出部24を備えている。
空気供給系30は、空気を送るための空気ポンプ31、空気ポンプ31の吐出口と燃料電池20の空気供給部21とを接続する空気供給管32、空気供給管32の途中に配置され、空気を加湿するための空気加湿器33、燃料電池20の空気排出部22と空気加湿器33とを接続する空気循環管34、空気循環管34の途中に配置されているフッ化水素処理器50を備えている。
燃料電池20の空気供給部21近傍における空気供給管32には、空気供給管32を流れる空気流量の調整または空気流動を停止するための空気供給バルブ321が備えられている。また、燃料電池20の空気排出部22近傍における空気循環管34には、空気循環管34を流れる空気流量の調整または空気流動を停止するための空気排出バルブ341が備えられている。
空気供給系30の動作について空気の流れを追って簡単に説明する。空気ポンプ31によって取り込まれた外部空気は、燃料電池20が備える固体高分子膜の乾燥を防ぐために空気加湿器33によって所定の湿度まで加湿される。空気加湿器33によって加湿された空気(空気+水蒸気)は、空気供給管32および空気供給部21を介して燃料電池20内部に供給される。
燃料電池20に供給された空気(酸素)の一部は、起電反応において水素と反応することによって水または水蒸気(生成水)として、残りの空気と共に空気排出部22から空気循環管34へと排出される。空気循環管34に排出された空気および生成水は、フッ化水素処理器50に投入される。
フッ素系固体高分子膜を備える燃料電池20では、高温環境下に置かれる固体高分子膜からフッ素イオンが溶け出してフッ化水素が発生し得る。すなわち、例えば、加湿された空気が流動する空気供給管32の内壁から金属イオンが溶出し、水素イオンおよび酸素イオンと反応して過酸化水素が生成される。生成された過酸化水素がフッ素系固体高分子膜を攻撃し、フッ素イオンが発生し、周辺に存在する水素イオンと反応してフッ化水素(HF)が発生する。一旦、フッ化水素が発生すると急増する傾向を示すことが知られている。
したがって、空気循環管34に排出された生成水には、フッ化水素(HF)が含まれている可能性がある。フッ化水素は配管を劣化させるおのれのある物質であることが知られているため、除去することが望まれる。そこで、本実施例では、空気循環管34に排出された空気および生成水は、フッ化水素処理器50に投入され、生成水中に含まれるフッ素イオンが除去またはフッ素イオン濃度が低減される。フッ化水素処理器50の詳細については後述する。
フッ化水素処理器50を通過してフッ素イオンが除去またはフッ素イオン濃度が低減された生成水は、空気と共に空気加湿器33に戻されて、加湿のための水源として利用される。
燃料供給系40は、高圧水素を貯蔵する高圧水素タンク41、高圧水素タンク41と燃料電池20の燃料供給部23とを接続する燃料供給管42、燃料供給管42の途中に配置され、水素を加湿するための水素加湿器43、燃料電池20の燃料排出部24と水素加湿器43とを接続する燃料循環管44、燃料循環管44の途中に配置されているフッ化水素処理器50、フッ化水素処理器50と水素加湿器43との間に配置されている水素ポンプ45を備えている。なお、高圧水素タンク41に代えて水素貯蔵合金を内包する水素容器が用いられても良い。
燃料電池20の燃料供給部23近傍における燃料供給管42には、燃料供給管42を流れる水素流量の調整または水素流動を停止するための燃料供給バルブ421が備えられている。また、燃料電池20の燃料排出部24近傍における燃料循環管44には、燃料循環管44を流れる水素オフガス流量の調整または水素オフガス流動を停止するための燃料排出バルブ441が備えられている。
燃料供給系40の動作について水素(水素リッチガス)の流れを追って簡単に説明する。高圧水素タンク41から供給された水素は、燃料電池20が備える固体高分子膜の乾燥を防ぐために水素加湿器43によって所定の湿度まで加湿される。水素加湿器43によって加湿された水素(水素+水蒸気)は、燃料供給管42および燃料供給部23を介して燃料電池20内部に供給される。
