JP2005019384A - 電子部品用コンタクタ及びこれを用いた試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、コンタクトすべきICパッケージの外部端子のサイズや形状に応じて接触電極のサイズや形状を容易に変更できるコンタクタを提供することを課題とする。
【解決手段】 コンタクタは、ICパッケージ22の端子に電気的に接続される。複数の接触電極30は、ICパッケージの端子22aに接触するよう構成される。複数のコンタクトピン23は、導電性を有するスプリング26を有し、接触電極30をICパッケージの端子に押圧するための押圧力を発生する。接触電極30はコンタクトピン23から分離可能であり、接触電極30のみを交換することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体集積回路のような電子部品の特性試験に使用するコンタクタ及びコンタクタを用いた試験方法に関する。
近年、携帯通信端末、携帯電話、デジタルカメラ等の電子機器に対して、小型化、軽量化への要求が強くなっている。これに伴い、これら電子機器に使用される半導体集積回路等の電子部品に対しても、小型化、軽量化に対して強い要求がある。
この要求に応えるために、パッケージされるICチップとほぼ同じサイズに構成されたチップサイズパッケージ(CSP:Chip Size Package)と呼ばれるパッケージ形態の半導体集積回路装置が急増している。CSPの代表例としては、FBGA(Fine-pitch Ball Grid Array)、FLGA(Fine-pitch Land Grid Array)等があげられる。また、これらの半導体集積回路装置は、小型化するためにその外部端子及び外部端子ピッチの微細化が図られている。
また、CSP以外のICパッケージについても、例えば、QFP(Quad Flat Package)について、軽量化、小型化の要求によって外部端子及び外部端子ピッチの微細化が図られている。
また、近年、CPU(Central Processing Unit)のようなコンピュータの中央演算装置においては、その集積度の向上により、外部端子数が増え続けている。この結果、前述のようなCSPとは異なり、外形は大きく、さらにピッチが微細化しているという状況である。CPUに使われるICパッケージとしては、BGA(Ball Grid Array)、LGA(Land Grid Array)等があげられる。また、これらのICパッケージに対して、より実装性を向上させる等の目的により、外部端子の形状、大きさ等をユーザの仕様に合わせるといった要求がある。したがって、ICパッケージの形状や外部端子の形状、大きさは多岐にわたっており、非常に多くの種類のICパッケージが市場に出回っている。
さらに、近年、環境問題等により、ICパッケージの外部端子の外装めっきとして鉛フリーはんだが多用されるようになってきている。しかし、過渡期である現在は、鉛フリーはんだを使用したICパッケージと、従来使用されてきた鉛はんだを使用したICパッケージとが混在して製品化されている。
上述のCSPやその他のICパッケージにおける外部端子及び外部端子ピッチの微細化によって、これらICパッケージを試験する際に使用されるコンタクタについても、当然微細化が必要となる。このことから、コンタクタ内に設けられるコンタクトピンは、より複雑で、かつ微細形状を有したものが要求される。
上述のようにICパッケージの多様化が進み、外部端子形状の異なるものが増えていることにより、試験用のコンタクタにおいては、それぞれのICパッケージに適合させるべく、接触部分の形状が異なるコンタクトピンを有する多種類のコンタクタを準備する必要がある。
同様の理由、すなわち小型化、軽量化、集積度の向上の要求に応えることを目的として、ICチップの小型化、電極の微細化が図られている。また、電気的特性の向上を目的とした電極数の増加を実現するために、チップの電極を格子状に配列したエリアパッド、エリアバンプ形態としたものが急増しており、さらにこの電極ピッチの微細化が図られている。ここで用いているエリアバンプ電極においては、環境問題等の理由により、鉛フリーはんだを使用する場合が多い。現在は鉛フリーはんだへ移行するための過渡期であり、各半導体製造メーカでは通常のはんだと鉛フリーはんだとが混在して製品化されている状況にある。上述のCSP及びその他のパッケージと同様に、ICチップにおいても、チップの電極に合わせた複雑、かつ微細形状を有したコンタクタが要求される。
ここで、従来のコンタクトピンを有するコンタクタの一例を図1に示す。図1に示すコンタクタ1は、BGAタイプのICパッケージ2の特性試験に用いられるものであり、複数のコンタクトピン3を有している。コンタクトピン3の各々は、ICパッケージ2の外部電極2aに接触する接触電極4aと、試験回路基板5の端子(図示せず)に接続される電極4bとを有する。接触電極4aと電極4bとの間には金属製のコイルスプリング6が設けられ、接触電極4aと電極4bとを電気的に接続すると共に、接触電極4aと電極4bとを互いに逆方向に付勢する。このコイルスプリング6の付勢力により、接触電極4aはICパッケージ2の外部電極2aに押圧されて適切な接触圧が発生する。
以上の構成において、試験回路基板5の端子は、コンタクトピン3によりICパッケージ2の対応する外部電極2aに電気的に接続され、ICパッケージ2の電気的試験が行われる。コンタクトピン3の各々は、コイルスプリング6の両端に、接触電極4aと電極4bが固定されて一体化されており、コンタクタ1の中にICパッケージ2の外部電極の配列に合わせて配列される。したがって、接触電極4a単体では交換することはできない。
コンタクトピン3の接触電極4aの接触部分の形状としては、王冠、逆円錐、平坦な円柱、半球、等がある。ICパッケージの外部端子の形状や大きさに適合するために、接触部分の詳細な寸法が個別に異なるコンタクトピン3を準備する必要がある。
BGAタイプのICパッケージ2の特性試験に用いられるコンタクタとして、コンタクトシートの電極に対応する位置を下から押圧して、コンタクトシートの上側に位置するICパッケージの電極(はんだボール)に押し付ける構造もある(例えば、特許文献1参照。)。
従来のコンタクタの他の例として、コンタクト片を有するコンタクタを図2に示す。図2に示すコンタクタ11は、QFPタイプのICパッケージ12の特性試験に用いられるものであり、複数のバネ電極13を有している。バネ電極13の各々は、ICパッケージ12の外部電極12aに接触する接触端部14aと、試験回路基板15の端子(図示せず)に接続される電極端部14bとを有する。接触端部14aと電極端部14bとの間にはバネ部14cが設けられ、接触端部14aと電極端部14bとバネ部14cとは一体的に形成されている。
電極端部14bは試験回路基板5の開口に挿入されて固定される。バネ部14cは湾曲した形状であり、弾性変形することができる。したがって、接触端部14aはばね部14cの弾性変形力により、ICパッケージ12の外部端子12aに押圧され、適切な接触圧が発生する。
以上の構成において、試験回路基板15の端子は、バネ電極13によりICパッケージ12の対応する外部電極12aに電気的に接続され、ICパッケージ12の電気的試験が行われる。接触端部14aはバネ電極14cと一体的に形成されており、接触端部14aのみを単体で交換することはできない。
特開2000−221236号公報(第5−6頁、第1図) 米国特許第4,027,935号
以上のようなコンタクタに、量産工程でのテストハンドラのような自動機でICパッケージを押し込んで実装する際に、自動機側の平行度、ボードの平行度、たわみ、等の要因により、平行押しができない場合がある。CPUのように外形が大きく、外部端子数が多く、またピッチが微細なICパッケージの場合においては、特にこの傾向が強い。
