JP2005031932A - 関連帳票判定システム、電子ペン及びプログラム - Google Patents

関連帳票判定システム、電子ペン及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ある手続きを行う際に任意の帳票が、記入が必要な帳票であるか否かを自動で迅速に判定することで、容易に効率良く必要な帳票を作成することができる関連帳票判定システムを提供する。
【解決手段】関連帳票判定システム100において、利用者は電子ペン10を使用して基本帳票4aへの記入を行う。判定サーバ3は、利用者による基本帳票4aへの記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて基本帳票4aを特定する。一方、利用者は関連帳票4bへの記入を行う。判定サーバ3は、利用者による関連帳票4bへの記入データに含まれるペンIDをキーとして記入情報DB41を参照することで基本帳票IDを取得し、取得した基本帳票IDに基づいて、関連帳票テーブル3eを参照することで関連帳票情報を取得する。さらに、取得した関連帳票情報に利用者が記入した関連帳票4bの関連帳票IDが含まれているか否かを判定することで、関連帳票4bが必要帳票か否かを容易に判定できる。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子ペンを使用することにより、必要な帳票を容易且つ迅速に識別することができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
旅行申込や賃貸契約のように、利用者が複数の書類を作成しなければならない手続が多く知られている。このような手続を行う場合、利用者は、数多くのバリエーションが存在する書類のフォーム中から、自身が作成する必要がある書類のフォームを的確に選択し、過不足なく正確に記入しなければならない。
【0003】
そのため、利用者は書類の記入に関するある程度の知識を取得する必要があり、従来は、例えば旅行代理店の社員といった手続をサポートする人間が、利用者に繰り返し書類の記入に関する説明をしたり、細かなマニュアルを作成したりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような手続は頻繁に行われるものではないため、利用者1人1人に所定の知識を取得させ、正確な記入を徹底させることが難しい。また、手続をサポートする人間への負担が大きく、繁忙期には利用者の数が増えることで説明不足といったサービスの低下が問題となっていた。
【0005】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ある手続を行う際に任意の帳票が、記入が必要な帳票であるか否かを自動で迅速に判定することで、容易に効率良く必要な帳票を作成することができる関連帳票判定システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本帳票の識別情報を取得する基本帳票情報取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、取得した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備える。
【0007】
本発明の関連帳票判定システムによれば、利用者は電子ペンを使用して任意の基本帳票への記入を行う。本発明では、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷されているため、関連帳票判定システムは、利用者による基本帳票への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて当該基本帳票を特定することができる。一方、利用者は任意の関連帳票への記入を行う。関連帳票判定システムは、利用者による関連帳票への記入データに含まれるペンIDをキーとして予め記憶した記入情報を参照することで基本帳票の識別情報を取得する。さらに、関連帳票判定システムは、取得した基本帳票の識別情報に基づいて、関連情報を参照することで関連帳票情報を取得する。そして、関連帳票判定システムは、取得した関連帳票情報に利用者が記入した関連帳票の識別情報が含まれているか否かを判定する。このように、関連帳票判定システムは、記入データに基づいて任意の関連帳票が利用者にとって記入する必要のある必要帳票であるのか、又は、利用者にとって記入する必要のない不要帳票であるのかを容易に判定することができる。
【0008】
これによれば、複数の帳票への記入が必要となる複雑な手続きをサポートするスタッフは、マニュアル作成や説明等を行う必要がないため大幅に負担が軽減される。よって、繁忙期に利用者へのサービスが低下するといった問題が解決されることになる。さらに、このような複雑な手続きにおける帳票の判定を利用者の簡単な操作で関連帳票判定システムが自動的に行うため、当該スタッフの雇用者は人件費を大幅に削減することができる。
【0009】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段と、前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記項目の識別情報を取得する項目情報取得手段と、取得した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備える。
【0010】
本発明の関連帳票判定システムによれば、利用者は電子ペンを使用して任意の基本帳票への記入を行う。本発明では、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷されているため、関連帳票判定システムは、利用者による基本帳票への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標と予め記憶された座標情報に基づいて、当該基本帳票を構成する項目を特定することができる。一方、利用者は任意の関連帳票への記入を行う。関連帳票判定システムは、利用者による関連帳票への記入データに含まれるペンIDをキーとして予め記憶した記入情報を参照することで基本帳票を構成する項目の識別情報を取得する。さらに、関連帳票判定システムは、取得した項目の識別情報に基づいて、関連情報を参照することで関連帳票情報を取得する。そして、関連帳票判定システムは、取得した関連帳票情報に利用者が記入した関連帳票の識別情報が含まれているか否かを判定する。これによれば、関連帳票判定システムは、基本帳票を構成する項目毎に任意の関連帳票が必要帳票であるか否かを判定することができる。
【0011】
上記の関連帳票判定システムの一態様では、前記電子ペン識別情報に基づいて、前記判定手段による判定結果を前記電子ペンへ送信する判定結果送信手段をさらに備える。これによれば、電子ペンは受信した判定結果に基づいて利用者に任意の関連帳票が必要帳票であるか、又は、不要帳票であるかを告知することができる。ここで、告知とは、例えば電子ペンの振動、LEDの点滅、ディスプレイへの表示などにより任意の関連帳票が必要帳票であるか、又は、不要帳票であるかを利用者に認識させることである。これにより、複数の帳票への記入が必要な複雑な手続きを行う場合であっても、利用者はマニュアルを読んだり、手続きをサポートするスタッフからの説明を受けたりして、当該手続きに関する知識を予め取得しなくても容易に帳票への記入を行うことができる。
【0012】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、特定した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段と、を備える。
【0013】
本発明の関連帳票判定システムによれば、利用者は電子ペンを使用して任意の基本帳票への記入を行う。本発明では、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷されているため、関連帳票判定システムは、利用者による基本帳票への記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標に基づいて当該基本帳票を特定することができる。さらに、関連帳票判定システムは、取得した基本帳票の識別情報に基づいて、関連情報を参照することで関連帳票情報を取得する。そして、関連帳票判定システムは、取得した関連帳票情報を電子ペンへ送信する。これによれば、電子ペンは、利用者による関連帳票への記入データと関連帳票判定システムから受信した関連帳票情報に基づいて、当該関連帳票が利用者にとって記入する必要のある必要帳票であるのか、又は、利用者にとって記入する必要のない不要帳票であるのかを容易に判定することができる。よって、電子ペンは関連帳票への記入毎に関連帳票判定システムへ記入データを送信することなく、当該関連帳票が必要帳票であるか否かの判定を行うことができる。そのため、関連帳票判定システムの処理負担を軽減すると共に、利用者は当該関連帳票が必要帳票であるか否かの認識を迅速に行うことができる。