燃料電池20に供給された水素のうち、起電反応において消費されなかった水素は未反応水素(アノードオフガス)として、燃料排出部24から燃料循環管44へと排出される。燃料電池20のアノード側では、この他に、カソード側で生成した生成水がアノード側に移動することによって逆拡散水が発生する。したがって、燃料排出部24からは、未反応水素と共に逆拡散水が燃料循環管44へと排出される。
燃料循環管44に排出された水素および逆拡散水は、フッ化水素処理器50に投入される。フッ化水素処理器50を通過してフッ素イオンが除去またはフッ素イオン濃度が低減された逆拡散水は、水素と共に水素ポンプ45によって水素加湿器43に戻されて、加湿のための水源として利用される。
図2を参照してフッ化水素処理器50について詳細に説明する。第1の実施例におけるフッ化水素処理器50は、アルカリ性の中和剤を用いた中和反応によりフッ化水素HFを中和してフッ化物化することによって、生成水または逆拡散水に含まれるフッ素イオンを除去またはフッ素イオン濃度を低減する。本実施例では中和剤として石灰石(CaCO3)を用いているが、この他にも重曹(Na2CO3)、消石灰(Ca(OH)2)等を用いても良い。本実施例では、生成水および逆拡散水のほとんどが気体(水蒸気)としてフッ化水素処理器50に投入されるので、一般的に、気体の処理に向いている石灰石を用いた乾式法が用いられる。
フッ化水素処理器50は、石灰石を連続供給するタイプの処理器であり、石灰石を貯め置く供給部501から、反応により消費された量に相当する石灰石が反応部502に対して連続的に供給される。反応部502では、空気循環管34(燃料循環管44)を介して供給されたフッ化水素(フッ素イオン)と石灰石の中和反応が進行してフッ化カルシウム(CaF2)が生成される。この結果、生成水または逆拡散水中からフッ化水素(フッ素イオン)が除去され、フッ化水素処理器50からは、フッ化水素(フッ素イオン)を含まない生成水または逆拡散水が排出される。
反応部502において生成されたフッ化カルシウムおよび未反応の石灰石は、回収部503によって回収され、廃棄部504に貯め置かれる。廃棄部504に貯め置かれたフッ化カルシウムおよび未反応の石灰石は、必要に応じて、例えば、排出口505を開いて重力により、あるいは、廃棄部504の両側面に開口部506a、506bをそれぞれ設けて、一方の開口部506aから他方の開口部506bへとフッ化カルシウムおよび未反応の石灰石を押し出すことによって廃棄部504から取り除かれる。なお、未反応の石灰石は再利用可能であることは言うまでもない。
以上説明したように第1の実施例に係る固体高分子膜型燃料電池システム10によれば、フッ化水素処理器50を備えるので、仮に燃料電池20から排出される生成水または逆拡散水中にフッ素イオン(フッ化水素)が含まれていたとしても、フッ素イオンを除去することができる。また、フッ素イオン濃度を低減するに止まる場合であっても、フッ素イオン濃度の低減によりフッ化水素の急増を十分に抑制、防止することができる。
第1の実施例における固体高分子膜型燃料電池システム10においてフッ素イオン(フッ化水素)がどの程度、低減または除去されるかについて実験例および実験結果を示す図3に基づいて説明する。図3はフッ化水素+水蒸気からなる気体をフッ化水素処理器50を用いて処理した結果を示す説明図である。
この実験は、生成水または逆拡散水がフッ化水素処理器50に投入される際の一般的な温度である80℃の環境下、フッ化水素と水蒸気ガス過飽和状態で行われた。石灰石充填層、すなわち反応部502に対して一定濃度のフッ化水素と水蒸気とを0.1〜10(リットル/min)で供給した。
実験の結果は図3に示すとおりであり、未処理の場合の比較例(処理前)に対して、処理後は、フッ化水素濃度は検出限界以下となった。したがって、第1の実施例における固体高分子膜型燃料電池システム10によれば、空気供給管32、空気循環管34、燃料供給管42、燃料循環管44におけるフッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
第2の実施例:
図4および図5を参照して第2の実施例に係る固体高分子型燃料電池システムにおいて用いられるフッ化水素処理器51について詳細に説明する。図4は第2の実施例におけるフッ化水素処理器51の構成並びに作用を模式的に示す説明図である。図5は第2の実施例におけるフッ化水素処理器51に用いられる中和剤カートリッジを模式的に示す説明図である。なお、第2の実施例に係る固体高分子膜型燃料電池システムの構成は、フッ化水素処理器51の具体的構成を除いて第1の実施例に係る固体高分子膜型燃料電池システム10と同様であるから同一の符号を付してその説明を省略する。