このため、コンタクトピンは通常の真っ直ぐ押ししたときに最適なバネ特性が得られるのに対して、正常な可動状態が得られないために、接触安定性が得られない。また、コンタクタに設けられたバネの寿命が短縮されるという不具合が起こり易い。
また、ICパッケージの外部端子の外装めっきには、通常、金、はんだ、パラジウム等が使用されるが、コンタクタの接触電極との接触の際に、これらの外装めっきがコンタクトピンの接触電極に転写されることがある。特にコンタクトピンの接触部分にはんだめっきが転写されて、コンタクトピンにはんだめっきが堆積すると、不具合の原因となる。すなわち、接触部分に転写されたはんだめっきの表面が酸化して絶縁性の異物となり、良好な接触が取れなくなる現象が生じる。
また、これ以外にも、試験を行う室内の粉塵やICパッケージの樹脂カス等の異物がコンタクトピンの接触部分に堆積することにより、良好な接触が取れなくなる現象が生じる。
環境問題等により要求が高まっている鉛フリーはんだ仕様の外部端子に関しては、その要求理由から、当然鉛の付着や混入は許されない。ところが、現状では、鉛フリー要求に対応した半導体集積回路装置であるにも拘わらず、外部端子に鉛が付着しているといった問題が生じるおそれがある。すなわち、鉛フリーはんだの製品と、従来の鉛はんだとが混在して製品として流れているため、そのICパッケージを測定、試験するコンタクタにおいては、以前に鉛はんだの外部端子と接触した際に堆積した鉛が、次に鉛フリーはんだの外部端子と接触した際に当該外部端子に付着してしまうおそれがある。
また、BGAタイプのICパッケージを一旦実装した後に不具合が発生したような場合、ICパッケージを基板から取り除いてから電気的な試験を行なう必要がある。この際、実装時のICパッケージが外部端子として例えばはんだボールを有していても、基板から取り除かれたICパッケージのはんだボールはもとのままではなく、各はんだボールはその一部が除去された状態か、ほとんどないような状態である。したがって、基板から取り除かれたICパッケージの外部端子は、形状及び寸法がばらばらとなる。
このようなICパッケージの外部端子(外部端子があった部分)には、実装時に用いたコンタクタを用いることはできない。したがって、取り除いたICパッケージに再び最初と同じようなはんだボールを設けてから、実装時に用いたコンタクタを用いて試験を行なう。
ICパッケージを最初に製造するときにははんだボール付けの自動機によりはんだボールを設けているが、一旦製品に組み込まれてから取り除かれたようなICパッケージに対しては、手作業ではんだボールを1個づつ取り付けることとなる。このはんだボール付け作業は非常に時間と労力が必要な作業である。
また、試験回路基板側の接触電極と、試験回路基板の端子との間においても、上記同様に平行押しできない場合の安定した接触が得られない不具合や、バネの寿命が短かくなる不具合が起こり易い。また、試験回路基板との接触においては、使用の度にコンタクトを繰り返すため、基板の端子へのコンタクトによって、凹状のキズ、めっき剥がれ等のダメージを発生させ易く、これが接触不良に繋がることが多々ある。
また、上記のような問題は、ICチップに対しても同様に起こる。すなわち、平行押しができない場合の接触不安定、バネ寿命の短縮、チップの外装めっきの転写、及び転写による接触不良、鉛フリー製品への鉛はんだの付着混入等である。特に、チップの外部電極に接触するコンタクタの例として、特許文献2に開示されたバネ電極がある。この特許文献2に記載されたコンタクタは、座屈形状のバネ電極であり、接触時の座屈運動により接触電極部が水平方向へ移動する動作を行う。このため、コンタクト動作時に接触不良や回路基板の端子へのダメージが発生し易い。また、コンタクト変位が小さいことから平行押しができない場合の接触不良が起こり易い。さらに、コンタクトピンの材質はバネ特性を優先することから自由に選べない。また、コンタクトピンは板材から金型又はエッチングにより成型するため、接触電極である先端形状を自由に選べない。以上のような理由から、上述のような問題が発生し易い。
本発明の総括的な目的は、上述の問題を解決した改良された有用な電子部品用コンタクタ及びそれを用いた試験方法を提供することである。
本発明のより具体的な目的は、コンタクトすべきICパッケージの外部端子のサイズや形状に応じて接触電極のサイズや形状を容易に変更できるコンタクタを提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明の一つの面によれば、電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、電子部品の端子に接触するよう構成された複数の接触電極と、導電性を有する弾性体で形成され、接触電極を電子部品の端子に押圧するための押圧力を発生する複数の弾性電極とを有し、接触電極は、弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタが提供される。
上述の発明において複数の接触電極の各々の接触部分は、電子部品の端子の形状に対応した形状であることが好ましい。また、複数の接触電極を保持する接触電極保持部は、複数の弾性電極を保持する弾性電極保持部から分離可能な別部品であることが好ましい。
また、接触電極保持部は板状部材よりなり、接触電極の各々は該板状部材を貫通して設けられた開口の中に移動可能に支持されることとしてもよい。また、接触電極保持部は、電子部品の位置決めを行う位置決め機構を有することとしてもよい。位置決め機構は、電子部品の外形に基づいて電子部品を所定の位置に案内する機構であることとしてもよい。
また、接触電極保持部は、複数の接触電極が一体的に形成された単一の部材であることとしてもよい。さらに、接触電極の一端は電子部品の端子の形状に対応した凹形状であり、反対端は平面状の電極に対応した凸形状であることとしてもよい。また、接触電極保持部の開口の軸方向は、弾性電極が発生する押圧力の方向とは異なることとしてもよい。また、接触電極保持部の開口内での接触電極の移動方向は、弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることとしてもよい。さらに接触電極保持部は電子部品に対向する第1の面と第1の面の反対側の第2の面とを有し、第1の面における開口間のピッチは、第2の面における開口のピッチより小さいこととしてもよい。また、接触電極の各々は開口内で屈曲しており、弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることとすることもできる。
上述の発明によれば、接触電極を弾性電極から分離することができるため、接触電極を容易に交換することができる。したがって、電子部品の外部電極の形状やサイズに合わせて接触電極のみを交換することで、コンタクタ全体を交換する必要がなくなる。多種類の電子部品の外部電極に合わせてコンタクタも多種類とする必要がない。また、接触電極を保持する接触電極保持部のみを分離して取りはずすことができるため、接触電極のみを新しいもの又はクリーニングしたものに容易に交換することができる。
以上のような本発明によるコンタクタを用いて以下のような試験方法を提供することができる。
外部端子を有する電子部品をコンタクタを介して試験回路に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、該コンタクタの弾性電極保持部上に接触電極保持部を搭載し、電子部品の端子を該接触電極保持部の接触電極に対して押圧して弾性電極保持部の弾性電極を接触電極により押圧することにより、弾性電極を電子部品の端子と電気的に接続し、弾性電極及び前記接触電極を介して試験回路と電子部品とを電気的に接続しながら、電子部品の試験を行うことを特徴とする試験方法。
上述の試験方法において、一種類の電子部品を試験した後、接触電極保持部を異なる接触電極を有するものと交換し、交換した接触電極保持部の接触電極を介して異なる種類の電子部品を弾性電極に電気的に接続し、弾性電極及び異なる接触電極を介して異なる種類の電子部品を試験回路に電気的に接続しながら、異なる種類の電子部品の試験を行うこととしてもよい。
