JP2005018737A - 乗車券媒体発行装置、改札処理システム、改札処理方法、及びid管理サーバ - Google Patents

乗車券媒体発行装置、改札処理システム、改札処理方法、及びid管理サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】コストを低減できるとともに、改札効率を向上することが可能な改札処理方法を提供すること。
【解決手段】所定の代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報を記録した無線トークンを発行し(S31〜35)、前記無線トークンと交信し、前記無線トークンから読み取られた情報に基づき改札処理を行ない、必要な情報を前記無線トークンに対して記録し、前記改札処理に伴う所定情報の書き込みにより普通乗車券としての機能が使い果たされた使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録する(S24〜S30)。
【選択図】 図7

Description

この発明は、鉄道などの交通機関に設置された自動改札装置で利用可能な乗車券媒体を発行する乗車券媒体発行装置に関する。また、この発明は、乗車券媒体を発行し、発行された乗車券媒体により改札が可能な改札処理システム及び改札処理方法に関する。さらに、この発明は、乗車券媒体に記録されるIDを管理するID管理サーバに関する。
近年、鉄道などの交通機関の駅に設置される自動改札装置では、改札処理の高速化、及び、サービスの向上を実現するため、磁気式記録媒体からなる乗車券に代わって、無線式記録媒体としてICチップを内蔵したカード型無線式記録媒体からなる乗車券(以降、無線カードと呼称する)を処理するものが開発されている。
このような無線カードを処理する自動改札装置は、通行者により提示される無線カードとの間で無線による通信を行なうことにより、無線カードに記録されている情報に基づいて、通行者の通行(駅構内への入場または駅構外への出場)の可否を判定する。
定期券などの長期に亘って繰り返し利用される乗車券としては、高価でもセキュリティの高い無線カードを採用することが有益であるが、一回の入場及び出場のために利用される乗車券としては、より安価な磁気式乗車券が採用されている。このため、自動改札装置は、無線カードを処理するユニットの他に、磁気式乗車券を処理するためのユニットを搭載する必要がある。したがって、自動改札装置自体の大型化やコストアップといった問題が生ずるだけでなく、各ユニットのメンテナンスコストの省力化が達成できない問題もある。
そこで、すべての乗車券を無線カード化し、使用済み無線カードを回収可能な自動改札装置が提案されている。すなわち、無線カードは、磁気式乗車券に比べて1枚あたりのコストが高いため、リサイクルすることを原則としてすべての乗車券に採用するものである(例えば、特許文献1参照。)。
このような自動改札装置では、使用済み無線カードを筐体内部に取り込み、無線通信を行って無線カードから所定情報を読み出し、通行許可であると判定したのに基づいて取り込んだ無線カードを回収する一方で、通行不許可であると判定したのに基づいて返却口から無線カードを返却する。
特開2001−307157
上述したような無線カード対応の自動改札装置では、すべての乗車券に高価なカード型無線式記憶媒体を採用している。また、通行不許可であると判定された無線カードについては、一旦筐体内部に取り込んでしまっているために、別途に返却する機構が必要となる。このため、自動改札装置の構造が複雑化し、コストアップを招くばかりでなく、このような自動改札装置を採用した改札システムにおいてもコストアップするといった問題を生ずる。
また、返却口は、投入口より通行者の進行方向上流側に位置している。このため、返却された無線カードを発見しにくいばかりでなく、通行者の改札効率が低下するおそれがある。
そこで、この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、コストを低減できるとともに、改札効率を向上することが可能な乗車券媒体を発行する乗車券媒体発行装置を提供することにある。また、この発明の目的は、コストを低減できるとともに、改札効率を向上することが可能な改札処理システム及び改札処理方法を提供することにある。さらに、この発明の目的は、改札効率を向上することが可能な乗車券媒体の発行をサポートするID管理サーバを提供することにある。
上記課題を解決し目的を達成するために、この発明の乗車券媒体発行装置、改札処理システム、改札処理方法、ID管理サーバは、以下のように構成されている。
(1)この発明の乗車券媒体発行装置は、所定代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報を記録した無線トークンを発行する発行手段と、前記発行手段により発行された前記無線トークンであって、所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録するトークン再利用処理手段とを備えている。