第2の実施例におけるフッ化水素処理器51は、アルカリ性の中和剤を用いた中和反応によりフッ化水素HFを中和してフッ化物化することによって、生成水または逆拡散水に含まれるフッ素イオンを除去またはフッ素イオン濃度を低減する点では第1の実施例におけるフッ化水素処理器50と同様である。
一方、第2の実施例におけるフッ化水素処理器51は、石灰石がカートリッジによって供給される点で連続供給タイプの第1の実施例におけるフッ化水素処理器50と異なる。フッ化水素処理器51は、円筒形状を有し、本体部511に対して石灰石を内包する円筒形状のカートリッジ512が装着されて用いられる。
カートリッジ512は、図5に示すように燃料電池20から延びる空気循環管34(燃料循環管44)を受ける受け部513を有する。カートリッジ512の受け部513を囲む領域は反応部514として機能する。反応部514では、空気循環管34(燃料循環管44)を介して供給されたフッ化水素(フッ素イオン)と石灰石の中和反応が進行してフッ化カルシウム(CaF2)が生成される。
カートリッジ512が本体部511に装着されることによりカートリッジ512の外周面と本体部511の内周面との間に形成されるシール層の一部には、空気加湿器33または水素加湿器43へと延伸する空気循環管34(燃料循環管44)が配置されている。
フッ化水素処理器51は、作動時に本体部511およびカートリッジ512が図示しない駆動部によって矢印で示すように回転駆動され、この結果、反応部514における遠心力によって生成水または逆拡散水中に含まれるフッ化水素と石灰石との反応が促進される。フッ化水素(フッ素イオン)が除去された生成水または逆拡散水は、空気循環管34(燃料循環管44)を介してフッ化水素処理器51から空気加湿器33または水素加湿器43へと排出される。
カートリッジ512の反応部514に生成されたフッ化カルシウムは、適宜、投入部515から石灰石を加圧導入することによって除去、回収することができる。
以上説明したように第2の実施例に係る固体高分子膜型燃料電池システムによれば、第1の実施例に係る固体高分子膜型燃料電池システム10と同様の作用効果に加えて、カートリッジ512によって中和剤を取り扱うので、中和剤の取り扱いを容易化することができる。また、フッ化水素処理器51の小型化が可能となり、例えば、車両等の移動体においても容易に用いることができる。
その他の実施例:
図6を参照してフッ化水素処理器のその他の態様1について詳細に説明する。図6は他の態様1に係るフッ化水素処理器の構成を模式的に示す説明図である。図6に示すフッ化水素処理器52は、イオン捕集型のフッ化水素処理器である。フッ化水素処理器52は、燃料電池20から延びる空気循環管34(燃料循環管44)と、空気加湿器33(水素加湿器43)に延伸する空気循環管34(燃料循環管44)との間にイオン交換樹脂膜521を備えている。
この態様に係るフッ化水素処理器52によれば、生成水または逆拡散水中に含まれるフッ素イオンはイオン交換樹脂膜521に捕集され、結果としてフッ素イオンを含有しない生成水または逆拡散水をフッ化水素処理器52から排出することができる。イオン交換樹脂膜521に吸着(捕集)されたフッ素イオンは、逆洗時に濃縮して回収することができる。
図7を参照してフッ化水素処理器のその他の態様2について詳細に説明する。図7は他の態様2に係るフッ化水素処理器の構成を模式的に示す説明図である。第2の実施例におけるフッ化水素処理器51は、石灰石がカートリッジによって供給されていたが、本態様2に係るフッ化水素処理器53は、石灰石が予め内蔵されている非カートリッジ型のフッ化水素処理器である。フッ化水素処理器53は、石灰石と、石灰石および反応により生成されるフッ化カルシウムの流出を防止するネット531を備えている。フッ化水素処理器53は、フッ化水素(フッ素イオン)の除去能力が低下すると、ネット531が取り外され、石灰石よおびフッ化カルシウムが取り除かれ、新たな石灰石が装填され、ネット531が取り付けられることで、再び用いられる。
