JPH06154768A - フッ化カルシウム回収装置 - Google Patents

フッ化カルシウム回収装置

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JPH06154768A
JPH06154768A JP31476792A JP31476792A JPH06154768A JP H06154768 A JPH06154768 A JP H06154768A JP 31476792 A JP31476792 A JP 31476792A JP 31476792 A JP31476792 A JP 31476792A JP H06154768 A JPH06154768 A JP H06154768A
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忠弘 大見
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伸 佐藤
Tadashi Takadoi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔に上向
流にて通水し、含有されるフッ素をCaF2 として分
離、回収する際、粒子の塔外流出を低減する。 【構成】 炭酸カルシウム充填塔1の下部にフッ素含有
水の供給管3を設け、上部に溢流壁4Aを有した集水ト
ラフ4を介して処理水排水管5を設ける。集水トラフ4
の周囲には多孔板6及び遮蔽板7を設ける。 【効果】 給水管3よりフッ素含有水を導入して上向流
にて処理する。多孔板6及び遮蔽板7により粒子の塔外
流出が防止される。高純度のCaF2 を高い回収率で得
ることができると共に、高水質の処理水を得ることが可
能とされる。差圧の上昇、圧力損失等の問題もなく、安
定かつ安全な運転を長期に亘り継続的に行なうことが可
能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフッ化カルシウム回収装
置に係り、特に、フッ素含有水を炭酸カルシウム粒子充
填塔に上向流で通水接触させて、含有されるフッ素をフ
ッ化カルシウムとして分離、回収するための装置におい
て、炭酸カルシウム粒子やフッ素と反応した該粒子の塔
外への流出を防止し、効率的な処理を行なうことを可能
としたフッ化カルシウム回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フッ素含有水を炭酸カルシウム
(CaCO3 )と反応させてフッ化カルシウム(CaF
2 )として回収することは知られているが、フッ素含有
水を炭酸カルシウム充填塔に上向流にて通水してフッ素
を回収する上向流型処理装置は公表されていない。
【0003】フッ素をCaCO3 と反応させると、当該
フッ素の形態がフッ酸である場合には、炭酸(CO2
ガスを発生することから、炭酸カルシウム充填塔内は、
気−液−固の三相流動状態となる。この状況下で炭酸カ
ルシウム充填塔へ通水を行なうと、フッ素含有水のフッ
酸濃度が高い場合には、通水量の数倍〜数十倍のガスが
発生する。従って、上向流にて通水すると、気泡に同伴
されて粒子が大量に塔外へ流出してしまう。
【0004】CaCO3 との反応でガスを発生しないフ
ッ化アンモニウム(NH4 F)系のフッ素含有水を炭酸
カルシウム充填塔に通水する場合には、炭酸カルシウム
粒子同志が固着して反応を阻害したり差圧上昇を引き起
こしたりするのを防止するために、空気を供給してバブ
リングするなどの対策を講じる必要がある。このため、
このような反応によるガス発生を伴わない系であって
も、炭酸カルシウム充填塔内は、気−液−固の三相混合
状態となり、上昇する気泡に同伴されて粒子が塔外に流
出し易い。
【0005】このように、フッ素含有水を炭酸カルシウ
ム充填塔に通水してフッ素の分離、回収を行なう際、い
ずれの場合も、炭酸カルシウム充填塔内は気−液−固の
三相混合状態となることから、固体である炭酸カルシウ
ム粒子の充填塔外への流出を防止して、充填塔内の混合
相から、気体分と液体分のみを抜き出す必要がある。
【0006】即ち、炭酸カルシウム充填塔から濾材であ
る炭酸カルシウム粒子が流出すると、 CaF2 化反応効率が悪化する。 炭酸カルシウム粒子と共に、CaF2 が流出する。 などにより、CaF2 回収率が低下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、この濾
材であるCaCO3 粒子の流出防止対策として、炭酸カ
ルシウム充填塔にストレーナを設けることについて種々
検討したが、ストレーナでは数時間〜数日の運転で目詰
りを起こし、充填塔内の差圧が上昇し、液漏れや機器破
損のおそれがあった。
【0008】また、洗浄可能な濾過材とストレーナとの
併用も試みたが、この場合には、濾過材による完全なS