(2)この発明の改札処理システムは、所定代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報を記録した無線トークンを発行する発行手段と、前記無線トークンと交信し、前記無線トークンから読み取った情報に基づき改札処理を行ない、必要な情報を前記無線トークンに対して記録する改札手段と、前記改札処理に伴う所定情報の書き込みにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録するトークン再利用処理手段とを備えている。
(3)この発明の改札処理方法は、所定の代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報を記録した無線トークンを発行し、前記無線トークンと交信し、前記無線トークンから読み取られた情報に基づき改札処理を行ない、必要な情報を前記無線トークンに対して記録し、前記改札処理に伴う所定情報の書き込みにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録する。
(4)この発明のID管理サーバは、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な無線トークンの乗車券媒体発行装置による発行処理に対応して、前記乗車券媒体発行装置から前記所定区間の乗車を許可する情報及び無線トークンに記録される識別情報を受信し、前記受信した前記所定区間の乗車を許可する情報に基づき利用履歴情報を生成し、受信した識別情報と生成された利用履歴情報とを関連付けて管理する管理手段と、所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンに対して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を記録する乗車券媒体発行装置による再利用処理に対応して、前記乗車券発行装置から送信される前記使用済み無線トークンに記録された識別情報を受信し、この識別情報に基づきこの識別情報に関連付けられた利用履歴情報を抽出し、この利用履歴情報に基づき割引運賃を算出し、算出した割引運賃を前記乗車券媒体発行装置へ送信する割引処理手段とを備えている。
この発明によれば、コストを低減できるとともに、改札効率を向上することが可能な乗車券媒体を発行する乗車券媒体発行装置を提供できる。また、この発明によれば、コストを低減できるとともに、改札効率を向上することが可能な改札処理システム及び改札処理方法を提供できる。さらに、この発明によれば、改札効率を向上することが可能な乗車券媒体の発行をサポートするID管理サーバを提供できる。
以下、この発明の一実施の形態に係る乗車券媒体発行装置、及び改札処理システムについて図面を参照して説明する。
まず、改札処理の対象となる乗車券媒体について説明する。この発明の改札処理システムに含まれる自動改札装置で処理対象となる乗車券媒体は、全て無線媒体である。たとえば、金額に応じた利用区間において1回のみの乗降が許可される普通乗車券として利用可能な無線式の乗車券媒体、所定期間及び所定利用区間において乗降が許可される定期券として利用可能な無線式の乗車券媒体、あらかじめ記録された金額情報と引き換えに乗降が許可されるストアードフェアカード(以降、SFカードと略称する)として利用可能な無線式の乗車券媒体などが挙げられる。
定期券あるいはSFカードは、繰り返し利用可能である。すなわち、定期券は、記録されている有効期間まで使用可能であり、SFカードは、記録されている金額情報の残額がゼロとなるまで使用可能である。このように、降車時すなわち集札時に使用済みとなることなく繰り返し使用可能な乗車券としては、図1の(a)に示すように、高価格でかつセキュリティの高いICチップを内蔵したカード型の無線式記憶媒体、すなわち無線カードCが採用される。
一方、普通乗車券は、通常、1回の利用に限り有効であり、降車時に使用済みとなる。このように、降車時に使用済みとなる乗車券としては、図1の(b)に示すように、低価格でICチップを内蔵した例えばコイン型の無線式記憶媒体、すなわち無線トークンTが採用される。なお、低価格であれば、無線カードであってもよい。
この発明の改札処理システムでは、これら無線カードC及び無線トークンTを媒体として採用し、これら媒体は入場改札処理の際は勿論のこと、出場改札処理の際にも回収されない非回収媒体として扱われる。
なお、図1の(b)に示した例では、無線トークンTを円形状に構成したが、この例に限定されるものではなく、多角形状に構成しても良いし、長円形状であっても良く、その形状に特に制限はない。無線トークンTを形成する材質も、紙、金属、プラスティックなどで良く、特に制限はない。
図2は、この発明の改札処理システムを構成する乗車券媒体発行装置の外観を示す斜視図である。図3は、図2に示す乗車券媒体発行装置の内部構造を模式的に示す機能ブロック図である。図2及び図3に示す乗車券媒体発行装置は、無線トークンTの新規発行、及び所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使い果たされた使用済みの無線トークンTの再利用処理を行なう。
図2に示すように、乗車券媒体発行装置1は、表示操作パネル102、紙幣取り扱い口103、硬貨投入口105、媒体発行口106、硬貨排出口107、及び受け皿108を備えている。
