JP5819880B2 - 平行度調整装置および平行度調整方法 - Google Patents

平行度調整装置および平行度調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、平行度調整装置および平行度調整方法に関する。特に、パワー半導体の表面と電極の表面との平行度を調整する必要があるパワー半導体の検査に用いられる平行度調整装置および平行度調整方法に関する。
従来、プローブヘッドの先端を半導体に当接させて通電する大電流用プローブピンに関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された技術では、プローブピンは、電気通電用の接触部が複数形成されて分散配置されている当接部材と、棒状の導電体からなり先端に当接部材が取り付けられると共に後端に電線端部を接続されるプランジャと、半導体に当接部材を当接させるようプランジャを付勢するコイルバネと、を備える。そして、当接部材の周縁部が放射状に分岐して接触部をなし、当接部材の中央部がプランジャの先端面の凹みの中で留具挿通孔に差し込んだ留め具にてプランジャに固定され、接触部が凹みの内周縁より外周側へ延びている。
この特許文献1の技術によると、当接部材の接触部は、半導体に当接すると凹みの内周縁を支承点にしてシーソーのように揺動する。そして、揺動時には、当接部材の接触部の中央部寄り部分の変形によって接触圧力の変動が緩和され、半導体の表面のプローブピン当接部位に多少の凹凸やうねりがあっても、当接部材の多数の接触部と半導体の表面との接触状態が揃って安定するとされている。
特開2011−137791号公報
近年、半導体の薄層化や内部構造の複雑化が進み、半導体が物理的負荷に対して脆弱化している。そのため、プローブ装置は、半導体の表面と上記当接部材のような電極の表面とを接触させるときに、半導体に対する荷重集中を起因とする負荷を軽減すべく、接触動作を精密に制御する必要がある。このため、プローブ装置に慎重な動作が要求され、プローブ装置の稼動速度は遅くなる。その結果、半導体1個あたりにかかる検査時間としてのサイクルタイムを短縮できない課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、半導体に対する負荷を軽減して半導体の表面と電極の表面との平行度を調整し、稼動速度を高速化してサイクルタイムを短縮する平行度調整装置および平行度調整方法を提供することにある。
(1) 半導体(例えば、後述のパワー半導体100)の表面(例えば、後述の表面100f)と、当該表面に接触して加圧しつつ電流を印加する電極(例えば、後述の接触体2)の表面(例えば、後述の表面21f)との平行度を調整する平行度調整装置(例えば、後述のプローブ装置1)であって、前記半導体の表面と前記電極の表面とが接触したときに、前記半導体の表面の傾きに倣って前記電極の表面を傾斜可能、かつ、前記電極を前記半導体に押圧して通電可能とする押圧体(例えば、後述の押圧体アッセンブリ3)を備え、前記電極の表面は、四角形状を有し、前記押圧体は、複数の弾性体(例えば、後述の第1押圧ピン31a、第2押圧ピン31b)を有し、前記複数の弾性体は、前記電極の表面の四隅に対応して分散配置された第1弾性体(例えば、後述の第1押圧ピン31a)と、前記第1弾性体以外の第2弾性体(例えば、後述の第2押圧ピン31b)と、からなり、前記第1弾性体は、押圧力と収縮とのバランスをとって前記電極と前記半導体の表面との平行度を調整し、平行度の調整後、前記第2弾性体が前記電極の背面に接触して前記電極を前記第1弾性体の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧することを特徴とする平行度調整装置。
(1)の発明によれば、押圧体は、半導体の表面と電極の表面とが接触して平行度を調整するまで電極を所定の押圧力にて押圧し、その後に電極を所定の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧する。これによって、半導体の表面と電極の表面との平行度の調整が過度の押圧力ではない所定の押圧力にて実施される。そのため、所定の押圧力にて押圧された電極の表面が半導体の表面に倣って傾斜し易い。また、半導体の表面と電極の表面との一部同士が接触した直後から、稼動速度が一定であっても所定の押圧力にて押圧される電極の表面が半導体の表面から逃げ、半導体の表面と電極の表面との相対距離を接近させる速度が遅くなる。よって、半導体の表面と電極の表面との接触が平行度を調整しつつ円滑に行われる。
そして、平行度の調整後の電流の印加が所定の押圧力よりも大きい押圧力にて実施される。そのため、平行度を調整した後に電極を所定の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧することで半導体に対して荷重集中を最小にして負荷が軽減される。また、加圧しつつ印加する必要のある電流が電極から半導体に良好に流れる。
このように、半導体に対する負荷を軽減できると共に、稼動速度が一定であっても半導体の表面と電極の表面との相対距離を接近させる速度を遅くできる。そのため、接触動作を精密に制御する必要がなくなる。したがって、半導体に対する負荷を軽減して半導体の表面と電極の表面との平行度を調整し、稼動速度を高速化してサイクルタイムを短縮することができる。
また、一部の弾性体(第1弾性体)は、電極の表面の四隅に対応して分散配置される。これによって、電極の表面の四隅に対応して分散配置された一部の弾性体が所定の押圧力を電極に対してバランスよく発揮し、電極の表面と半導体の表面との平行度の調整が容易に実施できる。
また、一部の弾性体は、半導体の表面と電極の表面とが接触する前から電極に接触して電極を所定の押圧力にて押圧し、複数の弾性体のうち一部以外の弾性体(第2弾性体)は、半導体の表面と電極の表面とが接触した後に電極に接触して電極を所定の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧する。これによって、半導体の表面と電極の表面との平行度の調整が一部の弾性体による所定の押圧力にて実施される。また、平行度の調整後の電流の印加が電極を一部の弾性体を含む複数の弾性体による所定の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧しつつ実施される。
(2) 前記電極の表面は、前記半導体の表層の表面電極層に差し込まれる複数の微小突起(例えば、後述の微小突起25)を有し、前記複数の微小突起は、前記表面電極層の層厚よりも小さく、かつ、前記表面電極層の表面に形成された酸化膜の膜厚よりも大きな高さに形成されることを特徴とする(1)に記載の平行度調整装置。