S分離が困難であるため、やはり、ストレーナの目詰り
が徐々に進行し、差圧上昇等の問題を解消することはで
きなかった。
【0009】本発明は上記従来の実情に鑑みてなされた
ものであって、フッ素含有水を炭酸カルシウム充填塔に
上向流にて通水して含有されるフッ素をCaF2 として
分離、回収する際、炭酸カルシウム等の粒子の塔外流出
を低減することにより、安定かつ効率的な処理を行なう
ことを可能とするフッ化カルシウム回収装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフッ化カルシウ
ム回収装置は、フッ素含有水を炭酸カルシウム粒子と接
触させてフッ化カルシウムを回収するためのフッ化カル
シウム回収装置において、炭酸カルシウム充填塔と、該
充填塔の下部にフッ素含有水を供給する手段と、該充填
塔内の上部に設けられた溢流壁を有する処理水排出手段
と、該溢流壁の流入側領域の下側に設けられた、気泡の
該領域への流入防止部材を有してなる粒子の塔外への流
出防止手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明装置においては、フッ素含有水供給手段
により炭酸カルシウム充填塔の下部にフッ素含有水を導
入して上向流で炭酸カルシウム粒子と接触させる。上昇
する処理水や、発生した炭酸ガス気泡(又はバブリング
のために吹き込まれた気泡)と共に炭酸カルシウム粒子
及び一部又はすべてがCaF2 となった粒子(以下、こ
れらを単に粒子ということがある。)が上昇する。溢流
壁の近くまで来ると、気泡流入防止部材が設けられてい
るために、気泡が溢流壁近傍領域に入り込むことが阻止
され、粒子と水のみが溢流壁に向って流れる。この粒子
は溢流壁によってオーバーフローが阻止され、主として
水のみが処理水排出手段から排出される。
【0012】このように、粒子の塔外への流出が防止さ
れるため、CaF2 化反応効率の低下やCaF2 の流出
が防止され、高純度のCaF2 を高い回収率で得ること
ができると共に、高水質の処理水を得ることが可能とさ
れる。
【0013】しかも、溢流壁は目詰り等の問題がなく、
従って、差圧の上昇、圧力損失等の問題もなく、安定か
つ安全な運転を長期に亘り継続的に行なうことが可能と
される。
【0014】本発明においては、好ましくは、溢流壁の
流入側の領域に、溢流壁に近づくほど水面下深く没する
ように傾斜する多孔板を設け、この多孔板と溢流壁との
間の領域のうち最下レベル部分に、下方に向って開放す
るように沈降粒子の流出用開口を設ける。そして、この
開口の下側に、該開口に対峙するように前記気泡流入防
止部材を設ける。この多孔板としては、目詰りが生じな
いように十分に大きく、しかも気泡は殆ど通り抜けない
ように過度に大きくはない孔を有するものを用いる。
【0015】かかる構成によると、塔内を上昇してきた
水、粒子及び気泡のうち、水及び少量の粒子のみが多孔
板を通り抜けて溢流壁に向う。この粒子は溢流壁をオー
バーフローできず、沈降粒子の流出用開口から下方へ戻
される。
【0016】なお、この流出用開口に対峙するように気
泡流入防止部材が設けられているから、気泡が多孔板と
溢流壁との間の領域に入り込むことはない。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0018】図1は本発明のフッ化カルシウム回収装置
の一実施例を示す断面図、図2は図1の要部拡大図であ
る。
【0019】図示のフッ化カルシウム回収装置は、内部
に炭酸カルシウム粒子の充填層2を形成した炭酸カルシ
ウム充填塔1と、炭酸カルシウム充填塔1の底部に接続
されたフッ素含有水給水管3と、炭酸カルシウム充填塔
1内の上部に設けられた集水トラフ4及び処理水の排水
管5と、この集水トラフ4の周囲に設けられた多孔板6
及び集水トラフ4の下方に設けられた気泡流入防止部材
としての遮蔽板7とを備える。
【0020】この集水トラフ4は上が開いた円筒状の容
器よりなり、周壁部分が溢流壁4Aとなっている。
【0021】多孔板6は、上部及び下部が開放された中
空逆円錐台形状であり、集水トラフ4の溢流壁4Aの上
端のわずかに上方の位置から、集水トラフ4の底部4B
下方の位置にかけて、集水トラフ4と同軸的に設けられ
ている。この多孔板6は、集水トラフ4の溢流壁4Aの
外周部において、該溢流壁4Aに向って傾斜する下り勾
配の傾斜面を形成している。
【0022】遮蔽板7は、底部が開放された中空円錐形
状であり、多孔板6の下端6Aとの間に開口8が形成さ
れるように設けられている。この遮蔽板7は支持部材9
Eによって排水管5に垂設されている。
【0023】図中、9A,9B,9C,9Dは多孔板6
の支持部材である。なお、充填層2をほぐすために散気
管10を設けても良い。
【0024】本実施例のフッ化カルシウム回収装置にあ