また、電子部品を試験した後、接触電極保持部を弾性電極保持部から分離し、分離した前記接触電極保持部の接触電極をクリーニングし、クリーニングした接触電極保持部を用いて試験を行うこととしてもよい。
また、一種類の電子部品を試験した後、接触電極保持部を上下反転し、反転した接触電極保持部の接触電極を介して異なる種類の電子部品を弾性電極に電気的に接続し、弾性電極及び接触電極を介して異なる種類の電子部品を試験回路に電気的に接続しながら、異なる種類の電子部品の試験を行うこととしてもよい。
また、本発明の他の面によれば、回路基板を電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、第1の接触電極と第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極とを有し、第1の接触電極及び第2の接触電極の少なくとも一方は、弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタが提供される。
上述の発明のコンタクタは、第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部と、第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部と、弾性電極を保持する弾性電極保持部とを更に有し、第1の接触電極保持部及び第2の接触電極保持部の少なくとも一方は、弾性電極保持部から分離可能な別部品であることが好ましい。
また、上述の発明によるコンタクタにおいて、第1の接触電極及び第2の接触電極の少なくとも一方は、弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることとしてもよい。あるいは、第1の接触電極及び第2の接触電極の少なくとも一方は、弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることとしてもよい。
また、本発明の更に他の面によれば、電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、第1の接触電極と第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極とを有するコンタクタを介して電気部品を回路基板に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部及び第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部の少なくとも一方を弾性電極を保持する弾性電極保持部に対して分離可能に搭載し、電子部品の端子を第1の接触電極に対して押圧して、弾性電極を第1の接触電極により押圧し、その結果、前記弾性電極を前記第2の接触電極に押圧して、第2の接触電極を回路基板の端子に押圧することにより、電子部品の端子と回路基板の端子とを電気的に接続し、電子部品の端子と回路基板の端子とを電気的に接続した状態で、電子部品の試験を行うことを特徴とする試験方法が提供される。
上述の如く本発明によれば、コンタクトすべきICパッケージの外部端子のサイズや形状に応じて接触電極のサイズや形状を容易に変更できるコンタクタを提供することができる。
また、上述の発明によれば、接触電極を弾性電極から分離することができるため、接触電極を容易に交換することができる。したがって、電子部品の外部電極の形状やサイズに合わせて接触電極のみを交換することで、コンタクタ全体を交換する必要がなくなる。多種類の電子部品の外部電極に合わせてコンタクタも多種類とする必要がない。また、接触電極を保持する接触電極保持部のみを分離して取りはずすことができるため、接触電極のみを新しいもの又はクリーニングしたものに容易に交換することができる。
また、上述の如く本発明によれば、コンタクタを試験回路基板の端子へ接触においても、接触電極が摩耗や破損した場合、又は接触電極に異物が付着した場合の交換が容易である。また、バネ電極の接触動作において座屈運動が行われた場合でも、ICパッケージ又はICチップの外部端子への接触を正確に行うことができ、同様に、試験回路基板の端子への接触を正確に行うことができる。さらに、試験回路基板の端子へダメージを与えることなくコンタクタを正確に接触させることができる。
本発明の第1実施例によるコンタクタについて図3を参照しながら説明する。図3は本発明の第1実施例によるコンタクタ21の断面図である。コンタクタ21はBGAタイプのICパッケージ22の特性試験に用いられるものであり、複数のコンタクトピン23を有している。コンタクトピン23の各々は、ICパッケージ22の外部電極22aと接触する接触電極30に接触する電極24aと、試験回路基板25の端子(図示せず)に接続される電極24bとを有する。電極24aと電極24bとの間には金属製のコイルスプリング26が設けられ、電極24aと電極24bとを電気的に接続すると共に、電極24aと電極24bとを互いに逆方向に付勢する。このコイルスプリング26の付勢力により、電極24aは接触電極30を押圧し、その結果、接触電極30はICパッケージ22の外部電極22aに押圧されて適切な接触圧が発生する。このように、コンタクトピン23は、接触圧を発生させる弾性電極として機能する。
接触電極30の材質としては、導電性材料として鋼(SK材)や銅合金のような金属材料を用いることが好ましく、接触部分に表面処理を施すこととしてもよい。例えば、接触電極30の接触部分に、はんだが転写されにくい白金系のメッキ(例えばロジウムやパラジウムメッキ)を施すこととしてもよい。また。接触部分の摩耗を防止するために、硬度の高い金属メッキを施すこととしてもよい。
以上の構成において、試験回路基板25の端子は、コンタクトピン23と接触電極30によりICパッケージ22の対応する外部電極22aに電気的に接続され、ICパッケージ22の電気的試験が行われる。
コンタクトピン23の各々は、コイルスプリング26の両端に、電極24aと電極24bが固定されて一体化されており、コンタクタ21の中にICパッケージ22の外部電極22aの配列に合わせて配列される。また、接触電極30はコンタクタ21内で僅かに長手方向に移動可能であり、接触電極30がICパッケージ22の外部電極22aにより押圧されると長手方句に移動してコンタクトピン23の電極24aを押圧する。これによりスプリング26が圧縮されて押圧が発生する。このスプリング26による押圧力が接触電極30とICパッケージ22の外部電極22aとの間の接触圧に相当する。
以上のように、本実施例では、コンタクトピン23とICパッケージ22の外部電極22aとの間に、コンタクトピン23とは別部品である接触電極30を介在させている。したがって、外部電極22aの形状に合わせて接触電極30のみを交換することができる。例えば外部電極22aの配列やピッチが同じであるが形状やサイズが異なる場合には、図4に示すように、外部電極22aの形状やサイズに合わせて適当な形状の接触電極30A,30B又は30Cに交換することができる。
図4において、接触電極30Aは比較的大きなハンダボール等の外部電極(突起電極)に対して用いられる形状であり、接触電極30Bは比較的小さなハンダボール等の外部電極(突起電極)に対して用いられる形状であり、接触電極30Cはランド等の平坦な外部電極に対して用いられる形状である。
以上のように、一つのコンタクタにおける接触電極30を異なる形状のもの(接触電極30A,30B,30C)に交換することにより複数の種類のICパッケージへの対応が可能となる。例えば、図4(a)に示す接触電極30Aを用いて外部電極としてはんだボールを有するBGAタイプのICパッケージを試験した後に、接触電極30Aを接触電極30Cに交換して、LGAタイプのICパッケージを試験することができる。
