JP2019179000A - 電気的接触子及び電気的接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成部品で、複数のプランジャーのそれぞれに均等な荷重(付勢力)を作用させて、被検査体の電極端子に対する電気的な接続を確実させて、精度よく被検査体の通電試験を行うことができるようにする。【解決手段】本発明に係る電気的接触子は、円筒形状のバレルと、バレルの一方の端部に挿通され、第1の接触対象に接触する第1のプランジャーと、バレルの他方の端部に挿通され、第2の接触対象に接触する複数の第2のプランジャーと、バレル内で、第1のプランジャー及び複数の第2のプランジャーを相対的に付勢する付勢手段とを備える電気的接触子において、複数の第2のプランジャーと付勢手段との間に設けられ、付勢手段からの付勢力を、複数の第2のプランジャーのそれぞれに均等に作用させる荷重調整手段を備えることを特徴とする。【選択図】 図6
Description
本発明は、電気的接触子及び電気的接続装置に関し、例えば、被検査体の電気的特性を検査するために、被検査体の電極に接触させる電気的接触子及び複数の電気的接触子を有する電気的接続装置に適用し得るものである。
従来、集積回路の製造工程では、パッケージされた集積回路について電気的特性の検査(例えば、パッケージテストやファイナルテストなど)が行なわれる。そのような検査では、複数の電気的接触子(「接触子」、「プローブ」等とも呼ぶ。)を備える電気的接続装置(いわゆるテストソケット、ソケットボードなどと呼ばれている。)に、被検査体である集積回路が装着される。集積回路を装着した電気的接続装置に設けられている各電気的接触子の一端は、集積回路の各電極端子(「端子」とも呼ぶ。)と電気的に接触し、又各電気的接触子の他端が、電気的接続装置に設けられている配線基板に電気的に接触しており、その配線基板に接続している検査装置(以下では、「テスタ」とも呼ぶ。)により、集積回路の電気的特性の検査が行なわれる。
従来、被検査体の電極端子に対して、それぞれ独立して上下動する2本のプランジャーを接触させる多点接触型の電気的接触子がある。2本のプランジャーをそれぞれ独立して上下動させるためには、それぞれのプランジャーの先端の位置が異なる状態にあっても各プランジャーの電極端子に対する荷重(付勢力)を均等に作用させることが必要となり、プランジャー毎にバネを設けることが行われている。
これに対し特許文献1には、被検査体の半田に対して接触するそれぞれ独立して上下動する2本の接触ピンを、一つのコイルばねでボールを介して付勢する多接触点コンタクトプローブが開示されている。
しかしながら、2本のプランジャーのそれぞれにバネを設けると、電気的接触子を構成する部品点数が多くなり、電気的接触子の寸法が大きくなり、コストが高くなる。また、特許文献1の記載技術は、ボールを介在させているが、接触ピンの高さが変わってもボールが両方の接触ピンに接触できるようにするには、スリーブの内径に比べボールの直径をかなり小さくしなければならない。これにより、接触ピンの高さが同じときはボールがスリーブ内周壁に接触しないで中央に位置し、接触ピンの高さが異なるときは、ボールが片方の接触ピン側に寄ると共にスリーブ内周壁に接触する。コイルばねはこのようなボールの動きに追随しながらボールとの接触を維持しなければならないためコイルばねの外径もスリーブの内径より小さくしコイルばねも左右に動けるようになっている。このようにボールやコイルばねが複雑に動くため、ボールを介したコイルばねの付勢力が上記一方の接触ピンに作用しなくなったり、上記一方の接触ピンとボールとの接触性が悪くなったりする可能性がある。
そこで、被検査体の電極端子に対して複数のプランジャーを接触させて被検査体の通電試験を行なう際に、簡単な構成部品で、複数のプランジャーのそれぞれに均等な荷重(付勢力)を作用させて、被検査体の電極端子に対する電気的な接続を確実させて、精度よく被検査体の通電試験を行うことができるようにする電気的接触子及び電気的接続装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明に係る電気的接触子は、(1)円筒形状のバレルと、(2)バレルの一方の端部に挿通され、第1の接触対象に接触する第1のプランジャーと、(3)バレルの他方の端部に挿通され、第2の接触対象に接触する複数の第2のプランジャーと、(4)バレル内で、第1のプランジャー及び複数の第2のプランジャーを相対的に付勢する付勢手段とを備える電気的接触子において、複数の第2のプランジャーと付勢手段との間に設けられ、付勢手段からの付勢力を、複数の第2のプランジャーのそれぞれに均等に作用させる荷重調整手段を備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る電気的接続装置は、被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置において、被検査体の電極に対応する位置に配設され、電極に電気的に接触する電気的接触子を備え、電気的接触子として第1の本発明の電気的接触子を用いたことを特徴とする。