っては、給水管3より炭酸カルシウム充填塔1内に導入
されたフッ素含有水は、炭酸カルシウム充填層2を上向
流にて通過する間に、含有されるフッ素がCaCO3
子と反応してCaF2 として固定される。処理水、粒子
及び気泡は充填塔1内を上昇し、処理水及び少量の粒子
は多孔板6の孔を通過する。処理水は、集水トラフ4の
溢流壁4Aを超えて集水トラフ4内に入り、排水管5よ
り排出される。粒子は、溢流壁4Aをオーバーフローで
きず、沈降し、開口8から充填層2へ戻る。
【0025】気泡は、充填塔1内を上昇して液面より放
散されるが、その際、遮蔽板7により開口8への流入が
阻止され、多孔板6の傾斜面に沿って上昇し、集水トラ
フ4から離れた位置で放散されるようになる。
【0026】なお、処理水及び気泡の上昇により、粒子
が同伴して上昇するが、このように、発生ガスの気泡の
上昇流が多孔板6及び遮蔽板7により剪断ないし誘導さ
れることにより、その浮上進路が変えられ、集水トラフ
4より離れた位置に浮上することから、粒子の一部は、
気泡に同伴され、気泡と同様に集水トラフ4から離れた
位置に上昇する。
【0027】大部分の粒子は多孔板6により流入を阻止
されるが、多孔板6の孔を通過して多孔板6と集水トラ
フ4との間に流入した少量の粒子は、前述の如く、多孔
板6の下部からの気泡の上昇が遮蔽板7で阻止され、多
孔板6と集水トラフ4との間には浮上気泡が殆どないた
め、気泡により再度持ち上げられることなく、多孔板6
の下端6Aと遮蔽板7との開口8から速やかに流下する
(矢印X)。
【0028】このように、集水トラフ4、多孔板6及び
遮蔽板7が気−液−固の三相混合相の有効な分離板とし
て作用して、粒子の流出を防止し、処理水のみを排出す
ることが可能とされる。
【0029】図1,2に示すフッ化カルシウム回収装置
において、多孔板の開孔率は5〜50%以下、特に10
〜30%であることが望ましい。開口径は2〜20m
m、とりわけ4〜10mmが好ましい。
【0030】また、多孔板の傾斜角度は、図2に示す水
平面との角度αが30〜75°であることが好ましい。
特に、直径0.3mm程度の炭酸カルシウム粒子を用い
る場合には、αは55〜65°、とりわけ60°程度で
あることが好ましい。
【0031】この多孔板は、1枚に限らず、相似形状の
ものを同軸的に且つ相互間に適宜の間隔をあけて複数枚
設けて用いることもでき、このように複数枚の多孔板を
設けることにより、粒子の流出防止効果をより一層高め
ることができる。
【0032】また、遮蔽板の傾斜角度は、図2に示す水
平面との角度βが多孔板の傾斜角度αとほぼ同程度であ
ることが好ましい。
【0033】なお、図1,2に示すフッ化カルシウム回
収装置は本発明のフッ化カルシウム回収装置の一実施例
であって、本発明はその要旨を超えない限り、何ら図示
のものに限定されるものではない。
【0034】図示の実施例装置では、多孔板の形状が中
空円錐台形状であるが、これに限らず、中空角錐台形
状、その他、中空円柱状形状、中空角柱状形状であって
も良い。また、遮蔽板についても中空円錐形状の他、中
空角錐形状、平板状、円筒形状、角筒形状等とすること
ができる。
【0035】更に、集水トラフの周囲に設ける粒子の流
出防止手段は、図示のような多孔板と遮蔽板との組み合
せによるものに限らず、上昇気泡の流入を防いで粒子の
流出を有効に防止し得るものであれば良く、その他の手
段であっても良い。
【0036】本発明において、濾材となる炭酸カルシウ
ム粒子の大きさ等には特に制限はないが、通常の場合、
直径約0.3mm程度の炭酸カルシウム粒子が用いられ
る。このような炭酸カルシウム粒子は、フッ素との反応
により、反応終結時には、ほぼ同一径のCaF2 粒子と
なる。
【0037】また、炭酸カルシウム充填塔へのフッ素含
有水の通水速度等にも特に制限はないが、通常の場合、
充填塔内の水流速は1〜30m/hr、ガス流速は0〜
1000m/hr程度となる。このような水流速及びガ
ス流速では、多くの場合、濾材であるCaCO3 粒子は
流動化している。
【0038】なお、本発明のフッ化カルシウム回収装置
は大気開放型、密閉加圧型のいずれの形態でも良い。
【0039】本発明のフッ化カルシウム回収装置は、必
要に応じ多段に直列設置され、フッ素含有水は、フッ化
カルシウム回収装置により多段に処理される。即ち、排
水管から排出された処理水は、後段のフッ化カルシウム
回収装置の給水管より後段のフッ化カルシウム回収装置
に導入されて処理される。
【0040】以下に具体的な実施例を挙げて本発明をよ
り詳細に説明する。
【0041】実施例1 図1に示す如く、下記仕様の多孔板(第1の多孔板)と
遮蔽板とを設けた、内径315mm、高さ1700mm
の円筒型フッ化カルシウム回収装置に、直径0.3mm
の炭酸カルシウム粒子を60リットル充填し、HF=8
60mg−F/l,NH4 −F=300mg−F/lの