また、例えば、製造時にははんだボールが設けられていたICパッケージが、製品に組み込まれた後で動作不良となった場合等に、はんだボールを溶かして当該ICパッケージを基板から取り除き、動作試験を行なう場合がある。このような場合にも、接触電極30Cを用いることにより、はんだボールが溶けてなくなった電極に対してコンタクトを取ることができる。
次に、本発明の第2実施例によるコンタクタについて図5を参照しながら説明する。図5は本発明の第2実施例によるコンタクタ41の断面図である。コンタクタ41はQFPタイプのICパッケージ42の特性試験に用いられるものであり、複数のバネ電極43を有している。バネ電極43の各々は、ICパッケージ42の外部電極42aに接触する接触電極30に対して接触する電極端部44aと、試験回路基板45の端子(図示せず)に接続される電極端部44bとを有する。電極端部44aと電極端部44bとの間にはバネ部44cが設けられ、電極端部44aと電極端部44bとバネ部44cとは一体的に形成されている。
電極端部44bは試験回路基板45の開口に挿入されて固定される。バネ部44cは湾曲した形状であり、弾性変形することができる。したがって、電極端部44aはばね部44cの弾性変形力により、接触電極30に押圧され、その結果、接触電極30はICパッケージ42の外部端子42aに押圧され、適切な接触圧が発生する。このように、バネ電極は接触圧を発生させる弾性電極として機能する。
バネ電極44は導電性を有し且つ弾性を有する金属により形成することが好ましく、例えばベリリウム銅や燐青銅のような銅合金を用いて形成することができる。
以上の構成において、試験回路基板45の端子は、バネ電極43及び接触電極30によりICパッケージ42の対応する外部電極42aに電気的に接続され、ICパッケージ42の電気的試験が行われる。ここで、上述の第1実施例によるコンタクタと同様に、接触電極30はバネ電極43とは別部品として設けられ、交換可能である。したがって、本実施例によるコンタクタ41は、上述の第1実施例によるコンタクタ21と同様に、例えば接触電極30の一部が破損したり、接触電極30に異物が付着したような場合に、接触電極30のみを個別に交換することができる。
次に、本発明の第3実施例によるコンタクタについて、図6を参照しながら説明する。図6は本発明の第3実施例によるコンタクタ51の断面図である。図6において、図3に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施例によるコンタクタ51は、接触電極30を保持する接触電極保持部52と、コンタクトピン23を保持する弾性電極保持部53とを有する。接触電極保持部52は弾性電極保持部53から容易に分離できるように別部品として形成される。したがって、試験回路基板25には弾性電極保持部53がのみが固定され、接触電極保持部52は弾性電極保持部53の上に載置された状態でその上にICパッケージ22が搭載される。
本実施例では、複数の接触電極30を保持する接触電極保持部52が分離可能な単一の部品として形成されているため、接触電極30を交換する際に、接触電極保持部52を交換すれば、複数の接触電極30をまとめて交換することができる。
例えば、接触電極30を長時間使用して接触部分が摩耗したり、接触部分部が酸化して接触が悪くなったような場合、接触電極保持部52だけを新品に交換することで、比較的製造コストの高い弾性電極保持部53は交換せずに使用することができる。したがって、コンタクタに費やされる費用を削減することができる。
また、例えば、図7に示すように、BGAタイプのICパッケージ22Aを試験した後に、接触電極保持部52Aを52Bに交換して、LGAタイプのICパッケージ22Bを試験することができる。この際、複数の接触電極30Aは一度に交換できるため、作業者の手間と労力を軽減することができる。
あるいは、接触電極保持部52を表裏反転することで、BGAタイプのICパッケージ22AとLGAタイプのICパッケージ22Bの両方に対応可能とすることもできる。すなわち、図8及び図9に示すように、接触電極30Dの一端を凹状としてはんだボール等の突起電極が接触しやすい形状とし、反対端を凸状として平坦な電極に接触しやすいように構成する。
このような接触電極30Dを保持した接触電極保持部52を、BGAタイプのICパッケージ22Aを試験する際には、接触電極30Dの凹状の端部がICパッケージ22Aの外部電極22aに接触するように配置する。一方、LGAタイプのICパッケージ22Bを試験する際には、接触電極保持部52を表裏反転して、接触電極30Dの凸状の端部がICパッケージ22Bの外部電極22aに接触するように配置する。
以上のように、接触電極保持部を表裏反転するだけで、BGAタイプのICパッケージ22AとLGAタイプのICパッケージ22Bの両方に適用可能なコンタクタを実現することができる。
また、図10に示すように、接触電極30の接触部に異物55が付着した場合に、接触電極保持部52を取り外してからブラシ56等で容易に異物55を除去することができる。この際、取り外した接触電極部保持52をクリーニングして異物を除去してすぐにもとに戻してもよく、あるいは、クリーニングしてある別の接触電極保持部52と交換してもよい。これにより、試験を続行しながら、異物55が付着した接触電極保持部52は別の工程で異物55を除去することができる。したがって、試験工程が異物の付着に影響されずに試験工程を続行することができる。
次に、上述の第3実施例の変形例について、図11を参照しながら説明する。図11は本発明の第3実施例の変形例によるコンタクタ61の断面図である。図11において、図6に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。コンタクタ61は、位置決め機構を有する接触電極保持部62と、弾性電極保持部53とよりなり、接触電極保持部62の形状以外は、図6に示すコンタクタ51と同じ構成を有する。
接触電極保持部62は、図11に示すように、板状ではなく、搭載されるICパッケージ22を囲むように案内部62aが形成される。案内部62aは、ICパッケージ22の外周より僅かに大きな開口を形成し、この開口にICパッケージ22を落とし込むことでICパッケージ22は位置決めされる。案内部62aには、開口から繋がった傾斜面63が形成され、ICパッケージ22を容易に落とし込むことができるように構成されている。
また、案内部62aは、ICパッケージ22の外部電極22aの各々が嵌り込む孔64を有し、この孔64の中に接触電極30が収容されている。したがって、案内部62aの開口に落とし込まれたICパッケージ22の外部電極22aの各々は、対応する孔64内に入り込み、接触電極30と接触する。この状態でICパッケージ22を上から押圧することにより、弾性電極保持部53のコンタクトピン23が押圧され、試験回路基板25の端子(図示せず)とICパッケージ22の外部電極22aとが電気的に接続される。
以上のように、案内部62aを有する接触電極保持部62を用いることにより、ICパッケージ22を容易にコンタクタ61に搭載することができ、同時に正確に位置決めを行うことができる。
次に、本発明の第4実施例について、図12を参照しながら説明する。図12は本発明の第4実施例によるコンタクタ71の断面図である。図12において、図5に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施例によるコンタクタ71は、接触電極30を保持する接触電極保持部72と、バネ電極43を保持する弾性電極保持部73とにより構成される。接触電極保持部72は弾性電極保持部73から容易に分離できるように別部品として形成される。したがって、試験回路基板45には弾性電極保持部73がのみが固定され、接触電極保持部72は弾性電極保持部73の上に載置された状態でその上にICパッケージ42が搭載される。
本実施例では、複数の接触電極30を保持する接触電極保持部72が分離可能な単一の部品として形成されているため、接触電極30を交換する際に、接触電極保持部72を交換すれば、複数の接触電極30をまとめて交換することができる。