(2)の発明によれば、複数の微小突起がスパイクの役割を果たし、半導体に対する電極の位置が位置決めされる。
(3) 前記電極は、前記複数の微小突起を有しても、表面が前記複数の微小突起に比して広い平坦面となっていることを特徴とする(2)に記載の平行度調整装置。
(3)の発明によれば、表面は、複数の微小突起に比して広大な平坦面であって複数の微小突起による表面電極層への差し込みを規制する規制面となっている。このため、表面は、複数の微小突起が半導体の表面電極層に差し込まれた後に更に圧力が加わった場合であっても、半導体に対する当接状態を維持し、複数の微小突起による表面電極層への過剰な差し込みを規制する。
(4) 前記半導体を弾性支持する弾性支持体(例えば、後述の弾性支持体アッセンブリ220)を備えることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の平行度調整装置。
(4)の発明によれば、弾性支持体は、半導体を弾性支持する。これによって、半導体の表面と電極の表面とが接触するときに、半導体に対する衝撃が弾性支持体によって吸収され、半導体への負荷がより軽減され、半導体の衝撃荷重に対する耐性を高める。したがって、稼動速度をより高速化してサイクルタイムをより短縮することができる。
(5) 半導体(例えば、パワー半導体100)の表面(例えば、表面100f)と、当該表面に接触して加圧しつつ電流を印加する電極(例えば、接触体2)の表面(例えば、表面21f)との平行度を調整する平行度調整方法であって、前記半導体の表面と前記電極の表面との相対距離を、両表面の一部同士が接触するまで接近させる移動工程(例えば、後述のステップS1,S2)と、前記相対距離を接近させつつ、前記半導体の表面の傾きに倣って前記電極の表面を傾斜させる平行度調整工程(例えば、後述のステップS3)と、四角形状の前記電極の表面の四隅に対応して分散配置された第1弾性体(例えば、後述の第1押圧ピン31a)と、第2弾性体(例えば、後述の第2押圧ピン31b)と、からなる複数の弾性体(例えば、後述の第1押圧ピン31a、第2押圧ピン31b)によって前記半導体の表面を前記電極の表面で加圧する加圧工程(例えば、後述のステップS4)と、を含み、前記平行度調整工程は、前記第1弾性体が押圧力と収縮とのバランスをとって前記電極と前記半導体の表面との平行度を調整し、前記加圧工程は、前記平行度調整工程の後に、前記第2弾性体が前記電極の背面に接触して前記電極の表面を前記第1弾性体の押圧力よりも大きい押圧力にて前記半導体の表面に押圧することを特徴とする平行度調整方法。
(5)の発明によれば、(1)の発明と同様の作用・効果を奏する。
(6) 前記移動工程は、前記相対距離を所定の速度にて接近させ、前記平行度調整工程は、前記相対距離を前記所定の速度よりも遅い速度にて接近させることを特徴とする(5)に記載の平行度調整方法。
(6)の発明によれば、移動工程は、相対距離を稼動速度と一致する所定の速度にて接近させる。平行度調整工程は、所定の押圧力にて押圧される電極の表面が半導体の表面から逃げ、電極の表面の移動が稼動速度に対して緩やかになるため、相対距離を所定の速度よりも遅い速度にて接近させる。
本発明によれば、半導体に対する負荷を軽減して半導体の表面と電極の表面との平行度を調整し、稼動速度を高速化してサイクルタイムを短縮する平行度調整装置および平行度調整方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るプローブ装置の概略構成を示す斜視図であり、図1(a)が分解図であり、図1(b)が全体図である。 上記実施形態に係るプローブ装置の図1(b)のAA断面図である。 上記実施形態に係るプローブ装置を用いた半導体検査の工程図である。 上記実施形態に係るプローブ装置を用いた半導体検査の各工程での状態図1であり、図4(a)が待機状態図であり、図4(b)が第1信号ピンとパワー半導体との接触状態図であり、図4(c)が第2信号ピンとパワー半導体との接触状態図であり、図4(d)が接触体とパワー半導体との接触状態図であり、図4(e)が接触体とパワー半導体との圧接状態図である。 上記実施形態に係るプローブ装置を用いた半導体検査の各工程での状態図2であり、図5(a)が接触体とパワー半導体との接触状態図であり、図5(b)が接触体とパワー半導体との離間状態図であり、図5(c)が第2信号ピンとパワー半導体との離間状態図であり、図5(d)が第1信号ピンとパワー半導体との離間状態図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブ装置の図1(a)のAA断面図である。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電流印加装置としてのプローブ装置1の概略構成を示す斜視図であり、図1(a)が分解図であり、図1(b)が全体図である。図2は、本実施形態に係るプローブ装置1の図1(b)のAA断面図である。図1(a)のAA断面は、プローブ装置1の断面構成を分かり易くするために途中で断面位置を変更している。
図1に示されたプローブ装置1は、400〜2000Aの大電流のスイッチングに用いられるパワー半導体(IGBT,MOS,ダイオードなど)100を検査するための半導体検査装置に適用され、パワー半導体100に圧接して大電流を印加する。
プローブ装置1は、接触体2と、押圧体アッセンブリ3と、絶縁プレート4と、固定カバー5と、基体6と、を備える。
図1に示すように、接触体2は、円盤状であり、中央に四角形状のパワー半導体100よりも一回り小さい四角形状の接触部21をパワー半導体100側に突出させて有する。接触体2は、ニッケルから構成される。
接触体2は、接触部21の隣に、位置決め棒71が挿通されるためにその厚み方向に貫通する1つの位置決め用孔22を有する。なお、接触体2の位置決め用孔22の口径は位置決め棒71の外径よりも所定隙間を有する程大きく、後述する接触体2の接触部21の表面21fとパワー半導体100の表面100fとの平行度の調整を規制するものではない。
接触体2は、位置決め用孔22とは接触部21に対して反対側に、第1信号ピン32および第2信号ピン33の各々が挿通されるためにその厚み方向に貫通する2つの第1信号ピン用孔23および第2信号ピン用孔24を有する。
接触部21は、パワー半導体100と面接触する表面21fを有する。表面21fは、パワー半導体100の表層の表面電極層のみに差し込まれる複数の微小突起25を有する。接触部21は、複数の微小突起25を有しても、表面21fが複数の微小突起25に比して広大な平坦面となっている。
複数の微小突起25は、パワー半導体100の表面電極層の層厚である約10μmよりも小さく、かつ、表面電極層の表面に形成された酸化膜の膜厚である約0.1μmよりも大きな高さに電鋳によって形成される。
