JP6501562B2 - 固体高分子形燃料電池の運転方法 - Google Patents
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Description
前記固体高分子形燃料電池の発電性能が低下したとき、あるいは発電性能が低下する可能性が高いときに、発電運転を停止する運転停止工程と、
前記運転停止工程の後に、前記冷却水循環路から前記セルに冷却水を供給して、前記酸素含有ガス流路に前記冷却水が充満した状態である水没状態とする水没工程と、
前記水没工程の後に、前記酸素含有ガス流路における前記冷却水の流動を停止させる静置工程と、
前記静置工程の後に、前記酸素含有ガス流路から前記冷却水を排出する排出工程と、
前記排出工程の後に発電運転を開始する運転開始工程とを有する点にある。
以下に図面を参照して第1実施形態に係る燃料電池システムの構成および動作について説明する。
図1は、燃料電池システムの構成を説明する図である。燃料電池システムは、固体高分子形燃料電池FC(以下、単に「燃料電池FC」と記載する)を備える。燃料電池FCは固体高分子電解質膜4を燃料極3及び酸素極5で挟んで構成されるセルCを複数積層して備える。尚、図1中では簡略化のため単一のセルCのみを記載している。燃料極3には燃料ガス(水素)が供給され、酸素極5には酸素含有ガス(空気)が供給され、もって発電が行われる。酸素極5には、酸素含有ガスが通流する酸素含有ガス流路が設けられる。
燃料電池FCの発電運転を行っている間、燃料極排ガス路15を通じて燃料極排ガスが燃焼器2に供給され、その結果、燃焼器2では、燃料極排ガスに残存している水素が燃焼される。
また、運転制御装置27は、燃料電池FCの発電運転を行っている間、酸素極排ガス路18の途中に設けている三方弁V4を、酸素極5側から排出側に通流させる方向に開弁して酸素極排ガスを外部に排出させる。
尚、運転制御装置27は、改質器1で燃料ガスを生成するとき、改質器1に原燃料を供給し、且つ、冷却水循環路19に設けているポンプP1を動作させると共に冷却水循環路19から分岐した改質用水供給路20に設けている弁V2を開弁して改質器1に改質用水を供給する。改質器1には上述したように燃焼器2で発生される燃焼熱が与えられて、水蒸気改質反応が促進される。
図2は、本実施形態に係る燃料電池システムで行われる洗浄処理制御(固体高分子形燃料電池の運転方法)を示すフローチャートである。運転制御装置27は、発電性能が低下した際、あるいは発電性能が低下する可能性が高いとき、洗浄処理制御を行う。本実施形態では、燃料電池FCの出力電圧が低下した際、発電性能が低下したと判断する。なお、燃料電池FCの起動からの経過時間が所定の閾値を超えた際、あるいは燃料電池FCの設置からの累積運転時間が所定の閾値を超えた際、発電性能が低下する可能性が高いと判断するように運転制御装置27を構成してもよい。
次に図3を参照して第2実施形態に係る燃料電池システムの構成および動作ついて説明する。第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を用い説明を省略する。
第2実施形態で行われる洗浄処理制御(固体高分子形燃料電池の運転方法)について以下説明する。まず工程#1(運転停止工程)は、第1実施形態と同様に行われる。工程#2(接続工程)については、第2実施形態では冷却部6への冷却水供給により水没状態が実現されるので、工程#2は省略される。
第1実施形態に係る洗浄処理制御(冷却水循環路19を酸素極5の酸素含有ガス流路に接続して冷却水を供給)による汚染物質等の除去の効果を確認するため、以下の実験を行った。
特許文献1に記載された触媒層中の水量を増加させる制御による汚染物質の除去効果を測定した。具体的には、燃料電池FCの運転中に燃料電池FCにおける反応生成水の凝縮量、蒸発量を制御して触媒層中の含水量を増加させ、その状態で12時間運転した。停止後、純水に浸漬して洗い出した後、冷却水を新しいものに入れ替えて通常出力による運転を再開し、その際の冷却水を採取して、汚染物質の濃度を測定した。
酸素極5の酸素含有ガス流路を水没状態にして12時間放置し(静置工程)、続いて排出工程を行った。その後冷却水を入れ替えて通常出力による運転を再開し、その際の冷却水を採取して、汚染物質の濃度を測定した。
(1)第1実施形態および第2実施形態の運転停止工程では、燃料極3(セルC)への燃料ガスの供給の停止と、酸素極5(セルC)への空気の供給を停止と、冷却部6(セルC)への冷却水の供給の停止とを行ったが、洗浄処理制御を行うにあたっては燃料電池FCの発電が停止し酸素極5の酸素含有ガス流路への冷却水の充満が可能であればよい。よって燃料極3(セルC)への燃料ガスの供給、酸素極5(セルC)への空気の供給、冷却部6(セルC)への冷却水の供給のいずれかが継続している場合であっても発電が停止した運転停止工程であるといえる。
4 :電解質膜
5 :酸素極
6 :冷却部
19 :冷却水循環路
C :セル
Claims (5)
- 固体高分子電解質膜を燃料極と酸素含有ガス流路を有する酸素極とで挟んで構成されるセルと、前記セルから流出した冷却水を循環させて前記セルに供給する冷却水循環路を有する固体高分子形燃料電池の運転方法であって、
前記固体高分子形燃料電池の発電性能が低下したとき、あるいは発電性能が低下する可能性が高いときに、発電運転を停止する運転停止工程と、
前記運転停止工程の後に、前記冷却水循環路から前記セルに冷却水を供給して、前記酸素含有ガス流路に前記冷却水が充満した状態である水没状態とする水没工程と、
前記水没工程の後に、前記酸素含有ガス流路における前記冷却水の流動を停止させる静置工程と、
前記静置工程の後に、前記酸素含有ガス流路から前記冷却水を排出する排出工程と、
前記排出工程の後に発電運転を開始する運転開始工程とを有する固体高分子形燃料電池の運転方法。 - 前記排出工程は、前記酸素含有ガス流路から排出された前記冷却水を前記冷却水循環路の外に排出する請求項1に記載の固体高分子形燃料電池の運転方法。
- 前記運転停止工程の後であって前記水没工程の前に前記冷却水循環路を前記酸素含有ガス流路に接続する接続工程を有し、前記水没工程において前記冷却水循環路から前記酸素含有ガス流路に前記冷却水が供給される請求項1または2に記載の固体高分子形燃料電池の運転方法。
- 前記水没工程において前記冷却水循環路から前記酸素含有ガス流路に前記冷却水が供給される際、前記固体高分子形燃料電池を発電運転する際の前記酸素含有ガス流路における酸素含有ガスの流れる方向とは逆の方向に前記冷却水が流れる請求項3に記載の固体高分子形燃料電池の運転方法。
- 前記固体高分子形燃料電池は、前記冷却水循環路から冷却水が供給されて前記セルを冷却する冷却部を有しており、
前記水没工程において前記冷却水循環路から前記冷却部に前記冷却水を供給することにより、前記酸素含有ガス流路に前記冷却水が充満した水没状態とする請求項1または2に記載の固体高分子形燃料電池の運転方法。
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