例えば、接触電極30を長時間使用して接触部分が摩耗したり、接触部分部が酸化して接触が悪くなったような場合、接触電極保持部72だけを新品に交換することで、比較的製造コストの高い弾性電極保持部73は交換せずに使用することができる。したがって、コンタクタに費やされる費用を削減することができる。
また、上述の第3実施例と同様に、接触電極30の接触部に異物が付着した場合に、接触電極保持部を取り外してから異物を除去することができる。この際、取り外した接触電極部保持72をクリーニングして異物を除去してすぐにもとに戻してもよく、あるいは、クリーニングしてある別の接触電極保持部72と交換してもよい。これにより、試験を続行しながら、異物が付着した接触電極保持部72は別の工程で異物を除去することができる。したがって、試験工程が異物の付着に影響されずに試験工程を続行することができる。 次に、上述の第4実施例の変形例について、図13を参照しながら説明する。図13は本発明の第4実施例の変形例によるコンタクタ81の断面図である。図13において、図12に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。コンタクタ81は、位置決め機構を有する接触電極保持部82と、弾性電極保持部73とよりなり、接触電極保持部82の形状以外は、図12に示すコンタクタ71と同じ構成を有する。
接触電極保持部82は、図13に示すように、板状ではなく、搭載されるICパッケージ42を囲むように案内部82aが形成される。案内部82aは、ICパッケージ42の外部電極42aの外周より僅かに大きな開口を形成し、この開口にICパッケージ42を落とし込むことでICパッケージ42は位置決めされる。案内部82aには、さらに、ICパッケージ42の本体が嵌りこむ開口83を有している。
したがって、案内部82aの開口に落とし込まれたICパッケージ42の外部電極42aの各々は、開口部の底面に露出した接触電極30の上に正確に配置され、接触電極30と接触する。この状態でICパッケージ22を上から押圧することにより、弾性電極保持部73のバネ電極43が押圧され、試験回路基板45の端子(図示せず)とICパッケージ42の外部電極42aとが電気的に接続される。
以上のように、案内部82aを有する接触電極保持部82を用いることにより、ICパッケージ42を容易にコンタクタ81に搭載することができ、同時に正確に位置決めを行うことができる。
次に、上述の実施例における接触電極の構成について説明する。
上述の各実施例において、接触電極保持部内の接触電極30の移動方向(矢印Aで示す)は、図14(a)に示すように、コンタクトピン23(あるいはバネ電極43)の押圧力が作用する方向(矢印Bで示す)と同じ方向に一致している。これにより、接触電極が接触するICパッケージの外部電極の高さのバラツキを吸収し、各外部電極に対してほぼ等しい接触圧が得られる。
ここで、図14(b)に示すように、材接触電極30の移動方向(矢印Aで示す)を、コンタクトピン23(あるいはバネ電極43)の押圧力が作用する方向(矢印Bで示す)に対して僅かに傾斜させることもできる。このようにすることにより、図15に示すように、接触電極30が外部電極22aに接触する際に、接触点が矢印Cで示す方向に移動し、接触電極30が外部電極22aの表面を摩擦する動作となる。この摩擦により、外部電極22aの表面や接触電極30の表面の酸化被膜を破って良好な接触を得ることができる。また、外部電極22aの表面や接触電極30の表面に異物が堆積していた場合、異物を除去することができる。
また、接触電極の支持部分に遊びを持たせることにより、接触電極の移動方向を適切に変えることができる。図16に示すように、接触電極30を内部に支持する開口の内壁と接触電極30の外周面との間に適度な間隙を設けることにより、開口内で接触電極30が僅かに傾斜することができる。これにより、例えば外部電極22aの押圧方向が、コンタクトピン23の押圧方向に対して傾斜していたとしても、接触電極30が開口内で傾斜することにより、傾斜を吸収して滑らかに移動することができる。
図17は、図16に示す接触電極の支持構成を有するコンタクタを用いて行なう試験を示す図である。ICパッケージ22及び接触電極保持部52が弾性電極保持部53に対して傾いて配置された場合であっても、接触電極30自体が自動的に傾斜して移動するため、ICパッケージ22からの押圧力をコンタクトピン23に滑らかに伝達することができる。
次に、本発明の第5実施例によるコンタクタについて、図18を参照しながら説明する。図18は本発明の第5実施例によるコンタクタ91の断面図である。図18において、図6に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施例によるコンタクタ91は、接触電極保持部52の代わりに接触電極保持部92を有する。接触電極保持部92は、複数の接触電極30を保持するが、試験を行なうICパッケージ22の電極配列に基づいて、接触電極30が傾斜して設けられている。
すなわち、コンタクトピン23の配列ピッチに対して、図18に示すICパッケージ22の外部電極22aの配列ピッチは狭くなっており、これに対応するように接触電極保持部92の接触電極30を支持する開口が傾斜して設けられる。したがって、接触電極保持部92の下面(弾性電極保持部53に対向する面)において、接触電極30を支持する開口の配列ピッチは、コンタクトピン23の配列ピッチと同じであり、一方、接触電極保持部92の上面(ICパッケージ22に対向する面)において、接触電極30を支持する開口の配列ピッチは、外部電極22aの配列ピッチと同じである。
本実施例によれば、弾性電極保持部92の接触電極を支持する開口の傾斜を変更することで異なる配列ピッチのICパッケージを試験することができる。傾斜角度の異なる弾性電極保持部92を準備しておくことにより、複数の異なる配列ピッチのICパッケージを、同じ弾性電極保持部53を用いて接触電極保持部92のみを交換することで試験することができる。例えば、傾斜していない接触電極を有する接触電極保持部92と、図18に示すように内側に傾斜した接触電極を有する接触電極保持部92と、外側に傾斜した接触電極保持部92を準備しておくことにより、3種類の配列ピッチのICパッケージを試験することができる。
次に、本発明の第6実施例によるコンタクタについて、図19を参照しながら説明する。図19は本発明の第6実施例によるコンタクタに設けられる接触電極の近傍を示す図である。本実施例によるコンタクタは、接触電極を含む接触電極保持部が異なる以外は、上述の各実施例と同様な構成であり、接触電極のみに関して説明する。
本実施例によるコンタクタの接触電極30Eは、図19に示すように、屈曲した棒状の導電性を有する弾性体(例えば、金属片)で形成され、接触電極保持部92に形成された開口内に保持される。このような接触電極30Eが、ICパッケージ22の外部電極22aとコンタクトピン23との間で押圧されると、その接触端部は押圧方向に垂直な方向(矢印Aで示す)へ僅かに変位する。この変位により、外部端子22aの表面が摩擦され、外部端子の表面の酸化被膜等を破って良好な接触を得ることができる。
ここで、本発明によるコンタクタが取り付けられた試験回路基板の全体概要を図20に示す。本発明によるコンタクタの代表として図6に示すコンタクタ51が試験回路基板25に取り付けられている。試験回路基板25には、試験に必要な回路が形成される。また、試験回路基板25には、試験に必要な回路を形成するための電子部品25aや、試験回路基板25を試験装置に接続するためのコネクタ25b等が搭載される。