表示操作部パネル102は、図3に示す表示操作部115に対応し、各種処理に応じた画面が表示され、この画面の所定位置に対するタッチ操作に対応して各種情報入力が可能となっている。紙幣取り扱い口103は、顧客により挿入される紙幣を受け取ったり、顧客に対してつり銭としての紙幣を返却したりする。硬貨投入口105は、顧客により投入される硬貨を受け入れる。媒体発行口106は、顧客に対して新規発行する無線トークンTを提供する。また、この媒体発行口106近傍に、例えば、所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使い果たされた使用済みの無線トークンTがかざされたり置かれたりすると、後述する再利用処理が実行される。硬貨排出口107は、顧客に対してつり銭としての硬貨を返却する。受け皿108は、媒体発行口106から発行される無線トークンT、及び硬貨排出口107から返却されるつり銭としての硬貨を受け止める。
図3に示すように、乗車券媒体発行装置1は、主制御部117を備えており、この主制御部117により無線トークンTの発行、及び無線トークンTに対する再利用処理が制御される。主制御部117には、無線通信部111、無線トークン発行部112、紙幣部113、硬貨部114、表示操作部115、ネットワーク通信部116、演算制御部118、ディスク部119、係員操作部120、電源部121、金庫部122、ジャーナルプリンタ123などが接続されている。
無線通信部111は、無線トークン発行部112により新規発行される無線トークンT、或いは媒体発行口106近傍にかざされたり置かれたりする使用済みの無線トークンTと交信し、無線トークンTから送信されるデータを受信したり(無線トークンTに記録された情報の読み取り)、無線トークンTに対してデータを送信したりする(無線トークンTに対するデータの書き込み)。つまり、無線通信部111は、無線トークン発行部112及び媒体発行口106の近傍に配置され、新規発行される無線トークンTに対しては、新規発行に必要な情報(普通乗車券として利用可能な情報)を記録し、再利用される無線トークンTに対しては、再利用のために必要な情報(普通乗車券として利用可能な情報)を記録する。
無線トークン発行部112は、表示操作パネル102(表示操作部115)を介して入力される情報(目的の駅又は目的の駅までの運賃)及び所定の代金投入(目的の駅までの運賃)に対応して、無線トークン発行ユニットから無線トークンTを取り出す。この後、取り出された無線トークンTに対しては、上記したように無線通信部111により、新規発行に必要な情報(目的の駅までの乗車を可能とする普通乗車券として利用可能な情報)が記録される。
紙幣部113は、紙幣取り扱い口103を介して受け取った紙幣の紙幣鑑別及び収納を行なう。硬貨部114は、硬貨投入口105を介して受け取った硬貨の硬貨鑑別及び収納を行なう。表示操作部115は、無線トークンTの新規発行及び再利用処理に必要な情報の入力を受け付ける。ネットワーク通信部116は、外部ネットワークとの通信を制御する。例えば、ネットワーク通信部116を介して、乗車券媒体発行装置1とID管理サーバ3との間で、各種情報交換を行なうことができる。演算制御部118は、運賃、硬貨、紙幣の計算、購入情報の生成を行う。ディスク部119は、運賃情報等、自動券売機で発生するデータを記憶する。係員操作部120は、売り上げ情報の表示・保守に必要な情報の入力を行う。電源部121は、自動券売機の各部に電力を供給する。金庫部122は、硬貨部114に収納された硬貨を集計の際に保管する。ジャーナルプリンタ部123は、集計の際に売り上げデータを印刷する。
図4は、この発明の改札処理システムを構成する自動改札装置の外観を示す斜視図である。図5は、図4に示す自動改札装置の外観を示す側面図である。図6は、図4に示す自動改札装置の内部構造を模式的に示す機能図ロック図である。この自動改札装置は、駅などの施設内への入場の際の入場改札処理及び施設外への出場の際の出場改札処理を行なうものである。
図4及び図5に示すように、自動改札装置本体2は、出場改札処理を行なう出場改札処理部210a、及び入場改札処理を行なう入場改札処理部210bを備えている。また、自動改札装置本体2は、これら出場改札処理部210a及び入場改札処理部210bに共通に、制御手段として機能する主制御部201、電源部202、ドア部203、スピーカ204などを備えている。
主制御部201は、装置全体の制御を司る。電源部202は、装置本体2における各部に電力を供給する。ドア部203は、閉じることにより通行者の通路を不許可とする。スピーカ204は、通行者に対して各種案内を音声により出力する。