本発明によれば、被検査体の電極端子に対して複数のプランジャーを接触させて被検査体の通電試験を行なう際に、簡単な構成部品で、複数のプランジャーのそれぞれに均等な荷重(付勢力)を作用させて、被検査体の電極端子に対する電気的な接続を確実させて、精度よく被検査体の通電試験を行うことができる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)電気的接続装置の構成
図2は、実施形態に係る電気的接続装置の平面図である。図3は、図2に示した電気的接続装置のA−A線矢視断面図であり、電気的接続装置に収容される被検査体を点線で表している。図4は、図2に示した電気的接続装置のB−B線矢視断面図である。図5は、実施形態の電気的接続装置において電気的接触子が装着されている部分の要部拡大断面図である。
図2は、実施形態に係る電気的接続装置の平面図である。図3は、図2に示した電気的接続装置のA−A線矢視断面図であり、電気的接続装置に収容される被検査体を点線で表している。図4は、図2に示した電気的接続装置のB−B線矢視断面図である。図5は、実施形態の電気的接続装置において電気的接触子が装着されている部分の要部拡大断面図である。
なお、以下では、図2〜図5中の上下方向に従って、「上」、「下」を言及することとする。また、配線基板上のコンタクトパッドを「第1の接触対象」とも呼び、被検査体の電極端子を「第2の接触対象」とも呼ぶ。
電気的接続装置11は、主に、フレーム部18、ソケット部19を有する。図3に示すように、電気的接続装置11は、配線基板15上に設けられている。
電気的接続装置11は、試験に必要な電気信号を授受する検査装置(以下では、「テスタ」とも呼ぶ。)と接続しており、被検査体12の電気的特性を検査する。例えば、被検査体12としての集積回路の製造工程で、組立完了した集積回路の電気的試験(例えば、パッケージテストやファイナルテスト等)に用いる試験用ICソケットとして、電気的接続装置11を用いることができる。
電気的接続装置11におけるソケット部19の中央部には受入凹部53が設けられており、この受入凹部53に被検査体12が収容される(図3参照)。被検査体12の収容方法は、例えば、図示しない被検査体装着手段により、所定の押し込み荷重により、被検査体12を下向き、すなわち受入凹部53の上方から配線基板15側に押し付け、電気的接続装置11に被検査体12を収容する。
図3に示すように、被検査体12は、その下面に複数の電極端子(「端子」)13が設けられている。
各電極端子13は、被検査体12の下面に設けられている電極であり、複数の電極端子13は、被検査体12の下面に、一列、複数列、マトリックス上又は他の配列で備えられている。なお、この実施形態では、被検査体12の形状が四角形であり、被検査体12の下面には、マトリックス状に複数の電極端子13が配列されている場合を例示するが、被検査体12の形状や複数の電極端子13の配列の仕方は、これに限定されるものではない。また、この実施形態では電極端子13はバンプの場合を例にとって説明する。
配線基板15は、例えば電気絶縁部材で形成された配線基板である。配線基板15の上面には、例えば印刷配線技術により導電性を有する金属材料からなる配線が形成されており、この配線は、被検査体12を試験するテスタ(図示しない)の配線に電気的に接続されている。配線基板15の上側に、例えばネジや位置決めピンなどの固定部材35により、フレーム部18が固定されている。また、配線基板15の上側には、下側ハウジング16、上側ハウジング17等が固定されて配置されている。配線基板15に形成されている配線上には、コンタクトパッド22が配設されており、電気的接触子20の下端部がコンタクトパッド22に接触して電気的に導通される。
フレーム部18は、配線基板15、下側ハウジング16及び上側ハウジング17を一体的に固定して支持すると共に、ソケット部19を上下動可能に支持する部材である。
フレーム部18は、主に、外枠部31、固定用フランジ部32、上下動支持用フランジ部33を有する。
外枠部31は、下側ハウジング16、上側ハウジング17及びソケット部19の周縁部を囲うように、四角形の枠体状に形成されている。外枠部31の下面には、位置決め用ピン(又は位置決め用孔;いずれも図示せず)が設けられ、配線基板15の上面には、外枠部31側の位置決め用ピン(又は位置決め用孔)に対応して、位置決め用孔(又は位置決め用ピン;いずれも図示せず)が設けられている。これにより、外枠部31の下面の位置決め用ピン(又は位置決め用孔)と、配線基板15の上面の位置決め用孔(又は位置決め用ピン)とが嵌合して、外枠部31と配線基板15とが正確に位置決めされて支持されるようになっている。外枠部31の四隅には、固定部材35(図2参照)が取り付けられている。固定部材35は、外枠部31の四隅の貫通孔(図示せず)を介して配線基板15のネジ孔(図示せず)にねじ込まれて、これら外枠部31と配線基板15とを固定している。
固定用フランジ部32は、外枠部31の四角筒状の開口部の対向する内側面に、互いに対向するように2つ設けられている。各固定用フランジ部32は、互いに内側へ水平に伸びた、ほぼ半円板状に形成されている。各固定用フランジ部32の下面の高さ(すなわち、配線基板15から各固定用フランジ部32の下面までの高さ)は、下側ハウジング16及び上側ハウジング17を重ねた高さとほぼ同じ値に設定されている。これにより、配線基板15上に重ねられた下側ハウジング16及び上側ハウジング17を、各固定用フランジ部32と配線基板15とで挟んで支持するようになっている。ここで、固定用フランジ部32の下に上側ハウジング17と下側ハウジング16を入れたときに、下側ハウジング16の下面が外枠部31の下面と同じになるようになされている。