次いで、コンタクトピンとしてバネ電極を有するコンタクタの一例を図21に示す。図21に示すコンタクタ100は、ICチップ(ウェーハ)102の特性試験に用いられるものであり、複数のコンタクトピン103を有している。コンタクトピン103の各々は、ICチップ102の外部電極102aに接続される接触電極部103aと、試験回路基板104の端子に接続される接触電極部103bとを有し、これらの間にバネ電極部103cが設けられ、コンタクトピン103として一体化されている。バネ電極部103cの付勢力により、接触電極部103aとICチップ102の外部電極102aとを電気的に接続すると共に、試験回路基板104側の接触電極部103bと試験回路基板104の端子とを互いに逆方向に付勢する。このバネ電極部103cの付勢力により、接触電極部103aはICチップ102の外部電極102aに押圧されて適切な接触圧が発生する。
以上の構成において、試験回路基板104の端子は、コンタクトピン103によりICチップ102の対応する外部電極102aに電気的に接続され、チップの電気的試験が行われる。コンタクトピン103の各々は、バネ電極部103cの両端に接触電極部103a,103bが形成されて一体化されており、コンタクタの中にチップの外部電極の配列に合わせて配置される。
次に、本発明の第7実施例によるコンタクタについて、図22を参照しながら説明する。図22は本発明の第7実施例によるコンタクタ110の断面図である。コンタクタ110はBGAタイプのICパッケージ112の特性試験に用いられるものであり、複数のコンタクトピン113を有している。コンタクトピン113の各々は、ICパッケージ112の外部電極112aと接触する接触電極(第1の接触電極)114と、試験回路基板104の端子に接触する接触電極(第2の接触電極)115とよりなる。
第1の接触電極114と第2の接触電極115との間にはバネ電極(弾性電極)116が設けられ、ICパッケージ112に対する第1の接触電極114と試験回路基板104に対する第2の接触電極115とを電気的に接続している。また、バネ電極116は導電性の弾性体であり、第1の接触電極114と第2の接触電極115とを互いに逆方向に付勢する。このバネ電極116の付勢力により、第1の接触電極114とICパッケージ112の外部電極112aとの間に適切な接触圧が発生し、同様に、第2の接触電極115と試験回路基板104の端子との間に適切な接触圧が発生する。
図22に示すバネ電極116は、例えば銅合金のピンを「く」の字型に屈曲して形成したものであり、その形状により弾性力が発生する。ただし、弾性力を発生するのは形状だけではなく、例えば、バネ電極116の材料自体が導電性を有する弾性体であってもよい。
以上のように、コンタクトピン113は、接触圧を発生させる弾性電極として機能する。
ここで、本実施例では、コンタクトピン113を構成する第1の接触電極114、バネ電極116及び第2の接触電極115は互いに分離可能な別部品であり、これらのうちの1つを容易に交換することができる。
図22に示す例では、第1の接触電極114は第1の接触電極保持部117に保持され、バネ電極116はバネ電極保持部118に保持され、第2の接触電極115は第2の接触電極保持部119に保持される。ここで、例えば、ICパッケージ112側の接触電極114に塵等が付着した場合などは、第1の接触電極保持部117をバネ電極保持部119から取り外して清掃することができる。あるいは、第1の接触電極保持部117を清浄なものと交換することもできる。第2の接触電極保持部についても同様である。
また、第1の接触電極114、第2の接触電極115、第1の接触電極保持部117及び第2の接触電極保持部119は、上述の様々な実施例における接触電極及び接触電極保持部と同様な構成とすることもできる。
例えば、第1の接触電極114及び第1の接触電極保持部117を図23に示すような構成として、第1の接触電極114がバネ電極116の押圧方向に対して傾斜可能とすることもできる。すなわち、第1の接触電極114の外周面との間に適度な間隔を設けることにより、開口内で第1の接触電極114が僅かに傾斜することができ、例えばバネ電極116が座屈により位置がずれてしまった場合においても、第1の接触電極114が開口内で傾斜することにより、ずれを吸収してICパッケージ112の外部電極112aの中心位置にほぼ垂直方向に押圧することができる。これは、第2の接触電極115についても同様であり、第2の接触電極115及び第2の接触電極保持部118を図24に示すような構成としてもよい。
また、例えば、第1の接触電極114を、図19に示すように屈曲した棒状の導電性を有する弾性体(例えば、金属片)としてもよい。このような第1の接触電極114が、ICパッケージ112の外部電極112aとバネ電極116との間で押圧されると、その接触端部は押圧方向に垂直な方向へ僅かに変位する。この変位により、外部端子112aの表面が摩擦され、外部端子の表面の酸化被膜等を破って良好な接触を得ることができる。これは、第2の接触電極115についても同様である。
次に、本発明の第8実施例について説明する。図25は本発明の第8実施例によるコンタクタ120の断面図である。コンタクタ120はICチップ102(即ちウェーハ)の試験に用いられるものであり、複数のコンタクトピン123を有している。コンタクトピン123の各々は、ICチップ102の外部電極102aと接触する第1の接触電極124と、試験回路基板104の端子に接触する第2の接触電極125とよりなる。
第1の接触電極124と第2の接触電極125との間にはバネ電極126が設けられ、ICチップ102に対する第1の接触電極124と試験回路基板104に対する第2の接触電極125とを電気的に接続している。また、バネ電極126は導電性の弾性体であり、第1の接触電極124と第2の接触電極125とを互いに逆方向に付勢する。このバネ電極126の付勢力により、第1の接触電極124とICチップ102の外部電極102aとの間に適切な接触圧が発生し、同様に、第2の接触電極125と試験回路基板104の端子との間に適切な接触圧が発生する。
本実施例のその他の構成は、上述の第7実施例の構成と同様であり、その説明は省略する。
上述の実施例において、接触電極の材質としては、導電性材料として鋼(SK材)や銅合金のような金属材料を用いることが好ましく、接触部分に表面処理を施すこととしてもよい。例えば、接触電極の接触部分に、はんだが転写されにくい白金系のメッキ(例えばロジウムやパラジウムメッキ)、又はこれらの合金メッキを施すこととしてもよい。また、接触部分の摩耗を防止するために、硬度の高い金属メッキを施すこととしてもよい。また、銀、白金、銅、金及びパラジウムで構成した合金材料の場合、表面メッキを施す必要がなく、さらに表面を研磨しても酸化することなく良好な接触状態を保つことが可能であるため、このような合金材料を用いてもよい。
以上のようなコンタクタの構成において、試験回路基板の端子は、コンタクトピンと接触電極によりICパッケージ又はICチップの対応する外部電極に電気的に接続され、ICパッケージ又はICチップの電気的試験が行われる。
上述の第7及び第8実施例では、コンタクトピンとICパッケージ又はICチップの外部電極との間に、バネ電極とは別部品である接触電極を介在させている。また、コンタクトピンと試験回路基板の端子との間に、バネ電極とは別部品である接触電極を介在させている。したがって、ICパッケージ又はICチップの外部電極の形状に合わせて接触電極のみを交換することができる。また、試験回路基板との接触により摩耗や破損した場合又は異物付着した場合に接触電極のみを交換することができる。また、接触時の座屈運動等によって接触電極部が水平方向へ移動する動作を行った場合においても、接触電極の形状を円錐状にする等により試験回路基板の端子中央部に正確に接触させることができる。さらに、試験回路基板の端子にダメージを与えることなく接触させることができる。
本発明は上述の具体的に説明した実施例に限られず、本発明の範囲内で様々な変形例、改良例がなされるであろう。
以上説明したように、本発明による電子部品用コンタクタ及びこれを用いた試験方法の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) 電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、