出場改札処理部210aには、通路表示部212a、無線通信部216a、案内表示部218aなどが設けられている。通路表示部212aは、駅構内側から装置本体2に接近してきた通行者に対して各種案内を表示する。通信部216aは、無線カードC及び無線トークンTとの間で無線通信を行なうためのループ状アンテナなどで構成されている。これにより、通信部216aは、無線カードC及び無線トークンTから送信される所定情報を受信したり(すなわち、無線カードC及び無線トークンTに記録された所定情報を読み取ったり)、無線カードC及び無線トークンTに対して所定情報を送信したり(すなわち、無線カードC及び無線トークンTに所定情報を記録したり)する。さらに、主制御部201は、この通信部216aにより読み取られた所定情報に基づいて改札処理を行なう改札手段として機能する。さらに、主制御部201は、通信部216aにより読み取られた所定情報に基づいて改札処理を行った無線トークンTに対して必要に応じて情報の記録を指示する。例えば、出場改札処理の際には出場情報(トークンを無効にする情報)の記録が指示される。この指示に基づき、通信部216aにより無線トークンTに対して出場情報が記録される。これにより、例えば、出場改札処理を受けた無線トークンTは、普通乗車券としての機能が使い果たされた(使えなくなった)使用済み無線トークンとなる。
案内表示部218aは、駅構内側から改札通路を通行する通行者に対して各種案内を表示する。この案内表示部218aには、無線カードC及び無線トークンTとの間で無線通信を行なう前には、例えば「無線カード又は無線トークンをかざしてください」などの旨の案内が表示される。また、この案内表示部218aには、無線カードC及び無線トークンTによる改札処理の結果、通行許可であると判定されたのに基づいて、例えば「どうぞお通り下さい」などの旨の案内が表示される。さらに、この案内表示部218aには、無線カードC及び無線トークンTによる改札処理の結果、通行不許可であると判定されたのに基づいて、例えば「通行できません」などの旨の案内が表示される。
入場改札処理部210bには、通路表示部212b、通信部216b、案内表示部218bなどが設けられている。通路表示部212bは、駅構外側から装置本体2に接近してきた通行者に対して各種案内を表示する。案内表示部218bは、駅構外側から改札通路を通行する通行者に対して各種案内を表示する。通信部216bは、出場改札処理部210aの通信部216aと同様にループ状アンテナなどで構成され、無線カードC及び無線トークンTとの間で無線通信を行なう。これにより、通信部216bは、無線カードC及び無線トークンTから送信される所定情報を受信したり(すなわち、無線カードC及び無線トークンTに記録された所定情報を読み取ったり)、無線カードC及び無線トークンTに対して所定情報を送信したり(すなわち、無線カードC及び無線トークンTに所定情報を記録したり)する。さらに、主制御部201は、この通信部216bにより読み取られた所定情報に基づいて改札処理を行なう改札手段として機能する。また、主制御部201は、通信部216bにより読み取られた所定情報に基づいて改札処理を行った無線トークンTに対して必要に応じて情報の記録を指示する。例えば、入場改札処理の際には入場情報の記録が指示される。この指示に基づき、通信部216bにより無線トークンTに対して入場情報が記録される。
また、図4に示すように、出場改札処理部210aは、トップカバー226aにより覆われていて、このトップカバー226aは、自動改札装置本体2に対して開閉自在に設けられている。そして、トップカバー226aに通信部216a及び案内表示部218aがそれぞれ設けられている。同様に、改札処理部210bは、トップカバー226bにより覆われていて、このトップカバー226bは、自動改札装置本体2に対して開閉自在に設けられている。そして、トップカバー226bに通信部216b及び案内表示部218bがそれぞれ設けられている。
なお、トップカバー226aは、自動改札装置本体2により隔てられた一方の改札通路側に開くように構成されているとともに、トップカバー226bは、自動改札装置本体2により隔てられた他方の改札通路側に開くように構成されている。これにより、一方のトップカバーが開放され、一方の改札通路が使用不可となっても、他方の改札通路まで使用不可となることはない。
図6に示すように、主制御部201には、ROM(リード・オンリ・メモリ)230、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)232、運賃メモリ234、人検知器監視部237、ドア開閉制御部238、表示制御部239、トップカバー開閉監視部241、電源制御部242、無線通信制御部243、ネットワーク通信制御部244、監視盤インタフェイス(I/F)245がそれぞれ接続されている。
主制御部201は、先に説明したように、装置全体の制御を司る。この主制御部201は、タイマ201aを有し、種々の処理における時間監視を行なう。ROM230は、主制御部201の制御プログラムなどを記憶している。RAM232は、主制御部201により装置本体2における各部を制御する際に発生するデータを一時的に記憶する。運賃メモリ234は、運賃データを記憶している。
人検知器監視部237は、自動改札装置本体2の改札通路側に設けられる複数の人検知器237aからの検知信号をチェックし、自動改札装置本体2に沿って通行する通行者を監視する。ドア開閉制御部238は、ドア部203の開閉駆動を制御する。表示制御部239は、通路表示部212a、案内表示部218a、通路表示部212b、案内表示部218bなどの各種表示部の表示を制御する。