各固定用フランジ部32の中央には、ガイドピン37が嵌合するピン孔38が形成されている。ピン孔38の内径は、ガイドピン37の軸部40の外径とほぼ同じ寸法に設定されている。
ガイドピン37は、頭部39と軸部40とを有する。頭部39は、下側ハウジング16に設けられているピン頭部嵌合孔23の内径とほぼ同じ外径であり、頭部39は円板状に形成されている。軸部40は、上側ハウジング17のピン軸部嵌合孔28及び固定用フランジ部32のピン孔38の内径とほぼ同じ外径であり、軸部40は円柱棒状に形成されている。
下側ハウジング16のピン頭部嵌合孔23と、上側ハウジング17のピン軸部嵌合孔28と、各固定用フランジ部32のピン孔38とは、ガイドピン37が通されることにより、同一軸心上に軸が位置するように設けられている。
ガイドピン37の頭部39が下側ハウジング16のピン頭部嵌合孔23に嵌合し、軸部40が上側ハウジング17のピン軸部嵌合孔28及び固定用フランジ部32のピン孔38に嵌合し、下側ハウジング16、上側ハウジング17及びフレーム部18の位置決めを行っている。下側ハウジング16及び上側ハウジング17を、フレーム部18の各固定用フランジ部32の下面と配線基板15とで上下から挟んでフレーム部18の開口内に支持することにより、これら配線基板15、下側ハウジング16、上側ハウジング17及びフレーム部18が、互いに正確に位置決めされて一体的に固定されている。
上下動支持用フランジ部33は、ソケット部19を上下動可能にフレーム部18の開口内に支持するための部分である。上下動支持用フランジ部33は、四角形の枠体状のフレーム部18における開口部の四隅にそれぞれ形成されている。
各上下動支持用フランジ部33は、図4に示すように、主に、板部42と、ガイドネジ孔43と、スプリング孔44とを備える。
板部42は、フレーム部18の外枠部31の四隅のそれぞれに設けられたフレーム部18と一体化している板材であり、隅を形成する2つの枠部分を連絡するように懸架されている。板部42の下面の高さ(すなわち、配線基板15から板部42の下面までの高さ)は、固定用フランジ部32の下面の高さと同じ値になるように設定されている。板部42の上面の高さは、板部42の上面とソケット部19のフランジ部54の下面とが互いに当接することで、被検査体12の電極端子13と電気的接触子20の上端部とが最適に接触するように設定されている。具体的には、被検査体12の電極端子13と電気的接触子20の上端部とが接触して、電気的接触子20が押し縮められる状態になるように板部42の上面の高さが設定されている。
板部42には、ガイドネジ孔43とスプリング孔44とが設けられている。ガイドネジ孔43は、ガイドネジ46を螺合するためのネジ孔である。ガイドネジ孔43は、各板部42の中央部に1つだけ設けられている(図4参照)。スプリング孔44は、スプリング47を支持するための孔である。スプリング孔44は、各ガイドネジ孔43の両側に2つずつ設けられている。
ガイドネジ46は、フレーム部18の開口内におけるソケット部19の位置を規定すると共に、ソケット部19の上下動を可能とするためのネジである。ガイドネジ46は、頭部48と、ガイド部49と、ネジ棒部50とから構成されている。
頭部48は、ソケット部19を押さえて抜け落ちを防止する部分である。頭部48の上面には、マイナスドライバーが係合するマイナス溝51が形成されている。
ガイド部49は、ソケット部19の上下動を案内する部分である。ガイド部49は、頭部48とネジ棒部50との間に設けられ、ソケット部19のガイド孔59に嵌合してソケット部19の上下動を案内する。ガイド部49の長さは、頭部48の下面がソケット部19と接触して支持された状態(ソケット部19が、スプリング47で押し上げられた状態)で、電気的接触子20の上端部がソケット部19の縮小部57に受け入れられるように設定されている。図5は、電気的接触子20の上端部がソケット部19の縮小部57に受け入れられる状態を示している。
ネジ棒部50は、板部42にガイドネジ46を固定するための部分である。ネジ棒部50は、板部42のガイドネジ孔43と螺合してガイドネジ46を板部42に固定している。
スプリング47は、ソケット部19を弾性的に支持するための部材である。スプリング47の上端は、板部42のスプリング孔44に装着されてソケット部19のフランジ部54の裏面に当接されている。合計8本のスプリング47が、4本のガイドネジ46のガイド部49に上下動可能に支持されたソケット部19を下側から付勢している。これにより、ソケット部19のフランジ部54がガイドネジ46の頭部48の下面に接触するまで上方へ押し上げられ、コンタクト前の待機状態になっている。
ソケット部19は、被検査体12を電気的接続装置11に装着する際に、被検査体12を位置決めして支持すると共に、被検査体12の各電極端子13と対応する電気的接触子20を整合させるための部材である。ソケット部19は、主に、受入凹部53と、フランジ部54とから構成されている。