【0014】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連帳票として記憶する関連情報記憶手段と、前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段と、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段と、特定した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段と、を備える。これによれば、電子ペンは、基本帳票を構成する項目毎に、関連帳票への記入毎に関連帳票判定システムへ記入データを送信することなく当該関連帳票が必要帳票であるか否かの判定を行うことができる。
【0015】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段と、前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段と、前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本項目の識別情報を取得する項目情報取得手段と、取得した前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段と、前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備える。
【0016】
本発明の関連帳票判定システムによれば、利用者は電子ペンを使用して電子ペン用帳票への記入を行う。本発明では、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷されているため、関連帳票判定システムは、利用者による基本記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標と予め記憶された座標情報に基づいて、電子ペン用帳票において利用者が記入した項目を基本項目として特定することができる。一方、利用者は電子ペン用帳票において任意の項目への記入を行う。関連帳票判定システムは、利用者による関連記入データに含まれるドットパターン上の記入位置座標と予め記憶された座標情報に基づいて、電子ペン用帳票において利用者が記入した項目を関連項目として特定することができる。次に、関連帳票判定システムは、利用者による関連記入データに含まれるペンIDをキーとして予め記憶した記入情報を参照することで、利用者が記入した基本項目の識別情報を取得する。さらに、関連帳票判定システムは、取得した基本項目の識別情報に基づいて、関連情報を参照することで関連項目情報を取得する。そして、関連帳票判定システムは、取得した関連項目情報に特定した関連項目の識別情報が含まれているか否かを判定する。これによれば、関連帳票判定システムは、利用者が記入した項目に基づいて、電子ペン用帳票を構成する任意の他の項目に記入が必要であるか否かを容易に判定することができる。
【0017】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行う電子ペンであって、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、前記特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、前記記入情報記憶手段に記憶された前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段と、を備える。
【0018】
これによれば、電子ペンは、利用者による関連帳票への記入毎に当該関連帳票が必要帳票であるか否かの判定を行うことができる。また、複数の帳票への記入を必要とする複雑な手続きであっても、利用者は、当該判定結果に基づく電子ペンの振動などにより容易に必要帳票を認識し、当該手続きを進行することができる。なお、電子ペンはネットワークに接続する必要がないため、いずれの場所においてもこのような判定を行うことができる。
【0019】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により帳票毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行う電子ペンであって、前記電子ペン用帳票は前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段と、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段と、前記特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段と、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段と、前記記入情報記憶手段により記憶された前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段と、前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段と、を備える。
【0020】
これによれば、電子ペンは、利用者が記入した項目に基づいて、電子ペン用帳票を構成する任意の他の項目に記入が必要であるか否かを容易に判定することができる。さらに、電子ペンはネットワークに接続する必要がないため、いずれの場所においてもこのような判定を行うことができる。
【0021】
本発明の他の観点では、インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムは、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段、前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段、前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段、前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本帳票の識別情報を取得する基本帳票情報取得手段、前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段、取得した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、として前記コンピュータを機能させる。
【0022】
上記のプログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の関連帳票判定システム又は電子ペンを実現することができる。また、上述の関連帳票判定システム又は電子ペンの各態様も同様に実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本発明のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
【0024】
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
【0025】
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
【0026】
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
【0027】
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
【0028】
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのX/Y座標を算出する。
【0029】
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
【0030】
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
【0031】
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。
【0032】
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
【0033】
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
【0034】
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
【0035】
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