トップカバー開閉監視部241は、トップカバー226aの開閉状態を検知するトップカバーセンサ241a、および、トップカバー226bの開閉状態を検知するトップカバーセンサ241bからの各検知信号をチェックし、トップカバー226a,226bの開閉状態を監視する。電源制御部242は、電源部202による電源供給などを制御する。
無線通信制御部243は、通信部216a,216bの送受信パワーなどを制御したり、通信部216a,216bで受信されたデータを復調したり、通信部216a,218bから送信されるデータを変調したりする。ネットワーク通信制御部244は、外部ネットワークとの通信を制御する。監視盤インタフェイス245は、外部に設置される監視盤246と本装置とのインタフェイスとして機能する。
上述した構成の自動改札装置では、入場改札時には、通行者の所持する無線カードC又は無線トークンTが通信エリア、すなわち通信部216bによる通信可能なエリア内にかざされたのに基づいて、通信部216bを制御してこれらの媒体との間で無線通信が行われる。この無線通信により、無線カードC又は無線トークンTから所定の記録情報が読み取られるとともに、所定情報(例えば入場情報など)が記録される。このような入場改札時には、当然のことながら無線カードCも無線トークンTも通行者から手放される必要はなく、回収されることもない。
同様に、出場改札時には、通行者の所持する無線カードC又は無線トークンTが通信エリア内にかざされたのに基づいて、通信部216bを制御して無線カードCとの間で無線通信が行われる。この無線通信により、無線カードC又は及び無線トークンTから所定の記録情報が読み取られるとともに、所定情報(例えば出場情報など)が記録される。このような出場改札時にも、無線カードCも無線トークンTも通行者から手放される必要はなく、回収されることもない。
次に、上記説明した改札処理システムによる改札処理について、図7〜図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、無線トークンTによる改札処理について説明する。
図7は、乗車券媒体発行装置1による無線トークンTの発行及び再利用に関する処理を示すフローチャートである。利用客が初めて無線トークンTを購入する場合は(S22、NO)、利用客は乗車券媒体発行装置1の表示操作パネル102を介して購入に必要な情報、例えば運賃、枚数、割引等の情報を入力する(S31)。これに対応して、乗車券媒体発行装置1は、ID管理サーバ3に対して、新規発行の対象となる無線トークンTのID番号(識別情報)と購入情報を送信する(S32)。ID管理サーバ3は、ID番号と購入情報を受信し、受信した購入情報に基づき利用履歴情報を生成し、受信したID番号と生成された利用履歴情報とを関連付けて管理する。つまり、ID管理サーバ3は、無線トークン毎に利用履歴情報を管理する。
購入に必要な情報の入力に対応して、表示操作パネル102には購入に必要な金額が表示され(S33)、紙幣、或いは硬貨が、紙幣取り扱い口103、或いは硬貨投入口105から投入されると(S34)、無線トークン発行部112により無線トークンTが発行され、媒体発行口106から放出される(S35)。このとき発行される無線トークンTには、購入に必要な情報の入力に対応した所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報が記録される。
上記説明したようにして発行された無線トークンTが入場改札処理及び出場改札処理に利用されると、無線トークンTには入場情報及び出場情報が記録され、最終的に普通乗車券としての機能が使い果たされた(使えなくなった)使用済みの無線トークンとなる。この使用済みの無線トークンTは、乗車券媒体発行装置1による再利用処理を受けることにより、再度、普通乗車券として利用することができる。
例えば、乗車券媒体発行装置1の表示操作パネル102には、「無線トークンを再利用する場合は「再利用」を指定して下さい」が案内表示されている(S21)。使用済みの無線トークンTを所持した利用客が、普通乗車券としてこの無線トークンTを再利用する場合は(S22、YES)、表示操作パネル102を介して再利用を指定し(S23)、使用済みの無線トークンTを媒体発行口106に置く。これにより、無線トークンTと無線通信部111とが通信する(S24)。
さらに利用客が、表示操作パネル102を介して購入に必要な情報、例えば運賃、割引等の情報を入力する(S25)。これに対応して、乗車券媒体発行装置1は、ID管理サーバ3に対して、再利用される無線トークンのID番号と購入情報を送信する(S26)。ID管理サーバ3は、ID番号及び購入情報を受信し、この受信したID番号に基づきこのID番号に関連付けられた利用履歴情報を抽出し、この利用履歴情報に基づき割引運賃を算出し、算出した割引運賃を乗車券媒体発行装置1へ送信する。つまり、ID管理サーバ3は、利用履歴情報に基づき割引運賃の適用を判断し、割引運賃の適用対象であれば乗車券媒体発行装置1に対して購入に必要な割引運賃の金額を通知する(S27)。また、ID管理サーバ3は、割引運賃の適用対象外であれば、乗車券媒体発行装置1に対して購入に必要な通常運賃の金額を通知する。さらに、ID管理サーバ3は、受信した購入情報に基づき現在の利用履歴情報を更新する(利用履歴を追加する)(S27)。