受入凹部53は、電気的接続装置11に収容する被検査体12を受け入れて支持する部分である。受入凹部53は、ほぼ四角形の皿状に形成されている。受入凹部53の底部の内側は四角形に形成され、その寸法は被検査体12の外形よりも僅かに大きく設定されている。ここでは、被検査体12が四角形のために受入凹部53の底部の内側も四角形に形成されているが、被検査体12が他の形状の場合には、受入凹部53の底部の内側も被検査体12に合わせた形状になる。
被検査体12が受入凹部53の底部の内側に装着された状態で、被検査体12の位置決めがなされるようになっている。受入凹部53の底板部55には、多数のガイド孔56が設けられている。ガイド孔56は、被検査体12の各電極端子13を案内して受け入れるための開口である。各ガイド孔56は、電極端子13よりも僅かに大きく形成され、電極端子13を容易に受け入れられるようになっている。被検査体12が受入凹部53の底部の内側に収容されることにより、被検査体12の各電極端子13が、各ガイド孔56の内部の上側に位置できるようになっている。
ガイド孔56の下端部には、電極端子13を通さず、電気的接触子20の上端部を受け入れる縮小部57が形成されている。縮小部57は、電気的接触子20の上端部を貫通して受け入れることを許して、電気的接触子20が電極端子13と接触することを可能にする。
受入凹部53の上側開口53Aの下側には、フレーム部18の上側に向けて開口が広くなってる傾斜面53Bが形成されている。傾斜面53Bは、被検査体12を案内して受入凹部53の底部に導くためのものである。
フランジ部54は、フレーム部18の上下動支持用フランジ部33に対応する受入凹部53の四隅の位置に形成されている。各フランジ部54には、ガイドネジ46の頭部48が当接する座繰り部58が設けられている。座繰り部58には、ガイドネジ46のガイド部49に上下動可能に嵌合するガイド孔59が設けられている。フランジ部54のガイド孔59にガイドネジ46のガイド部49が嵌合して上下動可能に支持され、フランジ部54による支持によりスプリング47でソケット部19が上方へ付勢される。
下側ハウジング16は、配線基板15の上側に配置されて、上側ハウジング17と重ね合わさった状態で、複数の電気的接触子20を支持する部材である。下側ハウジング16には、ピン頭部嵌合孔23(図3参照)が設けられている。このピン頭部嵌合孔23は、ガイドピン37の頭部39が嵌合するための孔である。ピン頭部嵌合孔23の内径は、このガイドピン37の頭部39の外径とほぼ同じ寸法に設定されて、ガイドピン37の頭部39が遊びなく嵌合するようになっている。
下側ハウジング16には、被検査体12の下面の各電極端子13に対応したそれぞれの位置に、複数の第1支持孔16Aが設けられている。複数の第1支持孔16Aのそれぞれには、複数の電気的接触子20のそれぞれの下端部が挿入される。各第1支持孔16Aの内径は、各電気的接触子20の挿入を可能とするため、電気的接触子20の外径よりも少し大きく形成されている。また、各第1支持孔16A内には、電気的接触子20を受けて支持する下側受け部16Bが形成されている。各下側受け部16Bの内径は、電気的接触子20の下端部を安定して支持すると共に、電気的接触子20との電気的接触を確実にするために、第1支持孔16Aの内径よりも小さくして形成されている。つまり、後述する電気的接触子20の下端部が下側受け部16Bと接触し、電気的接触子20の下端部の先端が貫通して配線基板15のコンタクトパッド22と接触するように下側受け部16Bの内径が形成されている。配線基板15の上面には、各第1支持孔16Aの位置に対応する位置に、テスタと配線で接続されているコンタクトパッド22が設けられている。各第1支持孔16Aに挿入された電気的接触子20の下端部の先端は、下側受け部16Bを貫通して、配線基板15の上面に設けられているコンタクトパッド22に押し付けられて接触する。これにより、各電気的接触子20と各配線基板15との電気的な接触を実現している。
上側ハウジング17は、下側ハウジング16の上面に設けられ、下側ハウジング16と協働して電気的接触子20の全体を支持するための部材である。上側ハウジング17には、ピン軸部嵌合孔28(図3参照)が設けられている。ピン軸部嵌合孔28は、後述するガイドピン37の軸部40が嵌合される孔である。ピン軸部嵌合孔28の内径は、ガイドピン37の軸部40の外径とほぼ同じ寸法に設定されてガイドピン37の軸部40を遊びなく嵌合するようになっている。
上側ハウジング17は、下側ハウジング16に重ねられて、これら下側ハウジング16と上側ハウジング17とで、各電気的接触子20が伸縮できるように、各電気的接触子20を支持するようになっている。上側ハウジング17には、下側ハウジング16の各第1支持孔16Aに対応する位置に、複数の第2支持孔17Aが設けられている。各第2支持孔17Aは、各第1支持孔16Aの上側開口と同じ内径(すなわち、電気的接触子20の外径よりも少し大きい径)に形成されており、各第2支持孔17Aの内部で電気的接触子20が上下動可能となるように、各電気的接触子20を収納して支持する。各第2支持孔17Aは、被検査体12の下面に設けられている各電極端子13の位置と対応する位置に設けられている。そのため、各第2支持孔17Aに収納されている電気的接触子20の上端部の先端が電極端子13に対して電気的に接触する。これにより、各電気的接触子20と被検査体12の電極端子13との電気的な接触を実現している。第2支持孔17A内には、電気的接触子20を上側から支持する上側受け部17Bが形成されている。上側受け部17Bは、第2支持孔17Aの上端部の内径を小さくして形成されている。電気的接触子20の上端部が上側受け部17Bに接触し、電気的接触子20の上端部の先端が貫通することにより、電気的接触子20が上側受け部17Bで支持されるように、上側受け部17Bの内径が設定されている。