【0036】
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetoothの無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
【0037】
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のX/Y座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
【0038】
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
【0039】
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
【0040】
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
【0041】
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
【0042】
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
【0043】
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
【0044】
ドットパターンの割り当ては、通常、アプリケーション(用紙の種類)毎に行われる。即ち、ある申込書内のドットパターンは1枚の用紙の中で重複することはないが、同一の申込書には全て同じドットパターンが印刷されている。よって、利用者が電子ペン10で必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することができる。
【0045】
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
【0046】
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
【0047】
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
【0048】
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入データを受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得した記入データをそのサービスサーバ27へ送信することになる。
【0049】
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において、後述する判定サーバは、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねているものとする。
【0050】
[関連帳票判定システム]
次に、本発明に係る関連帳票判定システムについて説明する。図7に関連帳票判定システム100の概略構成を示す。図7に示す関連帳票判定システム100は、所定の帳票について、利用者が記入する必要のある必要帳票であるか又は利用者が記入する必要のない不要帳票であるかを判定するものである。帳票は基本帳票及び関連帳票を含む総称であり、基本帳票は、まず初めに利用者が記入を行う基本となる帳票である。一方、関連帳票は、基本帳票を記入した場合に必要となる帳票である。なお、本発明における帳票は、例えば旅行申込などの手続きの際に利用者が記入する書類などである。
【0051】
図7に示すように、関連帳票判定システム100は、利用者の端末装置25と判定サーバ3がネットワーク2を通じて接続されて構成される。ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。なお、判定サーバ3は、記入情報データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)41に接続されている。
【0052】
まず、本システムによる関連帳票判定方法の概要を述べておく。利用者は、電子ペン10を使用して基本帳票4aに記入を行う。基本帳票4aへの記入データは、電子ペン10から端末装置25へ送信され、端末装置25から判定サーバ3へ送信される。すると、判定サーバ3は、記入データに含まれる基本帳票4aに印刷されたドットパターンの座標データに基づいて基本帳票4aの識別情報を取得する。そして、判定サーバ3は、電子ペン10のペンIDをキーとし、取得した基本帳票4aの識別情報を時間データに対応付けて記入情報DB41に記憶する。
【0053】
一方、利用者は、電子ペン10を使用して任意の関連帳票4bに記入を行う。関連帳票4bへの記入データは、電子ペン10から端末装置25へ送信され、端末装置25から判定サーバ3へ送信される。すると、判定サーバ3は、記入データに含まれる関連帳票4bに印刷されたドットパターンの座標データに基づいて関連帳票4bの識別情報を取得する。また、判定サーバ3は、電子ペン10のペンIDに基づいて、記入情報DB41から基本帳票4aの識別情報を取得する。さらに、判定サーバ3は、基本帳票4aの識別情報に基づいて当該基本帳票4aに関連する関連帳票の識別情報を関連帳票情報として取得する。
【0054】
次に、判定サーバ3は、関連帳票4bの識別情報が、取得した関連帳票情報に含まれているか否かを判定する。ここで、関連帳票情報に関連帳票4bの識別情報が含まれている場合、基本帳票4aへの記入を行った利用者は、関連帳票4bへも記入する必要があることを意味する。一方、関連帳票情報に関連帳票4bの識別情報が含まれていない場合、基本帳票4aへの記入を行った利用者は、関連帳票4bへは記入する必要がないことを意味する。そして、判定サーバ3は、判定結果を判定結果データとして端末装置25を介し電子ペン10へ送信する。電子ペン10は、受信した判定結果データに基づいて反応をする。具体的に、電子ペン10は、「利用者は関連帳票4bが不要帳票である」との結果データを受信した場合、電子ペン10を振動させる。一方、電子ペン10は、「利用者は関連帳票4bが必要帳票である」との結果データを受信した場合、電子ペン10を振動させない。
【0055】
こうして、関連帳票判定システム100は任意の関連帳票について利用者が記入する必要があるか否かを自動で迅速に判定することができ、利用者は容易に効率良く必要な帳票への記入を行うことができる。
【0056】
次に、各構成要素について個別に説明する。まず、帳票について説明する。帳票は、例えば、旅行申込や賃貸契約の手続の際に利用者が記入し提出する書類であり、基本帳票及び関連帳票から構成されている。基本帳票は、手続において初めに記入する基本となる帳票である。一方、関連帳票は、基本帳票を記入した後に当該基本帳票に基づいて必要となる帳票であり、1つの基本帳票に対して複数の関連帳票が存在する。ここで、本発明のシステムでは、帳票は上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように、台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に氏名欄や住所欄といった項目が印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、氏名欄や住所欄などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
【0057】
帳票の例を図8に示す。図示のように、基本帳票4aには、氏名欄や住所欄といった手続きに必要な項目と、送信ボックス39と、確認ボックス40とが印刷されている。これらは、予め設定されたドットパターン上の位置座標に対して印刷されている。このような基本帳票4aの種類を帳票Aとする。また、関連帳票4b乃至4dにも、所定の手続きに必要な項目と、送信ボックス39と、確認ボックス40とが印刷されている。このような関連帳票4b乃至4dの種類を帳票B乃至Dとする。ここで、確認ボックス40とは、所定の関連帳票が必要帳票か否かを判定するために、利用者が電子ペン10を使用してチェックマークを記入するボックスである。
【0058】
さらに、印刷されているドットパターンは、帳票の種類毎に全て異なる。つまり、帳票Aである基本帳票4aと帳票Bである関連帳票4bに印刷されたドットパターンはそれぞれ異なるものである。また、同じ関連帳票であっても関連帳票4b乃至4dは異なる種類の帳票B乃至Dであるため、印刷されたドットパターンもそれぞれ異なるものである。言い換えると、同じ帳票Aであれば物理的に異なる帳票であっても印刷されるドットパターンは同一である。
【0059】
このように、印刷されているドットパターンは帳票の種類毎に全て異なるため、利用者が電子ペン10を使用して帳票に記入を行うと、電子ペン10はドットパターンに基づいて、いずれの帳票のどの座標に記入が行われたかを示すデ−タを生成する。つまり、電子ペン10は、記入を行った帳票に印刷されたドットパターン上の位置座標を示すデータを生成し、内部のメモリ12に記憶する。