図2に示すように、押圧体アッセンブリ3は、4本の第1押圧ピン31aと、複数の第2押圧ピン31bと、第1信号ピン32と、第2信号ピン33と、ケース34と、を有する。
押圧体アッセンブリ3は、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触したときに、パワー半導体100の表面100fの傾きに倣って接触体2の接触部21の表面21fを傾斜可能、かつ、接触体2をパワー半導体100に押圧して通電可能な構造である。
また、4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bは、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触したときに、パワー半導体100の表面100fの傾きに倣って接触体2の接触部21の表面21fを傾斜可能に圧縮する構成である。
4本の第1押圧ピン31aの各々は、棒状であり、導電性を有する。4本の第1押圧ピン31aの各々の先端31atおよび後端31abは、半球状に形成され、摩擦抵抗を低下させてある。4本の第1押圧ピン31aの各々の中央部は、弾性反発するバネ部31acを有する。第1押圧ピン31aのバネ部31acの外径は、第1押圧ピン31のバネ部31ac以外の棒状の先端部31asおよび後端部の外径よりも大きい。
第1押圧ピン31aは、ケース34から突出させた先端31atによって接触体2の背面2bと接触し、その接触位置が移動可能である。第1押圧ピン31aは、接触体2の背面2bに接触部21の四隅に対応して配置され、接触体2における接触部21の四隅各々に押圧力Fを付与する。
第1押圧ピン31aは、ケース34から突出させた後端31abによって基体6の押圧ピン用電極61の表面61fと接触し、基体6の押圧ピン用電極61から第2電流が流入可能である。
複数の第2押圧ピン31bの各々は、第1押圧ピン31aと同構成である。第2押圧ピン31bは、バネ部31bcの先端側の棒状の先端部31bsの長さが第1押圧ピン31aの棒状の先端部31asの長さよりも短い。
第2押圧ピン31bは、ケース34から突出させた先端31btによって接触体2の背面2bと接触可能となり、その接触位置が移動可能である。第2押圧ピン31bは、4本の第1押圧ピン31aを角部とする接触体2の背面2bに平面方向に等間隔に配列され、接触体2の複数の区分の各々に押圧力Fを付与可能である。
第2押圧ピン31bは、ケース34から突出させた後端31bbによって基体6の押圧ピン用電極61の表面61fと接触し、基体6の押圧ピン用電極61から第2電流が流入可能である。
接触体2は、背面2bを接触部21の四隅に対応した4本の第1押圧ピン31aの先端31atと接触させ、4本の第1押圧ピン31aによって所定の押圧力にて押圧される。一方、接触体2は、背面2bと複数の第2押圧ピン31bの先端31btとの間に間隙を有し、両者を接触させない。
第1信号ピン32は、棒状であり、導電性を有する。第1信号ピン32の先端32tおよび後端32bは、半球状に形成され、摩擦抵抗を低下させてある。第1信号ピン32の中央部は、弾性反発するバネ部32cを有する。第1信号ピン32のバネ部32cの外径は、第1信号ピン32のバネ部32c以外の棒状の先端部32sおよび後端部の外径よりも大きい。第1信号ピン32は、バネ部32cの先端側の棒状の先端部32sの長さが第1押圧ピン31aの棒状の先端部31asの長さよりも長い。
第1信号ピン32は、パワー半導体100のエミッタに対する第1電流をパワー半導体100に入力する。
第1信号ピン32は、ケース34から突出させた先端32tによってパワー半導体100の表面100fと接触し、その接触位置が移動可能である。
第1信号ピン32は、ケース34から突出させた後端32bによって基体6の第1信号ピン用電極62の表面62fと接触し、基体6の第1信号ピン用電極62の電気信号を受け渡し可能である。
第2信号ピン33は、棒状であり、導電性を有する。第2信号ピン33の先端33tおよび後端33bは、半球状に形成され、摩擦抵抗を低下させてある。第2信号ピン33の中央部は、弾性反発するバネ部33cを有する。第2信号ピン33のバネ部33cの外径は、第2信号ピン33のバネ部33c以外の棒状の先端部33sおよび後端部の外径よりも大きい。第2信号ピン33は、バネ部33cの先端側の棒状の先端部33sの長さが第1押圧ピン31aの棒状の先端部31asの長さよりも長く、第1信号ピン32の棒状の先端部32sの長さよりも短い。
第2信号ピン33は、パワー半導体100のゲートに対するパワー半導体100のオンオフを制御する制御信号をパワー半導体100に入力する。
第2信号ピン33は、ケース34から突出させた先端33tによってパワー半導体100の表面100fと接触し、その接触位置が移動可能である。
第2信号ピン33は、ケース34から突出させた後端33bによって基体6の第2信号ピン用電極63の表面63fと接触し、基体6の第2信号ピン用電極63の電気信号を受け渡し可能である。
図2に示すように、プローブ装置1は、第1信号ピン32の先端32tが最も突出し、第2信号ピン33の先端33tが第1信号ピン32の先端32tの次に突出し、接触体2の接触部21の表面21fがこれらの次に突出する。
ケース34は、図2に示された一対の円板材である2つのケース部材34a,34bから構成され、4個の第1押圧ピン用孔341aと、複数の第2押圧ピン用孔341bと、第1信号ピン用孔342と、第2信号ピン用孔343と、を有する。
4本の第1押圧ピン31a、複数の第2押圧ピン31b、第1信号ピン32および第2信号ピン33は、ケース34を2分割した一方のケース部材34a上で、各ピン31a,31b,32,33のバネ部31ac,31bc,32c,33cを各孔341a,341b,342,343のバネ部用の空洞部に収容することでケース部材34aに配置され、その後に2つのケース部材34a,34bを合わせて一体化させることで、押圧体アッセンブリ3を構成する。
図1に示すように、ケース34は、複数の第2押圧ピン用孔341bの周りに、位置決め棒71が挿通されるためにその厚み方向に貫通する1つの位置決め用孔344と、固定ボルト72が挿通されるためにその厚み方向に貫通する2つの固定用孔345と、を有する。固定用孔345は、固定ボルト72の頭部を収容する収容部を有し、2つの固定用孔345がケース34の中心点を通る直線上で複数の第2押圧ピン用孔341bを介して離間して配置される。
ケース34は、先端側の表面に、接触体2の外周をガイドするためにパワー半導体100側に突出する環状凸部34cを有する。環状凸部34cは、内側に接触体2を収容でき、内周面が接触体2の移動を緩やかに規制する。