第1支持孔16Aと第2支持孔17Aとで、電気的接触子20全体を収納して支持する電気的接触子支持孔27(図5参照)が形成されている。電気的接触子20が電気的接触子支持孔27に収納された状態で、被検査体12が電気的接続装置11に収容されて、上側から下側に向けた押し込み荷重が加わることで、電気的接触子20は縮んだ状態となって蓄勢し、電気的接触子20の下端部の先端が配線基板15の上面のコンタクトパッド22を押圧した状態になる。
(A−2)電気的接触子の構成
次に、第1の実施形態に係る電気的接触子20の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係る電気的接触子20の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電気的接触子20の外観構成を示す外観構成図である。図6は、第1の実施形態に係る電気的接触子20の内部構成を示す断面図である。
電気的接触子20は、被検査体12の電極端子13と、配線基板15のコンタクトパッド22とのそれぞれに接触して、上記電極端子13と上記コンタクトパッド22の間を電気的に導通させるものである。
図1に示すように、電気的接触子20の外観構成は、円筒形状のバレル64と、上記バレル64の一方の端部側に設けられている1個の第1のプランジャー61と、上記バレル64の他方の端部側に設けられている2個の第2のプランジャー62とを有する。
バレル64は、導電性を有する筒状部材である。図6に示すように、バレル64の内部に、2個の第2のプランジャー62及び第1のプランジャー61が差し込まれており、各第2のプランジャー62の下端部621と、第1のプランジャー61の上端部611がバレル64の内部に収納されている。また、バレル64の内部には、各第2のプランジャー62の下端部621と、第1のプランジャー61の上端部との間に、略半円球形状の荷重調整部材65及び弾性部材63が設けられている。第1のプランジャー61の上端部611は弾性部材63の一方の端部と接触しているので、第1のプランジャー61は弾性部材63から直接弾性力(付勢力)を受けるのに対して、各第2のプランジャー62は、荷重調整部材65を介して弾性部材63の弾性力(付勢力)を受けることになる。
弾性部材63は、電気的接触子20が被検査体12の電極端子13と接触する際に、電気的接触子20を上下動させるための部材である。弾性部材63は、上下方向への弾性力を有する部材であればよく、この実施形態ではコイル状のバネ部材(圧縮コイルスプリング)を適用する場合を例示する。弾性部材63は、導電性を有する部材である。弾性部材63の一方の端部(図6では下側端部)631は、第1のプランジャー61の上端部611と接触している。又、弾性部材63の他方の端部(図6では上側端部)632は、略半円球形状の荷重調整部材65の略円弧側と接触している。
第1のプランジャー61は、配線基板15のコンタクトパッド22に接触する導電性部材である。第1のプランジャー61は、略円柱形状の本体部612と、それより径の大きい略円柱形状の上端部611とを有する。第1のプランジャー61の上端部611は、バレル64内に収納されており、バレル64から第1のプランジャー61が抜け落ちることを防止するため、第1のプランジャー61の上端部611の径(直径)は、バレル64の下側開口部の径(直径)よりも大きい。また、弾性部材63の一方の端部(図6では下側端部)631との接触性を良好とするため、上端部611の上面は平坦な平面であり弾性部材63の一方の端部631を支持している。第1のプランジャー61の本体部612の下側先端部は、配線基板15のコンタクトパッド22と確実に接触できる形状となっており、この実施形態では尖っている場合を例示する。
各第2のプランジャー62は、被検査体12の電極端子13と接触する導電性部材である。各第2のプランジャー62は半円柱形状をしている。半円柱形状の平面側で2個の第2のプランジャー62が合わせられることで略円柱形状の部材となる。各第2のプランジャー62は、電極端子13と接触する接触部(先端接触部)631を有する本体部622と、下端部621とを有する。
2個の第2のプランジャー62はそれぞれ独立して上下動可能であり、それぞれ独立して被検査体12の電極端子13に接触可能である。従って、各第2のプランジャー62により被検査体12の電極端子13に対して多点接触することができる。本体部622の先端にある接触部623の形状は、被検査体12の電極端子13との接触を確実する形状であれば様々な形状とすることができ、この実施形態では、2個の第2のプランジャー62が同じ高さで合わさっている状態で略円錐形になるように、略半円錐形状に尖っている場合を例示する。