【0060】
従って、利用者が図8に例示する関連帳票4bの確認ボックス40に電子ペン10を使用してチェックマークを記入すると、電子ペン10は関連帳票4bにおける記入位置座標を取得し、メモリ12に記憶する。そして、利用者が関連帳票4bの送信ボックス39にチェックマークを記入すると、メモリ12内に記憶されていた記入位置座標が記入データとして電子ペン10から所定の端末装置25を介し判定サーバ3へ送信される。判定サーバ3は、受信した記入位置座標に基づいて利用者が記入した関連帳票4bが帳票Bであることを特定することができる。
【0061】
なお、電子ペン10内のプロセッサ11は、上述のように利用者の記入をタイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶している。よって、電子ペン10が所定の端末装置25へ送信するデータは、記入データのみならず、記入データが記入されたタイムスタンプに基づく時間データも含むものとする。
【0062】
次に、判定サーバ3について詳しく説明する。図9は、本発明の関連帳票判定システム100における、特に判定サーバ3の内部構成を示す。図示のように、判定サーバ3は、判定プログラム3a、データ取得機能3b、関連帳票データ取得3c、座標テーブル3d、関連帳票テーブル3e、関連帳票判定機能3f及び判定結果送信機能3gを有する。なお、各機能は、判定サーバ3が有するCPUが予め容易されたプログラムを実行することにより実現される。
【0063】
判定プログラム3aは、端末装置25から受信した記入データ及び時間データと、座標テーブル3dと、関連帳票テーブル3eに基づき、利用者が記入する必要のある帳票を判定し、当該利用者に判定結果をデータとして送信するプログラムである。
【0064】
データ取得機能3bは、判定プログラム3aを実行することにより、使用者が電子ペン10を使用して基本帳票又は関連帳票に記入した記入データ及び時間データを取得する機能である。
【0065】
関連帳票情報取得機能3cは、判定プログラム3aを実行することにより、座標テーブル3d及び関連帳票テーブル3eを参照して、利用者が記入する必要がある関連帳票の識別情報を取得する機能である。
【0066】
ここで、まず、座標テーブル3dについて図10を参照して説明する。座標テーブル3dは、帳票IDに対応付けて座標データが記憶されている。帳票IDは、基本帳票の識別情報である基本帳票IDと関連帳票の識別情報である関連帳票IDを含む総称である。また、座標データは、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された基本帳票又は関連帳票の位置座標である。具体的に、判定サーバ3の関連帳票情報取得機能3cは、データ取得機能3bが取得した記入データに含まれる記入位置座標に基づいて座標テーブル3dを参照することで、利用者が記入した基本帳票又は関連帳票の帳票IDを取得することができる。
【0067】
なお、特定した帳票が基本帳票である場合、関連帳票情報取得機能3cは、シリアル番号を発行し、当該シリアル番号をキーとして、記入データに含まれるペンIDと、時間データに含まれる記入時刻と、当該特定した基本帳票の基本帳票IDとを記入情報DB41に記憶する。つまり、シリアル番号をキーとする1つのファイルとして記憶している。一方、特定した帳票が関連帳票である場合、関連帳票情報取得機能3cは、記入データに含まれるペンID及び時刻データに含まれる記入時刻に基づいて、記入情報DB41から基本帳票IDを取得する。
【0068】
具体的に、本発明の関連帳票判定システム100において、1つの電子ペン10を複数の利用者が使用するものとすると、関連帳票情報取得機能3cがペンIDに基づいて記入情報DB41を検索すると複数のファイルが抽出されることが考えられる。このとき、関連帳票情報取得機能3cは、抽出した複数のファイルの中から記入時刻が最も近いファイルに基づいて基本帳票IDを取得する。これによれば、1つのペンを複数の利用者が使用する場合であっても、ペンIDのみならず記入時刻をも考慮するため、的確な基本帳票IDを取得することができる。
【0069】
次に、関連帳票テーブル3eについて図11を参照して説明する。関連帳票テーブル3eは、基本帳票IDに対応付けて、当該基本帳票への記入により必要となる関連帳票の関連帳票IDが記憶されている。具体的に、判定サーバ3の関連帳票情報取得機能3cは、基本帳票IDに基づいて関連帳票テーブル3eを参照することで、利用者が記入する必要のある関連帳票の関連帳票IDを関連帳票情報として取得することができる。
【0070】
関連帳票判定機能3fは、判定プログラム3aを実行することにより、関連帳票情報取得機能3cが関連帳票テーブル3eを参照して取得した関連帳票情報に、座標テーブル3dを参照して特定した関連帳票IDが含まれているか否かを判定する機能である。関連帳票情報に当該関連帳票IDが含まれている場合、関連帳票判定機能3fは、当該関連帳票IDに該当する関連帳票は利用者が記入する必要がある必要帳票であると判定する。一方、関連帳票情報に当該関連帳票IDが含まれていない場合、関連帳票判定機能3fは、当該関連帳票IDに該当する関連帳票は利用者が記入する必要がない不要帳票であると判定する。
【0071】
判定結果送信機能3gは、記入データに含まれるペンIDに基づいて、関連帳票判定機能3fが判定した判定結果を判定結果データとして電子ペン10へ送信する機能である。
【0072】
次に、判定サーバ3に接続された記入情報DB41について、図12を参照して詳しく説明する。記入情報DB41は、シリアル番号、ペンID、記入時刻及び基本帳票IDから構成されている。なお、破線60が示す「記入済関連帳票ID」の項目は、後述する第2変形例において説明する。
【0073】
シリアル番号は、関連帳票情報取得機能3cが記入データ、時間データ及び座標テーブル3dにより特定した帳票が基本帳票である場合に生成されて記憶される情報であり、ペンID、記入時刻及び基本帳票IDのデータを識別する情報である。言い換えると、記入情報DB41は、シリアル番号をキーとして、ペンID、記入時刻及び基本帳票IDを1つのファイルとして記憶している。ここで、ペンIDは記入データから取得した電子ペンの識別情報であり、記入時刻は時間データから取得した当該基本帳票への記入時刻である。基本帳票IDは、ペンIDに該当する電子ペン10により記入時刻に記入された基本帳票の識別情報である。
【0074】
このように、利用者が電子ペン10を使用して記入した基本帳票IDを、シリアル番号をキーとして記入情報DB41に記憶することにより、その後利用者が記入すべき関連帳票を自動で迅速に判定することができる。
【0075】
[判定処理の第1実施例]
次に、上記の関連帳票判定システム100により実行される判定処理の第1実施例について、図13のフローチャートを参照して説明する。図13は、第1実施例のフローチャートである。
【0076】
まず、利用者は電子ペン10を使用して任意の基本帳票への記入を行う。具体的に、利用者は、図8に示す基本帳票4aへの記入を行ったとする。このとき、利用者は、基本帳票4aを構成する氏名欄や住所欄といった項目への記入を完了すると、確認ボックス40及び送信ボックス39にチェックマークを記入する。すると、電子ペン10は、利用者による基本帳票4aへの記入データ及び時間データを、端末装置25を介して判定サーバ3へ送信する(ステップS1)。
【0077】
判定サーバ3は、利用者による基本帳票4aへの記入データ及び時間データを取得すると(ステップS2)、記入データに含まれる記入位置座標に基づき座標テーブル3dを参照して基本帳票4aの基本帳票ID「A」を取得する(ステップS3)。そして、判定サーバ3は、記入データから電子ペン10のペンIDを取得し、時間データから基本帳票4aへの記入時刻を取得する。さらに、判定サーバ3は、シリアル番号を発行し、当該シリアル番号をキーとし、ペンID及び記入時刻を対応付けて、ステップS3で取得した基本帳票IDを記入情報DB41に記憶する(ステップS4)。
【0078】
一方、利用者は電子ペン10を使用して任意の関連帳票への記入を行う。具体的に、利用者が、図8に示す関連帳票4bへの記入を行ったとする。このとき、利用者は、まずは関連帳票4bを構成する項目への記入はせず、確認ボックス40及び送信ボックス39にチェックマークを記入するのみとする。この理由は、この時点で、当該関連帳票4bは、利用者にとって記入する必要のある必要帳票であるか又は記入する必要のない不要帳票であるかが不明であり、不要帳票であった場合、確認ボックス40及び送信ボックス39以外の項目への記入は無駄になってしまうからである。そのため、判定サーバ3により当該関連帳票4bが必要帳票であるか否かを判定した後に、利用者は項目への記入を行うことになる。利用者による関連帳票4bへの記入が完了すると、電子ペン10は、記入データ及び時間データを、端末装置25を介して判定サーバ3へ送信する(ステップS5)。