ケース34は、外周面にねじ部34dを有する。
図2に示すように、4個の第1押圧ピン用孔341aは、接触体2の接触部21の四隅に各々対応して位置する。4個の第1押圧ピン用孔341aの各々は、ケース34の厚み方向に貫通し、第1押圧ピン31aが配置される。すなわち、第1押圧ピン用孔341aの中央部が第1押圧ピン31aのバネ部31acの大きさに合わせた他の部分よりも内径の大きい空洞部に形成され、この空洞部に第1押圧ピン31aのバネ部31acを収容することで、第1押圧ピン用孔341aに第1押圧ピン31aが配置される。第1押圧ピン用孔341に収容された第1押圧ピン31aは、第1押圧ピン用孔341aに挿通された棒状の先端部31asおよび後端部を介して先端31atおよび後端31abをケース34の外側に突出させる。4個の第1押圧ピン用孔341aの各々は、第1押圧ピン31aが第1押圧ピン用孔341a内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
複数の第2押圧ピン用孔341bは、第1押圧ピン用孔341aと同構成である。
ここで、第1押圧ピン31aは、第2押圧ピン31bと入れ替え可能であり、第2押圧ピン31bの代わりに第2押圧ピン用孔341bに配置することができる。そして例えば、複数本からなる第1押圧ピン31aの群の各々を接触体2における接触部21の四隅の各々に対応して配置してもよい。また、複数の第1押圧ピン31aを接触体2における接触部21の周縁に沿って配置したり、中央から等距離隔てて円環状に配置したりしてもよい。それ以外にも、複数の第1押圧ピン31aを接触体2に対して押圧力が均等に分散するようにバランスよく配置するものであってよい。これによると、第1押圧ピン31aの数を増加させ、複数の第1押圧ピン31aによる押圧力(所定の押圧力)を高めることができる。そのため、平行度調整工程において平行度を調整するときの所定の押圧力を、第1押圧ピン31aと第2押圧ピン31bとの入れ替えだけで容易に調整することができる。
第1信号ピン用孔342は、複数の第2押圧ピン用孔341bの隣接領域に1箇所形成される。第1信号ピン用孔342は、ケース34の厚み方向に貫通し、第1信号ピン32が配置される。すなわち、第1信号ピン用孔342の中央部が第1信号ピン32のバネ部32cの大きさに合わせた他の部分よりも内径の大きい空洞部に形成され、この空洞部に第1信号ピン32のバネ部32cを収容することで、第1信号ピン用孔342に第1信号ピン32が配置される。第1信号ピン用孔342に収容された第1信号ピン32は、第1信号ピン用孔342に挿通された棒状の先端部32sおよび後端部を介して先端32tおよび後端32bをケース34の外側に突出させる。複数の第1信号ピン用孔342の各々は、第1信号ピン32が第1信号ピン用孔342内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
第2信号ピン用孔343は、複数の第2押圧ピン用孔341bの隣接領域に第1信号ピン用孔342と並んで1箇所形成される。第2信号ピン用孔343は、第1信号ピン用孔342と同構成である。
図1に示すように、絶縁プレート4は、円盤状であり、絶縁部材で構成され、プローブ装置1が組み付けられると、プローブ装置1の先端に位置する。
絶縁プレート4は、中央に開口41を有する。絶縁プレート4は、接触体2の接触部21の周りの表面2fを覆う一方、開口41を通過させて接触体2の接触部21をパワー半導体100側に突出させる。
絶縁プレート4は、開口41の隣に、第1信号ピン32および第2信号ピン33の各々が挿通される第1信号ピン用孔42および第2信号ピン用孔43を有する。
図1に示すように、固定カバー5は、環状部材であり、円環部5aと、円筒部5bと、を有する。円環部5aは、内側に絶縁プレート4の外径よりも小径かつ絶縁プレート4の開口41よりも大きい孔51を有する。円筒部5bは、円環部5aから基体6方向に延出し、内周面にねじ部5cを有する。固定カバー5の円筒部5bの内周面に形成されたねじ部5cは、押圧体アッセンブリ3のケース34の外周面に形成されたねじ部34dと螺合する。
図2に示すように、基体6は、固定カバー5と同径の円盤状である。基体6は、押圧ピン用電極61と、第1信号ピン用電極62と、第2信号ピン用電極63と、を有する。
押圧ピン用電極61は、4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bの後端31ab,31bbが突出した範囲に形成され、第2電流の電流供給源64に接続される。押圧ピン用電極61の表面61fは、平滑に形成され、プローブ装置1が組み付けられると、後端31ab,31bbに接触する。
第1信号ピン用電極62は、第1信号ピン32の後端32bが突出した位置に形成され、第1電流を供給すると共に接地部65aにつながり接地された第1信号回路65に接続される。第1信号ピン用電極62の表面62fは、平滑に形成され、プローブ装置1が組み付けられると、第1信号ピン32の後端32bに接触する。
第2信号ピン用電極63は、第2信号ピン33の後端33bが突出した位置に形成され、制御信号を供給する第2信号回路66に接続される。第2信号ピン用電極63の表面63fは、平滑に形成され、プローブ装置1が組み付けられると、第2信号ピン33の後端33bに接触する。
押圧ピン用電極61、第1信号ピン用電極62および第2信号ピン用電極63の各々は、互いに導通しないように基体6の内部において絶縁部材67を介在させて分断してある。
図1に示すように、基体6は、位置決め棒71が挿通される1つの位置決め用穴68と、固定ボルト72が固定される2つの固定用穴69と、を有する。固定用穴69は、固定ボルト72のねじ部と螺合するねじ穴に構成されている。
プローブ装置1は、1本の位置決め棒71と2本の固定ボルト72とを用い、固定カバー5を取り付けることで組み付けられる。
具体的には、基体6上に押圧体アッセンブリ3を位置させ、位置決め棒71を押圧体アッセンブリ3の位置決め用孔344に挿通して基体6の位置決め用穴68にも挿通する。また、固定ボルト72を押圧体アッセンブリ3の固定用孔345に挿通して基体6の固定用穴69にも挿通する。これにより、基体6と押圧体アッセンブリ3との位置関係を規定する。
次に、固定ボルト72を基体6の固定用穴69に螺合し、押圧体アッセンブリ3を基体6に固定する。この状態では、位置決め棒71の先端が押圧体アッセンブリ3の表面から突出する。この突出した位置決め棒71の先端を接触体2の位置決め用孔22に挿通し、接触体2をケース34の環状凸部34cの内側に配置することで、接触体2を緩やかに位置決めする。このとき、接触体2の背面2bは、押圧体アッセンブリ3の突出した4本の第1押圧ピン31aの先端31atに接触し、複数の第2押圧ピン31bの先端31btには接触しない。接触体2は、位置決めされた状態であっても移動可能である。