この態様に係るフッ化水素処理器53によれば、生成水または逆拡散水中に含まれるフッ素イオンは、ネット531によって保持されている石灰石によって除去され、結果としてフッ素イオンを含有しない生成水または逆拡散水をフッ化水素処理器53から排出することができる。
第1および第2の実施例では、水蒸気に対して乾式法によるフッ化水素の処理方法を用いたが、水蒸気を液化して液状の生成水または逆拡散水と共に湿式法によってフッ化水素を処理しても構わない。なお、一般的に、気体に対しては乾式法が、液体に対しては湿式法がそれぞれ適当であるといわれているが、燃料電池システム10における生成水または逆拡散水は、水蒸気または/および液体として気液混合の状態でシステム内に存在する可能性がある。したがって、水蒸気および液体のどちらに対してもフッ素イオンを除去またはフッ素イオン濃度を低減することができることが望ましい。
湿式法の場合には、中和剤として例えば、硫酸ナトリウム(NaSO4)を用いる方法、Swift法がフッ化水素(フッ素イオン)を除去する手法として知られており、これら手法を上記実施例に適用しても良い。また、この他にも乾式、湿式を問わず、フッ化水素を中和してフッ化物を生成することができる中和剤であればどのような中和剤を用いても構わない。
イオン捕集法を採用する場合には、イオン交換樹脂膜521に代えて、活性アルミナ、アパタイト、火山灰土壌、木炭等の吸着材を用いても良い。フッ素イオンを吸着することによって、フッ素イオン濃度の低減またはフッ素イオンの除去が可能である。また、気液混合系に有効なフッ素イオンの吸着(捕集)処理として、活性炭、活性化炭素繊維、ゼオライトを用い、吸着後は脱着別途処理または焼却処理を行う手法がある。さらに、逆浸透膜を用いてフッ素イオンを含む溶液(水)を濃縮処理することによって生成水または逆拡散水からフッ素イオンを除去しても良い。
上記各実施例では、燃料電池20から排出された空気が循環利用される場合の構成に基づいて説明したが、燃料電池20から排出された空気がそのまま大気中に放出される構成を備えても良い。かかる場合であっても、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
燃料供給系40において、フッ化水素処理器50の下流側に燃料循環管44から排出燃料(水素含有ガス)を排出するためのバルブをもうけ、水素濃度を所定濃度以下に希釈した後に大気へ放出する構成を備えても良い。かかる構成を備えることによって、循環燃料中に含まれる窒素を燃料供給系40から排出することができる。また、かかる構成を備える場合であっても、フッ化水素による配管の腐食、劣化を防止することができる。
以上、いくつかの実施例に基づき本発明に係る固体高分子膜型燃料電池システムについて説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
本願の実施例に共通して用いられ得る固体高分子型燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。 第1の実施例に係る固体高分子型燃料電池システムにおけるフッ化水素処理器の構成並びに作用を模式的に示す説明図である。 フッ化水素+水蒸気からなる気体をフッ化水素処理器50を用いて処理した結果を示す説明図である。 第2の実施例におけるフッ化水素処理器51の構成並びに作用を模式的に示す説明図である。 第2の実施例におけるフッ化水素処理器51に用いられる中和剤カートリッジを模式的に示す説明図である。 他の態様1に係るフッ化水素処理器の構成を模式的に示す説明図である。 他の態様2に係るフッ化水素処理器の構成を模式的に示す説明図である。
符号の説明
10…燃料電池システム
20…燃料電池
21…空気供給部
22…空気排出部
23…燃料供給部
24…燃料排出部
30…空気供給系
31…空気ポンプ
32…空気供給管
33…空気加湿器
34…空気循環管
40…燃料供給系
41…高圧水素タンク
42…燃料供給管
43…水素加湿器
44…燃料循環管
45…水素ポンプ
50、51、52、53…フッ化水素処理器

Claims (12)

  1. 固体高分子型燃料電池システムであって、
    燃料供給部、燃料排出部、およびフッ素系固体高分子膜を有する燃料電池と、