これら通知に対応して、表示操作パネル102には購入に必要な金額が表示され(S28)、紙幣、或いは硬貨が、紙幣取り扱い口103、或いは硬貨投入口105から投入されると(S29)、無線通信部111により媒体発行口106に置かれた無線トークンTの情報が更新される(S30)。つまり、無線通信部111により媒体発行口106近傍にかざされたり置かれたりする無線トークンTに対して、購入に必要な情報の入力に対応した所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報が記録され、無線トークンTが再利用可能となる。
図8は、新規発行された無線トークンによる改札処理を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートを参照して説明したように、初めて普通乗車券として無線トークンTを購入する場合は、乗車券媒体発行装置1の新規発行処理(S31〜S35)により、無線トークンTの発行を受ける。
利用客は乗車前、つまり駅構内への入場時に、無線トークンTによる入場改札処理を受ける。つまり、利用客により自動改札装置の通信部216bに対して無線トークンTがかざされると、通信部216bは無線トークンTに記録された情報を読み取り、主制御部201は読み取られた情報に基づいて改札処理を行なう(S2)。つまり、無線トークンTの有効判定が行なわれる(S3)。無線トークンTが有効の場合は(S3、YES)通行が可能となり(S4)、無線トークンが無効の場合は(S3、NO)ドア部201が閉鎖し、通行が阻止される(S5)。
利用客は乗車後(S6)、つまり駅構外への出場時に、無線トークンTによる出場改札処理を受ける。利用客により自動改札装置の通信部216aに対して無線トークンTがかざされると、通信部216aは無線トークンTに記録された情報を読み取り、主制御部201は読み取られた情報に基づいて改札処理を行なう(S7)。つまり、無線トークンTの有効判定が行なわれる(S8)。無線トークンTが有効の場合は(S8、YES)通行が可能となり(S9)、無線トークンTが無効の場合は(S8、NO)ドア部203が閉鎖し、通行が阻止される(S10)。また、無線トークンTが有効な場合は、主制御部201は無線トークンTに対する出場情報(トークンを無効にする情報)の記録を指示し、これに対応して通信部216aにより無線トークンTに対して出場情報が記録される。これにより、出場改札処理を受けた無線トークンTは、普通乗車券としての機能が使い果たされた(使えなくなった)使用済み無線トークンとなる。
図9は、使用済みの無線トークンの再利用に伴う改札処理を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートを参照して説明したように、使用済みの無線トークンTを所持した利用客が、普通乗車券としてこの無線トークンTを再利用する場合は、乗車券媒体発行装置1の再利用処理(S21〜S30)により、使用済み無線トークンTの更新処理を受ける。
利用客は乗車前、つまり駅構内への入場時に、無線トークンTによる入場改札処理を受ける。つまり、利用客により自動改札装置の通信部216bに対して無線トークンTがかざされると、通信部216bは無線トークンTに記録された情報を読み取り、主制御部201は読み取られた情報に基づいて改札処理を行なう(S12)。つまり、無線トークンTの有効判定が行なわれる(S13)。無線トークンTが有効の場合は(S13、YES)通行が可能となり(S14)、無線トークンが無効の場合は(S13、NO)ドア部203が閉鎖し、通行が阻止される(S15)。
利用客は乗車後(S16)、つまり駅構外への出場時に、無線トークンTによる出場改札処理を受ける。利用客により自動改札装置の通信部216aに対して無線トークンTがかざされると、通信部216aは無線トークンTに記録された情報を読み取り、主制御部201は読み取られた情報に基づいて改札処理を行なう(S17)。つまり、無線トークンTの有効判定が行なわれる(S18)。無線トークンTが有効の場合は(S18、YES)通行が可能となり(S19)、無線トークンTが無効の場合は(S18、NO)ドア部203が閉鎖し、通行が阻止される(S20)。また、無線トークンTが有効な場合は、主制御部201は無線トークンTに対する出場情報(トークンを無効にする情報)の記録を指示し、これに対応して通信部216aにより無線トークンTに対して出場情報が記録される。これにより、出場改札処理を受けた無線トークンTは、普通乗車券としての機能が使い果たされ、再び使用済み(使えなくなった)無線トークンとなる。
上述したように、この改札処理システムでは、無線化された乗車券媒体(無線カードCと無線トークンT)のみを対象とすることにより、自動改札装置の機構部(磁気券処理機構)の簡素化による設備費の省力化、ランニングコストの省力化、業務効率化を図ることができる。また、安価な無線トークンの繰り返し使用を可能とすることにより、不要な磁気券(使用済み)を発生させることなく、乗車券媒体に対するコストも削減できる。また、この改札処理システムでは、ID管理サーバ3により無線トークン毎(無線トークンのIDにより)に利用履歴情報が管理されるので、利用に応じたサービスを提供することもできる。例えば、利用履歴情報に基づき割引運賃を適用することができる。これに伴い、販売促進、つまり利用客の増大を図ることもできる。