各第2のプランジャー62の下端部621は、バレル64内に収納されており、バレル64から各第2のプランジャー62が抜け落ちることを防止するため、各第2のプランジャー62の下端部621の径(半円形状における直径)は、バレル64の上側開口部の径(直径)よりも大きい。下端部621の下側は円弧状に形成されており、この下端部621の円弧部71が、略半円球形状の荷重調整部材65の平坦な平面部652と接触している。
荷重調整部材65は、各第2のプランジャー62の下端部621と、弾性部材63の他方の端部(図6では上側端部)632との間に設けられている。荷重調整部材65は略半円球形状であり、円弧部651が弾性部材63の上側端部632と接触しており、平坦な平面部652が各第2のプランジャー62の下端部621の円弧部71に接触している。荷重調整部材65の径は、バレル64内で荷重調整部材65が回転(若しくは揺動)可能とするため、バレル64内面の内径よりも僅かに小さい。また、弾性部材63の上側端部632と荷重調整部材65との接触が確実にでき、かつ、弾性部材63の上側端部632が荷重調整部材65を確実に支持できるようにするため、荷重調整部材65の径は、弾性部材63としてのコイルスプリングの内径より大きい。円弧部651には後述するように径方向にスリット652が設けられている。
2個の第2のプランジャー62はそれぞれ独立して被検査体12の電極端子13に接触可能であるが、各第2のプランジャー62がそれぞれ均等な荷重を受けて、各第2のプランジャー62が電極端子13に接触するためには、各第2のプランジャー62に均等(若しくは略均等)な付勢力を与えることが必要であった。
そこで、この実施形態では、略半円球形状の荷重調整部材65の円弧部651を弾性部材63の端部632に接触させ、荷重調整部材65の平面部652を各第2のプランジャー62と接触させるように、弾性部材63からの弾性力(付勢力)を荷重調整部材65が各第2のプランジャー62に均等な荷重を与えるようにしている。
(A−3)第2のプランジャー62と荷重調整部材65と弾性部材63との接触関係の詳細な構成
上述したように、荷重調整部材65が2個の第2のプランジャーのそれぞれに対して均等な荷重を与えるためには、荷重調整部材65は、2個の第2のプランジャー62の両方及び弾性部材63に接触していることが必要となる。
上述したように、荷重調整部材65が2個の第2のプランジャーのそれぞれに対して均等な荷重を与えるためには、荷重調整部材65は、2個の第2のプランジャー62の両方及び弾性部材63に接触していることが必要となる。
そこで、以下では、図7及び図8を用いて、第2のプランジャー62と荷重調整部材65と弾性部材63との接触関係の詳細な構成を説明する。
図7及び図8は、第1の実施形態に係る各第2のプランジャー62と荷重調整部材65と弾性部材63の接触関係を説明する説明図である。
図7は、被検査体12の電極端子13に対する第2のプランジャー62が物理的に同じ高さで接触している場合を示しており、図8は、物理的に異なる高さで接触している場合を示している。
以下では、2個の第2のプランジャーのうち、電極端子13に対して他方よりも物理的な高さが低くなった一方の第2のプランジャーを「第2のプランジャー62A」、上記他方を「第2のプランジャー62B」と呼んで説明する。
図7において、弾性部材63から電極端子13に向けた上向きの弾性力(付勢力)が作用し、荷重調整部材65の平面部652に接触している第2のプランジャー62A及び62Bの両方は荷重調整部材65を介して均等な荷重を受けて電極端子13に接触している。
しかし、第2のプランジャー62A及び62Bのそれぞれは独立して上下動可能であるので、何らかの理由により、第2のプランジャー62Bの電極端子13に対する物理的な高さが、第2のプランジャー62Aよりも高くなったとする。
この場合、荷重調整部材65は円弧部651で弾性部材63の上側端部632と接触しているので、弾性部材63から上向きの弾性力(付勢力)を受け、荷重調整部材65は回転軸80を中心に回転し、荷重調整部材65の平面部652が右上がりとなる(第2のプランジャー62B側が高くなる。)。
このような状態でも、荷重調整部材65が第2のプランジャー62Aに対しても均等な荷重を与えるためには、荷重調整部材65は、第2のプランジャー62の両方及び弾性部材63に接触していることが必要となる。
そのため、この実施形態では、荷重調整部材65の形状を略半円球形状とし、荷重調整部材65の円弧部651が弾性部材63の上側端部632と接触させるようにした。これにより、荷重調整部材65が回転しても、荷重調整部材65は弾性部材63との接触を維持できる。なお、荷重調整部材65の平面部652が傾斜した状態でも円弧部651でバレル64の内周壁に接触できるように、平面部652が球中心よりも少し上方に位置するような形状にするとより好ましい。
また、荷重調整部材65は、円弧部651の頂点から平面部652に向けてスリット部653を設けるようにした。荷重調整部材65の中央部にスリット部653を設けることにより、弾性部材63の上側端部632と接触している荷重調整部材65の円弧部651が内側に(中央部に向けて)たわむので、荷重調整部材65の回転がしやすくなり、スムーズに荷重調整部材65が回転する。