    前記燃料電池の燃料供給部に接続され、前記燃料電池に対して燃料を供給する燃料供給管と、
    前記燃料電池の燃料排出部に接続され、前記燃料電池から未反応燃料および逆拡散水を排出する燃料排出管と、
    前記燃料排出管の途中に配置されると共に前記逆拡散水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段とを備える固体高分子型燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記フッ素イオン濃度低減手段は、フッ素イオンを捕集することにより前記逆拡散水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するイオン捕集器である固体高分子型燃料電池システム。
  3. 請求項1に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記フッ素イオン濃度低減手段は、中和剤を用いた中和反応により前記逆拡散水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去する中和器である固体高分子型燃料電池システム。
  4. 請求項3に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記中和器には、中和剤を内包する取り替え型の容器によって、前記中和剤が供給される固体高分子型燃料電池システム。
  5. 請求項3に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記中和器は、前記中和剤が連続供給される連続処理型の中和器である固体高分子型燃料電池システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記燃料排出管は、前記燃料供給管に接続されている高分子型燃料電池システム。
  7. 固体高分子型燃料電池システムであって、
    酸化ガス供給部、酸化ガス排出部、およびフッ素系固体高分子膜を有する燃料電池と、
    前記燃料電池の酸化ガス供給部に接続され、前記燃料電池に対して酸化ガスを供給する酸化ガス供給管と、
    前記燃料電池の酸化ガス排出部に接続され、前記燃料電池から排出酸化ガスおよび生成水を排出する酸化ガス排出管と、
    前記酸化ガス排出管の途中に配置されると共に前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するフッ素イオン濃度低減手段とを備える固体高分子型燃料電池システム。
  8. 請求項7に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記フッ素イオン濃度低減手段は、フッ素イオンを捕集することにより前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去するイオン捕集器である固体高分子型燃料電池システム。
  9. 請求項7に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記フッ素イオン濃度低減手段は、中和剤を用いた中和反応により前記生成水中のフッ素イオン濃度を低減またはフッ素イオンを除去する中和器である固体高分子型燃料電池システム。
  10. 請求項9に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記中和器には、中和剤を内包する取り替え型容器によって、前記中和剤が供給される中和器である固体高分子型燃料電池システム。
  11. 請求項9に記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記中和器は、前記中和剤が連続供給される連続処理型の中和器である固体高分子型燃料電池システム。
  12. 請求項7ないし請求項11のいずれかに記載の固体高分子型燃料電池システムにおいて、
    前記酸化ガス排出管は前記酸化ガス供給管に接続されている高分子型燃料電池システム。
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