そして、絶縁プレート4を接触体2に被せ、この状態で固定カバー5の円筒部5bの内周面に形成されたねじ部5cを押圧体アッセンブリ3の外周面に形成されたねじ部34dに螺合し、固定カバー5を押圧体アッセンブリ3に固定する。このとき、接触体2の表面2fが固定カバー5の円環部5aに基体6の方向に押圧されると共に、接触体2の背面2bが4本の第1押圧ピン31aの先端31atから固定カバー5による押圧方向とは逆方向に押圧される。
なお、接触体2は、半導体検査においてパワー半導体100の異常を検出した際に破壊される。このため、接触体2は、他の部品と交換頻度が異なる。プローブ装置1では、上記に説明したプローブ装置1の組み付けと反対に、固定カバー5の円筒部5bの内周面に形成されたねじ部5cを押圧体アッセンブリ3の外周面に形成されたねじ部34dに対し緩め、固定カバー5を取り外すことだけで、接触体2を交換可能である。
次に、パワー半導体100について説明する。
パワー半導体100は、400〜2000Aの大電流のスイッチングに用いられるIGBT,MOS,ダイオードなどである。パワー半導体100は、図示しない載置台上に配置される。載置台は、図示しないシリンダに接続されており、シリンダが載置台上のパワー半導体100をプローブ装置1に押し付ける。
パワー半導体100は、四角形状に構成され、内側に、接触体用接触領域101と、第1信号ピン用接触領域102と、第2信号ピン用接触領域103と、を有する。
接触体用接触領域101は、接触体2の接触部21が接触する範囲に形成され、パワー半導体100のエミッタとなり、プローブ装置1から第2電流を入力される。
第1信号ピン用接触領域102は、第1信号ピン32が接触する範囲に形成され、パワー半導体100のエミッタとなり、プローブ装置1から第1電流を入力される。
第2信号ピン用接触領域103は、第2信号ピン33が接触する範囲に形成され、パワー半導体100のゲートとなり、プローブ装置1から制御信号を入力される。
パワー半導体100は、表面メッキ層と、半導体層と、裏面メッキ層と、を有する。
表面メッキ層は、金層、ニッケル層およびアルミ層から構成される。金層およびニッケル層は、ポリイミドを用いた絶縁体で絶縁され、接触体用接触領域101と第1信号ピン用接触領域102とが隔離される。一方、アルミ層は、ポリイミドを用いた絶縁体で絶縁されず、接触体用接触領域101と第1信号ピン用接触領域102とが電気的に接続(導通)される。
半導体層は、シリコン層である。半導体層は、表面側にエミッタとゲートとを含み、裏面側にコレクタを含む。
裏面メッキ層は、金層、ニッケル層およびアルミ層から構成される。裏面メッキ層は、ポリイミドを用いた絶縁体を有しない。
次に、プローブ装置1を用いたパワー半導体100の検査について説明する。
図3は、本実施形態に係るプローブ装置1を用いた半導体検査の工程図である。
図4は、本実施形態に係るプローブ装置1を用いた半導体検査の各工程での状態図1であり、図4(a)が待機状態図であり、図4(b)が第1信号ピン32とパワー半導体100との接触状態図であり、図4(c)が第2信号ピン33とパワー半導体100との接触状態図であり、図4(d)が接触体2とパワー半導体100との接触状態図であり、図4(e)が接触体2とパワー半導体100との圧接状態図である。
図5は、本実施形態に係るプローブ装置1を用いた半導体検査の各工程での状態図2であり、図5(a)が接触体2とパワー半導体100との接触状態図であり、図5(b)が接触体2とパワー半導体100との離間状態図であり、図5(c)が第2信号ピン33とパワー半導体100との離間状態図であり、図5(d)が第1信号ピン32とパワー半導体100との離間状態図である。
図4(a)に示すように、プローブ装置1は、当初、パワー半導体100から離間した待機状態にある。
パワー半導体100を載置した載置台は、検査が開始されると、まず、シリンダによってプローブ装置1の方向に前進する。載置台が前進する稼動速度は、一定である。
図4(b)に示すように、ステップS1では、載置台の前進に伴い第1信号ピン32の先端32tがパワー半導体100の第1信号ピン用接触領域102に接触する(第1信号ピン接触工程)。
第1信号ピン用電極62と接続された第1信号回路65は、接地部65aとつながって接地されている。このため、第1信号ピン32の先端32tがパワー半導体100の第1信号ピン用接触領域102に接触すると、第1信号ピン用接触領域102に残留している残留電気は、第1信号回路65の接地部65aに流れて除去される。また、第1信号ピン用接触領域102は、接触体用接触領域101と表面メッキ層におけるアルミ層によって電気的に接続されているため、接触体用接触領域101に残留している残留電気も、第1信号回路65の接地部65aに流れて除去される。
図4(c)に示すように、ステップS2では、載置台の前進に伴い第2信号ピン33の先端33tがパワー半導体100の第2信号ピン用接触領域103に接触する(第2信号ピン接触工程)。
ここで、第2信号ピン33を基体6の第2信号ピン用電極63の表面63fに接触させて接続される第2信号回路66は、制御信号を印加するものであり、接地されていない。このため、第2信号ピン33が第1信号ピン32と同時または先にパワー半導体100に接触すると、第1信号ピン32を利用した接触体用接触領域101に残留している残留電気の除去に弊害が生じるおそれがある。そこで、第2信号ピン33の先端33tを第1信号ピン32の先端32tよりも突出させず、第2信号ピン33の先端33tが第1信号ピン32の先端32tよりも後にパワー半導体100に接触するようにしている。また、第2信号ピン33が接触体2の接触部21の表面21fよりも先にパワー半導体100に接触すると、第2信号ピン33のパワー半導体100への接触圧を考慮して接触体2の接触部21の表面21fを最後にパワー半導体100へ接触させることができ、接触体2がパワー半導体100に対して平行度を調整し易い。
図4(d)に示すように、ステップS3では、載置台の前進に伴い接触体2の接触部21の表面21fの一部がパワー半導体100の接触体用接触領域101に接触し、4本の第1押圧ピン31aによる押圧力が関与する(平行度調整工程)。
具体的には、まず複数の微小突起25がパワー半導体100の表層の表面電極層のみに差し込まれる。これにより、複数の微小突起25がスパイクの役割を果たし、パワー半導体100に対する接触体2の位置が位置決めされる。