前記電子部品の端子に接触するよう構成された複数の接触電極と、
導電性を有する弾性体で形成され、前記接触電極を前記電子部品の端子に押圧するための押圧力を発生する複数の弾性電極と
を有し、
前記接触電極は、前記弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記2) 付記1に記載のコンタクタであって、
前記複数の接触電極の各々の接触部分は、前記電子部品の端子の形状に対応した形状であることを特徴とするコンタクタ。
(付記3) 付記1に記載のコンタクタであって、
前記複数の接触電極を保持する接触電極保持部は、前記複数の弾性電極を保持する弾性電極保持部から分離可能な別部品であることを特徴とするコンタクタ。
(付記4) 付記3に記載のコンタクタであって、
前記接触電極保持部は板状部材よりなり、前記接触電極の各々は該板状部材を貫通して設けられた開口の中に移動可能に支持されることを特徴とするコンタクタ。
(付記5) 付記4に記載のコンタクタであって、
前記接触電極保持部は、前記電子部品の位置決めを行う位置決め機構を有することを特徴とするコンタクタ。
(付記6) 付記5に記載のコンタクタであって、
前記位置決め機構は、前記電子部品の外形に基づいて前記電子部品を所定の位置に案内する機構であることを特徴とするコンタクタ。
(付記7) 付記3に記載のコンタクタであって、
前記接触電極保持部は、前記複数の接触電極が一体的に形成された単一の部材であることを特徴とするコンタクタ。
(付記8) 付記3に記載のコンタクタであって、
前記接触電極の一端は前記電子部品の端子の形状に対応した形状であり、反対端は平面状の電極に対応した前記の形状とは異種の形状であることを特徴とするコンタクタ。
(付記9) 付記3に記載のコンタクタであって、 前記接触電極保持部の開口の軸方向は、前記弾性電極が発生する押圧力の方向とは異なることを特徴とするコンタクタ。
(付記10) 付記3に記載のコンタクタであって、
前記接触電極保持部の開口内での前記接触電極の移動方向は、前記弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記11) 付記3に記載のコンタクタであって、
前記接触電極保持部は前記電子部品に対向する第1の面と第1の面の反対側の第2の面とを有し、前記第1の面における開口間のピッチは、前記第2の面における開口のピッチとは異なることを特徴とするコンタクタ。
(付記12) 付記1に記載のコンタクタであって、
前記接触電極の各々は前記開口内で屈曲しており、前記弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記13) 外部端子を有する電子部品をコンタクタを介して試験回路に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、
該コンタクタの弾性電極保持部上に接触電極保持部を搭載し、
前記電子部品の端子を該接触電極保持部の接触電極に対して押圧して前記弾性電極保持部の弾性電極を前記接触電極により押圧することにより、前記弾性電極を前記電子部品の端子と電気的に接続し、
前記弾性電極及び前記接触電極を介して前記試験回路と前記電子部品とを電気的に接続しながら、前記電子部品の試験を行う
ことを特徴とする試験方法。
(付記14) 付記13に記載の試験方法であって、
一種類の電子部品を試験した後、前記接触電極保持部を異なる接触電極を有するものと交換し、
交換した接触電極保持部の接触電極を介して異なる種類の電子部品を前記弾性電極に電気的に接続し、
前記弾性電極及び前記異なる接触電極を介して前記異なる種類の電子部品を前記試験回路に電気的に接続しながら、前記異なる種類の電子部品の試験を行う
ことを特徴とする試験方法。
(付記15) 付記13に記載の試験方法であって、
電子部品を試験した後、前記接触電極保持部を前記弾性電極保持部から分離し、
分離した前記接触電極保持部の接触電極をクリーニングし、
クリーニングした接触電極保持部を用いて試験を行う
ことを特徴とする試験方法。
(付記16) 付記13に記載の試験方法であって、
一種類の電子部品を試験した後、前記接触電極保持部を上下反転し、
反転した接触電極保持部の接触電極を介して異なる種類の電子部品を前記弾性電極に電気的に接続し、
前記弾性電極及び前記接触電極を介して前記異なる種類の電子部品を前記試験回路に電気的に接続しながら、前記異なる種類の電子部品の試験を行う
ことを特徴とする試験方法。
(付記17) 回路基板を電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、
前記電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、
前記回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、
前記第1の接触電極と前記第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極と
を有し、
前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記18) 付記17に記載のコンタクタであって、
前記第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部と、前記第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部と、前記弾性電極を保持する弾性電極保持部とを更に有し、
前記第1の接触電極保持部及び前記第2の接触電極保持部の少なくとも一方は、前記弾性電極保持部から分離可能な別部品であることを特徴とするコンタクタ。
(付記19) 付記17に記載のコンタクタであって、
前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記20) 付記17に記載のコンタクタであって、
前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることを特徴とするコンタクタ。
(付記21) 電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、前記第1の接触電極と前記第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極とを有するコンタクタを介して前記電気部品を前記回路基板に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、
前記第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部及び前記第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部の少なくとも一方を前記弾性電極を保持する弾性電極保持部に対して分離可能に搭載し、
前記電子部品の端子を前記第1の接触電極に対して押圧して、前記弾性電極を前記第1の接触電極により押圧し、その結果、前記弾性電極を前記第2の接触電極に押圧して、前記第2の接触電極を前記回路基板の端子に押圧することにより、前記電子部品の端子と前記回路基板の端子とを電気的に接続し、
前記電子部品の端子と前記回路基板の端子とを電気的に接続した状態で、前記電子部品の試験を行う
ことを特徴とする試験方法。