【0079】
判定サーバ3は、利用者による関連帳票4bへの記入データ及び時間データを取得すると(ステップS6)、記入データに含まれる記入位置座標に基づき座標テーブル3dを参照して関連帳票4bの関連帳票ID「B」を取得する(ステップS7)。そして、判定サーバ3は、記入データから電子ペン10のペンIDを取得し、時間データから基本帳票4bへの記入時刻を取得する。
【0080】
次に、判定サーバ3は、取得したペンID及び記入時刻に基づいて、記入情報DB41から該当する基本帳票IDを取得する(ステップS8)。具体的に、判定サーバ3は、まず、記入情報DB41からペンIDが同一のファイルを全て抽出する。そして、判定サーバ3は、抽出した全てのファイルの中から記憶された記入時刻が、記入データから取得した記入時刻に最も近いファイルに記憶されている基本帳票ID「A」を取得する。
【0081】
ここで、例えば、利用者が使用する電子ペン10のペンIDは「P015」であり、関連帳票4bに記入した記入時刻が「16:00」であったとする。図12に示す記入情報DB41によれば、ペンID「P015」のファイルは、記入時刻が「10:05」であるシリアル番号「50」のファイルと記入時刻が「15:50」であるシリアル番号「52」のファイルが存在する。この場合、判定サーバ3は、関連帳票4bへの記入時刻が最も近いシリアル番号「52」のファイルに記憶された基本帳票ID「A」を取得する。
【0082】
次に、判定サーバ3は、取得した基本帳票IDに基づいて関連帳票テーブル3eを参照することで、当該基本帳票への記入により必要となる関連帳票の関連帳票IDを関連帳票情報として取得する(ステップS9)。さらに、判定サーバ3は、ステップS7において取得した関連帳票IDが、ステップS9において取得した関連帳票情報に含まれているか否かを判定する。関連帳票IDが関連帳票情報に含まれている場合、判定サーバ3は、当該関連帳票IDに該当する関連帳票が必要帳票であると判定する。一方、関連帳票IDが関連帳票情報に含まれていない場合、判定サーバ3は、当該関連帳票IDに該当する関連帳票が不要帳票であると判定する(ステップS10)。
【0083】
具体的に、ステップS8において基本帳票ID「A」取得した場合、判定サーバ3は、図11に示す関連帳票テーブル3eから当該基本帳票ID「A」に基づいて、関連帳票ID「B」、「E」、「G」などを関連帳票情報として取得する。例えば、利用者が関連帳票4bに記入し、ステップS7において取得した関連帳票IDが「B」である場合、ステップS9において取得した関連帳票情報に関連帳票ID「B」が含まれているため、判定サーバ3は、当該関連帳票4bは必要帳票であると判定する。一方、利用者が関連帳票4cに記入し、ステップS7において取得した関連帳票IDが「C」である場合、ステップS9において取得した関連帳票情報に関連帳票ID「C」は含まれていないため、判定サーバ3は、当該関連帳票4cは不要帳票であると判定する。
【0084】
そして、判定サーバ3は当該判定の結果を判定結果データとして電子ペン10へ送信する(ステップS11)。判定サーバ3から判定結果をデータとして受信した電子ペン10は、当該データに基づいて電子ペン10を反応させ(ステップS12)、第1実施例の判定処理を終了する。ここで、電子ペン10の当該データに基づく反応とは、不要帳票である場合は振動し、必要帳票である場合は振動しない等が挙げられる。なお、結果データに基づく電子ペン10の反応は振動に限定されるものではなく、例えば、「LED15の点滅」、「電子ペンが有するディスプレイへの表示」、「利用者端末25への表示」などにより、結果データに基づく電子ペン10の反応を行うことにも適用することができる。
【0085】
これによれば、利用者が基本帳票に基づいて必要な関連帳票への記入を行う場合、任意の関連帳票上の確認ボックス39にチェックマークを記入するだけで、判定サーバ3が自動的に当該関連帳票が必要帳票であるか否かを判定するため、利用者は電子ペンの振動やLED15の点滅等により当該関連帳票が必要帳票であるか否かを簡単に認識することができる。つまり、複数の帳票への記入が必要な複雑な手続きを行う場合であっても、利用者はマニュアルを読んだり、手続きをサポートするスタッフからの説明を受けたりして、当該手続きに関する知識を予め取得しなくても容易に帳票への記入を行うことができる。また、手続きをサポートするスタッフはマニュアル作成や説明等の負担が軽減されるため、繁忙期にサービスが低下するといった問題が解決されることになる。さらに、このような複雑な手続きにおける帳票の判定を利用者の簡単な操作で判定サーバ3が自動的に行うため、当該スタッフの雇用者は、人件費を大幅に削減することができる。
【0086】
[判定処理の第2実施例]
次に、上記の関連帳票判定システム100により実行される判定処理の第2実施例について、図14のフローチャートを参照して説明する。なお、第2実施例においては、第1実施例の関連帳票判定システム100と異なり、電子ペン10は、座標テーブル3dを予め取得し、内部のメモリ12に記憶しているものとする。また、ペンIDに対応付けて基本帳票IDを記憶する必要がないため、記入情報DB41はなくてもよい。
【0087】
まず、利用者は電子ペン10を使用して任意の基本帳票への記入を行う。このとき、利用者は、基本帳票4aを構成する氏名欄や住所欄といった項目への記入を完了すると、確認ボックス40及び送信ボックス39にチェックマークを記入する。すると、電子ペン10は、利用者による基本帳票4aへの記入データ及び時間データを、端末装置25を介して判定サーバ3へ送信する(ステップS21)。
【0088】
判定サーバ3は、利用者による基本帳票4aへの記入データ及び時間データを取得すると(ステップS22)、記入データに含まれる記入位置座標に基づき座標テーブル3dを参照して基本帳票4aの基本帳票ID「A」を取得する(ステップS23)。そして、判定サーバ3は、取得した基本帳票IDに基づいて関連帳票テーブル3eを参照することで、当該基本帳票への記入により必要となる関連帳票の関連帳票IDを関連帳票情報として取得する(ステップS24)。さらに、判定サーバ3は取得した関連帳票情報を電子ペン10へ送信し(ステップS25)、電子ペンは端末装置25を介して当該関連帳票情報を取得し、メモリ12に一時的に記憶する(ステップS26)。
【0089】
一方、利用者は電子ペン10を使用して任意の関連帳票への記入を行う。具体的に、利用者は、図8に示す関連帳票4bへの記入を行ったとする。このとき、利用者はまずは関連帳票4bを構成する項目への記入はせず、確認ボックス40にチェックマークを記入するのみとする。そして、電子ペン10は、利用者の関連ボックス40への記入により取得した記入データに含まれる位置座標と、メモリ12に記憶済みの座標テーブル3dとに基づいて関連帳票IDを取得する(ステップS27、S28)。
【0090】
次に、電子ペン10は、取得した関連帳票IDが、ステップS26において取得した関連帳票情報にふくまれているか否かを判定する。関連帳票IDが関連帳票情報に含まれている場合、判定サーバ3は、当該関連帳票が必要帳票であると判定する。一方、関連帳票IDが関連帳票情報に含まれていない場合、判定サーバ3は、当該関連帳票IDに該当する関連帳票が不要帳票であると判定する(ステップS29)。そして、電子ペン10が、判定結果に基づいて振動等の反応を行う。こうして、判定処理は終了する。
【0091】
これによれば、利用者が基本帳票に基づいて必要な関連帳票への記入を行う場合、任意の関連帳票上の項目へ記入する前に確認ボックス39にチェックマークを記入するだけで、電子ペン10が自動的に当該関連帳票が必要帳票であるか否かを判定し、利用者は電子ペンの振動やランプの点滅等により当該必要帳票であるか否かを簡単に認識することができる。つまり、電子ペン10におけるメモリ12の容量が大きく、座標テーブル3dや関連帳票情報を記憶することが可能な場合は、第1実施例の判定処理のように関連帳票への記入毎に判定サーバ3へ記入データ等を送信することで判定を行わなくても、電子ペン10内において判定処理を行うことができる。よって、判定サーバ3の処理負担を軽減すると共に、利用者は当該関連帳票が必要帳票であるか否かの認識を迅速に行うことができる。
【0092】
なお、上記の実施例においては、基本帳票及び関連帳票は図8に示すように確認ボックス40を含むこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、基本帳票及び関連帳票の構成は任意に設定することができる。例えば、判定サーバ3は、基本帳票上の項目への記入データに基づいて座標テーブル3dを参照して当該基本帳票の基本帳票IDを取得することも可能であるため、その場合、基本帳票上に確認ボックスを含まないこととしても構わない。また、電子ペン10は、基本帳票又は関連帳票の任意のエリアに電子ペン10を当てることで当該帳票に印刷されたドットパターン上の位置座標を取得することができる。そのため、判定サーバ3は、基本帳票又は関連帳票の任意のエリアに電子ペン10を当てることで取得する位置座標に基づいて座標テーブル3dを参照して当該帳票のIDを取得することも可能であるため、その場合、基本帳票及び関連帳票上に確認ボックスを含まないこととしても構わない。