さらにパワー半導体100がシリンダによってプローブ装置1に押し付けられると、接触体2が固定カバー5から離間し、4本の第1押圧ピン31aによって接触部21の四隅を各々押圧されたフローティング状態になる。また、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの一部同士が接触した直後から、載置台の稼動速度が一定であっても所定の押圧力にて押圧される接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の表面100fから逃げ、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの相対距離を接近させる速度が遅くなる。そして、接触体2は、パワー半導体100の表面100fの傾斜に倣って傾斜し、強く押圧している第1押圧ピン31aが収縮し、弱く押圧している第1押圧ピン31aが押圧力Fを発揮し、各第1押圧ピン31aが押圧力Fと収縮とのバランスをとる。これにより、4本の第1押圧ピン31aは、接触体2とパワー半導体100の表面100fとの平行度を調整する。
特に、接触体2は、背面2b全体が4本の第1押圧ピン31aに押圧される一部材であり、接触体2における接触部21の四隅に対応して各々配置された4本の第1押圧ピン31aの挙動が反映されて俊敏に揺動し、パワー半導体100の表面100fとの平行度が調整される。
図4(e)に示すように、ステップS4では、載置台の前進に伴い接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の接触体用接触領域101に接触し、4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力が関与する(接触体加圧工程)。
具体的には、複数の第2押圧ピン31bの先端31btが平行度を調整された接触体2の背面2bに接触して4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にて接触面圧を均一にする。そして、接触体2の接触部21の表面21fが、パワー半導体100の表面100fに均一に接触して押圧される。
このとき、載置台には、シリンダによってプローブ装置1に押し付けられる際の横ずれ、捻れおよび振動などが生じる場合がある。これに対し、第1押圧ピン31aおよび第2押圧ピン31bは、先端31at,31btが半球形状のため摩擦抵抗が小さく、載置台に生じる横ずれ、捻れおよび振動などを、接触体2の背面2bに接触する先端31at,31btの接触位置のずれで吸収することができる。これにより、接触体2のパワー半導体100の表面100fに対する接触状態は、横ずれ、捻れおよび振動などの影響を受けず、複数の微小突起25が接触体2の位置ずれを要因としてパワー半導体100の表面100fを削ることはない。
そして、接触体2の接触部21の表面21fは、複数の微小突起25に比して広大な平坦面であって複数の微小突起25による表面電極層への差し込みを規制する規制面となっている。このため、表面21fは、複数の微小突起25がパワー半導体100の表面電極層に差し込まれた後に更に圧力が加わった場合であっても、パワー半導体100に対する当接状態を維持し、複数の微小突起25による表面電極層への過剰な差し込みを規制する。
ステップS5では、基体6の後方の電流供給源64が4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bを介して接触体2に大電流である第2電流を供給し、基体6の後方の第1信号回路65が第1信号ピン32に第1電流を供給し、基体6の後方の第2信号回路66が第2信号ピン33にパワー半導体100のオンオフを制御する制御信号を入力し、パワー半導体100の検査を実行する(通電工程)。
載置台は、検査実行後、シリンダによってプローブ装置1とは反対方向に後退する。載置台が後退する稼動速度は、一定である。
図5(a),(b)に示すように、ステップS6では、載置台の後退に伴い接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の接触体用接触領域101から離間する(接触体離間工程)。
図5(c)に示すように、ステップS7では、載置台の後退に伴い第2信号ピン33の先端33tがパワー半導体100の第2信号ピン用接触領域103から離間する(第2信号ピン離間工程)。
ここで、第2信号ピン用接触領域103と接続された第2信号回路66は、制御信号を印加するものであり、接地されていない。このため、第2信号ピン33が第1信号ピン32と同時または後にパワー半導体100から離間すると、第1信号ピン32を利用した接触体用接触領域101に残留している残留電気の除去に弊害が生じるおそれがある。そこで、第2信号ピン33の先端33tを第1信号ピン32の先端32tよりも突出させず、第2信号ピン33の先端33tが第1信号ピン32の先端32tよりも先にパワー半導体100から離間するようにしている。また、第2信号ピン33の先端33tが接触体2の接触部21の表面21fよりも後にパワー半導体100から離間すると、接触体2を先にパワー半導体100から離間することができ、第2信号ピン33が離間する際の衝撃や接触圧の変更の影響を受けないため、接触体2の複数の微小突起25はパワー半導体100の表面100fを損傷させない。
図5(d)に示すように、ステップS8では、載置台の後退に伴い第1信号ピン32の先端32tがパワー半導体100の第1信号ピン用接触領域102から離間する(第1信号ピン離間工程)。
ここで、第1信号ピン用接触領域102と接続された第1信号回路65は、接地部65aにつながって接地されている。このため、第1信号ピン32の先端32tがパワー半導体100の第1信号ピン用接触領域102から最後に離間すると、検査において第1信号ピン用接触領域102および当該第1信号ピン用接触領域102に電気的に接続される接触体用接触領域101に残留している残留電気は、第1信号回路65の接地部65aに流れて最後に除去できる。
そして、プローブ装置1は、待機状態に戻る。
以上の本実施形態に係るプローブ装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態と異なり、プローブ装置1の待機状態において複数の第2押圧ピン31bが接触体2の背面2bを押圧している場合には、接触体2の接触部21の表面21fとパワー半導体100の表面100fとが接触すると、接触部分に荷重が集中し、大きな摩擦力が発生する。そのため、接触体2がパワー半導体100の表面に倣って傾斜し難く、平行度を調整し難い課題がある。