従来のコンタクトピンを有するコンタクタを示す図である。 従来のコンタクト片を有するコンタクタを示す図である。 本発明の第1実施例によるコンタクタの断面図である。 異なる種類の外部電極の形状やサイズを示す図である。 本発明の第2実施例によるコンタクタの断面図である。 本発明の第3実施例によるコンタクタの断面図である。 接触電極保持部を交換して異なるICパッケージを試験する方法を示す図である。 (a)は一端が凹状で他端が凸状の接触電極が設けられたコンタクタの断面図であり、(b)は(a)に示す接触電極付近を拡大して示す図である。 (a)は(b)に示す接触電極保持部を上下反転した状態を示す図であり、(b)は(a)に示す接触電極付近を拡大して示す図である (a)は接触電極の接触部に付着した異物を除去する方法を示す図であり、(b)は(a)の接触電極付近を拡大して示す図である。 本発明の第3実施例の変形例によるコンタクタの断面図である。 本発明の第4実施例によるコンタクタの断面図である。 本発明の第4実施例の変形例によるコンタクタの断面図である。 (a)はコンタクトピンの押圧力が作用する方向と接触電極の移動方向とが同じ方向である場合を示す図であり、(b)は接触電極移動方向をコンタクトピンの押圧力が作用する方向に対して僅かに傾斜させた場合を示す図である。 図14(b)に示す接触電極が外部電極に接触する際の移動を示す図である。 接触電極を内部に支持する開口の内壁と接触電極の外周面との間に適度な間隙が設けられた場合の図である。 図16に示す接触電極の支持構成を有するコンタクタを用いて行なう試験を示す図である。 本発明の第5実施例によるコンタクタの断面図である。 本発明の第6実施例によるコンタクタに設けられる接触電極の近傍を示す図である。 本発明によるコンタクタが取り付けられた試験回路基板の全体概要を示す図である。 ICチップ用コンタクタの一例を示す断面図である。 本発明の第7実施例によるコンタクタの断面図である。 本発明の第7実施例によるコンタクタのICチップ側の接触電極の近傍を示す断面図である。 本発明の第7実施例によるコンタクタの試験回路基板側の接触電極の近傍を示す断面図である。 本発明の第8実施例によるコンタクタの断面図である。
符号の説明
21,41,51,61,71,81,91 コンタクタ
22,42 ICパッケージ
22a,42a 外部電極
23 コンタクトピン
24a,24b 電極
25,45 試験回路基板
25a 電子部品
25b コネクタ
26 コイルスプリング
30,30A,30B,30C、30D,30E 接触電極
43 バネ電極
44a,44b 電極端部
44c バネ部
52、52A,52B 接触電極保持部
53 弾性電極保持部
55 異物
56 ブラシ
62、72,82,92 接触電極保持部
62a,82a 案内部
63 傾斜面
64 孔
72 接触電極保持部
73 弾性電極保持部
83 開口
100,110,120 コンタクタ
102 ICチップ
102a,112a 外部電極
103,113,123 コンタクトピン
104 試験回路基板
114,124, 第1の接触電極
115,125 第2の接触電極
116,126 バネ電極
117,127 第1の接触電極保持部
118,128 第2の接触電極保持部
119,129 バネ電極保持部

Claims (10)

  1. 電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、
    前記電子部品の端子に接触するよう構成された複数の接触電極と、
    導電性を有する弾性体で形成され、前記接触電極を前記電子部品の端子に押圧するための押圧力を発生する複数の弾性電極と
    を有し、
    前記接触電極は、前記弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタ。
  2. 請求項1に記載のコンタクタであって、
    前記複数の接触電極を保持する接触電極保持部は、前記複数の弾性電極を保持する弾性電極保持部から分離可能な別部品であることを特徴とするコンタクタ。
  3. 請求項2に記載のコンタクタであって、
    前記接触電極保持部の開口内での前記接触電極の移動方向は、前記弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることを特徴とするコンタクタ。
  4. 請求項1に記載のコンタクタであって、
    前記接触電極の各々は前記開口内で屈曲しており、前記弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることを特徴とするコンタクタ。
  5. 外部端子を有する電子部品をコンタクタを介して試験回路に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、
    該コンタクタの弾性電極保持部上に接触電極保持部を搭載し、
    前記電子部品の端子を該接触電極保持部の接触電極に対して押圧して前記弾性電極保持部の弾性電極を前記接触電極により押圧することにより、前記弾性電極を前記電子部品の端子と電気的に接続し、
    前記弾性電極及び前記接触電極を介して前記試験回路と前記電子部品とを電気的に接続しながら、前記電子部品の試験を行う
    ことを特徴とする試験方法。
  6. 回路基板を電子部品の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクタであって、
    前記電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、
    前記回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、
    前記第1の接触電極と前記第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極と
    を有し、
    前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極から分離可能であることを特徴とするコンタクタ。
  7. 請求項6に記載のコンタクタであって、
    前記第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部と、前記第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部と、前記弾性電極を保持する弾性電極保持部とを更に有し、
    前記第1の接触電極保持部及び前記第2の接触電極保持部の少なくとも一方は、前記弾性電極保持部から分離可能な別部品であることを特徴とするコンタクタ。
  8. 請求項6に記載のコンタクタであって、
    前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極が発生する押圧力の方向に対して傾斜可能であることを特徴とするコンタクタ。
  9. 請求項6に記載のコンタクタであって、
    前記第1の接触電極及び前記第2の接触電極の少なくとも一方は、前記弾性電極からの押圧力により弾性変形可能であることを特徴とするコンタクタ。
  10. 電子部品の端子に接触するよう構成された第1の接触電極と、回路基板の端子に接触するよう構成された第2の接触電極と、前記第1の接触電極と前記第2の接触電極との間に配置された導電性を有する弾性体よりなる弾性電極とを有するコンタクタを介して前記電気部品を前記回路基板に電気的に接続した状態で行う試験方法であって、
    前記第1の接触電極を保持する第1の接触電極保持部及び前記第2の接触電極を保持する第2の接触電極保持部の少なくとも一方を前記弾性電極を保持する弾性電極保持部に対して分離可能に搭載し、
    前記電子部品の端子を前記第1の接触電極に対して押圧して、前記弾性電極を前記第1の接触電極により押圧し、その結果、前記弾性電極を前記第2の接触電極に押圧して、前記第2の接触電極を前記回路基板の端子に押圧することにより、前記電子部品の端子と前記回路基板の端子とを電気的に接続し、
    前記電子部品の端子と前記回路基板の端子とを電気的に接続した状態で、前記電子部品の試験を行う
    ことを特徴とする試験方法。
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