【0093】
また、上記の実施例においては、座標テーブル3dと関連帳票テーブル3eを別々のテーブルとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、座標テーブルと関連帳票テーブルを1つとし、判定サーバ3は、関連帳票IDと座標データをペアで関連帳票情報として電子ペン10に送信することとしてもよい。また、第2実施例においては、判定処理の開始前に座標テーブル3dが電子ペン10内に記憶済みであるものとしているが、その代わりに、ステップS25及びS26で関連帳票情報とともに判定サーバ3から取得することとしてもよい。
【0094】
また、上記の実施例では、1つの電子ペン10を複数の利用者が使用することを想定し、時間データを考慮して判定処理を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ペンIDにより利用者を特定することが可能であれば、時間データに関わらず記入データのみに基づいて判定処理を行うこととしても構わない。
【0095】
また、上記の実施例では、電子ペン10から所定の端末装置25を介して判定サーバ3へ記入データ及び時間データを送信することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子ペン10から直接判定サーバ3へ送信することとしても構わない。
【0096】
[第1変形例]
なお、上記の実施例では、基本帳票に基づいて必要な関連帳票を判定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、基本帳票を構成する項目毎に必要な関連帳票を判定する場合にも適用することができる。この場合、上記の実施例との相違は、座標テーブル3d、関連帳票テーブル3e及び記入情報DB41の構成である。そのため、第1変形例においては、上記の実施例と相違する部分のみ説明し、重複する部分は便宜上説明を省略する。
【0097】
まず、変形例における座標データ3dを、図15を参照して説明する。変形例における座標データ3dは、基本帳票の帳票IDに対応付けて当該基本帳票に含まれる特定項目の項目番号、項目座標データ及び項目内容が記憶されている。ここで、特定項目とは、利用者が電子ペン10を使用して記入するか否かで必要となる関連帳票に影響を与える項目である。項目番号は基本帳票に含まれる特定項目の識別情報であり、項目座標データは各特定項目の配置を示す基本帳票上の位置座標である。そして、項目内容は、項目座標データで示される各特定項目の内容を表している。なお、関連帳票の帳票IDには座標データが対応づけて記憶されているのみであり、当該関連帳票を構成する項目番号等は記憶されていないものとする。
【0098】
特定項目は、例えば、基本帳票IDが「A」である図8に示すような基本帳票4a上に構成される保険加入欄50などである。具体的に、利用者が保険加入欄50の「YES」に対応するボックスにチェックマークを記入すると、関連帳票4bが対応する保険加入申込書が必要となる。一方、利用者が保険加入欄50の「NO」に対応するボックスにチェックマークを記入すると、関連帳票4bが対応する保険加入申込書は不要となる。このように、利用者が保険加入欄50のいずれのボックスに記入するかにより必要となる関連帳票が変動する。保険加入欄50は、座標テーブル3dにおいて、項目番号「A7」及び「A8」として図14に示すように記憶される。
【0099】
次に、第1変形例における関連帳票データ3eを、図16を参照して説明する。変形例における関連帳票データ3eは、基本帳票IDが示す基本帳票に含まれる特定項目の項目番号に対応付けて、各項目番号が示す特定項目に記入することにより必要となる関連帳票の関連帳票IDが記憶されている。
【0100】
なお、第1変形例における第1実施例の判定処理の場合、判定サーバ3は、基本帳票IDに加えて特定項目の項目番号も記入情報DB41に記憶するものとする。
【0101】
これによれば、判定サーバ3は、例えば、記入データに含まれる位置座標に基づいて座標テーブル3dを参照することにより、保険加入欄50の「YES」に対応するボックスにチェックマークが記入されている場合は項目番号「A7」を取得することができる。一方、保険加入欄50の「NO」に対応するボックスにチェックマークが記入されている場合は項目番号「A8」を取得することができる。そして、判定サーバ3は、特定した項目番号に基づいて関連帳票テーブル3eを参照することにより関連帳票情報を取得し、保険加入欄50の「YES」に対応するボックスにチェックマークを記入した場合は関連帳票4bが必要帳票であり、保険加入欄50の「NO」に対応するボックスにチェックマークを記入した場合は関連帳票4bが不要帳票であるといった判定を行うことができる。つまり、判定サーバ3は、利用者の記入データに基づいて基本帳票に含まれる特定項目毎に任意の関連帳票が必要帳票であるか否かを判定することができる。
【0102】
[第2変形例]
また、上記の実施例においては、基本帳票又は基本帳票を構成する項目に基づいて記入が必要な電子ペン用帳票を判定している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、電子ペン用帳票を構成する項目毎に記入が必要な項目を判定する場合にも適用することができる。この場合、上記の実施例との相違は、座標テーブル3d、関連帳票テーブル3e及び記入情報DB41の構成である。そのため、第2変形例においては、上記の実施例と相違する部分のみ説明し、重複する部分は便宜上説明を省略する。
【0103】
まず、第2変形例における座標データ3dは、電子ペン用帳票を構成する項目である特定項目の識別情報に対応付けて項目座標データ及び項目内容が記憶されている。ここで、特定項目とは、利用者が電子ペン10を使用して記入するか否かで、記入が必要となる他の項目に影響を与える項目である。そして、第2変形例における関連帳票データ3eは、特定項目の識別情報に対応づけて、当該特定項目に記入することにより記入が必要となる他の項目の識別情報が記憶されている。ここで、関連帳票データ3eを構成する特定項目と、当該特定項目に記入することにより記入が必要となる他の項目とは、双方が1枚の電子ペン用帳票に含まれる項目に限るものではなく、それぞれ別の電子ペン用帳票に含まれる項目であっても構わない。さらに、第2変形例における第1実施例の判定処理において、判定サーバ3は、特定項目の識別情報を記入情報DB41に記憶するものとする。
【0104】
これによれば、判定サーバ3は、記入データに含まれる位置座標に基づいて座標テーブル3dを参照することにより、利用者が電子ペンによりチェックマーク等を記入した特定項目を基本項目とし、当該基本項目の識別情報を取得することができる。そして、判定サーバ3は、取得した基本項目の識別情報に基づいて関連帳票テーブル3eを参照することにより、当該基本項目への記入を行うことにより、利用者による記入が必要となった他の項目の識別情報を関連項目情報として取得することができる。
【0105】
一方、利用者は電子ペンにより当該基本項目以外の任意の項目へ記入を行う。すると、判定サーバ3は、記入データに含まれる位置座標に基づいて座標テーブル3dを参照することにより、利用者が電子ペンによりチェックマーク当を記入した項目を関連項目とし、当該関連項目の識別情報を取得することができる。そして、判定サーバ3は、関連項目情報に取得した関連項目の識別情報が含まれているか否かを判定する。関連項目の識別情報が含まれている場合、判定サーバ3は、当該関連項目は利用者が記入する必要のある項目であると判定することができる。一方、関連項目の識別情報が含まれていない場合、判定サーバ3は、当該関連項目は利用者が記入する必要のない項目であると判定することができる。よって、判定サーバ3は、特定項目への記入を行った後に利用者が任意に選択した項目が、記入が必要な項目であるか否かを容易に判定することができる。
【0106】
[第3変形例]
また、上記の実施例においては、任意の関連帳票が必要帳票であるか否かのみを判定することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該任意の関連帳票が利用者により記入すべき最後の必要帳票であるか否かを併せて判定することにも適用することができる。これによれば、利用者が所定の手続きにおける帳票作成が完了したことを認識することができる。
【0107】