次に、図10及び図11を参照して、上記したID管理サーバ3の詳細について説明する。図10は、ID管理サーバ3の概略構成を示すブロック図である。図11は、乗車券媒体発行装置1による使用済み無線トークンの再利用処理、及びこの再利用処理に対応したID管理サーバ3による割引処理を説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、ID管理サーバ3は、ネットワーク通信制御部301、ID/履歴管理部302、及び割引適用処理部303を備えている。ID管理サーバ1は、ネットワーク通信制御部301により、乗車券媒体発行装置1との間で各種情報交換が可能な構成となっている。
図11に示すように、使用済みの無線トークンTは、乗車券媒体発行装置1による再利用処理を受けることにより、再度、普通乗車券として利用することができる。例えば、使用済みの無線トークンTを所持した利用客が、普通乗車券としてこの無線トークンTを再利用する場合は、表示操作パネル102を介して再利用を指定し(S41、YES)、使用済みの無線トークンTを媒体発行口106に置く。これにより、無線トークンTと無線通信部111との通信が始まる。さらに利用客が、表示操作パネル102を介して購入に必要な情報、例えば運賃、割引等の情報を入力する。これに対応して、乗車券媒体発行装置1は、ID管理サーバ3に対して、再利用される無線トークンのID番号と購入情報を送信する(S42)。
ID管理サーバ3のネットワーク通信制御部301は、乗車券媒体発行装置1による使用済み無線トークンの再利用処理に対応して乗車券発行装置1から送信される使用済み無線トークンに記録されたID番号及び購入情報を受信する(S51)。ID/履歴管理部302は、ネットワーク通信制御部301により受信されたID番号に基づきこのID番号に関連付けられた利用履歴情報を抽出する(S52)。割引適用処理部303は、ID/履歴管理部302により抽出された利用履歴情報に基づき購入金額(割引運賃)を算出する(S53)。さらに、割引適用処理部303は、受信した購入情報に基づき現在の利用履歴情報を更新する(利用履歴を追加する)(S53)。ネットワーク通信制御部301は、割引適用処理部303により算出された購入金額(割引運賃)を乗車券媒体発行装置1へ送信する(ST54)。
乗車券媒体発行装置1は、ID管理サーバ3から送信される購入金額(割引運賃)を受信する(S43)。これに対応して、乗車券媒体発行装置1の表示操作パネル102は、この購入金額(割引運賃)を表示する(S44)。さらに、代金等の投入に対応して、無線通信部111により媒体発行口106に置かれた無線トークンTの情報が更新される(S44)。つまり、無線通信部111により媒体発行口106近傍にかざされたり置かれたりする無線トークンTに対して、購入に必要な情報の入力に対応した所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報が記録され、無線トークンTが再利用可能となる。
次に、割引運賃の算出のベースとなる利用履歴情報についていくつかの例を挙げて説明する。利用履歴情報は、ID/履歴管理部302により生成される。例えば、ID/履歴管理部302は、利用頻度、利用総距離、及び利用総額運賃のうちの少なくとも一つに基づき利用履歴情報を生成する。利用頻度は、文字通り、同一の無線トークンT(ID番号の同じ無線トークンT)の利用回数(再利用回数)である。つまり、利用回数が多いほど、割引率が高くなる。利用総距離は、同一の無線トークンT(ID番号の同じ無線トークンT)による過去の乗車を含めた乗車距離の合計である。つまり、乗車距離の合計が長いほど、割引率が高くなる。また、この利用総距離に対応するものとして区数がある。利用金額に応じて区数が定められており(例えば130円区間は区数1、160円区間は区数2)、この区数の合計に基づき割引率を設定するようにしてもよい。利用総額運賃は、同一の無線トークンT(ID番号の同じ無線トークンT)による過去の乗車を含めた運賃の合計である。つまり、運賃の合計額が多いほど、割引率が高くなる。
また、上記したような利用履歴情報に基づき割引運賃を算出する以外に、例えば1回の利用運賃の額に応じて割引運賃を算出するようにしてもよい。例えば、1回の利用運賃が1000円以上であれば、今回の運賃又は次回の運賃を所定の割引率で割り引く又は所定の金額を割り引くようにしてもよい。