フッ素含有水を2.5m3 /hrで上向流にて通水し
た。
【0042】第1の多孔板 上端の大径部の直径:270mm 下端の小径部の直径: 80mm 傾斜角度α : 60° 孔 直 径 : 5mm 開 口 率 : 15%遮蔽板 下端開口部の直径 : 100mm 傾斜角度β : 60° 排水管より得られた処理水に同伴する粒子流出量を測定
し、結果を表1に示した。
【0043】実施例2 実施例1において、下記仕様の第2の多孔板を前記第1
の多孔板の内側に25mmの間隔で該第1の多孔板と同
軸的に並行して設置し、多孔板を2枚としたこと以外は
同様にして粒子の流出量を調べ、結果を表1に示した。
【0044】第2の多孔板 上端の大径部の直径:220mm 下端の小径部の直径: 80mm 傾斜角度α : 60° 孔 直 径 : 5mm 開 口 率 : 15% 実施例3 実施例2において、下記仕様の第3の多孔板を更に前記
第2の多孔板の内側に25mmの間隔で、第1及び第2
の多孔板と同軸的に並行して設置し、多孔板を3枚とし
たこと以外は同様にして粒子の流出量を調べ、結果を表
1に示した。
【0045】第3の多孔板 上端の大径部の直径:170mm 下端の小径部の直径: 80mm 傾斜角度α : 60° 孔 直 径 : 5mm 開 口 率 : 15% 比較例1 多孔板及び遮蔽板を設けなかったこと以外は、実施例1
と同様に行なって、粒子の流出量を調べ、結果を表1に
示した。
【0046】比較例2 実施例1において、多孔板の代りに、同形状の無孔板を
用いたこと以外は同様に行なって、粒子の流出量を調べ
結果を表1に示した。
【0047】比較例3 実施例2において、2枚の多孔板の代りに、同形状の2
枚の無孔板を用いたこと以外は同様に行なって、粒子の
流出量を調べ結果を表1に示した。
【0048】比較例4 実施例3において、3枚の多孔板の代りに、同形状の3
枚の無孔板を用いたこと以外は同様に行なって、粒子の
流出量を調べ結果を表1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】表1より、本発明のフッ化カルシウム回収
装置によれば、粒子の流出量が著しく低減されることが
明らかである。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のフッ化カル
シウム回収装置によれば、炭酸カルシウム充填塔にフッ
素含有水を上向流で通水してフッ素の分離、回収を行な
うにあたり、粒子の塔外流出を有効に防止して高純度の
CaF2 を高収率で回収すると共に、高水質の処理水を
得ることが可能とされる。しかも、本発明のフッ化カル
シウム回収装置によれば、充填塔内の溢流壁部分で圧力
損失がなく、運転の安定性、安全性に優れ、安定かつ効
率的な運転を長期にわたり継続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフッ化カルシウム回収装置の一実施例
を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 炭酸カルシウム充填塔 2 炭酸カルシウム充填層 3 給水管 4 集水トラフ 4A 溢流壁 5 排水管 6 多孔板 7 遮蔽板 8 開口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素含有水を炭酸カルシウム粒子と接
    触させてフッ化カルシウムを回収するためのフッ化カル
    シウム回収装置において、 炭酸カルシウム充填塔と、 該充填塔の下部にフッ素含有水を供給する手段と、 該充填塔内の上部に設けられた溢流壁を有する処理水排
    出手段と、 該溢流壁の流入側領域の下側に設けられた、気泡の該領
    域への流入防止部材を有してなる粒子の塔外への流出防
    止手段と、を備えたことを特徴とするフッ化カルシウム
    回収装置。
JP31476792A 1992-11-25 1992-11-25 フッ化カルシウム回収装置及びフッ化カルシウム回収方法 Expired - Lifetime JP3301128B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100291899B1 (ko) * 1996-12-24 2001-11-14 이구택 폐수중불소,크롬6가이온을저감시키기위한폐수처리방법
JP2005038823A (ja) * 2003-07-02 2005-02-10 Toyota Motor Corp 固体高分子型燃料電池システム
CN104341034A (zh) * 2014-10-30 2015-02-11 南京大学环境规划设计研究院有限公司 一种含氟废水高效沉淀与泥水分离一体化装置及其处理方法

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