また、本実施形態と異なり、プローブ装置1の待機状態において4本の第1押圧ピン31aが接触体2の背面2bを押圧していない場合には、パワー半導体100が接触時に接触体2を急激に押し上げると、4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bが衝撃を受けて破壊される。そのため、接触体2の接触部21の表面21fとパワー半導体100の表面100fとをゆっくり接触させる必要があり、パワー半導体1個あたりの検査時間であるサイクルタイムが長くなる課題がある。
これに対し、本実施形態では、押圧体アッセンブリ3は、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触して平行度を調整するまで接触体2を4本の第1押圧ピン31aによる押圧力にて押圧し、その後に接触体2を4本の第1押圧ピン31aによる押圧力よりも大きい4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にて押圧する。
すなわち、平行度調整工程は、接触体2の接触部21の表面21fを4本の第1押圧ピン31aによる押圧力にてパワー半導体100の表面100fに押圧し、加圧工程は、接触体2の接触部21の表面21fを4本の第1押圧ピン31aによる押圧力よりも大きい4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にてパワー半導体100の表面100fに押圧する。
これによって、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの平行度の調整が過度の押圧力ではない4本の第1押圧ピン31aによる押圧力にて実施される。そのため、4本の第1押圧ピン31aによる押圧力にて押圧された接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の表面100fに倣って傾斜し易い。また、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの一部同士が接触した直後から、載置台の稼動速度が一定であっても所定の押圧力にて押圧される接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の表面100fから逃げ、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの相対距離を接近させる速度が遅くなる。よって、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの接触が平行度を調整しつつ円滑に行われる。
そして、平行度の調整後の電流の印加が4本の第1押圧ピン31aによる押圧力よりも大きい4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にて実施される。そのため、平行度を調整した後に接触体2を4本の第1押圧ピン31aによる押圧力よりも大きい4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にて押圧することでパワー半導体100に対して荷重集中を最小にして負荷が軽減される。また、加圧しつつ印加する必要のある電流が接触体2からパワー半導体100に良好に流れる。
このように、パワー半導体100に対する負荷を軽減できると共に、載置台の稼動速度が一定であってもパワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの相対距離を接近させる速度を遅くできる。そのため、接触動作を精密に制御する必要がなくなる。したがって、パワー半導体100に対する負荷を軽減してパワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの平行度を調整し、載置台の稼動速度を高速化してサイクルタイムを短縮することができる。
(2)4本の第1押圧ピン31aは、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触する前から接触体2に接触して接触体2を所定の押圧力にて押圧し、複数の第2押圧ピン31bは、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触した後に接触体2に接触して接触体2を所定の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧する。これによって、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとの平行度の調整が4本の第1押圧ピン31aによる所定の押圧力にて実施される。また、平行度の調整後の電流の印加が接触体2を所定の押圧力よりも大きい4本の第1押圧ピン31aおよび複数の第2押圧ピン31bによる押圧力にて押圧しつつ実施される。
(3)4本の第1押圧ピン31aは、接触体2の四角形状の接触部21における表面21fの四隅に対応して分散配置される。これによって、接触体2の四角形状の接触部21における表面21fの四隅に対応して分散配置された4本の第1押圧ピン31aが所定の押圧力を接触体2に対してバランスよく発揮し、接触体2の接触部21の表面21fとパワー半導体100の表面100fとの平行度の調整が容易に実施できる。
(4)ステップS1,S2は、相対距離を載置台の稼動速度と一致する所定の速度にて接近させる。ステップS3は、4本の第1押圧ピン31aによる所定の押圧力にて押圧される接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の表面100fから逃げ、接触体2の接触部21の表面21fの移動が載置台の稼動速度に対して緩やかになるため、相対距離を所定の速度よりも遅い速度にて接近させる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態では、パワー半導体100を載置する載置台200の構成が上記実施形態と異なるが他の部分は同様であるため、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
図6は、本実施形態に係るプローブ装置1Aの図1(a)のAA断面図である。図1(a)のAA断面は、プローブ装置1Aの断面構成を分かり易くするために途中で断面位置を変更している。
載置台200は、ステージ210と、弾性支持体アッセンブリ220と、基部230と、を備える。
ステージ210は、導電性を有する板状部材であり、表面210f上にパワー半導体100が配置される。
弾性支持体アッセンブリ220は、複数の弾性支持ピン221と、ケース222と、を有する。
複数の弾性支持ピン221の各々は、棒状であり、導電性を有する。複数の弾性支持ピン221の各々の中央部は、弾性反発するバネ部221cを有する。弾性支持ピン221のバネ部221cの外径は、弾性支持ピン221のバネ部221c以外の棒状の先端部および後端部の外径よりも大きい。