さらに、各第2のプランジャー62A及び62Bの下端部621の下側を円弧形状又は凸曲面形状に形成して円弧部71を設けるようにし、各第2のプランジャー62A及び62Bの各円弧部71の頂点が、荷重調整部材65の平面部652と接触するようにした。これにより、第2のプランジャー62の電極端子13に対する物理的な高さが異なる場合でも、荷重調整部材65は第2のプランジャー62との接触を維持できる。
ここで、第2のプランジャー62Aの円弧部71の頂点と荷重調整部材65の平面部652との接触部を「接触部81A」と呼び、第2のプランジャー62Bの円弧部71の頂点と荷重調整部材65の平面部652との接触部を「接触部81B」と呼ぶ。接触部81A及び接触部81Bは、上記円弧部71と上記平面部652とが「点」や「線」で接触(1次元接触)してもよいし、「面」で接触(2次元接触)してもよい。
接触部81A及び接触部81Bは、荷重調整部材65の回転を容易にできるという点で、荷重調整部材65の平面部652の中心を挟んで間隔を置いていることが好ましく、平面部652の外周寄りであるとより好ましい。本実施形態では第2のプランジャー62A及び62Bの各下端部621の幅の中心よりも外側寄り(バレル64内周面寄り)に接触部81A及び接触部81Bが位置するようにしている。また、本実施形態では、接触部81A及び接触部81Bの間隔を取るため、各円弧部71はバレル64の中心で外周より上方に凹むようにしている。このような円弧部71の形成方法としては、例えば、円弧部71を半球形状に形成した後、第2のプランジャー62A及び62Bが合わさった状態でその接合方向にそって略V字状のスリットができるように加工してもよい。
(A−4)導電経路について
図9は、実施形態に係る荷重調整部材65を用いた場合の導電経路を説明する説明図である。
図9は、実施形態に係る荷重調整部材65を用いた場合の導電経路を説明する説明図である。
図9において、太線が導電経路を概念的に表した部分である。荷重調整部材65を、導電性を有する部材とした場合には、荷重調整部材65を介在して第2プランジャー62とバレル64とをつなぐ導電経路も可能にする事が出来るが、本実施形態では荷重調整部材65は、導電性を有しない部材とすることで、導電経路は、荷重調整部材65を電導せず、各第2のプランジャー62からバレル64を通る経路とすることができる。その結果、電気的接続装置11を用いた被検査体12の通電試験の電気的接続を良好とすることができ、精度よく試験することができる。
具体的には、荷重調整部材65は、例えば、導電性を有しない合成樹脂部材で形成するようにしてもよいし、絶縁部材としてもよい。例えば、フッ素樹脂(4フッ化エチレン樹脂等)は絶縁性や非粘着性を有する樹脂であるため、荷重調整部材65を、フッ素樹脂(4フッ化エチレン樹脂等)等で形成することにより導電経路を断ちながら、荷重調整部材65の回転がよりスムーズになる。
また、荷重調整部材65の表面に、絶縁膜を被膜するようにしてもよい。絶縁膜を被膜する場合、荷重調整部材65の全表面を被膜するようにしてもよいし、荷重調整部材65と各第2のプランジャー62との接触部分、荷重調整部材65と弾性部材63の接触部分等のように導電経路を断つ部分を被膜するようにしてもよい。
(A−5)実施形態の効果
上述したように、第1の実施形態によれば、略半円球状の荷重調整部材を用いることにより、複数のプランジャーのそれぞれに均等な荷重(付勢力)を作用させてることができる。その結果、被検査体の電極端子に対する電気的な接続を確実させて、精度よく被検査体の通電試験を行うことができる。
上述したように、第1の実施形態によれば、略半円球状の荷重調整部材を用いることにより、複数のプランジャーのそれぞれに均等な荷重(付勢力)を作用させてることができる。その結果、被検査体の電極端子に対する電気的な接続を確実させて、精度よく被検査体の通電試験を行うことができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る電気的接触子及び電気的接続装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態では、電気的接触子の内部構成が第1の実施形態と異なり、電気的接続装置及び電気的接触子の外観構成は、第1の実施形態と同じである。従って、第2の実施形態においても、第1の実施形態で説明した図1〜図5を用いて説明する。なお、第2の実施形態の電気的接触子を電気的接触子20Aと称して説明する。
図10は、第2の実施形態に係る電気的接触子20Aの内部構成を示す断面図である。
図10に示すように、バレル64の内部には、2個の第2のプランジャー62及び第1のプランジャー61が差し込まれており、各第2のプランジャー62の下端部621と、第1のプランジャー61の上端部611がバレル64の内部に収納されている。
バレル64の内部には、バレル64の上端部にある係止部641と各第2のプランジャー62の下端部の上面にある係止部6231との間に、第1の弾性部材63Aが設けられている。
第1の弾性部材63Aを設けることにより、被検査体12の電極端子13に対して、電気的接触子20Aを高荷重で接触させる場合でも、その高荷重に耐えることができ、各第2のプランジャー62と電極端子13とを確実に接触させることができる。その結果、電気的接触子20Aと被検査体12の電極端子13との接触性を良好にできるので、精度よく被検査体の通電試験を実施できる。