この場合における第1の構成として、関連帳票テーブル3eは必要な関連帳票の関連帳票IDを利用者が記入する順番に対応付けて記憶していることが考えられる。これによれば、判定サーバ3は、電子ペン10から取得する関連帳票への記入データに基づき関連帳票IDと取得した後、当該関連帳票IDが関連帳票テーブル3eに記憶された最後に必要な関連帳票の関連帳票IDと一致した場合に、当該関連帳票が最後の必要帳票であると判定ことができる。なお、この構成によれば、電子ペン10が有するのディスプレイ又は端末装置のディスプレイ上に、利用者が記入する必要のある関連帳票の帳票IDを順番に表示させることができる。よって、利用者は「基本帳票Aを記入した後に関連帳票Bを記入する」といった記入の順番を容易に認識することができる。
【0108】
また、第2の構成として、判定サーバが、利用者により既に記入した関連帳票の関連帳票IDを、図12に示すように記入済関連帳票ID60として記入情報DB41に記憶していくことが考えられる。これによれば、判定サーバ3は、電子ペン10から取得する関連帳票への記入データに基づき関連帳票IDを取得した後、関連帳票テーブル3e及び記入情報DB41を参照することにより、当該関連帳票が最後の必要帳票であるか否かを判定することができる。
【0109】
このように、第3変形例によれば、関連帳票情報に記入順序の情報を含めているので、利用者に対して記入順序に従った記入作業を促したり、最後の関連帳票の記入完了後に関連帳票全ての記入が完了した旨の告知を利用者に行ったりすることができる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ある手続きを行う際に任意の帳票が、記入が必要な帳票であるか否かを自動で迅速に判定することで、容易に効率良く必要な帳票を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。
【図2】電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。
【図3】専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。
【図4】ドットパターン及びそれに対応する情報の例を示す。
【図5】専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。
【図6】電子ペン用帳票の例を示す。
【図7】本発明による関連帳票判定システムの概略構成を示す図である。
【図8】基本帳票及び関連帳票の例を示す。
【図9】図7に示す関連帳票判定システムに含まれる判定サーバの機能ブロックを示す図である。
【図10】本発明における座標テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。
【図11】本発明における関連帳票テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。
【図12】本発明における記入情報DBのデータ構造を模式的に示す図である。
【図13】本発明による第1実施例の判定処理のフローチャートである。
【図14】本発明による第2実施例の判定処理のフローチャートである。
【図15】本発明の変形例における座標テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。
【図16】本発明の変形例における関連帳票テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。
【符号の説明】
2 ネットワーク
3 判定サーバ
4a 基本帳票
4b 関連帳票
10 電子ペン
11 プロセッサ
12 メモリ
13 データ通信ユニット
14 バッテリー
25 端末装置
26 問い合わせサーバ
27 サービスサーバ
100 関連帳票判定システム

Claims (16)

  1. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本帳票の識別情報を取得する基本帳票情報取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、
    取得した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする関連帳票判定システム。
  2. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段と、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記項目の識別情報を取得する項目情報取得手段と、
    取得した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする関連帳票判定システム。
  3. 前記電子ペン識別情報に基づいて、前記判定手段による判定結果を前記電子ペンへ送信する判定結果送信手段をさらに備えることを特徴とする1又は2に記載の関連帳票判定システム。
  4. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、
    特定した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、
    前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段と、を備えることを特徴とする関連帳票判定システム。
  5. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連帳票として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段と、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段と、
    特定した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、
    前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段と、を備えることを特徴とする関連帳票判定システム。
  6. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムにおいて、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、
    前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、
    前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段と、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、
    前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本項目の識別情報を取得する項目情報取得手段と、
    取得した前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段と、
    前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする関連帳票判定システム。
  7. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行う電子ペンであって、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段と、
    前記特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段と、
    前記記入情報記憶手段に記憶された前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段と、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段と、を備えることを特徴とする電子ペン。
  8. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行う電子ペンであって、前記電子ペン用帳票は前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、
    前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段と、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、
    前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段と、
    前記特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段と、
    前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段と、