また、上記したような各種情報から生成される利用履歴情報に基づき、無線トークンの利用状況を調査し、様々な統計を取ることもできる。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の改札処理システムに適用可能な無線カード及び無線トークンの一例を示す図である。 この発明の改札処理システムを構成する乗車券媒体発行装置の外観を示す斜視図である。 図2に示す乗車券媒体発行装置の内部構造を模式的に示す機能ブロック図である。 この発明の改札処理システムを構成する自動改札装置の外観を示す斜視図である。 図4に示す自動改札装置の外観を示す側面図である。 図4に示す自動改札装置の内部構造を模式的に示す機能ブロック図である。 乗車券媒体発行装置による無線トークンの発行及び再利用に関する処理を示すフローチャートである。 新規発行された無線トークンによる改札処理を示すフローチャートである。 使用済みの無線トークンの再利用に伴う改札処理を示すフローチャートである。 ID管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 乗車券媒体発行装置による使用済み無線トークンの再利用処理、及びこの再利用処理に対応したID管理サーバによる割引処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
T…無線トークン、C…無線カード、1…乗車券媒体発行装置、2…自動改札装置、3…ID管理サーバ、102…表示操作パネル、103…紙幣取り扱い口、105…硬貨投入口、106…媒体発行口、107…硬貨排出口、108…受け皿、111…無線通信部、112…無線トークン発行部、117…主制御部、210a…出場改札処理部、210b…入場改札処理部、212a、212b…通路表示部、216a、216b…無線通信部、218a、218b…案内表示部、301…ネットワーク通信制御部、302…ID/履歴管理部、303…割引適用処理部

Claims (7)

  1. 所定代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報及び識別情報を記録した無線トークンを発行する発行手段と、
    前記発行手段により発行された前記無線トークンであって、所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録するトークン再利用処理手段と、
    を備えたことを特徴とする乗車券媒体発行装置。
  2. 前記トークン再利用処理手段は、前記無線トークンに記録された識別情報毎に管理される利用履歴情報に基づき割引運賃を適用して代金を受け取ることを特徴とする請求項1に記載の乗車券媒体発行装置。
  3. 所定代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報及び識別情報を記録した無線トークンを発行する発行手段と、
    前記無線トークンと交信し、前記無線トークンから読み取った情報に基づき改札処理を行ない、必要な情報を前記無線トークンに対して記録する改札手段と、
    前記改札処理に伴う所定情報の書き込みにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録するトークン再利用処理手段と、
    を備えたことを特徴とする改札処理システム。
  4. 前記トークン再利用処理手段は、前記無線トークンに記録された識別情報毎に管理される利用履歴情報に基づき割引運賃を適用して代金を受け取ることを特徴とする請求項3に記載の改札処理システム。
  5. 所定の代金の受け取り及び発行に関する入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な情報及び識別情報を記録した無線トークンを発行し、
    前記無線トークンと交信し、前記無線トークンから読み取った情報に基づき改札処理を行ない、必要な情報を前記無線トークンに対して記録し、
    前記改札処理に伴う所定情報の書き込みにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンと交信し、所定代金の受け取り及び再利用の入力操作に対応して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を前記使用済みトークンに記録する、
    ことを特徴とする改札処理方法。
  6. 所定区間の乗車を許可する普通乗車券として利用可能な無線トークンの乗車券媒体発行装置による発行処理に対応して、前記乗車券媒体発行装置から前記所定区間の乗車を許可する情報及び無線トークンに記録される識別情報を受信し、前記受信した前記所定区間の乗車を許可する情報に基づき利用履歴情報を生成し、受信した識別情報と生成された利用履歴情報とを関連付けて管理する管理手段と、
    所定区間の乗車に利用されたことにより普通乗車券としての機能が使えなくなった使用済み無線トークンに対して、所定区間の乗車を許可する普通乗車券として再利用可能な情報を記録する乗車券媒体発行装置による再利用処理に対応して、前記乗車券発行装置から送信される前記使用済み無線トークンに記録された識別情報を受信し、この識別情報に基づきこの識別情報に関連付けられた利用履歴情報を抽出し、この利用履歴情報に基づき割引運賃を算出し、算出した割引運賃を前記乗車券媒体発行装置へ送信する割引処理手段と、
    を備えたことを特徴とするID管理サーバ。
  7. 前記管理手段は、利用頻度、利用総距離、及び利用総額運賃のうちの少なくとも一つに基づき前記利用履歴情報を生成することを特徴とする請求項6に記載のID管理。
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