ケース222は、一対の板材である2つのケース部材222a,222bから構成され、複数の弾性支持ピン用孔223を有する。
ケース222は、図示しないボルトによって基部230に固定される。
複数の弾性支持ピン用孔223は、ステージ210の下面において平面方向に等間隔に配列される。複数の弾性支持ピン用孔223の各々は、ケース222の厚み方向に貫通し、弾性支持ピン221が配置される。すなわち、弾性支持ピン用孔223の中央部が弾性支持ピン221のバネ部221cの大きさに合わせた他の部分よりも内径の大きい空洞部に形成され、この空洞部に弾性支持ピン221のバネ部221cを収容することで、弾性支持ピン用孔223に弾性支持ピン221が配置される。弾性支持ピン用孔223に収容された弾性支持ピン221は、弾性支持ピン用孔223に挿通された棒状の先端部および後端部を介して先端221tおよび後端221bをケース222の外側に突出させる。複数の弾性支持ピン用孔223の各々は、弾性支持ピン221が弾性支持ピン用孔223内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
弾性支持ピン221は、ケース222から突出させた先端221tによってステージ210の下面210bと接触可能である。弾性支持ピン221は、パワー半導体100が配置されたステージ210の領域に平面方向に等間隔に配列され、ステージ210の下面210bにおける複数の区分の各々を所定の押圧力にて弾性支持可能である。
弾性支持ピン221は、ケース222から突出させた後端221bによって基部230の図示しない弾性支持ピン用電極の表面と接触し、基部230の弾性支持ピン用電極から電流が流入可能である。
載置台200は、接触体2の接触部21の表面21fがパワー半導体100の接触体用接触領域に接触するときに、パワー半導体100に対する衝撃が弾性支持ピン221の収縮を吸収する。このため、パワー半導体100に対して荷重集中を更に低減して負荷が更に軽減される。
以上の本実施形態に係るプローブ装置1Aによれば、上記実施形態と同様な(1)〜(4)の効果を奏すると共に以下の効果を奏する。
(5)弾性支持体アッセンブリ220は、パワー半導体100を弾性支持する。これによって、パワー半導体100の表面100fと接触体2の接触部21の表面21fとが接触するときに、パワー半導体100に対する衝撃が弾性支持体アッセンブリ220によって吸収され、パワー半導体100への負荷がより軽減され、パワー半導体100の衝撃荷重に対する耐性を高める。したがって、従来1.7mm/secであった稼動速度を5mm/secに高速化してサイクルタイムをより短縮することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に包含される。
上記実施形態では、4本の第1押圧ピン31aの各々を接触体2における接触部21の四隅の各々に対応して配置していた。しかし、本発明はこれに限られない。例えば、上記実施形態に記載したように複数本からなる第1押圧ピン31aの群の各々を接触体2における接触部21の四隅の各々に対応して配置してもよい。また、複数の第1押圧ピン31aを接触体2における接触部21の周縁に沿って配置したり、中央から等距離隔てて円環状に配置したりしてもよい。それ以外にも、複数の第1押圧ピン31aを接触体2に対して押圧力が均等に分散するようにバランスよく配置するものであってよい。
1…プローブ装置(平行度調整装置)
2…接触体(電極)
21f…表面
3…押圧体アッセンブリ(押圧体)
31a…第1押圧ピン(一部の弾性体)
31b…第2押圧ピン(一部以外の弾性体)
100…パワー半導体(半導体)
100f…表面
220…弾性支持体アッセンブリ(弾性支持体)

Claims (6)

  1. 半導体の表面と、当該表面に接触して加圧しつつ電流を印加する電極の表面との平行度を調整する平行度調整装置であって、
    前記半導体の表面と前記電極の表面とが接触したときに、前記半導体の表面の傾きに倣って前記電極の表面を傾斜可能、かつ、前記電極を前記半導体に押圧して通電可能とする押圧体を備え、
    前記電極の表面は、四角形状を有し、
    前記押圧体は、複数の弾性体を有し、
    前記複数の弾性体は、
    前記電極の表面の四隅に対応して分散配置された第1弾性体と、前記第1弾性体以外の第2弾性体と、からなり、
    前記第1弾性体は、押圧力と収縮とのバランスをとって前記電極と前記半導体の表面との平行度を調整し、平行度の調整後、前記第2弾性体が前記電極の背面に接触して前記電極を前記第1弾性体の押圧力よりも大きい押圧力にて押圧することを特徴とする平行度調整装置。
  2. 前記電極の表面は、前記半導体の表層の表面電極層に差し込まれる複数の微小突起を有し、
    前記複数の微小突起は、前記表面電極層の層厚よりも小さく、かつ、前記表面電極層の表面に形成された酸化膜の膜厚よりも大きな高さに形成されることを特徴とする請求項1に記載の平行度調整装置。
  3. 前記電極は、前記複数の微小突起を有しても、表面が前記複数の微小突起に比して広い平坦面となっていることを特徴とする請求項2に記載の平行度調整装置。
  4. 前記半導体を弾性支持する弾性支持体を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の平行度調整装置。
  5. 半導体の表面と、当該表面に接触して加圧しつつ電流を印加する電極の表面との平行度を調整する平行度調整方法であって、
    前記半導体の表面と前記電極の表面との相対距離を、両表面の一部同士が接触するまで接近させる移動工程と、
    前記相対距離を接近させつつ、前記半導体の表面の傾きに倣って前記電極の表面を傾斜させる平行度調整工程と、
    四角形状の前記電極の表面の四隅に対応して分散配置された第1弾性体と、第2弾性体と、からなる複数の弾性体によって前記半導体の表面を前記電極の表面で加圧する加圧工程と、を含み、
    前記平行度調整工程は、前記第1弾性体が押圧力と収縮とのバランスをとって前記電極と前記半導体の表面との平行度を調整し、
    前記加圧工程は、前記平行度調整工程の後に、前記第2弾性体が前記電極の背面に接触して前記電極の表面を前記第1弾性体の押圧力よりも大きい押圧力にて前記半導体の表面に押圧することを特徴とする平行度調整方法。
  6. 前記移動工程は、前記相対距離を所定の速度にて接近させ、
    前記平行度調整工程は、前記相対距離を前記所定の速度よりも遅い速度にて接近させることを特徴とする請求項5に記載の平行度調整方法。
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