    前記記入情報記憶手段により記憶された前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段と、
    前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段と、を備えることを特徴とする電子ペン。
  9. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本帳票の識別情報を取得する基本帳票情報取得手段、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段、
    取得した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  10. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段と、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記項目の識別情報を取得する項目情報取得手段、
    取得した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記電子ペン識別情報に基づいて、前記判定手段による判定結果を前記電子ペンへ送信する判定結果送信手段をさらに備えることを特徴とする9又は10に記載のプログラム。
  12. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段と、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、前記電子ペンが記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段、
    特定した前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、
    前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  13. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は、複数の項目から構成される基本帳票及び関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票を構成する前記項目の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連帳票として記憶する関連情報記憶手段、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記項目を特定する項目特定手段、
    特定した前記項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、
    前記電子ペンの識別情報に基づいて、取得した前記関連帳票の識別情報を前記電子ペンへ送信する情報送信手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  14. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備える電子ペンと、帳票の種類毎に異なるドットパターンが前記電子ペンにより認識可能に印刷されている電子ペン用帳票を使用した関連帳票判定システムを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、
    前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、
    前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段、
    前記電子ペンを識別する電子ペン識別情報に対応付けて、特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、
    前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、前記電子ペンが記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段、
    前記関連記入データに含まれる前記電子ペン識別情報に基づいて、前記記入情報から前記基本項目の識別情報を取得する項目情報取得手段、
    取得した前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段、
    前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  15. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により、帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行うコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は基本帳票と関連帳票を含んでおり、
    前記基本帳票の識別情報に対応付けて、1つ以上の前記関連帳票の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記基本帳票に記入された基本記入データを取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、記入した基本帳票を特定する基本帳票特定手段、
    前記特定した前記基本帳票の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、
    前記関連帳票に記入された関連記入データを取得する関連記入データ取得手段、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標に基づいて、記入した関連帳票を特定する関連帳票特定手段、
    前記記入情報記憶手段に記憶された前記基本帳票の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記関連帳票の識別情報を取得する関連帳票情報取得手段、
    前記関連帳票特定手段により特定された関連帳票の識別情報が、前記関連帳票情報取得手段により取得された関連帳票の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、
    前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  16. インクペンユニット及び光学的にドットパターンを読取る読取ユニットを備え、利用者の操作により帳票の種類毎に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票への記入を行うコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は前記電子ペンにより記入される複数の項目から構成されており、
    前記電子ペン用帳票を構成する複数の項目のうちの1つを基本項目とし、前記基本項目の識別情報に対応付けて、当該基本項目以外である1つ以上の項目の識別情報を関連情報として記憶する関連情報記憶手段、
    前記項目と前記ドットパターン上の位置座標が対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、
    前記基本項目に記入された記入データを基本記入データとして取得する基本記入データ取得手段、
    前記基本記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記基本項目を特定する基本項目特定手段、
    前記特定した前記基本項目の識別情報を記入情報として記憶する記入情報記憶手段、
    前記電子ペン用帳票を構成する前記基本項目以外の他の項目に記入された記入データを関連記入データとして取得する関連記入データ取得手段、
    前記関連記入データに含まれる前記ドットパターン上の位置座標及び前記座標情報に基づいて、記入した前記他の項目を関連項目として特定する関連項目特定手段、
    前記記入情報記憶手段により記憶された前記基本項目の識別情報に基づいて、前記関連情報から前記他の項目の識別情報を取得する関連項目情報取得手段、
    前記関連項目特定手段により特定された前記関連項目の識別情報が、前記関連項目情報取得手段により取得された前記他の項目の識別情報に含まれているか否かを判定する判定手段、
    前記判定結果を前記利用者に告知する告知手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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