また、バレル64の内部には、第1の実施形態と同様に、各第2のプランジャー62の下端部621と第1のプランジャー61の上端部との間に、略半円球形状の荷重調整部材65及び第2の弾性部材63Bが設けられている。第1のプランジャー61の上端部611は第2の弾性部材63Bの一方の端部と接触しているので、第1のプランジャー61は第2の弾性部材63Bから直接弾性力(付勢力)を受けるのに対して、各第2のプランジャー62は、荷重調整部材65を介して第2の弾性部材63Bの弾性力(付勢力)を受けることになる。
(B−2)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した効果に加えて、電気的接触子を高荷重で接触させる場合でも、その高荷重に耐えることができ、各第2のプランジャーと電極端子とを確実に接触させることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態で説明した効果に加えて、電気的接触子を高荷重で接触させる場合でも、その高荷重に耐えることができ、各第2のプランジャーと電極端子とを確実に接触させることができる。
11…電気的接続装置、12…被検査体、13…電極端子、15…配線基板、16…下側ハウジング、16A…第1支持孔、16B…下側受け部、17…上側ハウジング、17A…第2支持孔、17B…上側受け部、18…フレーム部、19…ソケット部、22…コンタクトパッド、23…ピン頭部嵌合孔、27…電気的接触子支持孔、28…ピン軸部嵌合孔、31…外枠部、32…固定用フランジ部、33…上下動支持用フランジ部、35…固定部材、37…ガイドピン、38…ピン孔、39…頭部、40…軸部、42…板部、43…ガイドネジ孔、44…スプリング孔、46…ガイドネジ、47…スプリング、48…頭部、49…ガイド部、50…ネジ棒部、51…マイナス溝、53…受入凹部、53A…上側開口、53B…傾斜面、54…フランジ部、55…底板部、56…ガイド孔、57…縮小部、58…座繰り部、59…ガイド孔、71…凸部、
20及び20A…電気的接触子、
61…第1のプランジャー、611…上端部、612…本体部、62(62A、62B)…第2のプランジャー、621…下端部、622…本体部、623…先端、71…円弧部、
63…弾性部材、63A…第1の弾性部材、63B…第2の弾性部材、64…バレル、65…荷重調整部材、651…円弧部、652…平面部。
20及び20A…電気的接触子、
61…第1のプランジャー、611…上端部、612…本体部、62(62A、62B)…第2のプランジャー、621…下端部、622…本体部、623…先端、71…円弧部、
63…弾性部材、63A…第1の弾性部材、63B…第2の弾性部材、64…バレル、65…荷重調整部材、651…円弧部、652…平面部。
Claims (7)
- 円筒形状のバレルと、
上記バレルの一方の端部に挿通され、第1の接触対象に接触する第1のプランジャーと、
上記バレルの他方の端部に挿通され、第2の接触対象に接触する複数の第2のプランジャーと、
上記バレル内で、上記第1のプランジャー及び上記複数の第2のプランジャーを相対的に付勢する付勢手段と
を備える電気的接触子において、
上記複数の第2のプランジャーと上記付勢手段との間に設けられ、上記付勢手段からの付勢力を、上記複数の第2のプランジャーのそれぞれに均等に作用させる荷重調整手段を備える
ことを特徴とする電気的接触子。 - 上記荷重調整手段が半円球形状であり、
半円球形状の上記荷重調整手段の平面部が上記複数の第2のプランジャーのそれぞれに接触しており、上記荷重調整手段の円弧部が上記付勢手段に接触しており、
いずれかの上記第2のプランジャーの上記第2の接触対象に対する接触状況に応じて、上記荷重調整手段の上記円弧部が回転可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。 - 上記荷重調整手段の平面部に接触する、上記複数の第2のプランジャーのそれぞれの接触部が円弧形状であることを特徴とする請求項2に記載の電気的接触子。
- 上記バレル内で、上記付勢手段に対向する側に、上記第2の接触対象に接触する上記複数の第2のプランジャーのそれぞれを付勢する第2の付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電気的接触子。
- 上記荷重調整手段が、絶縁部材であることを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
- 上記荷重調整手段の表面の全面又は一部分が絶縁被膜されていることを特徴とする請求項1に記載の電気的接触子。
- 被検査体の電極に接触して試験を行う電気的接続装置において、
上記被検査体の電極に対応する位置に配設され、上記電極に電気的に接触する電気的接触子を備え、
上記電気的接触子として請求項1〜6のいずれかに記載の電気的接触子を用いたことを特徴とする電気的接続装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018069886A JP2019179000A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 電気的接触子及び電気的接続装置 |
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